JPH06105180A - テレビジョン偏向装置 - Google Patents

テレビジョン偏向装置

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JPH06105180A
JPH06105180A JP5205923A JP20592393A JPH06105180A JP H06105180 A JPH06105180 A JP H06105180A JP 5205923 A JP5205923 A JP 5205923A JP 20592393 A JP20592393 A JP 20592393A JP H06105180 A JPH06105180 A JP H06105180A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 左右方向のラスタ歪み補正を行う水平偏向回
路を提供する。 【構成】 左右スイッチングトランジスタ(Q1)をフラ
イバック変成器の1次巻線(W1)と水平偏向出力トラン
ジスタ回路(100 、Q2)の間に結合し、左右ピンクッシ
ョン補正に必要な偏向電流振幅の変調を行うようにリト
レースエネルギを制御する。上記トランジスタは、水平
偏向巻線(LH )を含むリトレース共振回路(100 )を
上記変成器を含むフライバック共振回路からリトレース
の一部期間中絶縁する。基準電位に結合された偏向巻線
は、これに生成されるスイッチングトランジスタに結合
されるリトレース電圧サンプルを使用して、上記変成器
をバイパスするようにスイッチング動作を制御する。1
次巻線に直列の抵抗(R1)がトレース期間にビーム電流
を表す電圧を生成し、これをスイッチングトランジスタ
に結合して、ビーム電流変化でラスタ幅が変化しないよ
うにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ビデオ表示装置の偏
向回路に関するものである。
【0002】
【発明の背景】通常、水平偏向回路は、正確なラスタ表
示を行うように画像情報を含むビデオ信号に対し位相を
正確に調整する、即ち、ビデオ信号に同期させる必要が
ある。一般には、そのような同期化のために、偏向回路
のフライバック変成器で生成されるリトレースパルス
が、位相制御ループに帰還パルスを供給するために使用
される。しかし、アルタ供給電源がフライバック変成器
により付勢された時、ビーム電流の変化によって、変成
器で生成されるリトレースパルスの形状及び幅が変化す
る。水平偏向巻線中の水平偏向電流の位相は、フライバ
ック変成器で生成されるフライバックパルスの位相に対
してオフセット即ち位相シフトされてしまう。その結
果、同期が不正確なものとなって、そのために、ビーム
電流に依存する水平画像シフトや水平方向のラスタの湾
曲が生じることがある。更に、スイッチング用にフライ
バックパルスを使用する切換型左右ピンクッション形ラ
スタ歪み補正回路を利用する場合にも、好ましくないラ
スタの歪みが生じることがある。
【0003】ビデオ信号に対する偏向回路の位相調整
と、左右ピンクッション形ラスタ歪み補正回路の制御の
ために、変成器で生成されるリトレースパルスの代わり
に、水平偏向巻線で生成されるリトレースパルスを使用
することが望ましい。このためには、リトレース期間
中、水平偏向巻線の一端の端子を共通の導体或いは接地
電位に接続することが望ましい。
【0004】この出願の発明者に付与された米国特許第
5115171号に開示されている水平偏向回路では、
水平偏向巻線の一方の末端の端子が接地電位に結合され
ている。フライバック変成器と偏向巻線を含むリトレー
ス共振回路との間は疎結合されている。偏向巻線の一方
の端子を接地したことにより、ビデオ信号に対して水平
偏向巻線のリトレースパルスをより正確に位相調整する
ことが出来る。疎結合により、ビーム電流に左右される
水平偏向電流の位相の変調が減少し、また、所謂「鼠の
歯(mouseteeth)」型のラスタ歪みの発生も
減少する。上記米国特許の発明では、フライバック変成
器に、左右ラスタ歪み補正回路を制御するフライバック
パルスを生成するための第3の巻線が設けられている。
【0005】標準のフライバック変成器を利用できるよ
うに、このような第3の巻線を含まないフライバック変
成器を使用することが望ましい。また、回路がビーム電
