JPH07263135A - 電子レンジ加熱用ツール - Google Patents
電子レンジ加熱用ツールInfo
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- JPH07263135A JPH07263135A JP5408194A JP5408194A JPH07263135A JP H07263135 A JPH07263135 A JP H07263135A JP 5408194 A JP5408194 A JP 5408194A JP 5408194 A JP5408194 A JP 5408194A JP H07263135 A JPH07263135 A JP H07263135A
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- JP
- Japan
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- container
- microwave oven
- heating
- microwave
- food
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電子レンジを使用する加温または調理加熱に
おける局部的過加熱または/および不均一加熱の防止。 【構成】 環状シートの形状を有し、シート部分がマイ
クロ波を遮断する効果を有する材質の、可撓性のネット
(網)で構成され、そして外周縁部に弾性体を自然状態
では外周縁長を短縮するようにして有することを特徴と
する電子レンジ加熱用ツール(フレキシブルキャッ
プ)、およびマイクロ波を遮断する効果を有する材質
の、同一または異なるサイズの複数の環状または円状シ
ートのセットであることを特徴とする電子レンジ加熱用
ツール。
おける局部的過加熱または/および不均一加熱の防止。 【構成】 環状シートの形状を有し、シート部分がマイ
クロ波を遮断する効果を有する材質の、可撓性のネット
(網)で構成され、そして外周縁部に弾性体を自然状態
では外周縁長を短縮するようにして有することを特徴と
する電子レンジ加熱用ツール(フレキシブルキャッ
プ)、およびマイクロ波を遮断する効果を有する材質
の、同一または異なるサイズの複数の環状または円状シ
ートのセットであることを特徴とする電子レンジ加熱用
ツール。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子レンジを使用して
(調理)加熱を行なうに際して使用すべき、局部的過加
熱を防止しおよび/または均一加熱を促進するツールに
関する。
(調理)加熱を行なうに際して使用すべき、局部的過加
熱を防止しおよび/または均一加熱を促進するツールに
関する。
【0002】
【従来の技術】近時業務用及び家庭用ともに電子レンジ
(microwave oven)が普及してきており、短時間で食品
の加熱が行なえる調理機器として簡便料理に利用されて
いる。
(microwave oven)が普及してきており、短時間で食品
の加熱が行なえる調理機器として簡便料理に利用されて
いる。
【0003】このような利用のされ方については、例え
ば茶わん蒸し、小田巻蒸し、プリン、卵豆腐などの加熱
によるゲル化食品の調理においても、従来の加熱水蒸気
などによる加熱に代えて電子レンジ加熱が行なわれるよ
うになった。
ば茶わん蒸し、小田巻蒸し、プリン、卵豆腐などの加熱
によるゲル化食品の調理においても、従来の加熱水蒸気
などによる加熱に代えて電子レンジ加熱が行なわれるよ
うになった。
【0004】尤も、電子レンジ加熱といっても、ゲル化
前の卵を含む原料(本明細書において、「卵液」と謂
う。)を充填した蒸し茶わんに蓋をし、そのまま電子レ
ンジ内に収容して漫然と電子レンジ加熱したのでは、卵
液の表層部分の局部的過加熱のために、ゲル化した卵液
の表面にいわゆるスが立ち易い。そこで、これを防止す
るために、卵液の表面をアルミニウム箔で覆って卵液の
局部的過加熱を防止し、卵液全体がなるべく均一に加熱
されるようにして電子レンジ加熱することは知られてい
る。この際、周囲に水をはる場合もある。
前の卵を含む原料(本明細書において、「卵液」と謂
う。)を充填した蒸し茶わんに蓋をし、そのまま電子レ
ンジ内に収容して漫然と電子レンジ加熱したのでは、卵
液の表層部分の局部的過加熱のために、ゲル化した卵液
の表面にいわゆるスが立ち易い。そこで、これを防止す
るために、卵液の表面をアルミニウム箔で覆って卵液の
局部的過加熱を防止し、卵液全体がなるべく均一に加熱
されるようにして電子レンジ加熱することは知られてい
る。この際、周囲に水をはる場合もある。
【0005】しかしながら、アルミニウム箔またはホー
ルを設けたアルミニウム箔を使用して局部的過加熱を防
止し、卵液全体がなるべく均一に加熱されるようにして
スの立つのを防止することは、出力が 500〜600 W程度
の小出力の家庭用電子レンジでは時間をかけて行い得る
が、出力が1400〜1600Wにも達する大出力の業務用電子
レンジでは短時間で昇温するため、部分的な加熱不足
(特に表面中心部)や加熱過多(表面周囲部)によるス
の発生や容器内卵液の加熱不均一がおきる。
ルを設けたアルミニウム箔を使用して局部的過加熱を防
止し、卵液全体がなるべく均一に加熱されるようにして
スの立つのを防止することは、出力が 500〜600 W程度
