JPH0726564Y2 - ダブルピストン形トルクアクチュエータ - Google Patents

ダブルピストン形トルクアクチュエータ

Info

Publication number
JPH0726564Y2
JPH0726564Y2 JP1992032585U JP3258592U JPH0726564Y2 JP H0726564 Y2 JPH0726564 Y2 JP H0726564Y2 JP 1992032585 U JP1992032585 U JP 1992032585U JP 3258592 U JP3258592 U JP 3258592U JP H0726564 Y2 JPH0726564 Y2 JP H0726564Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
stopper
driven
cylinder
pistons
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992032585U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0589913U (ja
Inventor
稔 山田
Original Assignee
株式会社ゼネラルエンジニアリング
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ゼネラルエンジニアリング filed Critical 株式会社ゼネラルエンジニアリング
Priority to JP1992032585U priority Critical patent/JPH0726564Y2/ja
Publication of JPH0589913U publication Critical patent/JPH0589913U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0726564Y2 publication Critical patent/JPH0726564Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Actuator (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、バタフライ弁などの駆
動手段として使用されるダブルピストン形トルクアクチ
ュエータ、特にスカッチョーク形トクルアクチュエータ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】スカッチョーク形と呼称
されるダブルピストン形トルクアクチュエータは、図9
に示すように、被動回転軸1の両側に各別に運動可能な
ピストン2,3が配設され、これら両ピストン2,3か
ら前記被動回転軸1を挟むように互いに平行なピストン
アーム2a,3aが連設されると共に、前記被動回転軸
1に中央部が固定されて直径方向両側に延出する被動ア
ーム4の両端に、前記各ピストンアーム2a,3aに突
設された駆動用ピン5,6が嵌合する被動用長孔7,8
が設けられたものである。9はシリンダ、10はピスト
ン内側シリンダ室11に連通する給排気通路、12は一
対のピストン外側シリンダ室13A,13Bに連通する
給排気通路である。
【0003】このトルクアクチュエータでは、図示のよ
うに両ピストン2,3が退入限位置にある状態からピス
トン内側シリンダ室11に圧力空気を供給して両ピスト
ン2,3を互いに離間する方向に進出移動させると、各
ピストンアーム2a,3aの駆動用ピン5,6が被動用
長孔7,8を介して被動アーム4の両端を互いに逆方向
に引っ張り、被動回転軸1を時計方向に回転駆動させる
ことになる。逆に、両ピストン2,3が進出限位置にあ
る状態から、ピストン外側シリンダ室13A,13Bに
圧力空気を供給して両ピストン2,3を互いに接近する
方向に退入移動させると、各ピストンアーム2a,3a
の駆動用ピン5,6が被動用長孔7,8を介して被動ア
ーム4の両端を互いに逆方向に押圧して、被動回転軸1
を反時計方向に回転駆動させることになる。
【0004】上記のようにピストン2,3の往復移動に
より被動回転軸1を略90度の範囲で正逆回転させるダ
ブルピストン形トルクアクチュエータに於いては、被動
回転軸1の回転範囲の両端位置(角度)、即ち、両ピス
トン2,3の行程端位置を微調整することの出来るスト
ッパーが必要である。従来のこの種のアクチュエータに
於けるストッパーは、図9に示すように、両ピストン