流の負荷変化にあまり影響されないようにするために、
フライバック変成器のパルスではなく偏向巻線で生成さ
れるリトレース電圧を使用して左右ラスタ歪み補正回路
を制御することが望ましい。更に、フライバック変成器
のビーム電流の負荷に応じて偏向電流の振幅を変化させ
るブリージング補償を行って一定の画像幅を維持するよ
うにすることが望ましい。
【0006】
【発明の概要】この発明の一態様を実施したテレビジョ
ン偏向装置は、第1の偏向周波数に関係づけた周波数を
有する第1のスイッチング信号の信号源を含んでいる。
リトレース共振回路には偏向巻線と第1のリトレースキ
ャパシタンスが含まれている。入力供給電圧源が電力供
給インダクタンスに結合されている。フライバックパル
ス電圧がこの供給インダクタンスに生成される。第1の
スイッチング構成が第1のスイッチング信号に応答し、
かつ、リトレース共振回路に結合されていて、ある与え
られた偏向サイクルのリトレース期間中に、偏向巻線に
偏向電流を生成し、また、リトレース共振回路に第1の
リトレースパルス電圧を生成する。第2のスイッチング
構成が変調信号と第1のリトレースパルス電圧に応答す
る。この構成は、供給インダクタンスとリトレース共振
回路とに結合されており、供給インダクタンスをリトレ
ース共振回路に結合してリトレース共振回路のエネルギ
損失分を補充する。第2のスイッチング構成は、上記リ
トレースパルス電圧の、変調信号と第1のリトレースパ
ルス電圧に従って決まる制御可能な第1の部分の期間
中、供給インダクタンスをリトレース共振回路から切り
離す。第1のリトレースパルス電圧は、供給インダクタ
ンスをバイパスする信号路を介して第2のスイッチング
構成の制御端子に結合されている。
【0007】
【詳細な説明】図1の水平偏向回路250は、例えばV
IDEOCOLOR A59ECY13X31型のカラ
ー陰極線管(CRT)において、水平偏向を行うもので
ある。回路250は、PAL方式では約15625KH
zである水平周波数fH で動作するスイッチングトラン
ジスタQ2と、逆並列接続ダンパダイオードDQ2とを
含んでいる。リトレースキャパシタC2がトランジスタ
Q2及びダイオードDQ2に並列に結合されている。偏
向巻線LH が、S字修正キャパシタンス即ちトレースキ
ャパシタンスCS 及び直線性インダクタンスLLIN に直
列に結合されて、水平リトレース期間中にリトレース共
振回路100を形成するように、トランジスタQ2、ダ
イオードDQ2、及びリトレースキャパシタC2の各々
に並列に結合された回路分岐を形成する。
【0008】水平発振器及び位相検波器を含む位相制御
段101(図1に簡略図示)が、水平同期信号HS に応
答する。信号HS は、例えばテレビジョン受像機のビデ
オ検波器(図示せず)から取り出され、共通導体電位又
は接地電位を基準とした信号である。キャパシタC2の
リトレース電圧V4は、容量性分圧器を形成するキャパ
シタC7とキャパシタC4及びC3とを介して結合さ
れ、共通導体或いはアースを基準とするサンプルの低振
幅のリトレース電圧V4aが生成される。電圧V4aは
段101の第2の入力101aに供給されて、同期信号
S にリトレースパルス電圧V4を同期させる。段10
1は、従来の駆動段(図示せず)を介してスイッチング
電圧V1をトランジスタQ2のベース−エミッタ接合に
供給し、水平周波数fH のベース駆動電流を生成する。
電圧V1もまた、共通導体の電位又は接地電位を基準と
している。
【0009】ラスタ歪み補正回路200は、リトレース
期間中にフライバック回路251のMOSスイッチング
トランジスタQ1のスイッチングのタイミングを制御す
る左右ラスタ制御回路300を含んでいる。回路251
のフライバック変成器Tの一次巻線W1は、B+電圧源
とスイッチングトランジスタQ1のドレン電極との間に
結合されている。フライバックキャパシタC1が、トラ
ンジスタQ1と巻線W1との間の結合端子W1aに結合
され、巻線W1と共に回路251のフライバック共振回
路99を形成する。トランジスタQ1のソース電極は、
電流サンプリング抵抗R1と電流サンプリング抵抗R2
との直列構成を介して回路250のトランジスタQ2の
コレクタに結合されている。
【0010】共振回路99及び100は、リトレース期
間の制御可能な長さの部分にトランジスタQ1によって
並列結合され、偏向回路250にエネルギが供給され
