JPH07265558A - 往復式電気かみそりの内刃及びその製造方法 - Google Patents

往復式電気かみそりの内刃及びその製造方法

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JPH07265558A
JPH07265558A JP6405894A JP6405894A JPH07265558A JP H07265558 A JPH07265558 A JP H07265558A JP 6405894 A JP6405894 A JP 6405894A JP 6405894 A JP6405894 A JP 6405894A JP H07265558 A JPH07265558 A JP H07265558A
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inner blade
blade
blades
reciprocating electric
electric shaver
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JP6405894A
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Inventor
Harutaka Otsuka
陽孝 大塚
Shigezaemon Iwasaki
重左エ門 岩崎
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生産性を良くし、切れ味を良くする往復式電
気かみそりの内刃及びその製造方法の提供を目的とす
る。 【構成】 取付孔24を有した多数の内刃ブレード21と、
多数の内刃ブレード21を並設するようにそれらの取付孔
24に固着する非直線状の棒状の支持部材22とを備え、多
数の内刃ブレード21の先端を結ぶ包絡線が所定の円弧を
なす内刃2 において、多数の内刃ブレード21を、それぞ
れ先端から取付孔24の端部までの距離が一定となるよう
形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、往復式電気かみそりの
内刃及びその製造方法に関するものであり、詳しくは、
多数の内刃ブレードの先端を結ぶ包絡線が略円弧状とな
るように多数の内刃ブレードを並設してなる内刃に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】この種の往復式電気かみそりとして、例
えば、特開平4−343883号公報に開示されたもの
がある。このものは、外刃を内刃の往復動方向及びこれ
に直交する方向に湾曲させ、内刃が外刃の内面に沿って
往復動するように構成している。内刃は、多数の円板形
状の内刃ブレードを棒状の支持部材に並設してなり、多
数の内刃ブレードは、両端から中央に位置するものほど
径が大きくなるように配されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述した往
復式電気かみそりの内刃ブレードは、支持部材に支持さ
れる箇所から先端までの高さが中央に位置するものほど
高くなるので、中央に位置するものほど支持部材による
支持強度が弱くなっていた。このため、内刃は、製造の
一工程である内刃ブレードの先端の研削がしにくかった
り、また、使用時において場所によって切れ味が低下す
る等の問題点があった。
【0004】本発明は、このような点に鑑みなされたも
のであり、その目的とするところは、生産性を良くし、
切れ味を良くする往復式電気かみそりの内刃及びその製
造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の往復式電気かみそりの内刃は、板状
をなし取付孔を有した多数の内刃ブレードと、多数の内
刃ブレードを並設するようにそれらの取付孔に固着する
非直線状の棒状の支持部材とを備え、多数の内刃ブレー
ドの先端を結ぶ包絡線が所定の円弧をなす往復式電気か
みそりの内刃において、前記多数の内刃ブレードを、そ
れぞれ先端から取付孔の端部までの距離が略一定となる
