JPH07265052A - フィルタプラグ供給装置の同軸移動整列装置 - Google Patents

フィルタプラグ供給装置の同軸移動整列装置

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JPH07265052A
JPH07265052A JP6063712A JP6371294A JPH07265052A JP H07265052 A JPH07265052 A JP H07265052A JP 6063712 A JP6063712 A JP 6063712A JP 6371294 A JP6371294 A JP 6371294A JP H07265052 A JPH07265052 A JP H07265052A
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groove
filter
suction
rod
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
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    • A24C5/478Transport means for filter- or cigarette-rods in view of their assembling

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  • Cigarettes, Filters, And Manufacturing Of Filters (AREA)
  • Manufacturing Of Cigar And Cigarette Tobacco (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 分割ロッド部分を安定して移動させ、フィル
タプラグを確実且つ正確に形成することができるフィル
タプラグ供給装置の同軸移動整列装置を提供する。 【構成】 同軸移動整列装置は、第2アライニングドラ
ム66と、この第2アライニングドラム66の外周面に
等間隔を存して形成された溝296と、各溝296の側
壁に形成された流路296aと、第2アライニングドラ
ム66の外周面の一部を覆うシールカバー314と、各
溝296が第2アライニングドラム66の回転に伴いシ
ールカバー314内に進入したとき、その溝296の流
路296aに溝296の一端側に向かう空気の流れを生
起する吸引ポート300と、第2アライニングドラム6
6に設けられ、溝266内の空気流により移動される一
対のチャコールチップCF3及び1個のプレーンプラグ
PF2を停止させ、互いに密着するように整列させるス
トッパ302とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フィルタシガレット
を製造するためのフィルタプラグ供給装置に係わり、特
に、フィルタプラグ供給装置に組み込まれている同軸移
動整列装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フィルタシガレットはいわゆるフィルタ
アタッチメントと称されているフィルタ装着機により製
造されるものとなっており、例えば特開平1−1323
68号公報に開示されたフィルタアタッチメントは、デ
ュアルフィルタプラグの形成及び供給をなすフィルタプ
ラグ供給装置を備えている。
【0003】このフィルタプラグ供給装置は、一対のホ
ッパからそれぞれ取り出したチャコールフィルタロッド
及びプレーンフィルタロッドをフィルタアタッチメント
のシガレットの搬送経路に向けて搬送し、この搬送過程
にて、各フィルタロッドの切断、左右分離、合流、搬送
方向のグレーディング及び整列の各種工程を繰り返しな
がら、プレーンプラグの両側に一対のチャコールチップ
が位置したデュアルフィルタプラグを形成した後、この
デュアルフィルタプラグをシガレットの搬送経路上に
て、互いに同軸上に位置した一対のシガレット間に供給
する。
【0004】この後、フィルタアタッチメントは、一対
のシガレットとデュアルフィルタプラグをチップペーパ
片により接続して2本分のフィルタシガレットとし、こ
れを等分に切断して個々のフィルタシガレットを形成す
る。上記フィルタプラグ供給装置に関してより詳細に
は、デュアルフィルタプラグを形成するにあたり、両方
のホッパから取り出されたチャコール及びプレーンのフ
ィルタロッドはそれぞれ複数のチャコール及びプレーン
分割ロッド部分に切断された後、その中央のプレーン分
割ロッド部分の両側に同軸にして一対のチャコール分割
ロッド部分が位置したフィルタ部材のグループが形成さ
れる。そして、このグループの個々のフィルタ部材はそ
の軸線方向に移動されて互いに近接され、シガレット側
の搬送経路上にて一対のシガレット間に供給されてフィ
ルタプラグとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】公知のフィルタプラグ
供給装置の場合、上記グループの個々の分割ロッド部分
をその軸線方向に互いに近接させるため、搬送ガイドに
加えて圧縮空気が併用されている。この圧縮空気は、外
側の分割ロッド部分に向けて噴射され、その噴射力によ
り分割ロッド部分は他の分割ロッド部分に向けて移動さ
れるようになっている。
【0006】しかしながら、この場合、噴射された圧縮
空気は、後方から押し出すようにして分割ロッド部分を
移動させることになり、しかも、分割ロッド部分はその
長さが短いことから、その周囲の空気の流れによっては
その分割ロッド部分が立ち上がってしまい、その移動を
安定して行えないことがある。このような状況では、こ
の後、その分割ロッド部分をシガレット側の搬送経路に
正確に受け渡すことができないため、シガレット側の搬
送経路にてデュアルフィルタプラグを確実に形成するこ
とができず、このため、フィルタシガレットの製造が不
能となるばかりでなく、フィルタアタッチメントの運転
停止を招くことにもなる。
【0007】また、他の分割ロッド部分は、搬送ガイド
により案内されて移動するため、その移動中、分割ロッ
ド部分は搬送ガイドに対して対して摺接することにな
り、この摺接により、その分割ロッド部分の端面が損傷
する虞がある。この発明は上述した事情に基づいてなさ
れたもので、その目的とするところは、フィルタプラグ
を構成する分割ロッド部分の移動を安定して行え、フィ
ルタプラグを確実かつ正確にシガレット側の搬送経路に
供給可能とするフィルタプラグ供給装置の同軸移動整列
装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、ホッパとフ
ィルタ装着機との間を接続する搬送ドラム列を備え、ホ
ッパ内のフィルタロッドを搬送ドラム列によりフィルタ
装着機に向けて搬送し、この搬送過程にてフィルタシガ
レットのためのフィルタプラグを形成するフィルタプラ
グ供給装置において、請求項1の同軸移動整列装置は、
搬送ドラム列中の一方向に回転されるドラムと、ドラム
の外周面に等間隔を存して設けられ、ドラムの回転に伴
い、フィルタロッドを切断して得た分割ロッド部分を受
け取る複数の溝と、各溝の両側壁にそれぞれ設けられ、
溝の軸線方向に延びる流路と、ドラムの外側をドラムの
所定の回転角域に亘って覆うシール部材を有し、ドラム
の回転に伴い各溝がシール部材を通過する間、各溝をト
ンネル状に形成するカバー手段と、各溝がシール部材内
に進入したとき、溝内の空気を溝の一端側に向けて吸引
することにより、前記流路に空気の流れを生起し、この
空気流により溝内の分離ロッド部分を移動させる吸引手
段と、各溝の一端部に設けられ、分割ロッド部分の移動
を停止させてフィルタプラグとするストッパ手段とを備
えている。
【0009】この発明の請求項2の同軸移動整列装置の
場合、フィルタプラグ供給装置に一対のホッパが備えら
れており、ドラムの各溝は、一方のホッパからの一対の
分割ロッド部分と、これら分割ロッド間に他方のホッパ
からの1個の分割ロッド部分とを受け取り、これら分割
ロッド部分はデュアルフィルタプラグを形成するものと
なっている。
【0010】
【作用】請求項1の同軸移動整列装置によれば、ドラム
の溝に受け取られた分割ロッド部分がドラムの回転に伴
い、その溝とともにシール部材内に進入すると、溝の両
流路には吸引手段により溝の一端側に向かう空気の流れ
が生起される。溝内の分割ロッド部分は空気流により溝
の一端に向けて移動され、ストッパ手段により停止され
て整列し、フィルタプラグとなる。
【0011】請求項2の同軸移動整列装置は、デュアル
フィルタプラグに適用されたもので、ドラムの溝内には
一方のホッパから2個の分割ロッド部分と他方のホッパ
から1個の分割ロッド部分が受け取られる。溝内に3個
の分割ロッド部分が存在していても、これら分割ロッド
部分は上述した空気流により同様にして移動され、スト
ッパ手段により、その移動が停止されたとき、互いに密
着してデュアルフィルタプラグが形成される。
【0012】
【実施例】図1を参照すると、フィルタシガレットの製
造装置、いわゆるフィルタアタッチメントが示されてい
る。フィルタアタッチメントは、メインフレーム2を備
えており、このメインフレーム2の右側部分には、シガ
レット側の搬送経路の一部を構成するドラム列4が配置
されている。このドラム列4は図1でみて左側の巻付け
部6まで延びている。
【0013】ドラム列4は複数の溝付きドラムからな
り、各溝付きドラムの外周面には等間隔を存して多数の
溝(図示しない)が設けられている。ドラム列4の右側
に位置する始端の溝付きドラムには、その個々の溝にダ
ブルシガレットが順次供給されるようになっている。こ
れらダブルシガレットは、いわゆる巻上機と称されてい
るシガレット製造機にて製造され、フィルタシガレット
に使用されるシガレットの2本分の長さを有している。
【0014】ドラム列4に供給されたダブルシガレット
は、公知の如く溝付きドラムの回転により、左側に隣接
する溝付きドラムに移し変えられながら、巻付け部6に
向けて搬送される。ここで、ドラム列4の途中にある1
つの溝付きドラムには、ロータリナイフ8が備えられて
おり、このロータリナイフ8は、その溝付きドラム上に
搬送されてきたダブルシガレットを個々のシングルシガ
レットに切断する。更に、1本のダブルシガレットから
得られた2本のシングルシガレットは、巻付け部6に向
けて搬送される過程で、その軸線方向に互いに離間さ
れ、これら2本のシガレット間に所定の間隔が確保され
る。
【0015】図2中、A1領域は、ダブルシガレットW
Cから2本のシングルシガレットSCが形成され、そし
て、これらシングルシガレットSC間に所定の間隔が確
保される様子を示している。図1に示されているよう
に、ドラム列4の上方には、フィルタプラグ供給装置1
0が配置されている。詳細に関しては後述するが、フィ
ルタプラグ供給装置10は、ドラム列4に向けてフィル
タプラグを1本ずつ供給し、このフィルタプラグをドラ
ム列4上を互いに同軸にして搬送される2本のシングル
シガレットSC間に供給する。この後、これらフィルタ
プラグと2本のシングルシガレットSCは共に巻付け部
6に向けて搬送される。
【0016】図2中A2領域は、 プラグ供給装置10内
にてフィルタプラグFPがドラム列4に向けて搬送され
る様子を示し、A3領域は、フィルタプラグFPが2本
のシングルシガレットSC間に配置される様子を示して
いる。ここで、フィルタプラグFPは、シングルシガレ
ットSCに装着されるべきフィルタチップの2個分の長
さを有している。
【0017】ドラム列4上にて、その中央にフィルタプ
ラグFPを有する2本のシングルシガレットSCは、そ
のドラム列4の終端の溝付きドラムを通過するとき、フ
ィルタプラグFPの両端に密着するようにその軸線方向
に移動される。この様子は、図2中A4領域で示されて
いる。従って、上述の説明から明らかなようにドラム列
4から巻付け部6には、2本のシングルシガレットSC
と1個のフィルタプラグFPとが1つのグループとして
