JPH0726375Y2 - 分割歯車を有する開口装置の動力伝達装置 - Google Patents

分割歯車を有する開口装置の動力伝達装置

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JPH0726375Y2
JPH0726375Y2 JP4858189U JP4858189U JPH0726375Y2 JP H0726375 Y2 JPH0726375 Y2 JP H0726375Y2 JP 4858189 U JP4858189 U JP 4858189U JP 4858189 U JP4858189 U JP 4858189U JP H0726375 Y2 JPH0726375 Y2 JP H0726375Y2
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JP
Japan
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split
gear
split gear
pressing member
gears
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JP4858189U
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JPH02140988U (ja
Inventor
喜玄 千葉
Original Assignee
日産テクシス株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は織機主軸の動力を分割歯車を介して開口装置に
伝達する装置に関する。
従来の技術 織機主軸の動力を歯車を介して開口装置に伝達する装置
にあっては、織物組織を変更する必要性から、歯車をギ
ヤ比の異なる歯車に交換することがある。この場合、そ
の作業性を容易にするために、例えば実開昭62−162275
号公報に示されている構造が知られている。これは第4,
5図に示すように、分割歯車A,Bを歯車軸Cに固定した取
り付け部Dに複数のロケートピンE,Eを介して位置決め
して複数のボルトF,F…で締結している。
考案が解決しようとする課題 分割歯車A,Bの分割面を互いに密接するように接触させ
て取り付け部Dに締結するが、分割歯車A,Bの分割面間
に隙間Gが生じ易い。この隙間Gが生じた場合には、歯
車の噛み合い精度が悪くなり、製織運転の高速化にとっ
て好ましくない。
課題を解決するための手段 歯車軸に固定した取り付け部に分割歯車を着脱自在に組
み付け、この分割歯車を介して織機主軸からの動力を開
口装置に伝達するようにした分割歯車を有する開口装置
の動力伝達装置において、歯車軸の分割歯車の反取り付
け部側に押し付け部材を軸方向へ移動可能に嵌合し、こ
の押し付け部材を取り付け部に分割歯車を貫通するボル
トで締結する一方、押し付け部材と分割歯車との対向面
間に跨って、テーパ状凸部とテーパ状凹部との嵌合によ
る楔作用で分割歯車を求心移動する合わせ機構を設けて
ある。
作用 押し付け部材を取り付け部にボルトで締結することによ
り、合わせ機構のテーパ状凸部がテーパ状凹部に嵌合
し、この嵌合による楔作用で分割歯車が求心移動し、分
割歯車の分割面が互いに密接する。
実施例 第2〜3図に示すように、この一実施例の動力伝達装置
は、ボックス1に複数の歯車軸2,3を回転自在に並設
し、この複数の歯車軸2,3のうちの一方の歯車軸2が図
外の織機主軸に連結する入力軸に構成され、この歯車軸
2には2つに分割された分割歯車4,5を着脱自在に組み
付けるための取り付け部6が一体に設けられている。複
数の歯車軸2,3のうちの他方の歯車軸3が図外の開口装
置に連結する出力軸に構成され、この歯車軸3には分割
歯車4,5に噛み合う単一の歯車7が組み付けられてい
る。
ここで一方の歯車軸2の分割歯車4,5の反取り付け部側
には、単一の押し付け部材10を軸方向へ移動可能に外接
嵌合してある。押し付け部材10は取り付け部6に分割歯
車4,5を貫通する複数のボルト11,11…で締付するように
なっている。
一方、押し付け部材10の対向面と分割歯車4,5の対向面
とに跨って、合わせ機構15を設けてある。合わせ機構15
はテーパ状凸部16とテーパ状凹部17との嵌合による楔作
用で分割歯車4,5を求心移動する構造になっている。具
体的には、テーパ状凸部16は分割歯車4,5それぞれの対
向面に断面略台形を有する円弧状に突設され、2つの分
割歯車4,5を組み合わせた状態において円形を描くよう
になっている。テーパ状凹部17は押し付け部材10の対向
面に断面略台形を有する円形溝として刻設されており、
押し付け部材10を取り付け部6側に移動することによ
り、このテーパ状凹部17の外側斜面17aがテーパ状凸部1
6の外側斜面16aに摺接,嵌合して楔作用を発揮するよう
になっている。なお20,20は分割歯車4,5の分割面間に介
装されたスペーサである。
以上の実施例構造によれば、取り付け部6と押し付け部
材10との間に分割歯車4,5を歯車軸2の外側から配置す
るとともに、分割歯車4,5の分割面間にそれぞれスペー
サ20,20を介装し、押し付け部材10を分割歯車4,5側に移
動してテーパ状凹部17の外側斜面17aとテーパ状凸部16
の外側斜面16aとを当接し、ボルト11,11…を押し付け部
材10から分割歯車4,5を貫通して取り付け部6に締結す
る。すると、ボルト11,11…の締結の進行に伴ってテー
パ状凹部17の外側斜面17aがテーパ状凸部16の外側斜面1
6aを内側に押圧するという合わせ機構15の楔作用によ
り、取り付け部6上で分割歯車4,5の分割面がスペーサ2
0,20を介して互いに密接する。
なお本考案は前記実施例に限定されるものではなく、図
示は省略するが、例えばスペーサ20,20を省略したり、
あるいは出力側の歯車7にも適用できる。
考案の効果 以上のように本考案によれば、歯車軸に固定した取り付
け部と押し付け部材との間に分割歯車を配置し、押し付
け部材を取り付け部にボルトで締結することにより、合
わせ機構のテーパ状凸部とテーパ状凹部との嵌合による
楔作用で分割歯車を求心移動し、分割歯車の分割面を互
いに密接できるので、歯車の噛み合い精度を維持でき、
もって製織運転の高速化に支障を招くこともない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の要部を示す第2図のI−I
線に沿う断面図、第2図は第1図のII−II線に沿う断面
図、第3図は同実施例の全体を示す断面図、第4図は従
来例の要部を示す側面図、第5図は第4図に示すV−V
線に沿う断面図である。 2,3…歯車軸、4,5…分割歯車、6…取り付け部、10…押
し付け部材、11…ボルト、15…合わせ機構、16…テーパ
状凸部、17…テーパ状凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】歯車軸に固定した取り付け部に分割歯車を
    着脱自在に組み付け、この分割歯車を介して織機主軸か
    らの動力を開口装置に伝達するようにした分割歯車を有
    する開口装置の動力伝達装置において、歯車軸の分割歯
    車の反取り付け部側に押し付け部材を軸方向へ移動可能
    に嵌合し、この押し付け部材を取り付け部に分割歯車を
    貫通するボルトで締結する一方、押し付け部材と分割歯
    車との対向面間に跨って、テーパ状凸部とテーパ状凹部
    との嵌合による楔作用で分割歯車を求心移動する合わせ
    機構を設けたことを特徴とする分割歯車を有する開口装
    置の動力伝達装置。
JP4858189U 1989-04-25 1989-04-25 分割歯車を有する開口装置の動力伝達装置 Expired - Lifetime JPH0726375Y2 (ja)

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JPH02140988U JPH02140988U (ja) 1990-11-26
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WO2014121420A1 (zh) * 2013-02-07 2014-08-14 新华都特种电气股份有限公司 可开合的钳形齿轮机构和钳形齿轮张合机构及绕线机

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