JP2521775Y2 - スライダロック装置付きロッドレスシリンダ - Google Patents
スライダロック装置付きロッドレスシリンダInfo
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- JP2521775Y2 JP2521775Y2 JP4094792U JP4094792U JP2521775Y2 JP 2521775 Y2 JP2521775 Y2 JP 2521775Y2 JP 4094792 U JP4094792 U JP 4094792U JP 4094792 U JP4094792 U JP 4094792U JP 2521775 Y2 JP2521775 Y2 JP 2521775Y2
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- rod
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スライダのロック装置
を有するロッドレスシリンダに関するものである。
を有するロッドレスシリンダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】シリンダ本体と、該シリンダ本体の軸方
向両端に取付けたエンドブロックと、圧力流体の給排に
よってシリンダ本体内を往復動するピストンと、該ピス
トンの移動に同期してシリンダ本体に沿って往復動する
スライダとを備えたロッドレスシリンダは、特に例示す
るまでもなく既に知られており、このロッドレスシリン
ダに、ピストンをストロークエンドにおいてロックする
ピストンのロック装置を設けたものが、実開平3−23
207号公報によって提案されている。
向両端に取付けたエンドブロックと、圧力流体の給排に
よってシリンダ本体内を往復動するピストンと、該ピス
トンの移動に同期してシリンダ本体に沿って往復動する
スライダとを備えたロッドレスシリンダは、特に例示す
るまでもなく既に知られており、このロッドレスシリン
ダに、ピストンをストロークエンドにおいてロックする
ピストンのロック装置を設けたものが、実開平3−23
207号公報によって提案されている。
【0003】しかしながら、上記既提案のロッドレスシ
リンダは、ピストン及びスライダのストロークを調整す
ることができないという問題がある。また、負荷を取付
けるスライダを、ピストンを介して間接的にロックする
ために、スライダを確実にロックすることができないと
いう問題もある。
リンダは、ピストン及びスライダのストロークを調整す
ることができないという問題がある。また、負荷を取付
けるスライダを、ピストンを介して間接的にロックする
ために、スライダを確実にロックすることができないと
いう問題もある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案が解決しようと
する課題は、ピストン及びスライダのストロークを調整
することができ、しかもスライダを確実にロックできる
ロッドレスシリンダを提供することにある。
する課題は、ピストン及びスライダのストロークを調整
することができ、しかもスライダを確実にロックできる
ロッドレスシリンダを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案は、シリンダ本体と、該シリンダ本体の軸方
向両端に取付けたエンドブロックと、圧力流体の給排に
よってシリンダ本体内を往復動するピストンと、該ピス
トンの移動に同期してシリンダ本体に沿って往復動する
スライダとを備えたロッドレスシリンダにおいて、上記
ロッドレスシリンダが、外周面にロック溝を有し上記ス
ライダの移動方向の一端または両端にスライダの移動方
向に進退可能に取付けられたロックロッドと、該ロック
ロッドと対向するエンドブロックに設けたロックピスト
ン機構とよりなるスライダロック装置を備え、上記ロッ
クピストン機構が、ロックロッドが遊嵌するロッド孔
と、該ロッド孔への進退によって上記ロック溝に係脱す
るロックピストンとを備えていることを特徴としてい
る。また、同様の課題を解決するため、エンドブロック
がスライダに当接するアジャストボルトを、またはロッ
クロッドがエンドブロックに当接するフランジを備えて