よう形成してなる構成としている。
【0006】また、請求項2記載の往復式電気かみそり
の内刃は、請求項1記載のものの多数の内刃ブレード
を、それぞれ略同一形状に形成してなる構成としてい
る。
【0007】また、請求項3記載の往復式電気かみそり
の内刃は、請求項1又は2記載のものの多数の内刃ブレ
ードの先端側とは反対側を支持する補強手段を設けてな
る構成としている。
【0008】また、請求項4記載の往復式電気かみそり
の内刃は、請求項1乃至3の何れかに記載のものの支持
部材を、多数の内刃ブレードの先端を結ぶ包絡線の円弧
の曲率と略同一となるように湾曲状に形成してなる構成
としている。
【0009】また、請求項5記載の往復式電気かみそり
の内刃は、請求項1乃至3の何れかに記載のものの支持
部材が、端部間が結合された直線状をなす複数の分割部
材からなる構成としている。
【0010】また、請求項6記載の往復式電気かみそり
の内刃の製造方法は、先端から取付孔の端部までの距離
が略同一である多数の内刃ブレードと、多数の内刃ブレ
ードを並設するとともにそれらの先端を結ぶ包絡線が所
定の円弧をなすようにそれらの取付孔に固着する非直線
状の棒状の支持部材とを備えた往復式電気かみそりの内
刃の製造方法において、多数の内刃ブレードを両端側よ
り中央に位置するものほど先端を突出させる治具に多数
の内刃ブレードを並設し、次に多数の内刃ブレードの取
付孔に支持部材を挿通し、次に多数の内刃ブレードの取
付孔に支持部材を加圧により固着する方法としている。
【0011】また、請求項7記載の往復式電気かみそり
の内刃の製造方法は、請求項6記載のものの内刃ブレー
ドの取付孔及び支持部材を、取付孔の端面が支持部材の
軸線に略直交する方向の断面より大きな形状となるよう
にそれぞれ形成する方法としている。
【0012】また、請求項8記載の往復式電気かみそり
の内刃の製造方法は、請求項6又は7記載のものの多数
の内刃ブレードの取付孔に支持部材を加圧により固着す
る工程において、支持部材を、取付孔の縁部を覆うよう
に固着する方法としている。
【0013】
【作用】請求項1記載の構成によれば、支持部材による
内刃ブレードの支持強度が略一定となる。
【0014】請求項2記載の構成によれば、請求項1記
載の構成を容易に実現することができる。
【0015】請求項3記載の構成によれば、補強手段に
より内刃ブレードの支持強度が向上する。
【0016】請求項4記載の構成によれば、多数の内刃
ブレードの先端を結ぶ包絡線が所定の円弧をなすように
支持部材を取付孔に固着するのが容易となる。
【0017】請求項5記載の構成によれば、各分割部材
を内刃ブレードの取付孔に挿通する場合、各分割部材を
挿通していく方向が一方向となるので挿通しやすくな
る。
【0018】請求項6記載の構成によれば、支持部材に
よる内刃ブレードの支持強度を略一定とする内刃を容易
に得ることができる。
【0019】請求項7記載の構成によれば、支持部材を
取付孔に挿通しやすくなる。請求項8記載の構成によれ
ば、内刃ブレードをより堅固に固着することができる。
【0020】
【実施例】本発明の第1実施例を図1乃至図13に基づ
いて説明する。この往復式電気かみそりは、切断刃とし
て、外刃1 と内刃2 とからなる刃ヘッド3 と、固定刃41
と可動刃42とを有してなり刃ヘッド3 の両側に配される
トリマー4,4 とを備えて構成される。
【0021】刃ヘッド3 の外刃1 は、内刃2 の往復動方
向X及び方向Xに直交する方向Yに湾曲しており、多数
の刃孔11と、外刃取付孔12とを有している。多数の刃孔
11は、図3に示すように、外刃1 の中央付近では刺激を
小さくするために小さな孔とし、短手方向両端では長い
毛を導入しやすくするために大きな孔とし、それらの間
の大部分を中程度の孔としている。
【0022】外刃1 は、大略矩形枠状に形成された外刃
枠13に取り付けられる。この取り付けは、外刃枠13から
突設した複数個の取付ボス14を、外刃1 の外刃取付孔12
に挿入することにより行われる。
【0023】外刃1 が取り付けられた外刃枠13は、その
長手方向両端にそれぞれ下端が外方に向かう弾性片15,1
