JPH07264689A - ヘッドレストスピーカ - Google Patents

ヘッドレストスピーカ

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JPH07264689A
JPH07264689A JP4607894A JP4607894A JPH07264689A JP H07264689 A JPH07264689 A JP H07264689A JP 4607894 A JP4607894 A JP 4607894A JP 4607894 A JP4607894 A JP 4607894A JP H07264689 A JPH07264689 A JP H07264689A
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JP
Japan
Prior art keywords
sound
speaker
stay
headrest
seat
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4607894A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Shibata
浩 柴田
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Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Publication date
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Stereophonic Arrangements (AREA)
  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スピーカからの出力音を分割可能とし、放音
方向を任意に可変でるヘッドレストスピーカを提供する
ことを目的とする。 【構成】 座席のヘッドレストに内蔵したヘッドレスト
スピーカにおいて、前記スピーカの前面に設けられ、音
を複数に分割し誘導する複数の音誘導路部と、前記スピ
ーカの開口前方に回動自在に設けられ、前記音誘導路部
への分割を制御する可動仕切板とからなることを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車の座席の
ヘッドレスト部に内蔵されるヘッドレストスピーカに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から車室内に設置されるオーディオ
機器の音響効果を上げるために、車室内の各所に色々な
スピーカユニットが配設されている。その一例として、
車室内に設置されている座席のヘッドレスト部の内部空
間を活用し、スピーカユニットを内蔵したヘッドレスト
スピーカシステムがある。図6を用いて説明する。
【0003】図6は従来例のヘッドレストスピーカを示
す斜視図である。90はスピーカシステムを内蔵した座
席で、座部91、背もたれ部92、ヘッドレスト部93
の3つの主要部から構成されている。93のヘッドレス
ト部は、ステー96に支えられており、ステー96と共
に座席の背もたれ部92に固定されている。ヘッドレス
ト部93の内部には右チャンネル用のスピーカユニット
94と左チャンネル用のスピーカユニット95がヘッド
レスト部93の前方向に向けて内蔵されている。尚、前
記スピーカユニットはヘッドレスト部93を支えている
ステー96に取付られている。
【0004】ヘッドレスト部93に内蔵されるスピーカ
ユニットは、ヘッドレスト部93の内部空間の制約を受
けるので小型のスピーカユニットが用いられ、再生され
る音は主に中高音帯域の音のみが再生されている。ま
た、スピーカユニットが座席の前方向に向けて内蔵され
ているので、音場が座席の前方向にのみ形成され、後部
座席の乗員に対しての音場効果が得られない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、車室内の音
響効果を上げるためにスピーカユニットからの出力音を
分割可能とし、車室内の音場と出力音を任意に可変でき
るヘッドレストスピーカを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的を
達成するために、座席のヘッドレストに内蔵したヘッド
レストスピーカにおいて、前記スピーカの前面に設けら
れ、音を複数に分割し誘導する複数の音誘導路部と、前
記スピーカの開口前方に回動自在に設けられ、前記音誘
導路部への音の分割を制御する可動仕切板とからなるこ
とを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明によれば、スピーカの開口前方に設けら
れた可動仕切板の仕切位置によりスピーカからの出力音