順次供給される。
【0018】一方、巻付け部6には、糊を塗布したペー
パ片もまた供給されるようになっており、このペーパ片
の供給装置12は、図1中メインフレーム2の左端上部
から巻付け部6に亘って配置されている。先ず、ペーパ
片供給装置12は、メインフレーム1の左端上部に一対
のペーパロール14,16を備え、使用中のペーパロー
ル14から繰り出されたペーパウエブPWは、多数のガ
イドローラにより形成された案内経路に沿い、巻付け部
6の直上に配置されたサクションドラム、即ち、受けド
ラム18まで導かれている。
【0019】案内経路の途中には、その上流側から公知
のように使用ロールの切換えをなすペーパウエブPの接
続装置20、ペーパウエブPWのリザーバ装置22、ペ
ーパウエブPWの片面に糊を塗布する糊塗布装置24及
び塗布された糊を予備的に乾燥させる乾燥装置26が順
次配置されている。受けドラム18に到達したペーパウ
エブPWは、受けドラム18と刃付きドラム28の回転
により、受けドラム18上にて所定の長さに切断されて
個々のペーパ片PCとなり、これらペーパ片PCが巻付
け部6に順次供給される。
【0020】巻付け部6では、ドラム列4から受け取っ
た2本のシングルシガレットSC及びフィルタプラグF
Pにペーパ片PCがリング状に巻付けられ、これらが相
互に連結されて、フィルタシガレット2本分のダブルフ
ィルタシガレットWFCが成形される。図2中A5領域
は、巻付け部6へのペーパ片PCの供給から、その巻付
けまでの様子を示しており、ペーパ片PCのハッチング
はその糊塗布面を示している。
【0021】成形されたダブルフィルタシガレットWF
Cは、巻付け部6から前述したドラム列4と同様なドラ
ム列30に供給される。このドラム列30は、メインフ
レーム2の左端に向かって延び、シガレットコンベア3
2に接続されている。ドラム列30に供給されたダブル
フィルタシガレットWFCは、その溝付きドラムの回転
に伴って搬送され、その搬送過程において、ドラム列3
0の1つの溝付きドラムに備えられているロータリナイ
フ34により、フィルタプラグFPの中央から切断され
て、2本のフィルタシガレットFCとなり、これらフィ
ルタシガレットFCはその軸線方向に互いに分離され
る。
【0022】この後、フィルタシガレットFCは、ドラ
ム列30からシガレットコンベア32に受け渡され、こ
のシガレットコンベア32はフィルタシガレットFCの
向きを揃えた後、これらフィルタシガレットを包装機
(図示しない)に向けて搬送する。図2中A6領域は、
ダブルフィルタシガレットWFCから2本のフィルタシ
ガレットFCが得られ、これらフィルタシガレットFC
が互いに分離される様子を示している。
【0023】図3を参照すると、前述したフィルタプラ
グ供給装置10が拡大して示されており、以下には、先
ず、その全体の構成について概略的に説明する。 :フィルタプラグ供給装置の全体構成:フィルタプラグ
供給装置10は、前記ドラム列4の上方に配置された一
対のホッパ40,42を備え、これらホッパ40,42
は水平方向に離間されている。各ポッパ40,42には
その左端部及び右端部にフィルタロッドの送り込み装置
44がそれぞれ配置されている。これら送り込み装置4
4は上下に延びる一対のコンベアベルト46を備えてお
り、これらコンベアベルト46間にて、フィルタロッド
の送り込み通路が形成されている。一対のコンベアベル
ト46の下端開口は、図示しない風送ラインに接続され
ており、その上端は対応するホッパ内に臨んでいる。
【0024】風送ラインを通じて送られてきたフィルタ
ロッドは、一対のコンベアベルト46間の送り込み通路
に受け取られ、この送り込み通路を通じて対応するホッ
パ内に供給される。ここで、フィルタロッドは、その軸
線が図3でみてその紙面と直交する姿勢にて、ホッパ内
に送り込まれる。フィルタロッドは前述したフィルタプ
ラグよりも十分に長く、これらは図示しないフィルタロ
ッド成形装置により製造される。
【0025】また、ホッパ40,42は、その正面壁及
び背面壁が前後に移動可能であり、その奥行きを、供給
されるフィルタロッドの長さに応じて調整できるように
なっている。。、また、それらの排出口48の前記奥行
き方向の中心をホッパドラムの軸線方向に調整可能とな
っている。ホッパ40,42はその下端に排出口48を
それぞれ有しており、これら排出口48からフィルタロ
ッドを排出することができる。ホッパ40,42内に
は、その排出口48の近傍に位置してアジテータローラ
50がそれぞれ配置されており、これらアジテータロー
ラ50はその回転により、フィルタロッドを排出口48
に向けて円滑に導き、その排出口48から安定して排出
させる。
【0026】ホッパ40,42の排出口48は、ホッパ
ドラム52,54によりそれぞれ閉塞されており、一方
のホッパ40側のホッパドラム52には、セパレーショ
ンドラム56が連接されている。これらホッパドラム5
2及びセパレーションドラム56は、フィルタロッドの
分離ドラム列部分を構成している。セパレーションドラ
ム56と他方のホッパドラム54との間には、これらド
ラム42,54の双方に連接するようにしてアセンブリ
ドラム58が配置されており、これらホッパドラム54
及びアセンブリドラム58は合流ドラム列部分を構成し
ている。
【0027】アセンブリドラム58の下側には第1グレ
イディングドラム60が連接されており、この第1グレ
イディングドラム60の下側には第1アライニングドラ
ム62が連接されている。そして、第1アライニングド
ラム62の下側には第2グレイディングドラム64が連
接されており、この第2グレイディングドラム64と前
述したドラム列4中の1つの溝付きドラムとの間には、
これらドラムの双方に連接するようにして第2アライニ
ングドラム66が配置されている。
【0028】上述したホッパドラム52,54から第2
アライニングドラム66までの各ドラムは基本的に溝付
きドラムからなっており、ホッパ40,42から取り出
されたフィルタロッドは、前述したドラム列4でのダブ
ルシガレットやシングルシガレットと同様に、ドラム間
で受け渡されながらドラム列4に向けて搬送される。な
お、図3中、各ドラムは、そのドラム内に示した矢印方
向に回転される。
【0029】ホッパドラム52,54には、ロータリナ
イフ65,66が1個ずつ備えられており、一方、アセ
ンブリドラム58及び第1アライニングドラム62に
は、成形すべきフィルタプラグのタイプや長さに応じて
複数枚ずつのロータリナイフ68,70をぞれぞれ備え
ることができる。図3に示した状態では、アセンブリド
ラム58及び第1アライニングドラム62には、2枚の
ロータリナイフ68及び3枚のロータリナイフ70が備
えられており、この場合、フィルタプラグ供給装置10
の対象とするフィルタプラグはデュアルフィルタプラグ
である。なお、ロータリナイフ70は3枚に限らず、6
枚であってもよい。
【0030】フィルタプラグ供給装置10にてデュアル
フィルタプラグを形成する場合、一方のホッパ40に
は、第1種フィルタロッドとしてのチャコールフィルタ
ロットが供給され、他方のホッパ42には第2種フィル
タロッドとしてのプレーンフィルタロッドが供給され
る。ここで、チャコールフィルタロッドとは、プレーン
フィルタロッド中に活性炭の粒を混入したものであり、
プレーンフィルタロッドは、アセテート繊維やパルプ繊
維などを棒状に成形して得られている。
【0031】図4には、フィルタプラグ供給装置10内
でのチャコールフィルタロッドCF0及びプレーンフィ
ルタロッドPF0の処理の流れが示されており、チャコ
ール側のフィルタロッドは斜線を施して示されている。
先ず、ホッパドラム52の回転に伴い、ホッパ40から
ホッパドラム52(その1つの溝)に受け取られたチャ
コールフィルタロッドCF0は、ロータリナイフ65を
通過すると、このロータリナイフ65により等分に切断
されて2個のチャコールハーフロッドCF1に形成され
る。
【0032】この後、互いに同軸上にある2個のチャコ
ールハーフロッドCF1は、ホッパドラム52からセパ
レーションドラム56に乗り移り、このセパレーション
ドラム56上にて、その軸線方向に互いに分離された
後、セパレーションドラム56からアセンブリドラム5
8に乗り移る。従って、アセンブリドラム58上の2本
のチャコールハーフロッドCF1間には所定の間隔が確
保されている。更に、個々のチャコールハーフロッドC
F1は、アセンブリドラム58上にて、ロータリナイフ
68により等分に切断されて2個のチャコールプラグC
F2に形成される。
【0033】一方、ホッパドラム54の回転に伴い、ホ
ッパ42からホッパドラム54に受け取られたプレーン
フィルタロッドPF0は、ロータリナイフ66を通過す
ると、このロータリナイフ66により等分に切断されて
2個のプレーンハーフロッドPF1に形成され、これら
2個のプレーンハーフロッドPF1は、そのホッパドラ
ム54からアセンブリドラム58に乗り移り、2個のチ
ャコールハーフロッドCF1間に位置付けられる。この
とき、図4から明らかなように個々のチャコールハーフ
ロッドCF1は2個のチャコールプラグCF2に既に切断
された状態にある。
【0034】従って、アセンブリドラム58上ではその
同一の溝内に、2個のプレーンハーフロッドPF1と、
その両側に同軸にして位置した2個ずつのチャコールプ
ラグCF2を有するフィルタ部材の第1ダブルグループ
が形成されることになる。この後、フィルタ部材の第1
ダブルグループは、アセンブリドラム58から第1グレ
ーディングドラム60に乗り移り、この際、フィルタ部
材の第1ダブルグループを構成する2個のプレーンハー
フロッドPF1は、その搬送方向でみて前後に分離さ
れ、また、2個のプレーンハーフロッドPF1の両側に
それぞれ位置する2個のチャコールプラグCF2に関し
ても、その搬送方向でみて前後に分離されることにな
る。
【0035】即ち、図4から明らかなように、第1グレ
ーディングドラム60上において、フィルタ部材の第1
ダブルグループは、その中央に1個のプレーンハーフロ
ッドPF1と、その両側に同軸にして位置した1個ずつ
のチャコールプラグCF2を有する2つの第1シングル
グループに分離される。このようにして得られたフィル
タ部材の第1シングルグループは、第1グレーディング
ドラム60から第1アライニングドラム62に乗り移
り、この第1アライニングドラム62上にて、各第1シ
ングルグループのプレーンハーフロッドPF1及びその
両側の2個のチャコールプラグCF2は、予め設定され
ているそれぞれ搬送ライン上に位置決めされた後、個々
にロータリナイフ70を通過し、等分に切断される。従
って、第1アライニングドラム62上では、プレーンハ
ーフロッドPF1を等分して得た2個のプレーンプラグ
PF2の両側に、チャコールプラグCF2 を等分して得
た2個ずつのチャコールチップCF3をそれぞれ有する
フィルタ部材の第2ダブルグループが形成される。
【0036】なお、第1アライニングドラム62に前述
したようにロータリナイフ70が6枚備えられている場
合、これらロータリナイフ70により、第1シングルグ
ループの個々のフィルタ部材は3個ずつ等分に切断さ
れ、この場合には、フィルタ部材のトリプルグループが
形成されることになる。この後、フィルタ部材の第2ダ
ブルグループ又はトリプルグループは、第1アライニン
グドラム62から第2グレーディングドラム64に乗り
移り、この際、第2ダブルグループ又はトリプルグルー
プは、前述した第1ダブルグループの場合と同様に、そ
のグループから2つ又は3つのの第2シングルグループ
に分離され、これら第2シングルグループは、第2グレ
ーディングドラム64から第2アライニングドラム66
に順次乗り移る。この第2アライニングドラム66で
は、各第2シングルグループを構成する中央のプレーン
プラグPF2の両端に1個ずつのチャコールチップCF3
が密着されることにより、デュアルタイプのフィルタプ
ラグFPが形成され、また、このフィルタプラグFPD
は、第2アライニングドラム66上で、その軸線方向の
位置決めがなされている。