5 を一体に形成するとともに、両端上面に平面部16を形
成しており、大略矩形筒状に形成された刃フレーム31に
取り付けられる。
【0024】刃フレーム31は、本体5 に着脱可能に取り
付けられるものであり、その長手方向両端の内面に、係
止突起32と、係止突起32の下方に位置するストッパー33
とを有している。ストッパー33は、その下端が内方側に
向かう傾斜面となっているものである。外刃枠13を刃フ
レーム31の下方側から上方側へと押し込めば、図1に示
すように、外刃枠13は、弾性片15の先端がストッパー33
に接することによって生じる上方への付勢力により、平
面部16が係止突起32の下面に接触する。このため、外刃
枠13は、刃フレーム31にがたつきなく取り付けられ、ま
た、刃フレーム31を外して掃除を行う際に不用意に刃フ
レーム31から外れてしまうことが防止される。
【0025】また、刃フレーム31は、その短手方向両端
の内面に、二対の係止部34,35 と、支持軸36とを有して
いる。ただし、2個の支持軸36,36 のうち一方は、刃フ
レーム31に対して上下にスライド自在に取り付けられる
スライド釦37に設けられている。
【0026】本体5 の内部には、内刃2 を往復駆動する
駆動子51を収容している。駆動子51は、上下方向中程の
箇所をピン52によって軸支することで揺動自在となるも
のであり、下端にカム溝53を有し、上端に連結部54を有
し、ピン52よりも上側に駆動突起55を有している。カム
溝53には、モータ56の出力軸に取着されたバランサー付
きの偏心軸57が係合している。これによって、駆動子51
は、モータ56の回転にともなってピン52を中心に揺動す
る。連結部54は、筒状をなしており、上部にフック54a
を有している。
【0027】内刃2 は、平面視で大略蒲鉾状に形成され
た板状の多数の内刃ブレード21と、内刃ブレード21を支
持する湾曲棒状をなす支持部材22と、支持部材22の両端
を保持し連結部54に連結する内刃基台23とから構成され
る。多数の内刃ブレード21は、それぞれ同一形状に形成
されており、これにより、内刃ブレード21を大量生産す
ることが可能となるので、製造コストの低減を図ること
ができる。
【0028】また、内刃ブレード21は、その略中央位置
に略円形の取付孔24を有しており、一定間隔で並設して
取付孔24に支持部材22を挿通した後、支持部材22を取付
孔24の縁部にかしめることによって、支持部材22に支持
される。多数の内刃ブレード21は、支持部材22が湾曲棒
状をなしているので、先端を結ぶ包絡線が略円弧状をな
すことになる。
【0029】内刃基台23は、下部の略中央位置に連結ボ
ス25を突設しており、連結部54にコイルばね58を圧縮し
て収容するとともに連結ボス25を差し込み、連結ボス25
をフック54a にて抜け止めを行うことにより駆動子51に
連結される。このとき、内刃2 は、連結部54における上
下に長い溝54b 内に位置して、駆動子51の軸方向に所定
範囲内でスライド自在となる。
【0030】このように構成された内刃2 は、モータ56
を回転したとき、外刃1 の内面に沿うように円弧状の軌
跡で往復動を行うのである。
【0031】一方、トリマー4 は、図7に示すように、
基台6 と、基台6 における湾曲面とされた上面に嵌合突
起61との嵌合により固定される固定刃41と、固定刃41の
上面側に配されるとともに嵌合突起61によってスライド
自在にガイドされる可動刃42と、可動刃42を固定刃41側
に押し付ける押付ばね43と、カバー44とからなるもので
ある。
【0032】押付ばね43は、垂直平面部45と、複数個の
ばね片46とを有し、カバー44は、ばね止め突起47と、フ
ック48とを有している。押付ばね43は、垂直平板部45が
カバー44にばね止め突起47との係合で取り付けられ、カ
バー44がフック48によって基台6 に取り付けられると
き、垂直平板部45がカバー44と基台6 との間で挟持固定
された状態で、複数個のばね片46を可動刃42の上面に接
触させている。
【0033】基台6 は、下方に向けて一対の係止片62,6
