JPH07265024A - バッチ連続式レトルト殺菌装置 - Google Patents

バッチ連続式レトルト殺菌装置

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JPH07265024A
JPH07265024A JP5871494A JP5871494A JPH07265024A JP H07265024 A JPH07265024 A JP H07265024A JP 5871494 A JP5871494 A JP 5871494A JP 5871494 A JP5871494 A JP 5871494A JP H07265024 A JPH07265024 A JP H07265024A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 食品、医薬品その他を種類や形状に関係なく
トレイに収容し段積した状態で、高圧保持されたバッチ
連続式のレトルト殺菌装置へ導入して殺菌処理できる装
置を提供する。 【構成】 高圧保持されたレトルト殺菌釜1の入口側と
出口側に圧力調整可能で、被処理物を収容したトレイ5
を一つづつ搬送する導入部4と搬出する送出部25とを
設け、レトルト殺菌釜1内で送込まれたトレイ5を複数
段に段積するスタッキングゾーン6と、予熱ゾーン7、
加熱ゾーン8、冷却ゾーン9、アンスタッキングゾーン
10を設け、各ゾーン間には仕切遮閉装置11を設けて
遮断すると共に隣接するゾーンへの送込みを可能とし、
各ゾーンの底部に熱媒貯留堰15を設けて各熱媒を仕切
り且つポンプ16、18、19、21及び熱交換器1
7、20、22を介して所定温度の熱媒として循環さ
せ、トレイ5aの側方隙間よりスプレーノズル13によ
り吹付け処理することにより、各ゾーンを移行する間に
一貫した予熱、加熱、冷却が自動的に行なわれるように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は食品、医薬品その他の被
処理物のバッチ連続式レトルト殺菌装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりバッチ式レトルト殺菌装置では
レトルト釜の一つづつが独立したものか、連続処理ライ
ン中で複数のレトルト釜を垂直方向に立設して、その内
の一つを選択して被処理物を装填するもの(特開昭52
−15866号)等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、一つづつ独
立したバッチ式レトルト釜では、バッチ毎に被処理物の
装填と取出しをしなければならず、レトルト殺菌の連続
化ができず、又バッチ式であるので殺菌処理の立上り及
び停止時に生じる時間的ロスが多く、多量の処理をする
には長時間を必要とし、熱エネルギーの損失もあった。
【0004】又、特開昭52−15866号にみられる
ように連続ライン中に複数のレトルト釜を設置し、その
内の一つを選択する場合、それぞれのレトルト釜は独立
して垂直方向に立設されたものであり、導入時の振分
け、処理後の取出し等に複雑な機構を要する。さらに、
一部の連続式レトルト装置では、処理物の形状が限定さ
れ、異種の処理物や異形のものに対しては運転を停止し
て搬送装置を取換えたり、調整のしなおしをする等煩雑
な操作を必要としている。
【0005】本発明の目的は上記のような問題点を解消
し、食品、医薬品その他の被処理物を収容するトレイを
介してレトルト釜へ搬入し、積上げ、予熱、加熱、冷
却、段放らし、搬出という一貫した処理を連続して殺菌
条件に応じてコンベアによる搬送中に実現することがで
き、被処理物の種類や形体もトレイに収容できるもので
あれば容易に変更でき、バッチ式でありながら立上り、
停止時等の時間的ロスを解消し、熱エネルギーのロスも
解消することのできるバッチ連続式レトルト殺菌装置を
提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
第1発明では、高圧に保持したレトルト殺菌釜の入口側