【0037】この後、フィルタプラグFPDは、第2ア
ライニングドラム66から前述したドラム列4上にて一
対のシングルシガレットSC間に供給される。ドラム列
4へのフィルタプラグFPの供給は、図2中A3領域で
示されている。上述したフィルタプラグ供給装置10
は、デュアルタイプのフィルタプラグFPDのみなら
ず、非デュアルタイプのフィルタプラグにも適用するこ
とができる。ここで、非デュアルタイプのフィルタプラ
グとは、プレーンフィルタプラグ、トリプルフィルタプ
ラグ及びリセスフィルタフィルタプラグ等を示してい
る。
【0038】このような非デュアルタイプのフィルタプ
ラグを形成し、そして、そのフィルタプラグをドラム列
4に供給する場合、フィルタプラグ供給装置10の両方
のホッパ40,42には同種同一長さのフィルタロッ
ド、ここでは説明を簡略にするため、フィルタロッドと
してダブルプレーンプラグがそれぞれ供給されるものと
し、フィルタプラグ供給装置10でのダブルプレーンプ
ラグの処理の流れは図5に示されている。図5中、ホッ
パ40側のダブルプレーンプラグとホッパ42側のダブ
ルプレーンプラグとの識別を容易するため、一方のダブ
ルプレーンプラグにはダッシュを付加して示してある。
なお、ダブルプレーンプラグは、前記プレーンフィルタ
ロッドPF0の例えば2/3の長さを有している。
【0039】ホッパ40から取り出されたダブルプレー
ンプラグDP'0は、そのホッパドラム52上にて個々の
プレーンプラグDP'1に等分され、セパレーションドラ
ム56上にて互いに分離された後、アセンブリドラム5
8に乗り移る。このアセンブリドラム58上では、個々
のプレーンプラグDP'1が更に等分に切断されることは
なく、従って、アセンブリドラム58上では、互いに分
離された個々のプレーンプラグDP'1間に、ホッパ42
からの2個のプレーンプラグDP1が同軸にして配置さ
れる。この結果、アセンブリドラム58上では、4個の
プレーンプラグをフィルタ部材としたダブルグループが
形成される。
【0040】このようなフィルタ部材のダブルグループ
がアセンブリドラム58から第1グレーディングドラム
60に乗り移ると、この際、ダブルグループは、2個ず
つのプレーンプラグを有したシングルグループに分離さ
れ、各シングルグループのプレーンプラグは、図5に示
してあるように、DP1とDP'1との組合せからなって
いる。
【0041】シングルグループは、第1グレーディング
ドラム60から第1アライニングドラム62に乗り移
り、ここで、各シングルグループのプレーンプラグDP
1,DP'1は等分に切断されることなく、その軸線方向
の位置決めのみがなされる。この後、各シングルグルー
プが第1アライニングドラム62から第2グレーディン
グドラム64に乗り移ると、そのシングルグループのプ
レーンプラグDP1,DP'1はその搬送方向でみて前後
に分離され、第2グレーディングドラム64から第2ア
ライニングドラム66に乗り移る。この第2アライニン
グドラム66上にて、個々のプレーンプラグはその軸線
方向の位置決めがなされて、非デュアルタイプのフィル
タプラグFPNDとなり、この後、第2アライニングドラ
ム66からドラム列4上の一対のシングルシガレットS
C間に供給される。
【0042】なお、図5の例では、第1アライニングド
ラム62上にて個々のプレーンプラグDPは等分に切断
されないが、ここでも、ホッパ40,42から供給され
るフィルタロッドの長さによっては、ロータリナイフ7
0により、各プレーンプラグを複数個に等分することも
可能である。フィルタプラグ供給装置10の概略は前述
した通りであり、以下には個々のドラムや、その周辺の
構成に関して順次詳細に説明する。なお、各ドラムの説
明にあたり、同一の機能を有する部材及び部位には同一
の参照符号を付し、その説明の重複を避けることにす
る。 :ホッパドラム:図6には、前述したホッパドラム5
2,54の一例が示されている。これらホッパドラム5
2,54は実質的に同一の構造を有していることから、
ここでは、一方のホッパドラム52について説明する。
【0043】ホッパドラム52は、その中心に位置した
ドラム軸72と、このドラム軸72を囲む固定スリーブ
74とを備えており、これらの間には環状のギャップが
確保されている。ドラム軸72は、固定スリーブ74に
一対の軸受76,78を介して回転自在に支持されてお
り、一方、固定スリーブ74はその一端が前述したメイ
ンフレーム2に嵌合された状態で支持されている。
【0044】ドラム軸72は固定スリーブ74の一端か
らメインフレーム2の奥側に突出しており、この突出端
部には動力伝達系80を構成する複数のギヤが取付けら
れている。従って、ドラム軸72は動力伝達系80から
の動力を受けて一方向に回転される。固定スリーブ74
の他端側の部位は、メインフレーム2から水平に突出さ
れており、この部位の先端部には複数の吸引開口82が
形成されている。これら吸引開口82は、固定スリーブ
74の周方向に所定の領域に亘って延び、互いに分離さ
れている。
【0045】固定スリーブ74内には複数の内部通路8
4が形成されており、これら内部通路84は一方におい
て吸引開口82に接続され、他方においてはメインフレ
ーム2内の吸引通路86に接続されている。この吸引通
路86は、送風機等の図示しない負圧源に接続されてお
り、この負圧源は吸引通路86及び内部通路84を通
じ、吸引開口82に常時一定のサクション圧を供給する
ことができる。
【0046】固定スリーブ74の吸引開口82は、外側
から制御スリーブ88により気密に覆われており、この
制御スリーブ88は固定スリーブ74に対し、連結ディ
スク90、複数の連結ボルト92及び位置決めピン94
を介して固定されている。これらディスク90、ボルト
92及びピン94は、固定スリーブ74の他端に配置さ
れており、位置決めピン94は固定スリーブ74に対す
る制御スリーブ88の取付け角を決定するものである。
なお、位置決めピン94を使用する代わりに、固定スリ
ーブ74及び制御スリーブ88の双方にキリ穴などのマ
ークを形成しておき、これらマークの位置合わせによ
り、制御スリーブ88の取付け角を決定するようにして
もよい。
【0047】制御スリーブ88の内周面には、その一部
に周溝が形成されており、この周溝は固定スリーブ74
の吸引開口82とともに、吸引室83を形成している。
この吸引室83は、ホッパドラム52の周方向に所定の
領域に亘って延びている。制御スリーブ88の外周面に
は、ドラムシェル96が気密を存して摺接自在に取り付
けられている。即ち、ドラムシェル96の一端は軸受9
7を介して固定スリーブ74の外周面に回転自在に支持
され、その他端は制御スリーブ88を越えて延び、ドラ
ム軸72の他端に連結されている。
【0048】即ち、ドラム軸72の他端もまた固定スリ
ーブ74及び制御スリーブ88の他端から突出してお
り、これらドラム軸72の他端とドラムシェル96の他
端とは、駆動ディスク98、連結ノブ100、位置決め
キー102及び複数の連結ねじを介して相互に分離可能
にして連結されている。従って、ドラム軸72とドラム
シェル96とは一体にして回転される。なお、連結ねじ
を取り外した後、連結ノブ100を回せば、ドラムシェ
ル96は連結ノブ100及び駆動ディスク98ともに、
制御スリーブ88から簡単に引き抜くことができる。な
お、位置決めキー102は、制御スリーブ88に対する
ドラムシェル96の取付け角を決定するためのものであ
る。
【0049】ドラムシェル96の外周面には、円筒形を
なした溝付きシェル104が固定して取り付けられてお
り、この溝付きシェル104の外周面には、ホッパ52
からのフィルタロッド、つまり、チャコールフィルタロ
ッドCF0を受取り可能な溝が周方向に等間隔を存して
形成されている。溝付きシェル104の各溝には、その
底面からドラムシェル96を径方向に貫通してその内周
面に開口する複数の吸引孔106が形成されており、こ
れら吸引孔106は、制御スリーブ88に形成された吸
引スロット108にそれぞれ接続可能となっている。即
ち、これら吸引スロット108は、図3でみて、ホッパ
ドラム52がホッパ40の排出口48に臨む領域からホ
ッパドラム52とセパレーションドラム56との連接点
の直前まで、制御スリーブ88の周方向に延び、前記吸
引室83に常時接続されている。
【0050】更に、制御スリーブ88の外周面には、図
示されていないけれども大気に開放された大気溝が形成
されている。この大気溝は制御スリーブ88の軸線方向
に延び、ホッパドラムとセパレーションドラム56との
連接点に配置されている。従って、ドラム軸72ととも
にドラムシェル96が回転されると、溝付きシェル10
4の各溝は、ホッパ40の排出口48を通過するとき、
固定スリーブ74の吸引開口82、即ち、吸引室83に
吸引スロット108及び吸引孔106を通じて接続さ
れ、吸引室83からのサクション圧を受けて、ホッパ4
0の排出口48からチャコールフィルタロッドCF0を
吸引して受け取ることができる。このチャコールフィル
タロッドCF0の吸引は、ドラムシェル96の回転に伴
い、その溝が次のセパレーションドラム56との前記連
接点の直前に達するまで継続される。従って、ホッパド
ラム52の溝付きシェル104における各溝は、ホッパ
ドラム52の回転に伴い、ホッパ40からチャコールフ
ィルタロッドCF0を1本ずつ順次取り出し、この取り
出したチャコールフィルタロッドCF0をセパレーショ
ンドラム56に向けて搬送することができる。
【0051】上述したホッパドラム52は、前述したよ
うにホッパドラム54にも適用でき、この場合、ホッパ
ドラム54はホッパ42から取り出したフィルタロッド
をアセンブリドラム58に向けて搬送する。ホッパドラ
ム52,54にて取り扱うフィルタロッドの長さは、デ
ュアルフィルタ用と非デュアルフィルタ用とで異なり、
また、フィルタシガレットの銘柄によっても異なる。
【0052】しかしながら、前述したようにホッパ4
0,42はその正面壁及び背面壁が前後に移動可能であ
るから、その排出口48から排出されるフィルタロッド
のロッド長の中心を、ホッパドラムの軸線方向でみた溝
付きシェル104の中心、即ち、ホッパドラムの搬送ラ
イン上に位置決めでき、フィルタロッドの長さの相違に
拘わらず、フィルタロッドを取り扱うことができる。こ
の点、図6中、フィルタロッドの長さに応じて調整され
たホッパの排出口48が2点鎖線で示されているが、こ
の2点鎖線の排出口と実線の排出口とは、その中心がホ
ッパドラムの搬送ライン、つまり、その溝付きシェル1
04の軸線方向でみた中心に一致されている。
【0053】図6中、参照符号110は、空圧源に接続
されたエアブロー配管を示しており、このエアブロー配
管110は、外側から固定スリーブ74の内部通路84
を通じて吸引開口82まで延び、そして、制御スリーブ
88に形成された1つのノズル溝に接続されている。ノ
ズル溝は、制御スリーブ88の外周面をその軸線方向に
延び、制御スリーブ88の吸引スロット108とはその
周方向に離間して位置付けられている。ドラムシェル9
6の回転中、ノズル溝は、各溝付きシェル104の吸引
孔106に周期的に接続されて、その溝付きシェル10
4の溝に圧縮空気を噴出し、この圧縮空気の噴出はその
溝内の塵等を除去する。 :セパレーションドラム:図7には、図6のホッパドラ
ムと同様なセパレーションドラム56の縦断面が示され
ている。この場合、固定スリーブ74と制御スリーブ8
8との間に形成される吸引室83は、固定スリーブ74
の全周に亘って形成されている。
【0054】セパレーションドラム56のドラムシェル
96にもその外周面に、円筒形をなした溝付きシェル1
12が固定して取り付けられている。この溝付きシェル
112は、前述したホッパドラムの溝付きシェル104
に比べて、その軸線方向に長く延びているが、これら溝
付きシェル104,112はその軸線方向の中心が互い
に一致されている。即ち、ホッパドラム52及びセパレ
ーションドラム56のフィルタロッドの搬送ラインはド
ラムの軸線方向でみて互いに整合されている。
【0055】溝付きシェル112にも周方向に等間隔を