いることを特徴としている。さらに、ピストンのストロ
ークを大きい範囲で調整するため、ロッド孔とロックピ
ストン機構とを、シリンダ本体に沿って移動可能な固定
ブロックに設けたことを特徴としている。
め、本考案は、シリンダ本体と、該シリンダ本体の軸方
向両端に取付けたエンドブロックと、圧力流体の給排に
よってシリンダ本体内を往復動するピストンと、該ピス
トンの移動に同期してシリンダ本体に沿って往復動する
スライダとを備えたロッドレスシリンダにおいて、上記
ロッドレスシリンダが、外周面にロック溝を有し上記ス
ライダの移動方向の一端または両端にスライダの移動方
向に進退可能に取付けられたロックロッドと、該ロック
ロッドと対向するエンドブロックに設けたロックピスト
ン機構とよりなるスライダロック装置を備え、上記ロッ
クピストン機構が、ロックロッドが遊嵌するロッド孔
と、該ロッド孔への進退によって上記ロック溝に係脱す
るロックピストンとを備えていることを特徴としてい
る。また、同様の課題を解決するため、エンドブロック
がスライダに当接するアジャストボルトを、またはロッ
クロッドがエンドブロックに当接するフランジを備えて
いることを特徴としている。さらに、ピストンのストロ
ークを大きい範囲で調整するため、ロッド孔とロックピ
ストン機構とを、シリンダ本体に沿って移動可能な固定
ブロックに設けたことを特徴としている。
【0006】
【作用】ピストンがストロークエンド近くに移動する
と、これと同期して移動するスライダに取付けたロック
ロッドがエンドブロックまたは固定ブロックに設けたロ
ッド孔に嵌挿し、該ロッド孔に突出するロックピストン
または係合部材がロックロッドのロック溝に係合するの
で、スライダがストロークエンドにロックされる。この
場合、ロックロッドをスライダの移動方向に進退させる
ことによって、ピストンのストロークを調整することが
できる。
と、これと同期して移動するスライダに取付けたロック
ロッドがエンドブロックまたは固定ブロックに設けたロ
ッド孔に嵌挿し、該ロッド孔に突出するロックピストン
または係合部材がロックロッドのロック溝に係合するの
で、スライダがストロークエンドにロックされる。この
場合、ロックロッドをスライダの移動方向に進退させる
ことによって、ピストンのストロークを調整することが
できる。
【0007】上記スライダロック装置は、ピストンを介
してスライダを間接的にロックするものと異なり、負荷
を取付けたスライダを直接ロックするので、スライダの
ロックが確実である。また、スライダを直接ロックする
ために、ピストンとスライダとを連結する連結体に大き
な力が作用しないので、連結体によってピストンとスラ
イダとを同期して移動させるロッドレスシリンダの寿命
を長くすることができる。さらに、ロッド孔とロックピ
ストン機構をシリンダ本体に沿って移動可能な固定ブロ
ックに設けたので、ピストンのストロークを広い範囲に
おいて調整することができる。
してスライダを間接的にロックするものと異なり、負荷
を取付けたスライダを直接ロックするので、スライダの
ロックが確実である。また、スライダを直接ロックする
ために、ピストンとスライダとを連結する連結体に大き
な力が作用しないので、連結体によってピストンとスラ
イダとを同期して移動させるロッドレスシリンダの寿命
を長くすることができる。さらに、ロッド孔とロックピ
ストン機構をシリンダ本体に沿って移動可能な固定ブロ
ックに設けたので、ピストンのストロークを広い範囲に
おいて調整することができる。
【0008】
【実施例】図1ないし図3は本考案の第1実施例を示
し、このロッドレスシリンダ1は、後記するスライダロ
ック装置2を備えている。図2及び図3に詳細を示す上
記ロッドレスシリンダ1は、軸方向のスリット5を有す
るシリンダ本体4と、シリンダ本体4の両端に適宜の手
段によって取付けられたエンドブロック6,6とを備
え、シリンダ本体4内を往復動するピストン7とシリン
ダ本体4に沿って移動するスライダ8は、スリット5を
通る連結体9によって一体移動可能に連結されており、
スリット5は、両端がエンドブロック6,6に固定され
中間がピストン7を通るシール部材10で閉鎖されてい
る。
し、このロッドレスシリンダ1は、後記するスライダロ
ック装置2を備えている。図2及び図3に詳細を示す上
