JPH0726541Y2 - スライドドアの密閉装置 - Google Patents

スライドドアの密閉装置

Info

Publication number
JPH0726541Y2
JPH0726541Y2 JP1987105387U JP10538787U JPH0726541Y2 JP H0726541 Y2 JPH0726541 Y2 JP H0726541Y2 JP 1987105387 U JP1987105387 U JP 1987105387U JP 10538787 U JP10538787 U JP 10538787U JP H0726541 Y2 JPH0726541 Y2 JP H0726541Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slide door
electromagnet
attracting
opening
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987105387U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6411286U (ja
Inventor
茂男 鈴木
Original Assignee
寺岡オ−ト・ドア販売株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 寺岡オ−ト・ドア販売株式会社 filed Critical 寺岡オ−ト・ドア販売株式会社
Priority to JP1987105387U priority Critical patent/JPH0726541Y2/ja
Publication of JPS6411286U publication Critical patent/JPS6411286U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0726541Y2 publication Critical patent/JPH0726541Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] この考案は、電磁力によりスライドドアを密閉する手動
式或は自動式のスライドドアの密閉装置に関する。
[従来の技術及びその問題点] 従来、気密を必要とする部屋、騒音を遮断したい建物、
部屋の出入口には、気密構造のスライドドアが使用され
ている。上記スライドドアの密閉装置としては、建屋の
開口部周縁に取付けられた枠体の所要個所に電磁石が設
けられていて、スライドドア閉鎖状態でこれら電磁石に
通電することにより、電磁石より発生される吸引力でス
ライドドアを建屋開口部に設けられた気密材に引寄せ
て、気密状態が保持できるように構成されており、電磁
石に通電しない状態ではスライドドアの開閉に支障をき
たさないよう、枠体の気密材とスライドドアとの間には
必要な隙間が形成されるようになっている。ところで、
この電磁石に通電される電圧は、危険を回避する等の理
由により20V前後の低電圧が使用されるが、その一方
で、電磁石に通電してスライドドアを引寄せるためには
大きな吸引力が必要である。このため、大型の電磁石が
必要になり、この結果、大電流を必要とするため消費電
力も多くなるなどの不具合があった。
このため、電磁石の吸着面とスライドドアとの間に隙間
が可及的に小さくなるように設計されているが、スライ
ドドアの開閉を支障なく行うためには、最少必要の隙間
が必要である。これ以下にはできなかった。
[考案の目的] この考案は上記不具合を改善する目的でなされたもの
で、少ない消費電流で、スライドドアを引寄せる大きな
吸引力を発生し得るようにしたスライドドアの密閉装置
を提供しようとするものである。
[考案の要点] この考案は上述の目的を達成するために、建屋の開口部
のスライドドア側に、電磁石と、該電磁石の吸着面に吸
引されるように、一端が電磁石側にヒンジを介して螺着
された吸着板とからなる吸着機構を設け、上記吸着板に
設けられた引寄ローラに、スライドドアに設けられた引
寄受け部材を係合させ、かつ上記吸着板を上記電磁石の
吸着面側に吸引させることにより、上記スライドドアを
上記開口部周辺に設けられた気密材側に引寄せるように
したことを要点とする。
[実施例] この考案の一実施例を図面を参照して詳述する。
図において、1は気密を必要とする建屋の開口部1′周
縁に取付けられた枠体、2は枠体1の上方部に敷設され
たハンガレールで、枠体1の上棧1aにそって水平に建屋
などに取付けられている。3は上記開口部を開閉する、
例えば、2枚のスライドドアで、上部の2個所に吊り具
4が設けられている。
上記吊り具4は、第1図及び第2図に示すように、上部
に上記ハンガレール2上を転動する戸車5が支承された
吊り板4aを有しており、この吊り板4aのほぼ中間部に
は、上記ハンガレール2に下側より接して戸車5がハン
ガレール2より脱落するのを防止する脱落防止ローラ6
が支承されている。
また、吊り板4aの下端部に形成された貫通孔4fにはスラ
イドドア3の開閉方向と直交する水平方向に設けられた
軸杆4bが軸方向に移動自在に遊挿されている。
この軸杆4bはスライドドア3の上辺に取付けられた引寄
せ部材7の基部7a上に取付けられたほぼU字形のブラケ
ット4cに水平に取付けられていて、吊り板4aとブラケッ
ト4cの一方の端板4c′との間には、スライドドア3を枠
体1から離間させる方向へ付勢する圧縮ばね4eが介在さ
れていると共に、吊り板4aとブラケット4cの他方の端板
4c″との間には、開口部1′周辺を囲うように枠体1に
設けられた気密材8からスライドドア3を最大に離間さ
せる位置を規定するストッパ4dが設けられている。この
ストッパ4dは、例えば吊り板4aに一体形成されていて、
吊り板4aの貫通孔4fと同軸の貫通孔4f′が形成され、こ
の貫通孔4f′には上記軸杆4bが軸方向に移動自在に嵌挿
されている。
一方、上記開口部1′周縁の枠体1の所要個所に、上記
スライドドア3に対向させて、該スライドドア3を閉鎖
したときスライドドア3の上縁及び下縁の各左、右隅部
と対向する位置に本考案密閉装置の吸着機構10が設置さ
れている。
この吸着機構10は、第3図に示すように、磁極を交互に
異ならせた例えば3極の磁極をN、S、Nの順に配列し