存して、即ち、ホッパドラム52の溝と同一ピッチを存
して溝114が形成されており、これら溝114は溝付
きシェル112の全長に亘って延びている。各溝114
は、受け取ったフィルタロッドが完全に没入する程度の
深さを有し、また、その内面はフィルタロッドが軸線方
向に容易に摺動できるように滑らかに形成されている。
【0056】各溝114をその軸線方向の中心から左右
の溝部分114L,114Rに区分してみた場合、これら
溝部分114L,114Rの両端部には、その底面に一対
ずつの吸引孔116a,116bがそれぞれ形成されて
おり、これら吸引孔116はドラムシェル96を径方向
に貫通し、その内周面に開口している。一方、制御スリ
ーブ88には、その軸線方向でみて中央領域に4つの吸
引スロット118が形成されており、これら吸引スロッ
ト118は、制御スリーブ88の軸線方向でみて、溝部
分114Lの右端部及び溝部分114Rの左端部に位置す
る吸引孔116aにそれぞれ接続可能となる位置に位置
付けられている。一方、制御スリーブ88の周方向でみ
たとき、吸引スロット118は、図8から明らかなよう
にホッパドラム52とセパレーションドラム56との連
接点から、このセパレーションドラム56の回転方向に
僅かに延びているだけである。
【0057】前述したホッパドラム52上を搬送されて
くる一対のチャコールハーフロッドCF1(これらは、
ホッパドラム52上で、チャコールフィルタロッドCF
0を等分に切断して得られた分割ロッド部分である)
は、ホッパドラム52とセパレーションドラム56との
連接点に到達したとき、セパレーションドラム56側の
吸引スロット118に吸引孔116aを介して接続され
たドラムシェル96の溝114に吸引して受け取られ、
前述したようにセパレーションドラム56に乗り移る。
このとき、図7に示されているように一対のチャコール
ハーフロッドCF1は、その溝114の左右の溝部分1
14L,114Rに分けて受け取られる。
【0058】なお、セパレーションドラム56のドラム
シェル96の回転が進み、その溝114の吸引孔116
aが吸引スロット118から外れると、その時点で、チ
ャコールハーフロッドCF1を受け入れている溝114
へのサクション圧の供給が停止される。更に、制御スリ
ーブ88の外周面には、4つの大気溝120(図8参
照)が形成されている。これら大気溝120は、対応す
る吸引スロット118と同一の円周ライン上に位置し、
図8に示されているようにセパレーションドラム56の
回転方向でみて、吸引スロット118の近傍からアセン
ブリドラム58との連接点を越えて延びている。これら
大気溝120はセパレーションドラム56の端面にて大
気に開放されている。従って、セパレーションドラム5
6におけるドラムシェル96の各溝114が吸引孔11
6aを通じて大気溝120に接続されると、その溝11
4には大気が導入される。
【0059】ここで、大気溝120は、セパレーション
ドラム56の下側半分の領域に形成されていることか
ら、溝114への大気の導入は、溝114内での一対の
チャコールハーフロッドCF1 の吸引保持を不能にす
る。それ故、セパレーションドラム56の下側半分の領
域には、その外周面を囲むようにしてドラムカウル12
2が取り付けられている。ホッパドラム52からセパレ
ーションドラム56へのチャコールハーフロッドCF1
の乗り移りを確実になすため、ドラムカウル122にお
いて、そのホッパドラム52側の先端部は、公知の如く
フォーク爪122aが取付けられており、これらフォー
ク爪122aはホッパドラム52の回転を妨げることな
く、ホッパドラム52内に侵入している。
【0060】前述したドラムカウル122とセパレーシ
ョンドラム56との間には、2枚のシールシート124
が左右に配置されており、これらシールシート124は
ドラムカウル122に取り付けられている。各シールシ
ート124はホッパドラム52側からアセンブリドラム
58の近傍まで延び、溝付きシェル112の外周面を覆
っている。シールシート124の外側縁とドラムシェル
96の両端側との間は、図示しないシール部材により閉
塞されており、セパレーションドラム56の溝144が
シールシート124の直下を通過するとき、その溝11
4は、シールシート124によりトンネル状の通路とな
る。
【0061】再度、図8を参照すれば、前述した溝付き
シェル112の各溝114の両端部には吸引ポート12
6がそれぞれ開口されており、これら吸引ポート126
はドラムシェル96を径方向に貫通し、その内周面に開
口している。また、溝付きシェル112の両端部には詳
細に図示されていないけれども、リング状をなしたスト
ッパ128がそれぞれ取り付けられており、これらスト
ッパ128は、各溝114の吸引ポート126側とその
中央領域とを区画している。各ストッパ128は、各溝
114内において、その吸引ポート126側と中央領域
とを連通を常時連通させるため、例えば切欠(図示しな
い)が形成されている。なお、リング状のストッパ12
8の代わりに、各溝114の対応する箇所にブロック状
をなしたストッパを取付けてもよいが、この場合にも、
空気を流通させるための切欠は必要となる。
【0062】一方、制御スリーブ88の両端部には、対
応する吸引ポート126と接続可能な軸方向位置に吸引
スロット130がそれぞれ形成されており、これら吸引
スロット130は前述した吸引室83に常時接続されて
いる。各吸引スロット130は、前記大気溝120と同
様に、ホッパドラム52側からアセンブリドラム58に
向けて制御スリーブ88の周方向に延び、その範囲は大
気溝120が形成されている領域内、つまり、溝付きシ
ェル112の溝114が前述したシールシート124に
より覆われている領域内に設定されている。
【0063】更に、制御スリーブ88には、前述した各
吸引孔116bと接続可能な軸方向位置に吸引スロット
132がそれぞれ形成されており、これら吸引スロット
132にもまた吸引室83に常時接続されている。各吸
引スロット132は、セパレーションドラム56の回転
方向でみて、前述した吸引スロット130の終端直後か
らセパレーションドラム56とアセンブリドラム58と
の連接点の直前まで延び、その領域は図8中Sで示され
ている。
【0064】更に、前述したドラムカウル122におい
て、その先端部の内面には必要に応じて分離楔134
(図9参照)が取り付けられている。この分離楔134
は、セパレーションドラム56の回転方向でみて、前述
したシールシート124の直上流で、且つ、溝付きシェ
ル112の軸線方向でみた中心に位置付けられ、その尖
端はホッパドラム52の方向に向けられている。なお、
分離楔134は、図9中、2点鎖線で示されているよう
に左右のシールシート124の間で且つ吸引ポート12
6がサクション圧の供給を受け始める位置に配置されて
いてもよい。
【0065】セパレーションドラム56はその回転に伴
い、ホッパドラム52から溝付きシェル112の1つの
溝114、つまり、その左右の溝部分114L,114R
に前述した如く一対のチャコールハーフロッドCF1を
それぞれ吸引して受け取り、これらチャコールハーフロ
ッドCF1をアセンブリドラム58に向けて搬送する。
【0066】この搬送過程において、一対のチャコール
ハーフロッドCF1が分離楔134を通過すると、これ
らチャコールハーフロッドCF1は、図9に示されてい
るように分離楔134の尖端により左右に分離され、そ
の分離距離は楔134の最大幅に制限される。図9は、
セパレーションドラム56における外周面の展開図を示
している。
【0067】ここで、一対のチャコールハーフロッドC
F1が分離楔134を通過し始めるとき、その溝114
の吸引孔116aが制御スリーブ88の大気溝120に
接続され、チャコールハーフロッドCF1に対するサク
ションが解除される。従って、溝114内の一対のチャ
コールハーフロッドCF1は分離楔134により容易に
左右に分離される。なお、チャコールハーフロッドCF
1のサクションが解除されても、これらは、セパレーシ
ョンドラム56の外周面に沿って延びているフォーク爪
122aにより保持され、その溝114から脱落するこ
とはない。
【0068】セパレーションドラム56の回転が更に進
み、一対のチャコールハーフロッドCF1がシールシー
ト124内に進入すると、その溝114の両端に位置し
た吸引ポート126が制御スリーブ88の吸引スロット
130にそれぞれ接続される。このとき、一対のチャコ
ールハーフロッドCF1を受け入れている溝114は、
左右一対のシールシート124によりトンネル状となっ
ているから、これらチャコールハーフロッドCF1は、
対応する吸引ポート126のサクション圧を受け、図9
に示されているようにその吸引ポート126に向けて移
動する。これらチャコールハーフロッドCF1の移動は
ストッパ128に当接したとき停止され、これらチャコ
ールハーフロッドCF1は左右に所定の距離だけ離間さ
れる。
【0069】図10を参照すると、溝114の一方の溝
部分114Rがシールシート124によりトンネル状と
なっている様子がより明確に示されている。溝部分11
4R内のチャコールハーフロッドCF1がサクション圧に
より吸引されるとき、その一対の吸引孔116aには大
気圧が供給されているから、チャコールハーフロッドC
F1の保持力が解除され、一方、左右のシールシート1
24の間から多量の空気が供給されることにより、その
チャコールハーフロッドCF1はそのストッパ128に
向けて確実に移動され、そして、ストッパ128にて停
止する。
【0070】なお、前述したように分離楔134が2点
鎖線で示す位置に位置付けられていると、一対のチャコ
ールハーフロッドCF1が分離楔134に到達したと
き、これらチャコールハーフロッドCF1は既にサクシ
ョン圧を受けて互いに分離し始めているから、これらの
間が分離楔134により強い力で押し広げられるような
ことはなく、チャコールハーフロッドCF1の損傷を防
止することができる。
【0071】この後、互いに左右に離間された一対のチ
ャコールハーフロッドCF1がシールシート124から
抜け出ると、その溝114の吸引孔116bが制御スリ
ーブ88の吸引スロット132(図8参照)に接続さ
れ、各チャコールハーフロッドCF1はストッパ128
に当接した状態で、その溝部分に吸引保持される。この
吸引保持は、その溝114がセパレーションドラム56
とアセンブリドラム58との連接点の直前に達するまで
継続される。
【0072】上述したセパレーションドラム56におい
て、一対のチャコールハーフロッドCF1、即ち、その
一対の分割ロッド部分を左右に離間させるべき距離が他
方のホッパ42側からアセンブリドラム58に供給され
るフィルタロッドの最大長さに基づいて設定されていれ
ば、セパレーションドラム56はデュアル用及び非デュ
アル用の何れの分割ロッド部分にも適用可能となる。
【0073】それ故、セパレーションドラム56におい
ては、一対の分割ロッド部分を離間させるべき距離が必
然的に長くなるけれども、これら分割ロッド部分は、そ
の溝114内で左右に安定して移動し互いに分立され
る。即ち、溝114内の一対の分割ロッド部分は、サク
ション圧により吸引されて移動するから、たとえ長い距
離でも分割ロッド部分を安定して且つ高速に移動させる
ことができる。従って、前述したフィルタアタッチメン
トの更なる高速化に伴い、セパレーションドラム56の
周速が高速化しても十分に対応することができる。ま
た、シールシート124は、分割ロッド部分の移動を案
内するガイドとしても機能することから、セパレーショ
ンドラム56から分割ロッド部分が飛び出すようなこと
もない。 :アセンブリドラム:図11には、アセンブリドラム5
8の縦断面が示されており、このアセンブリドラム58
の吸引室83もまた制御スリーブ88の内周全域に亘っ
て形成されている。
【0074】アセンブリドラム58のドラムシェル96
には、その外周面に溝付きシェル134を備えており、
この溝付きシェル134の外周面には、その周方向に等
間隔を存して、即ち、セパレーションドラム56の溝1
14と同一のピッチを存して溝136が形成されてい