る。共振回路99及び100は44KHzの同じ共振周
波数を有している。従って、共振回路99及び100が
並列に結合されている時には、回路100の共振周波数
は変化しない。キャパシタC5は、トランジスタQ1が
非導通状態の時に共振回路99と100とを疎結合す
る。
【0011】図2a〜図2gは、図1の回路の動作を説
明するのに有用な波形を示している。図1及び図2a〜
図2gの同様の記号及び参照数字は同様の素子又は機能
を表す。図1のトランジスタQ1及びQ2は、図2a及
び図2dにおいてそれぞれ駆動電圧V1及びV3を示す
波形によって示されているように、トレース期間t4〜
t1’中は導通状態である。図2cの電流i1の上りラ
ンプ(upramping)トレース部分が、図1の直
列結合されたトランジスタQ1及びQ2を通ってアース
に流れる。図2gの偏向電流i3は図1のトランジスタ
Q2を通ってアースに流れる。電流i1及びi3の負の
部分は、集積ダイオードDQ2とトランジスタQ1の集
積ダイオード(図示せず)を流れる。
【0012】偏向トランジスタQ2は図2aの時間t1
でターンオフされ、リトレース期間t1〜t4が始ま
る。その後、図1の電流i3がキャパシタC2を流れ、
図2fに示すリトレース電圧V4が生成される。キャパ
シタC2の電圧V4は図1のキャパシタC7と抵抗R1
1とを介して左右制御回路300に結合されている。図
1の左右制御回路300は、トランジスタQ1のゲート
に駆動電圧V3を生成させて、後述するように、図2d
のリトレース期間の一部分の期間t2〜t3中の制御可
能な時点でトランジスタQ1をターンオフする。トラン
ジスタQ1のドレンに生成される図2bに示す波形を有
するフライバック電圧V2の振幅は、図1の供給電圧B
+により調整即ち安定化され、リトレース期間中のトラ
ンジスタQ1の導通状態の変化に左右されないようにさ
れる。図2eの時間t1から図1のトランジスタQ1が
ターンオフされるまで、トランジスタQ1を流れる電流
i2が共振回路100のエネルギ損失分を補充してい
る。
【0013】巻線W1のフライバック電流i1は分割さ
れて、第1の部分、即ち、小さな振幅を有し、図1のト
ランジスタQ1を通って共振回路100に流れる図2e
に示す電流i2を生じる。電流i1の残りの部分は、キ
ャパシタC1及びC5を流れる。電流i2が流れる時間
は、リトレース電圧V4の放物線形状の包絡線と偏向電
流i3とが垂直周波数で振幅変調されるように、トラン
ジスタQ1の動作により変化する。この振幅変調は、図
2f及び図2gの波形の向かって右側に示すように、左
右ラスタ歪みの補正に必要である。
【0014】ラスタの上端部から中央の方向に向けて、
図1のトランジスタQ1のターンオフの時点が、垂直パ
ラボラ電流iD6によって、図2dに示すように時間t
2からt3へ次第に遅延される。垂直パラボラ電流iD
6の位相は、図3の垂直偏向回路で決められる。これに
より、図1の電流i2が偏向回路250を流れる期間が
次第に増加し、図2fと図2gにそれぞれ示すリトレー
ス電圧V4及び偏向電流i3の振幅を次第に増加させ
る。ラスタの中央から下端部に向けて、トランジスタQ
1のターンオフの時点は、図2dの時間t3からt2に
向けて次第に早められる。その結果、図2eの電流i2
が図1の偏向回路250を流れる期間が次第に短くなる
ため、電圧V4及び電流i3の振幅が減少する。このよ
うにして、ビーム位置即ち、左右方向のピンクッション
歪みエラーが補正される。
【0015】駆動トランジスタQ3を含む制御回路30
0は、ダイオードD6を介して供給される左右変調垂直
パラボラ電流iD6に応答する。抵抗R8、R11を含
む直流帰還路、抵抗R12、及びキャパシタC8によっ
てリトレース電圧V4の平均即ち直流値をB+電圧と比
較する。キャパシタC3、C4、C7、及びC8によっ
て形成される容量性分圧器を含む交流帰還路によって高
周波数ループ利得が低減され、ラスタの上部におけるリ
ンギングが防止される。左右制御回路300は更に、ペ
デスタル発生器トランジスタQ5と駆動トランジスタQ
3を制御する比較器トランジスタQ4とを含んでいる。
【0016】回路300の基準電位REFは、抵抗R1
の、トランジスタQ2のコレクタから遠い方の端子25
3に結合されている導体252に設定される。水平トレ
ース期間中に、基準電位REFは、抵抗R1での小さな
