JPH07264889A - 電源回路の制御装置 - Google Patents

電源回路の制御装置

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Publication number
JPH07264889A
JPH07264889A JP6050282A JP5028294A JPH07264889A JP H07264889 A JPH07264889 A JP H07264889A JP 6050282 A JP6050282 A JP 6050282A JP 5028294 A JP5028294 A JP 5028294A JP H07264889 A JPH07264889 A JP H07264889A
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JP
Japan
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circuit
inverter
rotation speed
converter
output
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Pending
Application number
JP6050282A
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English (en)
Inventor
Hideji Ogawara
秀治 小川原
Koji Hamaoka
孝二 浜岡
Hiromi Shibuya
浩洋 渋谷
Hideo Hayashi
秀雄 林
Yasuhiro Tsujii
康浩 辻井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、DCモータのモータ効率を向上
し、インバータ部でのスイッチング損失を低減すること
のできる電源回路の制御装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 整流回路1と、整流された直流電圧を昇圧す
るDC−DCコンバータ11と、DC−DCコンバータ
11の出力電圧を制御し、力率を改善する昇圧回路17
と、インバータ12の出力により駆動されるDCブラシ
レスモータ13と、モータ13の回転数と昇圧回路を制
御する回転数制御手段14とから構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はDCブラシレスモータ駆
動用の電源回路の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、モータ駆動用の電源回路の制御装
置にはスイッチング回路の搭載されたものが、増加して
きている。
【0003】従来の電源回路の制御装置としては、特開
昭59−198873号公報に示されているものがあ
る。
【0004】以下、図面を参照しながら従来の電源回路
の制御装置を説明する。図5は、従来の電源回路の制御
装置の回路図である。図5において、1は交流入力を整
流する全波整流回路である。2は全波整流回路1の出力
端間のプラス側に挿入されたリアクタンスである。3は
全波整流回路1の出力端間に挿入されリアクタンス2と
チョッパ回路を構成する電子スイッチである。
【0005】4は電子スイッチ3の両端間に挿入された
ダイオードである。5は電子スイッチ3の両端間に挿入
されダイオード4と直列回路を構成するフィルタ用のコ
ンデンサである。6は負荷である。
【0006】7は変圧器である。8は変圧器7の2次側
に接続された整流回路である。9は誤差信号発生装置で
ある。10は電子スイッチ3の開閉動作を行わせるドラ
イブ回路である。
【0007】以上のように構成された電源回路の制御装
置について以下にその動作を説明する。
【0008】交流電源からの入力を受け、全波整流回路
で整流し、脈動電圧E’を得る。この脈動電圧E’は図
6に示すように出力電圧、つまり負荷に印加される電圧
Eより低い電圧にある。この脈動電圧E’をもとにチョ
