JPH07263261A - インダクタンス素子並びにインダクタンス素子の製造方法及び該インダクタンス素子に用いるコアケース - Google Patents

インダクタンス素子並びにインダクタンス素子の製造方法及び該インダクタンス素子に用いるコアケース

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JPH07263261A
JPH07263261A JP7381094A JP7381094A JPH07263261A JP H07263261 A JPH07263261 A JP H07263261A JP 7381094 A JP7381094 A JP 7381094A JP 7381094 A JP7381094 A JP 7381094A JP H07263261 A JPH07263261 A JP H07263261A
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JP7381094A
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Yasuo Okubo
靖雄 大久保
Kazuhiko Shibata
和彦 柴田
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Original Assignee
TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コア及びコアケースへのギャップ形成を正確
かつ容易に実行可能とし、併せて巻線作業を円滑かつ効
率的に実行可能とする。 【構成】 磁気ギャップを有する円環状コア1と、コア
収納用環状部を有していて該コア収納用環状部内に前記
円環状コア1を収納したコアケース2と、該コアケース
2の周囲に巻回された巻線3とを有しており、さらに前
記コアケース2の外周に基準凸部20を設け、該基準凸
部20の先端が位置する平面に略垂直に前記磁気ギャッ
プ15及びこれに対応するケース側ギャップ14を形成
したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電源装置の力率改善用
チョークコイル等のように巻線に直流電流が重畳される
条件下で使用されるインダクタンス素子並びにインダク
タンス素子の製造方法及び該インダクタンス素子に用い
るコアケースに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、巻線に直流電流が重畳される条
件下で使用され、高エネルギー積が必要とされるチョー
クコイル、トランス等においては、磁気コアとして磁気
ギャップを有するものを使用する。
【0003】磁気コアとしてアモルファス磁性体、パー
マロイ、珪素鋼板等の磁性体シートを巻回してなる環状
コアを用いる場合、その環状コアの一部に磁気ギャップ
を形成する方法には、予め環状コアに磁気ギャップをつ
けてからコアケースに挿入する方法と、コアケースに環
状コアを挿入しておいてから磁気ギャップをつける方法
(特開昭61−216409号)とがある。いずれにし
ても、所定巻数の巻線をコアケース周囲に設ける場合、
環状コアの磁気ギャップに非磁性スペーサを挿入してか
ら、環状コア内周の穴に導線を通して巻線する方法を採
用していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の巻線
方法では、環状コアの磁気ギャップに非磁性スペーサを
挿入して閉じた状態で巻線を行うので、巻線の作業能率
が悪く、線材を巻線を巻回するのに時間(手間)が掛か
る問題があった。
【0005】そこで、環状コアの磁気ギャップに非磁性
スペーサを挿入しないで(又は非磁性スペーサを挿入す
る前段階で)、その磁気ギャップを通して巻線を行う方
法が考えられる。この場合、環状コアに被せるコアケー
スに、巻いた線がギャップ部分にずれ込んで外れたりす
るのを防止するために前記スペーサに代わる手段を設け
ることが望ましく、また当該手段に対して正確にギャッ
プ形成を行う必要性がでてくる。
【0006】しかしながら、環状コアにコアケースを被
せて磁気ギャップ及びケース側ギャップを形成する場
合、コアケースが環状部分のみであると、切断砥石(回
転砥石)等で環状コア及びコアケースを切削してギャッ