る。各溝136は、溝付きシェル134の両端部に位置
した一対の溝部分136aと、溝付きシェル134の中
央領域に位置した溝部分136bに区画されている。
【0075】ここで、一対の溝部分136aの間隔は、
前述したセパレーションドラム56にて左右に分離され
る分割ロッド部分の間隔に一致されている。各溝部分1
36aの底面には一対の吸引孔138がそれぞれ形成さ
れており、これら吸引孔138はドラムシェル96を径
方向に貫通して、その内周面に開口している。一方、溝
部分136bにもその底面に、4個の吸引孔140が形
成されており、これら吸引孔140もまたドラムシェル
96を径方向に貫通して、その内周面に開口している。
これら吸引孔140は、図11から明らかなように、そ
の溝部分136bをその軸線方向でみた中心から2つの
領域に分けてみたとき、各領域に2個ずつ振り分けて配
置されている。
【0076】一方、アセンブリドラム57の制御スリー
ブ88には、吸引孔138のそれぞれと接続可能な軸線
方向位置に吸引スロット142が形成されており、ま
た、吸引孔140のそれぞれと接続可能な軸線方向位置
に吸引スロット144が形成されている。アセンブリド
ラム58の回転方向でみて、吸引スロット142は、セ
パレーションドラム56とアセンブリドラム58との連
接点から、このアセンブリドラム58と前述した第1グ
レーディングドラム60との連接点の直前まで、その制
御スリーブ88の周方向に延びており、吸引スロット1
44は、ホッパドラム54とアセンブリドラム58との
連接点から、このアセンブリドラム58と第1グレーデ
ィングドラム60との連接点の直前まで、その制御スリ
ーブ88の周方向に延びている。
【0077】従って、前述したセパレーションドラム5
6上を一対の分割ロッド部分、即ち、一対のチャコール
ハーフロッドCF1が搬送されてくると、これらは、ア
センブリドラム58の1つの溝136において、その両
側の一対の溝部分136aにそれぞれ吸引して受け取ら
れ、このアセンブリドラム58に乗り移る。この後、一
対のチャコールハーフロッドCF1は、図3を参照すれ
ばより明らかなようにホッパドラム54を通過する前の
段階で、アセンブリドラム58の一対のロータリナイフ
68により等分にそれぞれ切断され、各チャコールハー
フロッドCF1から2個のチャコールプラグCF2が得ら
れる。
【0078】一方、前述したようにホッパ42からホッ
パドラム54により取り出されたプレーンフィルタロッ
ドPF0は、そのホッパドラム54上にて一対のプレー
ンハーフロッドPF1に等分された後、アセンブリドラ
ム58に向けて搬送され、そして、アセンブリドラム5
8の1つの溝136の溝部分136bに吸引して受け取
られ、このアセンブリドラム58に乗り移る。従って、
アセンブリドラム58の溝136には、一対のプレーン
ハーフロッドPF1と、その両側に一対ずつのチャコー
ルプラグCF2が受け取られ、前述したフィルタ部材の
第1ダブルグループが形成される。この後、これら第1
ダブルグループは第1グレーディングドラム60に向け
て搬送される。
【0079】ここで、セパレーションドラム56から搬
送されてくる分割ロッド部分がチャコールハーフロッド
ではなく、非デュアルフィルタプラグを形成する分割ロ
ッド部分である場合には、前述したようにその分割ロッ
ド部分をアセンブリドラム58上にて等分に切断する必
要はない。それ故、この場合、アセンブリドラム58の
ロータリナイフ68は取り外されるか、または、アセン
ブリドラム58の周面から分離されなければならない。
【0080】なお、ホッパ54側から供給されるフィル
タロッドの長さが異なる場合でも、アセンブリドラム5
8は、その溝136の溝部分136bにフィルタロッド
を受け取ることができ、この際、そのフィルタロッドの
ロッド長中心は、溝部分136bの軸線方向でみた中心
に一致されている。次に、上述した一対のロータリナイ
フ68及びその周辺の構成について説明する。 :ロータリナイフ:図12を参照すると、一対のロータ
リナイフ68の支持構造及びこれらロータリナイフ68
への動力伝達系が示されている。図12に示されている
ようにメインフレーム2からは、軸受スリーブ146が
ドラム側に向けて突出しており、この軸受スリーブ14
6内には、一対の軸受148を介して駆動軸150が回
転自在に支持されている。メインフレーム2側に位置し
た駆動軸150の一端にはギヤプーリ152が取り付け
られており、このギヤプーリ152はエンドレスのギヤ
ベルト154を介して電動モータ側のギヤプーリに接続
されている。一方、駆動軸150の他端には、オルダム
カップリング156を介して伝動軸158が接続されて
おり、この伝動軸158は、スリーブエンド160に一
対の軸受162を介して回転自在に支持されている。ス
リーブエンド160は、軸受スリーブ146の一端開口
に取り付けられ、この開口を閉塞している。
【0081】軸受スリーブ146の先端部には、アーム
164の上端が回動自在に取り付けられており、このア
ーム156の下端部は、アセンブリドラム58の上方に
向けて延びている。アーム156の下端部からは門形を
なした延長アーム178が延びている。この延長アーム
178には、把持部181が取り付けられている。アー
ム156の下端部には、ナイフ軸166が貫通して配置
されており、このナイフ166は、アセンブリドラム5
8の上方をその軸線と平行にして延びている。ナイフ軸
166の両端側の部分は一対の軸受168及び軸受18
0を介して、アーム164の下端部及び延長アーム17
8の下端部に回転自在に支持されている。
【0082】伝動軸158及びナイフ軸166の一端に
は、ギヤプーリ170がそれぞれ取り付けられており、
これらギヤプーリ170間にはエンドレスのギヤベルト
172が掛け回されている。ナイフ軸166には、ディ
スタンスカラー174、ナイフホルダ182a,182
b,182c,182dを介して前述した一対のロータ
リナイフ68が取り付けられている。これらロータリナ
イフ68は、対応するナイフホルダ間に挟持され、アセ
ンブリドラム58の軸線方向に所定の距離だけ離間して
いる。即ち、各ロータリナイフ68は、アセンブリドラ
ム58上にて切断すべきチャコールハーフロッドCF1
の位置に応じて位置決めされている。
【0083】上述したロータリナイフ68によれば、駆
動軸150の回転が上述した動力伝達系を介してナイフ
軸166に伝達されると、一対のロータリナイフ68は
同時に回転し、アセンブリドラム58上を通過する一対
のチャコールハーフロッドCF1を等分に切断する。ロ
ータリナイフ68を使用する必要がない場合、前述した
アーム164は軸受スリーブ146の回りに上方に向け
て回動され、これにより、一対のロータリナイフ68は
アセンブリドラム58から上方に離間される。
【0084】この状態で、前述した駆動軸150と伝動
軸158とをオルダムカップリング156から分離すれ
ば、アーム164を軸受スリーブ146から引き抜き、
このアーム164とともに一対のロータリナイフ68を
取り外すことができる。この場合、図12中R−R線か
ら右側に位置するロータリナイフ68側の部分が取り外
されることになる。
【0085】図13を参照すれば、アーム164の回動
操作に使用されるハンドル184に加え、前記電動モー
タ188やその出力軸に取り付けられたギヤプーリ18
8が示されている。更に、図13には、ホッパドラム5
2,54のロータリナイフ65,66への動力伝達系を
も併せて示されている。先ず、ロータリナイフ65側に
関しては、そのナイフ軸と前述した駆動軸150とには
それぞれギヤプーリ190,191が取り付けられてお
り、これらギヤプーリ190,191にはエンドレスの
ギヤベルト192が掛け回されている。従って、ホッパ
ドラム52のロータリナイフ65は、アセンブリドラム
58のロータリナイフ68と同様に、前記電動モータ1
86の動力を受けて回転される。
【0086】一方、ホッパドラム54のロータリナイフ
66に関しては独立した電動モータ194を備えてお
り、この電動モータ194の出力がロータリナイフ65
の場合と同様にして、そのロータリナイフ66に伝達さ
れるようになっている。更に、ロータリナイフ65,6
6は、アーム196,198に回転自在に支持されてお
り、これらアーム196,198は、ギヤプーリ191
の軸線を中心として上方に向けて回動可能となってい
る。アーム196,198の回動操作はハンドル20
0,202により行うことができる。
【0087】図14には、前述した各アーム164,1
96,198がそれぞれ上方に向けて回動された状態で
示されており、この状態では、ロータリナイフ65,6
6,68は、ホッパドラム52,54及びアセンブリド
ラム58からそれぞれ上方に離間されている。このよう
に各ロータリナイフのアームが回動可能になっていれ
ば、ロータリナイフの交換作業を容易に行うことができ
る。
【0088】なお、図3中に示されているロータリナイ
フ65,66,68の周辺の構造は、図13及び図14
に正確に一致していないが、これは単に作図上の都合に
よる。次に、アセンブリドラム58に連接する第1グレ
ーディングドラム60について説明する。 :第1グレーディングドラム:図15及び図16は、第
1グレーディングドラム60の縦断面及び横断面をそれ
ぞれを示している。第1グレーディングドラム60のド
ラムシェル96には、その外周面に溝付きシェル204
が固定して取り付けられており、この場合、溝付きシェ
ル204はドラムシェル96の軸線方向に互いに隣接し
た4個のリング部材からなっている。詳細には、溝付き
シェル204はその軸線方向でみて、中央に位置した一
対のリング部材206a,206bと、これらリング部
材206の両側にそれぞれ一対ずつ配置されたリング部
材208a,208bからなっている。
【0089】リング部材206a,206bには、その
周方向に等間隔を存して複数の溝枠部材210a,21
0bが埋設されており、これら溝枠部材210は、その
溝を形成する一方の溝壁、即ち、図16から明らかなよ
うに第1グレーディングドラム60の回転方向でみて、
その前側に位置する溝壁が切り欠かれ、他方の溝壁のみ
がそのリング部材206の外周面から突出したストッパ
壁211として形成されている。
【0090】ここで、各リング部材206の溝枠部材2
10は、アセンブリドラム58の溝136に比べて2倍
のピッチを存して配置されており、また、溝枠部材21
0aと溝枠部材210bとは、その溝枠部材210のピ
ッチでみて、第1グレーディングドラム60の周方向に
半ピッチずつ、その回転位相をずらして配置されてい
る。
【0091】各リング部材206の溝枠部材210の溝
213の底面には、一対の吸引孔212が設けられてお
り、これら吸引孔212はそのリング部材206及びド
ラムシェル96を径方向に貫通し、このドラムシェル9
6の内周面に開口している。一方、各リング部材208
にも、前記溝枠部材210と同様な溝枠部材214a,
214bがその周方向に等間隔を存して設けられてお
り、互いに隣接する溝枠部材214a,214bはその
リング部材208の周方向に半ピッチずつ、その回転位
相をずらして配置されている。この結果、各リング部材
206,208の溝枠部材210,214に関し、図1
7から明らかなように、2個ずつの溝枠部材210a,
214aは、リング部材の軸線方向でみて同軸上に配置
され、2個ずつの溝枠部材210b,214bもまた同
軸上に配置されている。
【0092】各溝枠部材214の溝213にはその底面
に1個の吸引孔216がそれぞれ設けられており、これ
ら吸引孔216もまた、そのリング部材208及びドラ
ムシェル96を径方向に貫通し、このドラムシェル96
の内周面に開口している。一方、制御スリーブ88の外
周面には、吸引孔212,216のそれぞれに接続可能
な吸引スロット218が形成されており、これら吸引ス
ロット218は、図16から明らかなように、第1グレ
ーディングドラム60の回転方向でみてアセンブリドラ
ム58と第1グレーディングドラム60との連接点か