2 と、一対のフック63,63 と、一対の係止片64,64 とを
突出させるとともに、略中央に一対の薄肉弾性片65,65
に支持されたトリマー駆動子66を有してなるものであ
る。この基台6 は、係止部34,35 に係止片62,64 を差し
込むとともに、支持軸36にトリマー駆動子66を軸支させ
ることにより、刃フレーム31に取り付けられる。これに
より、一方のトリマー4は、係止部34,35 と係止片62,64
との係合が上下にスライド自在であることに併せて、
スライド釦37の上下のスライドにともなって、上下にス
ライドするようになる。
【0034】トリマー駆動子66は、上端に可動刃42に係
合する係合部67を有し、下端に駆動突起55に係合する被
係合部68を有している。駆動子51が揺動を行うとき、ト
リマー駆動子66が支持軸36を中心に揺動するので、可動
刃42は、固定刃41に対して往復摺動する。なお、トリマ
ー駆動子66は、係合部67と被係合部68とが上下の同一直
線上に位置するようにして、ねじれにくくなるようにし
てある。
【0035】以上のように構成された刃ヘッド3 及び2
個のトリマー4,4 は、それぞれの外面を湾曲形状として
いるので、互いに協調した毛の切断をスムーズに行うこ
とができる。すなわち、長い毛をトリマー4,4 で切断
し、トリマー4,4 で切断された短い毛を刃ヘッド3 でさ
らに短く切断するという動作を行うことができるのであ
る。
【0036】次に、本実施例の内刃2 を製造するときに
用いるフープ材210 及び支持部材22について図8及び図
9に基づいて説明する。
【0037】フープ材210 は、図8に示すように、内刃
ブレード21が連結片211 を介して左右方向に多数連結さ
れてなるものである。内刃ブレード21と連結片211 との
連結部分には、後の工程で内刃ブレード21と連結片211
とを切り離しやすくするために、薄幅部212 を設けてあ
る。内刃ブレード21の先端には、ツカシ部213 を有して
おり、ツカシ部213 は、外刃1 の湾曲した内面に鋭角に
接するように形成されている。内刃ブレード21の略中央
には、略矩形状の取付孔24を有しており、取付孔24は、
左右方向の寸法をa、上下方向の寸法をbとすると、a
<bとなるように形成されている。
【0038】支持部材22は、アルミ材等のような加圧変
形する材料で形成され、図9に示すように、所定の曲率
で湾曲状に形成されている。この支持部材22は、その軸
線に直交する断面を略円形状としており、支持部材22を
取付孔24に挿入したとき取付孔24の左右方向の面と極め
て微小な隙間を有するように、すなわち、前記断面の径
をcとすると、c≒aとなるように形成されている。
【0039】また、支持部材22は、図11に示すよう
に、多数の内刃ブレード21を並設した状態で取付孔24に
挿通したとき、鉛直方向断面の上下方向の寸法をdとす
ると、常にd<b(ただし、最も端部に位置する内刃ブ
レード21の位置ではd≒b)となるように形成されてい
る。
【0040】次に、本実施例の内刃2 の製造方法につい
て図10乃至図13に基づいて説明する。
【0041】まず、所定数のフープ材210 を並設すると
ともに両端側より中央に位置するものほど先端を突出さ
せる治具7 に、所定数のフープ材210 をその長手方向に
摺動可能に一定間隔をおいて略平行に配列する(第1工
程)。
【0042】次に、フープ材210 を長手方向に送り、内
刃ブレード21が治具7 の所定位置に配された状態にし
(第2工程(図10))、内刃ブレード21をフープ材21
0 から切り離す。このとき、治具7 に配された所定数の
内刃ブレード21は、両端側より中央に位置するものほど
先端が突出した状態となっている。
【0043】次に、治具7 に配された所定数の内刃ブレ
ード21の取付孔24に、支持部材22を挿通する(第3工程
(図11))。このとき、取付孔24がa<bとなるよう
に形成され、支持部材22がc≒aかつd<b(ただし、
最も端部に位置する内刃ブレード21の位置ではd≒b)
となるように形成されているので、支持部材22は、取付
孔24に挿通しやすいものとなっている。なお、支持部材