の小出力の家庭用電子レンジでは時間をかけて行い得る
が、出力が1400〜1600Wにも達する大出力の業務用電子
レンジでは短時間で昇温するため、部分的な加熱不足
(特に表面中心部)や加熱過多(表面周囲部)によるス
の発生や容器内卵液の加熱不均一がおきる。
【0006】従って、電子レンジ、特に業務用電子レン
ジによる電子レンジ加熱によってゲル化食品を製造する
際にムラなく均一に加熱が行われるための有効な手段の
開発が待たれている。
ジによる電子レンジ加熱によってゲル化食品を製造する
際にムラなく均一に加熱が行われるための有効な手段の
開発が待たれている。
【0007】このような利用のされ方には、また例え
ば、お酒を徳利に容れて電子レンジで燗するとか、牛乳
をカップに注いで電子レンジで温めてホットミルクとす
るとかがある。
ば、お酒を徳利に容れて電子レンジで燗するとか、牛乳
をカップに注いで電子レンジで温めてホットミルクとす
るとかがある。
【0008】しかしながら、電子レンジで加熱した場
合、容器に収容された液体の上部は加熱が充分で適度の
温度となっているのに下部は未だ加熱不充分で微温かっ
たり、逆に下部の品温を適温となるようにすると上部の
品温が熱くなり過ぎたりするなど、加熱が均一に行なわ
れないことは日常よく経験するところである。また、こ
のような加熱の不均一なものをそのまま喫飲すると、例
えば初めは適温のミルクがやがて生温くなり、さらには
冷いものに変わるなどして、極めて不愉快である。
合、容器に収容された液体の上部は加熱が充分で適度の
温度となっているのに下部は未だ加熱不充分で微温かっ
たり、逆に下部の品温を適温となるようにすると上部の
品温が熱くなり過ぎたりするなど、加熱が均一に行なわ
れないことは日常よく経験するところである。また、こ
のような加熱の不均一なものをそのまま喫飲すると、例
えば初めは適温のミルクがやがて生温くなり、さらには
冷いものに変わるなどして、極めて不愉快である。
【0009】また、徳利でお酒を燗付けするのに電子レ
ンジで行なうと、表面部、特にその周囲部の過加熱のた
めに突沸することがよくある。突沸するとお酒の味が落
ちるのみならず、電子レンジ内を汚すことにもなる。さ
らにまた、牛乳をカップに容れて電子レンジで温める
と、表面の過加熱のために牛乳表面に蛋白質が熱凝固し
た膜が生じたり、表面の容器壁に接した部分に蛋白質の
熱凝固物がこびり付くことがよくある。
ンジで行なうと、表面部、特にその周囲部の過加熱のた
めに突沸することがよくある。突沸するとお酒の味が落
ちるのみならず、電子レンジ内を汚すことにもなる。さ
らにまた、牛乳をカップに容れて電子レンジで温める
と、表面の過加熱のために牛乳表面に蛋白質が熱凝固し
た膜が生じたり、表面の容器壁に接した部分に蛋白質の
熱凝固物がこびり付くことがよくある。
【0010】このように液体状飲食品を電子レンジで加
熱すると、適温への均一加熱が行なわれ難く、ときには
不均一加熱の局部的過加熱による突沸とか熱凝固物の析
出とかといった問題も生ずる。
熱すると、適温への均一加熱が行なわれ難く、ときには
不均一加熱の局部的過加熱による突沸とか熱凝固物の析
出とかといった問題も生ずる。
【0011】さらにまた、このような利用のされ方とし
ては、乾燥インスタント麺類、乾燥雑炊、粉末みそ汁、
粉末スープ、粉末汁粉などの乾燥インスタント食品(こ
れらは、もちろん、カップ麺、カップスープのようにカ
ップ入りのものでもよい)を水とともに容器に収容し、
これを必要に応じて撹拌し(特に粉物の場合)、電子レ
ンジ加熱に付して調理することが考えられる。こうする
と、別途湯を沸かす手間も省けて甚だ便利である。
ては、乾燥インスタント麺類、乾燥雑炊、粉末みそ汁、
粉末スープ、粉末汁粉などの乾燥インスタント食品(こ
れらは、もちろん、カップ麺、カップスープのようにカ
ップ入りのものでもよい)を水とともに容器に収容し、
これを必要に応じて撹拌し(特に粉物の場合)、電子レ
ンジ加熱に付して調理することが考えられる。こうする
と、別途湯を沸かす手間も省けて甚だ便利である。
【0012】しかしながら、実際にこのようにして乾燥
インスタント食品を電子レンジで調理すると、容器内容
物は均一に加熱され難く、内容物上部は喫食するのに適
する程度に加熱されてよく煮えているのに、容器の底の
部分は加熱が不充分で乾燥インスタント食品の戻りが不
十分であるといったことはしばしば経験するところであ
る。また、蛋白性原料を含む粉末スープの場合は、これ
をカップに入れ、水を加えて撹拌し、電子レンジで温め
ると、表面の局部的過加熱のために内容物液体の表面に
蛋白質の熱凝固した膜が生じたり、容器壁に接した部分
に内容物がこびり付くこともよく経験するところであ
る。
インスタント食品を電子レンジで調理すると、容器内容
物は均一に加熱され難く、内容物上部は喫食するのに適
する程度に加熱されてよく煮えているのに、容器の底の
部分は加熱が不充分で乾燥インスタント食品の戻りが不
十分であるといったことはしばしば経験するところであ
る。また、蛋白性原料を含む粉末スープの場合は、これ
をカップに入れ、水を加えて撹拌し、電子レンジで温め
ると、表面の局部的過加熱のために内容物液体の表面に
蛋白質の熱凝固した膜が生じたり、容器壁に接した部分
に内容物がこびり付くこともよく経験するところであ
る。
【0013】このように、乾燥インスタント食品を電子