ら、この第1グレーディングドラム60と第1アライニ
ングドラム62との連接点の直前まで、制御スリーブ8
8の周方向に延びている。更に、制御スリーブ88の外
周面には、吸引スロット218と同一の円周上に位置し
て、大気溝220が形成されており、この大気溝220
は第1グレーディングドラム60と第1アライニングド
ラム62との連接点から所定の範囲に亘って制御スリー
ブ88の周方向に延びている。大気溝220は、図15
でみた場合、制御スリーブ88の右側端面まで延びて大
気に開放されている。
【0093】更に、第1グレーディングドラム60に
は、その下側部分の外周面を覆うようにしてドラムカウ
ル222が備えられており、このドラムカウル222
は、アセンブリドラム58から第1アライニングドラム
62まで延びている。アセンブリドラム58側に位置し
たドラムカウル222の先端部分は、フォーク状に分岐
された複数のフォーク爪224に形成されており、これ
らフォーク爪224は、図17中編み目状のハッチング
を施して示されている。即ち、フォーク爪224は、各
リング部材206に一対ずつ、そして、各リング部材2
08には1個ずつ備えられている。
【0094】各フォーク爪224はアセンブリドラム5
8の回転を妨げることなく、このアセンブリドラム58
に侵入し、その先端がアセンブリドラム58と第1グレ
ーディングドラム60との連接点の近傍に位置付けられ
ている。各フォーク爪224はその先端が先細状をな
し、第1グレーディングドラム60の外周面に対向する
ようなガイド面226を有し、このガイド面226は、
第1グレーディングドラム60の回転方向でみて、その
上流側に拡開するように傾斜されている。
【0095】ここで、前述した各ドラムは、原理的に同
一の周速で回転されることを前提として、ドラム間での
分割ロッド部分の乗り移りが可能となっているが、しか
しながら、第1グレーディング60は、アセンブリドラ
ム58の周速に対し、その搬送方向に分離すべき分割ロ
ッド部分の個数に応じた倍速、即ち、この場合には、ア
センブリドラム58の2倍の周速で回転される。より詳
しくは、ドラムの周速は、その溝に保持した分割ロッド
部分の中心を通るドラムのピッチ円の周速で規定され
る。
【0096】上述した第1グレーディングドラム60に
よれば、アセンブリドラム58上の前述したフィルタ部
材の第1ダブルグループ(その中央に一対のプレーンハ
ーフロッドPF1と、この両側に位置した一対ずつのチ
ャコールプラグCF2からなっている)が搬送され、そ
して、アセンブリドラム58と第1グレーディングドラ
ム60との連接点P1(図18参照)にて、第1グレーデ
ィングドラム60に受け取られると、第1ダブルグルー
プの一対ずつの分割ロッド部分はその搬送方向でみて互
いに分離される。
【0097】ここで、図18に示されているように第1
ダブルグループの分割ロッド部分のうち、その軸線方向
に隣接した一対のチャコールプラグCF2に着目してみ
ると、前記連接点P1に到達した一対のチャコールプラ
グCF2は、ドラムカウル222側の対応するフォーク
爪224のガイド面226と第1グレーディングドラム
60側の対応するリング部材208の外周面との間に保
持されるようになり、そして、前述したように第1グレ
ーディングドラム60はアセンブリドラム58の2倍の
周速で回転されているので、前記連接点P1にある一対
のチャコールプラグCF2は、ガイド面226と第1グ
レーディングドラム60のリング部材208の外周面と
の間で、この外周面上を矢印で示す如く転がることにな
る。
【0098】この状態で、アセンブリドラム58と第1
グレーディングドラム60との周速差に基づき、リング
部材208の溝枠部材214a,214bが後方から順
次到達すると、一対のチャコールプラグCF2は、対応
する溝枠部材214のストッパ壁111に引っ掛かり、
その溝213に落ち込むようにして受け取られる。リン
グ部材208上でのチャコールプラグCF2、つまり、
各分割ロッド部分の転がりを円滑且つ確実になすため、
図18に示されているように各リング部材の外周面に、
摩擦係数の大きなコーティング層228を形成しておく
か、また、その外周面に細かいローレット加工を施して
おくのが好ましい。
【0099】チャコールプラグCF2を受け取った溝枠
部材214はその吸引孔216が制御スリーブ88の吸
引スロット218に接続されるので、チャコールプラグ
CF2はその溝枠部材214に吸引して保持される。ま
た、溝枠部材214に保持されたチャコールプラグCF
2は、その溝213に落ち込むことから、フォーク爪2
24側のガイド面226から抜け出し、そのリング部材
208の回転に伴い、溝枠部材214とともに第1アラ
イニングドラム62に向けて搬送される。
【0100】前述したようにリング部材208a,20
8bの溝枠部材214a,214bは、リング部材20
8の周方向にその半ピッチずつ回転位相がずれているこ
とから、前記連接点P1にて互いに同軸上に位置してい
た一対のチャコールプラグCF2は、第1グレーディン
グドラム60に乗り移ると、図17に示されているよう
にその搬送方向でみて前後に分離される。
【0101】また、第1ダブルグループの他の一対のチ
ャコールプラグCF2及び一対のプレーンハーフロッド
PF1もまた、第1グレーディングドラム60に乗り移
ると、同様にしてその搬送方向の前後に分離される。従
って、アセンブリドラム58から第1グレーディングド
ラム60上に乗り移るとき、第1ダブルグループは、1
個のプレーンハーフロッドPF1と、この両側に1個ず
つのチャコールプラグCF1が同軸に位置するフィルタ
部材の第1シングルグループに分離される。なお、フォ
ーク爪224のストッパ面226は、アセンブリドラム
58から第1グレーディングドラム60への各分割ロッ
ド部分の乗り移りを確実にするために備えられているも
ので、必ずしも必要となるものではない。
【0102】上述した第1グレーディングドラム60に
よれば、アセンブリドラム58からチャコールプラグや
プレーンハーフロッドの分割ロッド部分を受け取ると
き、これら分割ロッド部分がリング部材上で転がること
から、分割ロッド部分に過度な力が加わることはない。
従って、分割ロッド部分に圧痕を生じさせることはな
く、その品質を安定して維持することができる。
【0103】例えば分割ロッド部分がパルプ繊維からな
るネオフィルタロッドが得られている場合、その分割ロ
ッド部分は弾力性に乏しいことから、変形に対する復元
力も弱く、このため、アセンブリドラム58から第1グ
レーディングドラム60への乗り移り時、非常に潰れ易
い。しかしながら、前述したように分割ロッド部分を転
がすようにすれば、たとえアセンブリドラム58や第1
グレーディングドラム60の周速が高速化しても、その
分割ロッド部分に圧痕を付けることなく、その外観を維
持することができ、フィルタアタッチメントの更なる高
速化に適したものとなる。
【0104】なお、分割ロッド部分が押し潰された状態
で、後工程に向けて搬送されると、ドラム間での受け渡
しが不安定になってドラムから分割ロッド部分の飛び出
したり、また、前述したフィルタアタッチメントでのチ
ップペーパ片の巻付けが不安定となる不具合が発生する
が、しかしながら、この発明の第1グレーディングドラ
ム60の場合には、そのような不具合が発生することは
ない。
【0105】図19は、非デュアルのフィルタプラグに
適用した第1グレーディングドラム60を示している。
この場合、第1グレーディングドラム60は、前述した
ようにフィルタ部材の第1ダブルグループが4個の同一
の分割ロッド部分、つまり、プレーンプラグDP1,D
P'1からなっているので、一対のリング部材206a,
206bの両側には、これらリング部材206と同様な
リング部材230a,230bがそれぞれ配置され、こ
れらリング部材230に溝枠部材210a,210bが
同様にして設けられている。
【0106】この場合、図19から明らかなようにリン
グ部材230の溝枠部材210a,210bにより、第
1ダブルグループの外側に位置する一対の分割ロッド部
分、つまり、一対のプレーンプラグDP'1がその搬送方
向前後に分離されることになる。第1グレーディングド
ラム60をデュアルフィルタプラグ用から上述した非デ
ュアルのフィルタプラグ用に適用するには、第1グレー
ディングドラム60のドラムシェル96を各リング部材
とともに交換するだけで済む。 :第1アライニングドラム:図20には第1アライニン
グドラム62の縦断面が示されており、このドラム62
の吸引室87は、固定スリーブ74の周方向に分割して
設けられている。第1アライニングドラム62の場合、
その溝付きシェル232もまた複数のリング部材からな
っており、これらは中央のリング部材234と、このリ
ング部材234の両側に配置された一対のリング部材2
36とからなっている。
【0107】更に、リング部材236とリング部材23
4との間には、内側ブローリング238a,238bが
それぞれ挟まれており、また、両リング部材236の外
側にも外側ブローリング240a,240bがそれぞれ
配置されている。中央のリング部材234には、その周
方向に等間隔を存して溝242が設けられており、これ
ら溝242のピッチは、第1グレーディングドラム60
における溝枠部材のピッチの半分となっている。また、
一対のリング部材236にも、その周方向に等間隔を存
して溝244が設けられており、これら溝244は、対
応する溝242と同軸上に並ぶように同一のピッチを有
している。これら溝242,244は図21に示されて
いる。
【0108】リング部材234の各溝242には複数の
吸引孔がそれぞれ設けられている。ここで、溝242を
左右に等分した領域でみたとき、各領域にはその両端に
位置した一対の吸引孔246と、これら吸引孔246の
間に位置した吸引孔248とが設けられており、この吸
引孔248は、内側に位置した吸引孔246側に配置さ
れている。これら吸引孔246,248は、そのリング
部材234及びドラムシェル96を径方向に貫通して、
このドラムシェル96の内周面に開口している。
【0109】また、溝242内には、ストッパピン25
0が配置されている。これらストッパピン250は溝2
42の左右の領域に交互位置付けられ、対応するブロー
リング238から一定の距離だけ延びている。なお、ス
トッパピン250は、ブロック状をなしたストッパに置
き換え可能であり、この場合、そのストッパはストッパ
ピン50の先端に位置付けられる。
【0110】また、一対のリング部材236の各溝24
4には、その外側の端部に位置した1個の吸引孔251
と、その内側の端部に位置した複数の吸引孔252を有
している。これら吸引孔251,252もまたそのリン
グ部材236及びドラムシェル96を径方向に貫通し
て、このドラムシェル96の内周面に開口している。一
方、制御スリーブ88には、リング部材234の吸引孔
246に接続可能な複数の吸引スロット254、また、
リング部材236の吸引孔251,252にそれぞれ接
続可能な複数の吸引スロット256,258が形成され
ている。
【0111】吸引スロット254,256は、第1アラ
イニングドラム62の回転方向でみて、図22に示され
ているように第1グレーディングドラム60と第1アラ
イニングドラム62との連接点から所定の範囲に亘り、
制御スリーブ88の周方向に延びているが、吸引スロッ
ト258は、上記連接点から第1アライニングドラム6
2と前述した第2グレーディングドラム64との連接点
の直前まで延びている。なお、図22に吸引スロット2
58は図示されていない。
【0112】また、制御スリーブ88の外周面には、前
記吸引スロット256,258と同一の円周ライン上に
位置して大気溝260,262が形成されており、これ
ら大気溝260,262は、第1アライニングドラム6
2の回転方向でみて、前記吸引スロット254,256
の直後から、所定の範囲に亘って制御スリーブ88の周
方向に延びている。なお、一方の大気溝260は吸引孔
246に接続可能となるもので、他方の大気溝262は
吸引孔251に接続可能となるものである。