プを形成するときに、その位置や向きが不安定(不正
確)となり易い問題がある。
【0007】本発明の第1の目的は、コア及びコアケー
スへのギャップ形成を正確かつ容易に実行可能なインダ
クタンス素子並びにインダクタンス素子の製造方法及び
該インダクタンス素子に用いるコアケースを提供するこ
とにある。
【0008】また、本発明の第2の目的は、巻線作業を
円滑かつ効率的に実行可能なインダクタンス素子並びに
インダクタンス素子の製造方法及び該インダクタンス素
子に用いるコアケースを提供することにある。
【0009】本発明のその他の目的や新規な特徴は後述
の実施例において明らかにする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のインダクタンス素子は、磁気ギャップを有
する環状コアと、コア収納用環状部を有していて該コア
収納用環状部内に前記環状コアを収納したコアケース
と、該コアケースの周囲に巻回された巻線とを有する構
成において、前記コアケースの外周に基準凸部を設け、
該基準凸部の先端が位置する平面に略垂直に前記磁気ギ
ャップ及びこれに対応するケース側ギャップを形成して
いる。
【0011】また、前記コアケースの内周に前記ケース
側ギャップを挟む如く突部を形成してもよい。
【0012】また、本発明のインダクタンス素子の製造
方法は、外周に基準凸部を形成しかつ内周に対をなす突
部を形成してなるコアケースを環状コアに被せた後、前
記基準凸部の先端が位置する平面に略垂直で前記突部間
に位置するように前記環状コアに磁気ギャップを形成す
るとともに前記コアケースにケース側ギャップを形成
し、前記磁気ギャップ及び前記ケース側ギャップを利用
して前記コアケース周囲に巻線を巻回したことを特徴と
している。
【0013】さらに、本発明のインダクタンス素子用コ
アケースは、コア収納用環状部と、該環状部の外周に形
成された基準凸部と、該基準凸部の先端が位置する平面
に対して略垂直に前記環状部を横断するケース側ギャッ
プとを備えたことを特徴としている。
【0014】また、前記環状部内周に前記ケース側ギャ
ップを挟む如く突部を形成した場合、該突部は基部より
も先端部の厚みが薄く形成されていることが望ましい。
【0015】さらに、前記突部は基部よりも先端部の横
幅が狭く形成されていてもよい。前記コアケースの内周
における前記突部の近傍に、高さの低い巻線係止用突部
を形成してもよい。
【0016】前記ケース側ギャップに対面した前記環状
部の端部は、面取り形状となっていることが望ましい。
【0017】
【作用】本発明においては、環状コアに被せられるコア
ケースがコア収納用環状部を有するとともに該環状部外
周に基準凸部を有するため、該基準凸部の先端が位置す
る平面を基準面として切断砥石(回転砥石)等で環状コ
ア及びコアケースを切削することによりギャップを正確
な位置及び向きで(基準面に略垂直)形成することがで
きる。また、前記基準凸部を設けたことにより、環状コ
ア及びコアケースの周囲に巻線を巻回してインダクタン
ス素子を作成した後、プリント基板に立てて装着した際
の安定性を良くすることができる。
【0018】また、コアケースの環状部内周に対をなす
突部を一体に形成した場合、前記基準凸部を利用して突
部間に位置するように正確な磁気ギャップ形成及びケー
ス側ギャップ形成が可能である。そして、ケース側ギャ
ップを挟む如く環状部内周に突部を設けたことにより、
磁気ギャップ付き環状コアに前記コアケースを被せて巻
線を施す場合に、前記環状コア及びコアケースのギャッ
プを利用して(ギャップを通して)線材を巻回すること
ができ、効率的かつ迅速に巻線作業を行うことができ、
しかも巻線がギャップ部分にずれ込んで外れることを確
実に防止することができる。また、前記突部で巻線端位
置が規制されるため、巻線端同士の絶縁距離を充分大き
くでき、巻線端同士の短絡事故を確実に防止できる。
【0019】また、前記突部が基部よりも先端部の厚み
が薄く形成されている場合や前記突部が基部よりも先端
部の横幅が狭く形成されている場合、当該突部が巻線作
業の妨げになる事態を確実に回避することができる。
【0020】前記コアケースの内周における前記ギャッ
プを挟む位置の前記突部の近傍に、高さの低い巻線係止
用突部を形成した場合、両突部を利用してコアケース側
に巻線端部を係止できる利点がある。