レンジを使用して調理することには、簡便に調理ができ
るというメリットがある半面、加熱が均一に行なわれ難
いとか局部的過加熱といった問題が伴なう。
レンジを使用して調理することには、簡便に調理ができ
るというメリットがある半面、加熱が均一に行なわれ難
いとか局部的過加熱といった問題が伴なう。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】前項に記載の技術的背
景のもとにおいて、本発明は、電子レンジ特に業務用電
子レンジを使用する電子レンジ加熱により液体状原料を
ゲル化することによるゲル化食品の製造に際して、ス立
ちを有効に防止する等の均一加熱の手段を提供すること
を目的とする。
景のもとにおいて、本発明は、電子レンジ特に業務用電
子レンジを使用する電子レンジ加熱により液体状原料を
ゲル化することによるゲル化食品の製造に際して、ス立
ちを有効に防止する等の均一加熱の手段を提供すること
を目的とする。
【0015】また、本発明は、電子レンジで液体状飲食
品を加温する際に、液体状飲食品が適温へ均一に加熱さ
れ、局部的過加熱による突沸や熱凝固物の析出が有効に
防止される手段を提供することを目的とする。
品を加温する際に、液体状飲食品が適温へ均一に加熱さ
れ、局部的過加熱による突沸や熱凝固物の析出が有効に
防止される手段を提供することを目的とする。
【0016】そして、さらにまた、本発明は、乾燥イン
スタント食品に水を加えて電子レンジで加熱調理する際
に、容器内容物が容易に均一に加熱されるような手段を
提供し、また局部的過加熱が容易に防止されるような手
段を提供することを目的とする。
スタント食品に水を加えて電子レンジで加熱調理する際
に、容器内容物が容易に均一に加熱されるような手段を
提供し、また局部的過加熱が容易に防止されるような手
段を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明者は、茶わん蒸し
などのゲル化食品の製造に関する前項記載の目的を達成
すべく鋭意研究の結果、容器に充填した液体状原料の表
面を金属箔等のマイクロ波遮断機能を有する材質の覆い
で覆い、加えて該表層部の中心部分にアンテナ状に金属
片、その他のマイクロ波を集める機能を有する材質の突
起物を配置して電子レンジ加熱を行なうことにより業務
用電子レンジを使用する場合でもス立ち等を容易に防止
し、均一な加熱を行なうことができることを見出し、こ
のような知見に基いて、加熱によりゲル化する液体状原
料を電子レンジ加熱によりゲル化させるゲル化食品の製
造法において、容器に収容した液体状原料の局部的過加
熱を防止しかつ液体状原料全体が均一に加熱されるよう
に、該液体状原料の表面をマイクロ波遮断機能を有する
材質の覆いで覆い、かつ、表層部の中心部分またはその
近辺にアンテナ状にマイクロ波を集める機能を有する材
質の突起物を配置して電子レンジ加熱することを特徴と
する加熱ゲル化食品の製造法に関する発明を行ない、既
に特許出願を行なった(特願平5−101421)。
などのゲル化食品の製造に関する前項記載の目的を達成
すべく鋭意研究の結果、容器に充填した液体状原料の表
面を金属箔等のマイクロ波遮断機能を有する材質の覆い
で覆い、加えて該表層部の中心部分にアンテナ状に金属
片、その他のマイクロ波を集める機能を有する材質の突
起物を配置して電子レンジ加熱を行なうことにより業務
用電子レンジを使用する場合でもス立ち等を容易に防止
し、均一な加熱を行なうことができることを見出し、こ
のような知見に基いて、加熱によりゲル化する液体状原
料を電子レンジ加熱によりゲル化させるゲル化食品の製
造法において、容器に収容した液体状原料の局部的過加
熱を防止しかつ液体状原料全体が均一に加熱されるよう
に、該液体状原料の表面をマイクロ波遮断機能を有する
材質の覆いで覆い、かつ、表層部の中心部分またはその
近辺にアンテナ状にマイクロ波を集める機能を有する材
質の突起物を配置して電子レンジ加熱することを特徴と
する加熱ゲル化食品の製造法に関する発明を行ない、既
に特許出願を行なった(特願平5−101421)。
【0018】また、本発明者は、日本酒、牛乳などの液
体状飲食品の電子レンジによる加熱に関する前項記載の
目的を達成すべく鋭意研究の結果、液体状飲食品を容器
に収容して電子レンジ加熱する際に、該液体に関してマ
イクロ波を集める機能を有する材質の突起物を配置し、
更には容器の縁にマイクロ波を遮断する材質の蓋を配置
することで上記目的の達成されることを知見し、このよ
うな知見に基いて、その縁にマイクロ波を遮断する材質
の蓋が配置されている容器に収容し、かつ局部的過加熱
を防止して均一加熱が行なわれるようにマイクロ波を集
める機能を有する材質の突起物を配置して液体状飲食品
を電子レンジ加熱に付することを特徴とする液体状飲食
品の加熱方法に関する発明を行ない、これについても既
に特許出願を行なった(特願平5−165513)。
体状飲食品の電子レンジによる加熱に関する前項記載の
目的を達成すべく鋭意研究の結果、液体状飲食品を容器
に収容して電子レンジ加熱する際に、該液体に関してマ
イクロ波を集める機能を有する材質の突起物を配置し、
更には容器の縁にマイクロ波を遮断する材質の蓋を配置
することで上記目的の達成されることを知見し、このよ
うな知見に基いて、その縁にマイクロ波を遮断する材質
の蓋が配置されている容器に収容し、かつ局部的過加熱