記ロッドレスシリンダ1は、軸方向のスリット5を有す
るシリンダ本体4と、シリンダ本体4の両端に適宜の手
段によって取付けられたエンドブロック6,6とを備
え、シリンダ本体4内を往復動するピストン7とシリン
ダ本体4に沿って移動するスライダ8は、スリット5を
通る連結体9によって一体移動可能に連結されており、
スリット5は、両端がエンドブロック6,6に固定され
中間がピストン7を通るシール部材10で閉鎖されてい
る。
【0009】上記スライダ8は、移動方向の少なくとも
一端に、外周面に環状のロック溝13を有し、先端を先
細りのテーパ12aとしたロックロッド12が螺着され
ており、該ロックロッド12は、回転によってスライダ
8に対してその移動方向に進退可能とされ、ロックナッ
ト14によってその位置に固定される。一方、エンドブ
ロック6,6には、スライダ8のストロークエンドでの
衝撃を緩和するためのショックアブソーバ18と、スラ
イダ8の停止位置を調整するためのアジャストボルト1
9とが取付けられている。また、ロックロッド12と対
向するエンドブロック6には、上記ショックアブソーバ
18とトアジャストボルト19の外に、ロックロッド1
2が遊嵌するロッド孔16と、ロックロッドのロック溝
13に係合してスライダ8をロックするロックピストン
機構17が設けられている。
一端に、外周面に環状のロック溝13を有し、先端を先
細りのテーパ12aとしたロックロッド12が螺着され
ており、該ロックロッド12は、回転によってスライダ
8に対してその移動方向に進退可能とされ、ロックナッ
ト14によってその位置に固定される。一方、エンドブ
ロック6,6には、スライダ8のストロークエンドでの
衝撃を緩和するためのショックアブソーバ18と、スラ
イダ8の停止位置を調整するためのアジャストボルト1
9とが取付けられている。また、ロックロッド12と対
向するエンドブロック6には、上記ショックアブソーバ
18とトアジャストボルト19の外に、ロックロッド1
2が遊嵌するロッド孔16と、ロックロッドのロック溝
13に係合してスライダ8をロックするロックピストン
機構17が設けられている。
【0010】上記ロックピストン機構17は、ロッド孔
16と直交するシリンダ孔21と、該シリンダ孔21内
を摺動するロックピストン22を備え、ロックピストン
22の先端は、シリンダ孔21の底壁との間に縮設され
たロックスプリング24によって、プレート25を気密
に貫通してロッド孔16に突出するように付勢され、ロ
ックピストン22とプレート25間の圧力室26は、図
示を省略している配管及び切換弁を介して圧縮空気源に
接続されている。そして、ロックロッド12、ロッド孔
16及びロックピストン機構17によって、スライダロ
ック装置2が構成される。
16と直交するシリンダ孔21と、該シリンダ孔21内
を摺動するロックピストン22を備え、ロックピストン
22の先端は、シリンダ孔21の底壁との間に縮設され
たロックスプリング24によって、プレート25を気密
に貫通してロッド孔16に突出するように付勢され、ロ
ックピストン22とプレート25間の圧力室26は、図
示を省略している配管及び切換弁を介して圧縮空気源に
接続されている。そして、ロックロッド12、ロッド孔
16及びロックピストン機構17によって、スライダロ
ック装置2が構成される。
【0011】上記第1実施例は、図示を省略しているポ
ートからシリンダ本体4内に圧縮空気を給排すると、連
結体9で連結されたピストン7とスライダ8が一体にな
って所定の方向へ移動する。スライダ8がストローク終
端近くに移動すると、ショックアブソーバ18によりそ
の駆動力が緩和され、ロックロッド12がロッド孔16
に嵌挿するとスライダ8がアジャストボルト19に当接
して停止し、同時にロックピストン機構17のロックピ
ストン22がロックロッド12のロック溝13に係合す
るので、スライダ8がストローク終端にロックされる。
この場合、ロックロッド12の先端に先細りのテーパ1
2aを設けたために、予めロックピストン22をロッド
孔16から後退させておく必要はない。また、アジャス
トボルト19とショックアブソーバ18をエンドブロッ
ク6に対して進退させるとピストン7とスライダ8のス
トロークを調整することができ、ロックロッド12の進