【0021】さらに、前記コアケースのケース側ギャッ
プに対面した前記コア収納用環状部の端部が、面取り形
状となっている場合、前記環状部の端部のエッヂに巻線
に用いる線材が擦れて線材の絶縁被覆が損傷することを
防止することが可能である。
【0022】
【実施例】以下、本発明に係るインダクタンス素子並び
にインダクタンス素子の製造方法及び該インダクタンス
素子に用いるコアケースの実施例を図面に従って説明す
る。
【0023】図1乃至図10で本発明の第1実施例を説
明する。この第1実施例はインダクタンス素子を構成す
る場合を示しており、これらの図において、1はアモル
ファス磁性体、パーマロイ、珪素鋼板等の磁性体シート
をロール状に巻回してなる円環状コア、2はPBT(ポ
リブチレン・テレフタレート)等の耐熱性絶縁樹脂のコ
アケース、3はエナメル線、ウレタン被覆線、ポリエス
テル被覆線等の絶縁被覆線17をコアケース周囲に巻回
した巻線である。
【0024】図3乃至図5はコアケース2にケース側ギ
ャップを形成する前の状態を示しており、コアケース2
はコア収納用円環状部10と、該円環状部10を横断す
るようにケース側ギャップを設ける位置に形成されたV
溝部11と、該V溝部11を挟む如く前記円環状部内周
に一体に形成された一対の巻線外れ防止用突部12と、
前記V溝部11を挟む如く円環状部10の外周に一体に
形成された基準凸部20とを有している。
【0025】図4及び図5に示すように、このコアケー
ス2はコアケース本体部2Aとコアケース蓋体部2Bと
に分割されており、コアケース本体部2Aのコア収納用
円環状部10を構成する部分は、コア収納空間13を内
側に持つ断面コ字状であり、このコア収納空間13の開
口に前記コアケース蓋体部2Bが嵌合するようになって
いる。また、コアケース本体部2Aのコア収納用円環状
部10を構成する部分の内周面に前記一対の巻線外れ防
止用突部12が形成されている。対を成した巻線外れ防
止用突部12は基部よりも先端部の厚みが薄く形成され
ており(基部の厚みが先端に向かってテーパー状に薄く
なっており)、V溝部11を挟んで対向する平面18は
相互に平行(それぞれ円環状部10の直径方向に対し略
平行)であり、反対側の面19はテーパー面となってい
る。
【0026】また、コアケース本体部2Aのコア収納用
円環状部10を構成する部分の外周面に前記基準凸部2
0が形成されている。基準凸部20は、前記V溝部11
を挟んでその両側に位置しており、当該基準凸部20の
先端が位置する平面はV溝部11の位置での円環状部1
0の接平面に一致乃至平行な基準平面21となってお
り、当該基準凸部20の先端面と一致している。この基
準凸部20を設けた理由は図6とともに後述する。
【0027】ケース側ギャップを設ける位置に形成され
た前記V溝部11は、相互に向き合った2つのテーパー
面16からなっている。このようなV溝部11を予め設
けておく理由は、後でケース側ギャップを切削加工(図
6の切断砥石による加工)で形成したときに、当該ケー
ス側ギャップに対面する前記円環状部10の端部が面取
り形状となるようにするためである。
【0028】上述したようなケース側ギャップを形成す
る前のコアケース2を用いてインダクタンス素子を作製
する場合、まずコアケース2のコアケース本体部2Aに
形成されたコア収納空間13に磁気ギャップ形成前の円
環状コア1を挿入配置し、コア収納空間13内に樹脂
(接着剤)を充填した後、そのコア収納空間13の開口
にコアケース蓋体部2Bを嵌め合わせてコアケース本体
部2Aとコアケース蓋体部2Bとを一体化する。その
際、コア収納空間13内の樹脂でコアケース本体部2A
とコアケース蓋体部2Bとは相互に接着状態となる。
【0029】次いで、図6のギャップ切削加工を実行す
る。ここで、22は切断砥石(回転砥石)、23は切断
砥石を前進方向に案内する砥石ガイド、24はコアケー
ス固定治具である。固定治具24は切断砥石22が進入
する切欠部25を有し、コアケース本体部2Aの底面を
載置、固定するための平坦な載置台26と、これに対し
垂直に立接固定された切断基準板27とからなってい
る。切断基準板27の内側平坦面が治具側基準平面28
となっている。そして、内部に円環状コア1を収納した
コアケース2を図6のように固定治具24上に載置し、
コアケース側基準凸部20の基準平面21を治具側基準
平面28に当接(密着)させて固定する。それから、切