22の中央では、d≒c≒aとなってdが最小となる。
【0044】次に、支持部材22が取付孔24の縁部を覆う
ように、支持部材22を取付孔24にかしめることによって
固着する(第4工程(図12))。このとき、内刃ブレ
ード21の先端から支持部材22に支持される部分の端部の
距離が略一定となるので、内刃ブレード21は、支持部材
22による支持強度が略一定となる。
【0045】次に、取付孔24に固着した支持部材22の両
端を内刃基台23に取着する(第5工程(図13))。
【0046】最後に、内刃ブレード21の先端を結ぶ包絡
線が所定の円弧をなすように、すなわち、内刃ブレード
21の先端が外刃1 の内面に摺接し得るように内刃ブレー
ド21の先端を研削し、内刃2 が得られる(第6工程)。
なお、研削中において、支持部材22による内刃ブレード
21の支持強度が略一定となっているので、内刃ブレード
22は研削しやすいものとなっている。
【0047】上記の第2乃至第6工程は、フープ材210
を順次長手方向に送ることにより、繰り返される。
【0048】以上のようにして得られる内刃2 は、支持
部材22による内刃ブレード21の支持強度が略一定となっ
ているので、往復式電気かみそりの使用時において外刃
1 と内刃2 とによる切れ味を向上することができる。
【0049】なお、本実施例では、各内刃ブレード21に
略矩形状の取付孔24を1個設けたが、取付孔24の形状や
数はこれ以外であってもよく、例えば、図14に示すよ
うに取付孔24を略楕円状としたり、図15に示すように
取付孔24を2個設けてあってもよい。図14及び図15
に示す取付孔24も、本実施例と同様に、左右方向の寸法
をa、上下方向の寸法をbとすると、a<bとなるよう
に形成してある。
【0050】また、本実施例では、製造方法において、
第2工程の後に内刃ブレード21をフープ材210 から切り
離したが、第3工程の後、又は第4工程の後に切り離し
てもよい。
【0051】また、本実施例では、製造方法において、
第6工程で内刃ブレード21の先端を研削したが、第6工
程よりも前の工程で研削してもよい。
【0052】次に、本発明の第2実施例を図16及び図
17に基づいて説明する。なお、先の第1実施例と実質
的に同様な機能を有する部材については、同一の符号を
付して説明を省略する。
【0053】本実施例の内刃ブレード21は、略円形状の
取付孔24を有している。支持部材22は、軸線に直交する
断面を略楕円形状とし所定の曲率で湾曲状となるように
形成されており、取付孔24をa、前記断面の左右方向の
寸法をb、上下方向の寸法をcとすると、a≒b、b>
cとなるように形成されている。
【0054】したがって、本実施例は、第1実施例と同
様に、支持部材22を取付孔24に挿通しやすくすることが
できる。
【0055】なお、本実施例では、支持部材22の軸線に
直交する断面を略楕円形状としたが、これ以外に例え
ば、図18に示すように略三角形状としてもよい。図1
8に示す支持部材22も、本実施例と同様に、a≒b、b
>cとなるように形成されている。
【0056】次に、本発明の第3実施例を図19に基づ
いて説明する。なお、先の第1及び第2実施例と実質的
に同様な機能を有する部材については、同一の符号を付
して説明を省略する。
【0057】本実施例の支持部材22は、直線状をなす2
本の分割部材221,222 を結合することによって構成され
る。このため、内刃2 は、並設された多数の内刃ブレー
ド21の取付孔24に、両端から中央の頂部に向けて2本の
分割部材221,222 を挿通するとともにそれらの端部を中
央で結合し、分割部材221,222 を取付孔24にかしめるこ
とによって固着し、分割部材221,222 の外方側端部を内
刃基台23に取着して形成される。ここで、取付孔24は、
これに分割部材221,222 が挿通しやすくなる程度の大き
さとしている。
【0058】したがって、本実施例は、分割部材221,22
2 を直線的に取付孔24に送ればよいので、分割部材221,
222 を送る機構を比較的簡単なものとすることができ
る。
【0059】なお、本実施例では、支持部材22を2本の