ッパ回路で図6の斜線で示した電圧分だけ増圧し、出力
電圧Eを得る。
【0009】電子スイッチを閉じると脈動電圧E’がリ
アクタンス2に図の極性で印加され電流が流れる。この
期間、負荷6にはコンデンサ5の放電によって電力が供
給される。コンデンサ5の電荷は電子スイッチ3を閉じ
てもダイオード4によってこの電子スイッチ3の回路に
放電する事はない。
【0010】電子スイッチ3を閉じている期間が経過す
ると、リアクタンス2に流れる電流が増加し、それに伴
い、このリアクタン2スに蓄えられる電磁エネルギも増
加する。電子スイッチ3を開くとリアクタンス2にも蓄
えられている電磁エネルギのため図とは逆の極性の電圧
を誘起し、このリアクタンスの電圧に脈動電圧E’が重
畳されて、ダイオード4を通して電流が流れ出す。
【0011】この重畳された電圧が出力電圧Eである。
時間が経過するとリアクタンス2に蓄えられた電磁エネ
ルギが放出されて電流が減少する。そこで再び電子スイ
ッチ3を閉じ、リアクタンス2に電磁エネルギを蓄え
る。また電子スイッチ3を開いて、このリアクタンス2
に蓄えられた電磁エネルギをもとに脈動電圧E’を増圧
して負荷6に電力を送る。
【0012】増圧する電圧の大きさはリアクタンス2に
蓄えられている電磁エネルギによってきまるから電子ス
イッチ3の開閉時間比を変えて、この電磁エネルギの大
きさを制御すると増電する電圧の大きさを調整すること
が出来る。この装置では、交流入力を全波整流している
ため入力側からみた力率は1に近くなる。すなわち力率
が改善される。
【0013】次にこの電子スイッチ3に開閉の信号を送
る制御信号回路について説明する。誤差信号発生発生装
置9は基準電圧と出力電圧Eとの差に比例し、また入力
電圧にも関係した電圧レベルの信号a3をつくり、ドラ
イブ回路10はこの信号a3の電圧レベルに比例した幅
を持つパルスを発生させ、例えばこのパルスの存在する
期間だけ電子スイッチ3を閉じるように制御信号を電子
スイッチ3に与える。
【0014】誤差信号発生装置9には出力電圧Eから信
号a2をとり、また交流入力電圧を変圧器7により適当
なレベルに変換して、さらに整流回路8により整流し、
脈動電圧E’に比例した信号をa1、a2としてとる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、昇圧回路で一定電圧(例えば280V)
まで引き上げ、負荷としてPWM(Pulse Wid
th Modulation)インバータを設けDCブ
ラシレスモータを駆動する場合、高周波のキャリア周波
数でスイッチング回路をON/OFFさせるためスイッ
チングロスが発生しスイッチング回路の回路効率が低く
かった。また、特に低速で負荷が軽い場合に、スイッチ
ング回路の開時間の比率が小さくなり回路効率が低下し
ていた。さらに、高周波でのスイッチングによりモータ
の騒音が大きく、モータ効率も低くかった。
【0016】本発明は従来の課題を解決するもので、D
Cブラシレスモータのモータ効率を上げ、インバータ部
でのスイッチングロスの少ない電源回路の制御装置を提
供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決しようとする手段】この目的を達成するた
め本発明の電源回路の制御回路は、交流入力を整流する
整流回路と、整流回路により整流された直流電圧を昇圧
するDC−DCコンバータと、DC−DCコンバータの
出力を制御し入力側の力率を改善する昇圧回路と、DC
−DCコンバータの出力を疑似正弦波として出力するイ
ンバータと、インバータのスイッチング回路をPWM制
御するインバータドライブ回路と、インバータの出力に
より駆動されるDCブラシレスモーターと、DCブラシ
レスモータの回転数を制御しインバータドライブ回路と
昇圧回路に信号を出力する回転数制御手段と、DCブラ
シレスモータの回転数を検知する回転数検知手段とによ
り構成されている。
【0018】また本発明の電源回路の制御装置は、交流
入力を整流する整流回路と、整流回路により整流された
直流電圧を昇圧するDC−DCコンバータと、DC−D