断砥石22を、矢印Qのように、コアケース2に垂直で
円環状部10の中心を通る平面内で回転させながら、矢
印F(治具側基準平面28に垂直)のように前進させ
て、円環状コア1及びコアケース2を切断し、図7及び
図8に示すようにコアケース2に対してケース側ギャッ
プ14を形成するとともに円環状コア1に対して磁気ギ
ャップ15を形成する。このとき、ケース側ギャップ1
4と磁気ギャップ15の位置は一致し、ケース側ギャッ
プ14に対面するコアケース2の端面と磁気ギャップ1
5に対面する円環状コア1の端面とは同一平面をなして
いる。また、図9に拡大して示すように、ケース側ギャ
ップ14(磁気ギャップ15)に対面したコア収納用円
環状部10の端部は予め形成してあったV溝部11のテ
ーパー面16が残るため面取り形状となっている。
【0030】なお、このギャップ切削加工で得られる磁
気ギャップ15及びケース側ギャップ14は、コアケー
ス側基準凸部20の基準平面21を治具側基準平面28
に当接(密着)させて実行したことで、コアケース2の
V溝部11の中央部において、コア収納用円環状部10
を直径方向に横断する向きに(基準凸部20の先端が位
置する平面28に対して略垂直に)正確に形成でき、図
7及び図8に示すように、対をなした巻線外れ防止用突
部12のちょうど中間位置に位置せしめることができ
る。
【0031】前記コアケース2及び円環状コア1にケー
ス側ギャップ14及び磁気ギャップ15を設けた後、図
10に示すように、ギャップ14,15を利用して巻線
3を施す。すなわち、エナメル線、ウレタン被覆線、ポ
リエステル被覆線等の絶縁被覆線17を、矢印Pの如く
ギャップ14,15を通して(くぐらせて)コアケース
2の周囲に所要回数だけ巻回して行く。その後、ギャッ
プ15にスペーサ40を嵌入し、接着剤を併用して円環
状コア1に固定する。この結果、図1及び図2に示すよ
うな磁気ギャップ付き円環状コア1と、該円環状コア1
に被せられたコアケース2と、該コアケース2の周囲に
巻回されかつ巻線外れ防止用突部12で位置規制された
1個の巻線3とを有するインダクタンス素子が得られ
る。但し、前記巻線3の引き出し端部は、絶縁被覆が剥
がされて導線が露出している。また、スペーサ40は通
常非磁性材であるが、少なくとも一部が磁性材で構成さ
れる場合もある。
【0032】なお、上記第1実施例では、スペーサを設
けた場合を例示したが、スペーサを省略してもよい。
【0033】なお、図9に示す巻線外れ防止用突部12
のコアケース2内周面からの高さ寸法Hは、巻線3に用
いる絶縁被覆線17の線径(直径)D以上であれば、必
要な巻線の位置規制効果が得られる。但し、高さ寸法H
はコアケース2の内周半径以下であることが望ましい
(内周半径以下であれば巻線作業の妨げになる恐れは少
なくなる)。また、図1及び図6に示したギャップ1
4,15の長さ寸法(ギャップに対面したコア及びコア
ケースの端面間距離)Lは、少なくとも巻線3に用いる
絶縁被覆線17の線径(直径)D以上であることが必要
である。
【0034】上記第1実施例によれば次のような効果を
得ることができる。
【0035】(1) 円環状コア1に被せられるコアケー
ス2がコア収納用環状部10を有するとともに該環状部
外周に基準凸部20を有するため、図6のように該基準
凸部20の先端が位置する平面である基準平面21(本
実施例では当該基準凸部20の先端面に一致してい
る。)をコアケース固定治具24の基準平面28に当接
させて切断砥石22による切削加工を実行でき、円環状
コア1及びコアケース2を切削することにより磁気ギャ
ップ15及びケース側ギャップ14を正確な位置及び向
きで(基準面21,28に略垂直)形成することができ
る。すなわち、図7及び図8に示すように、対をなした
巻線外れ防止用突部12のちょうど中間位置にギャップ
14,15を設けることができる。また、前記基準凸部
20を設けたことにより、円環状コア1及びコアケース
2の周囲に巻線3を巻回してインダクタンス素子を作成
した後、プリント基板に立てて装着する際の安定性を良
くすることができる。
【0036】(2) ケース側ギャップ14及びこれと一
致する磁気ギャップ15を通して円環状コア1に被せら
れたコアケース2の周囲に絶縁被覆線17を巻回するこ
とができ、巻線作業を円滑かつ迅速に実施できる。
【0037】(3) 巻線外れ防止用突部12がコアケー
