JPH07265213A

JPH07265213A - 抽出装置を洗浄する方法および装置

Info

Publication number: JPH07265213A
Application number: JP6310944A
Authority: JP
Inventors: Shahryar Reyhanloo; ライヤーンローシャーリヤー; Markus Hermann; ヘルマンマルクス; Markus Anliker; アンリカーマルクス
Original assignee: Jura Elektroapparate AG
Current assignee: Jura Elektroapparate AG
Priority date: 1993-12-15
Filing date: 1994-12-14
Publication date: 1995-10-17
Anticipated expiration: 2013-09-24
Also published as: JP2802236B2; EP0658330B1; EP0658330A1; ATE165224T1; DE59405783D1; ES2118354T3; US5551988A

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】コーヒー（液又は粉）によって汚されるすべ
ての部品がマシン内部でコーヒー調製に使用されるもの
と同一の水タンク等水供給部からの水を使用して洗浄で
きるコーヒーマシンの提供。【構成】第１段階水を水供給連結部１３を介して
水タンクから取り出し、抽出ピストン２６内に配置され
た出口パイプを通じて外部水タンクの中に導く。洗浄水
はこの段階で抽出されたコーヒー液の経路に従う。第２段階洗浄水は抽出シリンダー１４からその壁の
水路２５を介して抽出シリンダーの外部領域へ導かれ粉
容器へコーヒー粉を運ぶための第２の延長部１６を洗浄
する。第３段階抽出室にある水を排出ピストン１９の移動
によって抽出シリンダーの端部から流出させる。第４段階化学的又は生物学的洗浄剤が粉末シャフト
を介して又は洗浄剤タンク、水タンク、カートリッジ等
から抽出室へ導入されその後水が導かれこの工程は数回
繰り返される。最後に濯ぎ工程がある。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は抽出装置、特にコーヒー
マシーンを洗浄する方法および装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】ヨーロッパ特許第０１５４２０６号明細
書には、温い飲料、特にコーヒー、を調製する装置が開
示されている。この装置は飲料粉末または調製された飲
料によって汚れる部品を受け入れる下部棚（ＳＵＢＲＡ
ＣＫ）を有する。この下部棚は外部洗浄するためにコー
ヒーマシンから取り外すことができる。米国特許第３，
０３８，４９２号明細書には、シリンダーの外のコーヒ
ー粉を濯ぐための水流を維持しながらピストンが出力装
置に向かってコーヒー粉を移動させるコーヒーマシンが
開示されている。しかしながら、この従来の装置では、
コーヒー粉またはコーヒー液によって汚れる部品は必ず
しもコーヒー調製用の同一源の水によって洗浄されうる
ものではない。

【０００３】

【発明の概要】本発明の目的はコーヒー液またはコーヒ
ー粉によって汚されるすべての部品がマシン自体の内部
で、さらにコーヒーの調製に使用されるものと同一の水
タンクまたは水供給部からの水を使用して洗浄すること
ができるコーヒーマシンを提供することであるこの目的は、特許請求の範囲の欄の請求項１に記載され
た特徴を有する方法および請求項９に記載された特徴を
有する装置によって達成される。