を防止して均一加熱が行なわれるようにマイクロ波を集
める機能を有する材質の突起物を配置して液体状飲食品
を電子レンジ加熱に付することを特徴とする液体状飲食
品の加熱方法に関する発明を行ない、これについても既
に特許出願を行なった(特願平5−165513)。
【0019】本発明者は、さらにまた、インスタント麺
などの乾燥インスタント食品の電子レンジによる加熱調
理に関する前項記載の目的を達成すべく鋭意研究の結
果、乾燥インスタント食品を容器に収容し、これに水を
加えて電子レンジで加熱調理する際に、マイクロ波を集
める機能を有する材質の突起物を配置し、更には容器の
縁にマイクロ波を遮断する材質の蓋を配置しておくこと
で上記目的の達成できることを知見し、このような知見
に基いて、乾燥インスタント食品を水とともにその縁に
マイクロ波を遮断する材質の蓋を配置されている容器に
収容し、これを電子レンジ加熱に付して調理する際に、
容器内容物が均一に加熱されるようにマイクロ波を集め
る機能を有する材質の突起物を配置しておくことを特徴
とする乾燥インスタント食品の調理法に関する発明を行
ない、これについても既に特許出願を行なった(特願平
5−165514)。
などの乾燥インスタント食品の電子レンジによる加熱調
理に関する前項記載の目的を達成すべく鋭意研究の結
果、乾燥インスタント食品を容器に収容し、これに水を
加えて電子レンジで加熱調理する際に、マイクロ波を集
める機能を有する材質の突起物を配置し、更には容器の
縁にマイクロ波を遮断する材質の蓋を配置しておくこと
で上記目的の達成できることを知見し、このような知見
に基いて、乾燥インスタント食品を水とともにその縁に
マイクロ波を遮断する材質の蓋を配置されている容器に
収容し、これを電子レンジ加熱に付して調理する際に、
容器内容物が均一に加熱されるようにマイクロ波を集め
る機能を有する材質の突起物を配置しておくことを特徴
とする乾燥インスタント食品の調理法に関する発明を行
ない、これについても既に特許出願を行なった(特願平
5−165514)。
【0020】しかして、本発明は、これらの方法を実施
するに際し、容器の縁に配置することのできるマイクロ
波を遮断する材質の覆い(蓋)に関する。以下、これに
ついて詳細に説明する。
するに際し、容器の縁に配置することのできるマイクロ
波を遮断する材質の覆い(蓋)に関する。以下、これに
ついて詳細に説明する。
【0021】先ず、電子レンジを使用するゲル化食品の
製造の場合に関しては、覆いは、アルミニウム箔、ステ
ンレス箔等の金属箔をはじめマイクロ波を遮断する効果
を有するものであればいずれでもよい。すなわち、必ず
しもいわゆる箔の形状でなくても、いわゆる板の形状そ
の他でもよく、また、その材質も同様の効果を有するも
のであれば金属に限らない。これは液体状原料の表面を
覆って上方からのマイクロ波をある程度遮断し、液体状
原料表層部の局部的過加熱による表面のス立ち等を防止
するためのものである。覆いの周縁は、容器の外壁部に
接触せしめることにより、マイクロ波の遮断がより完全
となり、特にゲル化食品の場合には、外壁部側面と覆い
の縁との間に空隙があると場合によりス立ちを生じるの
で、覆いの縁を容器外壁に密着せしめることが好まし
い。
製造の場合に関しては、覆いは、アルミニウム箔、ステ
ンレス箔等の金属箔をはじめマイクロ波を遮断する効果
を有するものであればいずれでもよい。すなわち、必ず
しもいわゆる箔の形状でなくても、いわゆる板の形状そ
の他でもよく、また、その材質も同様の効果を有するも
のであれば金属に限らない。これは液体状原料の表面を
覆って上方からのマイクロ波をある程度遮断し、液体状
原料表層部の局部的過加熱による表面のス立ち等を防止
するためのものである。覆いの周縁は、容器の外壁部に
接触せしめることにより、マイクロ波の遮断がより完全
となり、特にゲル化食品の場合には、外壁部側面と覆い
の縁との間に空隙があると場合によりス立ちを生じるの
で、覆いの縁を容器外壁に密着せしめることが好まし
い。
【0022】このような作用を効果的に発現させるため
の覆いの設計としては、例えば、蒸し茶わんの場合は、
容器開口部全面を覆うことで効果は得られるが、更に側
面部分を液面と同位置ないしは若干上の位置まで覆う設
計により、より好ましい効果を得ることができる。その
場合、開口部の覆いにホールが設けてあってもよい。か
かる金属箔等の覆いは、使い捨てとすることもできる。
の覆いの設計としては、例えば、蒸し茶わんの場合は、
容器開口部全面を覆うことで効果は得られるが、更に側
面部分を液面と同位置ないしは若干上の位置まで覆う設
計により、より好ましい効果を得ることができる。その
場合、開口部の覆いにホールが設けてあってもよい。か
かる金属箔等の覆いは、使い捨てとすることもできる。
【0023】また、液体状飲食品の電子レンジによる加
熱の場合に関しては、牛乳のような蛋白性飲食品の電子
レンジ加熱の際にみられる、局部的過加熱による熱凝固
物の容器壁へのこびり付きをより容易に、より完全に防
止するために、容器の縁にマイクロ波を遮断する材質の
蓋が配置される。
熱の場合に関しては、牛乳のような蛋白性飲食品の電子
レンジ加熱の際にみられる、局部的過加熱による熱凝固
物の容器壁へのこびり付きをより容易に、より完全に防
止するために、容器の縁にマイクロ波を遮断する材質の
蓋が配置される。
【0024】蓋の材質は、先の場合と全く同様で、アル