Cコンバータの出力を制御し入力側の力率を改善する昇
圧回路と、DC−DCコンバータの出力を疑似正弦波と
して出力するインバータと、インバータのスイッチング
回路を制御するインバータドライブ回路と、インバータ
ドライブ回路をDC−DCコンバータの出力によってP
AM制御とPWM制御とに切り替えるPAM/PWM切
り替え手段と、インバータの出力により駆動されるDC
ブラシレスモーターと、DCブラシレスモータの回転数
を制御しインバータドライブ回路と昇圧回路に信号を出
力する回転数制御手段と、DCブラシレスモータの回転
数を検知する回転数検知手段とにより構成されている。
【0019】また本発明の電源回路の制御装置は、交流
入力を整流する整流回路と、整流回路により整流された
直流電圧を昇圧するDC−DCコンバータと、DC−D
Cコンバータの出力を制御し入力側の力率を改善する昇
圧回路と、DC−DCコンバータの出力を疑似正弦波と
して出力するインバータと、インバータのスイッチング
回路を制御するインバータドライブ回路と、インバータ
ドライブ回路をDC−DCコンバータの出力によってP
AM制御とPWM制御とに切り替えるPAM/PWM切
り替え手段と、昇圧回路を停止する昇圧停止手段と、イ
ンバータの出力により駆動されるDCブラシレスモータ
ーと、DCブラシレスモータの回転数を制御しインバー
タドライブ回路と昇圧回路に信号を出力する回転数制御
手段と、DCブラシレスモータの回転数を検知する回転
数検知手段とにより構成されている。
【0020】また本発明の電源回路の制御装置は、交流
入力を整流する整流回路と、整流回路により整流された
直流電圧を昇圧するDC−DCコンバータと、DC−D
Cコンバータの出力を制御し入力側の力率を改善する昇
圧回路と、DC−DCコンバータの出力を疑似正弦波と
して出力するインバータと、インバータのスイッチング
回路を制御するインバータドライブ回路と、インバータ
ドライブ回路をDC−DCコンバータの出力によってP
AM制御とPWM制御とに切り替えるPAM/PWM切
り替え手段と、昇圧回路を停止する昇圧停止手段と、昇
圧回路の力率改善を停止する力率改善停止手段と、イン
バータの出力により駆動されるDCブラシレスモーター
と、DCブラシレスモータの回転数を制御しインバータ
ドライブ回路と昇圧回路に信号を出力する回転数制御手
段と、DCブラシレスモータの回転数を検知する回転数
検知手段とにより構成されている。
【0021】
【作用】本発明の電源回路の制御装置は、DCブラシレ
スモータの回転数を制御する回転数制御手段からの制御
信号によりインバータドライブ回路、DC−DCコンバ
ータ出力電圧を制御する。DC−DCコンバータの直流
出力電圧は、昇圧回路の電子スイッチの開閉時間の比率
及びスイッチング周期により制御される。インバータド
ライブ回路は、回転数制御手段の出力信号によりPWM
あるいはPAM(Pulse Amplitude M
odulation)制御を行う。DC−DCコンバー
タは昇圧回路により直流電圧の増減を行い、また、入力
側の力率を改善を行うことができる。回転数制御手段は
昇圧回路の電子スイッチも制御する。
【0022】インバータドライブ回路では、PWM制御
時キャリア周波数で入力電圧をチョッピングしており、
回転位置検出手段により指令速度と検出したモータ回転
速度との速度差からスイッチング回路のON/OFF時
間を決定する。指令速度よりモータ回転速度が遅けれ
ば、ON時間比を長くし、モータ回転速度が速ければ、
ON時間を短くする。また、スイッチング回路のON時
間比がある一定値(たとえばON時間比50%)以下に
なると、昇圧回路により、DC−DCコンバータの出力
電圧を下げる。ただし、昇圧回路の制御範囲の下限値約
150V以下では動作しない。また、ある一定値以上
(たとえばON時間比90%)となると逆にDC−DC
コンバータの出力電圧を上げる。
【0023】この様に、インバータの入力電圧を制御し
スイッチング回路のON時間比を長くすることができる
のでモータ効率を向上し、モータの発熱を低減すること
ができる。また、インバータの入力電圧を低く制御でき