2,3が進出限位置まで進出移動したとき、一方のピス
トン3の外側端面に先端が当接する進出限用ストッパー
ボルト14をシリンダ9の一端に取付け、両ピストン
2,3が退入限位置まで退入移動したとき、ボルト頭部
15aが他方のピストン2の内側端面に当接する退入限
用ストッパーボルト15をシリンダ9の他端に取付けて
いた。
【0005】これら各ストッパーボルト14,15は、
シリンダ9の両端面板9a,9bを螺合貫通し、固定用
のロックナット14b,15bが螺嵌され、外端には回
転操作用の角軸部14c,15cが設けられている。
尚、退入限用ストッパーボルト15は、前記ピストン2
に設けられた貫通孔を貫通する。16は気密用シールで
ある。
【0006】然して、両ピストン2,3の行程端位置を
微調整する場合、シリンダ9の一端側にある進出限用ス
トッパーボルト14とロックナット14bの回転操作
と、シリンダ9の他端側にある退入限用ストッパーボル
ト15とロックナット15bの回転操作とを行う必要が
あるが、図示のような従来のストッパー構造では、その
操作対象がシリンダ9の両端に振り分け配置されている
ので、特に全長が長い大型のアクチュエータのでは、操
作性が非常に悪く、調整作業を能率良く行うことが困難
であった。又、ストッパーボルト15の頭部15aをピ
ストン2の内側に配置するために、組み立てに際して長
尺のストッパーボルト15をピストン2の内側から挿通
しなければならず、その作業性も良いとはいえなかっ
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は上記のような従
来の問題点を解決するために成されたものであって、そ
の特徴を後述する実施例の参照符号を付して示すと、本
考案のダブルピストン形トルクアクチュエータは、被動
回転軸21の両側に各別に運動可能なピストン28,2
9を配設し、これら両ピストン28,29から前記被動
回転軸21を挟むように互いに平行なピストンアーム
(28a,28b)(29a,29b)を連設すると共
に、前記被動回転軸21から直径方向両側に延出する被
動アーム(26a,26b)の両端部と、前記各ピスト
ンアーム(28a,28b)(29a,29b)とを、
長孔32,33とピン30,31とを介して互いに連動
連結して成るダブルピストン形トルクアクチュエータに
於いて、シリンダ20の一端に、進出移動する一方のピ
ストン29の端面に先端が当接する進出限用ストッパー
(ストッパーボルト40)と、前記一方のピストン29
を貫通し且つ退入移動する他方のピストン28のピスト
ンアーム28a端面に先端が当接する退入限用ストッパ
ー(ストッパーボルト41)とを並設し、この退入限用
ストッパーが貫通する前記一方のピストン29の貫通孔
には気密用シール43を内装した点に特徴を有する。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を添付の例示図に基
づいて説明すると、図1〜図3に於いて、20はシリン
ダであって、その中央部を横断貫通する状態で被動回転
軸21が支承せしめられている。この被動回転軸21の
一端角孔部21aにバタフライ弁の駆動軸などが接続さ
れる。22は1枚の板体から成るガイド部材であって、
前記シリンダ20の中央部で直径方向に内嵌固定され、
図3A,Bに示すように、中央部に被動回転軸21が貫
通する孔23を備えると共に、上下両側にシリンダ軸心
方向と平行な案内用長孔24,25が設けられている。
前記被動回転軸21には、前記ガイド部材22を挟み且
つ直径方向両側に延出する被動アーム26a,26bが
キー27を介して取付けられている。
【0009】28,29は一対のピストンであって、前
記被動回転軸21(ガイド部材22)の両側で各別に移
動可能にシリンダ20に内嵌され、一方のピストン28
からは、前記被動アーム26a,26bの一端部を左右
両側から挟む左右一対のピストンアーム28a,28b
が連設され、他方のピストン29からは、前記被動アー
ム26a,26bの他端部を左右両側から挟む左右一対
のピストンアーム29a,29bが連設されている。こ
れらピストンアーム28a,28bとピストンアーム2
9a,29bとは、被動回転軸21を上下から挟むよう
に、当該被動回転軸21とシリンダ20との間でシリン
ダ軸心方向に延出されているが、被動回転軸21やシリ
ンダ20には接触しない。
【0010】30は前記ピストンアーム28a,28b
の先端部間に架設された駆動用ピンであり、31は前記
ピストンアーム29a,29bの先端部間に架設された
駆動用ピンである。前記被動アーム26a,26bの両