ス2に一体に設けられているので、これにより巻線3の
端部位置を規制することができ、巻線3の位置ずれ、巻
線3がギャップ14,15にずれ込むことによる巻線の
外れ等の不都合を除去できる。
【0038】(4) 巻線外れ防止用突部12で巻線3の
両端部が必ずギャップ14,15以上の間隔で位置規制
されるため、巻線両端部が短絡することがない。
【0039】(5) 巻線外れ防止用突部12が基部より
も先端部の厚みが薄く形成されているので、当該巻線外
れ防止用突部12が巻線作業の妨げになる事態を回避す
ることができる。仮に、巻線外れ防止用突部12の肉厚
が均一であると、巻線外れ防止用突部12近傍に絶縁被
覆線17を巻回するときに巻線外れ防止用突部12の先
端部の肉厚が巻線の邪魔になる可能性が出てくるが、先
端部の肉厚を薄くすることで巻線外れ防止用突部12の
先端部の肉厚に起因する巻線しにくさを解消できる。ま
た、巻線外れ防止用突部12の基部は強度を確保するの
に充分な肉厚とすることができる。
【0040】(6) ギャップ14,15に対面したコア
収納用円環状部10の端部はテーパー面16により面取
り形状となっているため、絶縁被覆線17がコアケース
端部に擦れてその絶縁被覆が損傷することを少なくする
ことができる。
【0041】図11及び図12は本発明の第2実施例で
用いるコアケース32であって、図11はケース側ギャ
ップを形成する前の状態を示し、図12はケース側ギャ
ップ及びコア側の磁気ギャップを形成した後の状態を示
している。図11のようにギャップ形成前において、コ
アケース32は、第1実施例に示したV溝部11の代わ
りに、相互に向き合う円弧状乃至球面状曲面33となっ
た略V字状溝部34を有している。なお、コアケース3
2がコアケース本体部32Aとコアケース蓋体部32B
とに分割されていること、一対の巻線外れ防止用突部1
2を有すること等は前述した第1実施例と同じであり、
同一又は対応する部分には同一符号を付した。
【0042】そして、コアケース本体部32A内に円環
状コアを収納し、内部に樹脂を充填し、コアケース蓋体
部32Bを被せて一体化した後、前記略V字状溝部34
の中央部を図6の場合と同様に切削加工によってコア収
納用円環状部10を横断する向きに切断し、図12のよ
うにコアケース32に対してケース側ギャップ14を形
成するとともに円環状コア1に対して磁気ギャップ15
を形成する。このとき、ケース側ギャップ14と磁気ギ
ャップ15の位置は一致し、ケース側ギャップ14に対
面するコアケース32の端面と磁気ギャップ15に対面
する円環状コア1の端面とは同一平面をなしている。ま
た、ケース側ギャップ14(磁気ギャップ15)に対面
したコア収納用円環状部10の端部は予め形成してあっ
た略V字状溝部34の円弧状乃至球面状曲面33が残る
ため丸みを帯びた面取り形状となっている。以後図10
の場合と同様にして巻線を施すことによりインダクタン
ス素子が得られる。
【0043】この第2実施例では、ケース側ギャップ1
4及び磁気ギャップ15に対面するコア収納用円環状部
10の端部は円弧状乃至球面状曲面33により丸みを帯
びた面取り形状となっているため、巻線を施す際に絶縁
被覆線がコアケース端部に擦れることに起因する絶縁被
覆の損傷を一層少なくすることができる。
【0044】図13は本発明の第3実施例を示す。この
場合、コアケース2の内周面に形成された巻線外れ防止
用突部12Aは、基部の横幅が広く先端に向かってテー
パー状に横幅が狭く形成されている。また、突部12A
の厚みも先端に向かってテーパー状に薄くなっている。
巻線外れ防止用突部12Aのコアケース2内周面からの
高さ寸法Hは、巻線3に用いる絶縁被覆線17の線径
(直径)D以上であって、かつコアケース2の内周半径
以下であることが望ましい。なお、その他は前述の第1
実施例と同様であり、同一又は対応する部分に同一符号
を付して説明は省略する。
【0045】この第3実施例によれば、巻線外れ防止用
突部12Aの先端の横幅が狭く、巻線外れ防止用突部1
2Aの先端角部に巻線時の絶縁被覆線17が引っ掛かる
のを少なくすることができる。
【0046】図14は本発明の第4実施例を示す。この
場合、巻線外れ防止用突部としてコアケース2の内周面
に1個の円柱状巻線外れ防止用突部12Bを形成してい
る。なお、その他の構成は前述の第1実施例と同じであ