ミニウム箔、ステンレス箔等の金属箔をはじめとしてマ
イクロ波を遮断する効果を有するものであればいずれで
もよい。更に、マイクロ波を透過しない微細な孔を設け
た半透明状の金属箔等を用いれば、蓋の外側から内容物
が確認し易い。その形状は、容器の縁を覆って、過加熱
による熱凝固物の容器壁へのこびり付きを防止するもの
であれば、いずれでもよい。なお、蓋の形状は問わず、
少なくとも周辺部を覆う形状であればよいので、中心部
は開放されていてもいなくてもよい。
ミニウム箔、ステンレス箔等の金属箔をはじめとしてマ
イクロ波を遮断する効果を有するものであればいずれで
もよい。更に、マイクロ波を透過しない微細な孔を設け
た半透明状の金属箔等を用いれば、蓋の外側から内容物
が確認し易い。その形状は、容器の縁を覆って、過加熱
による熱凝固物の容器壁へのこびり付きを防止するもの
であれば、いずれでもよい。なお、蓋の形状は問わず、
少なくとも周辺部を覆う形状であればよいので、中心部
は開放されていてもいなくてもよい。
【0025】さらにまた、乾燥インスタント食品の電子
レンジによる加熱調理に関する場合に関しては、乾燥イ
ンスタント食品がスキムミルクのような蛋白性成分を含
んでいる場合は、これに水を加えて加熱するときに、内
容物液体の表面に蛋白質の熱凝固した膜が生じたり、容
器壁に接した部分に内容物がこびり付くことが起りがち
である。このような難点を防止するために、容器の縁に
マイクロ波を遮断する材質の蓋を配置される。
レンジによる加熱調理に関する場合に関しては、乾燥イ
ンスタント食品がスキムミルクのような蛋白性成分を含
んでいる場合は、これに水を加えて加熱するときに、内
容物液体の表面に蛋白質の熱凝固した膜が生じたり、容
器壁に接した部分に内容物がこびり付くことが起りがち
である。このような難点を防止するために、容器の縁に
マイクロ波を遮断する材質の蓋を配置される。
【0026】蓋の材質は、先の場合と全く同様で、アル
ミニウム箔、ステンレス箔等の金属箔をはじめとしてマ
イクロ波を遮断する効果を有するものであればいずれで
もよい。更に、マイクロ波を透過しない微細な孔を設け
た半透明状の金属等を用いれば、蓋の外側から内容物が
確認し易いことも同様であり、その形状は、容器の縁を
覆って、過加熱による熱凝固物の容器壁へのこびり付き
を防止するものであればいずれでもよく、また、蓋の形
状は問わず、少なくとも周辺部を覆う形状であればよい
ので中心部は開放されていてもいなくてもよいこともま
た先の場合と同じである。
ミニウム箔、ステンレス箔等の金属箔をはじめとしてマ
イクロ波を遮断する効果を有するものであればいずれで
もよい。更に、マイクロ波を透過しない微細な孔を設け
た半透明状の金属等を用いれば、蓋の外側から内容物が
確認し易いことも同様であり、その形状は、容器の縁を
覆って、過加熱による熱凝固物の容器壁へのこびり付き
を防止するものであればいずれでもよく、また、蓋の形
状は問わず、少なくとも周辺部を覆う形状であればよい
ので中心部は開放されていてもいなくてもよいこともま
た先の場合と同じである。
【0027】そして、このような覆いまたは蓋の、使用
に極めて便利な具体的態様の1つは、環状シートの形状
を有し、シート部分がマイクロ波を遮断する効果を有す
る材質の、可撓性のネット(網)で構成され、そして外
周縁部にゴムなどの弾性体を自然状態では外周縁長を短
縮するようにして有することを特徴とする電子レンジ加
熱用ツール(フレキシブルキャップ)である。弾性体の
使用により、開口部の大きさが異なる種々の形状の容器
への適用に際し、常に外周縁部全体が容器の外側壁と接
触し、マイクロ波遮断効果を高めることができる。
に極めて便利な具体的態様の1つは、環状シートの形状
を有し、シート部分がマイクロ波を遮断する効果を有す
る材質の、可撓性のネット(網)で構成され、そして外
周縁部にゴムなどの弾性体を自然状態では外周縁長を短
縮するようにして有することを特徴とする電子レンジ加
熱用ツール(フレキシブルキャップ)である。弾性体の
使用により、開口部の大きさが異なる種々の形状の容器
への適用に際し、常に外周縁部全体が容器の外側壁と接
触し、マイクロ波遮断効果を高めることができる。
【0028】このようなフレキシブルキャップを図1に
例示し、説明する。
例示し、説明する。
【0029】(a)は、フレキシブルキャップを伸長し
た状態での見取り図である。1は、マイクロ波を遮断す
る効果を有する材質の、可撓性のネット(例えば、耐熱
樹脂コーティングした金属ネット)を示す。2は、自然
状態では環状のシートの外周縁長を短縮するゴム枠など
の弾性体を示す。3は、環状シートの内周縁を示し、こ
の部分は必要により保形性を有する構造とすることので
きることはもちろんである。
た状態での見取り図である。1は、マイクロ波を遮断す
る効果を有する材質の、可撓性のネット(例えば、耐熱
樹脂コーティングした金属ネット)を示す。2は、自然
状態では環状のシートの外周縁長を短縮するゴム枠など
の弾性体を示す。3は、環状シートの内周縁を示し、こ
の部分は必要により保形性を有する構造とすることので
きることはもちろんである。
【0030】(b)は、フレキシブルキャップの使用状
態、すなわち、電子レンジ加熱時にフレキシブルキャッ
プを容器の縁に配置した状態を示す。4は、容器(例え
ば、酒徳利)を示す。フレキシブルキャップを容器開口
部に被せて手を離すと、環状シートの外周縁部の弾性体