が分割される。前記分割された音は音誘導路部に誘導さ
れ複数方向に音場が形成される。尚、前記複数方向の音
場の音量は、前記可動仕切板の位置変更により任意の音
量に制御できる。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図面により説明する。図1
は本発明の一実施例を示すヘッドレストスピーカを座席
に取り付けた状態の斜視図、図2はヘッドレストスピー
カの内部構造図である。10はヘッドレストスピーカが
組付けられた座席で、座部11、背もたれ部12、ヘッ
ドレスト部13の3つの主要部から構成されている。
【0009】13のヘッドレスト部は、ステー14に取
り付けられステー14と共に座席の背もたれ部12に固
定されており、着席者の高さに合わせてヘッドレスト部
13の高さを上下に調整できるようになっている。ヘッ
ドレスト部13の周囲は発泡ウレタン等のクッション部
材62で覆われており、内部には右チャンネル用のスピ
ーカユニット15と左チャンネル用のスピーカユニット
16がヘッドレスト部13の両側端部に外方向に向けて
それぞれ一個づつ内蔵されている。尚、前記スピーカユ
ニットはスピーカボックス46に組付けられ、該スピー
カボックス46はヘッドレスト部13を支えているステ
ー14に取付られている。
【0010】17は右側、18は左側の可動仕切板で、
スピーカユニット15、16の開口面に対して垂直に設
けられておりスピーカユニット15、16からの再生音
が二方向に分割または、遮断され、この可動仕切板1
7、18の移動位置により座席10前後の音場が制御さ
れる。そして、可動仕切板17、18により制御された
音は音誘導路部38、39、40、41を経て音出し用
スリット部19、20、21、22から放音される。1
9は右チャンネル側、20は左チャンネル側の音出し用
スリット部で、座席の前方向に音場が形成される。ま
た、ヘッドレスト部13の後側に形成された音出し用ス
リット部21(右チャンネル側)と22(左チャンネル
側)により座席10の後方に音場が形成される。
【0011】次に、図2により本実施例におけるヘッド
レストスピーカの内部構造について詳細に説明する。1
3はヘッドレスト部で着席者の頭部を支えると共に内部
空間を活用してスピーカを内蔵し、ステレオ効果を上げ
るためのものである。15は右チャンネル側、16は左
チャンネル側の音を再生するスピーカユニットである。
46はスピーカボックスで、両側端部に右チャンネル側
再生音を前方向へ誘導する音誘導路部38、後方への音
誘導路部39と、左チャンネル側再生音を前方向へ誘導
する音誘導路部40、後方への音誘路導部41とが形成
されている。これら音誘導路部38、39、40、41
は筒状となっており、その空間を音が伝搬するようにな
っている。音誘導路部38、39、40、41の先端中
央部36、37には可動仕切板17、18が先端中央部
36、37を中心にして回動自在に取付られており、可
動仕切板17、18を回動させることによりスピーカユ
ニットからの再生音が各音誘導路部38、39、40、
41に分割または遮断される。
【0012】55、56はスピーカユニット取付部でス
ピーカユニット15、16を取付ける孔58、59(放
音開口部となる)が形成されている。47は仕切板で左
右両スピーカの再生音が干渉しないようにスピーカボッ
クス46の中央部に設けられたもので、仕切板47の上
部中央にステー14が係合するU型の切欠孔49と上蓋
61を取り付けるねじ穴51が形成されている。57は
スピーカボックス46の底部で、ピッチの異なるステー
14に対応できるように複数ピッチの挿通孔50が形成
されている。
【0013】スピーカボックス46は、上蓋部61を除
き一体形状をなし、材料には樹脂材が使用されており、
樹脂成形加工などにより形成される。次に、音場制御の
動作を説明する。先づ、右チャンネル側について説明す
る。スピーカユニット15の開口面に対し垂直に設けら
れた可動仕切板17の遊端部31がスピーカユニット1
5の中心位置aに設定された場合、スピーカユニット1
5からの出力音は略二つに分割され、一方は音誘導路部
38に誘導され矢符42の方向(前方)に、また、もう
片方は音誘導路部39に誘導され矢符43の方向(後
方)にそれぞれ放音され、音場が前後二方向に形成され
る。尚、前後方向への放音量に差を設けたい場合は、可
動仕切板17の位置を変えることにより放音量の調整が
できる。
【0014】例えば、可動仕切板17を後方に近づける
程、矢符42の放音が大きくなり、矢符43の放音は逆
に小さくなる。さらに、可動仕切板17を後方に移動さ
せ遊端部31がbの位置(点線で示す位置35)までく
ると、可動仕切板17と遮断板60により音誘導路部3
9が遮閉され後方への放音が遮断され、前方への放音の
みとなり、音場は前方にのみ形成される。尚、可動仕切
板17の遊端部31がcの位置(前方)に移動させる制