退によってこれらのストローク調整に対応させることが
できる。さらに、ロック溝13を環状としたので、ロッ
クロッド12を回転させてもロックピストン22の係合
に支障を生ずることはない。上記スライダロック装置2
はスライダ8を直接ロックするので、スライダのロック
が確実で移動することがなく、また連結体9にスライダ
8に取付けた負荷の重量が作用しないので、連結体を有
するロッドレスシリンダの寿命を長くすることができ
る。圧力室26に圧縮空気を供給すると、ロックピスト
ン22がロックスプリング24の付勢力に抗して後退し
てロック溝13との係合が解除されるので、ピストン7
とスライダ8が反対方向に移動できる。
ートからシリンダ本体4内に圧縮空気を給排すると、連
結体9で連結されたピストン7とスライダ8が一体にな
って所定の方向へ移動する。スライダ8がストローク終
端近くに移動すると、ショックアブソーバ18によりそ
の駆動力が緩和され、ロックロッド12がロッド孔16
に嵌挿するとスライダ8がアジャストボルト19に当接
して停止し、同時にロックピストン機構17のロックピ
ストン22がロックロッド12のロック溝13に係合す
るので、スライダ8がストローク終端にロックされる。
この場合、ロックロッド12の先端に先細りのテーパ1
2aを設けたために、予めロックピストン22をロッド
孔16から後退させておく必要はない。また、アジャス
トボルト19とショックアブソーバ18をエンドブロッ
ク6に対して進退させるとピストン7とスライダ8のス
トロークを調整することができ、ロックロッド12の進
退によってこれらのストローク調整に対応させることが
できる。さらに、ロック溝13を環状としたので、ロッ
クロッド12を回転させてもロックピストン22の係合
に支障を生ずることはない。上記スライダロック装置2
はスライダ8を直接ロックするので、スライダのロック
が確実で移動することがなく、また連結体9にスライダ
8に取付けた負荷の重量が作用しないので、連結体を有
するロッドレスシリンダの寿命を長くすることができ
る。圧力室26に圧縮空気を供給すると、ロックピスト
ン22がロックスプリング24の付勢力に抗して後退し
てロック溝13との係合が解除されるので、ピストン7
とスライダ8が反対方向に移動できる。
【0012】図4は本考案の第2実施例を示し、第2実
施例のロックロッド31は基端にフランジ32を有し、
ロッド孔16のスライダ8側の拡径部に、上記フランジ
32が当接する当接部材33が取付けられている。上記
第2実施例は、スライダ8のストローク終端において、
ロックロッド31のフランジ32が当接部材33に当接
してスライダ8が停止するので、アジャストボルトを設
ける必要がなく、ピストン7とスライダ8のストローク
は、ロックロッド31の進退のみによって調整すること
ができる。第2実施例の他の構成及び作用は第1実施例
と同じであるから、図の主要な箇所に同一の符号を付し
て、詳細な説明は省略する。
施例のロックロッド31は基端にフランジ32を有し、
ロッド孔16のスライダ8側の拡径部に、上記フランジ
32が当接する当接部材33が取付けられている。上記
第2実施例は、スライダ8のストローク終端において、
ロックロッド31のフランジ32が当接部材33に当接
してスライダ8が停止するので、アジャストボルトを設
ける必要がなく、ピストン7とスライダ8のストローク
は、ロックロッド31の進退のみによって調整すること
ができる。第2実施例の他の構成及び作用は第1実施例
と同じであるから、図の主要な箇所に同一の符号を付し
て、詳細な説明は省略する。
【0013】図5は本考案の第3実施例を示し、第3実
施例のエンドブロック37には、別体に形成したロック
ピストン機構38が組み付けられている。上記ロックピ
ストン機構38は、ロッド孔16の延長上にこれと同心
に取付けられたシリンダ39を有し、該シリンダ39内
を往復動するロックピストン40は、ロックスプリング
41によってエンドブロック37と反対の方向に付勢さ
れており、該ロックピストン40のエンドブロック側に
一対の延長壁が形設され、これらの延長壁の間に取付け
られたピン43に、係合部材44,44の中間が枢着さ
れている。この係合部材44,44は、基端間に縮設さ
れた開閉スプリング45によって、先端の係合部44