り、同一又は対応する部分に同一符号を付して説明は省
略する。
【0047】この第4実施例によれば、巻線外れ防止用
突部12Bを一体に有するコアケース2の成形に必要な
樹脂量を削減でき、形状が単純なので円柱状巻線外れ防
止用突部12Bの成形も容易である。
【0048】図15は本発明の第5実施例を示す。この
場合、巻線外れ防止用突部としてコアケース2の内周面
に複数個(例えば2個)の円柱状巻線外れ防止用突部1
2C,12Dを形成している。なお、その他の構成は前
述の第1実施例と同じであり、同一又は対応する部分に
同一符号を付して説明は省略する。
【0049】この第5実施例によれば、複数個の円柱状
巻線外れ防止用突部12C,12Dを設けることで、巻
線の絶縁被覆線が比較的細くて曲がり易いものであって
も、複数箇所で位置規制することで巻線のギャップ位置
へのずれ込みを防止できる。また、形状が単純なので円
柱状巻線外れ防止用突部12C,12Dの成形も容易で
ある。
【0050】図16は本発明の第6実施例を示す。この
場合、巻線外れ防止用突部としてコアケース2の内周面
に複数個(例えば2個)の円柱状巻線外れ防止用突部1
2C,12Dを形成するとともに、高さの低い円柱状巻
線端部係止用突部50を形成している。ここで、円柱状
巻線端部係止用突部50は2個の巻線外れ防止用突部1
2C,12Dの中間位置より絶縁被覆線17の線径分だ
けギャップから離れる方向にずれた位置に形成されてい
る。なお、その他の構成は前述の第1実施例と同じであ
り、同一又は対応する部分に同一符号を付して説明は省
略する。
【0051】この第6実施例によれば、上記第5実施例
の効果に加えて、巻線端部の絶縁被覆線17を円柱状巻
線外れ防止用突部12C,12Dと円柱状巻線端部係止
用突部50との間で係止(挟持)できる利点がある。
【0052】なお、図14乃至図16では、巻線外れ防
止用突部や巻線端部係止用突部として円柱棒状のものを
例示したが、角柱棒状等でもよい。
【0053】図17は本発明の第7実施例を示す。この
場合、巻線外れ防止用突部としてコアケース2の内周面
に薄形平板状巻線外れ防止用突部12Eを形成してい
る。なお、その他の構成は前述の第1実施例と同じであ
り、同一又は対応する部分に同一符号を付して説明は省
略する。
【0054】この第7実施例の場合、薄形平板状巻線外
れ防止用突部12Eは、基部も含めて全体的に薄いため
(厚さ均一なため)、これを一体に有するコアケース2
の成形に必要な樹脂量を削減でき、形状が単純なので巻
線外れ防止用突部12Eの成形も容易である。
【0055】図18は本発明の第8実施例を示す。この
場合、巻線外れ防止用突部としてコアケース2の内周面
に薄形平板状巻線外れ防止用突部12Eを形成するとと
もに、高さの低い薄形平板状巻線端部係止用突部50A
を形成している。ここで、薄形平板状巻線端部係止用突
部50Aは薄形平板状巻線外れ防止用突部12Eから絶
縁被覆線17の線径分だけギャップから離れる方向にず
れた位置に形成されている。なお、その他の構成は前述
の第1実施例と同じであり、同一又は対応する部分に同
一符号を付して説明は省略する。
【0056】この第8実施例によれば、上記第7実施例
の効果に加えて、巻線端部の絶縁被覆線17を薄形平板
状巻線外れ防止用突部12Eと薄形平板状巻線端部係止
用突部50Aとの間で係止(挟持)できる利点がある。
【0057】図19は本発明の第9実施例を示す。この
場合、コアケース2の内周面に形成された巻線外れ防止
用突部12Fは、前述の第1実施例の巻線外れ防止用突
部12の上面41から下面42へ貫通する貫通穴43を
設けたものであり、高さ寸法Hは第1実施例と同様であ
る。そして、絶縁被覆線17をギャップを通してコアケ
ース2の周囲に所要回数だけ巻回し、絶縁被覆線17の
端末を貫通穴43に通した後、引き出し端部の絶縁被覆
を剥がし、導線を露出させる。その後、第1実施例と同
様にギャップにスペーサを挿入し、接着等の手段で固定
する。なお、その他の構成は前述の第1実施例と同じで
あり、同一又は対応する部分に同一符号を付して説明は
省略する。
【0058】この第9実施例によれば、巻線の端部の位
置が固定され、基板等に実装する作業が容易となる。
【0059】なお、貫通穴43の代わりに巻線外れ防止
用突部12Fの上下方向に貫通する貫通溝であっても同
様の作用効果が得られる。また、巻線外れ防止用突部1