に設けた圧力調整可能で被処理物を収容したトレイを一
つづつ搬送する導入部と、出口側に設けた圧力調整可能
でトレイの一つづつを搬送する送出部と、前記レトルト
殺菌釜内の入口部で前記トレイを複数段に積重ねるスタ
ッキングゾーンと、次いで、積重ねられたトレイのまま
順次予熱ゾーン、加熱ゾーン、冷却ゾーンへ送込むよう
設けたコンベア装置と、前記レトルト殺菌釜内の出口部
に設けたアンスタッキングゾーンと、前記各ゾーン間を
仕切り、前記トレイが通過できる開閉部を設けた仕切遮
閉装置と、前記予熱ゾーン、加熱ゾーン、冷却ゾーンに
おいてそれぞれトレイの側方隙間より熱媒を吹付けるよ
うにしたスプレーノズルと、前記予熱、加熱、冷却の各
ゾーンの底部に対応して設けた熱媒貯留堰と、この熱媒
貯留堰、ポンプ、熱交換器を介して熱媒を循環させる熱
媒循環系路と、から成るバッチ連続式レトルト殺菌装置
とした。
【0007】第2発明では、レトルト殺菌釜の入口側に
設けた導入部と出口側に設けた送出部とのそれぞれに圧
力調整を可能としたバルブと、一つづつのトレイのコン
ベア装置を設けたバッチ連続式レトルト殺菌装置とし
た。第3発明では、熱媒循環系路として、給水された水
が冷却ゾーンを経て、予熱機で加熱され、予熱ゾーンを
経て再び冷却ゾーンに入る循環系路を有するバッチ連続
式レトルト殺菌装置とした。
【0008】第4発明では、レトルト殺菌釜内の底部に
おいて、予熱ゾーン、加熱ゾーン、冷却ゾーンのそれぞ
れに対応して水貯留堰を設けたバッチ連続式レトルト殺
菌装置とした。第5発明では、レトルト殺菌釜内のスタ
ッキングゾーン、予熱ゾーン、加熱ゾーン、冷却ゾーン
及びアンスタッキングゾーンを仕切る内周縁の固定壁
と、積重ねたトレイが通過可能に設けたエアーカーテン
式、シャッター式又は分割スライドドアー式開閉部とか
ら成るバッチ連続式レトルト殺菌装置とした。
【0009】第6発明では、高圧保持したレトルト殺菌
釜へ一つづつのトレイを送込む導入手段と、このトレイ
をスタッキングゾーンにおいて複数段に積重ねる手段
と、この積重ねられたトレイを予熱ゾーンへ送込み予熱
処理する手段と、次いで加熱ゾーンにおける加熱手段
と、加熱後冷却ゾーンにおける冷却手段と、冷却された
トレイをアンスタッキングゾーンで一段づつに放らす手
段と、段放らしされた一つづつのトレイを送出する送出
手段とを備え、殺菌条件に応じて各ゾーンにおける積重
ねられたトレイの個数と処理時間とを調整する制御手段
と、各ゾーン間へ前記トレイを連続又は間欠移動させる
搬送手段とを有する自動運転制御部を設けたバッチ連続
式レトルト殺菌装置とした。
【0010】
【作用】第1発明では、レトルト殺菌釜の入口と出口に
導入部と送出部とを設けたので、それぞれ一つづつのト
レイが、常圧から高圧のレトルト釜への導入時及びレト
ルト釜から常圧へ送出される時に圧力調整できるので、
レトルト殺菌釜内は常時高圧に保持することができ、殺
菌処理に好適である。
【0011】一つづつのトレイを単位として被処理物を
収容しているので、被処理物の種類や形状、大きさに関
係なくトレイに収容されるかぎりは同様に取扱うことが
できる。高圧保持された殺菌釜内では、先ずスタッキン
グゾーンで、一つづつのトレイが段積みされる。スタッ
キングゾーン、予熱ゾーン、加熱ゾーン、冷却ゾーン及
びアンスタッキングゾーンの各ゾーン間は仕切遮閉装置
により仕切られ且つ積重ねられたトレイが通過できる開
閉部があるので、殺菌条件に応じて順次コンベア装置で
送込まれる。予熱、加熱、冷却の各ゾーンでは積重ねら
れたトレイの側方の隙間から熱媒を吹付け適宜温度によ
る予熱、加熱殺菌、冷却が行なわれる。
【0012】予熱、加熱、冷却の各ゾーン底部には熱媒
貯留堰を設け、ポンプ、熱交換器を経て熱媒を循環して
使用できるようになっている。上記のように一つづつの
トレイの導入、複数段の積重ね、予熱、加熱、冷却、段
放らし、一つづつのトレイの送出の各手段が一貫して行
なわれ、各ゾーン間が仕切られているので、それぞれの
処理が独立して行なわれる。トレイを一つづつ導入し、
これを積重ねた状態で順次処理され、処理後は一つづつ