端部には、被動回転軸21の直径方向に沿って被動用長
孔32,33が両端から切り欠き形成されており、前記
ピストンアーム28a,28b側の駆動用ピン30は、
一方の被動用長孔32とガイド部材22の案内用長孔2
5とを貫通し、前記ピストンアーム29a,29b側の
駆動用ピン31は、他方の被動用長孔33とガイド部材
22の案内用長孔24とを貫通している。
【0011】尚、各駆動用ピン30,31の案内用長孔
24,25を貫通する部分には、これら長孔24,25
の巾よりも僅かに外径の小さなローラ(ニードルベアリ
ングなどが利用出来る)34,35が支承されている。
36は両ピストン28,29間のシリンダ室37に連通
する給排気通路であり、38は各ピストン28,29の
外側シリンダ室39A,39Bに連通する給排気通路で
あって、前記シリンダ20の周壁及び端面板に穿設され
ている。
【0012】40は進出限用ストッパーボルトであり、
41は退入限用ストッパーボルトである。これら両スト
ッパーボルト40,41は、シリンダ20の一端に取付
けられる端面板42を、シリンダ軸心方向と平行で互い
に並列する状態に螺合貫通し、外側には気密用シール4
0d,41dを介してロックナット40a,41aが螺
嵌され、更に外端には回転操作用角孔40b,41bが
設けられている。そして退入限用ストッパーボルト41
は、図4に示すように進出限位置まで移動したときに前
記進出限用ストッパーボルト40の先端に端面が当接す
るピストン29を貫通するロッド部41cを備え、図1
に示すようにピストン28が退入限位置まで移動したと
き、ピストンアーム28aの端面が前記退入限用ストッ
パーボルト41の先端(ロッド部41cの先端)に当接
するように構成されている。
【0013】図5にも示すように、前記ピストン29の
ストッパーボルト41(ロッド部41c)が貫通する貫
通孔には気密用シール43が内装されている。この気密
用シール43は弾性材から成る円筒状のものであって、
両端にピストン29の内外両側面に当接するフランジ部
43a,43bを備えると共に、長さ方向の中央位置に
内側に張り出す環状突出部43cが一体形成され、この
気密用シール43内にストッパーボルト41のロッド部
41cを挿通させたとき、前記環状突出部43cの環状
頂面のみが前記ロッド部41cの周面に圧接し、ピスト
ン29の内外両シリンダ室37,39B間の気密を保持
するように構成されている。更に前記気密用シール43
は、前記環状突出部43cを除く部分の内径が前記スト
ッパーボルト41のロッド部41cの外径より十分大き
く設定され、前記ピストン29とストッパーボルト41
との相対揺動運動を許容するように構成されている。
【0014】以上のように構成されたトルクアクチュエ
ータは、従来のものと同様に、図1に示すように両ピス
トン28,29が退入限位置にある状態で、シリンダ室
37に圧力空気を供給して両ピストン28,29を互い
に離間する方向に進出移動させると、各々のピストンア
ーム28a,28b及び29a,29bの駆動用ピン3
0,31が、被動用長孔32,33を介して被動アーム
26a,26bの両端を互いに逆方向に引っ張って、図
4に示すように、当該被動アーム26a,26bを時計
方向に略90度回動させることになる。そして両ピスト
ン28,29が進出限位置に到達したとき、一方のピス
トン29の端面が図示のように進出限用ストッパーボル
ト40の先端に当接し、位置決めされる。
【0015】反対に、図4に示すように両ピストン2
8,29が進出限位置にある状態で、両シリンダ室39
A,39Bに圧力空気を供給して両ピストン28,29
を互いに接近する方向に退入移動させると、各々のピス
トンアーム28a,28b及び29a,29bの駆動用
ピン30,31が、被動用長孔32,33を介して被動
アーム26a,26bの両端を互いに逆方向に押圧し
て、図1に示すように、当該被動アーム26a,26b
を反時計方向に略90度回動させることになる。そして
両ピストン28,29が退入限位置に到達したとき、一
方のピストン28のピストンアーム28aに於ける端面
が図示のように退入限用ストッパーボルト41の先端
(ロッド部41cの先端)に当接し、位置決めされる。
この被動アーム26a,26bの正逆回転が被動回転軸
21に伝達され、この被動回転軸21に連動連結されて
いるバタフライ弁などが開閉駆動される。
【0016】従って、両ピストン28,29の進出限位
置と退入限位置とによって被動アーム26a,26bの
停止角度、即ち、被動回転軸21を介して連動駆動され
