JPH07264433A - 内側のラスタ歪み補正回路 - Google Patents
内側のラスタ歪み補正回路Info
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Abstract
得る内側ラスタ補正回路の提供を目的とする。 【構成】 本発明の補正回路の変調回路Q1は内側ラスタ
歪みを補正する偏向巻線LH の両端の電圧を変調するた
めS字形成化キャパシタC23 に補正電流i2を供給する。
補正電流の周波数は内側ピンクッション又はバレル歪み
補正用のライン周波数よりも低い。2次の内側ピンクッ
ション又はバレル歪みの補正用の周波数はライン周波数
よりも高い。S字キャパシタ内の補正電流の向きは偏向
電流の向きと同じ又は逆の何れでもよいので追加的又は
削減的な補正が得られる。内側補正量は外側ラスタ補正
とは関係なく調節し得る。変調回路は偏向電力によりド
ライブされフライバック変成器T20 に依存しない。
Description
する偏向装置に関する。
適切なラスタの直線性のため大きな内側のラスタ歪みの
補正を必要とすることがある。ダイオード変調器を利用
する一般的に使用される左−右のピンクッション歪みの
補正回路は、ある程度の内側のピンクション歪みを補正
することができる。
び帰線の原理を利用する。帰線中に、偏向回路は高周波
並列共振回路を形成し、電力はフライバック変成器の1
次巻線から偏向回路に供給される。掃引期間中に偏向ス
イッチは偏向ヨーク巻線及びS字形成キャパシタにより
形成される低周波直列共振回路をつくる。かくして、電
力はヨークからS字キャパシタに回り、1掃引周期の間
にヨークに戻る。これにより、115°で始まり245
°で終わる約130°の導通(conduction)角度を有する
正弦波状の偏向電流が得られる。帰線は掃引の最後の正
味245°の位置から帰線の先頭の正味130°の位置
へ偏向電流を高速に戻す。
角度又はS字形を定める。かくして、S字形成キャパシ
タは最良の水平方向直線性が得られるよう選択される。
S字形成キャパシタの両端の電圧は余弦波状である。振
幅は掃引の中央部で最も大きく、その際に偏向電流は零
である。内側のラスタ歪みの補正には、ラスタ式ディス
プレイ装置の垂直軸、即ち、ラスタ中央部の上方から中
央部の下方に沿う距離の関数としてS字形を変調するこ
とが必要である。これはS字形成キャパシタの両端の電
圧を変調することにより行われる。変調された電圧は水
平ヨークの両端にも現われ偏向電流の変調を誘起する。
正回路において、大きい内側のラスタ歪み誤差を補正す
ることは困難であることが分かっている。その上、従来
技術による内側のラスタ歪みの補正は、調節することが
困難、又は、不可能であるため、屡々充分な補正結果が
得られない。
全体の調節を行い得る内側ラスタ補正回路の提供を目的
とする。
向巻線がS字補正掃引キャパシタと直列に接続される。
偏向スイッチは偏向巻線に接続され、偏向レートに関連
する第1の周波数の入力信号源に応答し、掃引期間の掃
引電流と帰線期間の帰線電圧を偏向巻線に発生させる。
内側ラスタ歪み補正回路は、上記掃引キャパシタの両端
に接続され、掃引キャパシタにより得られるS字補正の
量を変える。上記内側ラスタ歪み補正回路は、第2の周
波数の変調信号源の値の関数として導通状態と、非導通
状態になる歪み補正スイッチよりなる。
表示の図である。S字形成キャパシタの両端の電圧及び
変調包絡線の波形が更に示されている。外側のピンクッ
ション歪みは偏向電流の振幅変調で補正されていると想
定する。この補正は、図示したラスタ表示の最も左側と
右側に直線状の垂直線として示されている。
誤差を示す。同図の(d)に示す補正は、上部及び下部
よりも中央部において一層S字形を形成させることが必
要である。同図の(b)は内側のバレルの誤差を示す。
同図の(e)に示す如く、中央部よりも上部及び下部に
おいて一層S字形を形成させることが必要である。
ン誤差を示す。垂直線の平均間隔は中央部と上部/下部
の間で異なる。同図の(f)に示す如く、補正には、上
部及び下部でピンクッションのより小さい、一層平坦な
波形形状が必要とされる。この補正は、ライン周波数よ
りも高い変調周波数によって得られる。外側のピンクッ
ションを補正し、内側のピンクッション歪みのような内
側のラスタ歪みを補正する本発明の回路を有する水平偏
向回路の回路図を図2に示す。この回路は型式番号A68J
YL61X のソニートリニトロン受像管の偏向電流を発生す