2Fの厚み方向(面18から面19に向かう方向)に貫
通する貫通穴又は溝であっても同様の効果が得られる。
【0060】図20は本発明の第10実施例を示す。こ
の場合、コアケース2の内周面に形成された巻線外れ防
止用突部12Gは、前述した第1実施例の一対の巻線外
れ防止用突部12の上面41及び下面にそれぞれ差し込
み穴44(上下方向に貫通している必要はない)を設け
たものであり、第1実施例の同様の巻線作業及びスペー
サ挿入を行った後、図21のような金属製、樹脂製等の
略コ字型ストッパ45を巻線外れ防止用突部両面の一対
の差し込み穴44に挿入、固定する。なお、その他の構
成は前述の第1実施例と同じであり、同一又は対応する
部分に同一符号を付して説明は省略する。
【0061】この第10実施例によれば、略コ字型スト
ッパ45をギャップ14,15を挟んだ巻線外れ防止用
突部12Gの両面の一対の差し込み穴44に挿入、固定
したことで、ケース側ギャップ14の広がりを防ぐこと
ができ、ひいては、円環状コア1の磁気ギャップ15を
一定に維持できる。
【0062】なお、図20及び図21の第10実施例で
は丸線を略コ字型にした形状のストッパ45を例示した
が、弾性のある板ばね状のものを略コ字型に折り曲げた
形状のストッパを用いてもよい(但し、巻線外れ防止用
突部12G側の差し込み穴もストッパ形状に合わせてお
く)。板ばね状の部材を略コ字型にしたストッパを用い
れば、さらに締め付けが確実になる。
【0063】図22は本発明の第11実施例を示す。こ
の場合、円環状コア1に被せたコアケース2の周囲に、
ケース側ギャップ14及び磁気ギャップ15を利用して
絶縁被覆線17を多層に巻回した多層構造の巻線3Aを
設けており、巻線部分の厚みに対応させて背の高い基準
凸部20Aをコアケース2の外周面に一体に形成してい
る。なお、その他の構成は前述の第1実施例と同じであ
り、同一又は対応する部分に同一符号を付して説明は省
略する。
【0064】この第11実施例に示すように、先端面が
ギャップ位置における円環状部10の接平面に平行で高
さの大きな基準凸部20Aを設けたことで、多層構造の
巻線3Aを設けた場合でも、基板装着時に巻線3Aが基
板面に当たることを防止し、基板装着時の安定性を確保
できる。また、巻線外れ防止突部12は巻線3Aの位置
を規制して巻線3Aのギャップ位置へのずれ込みを防止
できる。
【0065】なお、上記各実施例では基準凸部は幅広の
平坦面で先端面を構成したが、図6の治具側基準平面2
8に適切に当接できるものであればよい。
【0066】さらに、コアケース外側に巻装する巻線
は、複数個設けられていてもよい。この場合、トランス
を構成できる。
【0067】以上本発明の実施例について説明してきた
が、本発明はこれに限定されることなく請求項の記載の
範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当業者
には自明であろう。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
環状コアに被せられたコアケースの外周にギャップ加工
の基準となる基準凸部を形成し、該基準凸部の先端が位
置する平面に略垂直な向きに前記環状コアに対して磁気
ギャップを、前記コアケースに対してケース側ギャップ
をそれぞれ形成する構成としており、それらのギャップ
を正確な位置及び向きで真っ直ぐ形成することができ
る。この結果、コアケース内周に巻線外れ防止用突部を
設けた場合であっても該巻線外れ防止用突部のちょうど
中間位置にギャップを設けることができる。また、前記
基準凸部を設けたことにより、環状コア及びコアケース
の周囲に巻線を設けてインダクタンス素子を作成した場
合、プリント基板に立てて装着する際の安定性を良くす
ることができる。さらに、環状コア及びコアケースのギ
ャップを利用して巻線作業を実行することで、巻線作業
を円滑かつ効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例であって、インダクタンス
素子を構成した場合を示す正面図である。
【図2】同側面図である。
【図3】コアケース及び円環状コアにギャップを形成す
る前の状態を示す正面図である。
【図4】同じく一部を断面とした底面図である。
【図5】同斜視図である。
【図6】第1実施例におけるギャップ切削工程を説明す
る斜視図である。