て構成された吸着面11aを有する電磁石11と、この電磁
石11の吸着面11aに吸着されるように、一端が電磁石11
の一端側にヒンジ12aを介して螺着された吸着板12とか
らなる。この吸着板12は、磁性体により吸着面11aとほ
ぼ同じ大きさに形成されていて、開閉端12c側上部に逆
L字形のブラケット12bが突設されており、このブラケ
ット12b上に、垂直軸13aを介して引寄ローラ13が回転自
在に支承されている。
そして、上記スライドドア3を閉鎖した際これら引寄ロ
ーラ13にスライドドア3の上辺に固設された引寄受け部
材7の先端に垂下設された係合辺7aが係合されるように
なっている。
上記引寄受け部材7は、スライドドア3の幅方向の略全
長に亘って延設されていて、その閉じ方向の前端部に
は、第4図に示すように、スライドドア3を矢印X方向
へ閉鎖移動した際、上記係合辺7bが上記引寄ローラ13に
係合しやすいように、外側へ開いたガイド部7cが突設さ
れている。
次に、上記の如く構成された装置の作動を説明すると、
いま建屋の開口部1′を密閉すべくスライドドア3を例
えば手動で閉鎖すべく矢印X方向へ移動すると、第1図
及び第3図に示すように開いた状態にある吸着板12上部
の引寄ローラ13にスライドドア3の上部に設けられた引
寄受け部材7の係合辺7bがガイド部7cを介して係合され
る。
そして、スライドドア3が完全に閉鎖される位置に至る
と、このスライドドア3の位置を図示しないリミットス
イッチが検出して、吸着機構10の電磁石11に通電させ、
吸着面11aに吸着板12を吸引させる。この際、吸着板12
は一端がヒンジ12aにより電磁石11の一端側に螺設され
ていて、ヒンジ12a側にいくにつれて、吸着面11aと吸着
板12との間の隙間が次第に小さくなるため、まずこの部
分が強力な吸引力が発生する。例えば、吸着面11aと吸
着板12の開閉端12c内面との間の隙間が通常3mmに設定さ
れている場合でも、吸着面11aの中心部位と吸着板12と
の間の隙間は1.5mmまで接近することになる。磁力の吸
引力は距離が1/2になれば、4倍になるので、電磁石11
には、小電流を流すだけで、より強力な吸引力を発生さ
せることができる。
そして、この強力な吸引力により吸着板12の開閉端12c
側がヒンジ12aを中心に吸着面11a側へ回動されて吸着面
11aに確実に吸着される。
なお、吸着板12が吸引されると同時に、この吸着板12上
に設けられた引寄ローラ13が引寄受け部材7を介してス
ライドドア3を枠体1側へと引寄せ、枠体1の全周に亘
って設けられたシール部材8にスライドドア3が密接さ
れ、建屋の開口部1′をスライドドア3により確実に密
閉することができる。
なお、上記スライドドア3の閉鎖時に上記吸着機構10が
作動すると同時に、スライドドア3の下部に対向して設
けられている電磁石式の吸着機構10′が作動され、スラ
イドドア3の上下部に亘って均等に気密材8に密接させ
るようになっている。この場合の吸着機構10′は、上記
実施例の蝶番型の電磁石式吸着機構10を適用するか、或
は他の適宜の電磁石式吸着機構を採用することになる。
[考案の効果] この考案は以上詳述したように、建屋の開口部のスライ
ドドア側に、電磁石と、該電磁石の吸着面に吸引される
ように、一端が電磁石側にヒンジを介して蝶着された吸
着板とからなる吸着機構を設けたから、この吸着機構の
電磁石に小電流を流すだけで該吸着機構には強力な吸引
力を発生させることができ、この強力な吸引力により、
上記吸着板に設けられた引寄ローラがスライドドアに設
けられた引寄受け部材を介して上記スライドドアを上記
開口部周辺に設けられた気密材に確実に密接させてスラ
イドドアの密閉が可能となり、従来のこの主の密閉装置
に比べて消費電流の大幅な低減が図れることになる。
また、小型の電磁石であっても、充分な吸引力を発生さ
せ得るので、電磁石の小型化が図れると共に、大電流を
流す必要がないので、安全である。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図は要部の断面
図、第2図はスライドドア全体の正面図、第3図は吸着
機構の斜視図、第4図は引寄ローラと引寄受け部材との
位置関係を示す平面図である。 3……スライドドア、4……吊り具、7……引寄受け部
材、8……気密材、10……吸着機構、11……電磁石、11
a……吸着面、12……吸着板、12a……ヒンジ、13……引
寄ローラ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建屋の開口部に開閉自在に設けられたスラ
    イドドアを、電磁力により上記開口部周辺に設けられた
    気密材に圧接して、該開口部の気密を保持するスライド
    ドアの密閉装置において、上記開口部の周縁に、上記ス
    ライドドアに対向させて、電磁石と、該電磁石の吸着面
    に吸引されるように、一端が電磁石側にヒンジを介して
    蝶着された吸着板とからなる吸着機構を設け、上記吸着
    板に設けられた引寄ローラに、スライドドアに固設され
    た引寄受け部材を係合させ、かつ上記吸着板を上記電磁
    石の吸着面側に吸引させることにより、上記スライドド
    アを上記気密材側に引寄せて該シール部材に圧接させる
    ようにしてなるスライドドアの密閉装置。
JP1987105387U 1987-07-10 1987-07-10 スライドドアの密閉装置 Expired - Lifetime JPH0726541Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987105387U JPH0726541Y2 (ja) 1987-07-10 1987-07-10 スライドドアの密閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987105387U JPH0726541Y2 (ja) 1987-07-10 1987-07-10 スライドドアの密閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6411286U JPS6411286U (ja) 1989-01-20
JPH0726541Y2 true JPH0726541Y2 (ja) 1995-06-14