るバタフライ弁の開閉停止角度が決まることになり、こ
の停止角度を微調整する必要が生じたときは、ロックナ
ット40a,41aを緩めて各ストッパーボルト40,
41を正逆回転操作し、その先端をシリンダ軸心方向に
出し入れ調整した後、前記ロックナット40a,41a
を締結すれば良い。
【0017】尚、上記のトルクアクチュエータの作動時
に於いて、シリンダ軸心方向に対して傾斜している被動
アーム26a,26bの被動用長孔32,33に於ける
側面に対し駆動用ピン30,31がシリンダ軸心方向に
移動押圧する結果、ピストンアーム28a,28b及び
29a,29bの駆動用ピン30,31の位置には、被
動回転軸21のある側への横向き分力が作用する。しか
しながらこの横向き分力は、その発生位置である前記駆
動用ピン30,31の位置に於いて、ローラ34,35
を介してガイド部材22の案内用長孔24,25の側面
で受けられるので、これらピストンアーム28a,28
b及び29a,29bにモーメントを生じさせることは
ない。勿論、両ピストン28,29は、シリンダ軸心方
向と平行な案内用長孔24,25に前記駆動用ピン3
0,31がローラ34,35を介して嵌合しているの
で、シリンダ軸心方向の直線運動のみ可能であって、傾
動する恐れはない。
【0018】仮に、上記のようなガイド部材22が併設
されていないために、ストッパーボルト41が貫通する
ピストン29が移動時に若干傾動しても、或いは当該ス
トッパーボルト41が取付け精度の関係でシリンダ軸心
方向に対して若干傾斜していても、当該ストッパーボル
ト41(ロッド部41c)とピストン29との間には前
記のように両者の首振り運動を許容するフローティング
タイプの気密用シール43が介装されているので、この
ストッパーボルト41が貫通する部分でピストン29の
内外両側シリンダ室間の気密が破られる恐れもないし、
両者間にこぜが生じてピストン29の円滑な移動が阻害
される恐れもない。
【0019】尚、前記フローティングタイプの気密用シ
ールとしては、図5に示した気密用シール43に限定さ
れない。例えば前記ストッパーボルトロッド部41cの
周面に圧接する部分として、図6に示すように、貫通孔
軸心方向に一対の環状リップ部44a,44bを一体形
成したシール44であっても良い。又、何れのシール4
3,44であっても、図6のシール44に於いて示すよ
うに、シールの外側に環状の金属製バックアップリング
45を外嵌固定しておき、このバックアップリング45
をピストン29の貫通孔に圧入固定して、気密用シール
43,44を取付けることも出来る。更に図7に示すよ
うに、Oリング形の気密用シール46を利用することも
出来る。この場合、先に説明したように前記ピストン2
9とストッパーボルト41との相対揺動運動を許容する
ための十分な空隙を当該ストッパーボルトロッド部41
cの周囲に形成し得るように、ピストン29の貫通孔4
7内面に対しOリング形気密用シール46が内側へ十分
に突出するものでなければならない。
【0020】図8に示す実施例では、両ピストン28,
29をスプリングにより退入方向に付勢するように構成
している。即ち、ピストン28側のシリンダ20の端部
に端面板に代えてスプリングケース48を取付け、この
スプリングケース48と前記ピストン28との間に、例
えば内外二重の圧縮コイルスプリング49a,49bを
介装して、被動アーム26a,26bを介して互いに逆
方向に移動するように連動している両ピストン28,2
9を前記スプリング49a,49bにより退入方向に付
勢している。この場合、両シリンダ室39A,39B
は、通路38を介して常時大気に開放され、両ピストン
28,29間のシリンダ室37に圧力空気を供給するこ
とにより、両ピストン28,29をスプリング49a,
49bの付勢力に抗して進出移動させ、当該シリンダ室
37を大気に開放させることにより、両ピストン28,
29をスプリング49a,49bの付勢力で退入移動さ
せることが出来る。このようにスプリングによって片側
のピストンを退入方向に付勢するタイプのアクチュエー
タに本考案を実施する場合、図示のように両ストッパー
ボルト40,41は、スプリングが直接当接しない側の
ピストン29に対向させて配設するのが望ましい。勿
論、両方のピストン28,29を夫々スプリングで退入
方向に付勢するようにしたアクチュエータに本考案を実
施することも可能である。
【0021】
【考案の作用及び効果】以上のように本考案のダブルピ
ストン形トルクアクチュエータでは、シリンダの一端
に、進出移動する一方のピストンの端面に先端が当接す