【０００４】好ましい実施例は従属形式の請求項で規定
されている。好ましい実施例およびその適用は添付図面
を参照しつつ、より綿密に以下に説明されるであろう。

【０００５】

【実施例】コーヒーマシン１は、その中に配置される構
成要素、すなわち中央モジュールのような部品を有する
ハウジング２と、抽出装置３と、コーヒー粉砕部４を有
するコーヒー豆容器と、挽いたコーヒー粉のためにその
下に配置される漏斗５と、水タンク６と、瞬間湯沸かし
器７と、ポンプ８と、コーヒー出口９と、コーヒー粉の
ための容器と、洗浄水のための回収皿１１とから構成さ
れる。さらに、このコーヒーマシンの動作方法を制御す
るためのサービスモジュール１２が設けられている。洗
浄工程の目的はコーヒー液またはコーヒー粉により汚さ
れたコーヒーマシンの部品の洗浄にある。その部品の殆
どは抽出装置３内に配置されている。抽出装置３の動作
方法に関しては、米国特許第５，２５９，２９６号明細
書が参照できる。抽出用水および洗浄水は共に、水タン
ク６からポンプ８、瞬間湯沸かし器７を通じて、抽出シ
リンダー１４の水供給連結部１３へ導かれる。抽出装置
の洗浄および濯ぎ工程のために、同一の水タンク６から
の水がコーヒー調製用として用いられる。抽出シリンダ
ーの第１の延長部分１５は、図示された抽出シリンダー
の位置において漏斗５の下部排出端を覆っている。抽出
シリンダー１４の第２の延長部分１６は、抽出シリンダ
ーから粉容器１０へ排出されるコーヒー粉を運ぶための
滑降面として機能している。満たされたコーヒー粉容器
１０は洗浄工程の前に毎回空にされる。

【０００６】濯ぎ位置は図２に示されている。水供給連
結部１３を通じて入る濯ぎ水は、排出ピストン１９の外
部リング領域１８の通路１７、さらに篩い皿２０を通じ
て出口パイプ２１へ通過する。そして、放出経路２２お
よび放出パイプ３６を備えたコーヒー出口９を通じて外
部水タンク２３へ通過する。この第１の洗浄工程におい
て、汚れを被る部品、すなわち排出ピストン１９、抽出
シリンダーの低い領域、すなわち抽出室、抽出ピストン
２６上の篩い皿２０、出口パイプ２１、放出経路２２お
よびコーヒー出口９の濯ぎが行われる。この段階の濯ぎ
水は抽出用水もしくは抽出されたコーヒー液各々のルー
トを辿る。抽出シリンダー１４の壁２４には幾つかの水
路２５（例えば、８個）が配置されている。これらの水
路は、ここで説明された第１の段階、つまり濯ぎ段階に
おいては抽出ピストン２６によって覆われている。しか
しながら、コーヒー抽出の間も同様である。第２の延長
部分１６付近の抽出ピストン２６のためのガイド２７上
には、傾斜している突出部２８と、それに連なり抽出ピ
ストンのためのガイドに対して平行な突出部２９とが設
けられる。この突出部２８の機能は洗浄工程の第２段階
で説明されるであろう。

【０００７】抽出シリンダー１４の水平方向の揺れのた
めのレバー３１が、支点３０の回りに軸回転可能なよう
に配置されている。詳しくは示されていないが、排出手
段もまたこのレバーの領域内に設けられ、排出ピストン
１９を抽出シリンダー１４の上方へ移動させる。濯ぎ水
により辿られるルートは矢印で示されている。

【０００８】図３は洗浄位置にある抽出装置を示し、洗
浄工程の第２段階を示している。洗浄水は再び水供給連
結部１３、排出ピストン１９のリング領域１８内の通路
１７を通じて流れ、そこから抽出シリンダー１４の壁２
４の濯ぎ水路２５を通じて抽出シリンダーの外部の領域
へ流れる。抽出ピストン２６は低い領域の水路２５を開
放する。これらの水路は抽出シリンダーの内壁３４の溝
として形成されている。洗浄水は抽出ピストンのための
ガイド２７の傾斜した突出部２８に吹き付けられ、そこ
から第２の延長部分１６へ到達し、そこのコーヒー粉を
洗浄する。さらに、濯ぎ水路を通じて流出する洗浄水
は、抽出ピストン２６のためのガイド２７の角度をなす
部分３２と、抽出シリンダーの第１の延長部分との間に
吹き付けられる。またさらに、図３に示されるように、
水は抽出ピストンのためのガイド２７の内壁と、抽出ピ
ストン２６との間に吹き付けられる。濯ぎ水路を通じて
流出する水の噴出効果により、コーヒー粉粒子は除去さ
れる。濯ぎ水路もしくは濯ぎ溝２５は非対称に配置する
ことができ、互いに異なるサイズに設計することができ
る。濯ぎ水のルートは再び矢印で示される。