るため使用した。
の水平レートにおける波形を示し、同図の(i)乃至
(o)は垂直レートにおける波形を示す。フライバック
変成器T20の1次巻線は、左−右のスイッチングトラン
ジスタQ 20を介して、スイッチングトランジスタQ
21と、帰線キャパシタC22と、線形性コイルLLIN と、
水平ヨーク巻線LH と、S字形成キャパシタC23とから
なる水平偏向回路に電力を供給する。トランジスタQ21
は水平発振器とドライバを用いて従来の方法でドライブ
される。左−右の制御回路は、C22の両端の帰線電圧V
2 を振幅変調するため帰線期間の最初の半分の間の制御
可能な時点でQ20をターンオフし、次いで、偏向電流i
1 はLH を流れる。キャパシタC20はT20の1次巻線に
対し帰線キャパシタとして機能する。キャパシタC
21は、変成器帰線回路T20、C20を偏向帰線回路C22、
LH 及びC23に接続する。帰線電圧V2 はクランピング
ダイオードD20の両端に低電圧の帰線パルスV6 を与え
るためC24、C 25により分圧される。
め変調されることのないフライバック変成器の帰線電圧
V1 を示す。同図の(b)はQ20の動作により変調され
た偏向回路の帰線電圧V2 を示す。同図の(c)は外側
のピンクッション歪みの補正用の振幅変調された偏向電
流i1 を示す。右側の波形は垂直レートにおける放物線
状に形成された包絡線を示す。
1 、帰線キャパシタC3 、スイッチングトランジスタQ
1 、D1 、D2 及びC2 よりなる。トランジスタQ4 乃
至Q 7 はQ1 に対しゲートパルスを発生する。トランジ
スタQ2 及びQ3 は線形動作のためのフィードバックを
提供する。補正電流i2 は掃引期間中にQ1 、C1 、L
1 及びC23を流れる。Q1 は、帰線期間t1 −t2 の最
初の半分の間の変調された時点でターンオフされ、Q1
の集積化された逆向き並列のダイオードが前方向にバイ
アスされる際に間隔t2 −t3 でターンオンされる。Q
1 がターンオフされると、電流i2 はC3 を流れ、図3
の(g)に示す如く、帰線電圧V4 を発生する。偏向電
力はi2 の振幅変調を増大させるために変調された間隔
t1 −t 2 の間にC2 及びD2 を介してC3 に供給され
る。
の包絡線を示す。i2 の小さい振幅はQ1 がターンオフ
しない場合、或いは、t2 の直前にターンオフする場合
に得られる。ta 及びta ’でピーク振幅を有する正弦
波状のi2 は、C23の両端のV3 から発生する。i2 の
振幅はQ1 のターンオフする時点がt1 の方に進む場合
に増大する。帰線期間t1 −t3 の間に、i2 の電流パ
スはC3 を挿入することによって高い方の周波数に切り
換えられる。t1 −t3 の間の急速な充電は、t3 −t
1 ’の間にi2 の周波数の低下を生じさせ、このことは
振幅のピークがta からtb 及びta ’からtb ’に移
ることから分かる。
流波形は、ta 及びta ’にピークを有する波形よりも
i2 の電流パスの共振周波数に近づくので一層大きい振
幅が得られる。かくして、L1 はi2 の包絡線よりも僅
かに低い共振周波数、即ち、2(t4 −t’0 )-1に調
節される。i2 の振幅変調は偏向帰線電流i3 によって
更に増大させられる。間隔t0 −t1 の間に下向きに傾
斜する(down-ramping)電流i3 はQ1 を流れる。Q1 が
t1 で開く際に、i3 は、C3 、C1 、L1 及びC23に
よって形成されるインピーダンスのため減少する。t1
−t2 の間に、i3 はC3 を充電し、V4 及びi2 を増
大させる。Q1 のターンオフ時点がt2の方に遅れる場
合に、i3 がC3 を充電する時間間隔は短縮され、V4
の振幅は小さくなる。ダイオードD2 は間隔t2 −t3
の間導通しない。キャパシタC2はこの時間中にD1 を
介して放電する。
線と、同図の(g)の波形に示す帰線電圧V4 の包絡線
とが得られるように、Q1 のターンオフ時点は、ラスタ
上部のt2 からラスタ中央部のt1 に放物線状に進めら
れ、ラスタ下部でt2 に遅らせられる。同図の右側の垂
直レートにおける波形は、Q7 のベースにおける入力電
圧に類似した放物線状の変調を示す。電流i1 及びi2
は同図の(d)の波形に示す電圧V3 を変調するためS
字形成キャパシタC23に加えられる。
向電流i1 は、垂直レートにおいてS字形に変調され
る。電流i1 は、ラスタの上部及び下部(小さい振幅)