電圧降下とトランジスタQ2の飽和電圧との和を無視す
れば、接地導体に生成される接地電位にほぼ同じにな
る。水平トレース期間中、一方の端子が回路300の基
準電位REFにあるキャパシタC9が、抵抗R6、ダイ
オードD2、及びダイオードD3の直列構成を介してB
+電圧源から充電される。キャパシタC9の電圧は、キ
ャパシタC9の両端間に結合されたツェナーダイオード
D5の動作によって18ボルトに制限される。ダイオー
ドD3内を流れるキャパシタC9の充電電流は、ダイオ
ードD3の順方向電圧がトランジスタQ5のベース−エ
ミッタ接合を逆バイアスするため、トランジスタQ5を
非導通状態に維持する。そのため、トランジスタQ5か
らトランジスタQ4にエミッタ電流が流れない。従っ
て、トランジスタQ4も非導通状態となる。トランジス
タQ4のコレクタ電流により駆動されるベースを有する
トランジスタQ3も非導通状態となる。トランジスタQ
3が非導通状態であるため、抵抗R5を介して供給され
るトランジスタQ3のコレクタ電圧はキャパシタC9の
電圧にほぼ等しくなる。トランジスタQ3のコレクタ電
圧は抵抗R4を介してトランジスタQ1のゲートに結合
され、このコレクタ電圧によって水平トレースの全期間
中トランジスタQ1が導通状態とされる。
【0017】トレース期間中、B+供給電圧により、キ
ャパシタC8に結合されている抵抗R12に電流が生成
される。キャパシタC8はトランジスタQ4のベースと
導体252の基準電位REFとの間に結合されている。
抵抗R12を流れる電流も抵抗R1と導通状態のトラン
ジスタQ2を介して流れる。抵抗R12に電流が流れる
ことによって、基準電位REFに対してトランジスタQ
4の上りランプのベース電圧がキャパシタC8に生成さ
れる。キャパシタC3、C4、及びC7により形成され
る容量性分圧器のキャパシタC7の両端間に生成される
正のトレース電圧が、抵抗R11とキャパシタC8とを
介して結合され、トランジスタQ4の上りランプベース
電圧を増強する。リトレース期間中、電流は抵抗R11
及びR12を逆方向に流れ、キャパシタC8の両端間と
トランジスタQ4のベースに下りランプ(down−r
amping)電圧を生成する。その結果、図1に示す
ように、トランジスタQ4のベースに水平周波数の鋸歯
状波電圧が生成される。
【0018】リトレース期間中、リトレース電圧V4は
ダイオードD2を逆バイアスする。キャパシタC9の電
圧VC9により生成される電流が、トランジスタQ5の
ベースに結合されている抵抗R9を流れ、また、リトレ
ース期間中、ダイオードD3を逆バイアスする。トラン
ジスタQ5はターンオンされ、導体252を基準とした
ペデスタル電圧VPがツェナーダイオードD4の両端間
に生成される。ペデスタル電圧VPは比較器トランジス
タQ4のエミッタにも生成され、比較器トランジスタQ
4の閾値電圧を設定する。リトレースの開始点では、ト
ランジスタQ4のベース電圧は電圧VPよりも大きい。
そのため、トランジスタQ4は非導通状態で、トランジ
スタQ1は導通状態である。
【0019】水平リトレース期間の制御可能な時点にお
いて、閾値電圧即ちペデスタル電圧VPに対してトラン
ジスタQ4の下りランプベース電圧が交差(クロスオー
バ)する。トランジスタQ4のエミッタ−ベース電圧は
説明のためには無視することができる。交差が生じた
時、トランジスタQ4はターンオンされ、これによって
トランジスタQ3はターンオンされ、トランジスタQ1
はターンオフされる。抵抗R5と導通状態のトランジス
タQ3とを流れる電流がトランジスタQ5のベース電流
を更に増大させて、トランジスタQ1のゲートの電圧V
3の前縁を早める利点がある。従って、電圧V3の前縁
は電流iD6に従って時間シフトされる。電流iD6
は、トレース期間中、ダイオードD6を介してキャパシ
タC8に供給される。リトレース期間の終わりに、ダイ
オードD2及びD3は再び順バイアスされ、トランジス
タQ5、Q4、及びQ3は、トレース期間中、トランジ
スタQ1を導通状態に維持するようにトランジスタQ4
のベース電圧には関係なく、ターンオフされる。電流i
D6が流れないと、トランジスタQ4のベースにおける
電圧はトランジスタQ4のエミッタ電圧より低くなる。
【0020】仮定として、リトレース電圧V4が正規の
動作時のレベルよりも大きくなり、フライバック電圧V