a,44aが相互に近接する方向に付勢され、シリンダ
39に係合部44a,44aを開放させる開放ピン46
が取付けられている。
施例のエンドブロック37には、別体に形成したロック
ピストン機構38が組み付けられている。上記ロックピ
ストン機構38は、ロッド孔16の延長上にこれと同心
に取付けられたシリンダ39を有し、該シリンダ39内
を往復動するロックピストン40は、ロックスプリング
41によってエンドブロック37と反対の方向に付勢さ
れており、該ロックピストン40のエンドブロック側に
一対の延長壁が形設され、これらの延長壁の間に取付け
られたピン43に、係合部材44,44の中間が枢着さ
れている。この係合部材44,44は、基端間に縮設さ
れた開閉スプリング45によって、先端の係合部44
a,44aが相互に近接する方向に付勢され、シリンダ
39に係合部44a,44aを開放させる開放ピン46
が取付けられている。
【0014】上記第3実施例は、図示の状態においては
係合部44a,44aが開閉スプリング45によって近
接する方向に付勢されているので、ロッド孔16にロッ
クロッド31が嵌挿すると係合部44a,44aがロッ
ク溝13に係合してスライダ8をロックする。ポート4
8から圧力室47に圧縮空気を供給すると、ロックピス
トン40及び係合部材44,44が図において上動し、
係合部材44,44の傾斜部が開放ピン46で押圧され
て係合部44a,44aが離間する方向に揺動するの
で、ロックロッド31のロックが解除される。第3実施
例の他の構成及び作用は第2実施例と同じであるから、
図の主要な箇所に同一の符号を付して、詳細な説明は省
略する。
係合部44a,44aが開閉スプリング45によって近
接する方向に付勢されているので、ロッド孔16にロッ
クロッド31が嵌挿すると係合部44a,44aがロッ
ク溝13に係合してスライダ8をロックする。ポート4
8から圧力室47に圧縮空気を供給すると、ロックピス
トン40及び係合部材44,44が図において上動し、
係合部材44,44の傾斜部が開放ピン46で押圧され
て係合部44a,44aが離間する方向に揺動するの
で、ロックロッド31のロックが解除される。第3実施
例の他の構成及び作用は第2実施例と同じであるから、
図の主要な箇所に同一の符号を付して、詳細な説明は省
略する。
【0015】図6は本考案の第4実施例を示し、第4実
施例のエンドブロック51に内設されたロックピストン
機構52は、ロッド孔16と平行で両端がプレート5
5,55で閉鎖されたシリンダ孔54を備え、シリンダ
孔54内を摺動すロックピストン56の先端は、プレー
ト55の一方を気密に貫通し、ロックピストン56と上
記プレート55の間にロックスプリング58が縮設され
ている。一方、ロッド孔16のスライダと反対側は切欠
部によってシリンダ孔54と連通し、ロッド孔16と切
欠部との角に設けたピン61に、係合部材60及びねじ
りコイルスプリング62の中間部分がそれぞれ枢着され
ている。このねじりコイルスプリング62は、一端がエ
ンドブロック51に固定されて他端が係合部材60に当
接し、これによって係合部材60の係合部60aをロッ
ド孔16に突出させている。第4実施例の他の構成及び
作用は第3実施例と同じであるから、図の主要な箇所に
同一の符号を付して、詳細な説明は省略する。
施例のエンドブロック51に内設されたロックピストン
機構52は、ロッド孔16と平行で両端がプレート5
5,55で閉鎖されたシリンダ孔54を備え、シリンダ
孔54内を摺動すロックピストン56の先端は、プレー
ト55の一方を気密に貫通し、ロックピストン56と上
記プレート55の間にロックスプリング58が縮設され
ている。一方、ロッド孔16のスライダと反対側は切欠
部によってシリンダ孔54と連通し、ロッド孔16と切
欠部との角に設けたピン61に、係合部材60及びねじ
りコイルスプリング62の中間部分がそれぞれ枢着され
ている。このねじりコイルスプリング62は、一端がエ
ンドブロック51に固定されて他端が係合部材60に当
接し、これによって係合部材60の係合部60aをロッ
ド孔16に突出させている。第4実施例の他の構成及び
作用は第3実施例と同じであるから、図の主要な箇所に
同一の符号を付して、詳細な説明は省略する。