るので、スイッチング回路の損失を低減することができ
る。
【0024】また、PWMを常時行っているので、DC
−DCコンバータの出力電圧の精度をあまり必要としな
い利点がある。
【0025】また、本発明の電源回路の制御装置は、回
転数制御手段の出力信号により、昇圧回路を制御し、D
C−DCコンバータの出力電圧を増減することができ
る。そして、インバータの入力電圧がある一定電圧(た
とえば150V)以上ではインバータドライブ回路では
PAM制御を行い、一定電圧以下ではPWM制御を行う
ように制御することにより、PAM制御ではモータの入
力波形の歪が低減され、モータ効率を向上することがで
き、また、インバータの回路効率も向上することができ
る。また、DCブラシレスモータの場合トルクが一定で
あれば、回転数と電圧が比例関係にあるため、制御系を
簡単にすることができる。
【0026】また、本発明の電源回路の制御装置は、電
源供給側の機器への影響が小さい、電流をあまり必要と
しないところでは、力率改善を行わないのでDC−DC
コンバータ部での回路損失を低減でき、また、インバー
タへの入力電圧も低減でき、インバータ効率を高めるこ
とができる。
【0027】また、本発明の電源回路の制御装置は、電
源入力電圧から、入力側力率改善を行う際昇圧される電
圧値までの範囲では力率改善を行わず、昇圧制御のみを
行いインバータ部ではPAM制御を行うので、インバー
タ効率、モータ効率の高い電圧域を広げることができ
る。
【0028】
【実施例】以下、本発明による電源回路の制御装置の第
1の実施例について、図面を参照しながら説明する。な
お、従来と同一の構成については、同一符号を付して詳
細な説明は省略する。
【0029】図1は、本発明の電源回路の制御装置のブ
ロック図である。図1において、11は全波整流回路1
により整流された直流電圧を昇圧するDC−DCコンバ
ータである。12はDC−DCコンバータ11の出力に
より疑似正弦波を出力するインバータである。12aか
ら12fは、インバータ内のスイッチング回路である。
13はインバータ12からの出力により駆動されるDC
ブラシレスモーターである。14はDCブラシレスモー
タの回転数を制御する回転数制御手段であり、15はD
Cブラシレスモータの逆起電圧より回転速度を検知する
回転数検知手段である。16は回転数制御手段からの出
力信号によりインバータのスイッチング回路を動作する
インバータドライブ回路であり、回転数制御手段の出力
に応じて等パルスPWM制御を行う。17は昇圧回路で
あり、従来と同様入力側の力率を改善すると共に、DC
−DCコンバータ11の出力電圧を制御する。また、1
8は電子スイッチ3を作動するドライブ回路であり、回
転数制御手段の出力信号によって電子スイッチ3の開閉
を制御しDC−DCコンバータの出力電圧を増減する。
以上の構成から以下その動作を説明する。
【0030】DCブラシレスモータ13の回転数制御手
段14では、まず起動時に起動シーケンスにてモータ1
3を立ち上げる。次に、回転数検知手段15により、モ
ータ13の回転数を検知する。この回転数の検知は、逆
起電圧を利用したものでもよいし、ホール素子を用いた
ものでもよい。回転数制御手段14では、回転数検知手
段15で検知した回転数と、目標回転数とを比較し、検
知した回転数が目標回転数より低ければ、インバータの
出力電圧を高くするようPWM波形のパルス幅を大きく
し、逆に検知した回転数が目標回転数より高ければ、イ
ンバータの出力電圧を低くするようPWM波形のパルス
幅を小さくする。また、検知した回転数が、目標回転数
の範囲内であれば、出力電圧はそのままにしておく。こ
のようにしてDCブラシレスモータ13の回転数制御を
行う。
【0031】また、回転数制御手段14は、PWM波形
のパルスのON時間比がA(例えば50%)より下にな
れば、ドライブ回路18に指令を送り、DC−DCコン
バータ11の出力電圧を低下させる。また逆に、PWM
波形のパルスのON時間比がB(例えば90%)を越え
れば、DC−DCコンバータ11の出力電圧を上げるよ
うドライブ回路18に指令する。ドライブ回路18で