2に等しくなるとする。フライバック電圧V2の平均値
は、この場合、B+電圧に等しいため、電圧V4の平均
値もB+電圧と等しくなる。そのため、抵抗R12を流
れる平均電流が零になり、キャパシタC8の両端の直流
電圧も零となり、また、トランジスタQ4のベースのラ
ンプ電圧のレベルが導体252の基準電圧とほぼ等しく
なる。その結果、トランジスタQ1は時間t1でターン
オフされ、電圧V4が減少する。同様に、電圧V4の振
幅が小さくなるため、トランジスタQ4のベース電圧の
正方向のシフトが起こる。この正方向のシフトはトラン
ジスタQ1のターンオフ時間を遅れさせ、それによって
電圧V4の振幅を増大させる。従って、電圧V4を安定
化させようとする負帰還が与えられる。
【0021】放物線形状の駆動電流iD6は、所要のラ
スタ補正と所要の画像幅とを得るために、トレース期間
中にキャパシタC7及びC8を充電する。ダイオードD
6はリトレース期間中はカットオフされる。駆動電流i
D6はトランジスタQ6のコレクタ電流から供給され
る。また、駆動電流iD6は、ダイオードD6の順方向
電圧によっても、或いはトランジスタQ2の飽和電圧に
よっても、或いは電流サンプリング抵抗R1の両端間の
電圧降下によっても影響を受けない。この駆動電流は、
最大画像幅が得られるように抵抗R8を通る放電電流よ
りも大きい。抵抗R12を介した帰還路は左右ラスタ補
正回路を安定化する。キャパシタC3、C4及びC7に
より形成される容量性分圧器と抵抗R11とを介した交
流帰還によって、リンギングが防止される。
【0022】この発明の一態様によれば、リトレース期
間中の信号遷移が、変成器Tをバイパスする信号路を介
してリトレース共振回路100に生成されるリトレース
パルス電圧V4から制御回路300に供給される。電圧
V4の前縁は時間シフト即ち遅延されてトランジスタQ
3のベース電圧の前縁を生成する。この遅延はキャパシ
タC8を介して得られ、電流iD6に従って変化させる
ことができる。
【0023】回路100には、リトレース期間中、ビー
ム電流に左右される負荷がかからない利点がある。これ
は、トランジスタQ1によって、リトレース期間の一部
分で共振回路100がフライバック変成器Tから絶縁さ
れるからである。変成器Tの電流i1はリトレース共振
回路100のエネルギ損失を補充するが、ビーム電流負
荷は回路100には負荷としてかからない。従って、変
成器Tがバイパスされるため、ビーム電流負荷の変化に
より生じるリトレース電圧V4の振幅と位相の急速な変
化が防止される。結果として、制御回路300は、ビー
ム電流負荷の変化による偏向電流i3の望ましくない高
速の変化を生じさせることがない。
【0024】高電圧の変化により生じるラスタのブリー
ジングは、抵抗R1a、抵抗R8、及び抵抗R11と並
列の抵抗R1により形成される帰還路を介して補償され
る。変成器Tの巻線W1の1次電流i1が抵抗R1の両
端間でサンプリングされ、サンプルされた電圧はポテン
ショメータ抵抗R1aによって分圧される。その結果、
ビーム電流の増大によって1次電流i1が増加し、それ
により抵抗R1の両端の負の平均電圧がより大きくな
る。従って、抵抗R8を流れる平均放電電流が増加し、
トランジスタQ4のベース電圧を低下させ、それによっ
て、画像の幅を減少させて高電圧即ちアルタ電圧の降下
を補償する。サンプリング抵抗R1は偏向回路250の
外に結合されていて、偏向の直線性を劣下させることは
ない。抵抗R1の値は高電圧源インピーダンスに適合す
るようにされている。補償の程度は、ポテンショメータ
抵抗R1aを調整することにより調整される。
【0025】抵抗R6を介してキャパシタC9が緩やか
に充電され、従って、トランジスタQ1のゲート電圧が
緩やかに増大し、それによって流入電流が制御されるこ
とにより、ソフトな始動特性が得られる。トランジスタ
Q1は、電流サンプリング抵抗R2と、抵抗R3及びダ
イオードD1とによって過電流から保護される。過剰な
電流が流れる結果として抵抗R2の両端間の電圧がダイ
オードD1の順方向電圧とトランジスタQ1のベース−
エミッタ電圧の和よりも大きくなる時、トランジスタQ
1はターンオフされる。従って、トランジスタQ1は、
付加的な過電圧保護を必要としない耐アバランシェ型の
MOSFETトランジスタである。このように、トラン
ジスタQ1は起こりうる過電圧に対して自己防衛する。