御を行うと、前述の音場形成状態と正反対の音場(後方
のみへの放音)を形成させることができる。また、左チ
ャンネル側についても右チャンネル側の制御と同じ制御
なので説明を省略する。
【0015】本実施例では可動仕切板17の制御を手動
にて行ったが、モータ制御とし音場補正装置などの外部
制御器と連動させて自動的に制御させる方法も可能であ
る。以上説明したように本実施例によれば、一個のスピ
ーカから出力される再生音を、聴取者の好み又は、乗員
の状態により車室内の音場を任意に設定することができ
る。さらに、本実施例のヘッドレストスピーカは調整機
構が簡単なため、電気的に音声信号に遅延処理、音量制
御等を施すことにより音場を制御する音場制御装置と連
動させることも簡単に行え、この場合音声信号の電気的
処理のみによる音場の調整範囲より調整範囲が広いの
で、車室内の音響効果を著しく向上させると共に低コス
トで提供することができる。
【0016】次に図3、図4及び図5によりヘッドレス
ト部の組付け構造を説明する。、図3、図4はヘッドレ
ストススピーカのステー14への組付構造の第1、第2
例を示す構造図、図5は図4の組付要部断面及び矢視図
である。図3、図4では、ヘッドレスト部とステーとの
組付け構造を主体に説明するので、組付けと直接関係の
ないスピーカボックスの一部と該スピーカボックスの外
周クッション部は省略する。尚、図3と図4は図1、図
2のヘッドレストスピーカ構造図の構成と同じ構成につ
いては同じ符号を付し説明を省略する。
【0017】図3によりヘッドレスト部組付け構造の第
1例を説明する。46はスピーカボックスで、底部57
にはステー14の二本のパイプの異なったピッチに対応
できるように、ステー14の挿通孔50、70、71の
3種類の孔が形成されている。47は仕切板で上部中央
部にステー14の上部に係合するU型切欠孔49と蓋取
付穴51が形成されている。72はスペーサで、スピー
カボックス46の底部57の使用しない孔70、71を
塞ぎスピーカボックス46の音漏れを防止するもので、
樹脂材などでできており両面接着テープや接着剤などで
取り付けられる。その他合成ゴム等で蓋を成形して、使
用しない孔にその弾性を利用して嵌め込むようにしても
よい。
【0018】次に、スピーカボックス46とステー14
との組付けを説明する。先ずステー14の二本のパイプ
のピッチを確認し、スピーカボックス46の底部57の
使用しない孔70、71をスペーサ72で塞ぐ。そし
て、ステー14の二本のパイプをスピーカボックス46
の底部57の孔50に挿通し、さらに、スピーカボック
ス46の仕切板47のU型切欠孔49にステー14の上
部を係合させる。そして、上蓋61をスピーカボックス
46にねじ84にてねじ止めする。
【0019】以上説明したようにこのような組付構造
は、ステー14の二本のパイプ間のピッチが規格化され
た複数のものに対応させるもので、組付構造が非常に簡
単で、取り付け取り外しが容易にできる。図4、図5に
よりヘッドレスト部組付け構造の第2例を説明する。4
6はスピーカボックスで、底部57には仕切板47を中
心にして両端部へステー14が挿通する長孔83が形成
されている。仕切板47は上部中央部に底部57の長孔
83と同じ幅のU型切欠孔88と蓋取付穴51が形成さ
れている。尚、底部57の長孔83および仕切板47の
切欠孔88とステー取付具73、75、ステー取付固定
具77、79の取付孔以外の箇所は図3のスピーカボッ
クス46と同じ形状をしている。
【0020】ステー取付具73、75は半円筒状のボス
に板状のフランジがついており、ボスの中心部にはステ
ー14に係合する孔76が形成されている。ステー取付
具73のフランジ部には仕切板47に取り付ける孔86
が、ステー取付具75のフランジ部にはステー取付具7
3の孔86と同じ位置にねじ孔89が形成されている。
ステー取付具73、75の材料には樹脂材が用いられ樹
脂成形加工などにより成形される。
【0021】ステー取付固定具77、79は円筒状のボ
スに板状のフランジがついており、ボスの中心部にはス
テー14が挿通する孔81が形成されている。ステー取
付固定具77のフランジ部にはスピーカボックス46の
底部57に取り付ける孔78が、ステー取付固定具79
のフランジ部にはステー取付固定具77の孔78と同じ
位置にねじ孔80が形成されている。ステー取付固定具
77、79の材料には樹脂材が用いられ樹脂成形加工な
どにより成形される。
【0022】87はスペーサで、スピーカボックス46
の底部57の長孔83の開口残部を塞ぎスピーカボック
ス85の音漏れを防止するもので、樹脂材などでできて
おり両面接着テープや接着剤などで取り付けられる。そ
の他合成ゴム等で蓋を成形して、開口残部にその弾性を
利用して嵌め込むようにしてもよい。次に、スピーカボ
ックス46とステー14との組付けを説明する。
【0023】先ず、ステー14のパイプの直径に適合す