【0016】図7及び図8は本考案の第5実施例を示
し、第5実施例においては、ロック孔68とロックピス
トン機構69が、シリンダ本体に沿って移動可能な固定
ブロック67に設置されている。この固定ブロック67
に締付ボルト72,・・によって取付けられた固定部材
71,71は、シリンダ本体4の傾斜面4a,4a(図
3参照)に密に当接する傾斜面71a,71aを有し、
締付ボルト72,・・を緩めるとシリンダ本体4の軸方
向に移動することができ、締付ボルト72,・・を締付
けるとシリンダ本体4に固定される。上記第5実施例
は、固定ブロック67をシリンダ本体4に沿わせて移動
できるので、スライダ8のストロークを広い範囲にわた
って調整することができる。第5実施例の他の構成及び
作用は第1実施例と同じであるから、図の主要な箇所に
同一の符号を付して、詳細な説明は省略する。
し、第5実施例においては、ロック孔68とロックピス
トン機構69が、シリンダ本体に沿って移動可能な固定
ブロック67に設置されている。この固定ブロック67
に締付ボルト72,・・によって取付けられた固定部材
71,71は、シリンダ本体4の傾斜面4a,4a(図
3参照)に密に当接する傾斜面71a,71aを有し、
締付ボルト72,・・を緩めるとシリンダ本体4の軸方
向に移動することができ、締付ボルト72,・・を締付
けるとシリンダ本体4に固定される。上記第5実施例
は、固定ブロック67をシリンダ本体4に沿わせて移動
できるので、スライダ8のストロークを広い範囲にわた
って調整することができる。第5実施例の他の構成及び
作用は第1実施例と同じであるから、図の主要な箇所に
同一の符号を付して、詳細な説明は省略する。
【0017】なお、上記実施例は、いずれもピストン7
とスライダ8を連結体9で連結したものであるが、本考
案のロッドレスシリンダはこれに限定されるものではな
く、ピストンとスライダの対向面にそれぞれ磁石列を設
けて、磁力によってこれらを同期して移動させるものと
することができる。
とスライダ8を連結体9で連結したものであるが、本考
案のロッドレスシリンダはこれに限定されるものではな
く、ピストンとスライダの対向面にそれぞれ磁石列を設
けて、磁力によってこれらを同期して移動させるものと
することができる。
【0018】
【考案の効果】本考案は、スライダにロックロッドを進
退可能に取付けたことにより、スライダロック装置を有
するロッドレスシリンダにおいて、ピストンのストロー
クを調整することができる。また、負荷を取付けるスラ
イダを直接ロックするので、ピストンを介して間接的に
ロックするロック装置に比べてスライダのロックが確実
である。さらに、ロックピストン機構をシリンダ本体に
沿って移動可能な固定ブロックに設けたので、ピストン
及びスライダのストロークを広い範囲にわたって調整す
ることができる。
退可能に取付けたことにより、スライダロック装置を有
するロッドレスシリンダにおいて、ピストンのストロー
クを調整することができる。また、負荷を取付けるスラ
イダを直接ロックするので、ピストンを介して間接的に
ロックするロック装置に比べてスライダのロックが確実
である。さらに、ロックピストン機構をシリンダ本体に
沿って移動可能な固定ブロックに設けたので、ピストン
及びスライダのストロークを広い範囲にわたって調整す
ることができる。
【図1】第1実施例の要部を示す一部断面図である。
【図2】同じく縦断側面図である。
【図3】同じく平面図である。
【図4】第2実施例の要部を示す一部断面図である。
【図5】第3実施例の要部を示す一部断面図である。
【図6】第4実施例の要部を示す一部断面図である。
【図7】第5実施例の要部を示す一部断面図である。
【図8】同じく平面図である。
1 ロッドレスシリンダ 2 スライダロック装置 4 シリンダ本体 6,37,51 エンドブロック 7 ピストン 8 スライダ 12,31 ロックロッド 13 ロック溝 16,68 ロック孔 17,38,52,69 ロックピストン機構 19 アジャストボルト 22,40,56 ロックピストン 32 フランジ 44,60 係合部材 67 固定ブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平4−13805(JP,U) 実開 昭63−53908(JP,U) 実開 平1−92503(JP,U) 実開 平3−6104(JP,U)