は、回転数制御信号14の出力信号と、誤差信号発生装
置9の出力に基づいて電子スイッチ3の開閉時間比率、
スイッチング周波数を制御する。
【0032】DC−DCコンバータ11は入力側の力率
改善のため、AC100V電源の場合では、E2(約1
50V)以下に出力電圧を制御できないので、インバー
タ12の必要電圧がE2以下の場合では、回転数制御手
段14はDC−DCコンバータの出力電圧をE2とし、
インバータのPWM波形のパルスのON時間比を0〜1
00%で制御する。
【0033】以上のように本発明の電源回路の制御回路
は、交流入力を整流する整流回路と、整流回路により整
流された直流電圧を昇圧するDC−DCコンバータと、
DC−DCコンバータの出力を制御し入力側の力率を改
善する昇圧回路と、DC−DCコンバータの出力を疑似
正弦波として出力するインバータと、インバータのスイ
ッチング回路をPWM制御するインバータドライブ回路
と、インバータの出力により駆動されるDCブラシレス
モーターと、DCブラシレスモータの回転数を制御しイ
ンバータドライブ回路と昇圧回路に信号を出力する回転
数制御手段と、DCブラシレスモータの回転数を検知す
る回転数検知手段とにより構成されているので、インバ
ータの入力電圧を制御してインバータのスイッチング回
路のON時間比を長くすることができるのでモータ効率
を向上し、モータの発熱を低減することができる。ま
た、インバータの入力電圧を低く制御できるので、イン
バータのスイッチング回路の損失を低減することができ
る。
【0034】また、PWMを常時行っているので、DC
−DCコンバータの出力電圧の精度をあまり必要としな
い利点がある。
【0035】次に、本発明による電源回路の制御装置の
第2の実施例について、図面を参照しながら説明する。
なお、第1の実施例及び従来と同一の構成については、
同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0036】図2は、本発明の第2の実施例の電源回路
の制御装置のブロック図である。19は回転数制御手段
であり、20はPAM/PWM切り替え手段である。回
転数制御手段19は、回転数検知手段15の検知した回
転数を情報とし、回転数制御を行う。回転数制御手段1
9はDC−DCコンバータの出力電圧がE2以上であれ
ば、PAM制御を行うよう、PAM/PWM切り替え手
段20を設定する。
【0037】PAM/PWM切り替え手段20は、イン
バータドライブ回路16にスイッチング回路12a〜1
2fの開閉パターンのPAM、PWMの波形の切り替え
を行う。E2以下では実施例1と同様の制御を行う。
【0038】したがって、本発明の電源回路の制御装置
は、インバータドライブ回路をDC−DCコンバータの
出力によってPAM制御とPWM制御とに切り替えるP
AM/PWM切り替え手段を備えているので、回転数制
御手段の出力信号により、昇圧回路を制御し、DC−D
Cコンバータの出力電圧を増減することができる。そし
て、インバータの入力電圧がある一定電圧E2(たとえ
ば150V)以上ではインバータドライブ回路ではPA
M制御を行い、一定電圧以下ではPWM制御を行うよう
に制御することにより、PAM制御ではモータの入力波
形の歪が低減され、モータ効率を向上することができ、
また、インバータの回路効率も向上することができる。
また、DCブラシレスモータの場合トルクが一定であれ
ば、回転数と電圧が比例関係にあるため、制御系を簡単
にすることができる。
【0039】次に、本発明による電源回路の制御装置の
第3の実施例について、図面を参照しながら説明する。
なお、上記実施例及び従来と同一の構成については、同
一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0040】図3は、本発明の第3の実施例の電源回路
の制御装置のブロック図である。21は回転数制御手段
であり、22は回転数制御手段21の出力信号により昇
圧回路23を停止する昇圧停止手段である。昇圧停止手
段22は、ドライブ回路24に停止信号を送る。昇圧停
止手段22により、電子スイッチ3は開状態となり、コ