よりラスタの中央部(大きい振幅)で一層S字形を形成
する。同図の(h)に点線の波形で示された偏向帰線電
圧V6 は、間隔t0 −t4 の間にR9 を介してゲートタ
ーンオフ回路Q6 、Q5 及びQ4 を動作可能状態にさせ
る。電圧V6 はD4 を介してキャパシタC7 を充電す
る。充電電流パルスの立ち上がりエッジは、Q1 をター
ンオフするためQ5 及びQ4 をターンオンする。Q4 及
びQ5 は、Q6 がターンオフされる時点t4 まで正のフ
ィードバックによって導通状態に保持される。Q7 の放
物線状のコレクタ電流は、同図の(h)に実線の波形で
電圧V5 として示す如く、D4 、Q5 及びQ4 が間隔t
1 −t2 の間に変調された時点で導通状態になるようC
7 を放電する。点線の波形で示す電圧V6 は外側ピンク
ッション補正回路により振幅変調される。トランジスタ
Q7は、実線の波形で下向きに傾斜する電圧V5 として
示す如く、ラスタの上部及び下部よりも中央部で一層急
速にC7 を放電する。掃引の最後においてV5 の振幅
は、D4 、Q5 及びQ4 のターンオンの時点を定める。
フィードバックパスR1、平滑化キャパシタC4 及びR
3 は、内側ピンクッション補正回路の動作を線形化す
る。補正の振幅は可変抵抗R12により調節し得る。Q7
の動作点は、同図の(e)の波形に示すような電流i2
の包絡線を得るため、電圧V4 がラスタの上部及び下部
で最小になるようQ2 及びQ3 により制御される。トラ
ンジスタQ2は、垂直レートにおけるC4 の両端のV4
の包絡線が最も低い電圧になるまでD 3 を介してキャパ
シタC5 を放電する。C5 の両端の電圧は、コレクタ電
流を減少させ、ラスタの上部及び下部で電圧V4 を最小
限にするようエミッタフォロワQ3 及びQ4 を介してQ
7 のエミッタに供給される。
1 を微妙に調整することにより最適化することが可能で
ある。これにより、同図の(d)及び(e)に示す波形
の包絡線の振幅が僅かに変わる。L1 調整の限界は以下
の通りである:L1 が非常に小さい場合に、掃引の最後
に偏向の抑圧が生じる。L1 が非常に大きい場合に、不
適切な内側のピンクッション補正が生じる。
電流の向きと同一或いは反対の何れでも構わないので、
追加的又は削減的な補正が得られることに注意する必要
がある。同様にして、内側のピンクッション又は内側の
バレルの歪みの何れに対しても補正を行うことが可能で
ある。図4は、C3 の両端に負の電圧V’4 ’を得るた
め変成器T1 を利用する本発明の他の一実施例を示す図
である。変調された電流i2 の包絡線は、図3の(e)
に示す如く、零に減少しそこから逆の位相に増大する。
かくして、キャパシタC23において、電流i2 はi1 か
ら減ずる。従って、C23、L1 、C1 及びC3の素子の
値は、変成器T1 を設けることにより小さくなる。
は外側のラスタ補正には関係なく調節し得る。その上、
内側ラスタ補正回路はフライバック変成器には関係しな
いので、内側のラスタ補正は、ディスプレイ装置のスク
リーンの輝度変化のようなフライバック変成器の負荷変
動による影響をうけることがない。
示と、かかる歪みを補正するために必要とされるS字補
正の変化とを示す図である。
なブロック回路図である。
点における電流と電圧の波形を示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 a)S字補正掃引キャパシタと直列に接
続された偏向巻線と; b)偏向レートに関連する第1の周波数の入力信号源
と; c)該偏向巻線に接続され該入力信号源に応答し掃引期
間中に掃引電流と帰線期間中に帰線電圧とを該偏向巻線
に発生する偏向スイッチと; d)第2の周波数の変調信号源と; e)該変調信号に応答し該掃引キャパシタに接続され該
掃引キャパシタにより得られるS字補正の量を変えるス
イッチとからなる、内側のラスタ歪みを補正する偏向装
置。
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A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
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A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20080306 |