【0113】更に、制御スリーブ88の外周面には、リ
ング部材234の前述した各吸引孔248と接続可能な
複数の吸引スロット264が形成されており、これら吸
引スロット264は、前記大気溝260,262の終端
直後から第2グレーディングドラム64側の領域に配置
されている。更にまた、制御スリーブ88の外周面に
は、別の大気溝268が形成されており、この大気溝2
68は、第1アライニングドラム62の回転方向でみ
て、このドラム62と第2グレーディングドラム64と
の連接点から所定の範囲に亘り、制御スリーブ88の周
方向に延びている。ここで、大気溝268は、リング部
材234の吸引孔246と各リング部材236の吸引孔
252とに接続可能となっている。
【0114】図21に示されているように、前述したブ
ローリング238,240の外周面には、その周方向に
所定の間隔を存して複数のブロー圧の入力ポート270
が形成されている。より詳細には、ブローリング238
a,240a側の入口ポート270は、ブローリング2
38aからストッパピン250が遠く離れている溝24
2と、この溝242と同軸上に位置する溝244に対応
して位置付けられており、また、ブローリング238
b,240bの入力ポート270もまた、その部ローリ
ング238bからストッパピン250が遠く離れている
溝242と、この溝242と同軸上に位置する溝244
に対応して位置付けられている。
【0115】ブローリング238a,240aの各入力
ポート270は、そのブローリングの側面に形成した噴
射ポート272に連通しており、これら噴射ポート27
2は、対応する溝242,244に向けて開口してい
る。また、ブローリング238b,240bの各入力ポ
ート270もまた同様にして噴射ポート272に連通さ
れている。
【0116】各ブローリング238,240の外周面
は、その一部がブローカバー273によりそれぞれ気密
に覆われており、これらブローカバー273は、図22
から明らかなように前述した制御スリーブ88の大気溝
260,262に対し、その対応した領域に固定して配
置されている。なお、図21では、各ブローカバー27
3には編み目のハッチングを施して示されている。
【0117】詳細には図示されていないけれども、各ブ
ローカバー273はブロー圧供給ホースを介して空圧源
に接続され、所定のブロー圧が常時供給されている。上
述した第1アライニングドラム62は、第1グレーディ
ングドラム60と同一の周速で回転される。従って、第
1アライニングドラム62の溝242は、第グレーディ
ングドラム60の前述した溝210a,210bの一方
と順次合致し、また、第1アライニングドラム62の溝
244もまた、第1グレーディングドラム60の対応す
る側の一対の溝214a,214bのうちの一方と順次
合致する。
【0118】第1グレーディングドラム60の溝に合致
した第1アライニングドラム62の溝242,244
は、その吸引孔246,251,252が制御スリーブ
88の吸引スロット254,256,258に接続され
ているから、これら溝242,244は、第1グレーデ
ィングドラム60上を搬送されてくる前記第1シングル
グループの個々の分割ロッド部分、即ち、一対のチャコ
ールプラグCF2と、これらチャコールプラグCF2間に
位置した1個のプレーンハーフロッドPF1ををそれぞ
れ吸引して受け取ることができる。
【0119】ここで、図21から明らかなようにプレー
ンハーフロッドPF1は、第1アライニングドラム62
の周方向に隣接する溝242において、その左右の領域
に交互に受け取られ、また、一対のチャコールプラグC
F2もまたその周方向に隣接する溝244において、そ
の左右の領域に交互に受け取られる。このことは、図1
7に示されているように、第1グレーディングドラム6
0上での各分割ロッド部分の搬送の流れからも明らかで
ある。
【0120】この後、第1アライニングドラム64の回
転が進み、このドラム64上に受け取られた分割ロッド
部分が前述したブローカバー273を通過すると、この
とき、溝242の吸引孔246及び溝244の吸引孔2
51が大気溝260,262に接続される。従って、溝
242内のプレーンハーフロッドPF1の吸引が解除さ
れ、溝244においては図21でみて、その外側の部分
に受け取られているチャコールプラグCF2の吸引が解
除される。なお、溝244の内側部部分に受け取られて
いるチャコールプラグCF2に関しては、その一対の吸
引孔252が大気溝268に接続されるまで、その吸引
が継続される。
【0121】分割ロッド部分がブローカバー273の領
域に至ると、その溝242,244に対応した各ブロー
リング238,240の入力ポート270がそのブロー
カバー273内に進入し、これら入力ポート270に所
定のブロー圧が供給されるので、その入力ポート270
に接続されている噴射ポート272から圧縮空気が噴射
される。
【0122】この結果、図23から明らかなように溝2
42内のプレーンハーフロッドPF1は圧縮空気のブロ
ー圧を受け、その溝242のストッパピン250まで移
動され、一方、溝244内のチャコールプラグCF2も
また圧縮空気のブロー圧を受け、対応するブローリング
238a,238bに向けてそれぞれ移動される。ここ
で、ブローリング238a,238bの側面には、移動
されるチャコールプラグCF2のためのストッパ突起2
74が設けられており、そのチャコールプラグCF2は
第1アライニングドラム62の周方向に隣接するチャコ
ールプラグCF2と同一の軸線方向位置に整列される。
【0123】また、プレーンハーフロッドPF1に関し
ても、その移動がストッパピン250より規制されるか
ら、そのドラム62の周方向に隣接するプレーンハーフ
ロッドPF1もまた同一の軸線方向位置に整列される。
この後、整列されたプレーンハーフロッドPF1及びチ
ャコールプラグCF2がブローカバー273を通過する
と、溝242の吸引孔248は制御スリーブ88の吸引
スロット264に順次接続され、また、中央側の2個の
吸引孔246もまた再度吸引スロット254に接続され
ることから、プレーンハーフロッドPF1はその溝24
2の中央で吸引保持されながら、第2グレーディングド
ラム64に向けて搬送される。また、整列されたチャコ
ールプラグCF2のうち、移動されてきたチャコールプ
ラグCF2は、他のチャコールプラグCF2と同様にその
溝244の吸引孔252より吸引保持されながら第2グ
レーディングドラム64に向けて搬送される。このよう
なプレーンハーフロッドPF1及びチャコールプラグC
F2の吸引保持は、その溝242,244の吸引孔24
8,252及び中央の吸引孔246が制御スリーブ88
の大気溝268に接続されるまで継続される。
【0124】整列されたプレーンハーフロッドPF1及
びチャコールプラグCF2が第2グレーディングドラム
64に向けて搬送される過程において、各ロッド及びプ
ラグは、前述した3枚のロータリナイフ70によりそれ
ぞれ等分に切断されて、プレーンプラグPF2及びチャ
コールチップCF3が形成される。この結果、第2アラ
イニングドラム62上にて、フィルタ部材の第2ダブル
グループが得られる。なお、図21中、参照符号276
は、各リング部材232,236に形成され、対応する
ロータリナイフ70の刃先を侵入させるための周溝を示
している。
【0125】また、図21中、破線のハッチングを施し
て示されている整列ガイド278は必ずしも必要となる
ものではないが、これら整列ガイド278は、ブロー圧
が不足していても、その溝内でプレーンハーフロッドP
F1及びチャコールプラグCF2を強制的に移動させて整
列させることができる。なお、整列ガイド278を備え
る場合、これら整列ガイド278は、前記ロッド又は及
びプラグが前述したブローカバー273の領域内に進入
した後、つまり、ロッド又はプラグがブロー圧を受ける
領域に到達してから、これらロッド又はプラグに接触可
能となる形状であるのが好ましい。更に、図22及び図
23中、参照符号280はドラムカウルを示し、このド
ラムカウル280には、圧縮空気の逃げ口280aが形
成されている。
【0126】上述した第1アライニングドラム62を非
デュアルのフィルタプラグに適用する場合には、図22
に示した溝付きシェル232をそのドラムシェル96と
ともに交換し、図24に示されているように、その溝付
きシェル232を前記リング部材234と同様な左右一
対のリング部材282から構成するととも、これらリン
グ部材282の両側に一対のブローリング284を配置
し、そして、前述したストッパピン250の代わりにリ
ング状のストッパ286を一対のリング部材284の間
に配置すればよい。このストッパ286は、ブローリン
グ284と同一の領域に固定して配置されている。な
お、図24において、リング部材282における溝24
2の吸引孔は省略されている。
【0127】この場合、前述したようにロータリナイフ
70は必要ではないので、これらロータリナイフ70は
図25に示されているように、その軸受スリーブ288
を中心にその全体のナイフユニット290が回動される
ことで、第1アライニングドラム62から離間されてい
る。このナイフユニット290の回動操作はハンドル2
92により行うことができる。この場合、ドラムカウル
280もまた交換される。 :第2グレーディングドラム:第2グレーディングドラ
ムに関しては、前述した第1グレーディングドラム60
とその構成及び作用が実質的に同一であるから、ここで
はその説明及び図示ともに省略する。 :第2アライニングドラム:図26には第2アライニン
グドラム66の縦断面が示されている。このドラム66
の溝付きシェル294にも、その周方向に等間隔を存し
て溝296が設けられており、これら溝296のピッチ
は、第2グレーディングドラム64における溝枠部材の
ピッチの半分に設定されている。
【0128】従って、各溝296は、第2グレーディン
グドラム64から第2シングルグループの個々の分割ロ
ッド部分を受け取ることができる。ここで、フィルタ部
材の第1シングルグループは、第1アライニングドラム
62から第2グレーディングドラム64に前述したフィ
ルタ部材の第2ダブルグループが乗り移る際、この第2
ダブルグループから分離して得られるもので、この第1
シングルグループの分割ロッド部分は、中央の1個のプ
レーンプラグPF2と、このプラグの両側に1個ずつ位
置したチャコールチップCF3からなっている。
【0129】また、各溝296には、分割ロッド部分を
受け取るべき位置のそれぞれに吸引孔298が設けられ
ており、これら吸引孔298はその溝付きシェル294
及びドラムシェル96を径方向に貫通して、このドラム
シェル96の内周面に開口している。また、図26でみ
て、各溝296の左端部には、一対の吸引ポート300
が形成されており、これら吸引ポート300もまたその
溝付きシェル294及びドラムシェル96を径方向に貫
通して、このドラムシェル96の内周面に開口してい
る。
【0130】一対の吸引ポート300と最も左側に位置
する吸引孔298との間にはリング状のストッパ302
が配置されており、このストッパ302には図示されて
いないけれども、各溝296に対応して切欠が形成され
ている。従って、各溝296において、ストッパプ30
2の存在に拘わりなく、吸引ポート300側と吸引孔2
98側とは相互に連通状態にある。なお、このストッパ
302にもまた前述したように各溝に取り付けたブロッ
ク状のストッパに置換可能である。
【0131】更に、溝296には、図26でみてストッ
パ302の右側に隣接した領域に、吸引孔298を避け
て4個の吸引孔304が設けられており、これら吸引孔
304もまた溝付きシェル294及びドラムシェル96
を径方向に貫通して、このドラムシェル96の内周面に
開口している。一方、第2アライニングドラム66の制
御スリーブ88にはその外周面に前記吸引孔298と接
続可能な位置に複数の吸引スロット306が形成されて
おり、この吸引スロット306は、図27から明らかな
ように第2アライニングドラム66の回転方向でみて、
第2グレーディングドラム64と第2アライニングドラ