【図7】コアケース及び円環状コアにギャップを形成し
た後の状態を示す正面図である。
【図8】同底面図である。
【図9】コアケースに形成された巻線外れ防止用突部を
示す部分斜視図である。
【図10】巻線方法を説明するための斜視図である。
【図11】本発明の第2実施例であって、コアケース及
び円環状コアにギャップを形成する前の状態を示す斜視
図である。
【図12】本発明の第2実施例であって、コアケース及
び円環状コアにギャップを形成した後の状態を示す斜視
図である。
【図13】本発明の第3実施例における巻線外れ防止用
突部を示す部分斜視図である。
【図14】本発明の第4実施例を示す部分斜視図であ
る。
【図15】本発明の第5実施例を示す部分斜視図であ
る。
【図16】本発明の第6実施例を示す部分斜視図であ
る。
【図17】本発明の第7実施例を示す部分斜視図であ
る。
【図18】本発明の第8実施例を示す部分斜視図であ
る。
【図19】本発明の第9実施例を示す部分斜視図であ
る。
【図20】本発明の第10実施例を示す正面図である。
【図21】第10実施例で用いるストッパを示す斜視図
である。
【図22】本発明の第11実施例であって巻線部分を断
面とした正面図である。
【符号の説明】
1 円環状コア 2,32 コアケース 3 巻線 10 コア収納用円環状部 11 V溝部 12,12A,12B,12C,12D,12E,12
F,12G 巻線外れ防止用突部 13 コア収納空間 14 ケース側ギャップ 15 磁気ギャップ 16 テーパー面 17 絶縁被覆線 20,20A 基準凸部 33 円弧状乃至球面状曲面 34 略V字状溝部 40 スペーサ 45 ストッパ 50,50A 巻線端部係止用突部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ギャップを有する環状コアと、コア
    収納用環状部を有していて該コア収納用環状部内に前記
    環状コアを収納したコアケースと、該コアケースの周囲
    に巻回された巻線とを有するインダクタンス素子におい
    て、前記コアケースの外周に基準凸部を設け、該基準凸
    部の先端が位置する平面に略垂直に前記磁気ギャップ及
    びこれに対応するケース側ギャップを形成したことを特
    徴とするインダクタンス素子。
  2. 【請求項2】 前記コアケースの内周に前記ケース側ギ
    ャップを挟む如く突部を形成してなる請求項1記載のイ
    ンダクタンス素子。
  3. 【請求項3】 外周に基準凸部を形成しかつ内周に対を
    なす突部を形成してなるコアケースを環状コアに被せた
    後、前記基準凸部の先端が位置する平面に略垂直で前記
    突部間に位置するように前記環状コアに磁気ギャップを
    形成するとともに前記コアケースにケース側ギャップを
    形成し、前記磁気ギャップ及び前記ケース側ギャップを
    利用して前記コアケース周囲に巻線を巻回したことを特
    徴とするインダクタンス素子の製造方法。
  4. 【請求項4】 コア収納用環状部と、該環状部の外周に
    形成された基準凸部と、該基準凸部の先端が位置する平
    面に対して略垂直に前記環状部を横断するケース側ギャ
    ップとを備えたことを特徴とするインダクタンス素子用
    コアケース。
  5. 【請求項5】 前記ケース側ギャップを挟む如く前記環
    状部内周に突部が形成されている請求項4記載のインダ
    クタンス素子用コアケース。
  6. 【請求項6】 前記突部は基部よりも先端部の厚みが薄
    く形成されている請求項5記載のインダクタンス素子用
    コアケース。
  7. 【請求項7】 前記突部は基部よりも先端部の横幅が狭
    く形成されている請求項5又は6記載のインダクタンス
    素子用コアケース。
  8. 【請求項8】 前記コアケースの内周における前記突部
    の近傍に、高さの低い巻線係止用突部を形成した請求項
    4,5,6又は7記載のインダクタンス素子用コアケー
    ス。
  9. 【請求項9】 前記ケース側ギャップに対面した前記環
    状部の端部が面取り形状となっている請求項4,5,
    6,7又は8記載のインダクタンス素子用コアケース。
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