ンバータ出力電圧の昇圧、入力側の力率改善を行わな
い。
【0041】DC−DCコンバータ11は、電子スイッ
チ3が開状態であれば、出力電圧はE1となる(電源A
C100Vの場合約140V)。そこで、インバータの
必要電圧がE1以下の場合、昇圧回路23を停止し、イ
ンバータは入力電圧E1にてPWM制御を行う。
【0042】したがって、本発明の電源回路の制御装置
は、昇圧回路を停止する昇圧停止手段を備えているの
で、電源供給側の機器への影響が小さい、電流をあまり
必要としないところでは、力率改善を行わないのでDC
−DCコンバータ部での回路損失を低減でき、また、イ
ンバータへの入力電圧もさらに低減でき、インバータ効
率を一層高めることができる。
【0043】次に、本発明による電源回路の制御装置の
第4の実施例について、図面を参照しながら説明する。
なお、上記実施例及び従来と同一の構成については、同
一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0044】図4は、本発明の第4の実施例の電源回路
の制御装置のブロック図である。25は回転数制御手段
であり、26は昇圧回路27の入力側力率改善を停止す
る力率改善停止手段である。力率改善停止手段26は、
回転数制御信号25の信号を受けドライブ回路28に力
率改善の指令をキャンセルするよう出力する停止信号を
送る。停止信号を受けるとドライブ回路28は電子スイ
ッチ3の開閉時間比率、スイッチング周波数を制御しD
C−DCコンバータの出力電圧の昇圧のみを行う。した
がって、E1からE2の電圧範囲では、昇圧のみを行
い,PAM制御を行う。
【0045】したがって、本発明の電源回路の制御装置
は、昇圧回路を停止する昇圧停止手段と、昇圧回路の力
率改善を停止する力率改善停止手段とを備えているの
で、入力側力率改善を行う際、昇圧される電圧値までの
範囲では力率改善を行わず、昇圧制御のみを行いインバ
ータ部ではPAM制御を行うので、インバータ効率、モ
ータ効率の高い電圧域を広げることができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、交流入力
を整流する整流回路と、整流回路により整流された直流
電圧を昇圧するDC−DCコンバータと、DC−DCコ
ンバータの出力を制御し入力側の力率を改善する昇圧回
路と、DC−DCコンバータの出力を疑似正弦波として
出力するインバータと、インバータのスイッチング回路
をPWM制御するインバータドライブ回路と、インバー
タの出力により駆動されるDCブラシレスモーターと、
DCブラシレスモータの回転数を制御しインバータドラ
イブ回路と昇圧回路に信号を出力する回転数制御手段
と、DCブラシレスモータの回転数を検知する回転数検
知手段とにより構成されているので、インバータの入力
電圧を制御しスイッチング回路のON時間比を長くする
ことができるのでモータ効率を向上し、モータの発熱を
低減することができる。また、インバータの入力電圧を
低く制御できるので、スイッチング回路の損失を低減す
ることができる。
【0047】また、PWMを常時行っているので、DC
−DCコンバータの出力電圧の精度をあまり必要としな
い利点がある。
【0048】また本発明は、交流入力を整流する整流回
路と、整流回路により整流された直流電圧を昇圧するD
C−DCコンバータと、DC−DCコンバータの出力を
制御し入力側の力率を改善する昇圧回路と、DC−DC
コンバータの出力を疑似正弦波として出力するインバー
タと、インバータのスイッチング回路を制御するインバ
ータドライブ回路と、インバータドライブ回路をDC−
DCコンバータの出力によってPAM制御とPWM制御
とに切り替えるPAM/PWM切り替え手段と、インバ
ータの出力により駆動されるDCブラシレスモーター
と、DCブラシレスモータの回転数を制御しインバータ
ドライブ回路と昇圧回路に信号を出力する回転数制御手
段と、DCブラシレスモータの回転数を検知する回転数
検知手段とにより構成されているので、インバータの入
力電圧がある一定電圧以上ではインバータドライブ回路
ではPAM制御を行い、一定電圧以下ではPWM制御を