のトレイに分離されて送出されるので、バッチ連続式レ
トルト殺菌装置となった。
【0013】第2発明では、高圧保持されたレトルト殺
菌装置への導入部と送出部とに、それぞれ圧力調整を可
能としたバルブと、一つづつのトレイのコンベア装置を
設けたので、常圧から高圧への移行及びその逆の移行が
円滑に行なわれ、レトルト殺菌釜の高圧保持が確実とな
った。第3発明では、熱媒循環系路として、冷却ゾーン
で使用された水が予熱ゾーンに利用され、熱エネルギー
の省力化が行なわれる。
【0014】第4発明では、予熱、加熱、冷却の各ゾー
ン底部に水貯留堰を設け、ここでホールドされた水をポ
ンプ、熱交換器を介して循環させるようにしたので、熱
エネルギーを有効に利用し、殺菌条件に応じた処理をそ
れぞれのゾーンで独自に行なうことができるようになっ
た。第5発明では、積重ね、予熱、加熱、冷却、段放ら
しの各ゾーン間を仕切ると共に熱遮断作用を有するよう
に固定壁と開閉部とを設けることにより、各ゾーンの独
立と被処理物の移送を確実に行なうことができるように
なった。
【0015】第6発明においては、一つづつのトレイの
導入手段、積重ね手段、予熱手段、加熱手段、冷却手
段、段放らし手段のそれぞれに殺菌条件に応じて決めら
れるトレイの個数と処理時間の調整及び各ゾーンへの移
送を連続して行なうか、間欠的にするか等の制御をする
自動運転制御部を設けることにより、バッチ式で連続し
て処理ができ、積重ねたトレイに収容できるものであれ
ば被処理物の種類や形状を問わず殺菌処理を同時に自動
的に行なうことができるようになった。
【0016】
【実施例】以下、実施例として示した図面を説明する。
図1において、1はレトルト殺菌釜で、高圧保持されて
いる。2は圧調用エアー又はN2 ガス導入弁、3は排気
弁を示す、4は導入部で、導入ダクトを用い圧力調整可
能としている。バルブV1 及びV 2 を閉として弁(イ)(ロ)
を使いスチームを送込み、ダクト内のエアーを排出した
後、殺菌釜内と等圧になるようスチーム圧を高める。そ
の後、V2 を開にしてトレイ5を殺菌釜へ送込む。トレ
イ5上にはソフトバッグやパウチ状とした被処理物が並
べて収容される。
【0017】レトルト殺菌釜1内で、6はスタッキング
ゾーン、7は予熱ゾーン、8は加熱ゾーン、9は冷却ゾ
ーン、10はアンスタッキングゾーンを示す。各ゾーン
間は仕切遮閉装置11により隔離され、固定仕切り11
aとカーテン式、シャッター式、分割スライドドアー式
その他の開閉部11bとからなる。遮閉時には、隣接す
るゾーンの気体(普通はスチームと空気の混合気体)は
混じり合わないよう制御されている(図2参照)。開閉
部11bは上方及び側方へスライド可能に設けられてい
る。
【0018】12はスタッカーで、スタッキングゾーン
6に配置され、導入部4から送込まれたトレイ5を積重
ねる。通常10〜30段の段積をする(1車分)。複数
段積重ねられたトレイ5aは仕切遮閉装置11を通過し
て予熱ゾーン7に送込まれる。13はスプレーノズル
で、積重ねられたトレイ5aの側方より熱媒としての水
を吹付ける。積重ねられたトレイ5aには側面に隙間
(普通は約10mm)があり、温水はスプレー状となって
トレイ5の各々の隙間から吹込まれ、トレイ5上に収容
された被処理物に当たり熱交換する。この構成は加熱ゾ
ーン8、冷却ゾーン9における昇温、冷却方法において
も同様である。予熱が終わればトレイ5aは加熱ゾーン
8へ送込まれる。14はコンベア装置を示し、各ゾーン
へトレイ5aを送込むようになっている。
【0019】図示した例では、コンベア装置14は一つ
になっているが、各ゾーン毎の移送状態に応じて分離さ
れ、連続又は間欠的に移送するようにしてもよい。加熱
ゾーン8では高圧(通常約2kg/cm2)下で高温(通常約
120℃)の熱水がトレイにスプレー状に吹付けられ、
被処理物が殺菌される。15は熱媒貯留堰で、各ゾーン
の底部に設けられ、熱交換した熱媒を貯留するようにな
っている。貯留された熱媒は左右の堰により仕切られ、
上方の仕切遮閉装置11と接近させて、気相の混合が生
じ難いようにしてある。
【0020】加熱ゾーン8では、ゾーン底部の熱媒貯留