が収縮して容器外壁を挟み、環状シートは容器に固定さ
れる。
態、すなわち、電子レンジ加熱時にフレキシブルキャッ
プを容器の縁に配置した状態を示す。4は、容器(例え
ば、酒徳利)を示す。フレキシブルキャップを容器開口
部に被せて手を離すと、環状シートの外周縁部の弾性体
が収縮して容器外壁を挟み、環状シートは容器に固定さ
れる。
【0031】電子レンジを使用して加熱ゲル化食品を製
造する場合の容器は、例えば、蒸し茶わんであり、液体
状飲食品を加熱する場合の容器は、例えば、牛乳のカッ
プや酒の徳利であり、そして乾燥インスタント食品の場
合の容器は、例えば、カップ麺やカップスープのカップ
であって、これらの容器はいずれも開口部は円であり、
全体の形状が筒状なので、本発明のフレキシブルキャッ
プの形状もこれらの容器に装着され易いように環状シー
トの形状とされる。環状シートの内周縁部の直径(内円
の直径)は、もちろん、容器開口部の外形をを超えては
ならない。
造する場合の容器は、例えば、蒸し茶わんであり、液体
状飲食品を加熱する場合の容器は、例えば、牛乳のカッ
プや酒の徳利であり、そして乾燥インスタント食品の場
合の容器は、例えば、カップ麺やカップスープのカップ
であって、これらの容器はいずれも開口部は円であり、
全体の形状が筒状なので、本発明のフレキシブルキャッ
プの形状もこれらの容器に装着され易いように環状シー
トの形状とされる。環状シートの内周縁部の直径(内円
の直径)は、もちろん、容器開口部の外形をを超えては
ならない。
【0032】本発明のフレキシブルキャップは、電子レ
ンジによる加熱に際して、先に説明したようなマイクロ
波を集める機能を有する材質の突起物と併用することの
できることはもちろん、差支えがなければこのような突
起物と併用せずに、それ単独でも使用してもよい。
ンジによる加熱に際して、先に説明したようなマイクロ
波を集める機能を有する材質の突起物と併用することの
できることはもちろん、差支えがなければこのような突
起物と併用せずに、それ単独でも使用してもよい。
【0033】本発明のフレキシブルキャップは、そのよ
うな突起物とセットにして電子レンジ加熱用ツールとし
て流通に置くこともできるし、それ単独で流通に置くこ
ともできる。また、容器入りインスタント食品の容器に
装着して、または容器入りインスタント食品に添付して
流通に置くこともできる。
うな突起物とセットにして電子レンジ加熱用ツールとし
て流通に置くこともできるし、それ単独で流通に置くこ
ともできる。また、容器入りインスタント食品の容器に
装着して、または容器入りインスタント食品に添付して
流通に置くこともできる。
【0034】上に説明した覆いまたは蓋の、他の使用に
便利な具体的態様は、マイクロ波を遮断する効果をを有
する材質の、同一または異なるサイズの複数の環状また
は円状シートのセットであることを特徴とする電子レン
ジ加熱用ツールである。
便利な具体的態様は、マイクロ波を遮断する効果をを有
する材質の、同一または異なるサイズの複数の環状また
は円状シートのセットであることを特徴とする電子レン
ジ加熱用ツールである。
【0035】このような電子レンジ加熱用ツールのシー
トは、例えば、先に説明したような金属の箔でもよく、
また、ネットでもよい。
トは、例えば、先に説明したような金属の箔でもよく、
また、ネットでもよい。
【0036】シートの形状が円状または環状とするの
は、覆いまたは蓋は、先に説明したように、容器の開口
部全面を覆うものであってもよく、また、周辺部を覆う
ものであれば中心部が開放されていてもよい場合のある
ことによる。尚、シートの形状は、円状または環状に限
定されず、例えば開口部が角形の容器においては、角形
のシートであってもよい。
は、覆いまたは蓋は、先に説明したように、容器の開口
部全面を覆うものであってもよく、また、周辺部を覆う
ものであれば中心部が開放されていてもよい場合のある
ことによる。尚、シートの形状は、円状または環状に限
定されず、例えば開口部が角形の容器においては、角形
のシートであってもよい。
【0037】このような電子レンジ加熱用ツールを図2
に例示し、説明する。(a)は、11、11a、……
…、11xは、マイクロ波を遮断する効果を有する材質
の、サイズの異なる複数の、箔、ネットなどの円状シー
トのセットを示す。円状シートには、電子レンジを使用
する加熱に際し、容器開口部に配置するに当り、折り目
の目安を付しておくと配置に便利である。(b)は、こ
のような折り目の目安(12)を付した状態を示す。
(c)は、円状シート(13)を容器(14)に配置、
すなわち、折って装着した状態を側面図で示したもので
ある。
に例示し、説明する。(a)は、11、11a、……
…、11xは、マイクロ波を遮断する効果を有する材質
の、サイズの異なる複数の、箔、ネットなどの円状シー
トのセットを示す。円状シートには、電子レンジを使用
する加熱に際し、容器開口部に配置するに当り、折り目
の目安を付しておくと配置に便利である。(b)は、こ
のような折り目の目安(12)を付した状態を示す。
(c)は、円状シート(13)を容器(14)に配置、
すなわち、折って装着した状態を側面図で示したもので
ある。
【0038】このような環状または円状シートは、フレ
キシブルキャップの場合と同様に、電子レンジによる加
熱に際して、先に説明したようなマイクロ波を集める機
能を有する材質の突起物と併用することのできることは