行うように制御することにより、PAM制御ではモータ
の入力波形の歪が低減され、モータ効率を向上すること
ができ、また、インバータの回路効率も向上することが
できる。また、DCブラシレスモータの場合トルクが一
定であれば、回転数と電圧が比例関係にあるため、制御
系を簡単にすることができる。
【0049】また本発明は、交流入力を整流する整流回
路と、整流回路により整流された直流電圧を昇圧するD
C−DCコンバータと、DC−DCコンバータの出力を
制御し入力側の力率を改善する昇圧回路と、DC−DC
コンバータの出力を疑似正弦波として出力するインバー
タと、インバータのスイッチング回路を制御するインバ
ータドライブ回路と、インバータドライブ回路をDC−
DCコンバータの出力によってPAM制御とPWM制御
とに切り替えるPAM/PWM切り替え手段と、昇圧回
路を停止する昇圧停止手段と、インバータの出力により
駆動されるDCブラシレスモーターと、DCブラシレス
モータの回転数を制御しインバータドライブ回路と昇圧
回路に信号を出力する回転数制御手段と、DCブラシレ
スモータの回転数を検知する回転数検知手段とにより構
成されているので、電源入力電圧から、入力側力率改善
を行う際昇圧される電圧値までの範囲では力率改善を行
わず、昇圧制御のみを行いインバータ部ではPAM制御
を行うので、インバータ効率、モータ効率の高い電圧域
を広げることができる。また、電源供給側の機器への影
響が小さい、電流をあまり必要としないところでは、力
率改善を行わないのでDC−DCコンバータ部での回路
損失を低減でき、また、インバータへの入力電圧も低減
でき、インバータ効率を高めることができる。
【0050】また本発明は、交流入力を整流する整流回
路と、整流回路により整流された直流電圧を昇圧するD
C−DCコンバータと、DC−DCコンバータの出力を
制御し入力側の力率を改善する昇圧回路と、DC−DC
コンバータの出力を疑似正弦波として出力するインバー
タと、インバータのスイッチング回路を制御するインバ
ータドライブ回路と、インバータドライブ回路をDC−
DCコンバータの出力によってPAM制御とPWM制御
とに切り替えるPAM/PWM切り替え手段と、昇圧回
路を停止する昇圧停止手段と、昇圧回路の力率改善を停
止する力率改善停止手段と、インバータの出力により駆
動されるDCブラシレスモーターと、DCブラシレスモ
ータの回転数を制御しインバータドライブ回路と昇圧回
路に信号を出力する回転数制御手段と、DCブラシレス
モータの回転数を検知する回転数検知手段とにより構成
されているので、電源入力電圧から、入力側力率改善を
行う際昇圧される電圧値までの範囲では力率改善を行わ
ず、昇圧制御のみを行いインバータ部ではPAM制御を
行うので、インバータ効率、モータ効率の高い電圧域を
広げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施例の電源回路の制御装
置の実施例のブロック図
【図2】本発明による第2の実施例の電源回路の制御装
置の実施例のブロック図
【図3】本発明による第3の実施例の電源回路の制御装
置の実施例のブロック図
【図4】本発明による第4の実施例の電源回路の制御装
置の実施例のブロック図
【図5】従来の電源回路の制御装置のブロック図
【図6】従来の電源回路の制御装置による電圧波形図
【符号の説明】
1 全波整流回路 11 DC−DCコンバータ 12 インバータ 13 DCブラシレスモータ 14 回転数制御手段 15 回転数検知手段 16 インバータドライブ回路 17 昇圧回路 18 ドライブ回路 19 回転数制御手段 20 PAM/PWM切り替え手段 21 回転数制御手段 22 昇圧停止手段 23 昇圧回路 24 ドライブ回路 25 回転数制御手段 26 力率改善停止手段 27 昇圧回路 28 ドライブ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 秀雄 大阪府東大阪市高井田本通3丁目22番地 松下冷機株式会社内 (72)発明者 辻井 康浩 大阪府東大阪市高井田本通3丁目22番地 松下冷機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流入力を整流する整流回路と、前記整