堰15でホールドされた水をポンプP0 16と熱交換器
17により流量と温度が制御されて循環使用される。通
常120℃の熱水を循環させる。図示した例では積重ね
られたトレイ5aは3車分が滞留した状態となっている
がこれは殺菌条件としての温度と時間により滞留車数及
び時間が決定される。
【0021】殺菌を終えた1車分のトレイ5aは冷却ゾ
ーン9へ送込まれる。冷却ゾーン9には2車分のトレイ
5aが滞留している。この冷却ゾーン9において、入口
に近い側のトレイ5aはその底部のホールド水をポンプ
2 18で循環され、スプレーノズル13より吹付け、
被処理物を冷却する。出口に近い側のトレイ5aはホー
ルド水をポンプP1 19で汲み上げ、熱交換器20で冷
却後、スプレーノズルから被処理物を冷却する。
【0022】熱媒としての冷却水は冷却ゾーン9の(イ)
(ロ)と順次送られ温水となる。この温水は予熱ゾーン7
へ送られ、被処理物の温度を上昇させる。21はポンプ
3 を示し、冷却ゾーン9からの水は熱交換器22によ
り加熱され、予熱ゾーン7へ入り、ポンプP3 21によ
り熱交換器20で冷却され、冷却ゾーン9へ戻る熱媒循
環系路23をとっている。尚、系路中にバイパスを設け
て循環系路を短縮することもある。
【0023】冷却を完了した1車分のトレイ5aはアン
スタッキングゾーン10へ送られ、トレイはアンスタッ
カー24で1枚づつのトレイ5へ段放らしされる。スタ
ッキングゾーン7で1車分が積重ねられると共に、アン
スタッキングゾーン10で1車分が段放らし完了するこ
とにより、1車分づつ出口側へコンベア装置14で送込
むよう制御されている。
【0024】アンスタッカー24では払出ダクト25を
点線で示したように上方に設け、上方からトレイ5を一
つづつ放らしていく方法をとれば先入れ、先出しが可能
となる。25は送出部で払出ダクトを用い、バルブV4
を閉、V3 を開の状態で、トレイ5を入れ、V3 閉、V
4 開でコンベア26により釜外へ取出される。
【0025】レトルト殺菌釜1内の予熱ゾーン7、加熱
ゾーン8、冷却ゾーン9のそれぞれに供給される熱媒と
しての温水、熱水、冷却水には温度差があり、それぞれ
循環してスプレーノズル13より各ゾーンで吹付けら
れ、各ゾーンの釜底部の熱媒貯留堰でホールドされ、仕
切られた状態で独自に循環利用されている。一つづつの
トレイ5の導入から積重ね、予熱、加熱、冷却、段放ら
し、送出の各手段を殺菌条件に応じて、積重ねられたト
レイ5aの数と各ゾーンでの滞留時間とをあらかじめ決
定しておけば、全自動制御部を利用してバッチ式であり
ながら自動運転ができるようになる。
【0026】
【発明の効果】本発明は上記のようにしたので、第1発
明では、導入部で圧力調整され、スタッキングゾーンで
一つづつのトレイが複数段に積重ねられ、この積重ねら
れたトレイが予熱、加熱、冷却手段を順次受け、アンス
タッキングゾーンで再び一つづつに段放らしされて、釜
外へ取出されるようになったので、バッチ連続式として
のレトルト殺菌装置を提供することができるようになっ
た。各ゾーン間はそれぞれ仕切遮閉装置で仕切られてお
り、熱媒は側方からトレイに吹付けられるので、各ゾー
ンにおいて効率よく加熱処理と冷却が行なわれる。熱媒
は熱媒貯留堰により各ゾーンの底部でホールドされ、循
環されるので、熱エネルギーの損失も少なく効率のよい
処理ができる。積重ねたトレイを用いているので、トレ
イに収容される被処理物の種類や形状を問わずトレイに
装填できるものであれば同時に異種の被処理物を処理す
ることもできる。
【0027】第2発明では、レトルト殺菌釜への導入と
送出時に圧力の調整が確実に無駄なく行なわれる。第3
発明では、予熱ゾーンへの温水の循環が冷却ゾーンの水
を利用することにより熱エネルギーの省力化ができ、第
4発明では、各ゾーンの底部でホールドされた熱媒を利
用して熱エネルギーの有効利用をすると共に独自の処理
を実現している。
【0028】第5発明では、各ゾーン間の仕切りと熱媒
の混合を防止して効率的な処理を行なっている。第6発
明では、各ゾーンの手段を殺菌条件に応じてトレイの数