Family

ID=31337954

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987105387U Expired - Lifetime JPH0726541Y2 (ja) 1987-07-10 1987-07-10 スライドドアの密閉装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0726541Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140065504A (ko) * 2012-11-15 2014-05-30 두산인프라코어 주식회사 슬라이딩 커버를 포함한 공작기계

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10319170A1 (de) * 2003-04-29 2004-11-25 Zoltan Anton Kiefer Raumteiler

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60115388U (ja) * 1984-01-13 1985-08-05 日本軽金属株式会社 引戸の自動密閉装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140065504A (ko) * 2012-11-15 2014-05-30 두산인프라코어 주식회사 슬라이딩 커버를 포함한 공작기계

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6411286U (ja) 1989-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6588811B1 (en) Reversible magnetic door stop/latch
JPH0726541Y2 (ja) スライドドアの密閉装置
KR101737860B1 (ko) 중문스토퍼를 구비한 미닫이 장롱
JP2002021411A (ja) ドア用ヒンジ
JPH08277678A (ja) 引戸における閉止装置
KR20180067751A (ko) 밀폐형 슬라이딩 자동문
JP3435131B2 (ja) ドアのシール装置
JP2948568B1 (ja) 傾斜式自動閉鎖ハンガードアにおける気密構造
JPH0543185Y2 (ja)
CN215255427U (zh) 一种门禁装置
JPH0339594Y2 (ja)
JPH0443573Y2 (ja)
JP3006882U (ja) ストッパー
JPH0610074Y2 (ja) 引違い引戸の引寄せ構造
JP7361180B1 (ja) 引戸の気密パッキンの取付構造
JP2004204630A (ja) 引き戸式ドアの開閉保持装置
JPS6219814Y2 (ja)
JPS584076A (ja) 密閉ドア
JPH0331833Y2 (ja)
JPH079881Y2 (ja) エレベータの扉係止装置
JPH0330554Y2 (ja)
JP3502059B2 (ja) 折戸のシール構造
JPH0740060Y2 (ja) 引戸の開放姿勢維持装置
JPH0332231Y2 (ja)
JPH0113749Y2 (ja)