もちろん、差支えがなければこのような突起物と併用せ
ずに、それだけでも使用してもよい。従って、このよう
なシートのセットは、そのような突起物とセットにして
流通に置くこともできるし、それ単独で流通に置くこと
もできる。
キシブルキャップの場合と同様に、電子レンジによる加
熱に際して、先に説明したようなマイクロ波を集める機
能を有する材質の突起物と併用することのできることは
もちろん、差支えがなければこのような突起物と併用せ
ずに、それだけでも使用してもよい。従って、このよう
なシートのセットは、そのような突起物とセットにして
流通に置くこともできるし、それ単独で流通に置くこと
もできる。
【0039】本発明の環状または円状シートのセットを
流通の末端において購入した使用者は、電子レンジを使
用する加熱に当り、容器のサイズに適当するサイズのシ
ートを選択して使用することができるので都合がよい。
流通の末端において購入した使用者は、電子レンジを使
用する加熱に当り、容器のサイズに適当するサイズのシ
ートを選択して使用することができるので都合がよい。
【0040】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に説明する。
【0041】比較例1(日本酒の燗付け) 開口径3cm、底部径6cm、そして深さ19cmの徳利に日本
酒 350gを注入した。これを出力1400Wの業務用電子レ
ンジ内に置き、マイクロ波を60秒照射した。
酒 350gを注入した。これを出力1400Wの業務用電子レ
ンジ内に置き、マイクロ波を60秒照射した。
【0042】その間、20秒毎に徳利内の酒の上部と底部
の2箇所における温度分布を測定した。因みに、60秒照
射直後の温度分布は、上部温度85℃であったのに対し、
底部温度63℃で、両者の温度差は実に22℃にも達した。
の2箇所における温度分布を測定した。因みに、60秒照
射直後の温度分布は、上部温度85℃であったのに対し、
底部温度63℃で、両者の温度差は実に22℃にも達した。
【0043】このように加熱(燗付け)したお酒は、飲
食すると上部は過加熱の燗であったが底部は調度良い状
態であった。この時点ですでに突沸により酒の飛散が生
じた。
食すると上部は過加熱の燗であったが底部は調度良い状
態であった。この時点ですでに突沸により酒の飛散が生
じた。
【0044】照射時間を短くすると、上部は調度良いが
底部は加熱不足でぬるい状態であった。
底部は加熱不足でぬるい状態であった。
【0045】このように、酒の燗付けは、単に電子レン
ジで加熱するだけではほど良い燗付けはできない。
ジで加熱するだけではほど良い燗付けはできない。
【0046】比較例2(日本酒の燗付け) 厚さ 0.2mmのアルミニウム箔を用いてマグカップの開口
部全面及び側面を液面4cmまで覆って蓋とした以外は、
比較例1におけると同様にして電子レンジ加熱を行っ
た。
部全面及び側面を液面4cmまで覆って蓋とした以外は、
比較例1におけると同様にして電子レンジ加熱を行っ
た。
【0047】60秒照射直後の温度分布は、上部温度64℃
であつたのに対し、底部温度57℃であった。
であつたのに対し、底部温度57℃であった。
【0048】この場合は、上部の過加熱は抑えられ、飲
食すると上部は調度良い熱さであるのに比して底部は加
熱不足のややぬるい状態であって、ほどよい燗付けとは
云い難い。
食すると上部は調度良い熱さであるのに比して底部は加
熱不足のややぬるい状態であって、ほどよい燗付けとは
云い難い。
【0049】実施例1(日本酒の燗付け) 本発明のフレキシブルキャップおよびマイクロ波を集め
る機能を有する材質の突起物を配置したことを除いて
は、比較例1におけると全く同様にして日本酒の燗付け
を行なった。
る機能を有する材質の突起物を配置したことを除いて
は、比較例1におけると全く同様にして日本酒の燗付け
を行なった。
【0050】フレキシブルキャップは、図1(a)に例
示するもので、内周縁部(3)は直径2cm、可撓性ネッ
ト(1)は耐熱樹脂コーティングした金属ネット、外周
縁部の弾性体(2)はゴム製の枠で、そしてキャップを
平らに伸長した時の直径は7cmである。
示するもので、内周縁部(3)は直径2cm、可撓性ネッ
ト(1)は耐熱樹脂コーティングした金属ネット、外周
縁部の弾性体(2)はゴム製の枠で、そしてキャップを
平らに伸長した時の直径は7cmである。
【0051】マイクロ波を集める機能を有する材質の突
起物は、図3に示すもので、アンテナ状の突起物は、ス
テンレスの金属片で、形状は針状、サイズは直径 0.3mm
で長さ 100mm、そして支持片を徳利の開口部にのせてセ
ットしたとき、その先端は液中に80mm浸っていた。
起物は、図3に示すもので、アンテナ状の突起物は、ス
テンレスの金属片で、形状は針状、サイズは直径 0.3mm
で長さ 100mm、そして支持片を徳利の開口部にのせてセ
ットしたとき、その先端は液中に80mm浸っていた。
【0052】60秒照射直後の温度分布は、上部温度67℃
であったのに対し、底部温度65℃であった。
であったのに対し、底部温度65℃であった。
【0053】この場合は、上部の過加熱が抑えられ、か
つアンテナにマイクロ波の集まる効果により底部も昇温
し、その温度差は僅かに2℃と抑えられ、酒の燗として
丁度好ましい温度であった。
つアンテナにマイクロ波の集まる効果により底部も昇温