【0026】ほとんど修正を行わずに、2fH の水平周
波数で動作させることも可能である。この場合、好まし
くは、巻線W1の1次インダクタンスは約0.8mHに
する。制御回路においては、キャパシタC8、抵抗R6
及び抵抗R5の値を、それぞれ、100nF、10kΩ
及び2.2kΩとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一態様を実施した、ピンクッション
歪み補正構成を含む偏向回路を示す図である。
【図2】図1の回路の動作を説明するための波形を示す
図である。
【図3】図1の回路における左右ラスタ歪み補正を与え
る垂直周波数パラボラ電流を生成するための垂直偏向回
路を示す図である。
【符号の説明】
H 偏向巻線 C2 第1のリトレースキャパシタンス B+ 入力供給電圧源 W1 供給インダクタンス Q2 第1のスイッチング手段 Q1 第2のスイッチング手段 R1 スイッチング制御信号生成手段 100 リトレース共振回路 T フライバック変成器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の偏向周波数に関係づけられた周波
    数の第1のスイッチング信号の信号源と;偏向巻線と第
    1のリトレースキャパシタンスとを含むリトレース共振
    回路と;入力供給電圧源と;上記入力供給電圧源に結合
    されていて、フライバックパルス電圧が生成される供給
    インダクタンスと;上記第1のスイッチング信号に応答
    し、上記リトレース共振回路に結合されていて、ある与
    えられた偏向サイクルのリトレース期間中に、上記偏向
    巻線に偏向電流を生成し、また、上記リトレース共振回
    路に第1のリトレースパルス電圧を生成する第1のスイ
    ッチング手段と;変調信号の信号源と;上記変調信号と
    上記第1のリトレースパルス電圧とに応答し、上記供給
    インダクタンスと上記リトレース共振回路とに結合され
    ていて、上記リトレース共振回路のエネルギ損失分を補
    充するために上記供給インダクタンスを上記リトレース
    共振回路に結合するための第2のスイッチング手段とを
    備え、 上記第2のスイッチング手段は、上記リトレースパルス
    電圧が上記供給インダクタンスをバイパスする信号路を
    介して上記第2のスイッチング手段の制御端子に供給さ
    れるように、上記変調信号と上記第1のリトレースパル
    ス電圧に従って決まる上記第1のリトレースパルス電圧
    の制御可能な第1の部分の期間中、上記供給インダクタ
    ンスを上記リトレース共振回路から切り離すように動作
    する、 テレビジョン偏向装置。
  2. 【請求項2】 第1の偏向周波数に関係づけられた周波
    数の第1のスイッチング信号の信号源と;偏向巻線と第
    1のリトレースキャパシタンスとを含むリトレース共振
    回路と;入力供給電圧源と;上記入力供給電圧源に結合
    された巻線を有し、リトレース期間中、アルタ端子に結
    合されるフライバックパルス電圧が生成され、トレース
    期間中、ビーム電流を表す電流が上記巻線に生成される
    ようにされたフライバック変成器と;上記第1のスイッ
    チング信号に応答し、上記リトレース共振回路に結合さ
    れていて、ある与えられた偏向サイクルの上記リトレー
    ス期間中、上記偏向巻線に偏向電流を生成し、上記リト
    レース共振回路に第1のリトレースパルス電圧を生成す
    る第1のスイッチング手段と;スイッチング制御信号に
    応答し、上記変成器の上記巻線と上記リトレース共振回
    路とに結合されていて、上記第1のリトレースパルス電
    圧の制御可能な第1の部分の期間中に上記変成器の巻線
    を上記リトレース共振回路から切り離す第2のスイッチ
    ング手段と;上記トレース期間中に上記変成器の巻線に
    生成される上記電流に応答し、上記リトレース期間中に
    変化する上記スイッチング制御信号を生成して、上記変
    成器の巻線のトレース電流に従って上記偏向電流の振幅
    を変化させる手段と;を備えてなるテレビジョン偏向装
    置。
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