るステー取付具73と75の開口部を上向きにして、仕
切板47を挟んでU型切欠孔88の底部に合わせ、仕切
り板47にステー取付具73と75をねじ74にて固定
する。そして、ステー14のパイプの直径に適合するス
テー取付固定具79をステー14の二本のパイプに挿入
し、仕切板47を跨いで底部57の長孔83に挿通す
る。さらに、仕切板47のU型切欠孔88部に固定され
たステー取付具73と75にステー14の上部を係合さ
せる。そして、ステー取付具73と75の開口部を下向
きにしてステー14の上部に係合させて仕切板47を挟
んで取付具73と75をねじ74にて固定する。
【0024】次に、底部57の長孔83より突出したス
テー14のパイプにステー取付固定具77を挿入し、底
部57の上側のステー取付固定具79のフランジ部のね
じとステー取付固定具77のフランジ部の孔を合わせ、
底部57を挟んでねじ82で固定する。そして、底部5
7の長孔83の開口残部をスペーサ87で塞ぎ、スピー
カボックス46の音漏れを防止する。そして、上蓋61
をスピーカボックス46にねじ84にてねじ止めする。
【0025】以上詳細に説明したようにこのような組付
構造によれば、ステー14のパイプの直径または、二本
のパイプ間のピッチの異なるものについてもステー取付
具73、75とステー取付固定具77、79を変えるだ
けでヘッドレスト部をステー14に簡単に取り付けるこ
とができる。従って、ヘッドレスト部の交換の際に、従
来のように座席ごと交換する必要がなくなり費用負担が
軽減される。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればス
ピーカの開口前方に設けられた可動仕切板の仕切位置に
より、スピーカからの出力音が分割され、複数の音誘導
路部に誘導されて複数方向に音場が形成される。さら
に、前記複数方向の音場の音量差は、前記可動仕切板の
位置を変更することにより任意の音量に制御できるの
で、車室内の音響効果を著しく向上させることが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すヘッドレストスピーカ
及び座席の斜視図である。
【図2】本発明の一実施例を示すヘッドレストスピーカ
内部構造図である。
【図3】ヘッドレストの第1の組付け構造を示す構造図
である。
【図4】ヘッドレストの第2の組付け構造を示す構造図
である。
【図5】図4のヘッドレストの組付け構造の要部断面及
び矢視図である。
【図6】従来例のヘッドレストスピーカ及び座席の斜視
図である。
【符号の説明】
10・・・座席 11・・・座部 12・・・背もたれ部 13・・・ヘッドレスト 14・・・ステー 15、16・・スピーカユニット 17、18、・・可動仕切板 19、20、21、22・・音出し用スリット部 38、39、40、41・・音誘導路部 46・・・スピーカボックス 73、75・・ステー取付具 77、79・・ステー取付固定具

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座席のヘッドレストに内蔵したヘッドレ
    ストスピーカにおいて、 前記スピーカの前面に設けられ、音を複数に分割し誘導
    する複数の音誘導路部と、 前記スピーカの開口前方に回動自在に設けられ、前記音
    誘導路部への音の分割を制御する可動仕切板とからなる
    ことを特徴とするヘッドレストスピーカ。
JP4607894A 1994-03-16 1994-03-16 ヘッドレストスピーカ Withdrawn JPH07264689A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4607894A JPH07264689A (ja) 1994-03-16 1994-03-16 ヘッドレストスピーカ

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JP4607894A JPH07264689A (ja) 1994-03-16 1994-03-16 ヘッドレストスピーカ

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JPH07264689A true JPH07264689A (ja) 1995-10-13

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ID=12736964

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JP4607894A Withdrawn JPH07264689A (ja) 1994-03-16 1994-03-16 ヘッドレストスピーカ

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