及び滞留時間の制御及び各ゾーン間のトレイの移送を制
御することにより、自動運転が可能となっている等、優
れた効果を有し、食品や医薬品その他の処理が円滑に且
つ短時間で確実に実行できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置のフローチャート図
【図2】仕切遮閉装置の説明図
【符号の説明】 1 レトルト殺菌釜 4 導入部 5、5a トレイ 6 スタッキングゾーン 7 予熱ゾーン 8 加熱ゾーン 9 冷却ゾーン 10 アンスタッキングゾーン 11 仕切遮閉装置 13 スプレーノズル 14 コンベア装置 15 熱媒貯留堰 16、18、19、21 ポンプ 17、20、22 熱交換器 23 熱媒循環系路 25 送出部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧に保持したレトルト殺菌釜の入口側
    に設けた圧力調整可能で被処理物を収容したトレイを一
    つづつ搬送する導入部と、出口側に設けた圧力調整可能
    でトレイの一つづつを搬送する送出部と、前記レトルト
    殺菌釜内の入口部で前記トレイを複数段に積重ねるスタ
    ッキングゾーンと、次いで、積重ねられたトレイのまま
    順次予熱ゾーン、加熱ゾーン、冷却ゾーンへ送込むよう
    設けたコンベア装置と、前記レトルト殺菌釜内の出口部
    に設けたアンスタッキングゾーンと、前記各ゾーン間を
    仕切り、前記トレイが通過できる開閉部を設けた仕切遮
    閉装置と、前記予熱ゾーン、加熱ゾーン、冷却ゾーンに
    おいてそれぞれトレイの側方隙間より熱媒を吹付けるよ
    うにしたスプレーノズルと、前記予熱、加熱、冷却の各
    ゾーンの底部に対応して設けた熱媒貯留堰と、この熱媒
    貯留堰、ポンプ、熱交換器を介して熱媒を循環させる熱
    媒循環系路と、から成るバッチ連続式レトルト殺菌装
    置。
  2. 【請求項2】 レトルト殺菌釜の入口側に設けた導入部
    と出口側に設けた送出部とのそれぞれに圧力調整を可能
    としたバルブと、一つづつのトレイのコンベア装置を設
    けた請求項1記載のバッチ連続式レトルト殺菌装置。
  3. 【請求項3】 熱媒循環系路として、給水された水が冷
    却ゾーンを経て、予熱機で加熱され、予熱ゾーンを経て
    再び冷却ゾーンに入る循環系路を有する請求項1記載の
    バッチ連続式レトルト殺菌装置。
  4. 【請求項4】 レトルト殺菌釜内の底部において、予熱
    ゾーン、加熱ゾーン、冷却ゾーンのそれぞれに対応して
    水貯留堰を設けた請求項1記載のバッチ連続式レトルト
    殺菌装置。
  5. 【請求項5】 レトルト殺菌釜内のスタッキングゾー
    ン、予熱ゾーン、加熱ゾーン、冷却ゾーン及びアンスタ
    ッキングゾーンを仕切る内周縁の固定壁と、積重ねたト
    レイが通過可能に設けたエアーカーテン式、シャッター
    式又は分割スライドドアー式開閉部とから成る請求項1
    記載のバッチ連続式レトルト殺菌装置。
  6. 【請求項6】 高圧保持したレトルト殺菌釜へ一つづつ
    のトレイを送込む導入手段と、このトレイをスタッキン
    グゾーンにおいて複数段に積重ねる手段と、この積重ね
    られたトレイを予熱ゾーンへ送込み予熱処理する手段
    と、次いで加熱ゾーンにおける加熱手段と、加熱後冷却
    ゾーンにおける冷却手段と、冷却されたトレイをアンス
    タッキングゾーンで一段づつに放らす手段と、段放らし
    された一つづつのトレイを送出する送出手段とを備え、
    殺菌条件に応じて各ゾーンにおける積重ねられたトレイ
    の個数と処理時間とを調整する制御手段と、各ゾーン間
    へ前記トレイを連続又は間欠移動させる搬送手段とを有
    する自動運転制御部を設けたことを特徴とするバッチ連
    続式レトルト殺菌装置。
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