る進出限用ストッパーと、前記一方のピストンを貫通し
且つ退入移動する他方のピストンのピストンアーム端面
に先端が当接する退入限用ストッパーとを並設したの
で、進出限用ストッパーと退入限用ストッパーとがシリ
ンダの一端側に集中配置され、仮にシリンダの長い大型
のアクチュエータであっても、当該シリンダの一端側で
進出限用ストッパーと退入限用ストッパーの両方の位置
調整を簡単容易且つ能率的に行うことが出来る。
【0022】しかも、一方のピストンを貫通させなけれ
ばならない退入限用ストッパーは、当該ピストンの内側
端面に当接させなければならない頭部が不要であるか
ら、組み立てに際しては前記ピストンの外側から単に挿
通させるだけで良い。従って、アクチュエータの組み立
て作業も簡単容易に行える。特に、図8で示したように
片側のピストンをスプリングで退入方向に付勢するタイ
プのアクチュエータである場合、従来のストッパー構造
では、前記スプリングが内装される側のストッパーとし
て非常に長いボルトが必要になるが、本考案の構成で
は、スプリングが内装される側とは反対側にのみストッ
パーを配設することが出来るので、従来のような不都合
がなくなり、コストダウンにも役立つ。
【0023】尚、前記退入限用ストッパーが貫通する前
記一方のピストンの貫通孔には気密用シールが必要とな
るが、この気密用シールとして、実施例にも示したよう
に、前記ピストンの貫通孔の長さ方向の一部分でのみス
トッパー周面に当接し、他の貫通孔内部分では、当該ピ
ストンとストッパーとの相対揺動運動を許容するための
空隙をストッパーの周囲に有せしめることの出来るもの
を使用することにより、移動中のピストンとこれを貫通
する前記退入限用ストッパーとの間にこぜを生ぜしめる
恐れがなくなり、ピストンをして常に円滑に移動させる
ことが出来ると共に、両者間のこぜにより両者が癒着し
てしまうような不都合もなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 両ピストンが退入限位置にあるときの縦断側
面図である。
【図2】 同縦断正面図である。
【図3】 A図はガイド部材の正面図であり、B図は同
縦断側面図である。
【図4】 両ピストンが進出限位置にあるときの縦断側
面図である。
【図5】 気密用シールの詳細を示す要部の縦断側面図
である。
【図6】 気密用シールの他の例を示す要部の縦断側面
図である。
【図7】 気密用シールの更に他の例を示す要部の縦断
側面図である。
【図8】 スプリング併用形のトルクアクチュエータに
適用した実施例を説明する縦断側面図である。
【図9】 従来の構成を説明する縦断側面図である。
【符号の説明】
20 シリンダ 21 被動回転軸 22 板状のガイド部材 24 案内用長孔 25 案内用長孔 26a 被動アーム 26b 被動アーム 28a ピストンアーム 28b ピストンアーム 29a ピストンアーム 29b ピストンアーム 30 駆動用ピン 31 駆動用ピン 32 被動用長孔 33 被動用長孔 34 ローラ(ニードルベアリング) 35 ローラ(ニードルベアリング) 40 進出限用ストッパーボルト 40a ロックナット 41 退入限用ストッパーボルト 41a ロックナット 41c ロッド部 42 シリンダ端面板 43 気密用シール 44 気密用シール 45 金属製バックアップリング 46 Oリング形気密用シール

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被動回転軸の両側に各別に運動可能なピス
    トンを配設し、これら両ピストンから前記被動回転軸を
    挟むように互いに平行なピストンアームを連設すると共
    に、前記被動回転軸から直径方向両側に延出する被動ア
    ームの両端部と、前記各ピストンアームとを、長孔とピ
    ンとを介して互いに連動連結して成るダブルピストン形
    トルクアクチュエータに於いて、シリンダの一端に、進
    出移動する一方のピストンの端面に先端が当接する進出
    限用ストッパーと、前記一方のピストンを貫通し且つ退
    入移動する他方のピストンのピストンアーム端面に先端
    が当接する退入限用ストッパーとを並設し、この退入限
    用ストッパーが貫通する前記一方のピストンの貫通孔に
    は気密用シールを内装して成るダブルピストン形トルク
    アクチュエータ。
  2. 【請求項2】前記気密用シールは、前記ピストンの貫通
    孔の長さ方向の一部分でのみストッパー周面に当接し、
    他の貫通孔内部分では、当該ピストンとストッパーとの