    流回路により整流された直流電圧を昇圧するDC−DC
    コンバータと、前記DC−DCコンバータの出力を制御
    し入力側の力率を改善する昇圧回路と、前記DC−DC
    コンバータの出力を疑似正弦波として出力するインバー
    タと、前記インバータのスイッチング回路をPWM制御
    するインバータドライブ回路と、前記インバータの出力
    により駆動されるDCブラシレスモーターと、前記DC
    ブラシレスモータの回転数を制御しインバータドライブ
    回路と昇圧回路に信号を出力する回転数制御手段と、前
    記DCブラシレスモータの回転数を検知する回転数検知
    手段とにより構成される電源回路の制御装置。
  2. 【請求項2】 交流入力を整流する整流回路と、前記整
    流回路により整流された直流電圧を昇圧するDC−DC
    コンバータと、前記DC−DCコンバータの出力を制御
    し入力側の力率を改善する昇圧回路と、前記DC−DC
    コンバータの出力を疑似正弦波として出力するインバー
    タと、前記インバータのスイッチング回路を制御するイ
    ンバータドライブ回路と、前記インバータドライブ回路
    を前記DC−DCコンバータの出力電圧によってPAM
    制御とPWM制御とに切り替えるPAM/PWM切り替
    え手段と、前記インバータの出力により駆動されるDC
    ブラシレスモーターと、前記DCブラシレスモータの回
    転数を制御しインバータドライブ回路と昇圧回路に信号
    を出力する回転数制御手段と、前記DCブラシレスモー
    タの回転数を検知する回転数検知手段とにより構成され
    る電源回路の制御装置。
  3. 【請求項3】 交流入力を整流する整流回路と、前記整
    流回路により整流された直流電圧を昇圧するDC−DC
    コンバータと、前記DC−DCコンバータの出力を制御
    し入力側の力率を改善する昇圧回路と、前記DC−DC
    コンバータの出力を疑似正弦波として出力するインバー
    タと、前記インバータのスイッチング回路を制御するイ
    ンバータドライブ回路と、前記インバータドライブ回路
    を前記DC−DCコンバータの出力電圧によってPAM
    制御とPWM制御とに切り替えるPAM/PWM切り替
    え手段と、前記昇圧回路を停止する昇圧停止手段と、前
    記インバータの出力により駆動されるDCブラシレスモ
    ーターと、前記DCブラシレスモータの回転数を制御し
    インバータドライブ回路と昇圧回路に信号を出力する回
    転数制御手段と、前記DCブラシレスモータの回転数を
    検知する回転数検知手段とにより構成される電源回路の
    制御装置。
  4. 【請求項4】 交流入力を整流する整流回路と、前記整
    流回路により整流された直流電圧を昇圧するDC−DC
    コンバータと、前記DC−DCコンバータの出力を制御
    し入力側の力率を改善する昇圧回路と、前記DC−DC
    コンバータの出力を疑似正弦波として出力するインバー
    タと、前記インバータのスイッチング回路を制御するイ
    ンバータドライブ回路と、前記インバータドライブ回路
    を前記DC−DCコンバータの出力によってPAM制御
    とPWM制御とに切り替えるPAM/PWM切り替え手
    段と、前記昇圧回路を停止する昇圧停止手段と、前記昇
    圧回路の力率改善を停止する力率改善停止手段と、前記
    インバータの出力により駆動されるDCブラシレスモー
    ターと、前記DCブラシレスモータの回転数を制御する
    回転数制御手段と、前記DCブラシレスモータの回転数
    を検知する回転数検知手段とにより構成される電源回路
    の制御装置。
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