分割部材221,222 で構成したが、3本以上の分割部材で
構成してもよい。
【0060】次に、本発明の第4実施例を図20及び図
21に基づいて説明する。なお、先の第1乃至第3実施
例と実質的に同様な機能を有する部材については、同一
の符号を付して説明を省略する。
【0061】本実施例では、内刃ブレード21にその先端
とは反対側に脚部214 を設けており、多数の内刃ブレー
ド21を並設したときそれぞれの脚部214 の端部が略一直
線上に揃うようにしてある。一方、内刃基台23には、内
刃ブレード21の脚部214 の端部を支持する補強リブ231
を設けてある。
【0062】したがって、本実施例は、補強リブ231 に
より内刃ブレード21の支持強度を向上することができる
ので、往復式電気かみそりの使用時において切れ味をさ
らに良くすることができる。
【0063】なお、第1乃至第4実施例では、内刃ブレ
ード21の先端にツカシ部213 を設けて切断性を向上させ
ていたが、図22に示すように、内刃ブレード21の先端
をフランチカップ状に曲げてもよい。図22に示す内刃
ブレード21は、ツカシ部213を有した内刃ブレード21と
同様に、先端が外刃1 の内面に鋭角状態で接触すること
ができ、また、ツカシ部213 を有した内刃ブレード21よ
りも板厚を薄くすることができるので、製造コストの低
減を図ることができる。
【0064】
【発明の効果】請求項1記載の往復式電気かみそりの内
刃は、支持部材による内刃ブレードの支持強度が略一定
となるので、往復式電気かみそりの使用時において切れ
味を良くすることができる。
【0065】請求項2記載の往復式電気かみそりの内刃
は、請求項1記載の効果に加え、請求項1記載の構成を
容易に実現することができ、また、内刃ブレードを大量
生産することが可能となるので、製造コストの低減を図
ることができる。
【0066】請求項3記載の往復式電気かみそりの内刃
は、請求項1又は2記載の効果に加え、補強手段により
内刃ブレードの支持強度が向上するので、往復式電気か
みそりの使用時において切れ味をさらに良くすることが
できる。
【0067】請求項4記載の往復式電気かみそりの内刃
は、請求項1乃至3の何れかに記載の効果に加え、多数
の内刃ブレードの先端を結ぶ包絡線が所定の円弧をなす
ように支持部材を取付孔に固着するのが容易となり、生
産性を良くすることができる。
【0068】請求項5記載の往復式電気かみそりの内刃
は、請求項1乃至3の何れかに記載の効果に加え、各分
割部材を内刃ブレードの取付孔に挿通する場合、各分割
部材を挿通していく方向が一方向となるので挿通しやす
くなり、生産性を良くすることができる。
【0069】請求項6記載の往復式電気かみそりの内刃
の製造方法は、支持部材による内刃ブレードの支持強度
を略一定とする内刃を容易に得ることができる。
【0070】請求項7記載の往復式電気かみそりの内刃
の製造方法は、請求項6記載の効果に加え、支持部材を
取付孔に挿通しやすくなり、さらに生産性を良くするこ
とができる。
【0071】請求項8記載の往復式電気かみそりの内刃
の製造方法は、請求項6又は7記載の効果に加え、内刃
ブレードをより堅固に固着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の縦断面図である。
【図2】その横断面図である。
【図3】その上面図である。
【図4】その刃ヘッドの分解斜視図である。
【図5】その刃フレームの破断斜視図である。
【図6】そのモータ及び駆動子の分解斜視図である。
【図7】そのトリマーの分解斜視図である。
【図8】そのフープ材の平面図である。
【図9】その支持部材の平面図である。
【図10】その製造方法の一工程を示す断面図である。
【図11】その製造方法の一工程を示す断面図である。
【図12】その製造方法の一工程を示す断面図である。
【図13】その製造方法の一工程を示す断面図である。
【図14】そのフープ材の一変形例を示す平面図であ
る。
【図15】そのフープ材の別の変形例を示す平面図であ
る。
【図16】本発明の第2実施例のフープ材の平面図であ
る。