【０００９】洗浄工程の第３段階である満水段階は図４
に示されている。抽出ピストン２６は図２および図３に
示された段階の場合よりも高く上昇して引っ込んだ位置
にある。抽出シリンダー１４は水供給連結部１３を介し
て最大可能水レベルまで満たされている。抽出シリンダ
ー１４の傾斜位置のために、水表面３３は抽出シリンダ
ーの壁２４に対して傾斜している。満水工程の間、排出
ピストン１９は矢印Ａの方向に上方に押され、抽出ピス
トン２６は矢印Ｂの方向へ図示された位置に多少上方に
押されて、その結果、水は抽出シリンダー１４の回り、
上方、外部に流れる。水は、突出部２８と第２の延長部
分１６との間、および、抽出ピストンのガイド２７の角
度をなす部分３２と漏斗５の方向の第１の延長部分との
間で、矢印の方向に流下する。オーバーフローする水と
共にコーヒー粉粒子が流される。種々の洗浄段階がコー
ヒーマシン内に配置された電子制御により引き起こされ
る。この電子制御はサービスモジュール１２により動作
する。

【００１０】図５は、第１および第２の延長部分１５、
１６を備える抽出室１４の上面図である。濯ぎ水路は抽
出シリンダーの内壁３４に配置された溝２５として形成
されている。図５に示された濯ぎ水路は対称に配置され
ているが、これらの濯ぎ水路は非対称に配置することも
できる。化学的および／または生物学的な洗浄を更なる
第４の洗浄段階として行うことができる。この目的のた
めに、抽出シリンダー１４は漏斗５の下の粉挽きポジシ
ョンまで揺動され、錠剤、粉末または液体状の洗浄剤が
粉末シャフト内に導入される。その後、抽出シリンダー
は図２に示されるような濯ぎポジションに揺り戻され
る。ポンプが抽出シリンダー内に水を送入した後、暫く
の間洗浄剤が効果を表す。この濯ぎ工程は数回繰り返さ
れることが好ましい。洗浄剤は、弁−ポンプ−瞬間湯沸
かし器−抽出シリンダーを介して、洗浄剤タンク（図示
されず）、水タンクまたはカートリッジから導入されて
もよい。第４の段階である化学的および／または生物学
的洗浄に続いて、第５の段階では、いくらか残存する可
能性のある洗浄剤の残渣が排出ピストン１９により排出
される。それにより、抽出ピストンは図４に示す位置に
上昇移動する。

【００１１】第５の段階の後には、濯ぎ工程である第６
の段階が実行される。抽出装置は図２に示される位置に
止まり、ポンプは系を通じて水を送出していくらかの洗
浄剤を濯ぎ除去する。抽出シリンダーは粉挽き位置に移
動する。同時に、使用者は回収皿１１を空にするよう催
促を受ける。特許請求の範囲において、第１の洗浄段階
はＡ、第２の洗浄段階はＢ、第３の洗浄段階はＣ、第４
の洗浄段階はＤ、第５の洗浄段階はＥ、第６の洗浄段階
はＦで示されている。

【００１２】示されていない実施例では、洗浄水はコー
ヒーマシンに連結された新鮮な水供給源から取られてい
る。洗浄手順の個別の段階または工程は、それぞれ、異
なる順序で実行しても良く、１または数個の段階を省略
または繰り返すことも可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】各構成要素を備えたコーヒーマシンの概略図で
ある。