    相対揺動運動を許容するための空隙をストッパーの周囲
    に有せしめて成る請求項1に記載のダブルピストン形ト
    ルクアクチュエータ。
JP1992032585U 1992-05-18 1992-05-18 ダブルピストン形トルクアクチュエータ Expired - Lifetime JPH0726564Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992032585U JPH0726564Y2 (ja) 1992-05-18 1992-05-18 ダブルピストン形トルクアクチュエータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992032585U JPH0726564Y2 (ja) 1992-05-18 1992-05-18 ダブルピストン形トルクアクチュエータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0589913U JPH0589913U (ja) 1993-12-07
JPH0726564Y2 true JPH0726564Y2 (ja) 1995-06-14

Family

ID=12362947

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992032585U Expired - Lifetime JPH0726564Y2 (ja) 1992-05-18 1992-05-18 ダブルピストン形トルクアクチュエータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0726564Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100833143B1 (ko) * 2004-12-27 2008-05-29 가부시키가이샤 도모에 기쥬츠 겐큐쇼 로터리 액츄에이터
JP6504373B2 (ja) * 2017-04-06 2019-04-24 株式会社清和モールド エアバルブ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0589913U (ja) 1993-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20040061268A1 (en) Clamp with swinging and linear motion
US6474214B2 (en) Three-position stop type swing actuator
US4628797A (en) Rotary actuator
CN112643662B (zh) 一种具有力觉感知的多自由度操作机器人
JPH0726564Y2 (ja) ダブルピストン形トルクアクチュエータ
US4134306A (en) Rotary actuator
US5488896A (en) Self aligning piston rod
JP3380055B2 (ja) 流体圧シリンダのロック装置
US3834283A (en) Fluid-operable linear actuators
US5054372A (en) Adjustable shaft actuator
US3786728A (en) Actuator override
JP2006189004A (ja) 内燃機関の可変圧縮比機構
JPS58131412A (ja) 流体圧シリンダ
US5263388A (en) Power wrench
JPH07111202B2 (ja) ダブルピストン形トルクアクチュエータ
JP2583369Y2 (ja) 複合アクチュエータ
JP4042679B2 (ja) 直進/回転駆動可能な複合アクチュエータ
JP3184174B2 (ja) 単動揺動形アクチュエータ
JP2521775Y2 (ja) スライダロック装置付きロッドレスシリンダ
CN111692157B (zh) 一种具有全行程手动调节、限位和锁定功能的气动执行器
JP3350522B2 (ja) 単動揺動形アクチュエータ
JPH0545841Y2 (ja)
JP2537176Y2 (ja) ラックピニオン形揺動アクチュエータ
JP2614735B2 (ja) クランプ装置
JPH05126110A (ja) バルブ駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960109