ム66の連接点から所定の範囲に亘って制御スリーブ8
8の周方向に延びている。
【0132】また、制御スリーブ88の外周面には、各
吸引スロット306の終端直後から大気溝308が形成
されており、これら大気溝308は、第2アライニング
ドラム66と前述したドラム列4側の溝付きドラムとの
連接点を越えて、制御スリーブ88の周方向に延びてい
る。更に、制御スリーブ88の外周面には、図示されて
いないけれども前述した吸引孔304と接続可能な軸線
方向位置に吸引スロット310が形成されており、これ
ら吸引スロット310は、第2アライニングドラム66
とドラム列4の前記溝付きドラムとの連接点側に延びて
いるが、この連接点の直前で終端となっている。
【0133】更にまた、制御スリーブ88の外周面に
は、吸引ポート300と接続可能な軸線方向位置に一対
の吸引スロット312が形成されており、これら吸引ス
ロット312は、制御スリーブ88の周方向でみて前記
大気溝308とオーバラップし、前記吸引スロット31
0の始端まで延びている。第2アライニングドラム66
の外周面の一部は、前述したセパレーションドラム56
のシールシート124と同様なシールシート314によ
り覆われており、このシールシート314は、図27に
示されるように大気溝308と対応した位置に配置され
ている。従って、第2アライニングドラム66の溝29
6がシールシート314を通過するとき、これら溝29
6とシールシート314とはトンネル状の通路を形成す
る。
【0134】ここで、第2アライニングドラム66とセ
パレーションドラム56との大きな相違はそれらの溝形
状にあり、第2アライニングドラム66の溝296の両
側壁には、その軸線方向に延びる流路296aがそれぞ
れ形成されている。従って、図27から明らかなよう
に、その溝296に分割ロッド部分が受け入れられて
も、流路296aは十分に確保されている。
【0135】上述した第2アライニングドラム66によ
れば、その溝296が第2グレーディングドラム64と
第2アライニングドラム66との連接点に到達すると、
その溝296の吸引孔298が吸引スロット306に接
続されることから、第2グレーディングドラム64から
第2シングルグループの個々の分割ロッド部分、即ち、
一対のチャコールチップCF3と1個のプレーンプラグ
PF2を吸引して受け取ることができる。ここで、図2
8から明らかなように第2アライニングドラム66の周
方向に隣接する溝296に受け取られる第2シングルグ
ループの個々の分割ロッド部分は、その溝296の異な
る位置で受け取られる。これは第2グレーディングドラ
ム64の機能から明らかである。
【0136】第2アライニングドラム66の回転が進
み、分割ロッド部分を受け取った溝296が大気溝30
8に領域に至ると、その溝296の吸引孔298が大気
溝308に接続され、分割ロッド部分の吸引が解除され
る。このとき、溝296の一対の吸引ポート300が吸
引スロット312に接続され、また、その溝298は前
述したシールシート314内に進入する。従って、一対
の吸引ポート300は、トンネル状となっている溝29
6内の空気を吸い出し、その溝296の流路296a内
に吸引ポート300に向かう空気の流れを生起する。
【0137】この結果、溝296内の各分割ロッド部
分、即ち、1個のプレーンプラグPF2及び一対のチャ
コールチップCF3は図28に示されるように、流路2
96a内の空気流により溝296内をストッパ302に
向けて移動し、このストッパ302の右側に整列されて
デュアル用のフィルタプラグを形成する。第2アライニ
ングドラム66の回転が更に進むと、溝296の吸引孔
304が制御スリーブ88の吸引スロット310に接続
され、そのフィルタプラグは個々の分割ロッド部分が吸
引保持されながら、ドラム列4側の溝付きドラムに向け
て搬送され、そして、この溝付きドラムに乗り移ること
になる。
【0138】上述した第2アライニングドラム66によ
れば、溝296の流路296a内に空気流を生起させ、
この空気流に乗せるようにして分割ロッド部分を移動さ
せるようにしたから、第2シングルグループの分割ロッ
ド部分が1個のプレーンプラグPF2と2個のチャコー
ルチップCF3からなっていても、これら3個の分割ロ
ッド部分を確実且つ安定して移動させることができ、こ
れらはストッパ302の右側に確実に整列して前記フィ
ルタプラグを形成する。
【0139】ここで、デュアル用のフィルタプラグの場
合、個々のチャコールチップCF3はその長さが短いけ
れども、その移動はその両側を流れる空気流によりもた
らされるので、その移動過程において、チャコールチッ
プCF3が溝296内で立ち上がったりするようなこと
もなく、分割ロッド部分の整列動作を安定して行え、フ
ィルタプラグを確実に形成することができる。
【0140】なお、溝296内でのフィルタプラグの形
成が不完全であると、ドラム列4側の溝付きドラムにフ
ィルタプラグが確実に乗り移らず、そのフィルタプラグ
の個々の分割ロッド部分が溝296から飛び出したり、
又は、その溝296内で詰まり、フィルタアタッチメン
トの運転停止を招くことがある。しかしながら、上述し
た第2アライニングドラム66によれば上記の不具合を
被ることはない。
【0141】第2アライニングドラム66は図29に示
されているように非デュアルのフィルタプラグに対して
も同様に適用することができ、この場合には、そのプレ
ーンプラグDP1,DP'1の受取り位置に応じ、溝29
6の吸引孔298の位置を変更した溝付きシェルに交換
すればよい。
【0142】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のフィル
タプラグ供給装置の同軸移動整列装置によれば、その請
求項1の装置の場合、ドラムの各溝の側壁に流路を形成
し、これら流路内に溝の一端側に向かう空気の流れを生
起するようにしてあるから、溝に受け取った分割ロッド
部分を空気流により、その溝の一端側に向けて安定して
移動させることができ、ストッパ手段により所望の位置
に整列させることができる。請求項2の装置のように、
ドラムの溝内にデュアルフィルタプラグを構成する複数
の分割ロッド部分が受け入れられても、これらを空気流
により同様に安定して移動させることができるから、デ
ュアルフィルタプラグを確実且つ正確に形成できる。更
に、ストッパ手段はドラムに設けられているから、溝内
の分割ロッド部分がストッパ手段に対して摺接するよう
なこともなく、分割ロッド部分の端面が損傷することも
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】フィルタアタッチメントを示した概略正面図で
ある。
【図2】図1のフィルタアタッチメント内でのフィルタ
シガレットの製造に関し、シガレット及びフィルタプラ
グの搬送の流れを示した図である。
【図3】図1のフィルタアタッチメントのプラグ供給装
置を拡大して示した正面図である。
【図4】図3のプラグ供給装置にてデュアルフィルタプ
ラグが形成される場合、一対のホッパからのチャコール
側フィルタ部材及びプレーン側フィルタ部材の搬送の流
れを示した図である。
【図5】図3のプラグ供給装置にて非デュアルフィルタ
プラグが形成される場合、一対のホッパからのフィルタ
部材の搬送の流れを示した図である。
【図6】図3のホッパドラムを示した縦断面図である。
【図7】図3のセパレーションドラムを示した縦断面図
である。
【図8】図7のセパレーションドラムの横断面図であ
る。
【図9】図7のセパレーションドラムの外周面を示した
展開図である。
【図10】図7のセパレーションドラムの一部の拡大断
面図である。
【図11】図3のアセンブリドラムの縦断面図である。
【図12】図3のアセンブリドラムに備えられたロータ
リナイフの支持構造及び動力伝達系を示した縦断面図で
ある。
【図13】図3の一部を示した拡大図である。
【図14】図13の各ロータリナイフがそのドラムから
分離された状態を示す図である。
【図15】図3の第1グレーディングドラムを示した縦
断面図である。
【図16】図15の第1グレーディングドラムの横断面
図である。
【図17】図16の第1グレーディングドラムがデュア
ルのフィルタプラグに適用されている場合の、その外周
面を示した展開図である。
【図18】第1グレーディングドラムの作用を示した図
である。
【図19】図17の第1グレーディングドラムが非デュ
アルのフィルタプラグに適用された場合の、その外周面
を示した展開図である。
【図20】図3の第1アライニングドラムを示した縦断
面図である。
【図21】図20の第1アライニングドラムがデュアル
のフィルタプラグに適用されている場合の、その外周面
を示した展開図である。
【図22】図20の第1アライニングドラムの横断面図
である。
【図23】図20の第1アライニングドラムの一部の拡
大図である。
【図24】図20の第1アライニングドラムが非デュア
ルのフィルタプラグに適用されている場合の、その外周
面を示した展開図である。
【図25】図22の第1アライニングドラムのロータリ
ナイフが分離された状態を示す図である。
【図26】図3の第2アライニングドラムを示した縦断
面図である。
【図27】図26の第2アライニングドラムの横断面図
である。
【図28】図26の第2アライニングドラムがデュアル
のフィルタプラグに適用されている場合の、その外周面
を示した展開図である。
【図29】図26の第2アライニングドラムが非デュア
ルのフィルタプラグに適用されている場合の、その外周
面を示した展開図である。
【符号の説明】
10 フィルタプラグ供給装置 40,42 ホッパ 52,54 ホッパドラム 56 セパレーションドラム 58 アセンブリドラム 60 第1グレーディングドラム 62 第1アライニングドラム 64 第2グレーディングドラム 66 第2アライニングドラム 63,65,68,70 ロータリナイフ 72 ドラム軸 74 固定スリーブ 86 吸気通路 87 吸引室 88 制御スリーブ 96 ドラムシェル 296 溝 296a 流路 314 シールシート(シール部材) 300 吸引スロット 302 ストッパ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホッパとフィルタ装着機との間を接続す
    る搬送ドラム列を備え、ホッパ内のフィルタロッドを前
    記搬送ドラム列によりフィルタ装着機に向けて搬送し、
    この搬送過程にてフィルタシガレットのためのフィルタ
    プラグを形成するフィルタプラグ供給装置において、 前記搬送ドラム列中の一方向に回転されるドラムと、 前記ドラムの外周面に等間隔を存して設けられ、ドラム
    の回転に伴い、前記フィルタロッドを切断して得た分割
    ロッド部分を受け取る複数の溝と、 各溝の両側壁にそれぞれ設けられ、溝の軸線方向に延び
    る流路と、 前記ドラムの外側をドラムの所定の回転角域に亘って覆
    うシール部材を有し、ドラムの回転に伴い各溝がシール
    部材を通過する間、各溝をトンネル状に形成するカバー
    手段と、 各溝がシール部材内に進入したとき、溝内の空気を溝の
    一端側に向けて吸引することにより、前記流路に空気の
    流れを生起し、この空気流により溝内の分離ロッド部分
    を移動させる吸引手段と、 前記各溝の一端部に設けられ、分割ロッド部分の移動を
    停止させて前記フィルタプラグとするストッパ手段とを
    具備したことを特徴とするフィルタプラグ供給装置の同
    軸移動整列装置。
  2. 【請求項2】 前記フィルタプラグ供給装置は一対のホ
    ッパを備えており、前記ドラムの各溝は、一方のホッパ
    からの一対の分割ロッド部分と、これら分割ロッド間に
    他方のホッパからの1個の分割ロッド部分とを受け取
    り、これら分割ロッド部分はデュアルフィルタプラグを
    形成することを特徴とする請求項1のフィルタプラグ供
    給装置の同軸移動整列装置。
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