Claims (5)
- 【請求項1】 シリンダ本体と、該シリンダ本体の軸方
向両端に取付けたエンドブロックと、圧力流体の給排に
よってシリンダ本体内を往復動するピストンと、該ピス
トンの移動に同期してシリンダ本体に沿って往復動する
スライダとを備えたロッドレスシリンダにおいて、 上記ロッドレスシリンダが、外周面にロック溝を有し上
記スライダの移動方向の一端または両端にスライダの移
動方向に進退可能に取付けられたロックロッドと、該ロ
ックロッドと対向するエンドブロックに設けたロックピ
ストン機構とよりなるスライダロック装置を備え、 上記ロックピストン機構が、ロックロッドが遊嵌するロ
ッド孔と、該ロッド孔への進退によって上記ロック溝に
係脱するロックピストンとを備えている、 ことを特徴とするスライダロック装置付きロッドレスシ
リンダ。 - 【請求項2】 少なくともロックピストン機構を有する
エンドブロックが、スライダの停止位置を調整するため
のアジャストボルトを備えている、 ことを特徴とする請求項1に記載したスライダロック装
置付きロッドレスシリンダ。 - 【請求項3】 ロックロッドが、スライダの停止位置を
調整するためのフランジを備えている、 ことを特徴とする請求項1に記載したスライダロック装
置付きロッドレスシリンダ。 - 【請求項4】 ロックピストン機構が、ロックピストン
の摺動により揺動して、ロック溝に係脱する係合部材を
備えている、 ことを特徴とする請求項1ないし3に記載したスライダ
ロック装置付きロッドレスシリンダ。 - 【請求項5】 ロッド孔とロックピストン機構とを、シ
リンダ本体に沿って移動可能な固定ブロックに設けた、 ことを特徴とする請求項1ないし4に記載したスライダ
ロック装置付きロッドレスシリンダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4094792U JP2521775Y2 (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | スライダロック装置付きロッドレスシリンダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4094792U JP2521775Y2 (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | スライダロック装置付きロッドレスシリンダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0594505U JPH0594505U (ja) | 1993-12-24 |
JP2521775Y2 true JP2521775Y2 (ja) | 1997-01-08 |
Family
ID=12594704
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4094792U Expired - Lifetime JP2521775Y2 (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | スライダロック装置付きロッドレスシリンダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2521775Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4640541B2 (ja) * | 2000-12-20 | 2011-03-02 | Smc株式会社 | 緩衝機構付直線作動機 |
CN109397393B (zh) * | 2018-12-17 | 2023-08-25 | 苏州格勒普机械有限公司 | 气压式排钻自锁机构 |
-
1992
- 1992-05-22 JP JP4094792U patent/JP2521775Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0594505U (ja) | 1993-12-24 |
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