し、その温度差は僅かに2℃と抑えられ、酒の燗として
丁度好ましい温度であった。
【0054】
【発明の効果】本発明により、電子レンジを使用する
(調理)加熱における局部的過加熱および/または不均
一加熱が容易に防止できるところとなった。
(調理)加熱における局部的過加熱および/または不均
一加熱が容易に防止できるところとなった。
【図1】本発明の電子レンジ加熱用ツールの具体的態様
(フレキシブルキャップ)とその装着例を示す。
(フレキシブルキャップ)とその装着例を示す。
【図2】本発明の電子レンジ加熱用ツールの他の具体的
態様(シート)とその装着例を示す。
態様(シート)とその装着例を示す。
【図3】本発明のフレキシブルキャップまたはシートが
併用されることのできる突起物を例示する。
併用されることのできる突起物を例示する。
1 可撓性ネット、 2 外周縁部の弾性体、 3 内周縁、 4 容器、 11、11a……、11x 円状シート、 12 折り目の目安、 13 円状シート、 14 容器。
Claims (2)
- 【請求項1】 シートの形状を有し、シート部分がマイ
クロ波を遮断する効果を有する材質の、可撓性のネット
(網)で構成され、そして外周縁部に弾性体を自然状態
では外周縁長を短縮するようにして有することを特徴と
する電子レンジ加熱用ツール(フレキシブルキャッ
プ)。 - 【請求項2】 マイクロ波を遮断する効果を有する材質
の、同一または異なるサイズの複数のシートのセットで
あることを特徴とする電子レンジ加熱用ツール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5408194A JPH07263135A (ja) | 1994-03-24 | 1994-03-24 | 電子レンジ加熱用ツール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5408194A JPH07263135A (ja) | 1994-03-24 | 1994-03-24 | 電子レンジ加熱用ツール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07263135A true JPH07263135A (ja) | 1995-10-13 |
Family
ID=12960672
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5408194A Pending JPH07263135A (ja) | 1994-03-24 | 1994-03-24 | 電子レンジ加熱用ツール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07263135A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6523555B2 (en) * | 2000-12-22 | 2003-02-25 | Hutzler Manufacturing Co., Inc. | Device for washing and drying foods, for example vegetables |
KR20200141814A (ko) * | 2019-06-11 | 2020-12-21 | 주식회사 케이티앤지 | 유도 코일을 포함하는 에어로졸 생성 장치 |
CN114341012A (zh) * | 2019-07-23 | 2022-04-12 | 赛多利斯史泰迪北美股份有限公司 | 格栅增强的弹性体的复合材料制品 |
-
1994
- 1994-03-24 JP JP5408194A patent/JPH07263135A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6523555B2 (en) * | 2000-12-22 | 2003-02-25 | Hutzler Manufacturing Co., Inc. | Device for washing and drying foods, for example vegetables |
KR20200141814A (ko) * | 2019-06-11 | 2020-12-21 | 주식회사 케이티앤지 | 유도 코일을 포함하는 에어로졸 생성 장치 |
WO2020251179A3 (ko) * | 2019-06-11 | 2021-03-11 | 주식회사 케이티앤지 | 유도 코일을 포함하는 에어로졸 생성 장치 |
JP2021530963A (ja) * | 2019-06-11 | 2021-11-18 | ケーティー・アンド・ジー・コーポレーション | 誘導コイルを含むエアロゾル生成装置 |
US11998052B2 (en) | 2019-06-11 | 2024-06-04 | Kt&G Corporation | Shielding of an induction coil within an aerosol generating device |
CN114341012A (zh) * | 2019-07-23 | 2022-04-12 | 赛多利斯史泰迪北美股份有限公司 | 格栅增强的弹性体的复合材料制品 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040302 |