【図17】その支持部材の平面図である。
【図18】その支持部材の一変形例を示す平面図であ
る。
【図19】本発明の第3実施例の要部断面図である。
【図20】本発明の第4実施例の要部断面図である。
【図21】その部分斜視図である。
【図22】その内刃ブレードの一変形例を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
2 内刃 7 治具 21 内刃ブレード 22 支持部材 24 取付孔 221 分割部材 222 分割部材 231 補強リブ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状をなし取付孔を有した多数の内刃ブ
    レードと、多数の内刃ブレードを並設するようにそれら
    の取付孔に固着する非直線状の棒状の支持部材とを備
    え、多数の内刃ブレードの先端を結ぶ包絡線が所定の円
    弧をなす往復式電気かみそりの内刃において、前記多数
    の内刃ブレードを、それぞれ先端から取付孔の端部まで
    の距離が略一定となるよう形成してなる往復式電気かみ
    そりの内刃。
  2. 【請求項2】 前記多数の内刃ブレードを、それぞれ略
    同一形状に形成してなる請求項1記載の往復式電気かみ
    そりの内刃。
  3. 【請求項3】 前記多数の内刃ブレードの先端側とは反
    対側を支持する補強手段を設けてなる請求項1又は2記
    載の往復式電気かみそりの内刃。
  4. 【請求項4】 前記支持部材を、多数の内刃ブレードの
    先端を結ぶ包絡線の円弧の曲率と略同一となるように湾
    曲状に形成してなる請求項1乃至3の何れかに記載の往
    復式電気かみそりの内刃。
  5. 【請求項5】 前記支持部材は、端部間が結合された直
    線状をなす複数の分割部材からなる請求項1乃至3の何
    れかに記載の往復式電気かみそりの内刃。
  6. 【請求項6】 先端から取付孔の端部までの距離が略同
    一である多数の内刃ブレードと、多数の内刃ブレードを
    並設するとともにそれらの先端を結ぶ包絡線が所定の円
    弧をなすようにそれらの取付孔に固着する非直線状の棒
    状の支持部材とを備えた往復式電気かみそりの内刃の製
    造方法において、多数の内刃ブレードを両端側より中央
    に位置するものほど先端を突出させる治具に多数の内刃
    ブレードを並設し、次に多数の内刃ブレードの取付孔に
    支持部材を挿通し、次に多数の内刃ブレードの取付孔に
    支持部材を加圧により固着することを特徴とする往復式
    電気かみそりの内刃の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記内刃ブレードの取付孔及び支持部材
    を、取付孔の端面が支持部材の軸線に略直交する方向の
    断面より大きな形状となるようにそれぞれ形成すること
    を特徴とする請求項6記載の往復式電気かみそりの内刃
    の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記多数の内刃ブレードの取付孔に支持
    部材を加圧により固着する工程において、支持部材を、
    取付孔の縁部を覆うように固着することを特徴とする請
    求項6又は7記載の往復式電気かみそりの内刃の製造方
    法。
JP6405894A 1994-03-31 1994-03-31 往復式電気かみそりの内刃及びその製造方法 Withdrawn JPH07265558A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4777253B2 (ja) * 2003-11-12 2011-09-21 ブラウン ゲーエムベーハー 振動駆動式かみそりヘッドの内刃体
CN114434500A (zh) * 2020-11-05 2022-05-06 博朗有限公司 个人护理装置的头部和个人护理装置

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