【図２】濯ぎ位置にあるコーヒーマシンの抽出装置を示
す。

【図３】洗浄位置にあるコーヒーマシンの抽出装置を示
す。

【図４】満水位置にあるコーヒーマシンの抽出装置を示
す。

【図５】濯ぎおよび洗浄用水路を備えた抽出室の上面図
である。

【符号の説明】

１コーヒーマシン３抽出装置１３水供給連結部１４抽出シリンダー１６抽出シリンダー延長部分１９排出ピストン２２出口パイプ２３外部水タンク２４抽出シリンダー壁２５抽出シリンダー要素２６抽出ピストン２８，２９突出部３４壁内表面３５供給経路

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者マルクスヘルマンスイス、4710 バルシュタール、オーバーラインヴェック５ (72)発明者マルクスアンリカースイス、5722 グレーニヒェン、ハングヴェック６

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】洗浄工程において、水を、供給経路（３
５）を介して水タンク（６）または外部の水供給部か
ら、抽出シリンダー（１４）の水供給連結部（１３）へ
導入し、少なくとも１の洗浄段階（Ｂ）において、水を
抽出シリンダー（１４）の要素（２５）を通じて抽出シ
リンダー（１４）の外部領域へ導くことから構成される
抽出装置、特にコーヒーメーカー、を洗浄する方法。
【請求項２】１の段階（Ａ）において、抽出ピストン
（２６）が要素（２５）を覆いつつ、水を、水供給連結
部（１３）を介して抽出シリンダー（１４）へ導き、そ
こから抽出ピストン（２６）の出口パイプ（２２）を介
して外部水タンク（２３）へ導く、請求項１に記載の方
法。
【請求項３】１の段階（Ｃ）において、抽出シリンダー
（１４）内にある水を、排出ピストン（１９）の上昇と
同時に抽出ピストン（２６）の引っ込みとにより抽出シ
リンダー（１４）の端部へ流す、請求項１または２に記
載の方法。
【請求項４】１の段階（Ｂ）において、水を抽出シリン
ダーの洗浄のための抽出シリンダー（１４）の延長部分
（１６）へ導く、請求項１〜３に記載の方法。
【請求項５】１の段階（Ｄ）において、化学的および／
または生物学的な洗浄工程を行う、請求項１〜４のいず
れか１項に記載の方法。
【請求項６】１の段階（Ｅ）において、洗浄剤の残渣を
除去する、請求項１〜５のいずれか１項に記載の方法。
【請求項７】１の段階（Ｆ）において、濯ぎを行う、請
求項１〜６のいずれか１項に記載の方法。
【請求項８】各洗浄段階（Ａ−Ｆ）が、いずれかの所望
の順序で実行され、繰り返される、請求項１〜７のいず
れか１項に記載の方法。
【請求項９】水タンク（１）または外部水供給部、およ
び抽出シリンダー（１４）の水供給連結部（１３）へ水
を供給する供給パイプを備えた請求項１〜８のいずれか
１項に記載の方法を実施するための抽出装置（３）、特
にコーヒーマシン（１）の洗浄装置において、抽出シリ
ンダー（１４）から抽出シリンダーの外部領域へ洗浄水
を導くための要素（２５）を含んでなることを特徴とす
る、洗浄装置。
【請求項１０】要素（２５）が抽出シリンダー（１４）
の壁（２４）の内表面（３４）上の溝もしくは水路とし
て形成されている、請求項９に記載の洗浄装置。
【請求項１１】要素（２５）が抽出シリンダー（１４）
の中心軸に平行に形成される、請求項９または１０に記
載の洗浄装置。
【請求項１２】抽出シリンダー（１４）の延長部分（１
６）に隣接して、前記延長部分へ濯ぎ水を導くための突
出部（２８、２９）が抽出ピストン（２６）のガイド
（２７）に設けられている、請求項９〜１１のいずれか
１項に記載の洗浄装置。
【請求項１３】要素（２５）が非対称に配置されてい
る、請求項９〜１２のいずれか１項に記載の洗浄装置。
【請求項１４】要素（２５）が互いに異なる寸法を有す
る、請求項９〜１３のいずれか１項に記載の洗浄装置。