JPH07262918A - 蛍光ランプの製造方法及びその装置 - Google Patents

蛍光ランプの製造方法及びその装置

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JPH07262918A
JPH07262918A JP4832994A JP4832994A JPH07262918A JP H07262918 A JPH07262918 A JP H07262918A JP 4832994 A JP4832994 A JP 4832994A JP 4832994 A JP4832994 A JP 4832994A JP H07262918 A JPH07262918 A JP H07262918A
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JP
Japan
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fluorescent lamp
glass tube
silicone
tube
silicone coating
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Application number
JP4832994A
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English (en)
Inventor
Michihisa Saito
道久 斉藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 蛍光ランプの製造工程中の排気機において、
ラピッドスタート形蛍光ランプの外面にシリコン被膜を
形成する。 【構成】 排気機中のガラス管温度が、およそ100〜
400℃のポジションにおいて、シリコン塗布液をスプ
レー等で、塗布することにより構成する。 【効果】 このようにして得られたシリコンの被膜は、
その撥水性、耐久性共に良好であり、かつ、設備投資額
も安価であった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラピッド形蛍光ランプ
の製造方法に係り、従来方法のように、ガラス管をあら
ためて加熱する必要がなく、従って省エネ、工程長の短
縮、設備投資の縮減等の効果のあるラピッド形蛍光ラン
プの製造方法およびその装置に関する。
【0002】特に、環形のラピッドスタート形蛍光ラン
プの製造方法およびその装置として好適なものである。
【0003】
【従来の技術】従来、ラピッドスタート形蛍光ランプの
ガラス管表面に、シリコーンを塗布、焼き付けする場
合、ランプ完成後にシリコーン塗布、焼き付け工程を設
けたり、オフラインの装置で行われる方法が一般的であ
る。
【0004】本発明は、工程長の短縮、設備投資の縮
減、省エネルギ化等に鑑みなされたもので、更に詳細に
は、直管形の蛍光ランプにあっては、ガラス管の両端に
電極を封着した封止済管の内部を真空に加熱排気しつ
つ、フィラメントコイルに塗布した炭酸塩を通電加熱
し、更に少量の水銀とアルゴンガスを封入する排気機に
おいて、シリコーンを塗布、焼き付けすることを特徴と
する。
【0005】すなわち、排気機の加熱炉中あるいは、加
熱炉を出て排気管を焼ききるまでのいずれかのポジショ
ンにおいて、更に、ガラス管の温度がおよそ100〜4
00℃の範囲においてスプレー等によりシリコーンを塗
布、焼き付けする。
【0006】一方、環形蛍光ランプにおいては、管曲げ
排気機において円形に屈曲成形後より、ガラス管内部を
真空に排気し排気管を焼ききるまでの、いずれかのポジ
ションにおいてスプレー等を用いてシリコーンを塗布、
焼き付けする。
【0007】尚、シリコン塗布液は水溶性が好ましく、
また、その濃度は0.5〜5%が良好な結果がえられ
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、既存の排気
工程にシリコーン塗布装置を設置するのみで加熱炉も必
要なく、容易にシリコーン塗布、焼き付けを実現でき
る。
【0009】従って、前述の効果を達成できる。
【0010】
【課題を解決するための手段】排気機にシリコーンを塗
布するための、スプレーを具備した塗布装置を設置し、
ガラス管温度がおよそ100〜400℃の時その表面に
微粒化したシリコーン塗布液をスプレーした。
【0011】
【作用】ガラス管の温度が、およそ100〜400℃の
時。その表面にシリコン塗布液をスプレー装置により塗
布した。この結果、ガラス管表面に被着した塗布液中の
水分は、ガラス管の保有熱により飛散し、シリコン被膜
が形成される。
【0012】このようにして被着された、シリコン被膜
の撥水性は良好であり、耐候性も優れる。
【0013】
【実施例】
(1)直環形蛍光ランプにあっては、ガラス管が加熱炉
を出た数ヘッド後、すなわちガラス管の温度が約250
℃の時点でエアーシリンダに取り付けたスプレーノズル
により、シリコーン塗布液をガラス管全面に塗布した。
【0014】(2)環形蛍光ランプにおいては、環形に
成形した4ヘッド後において、エアーシリンダーに取り
付けた2個のスプレーノズルにより、排気ヘッドのガラ
ス管チャックに把持されたランプの両サイドから、シリ
コーンを塗布した。
【0015】この結果、いずれの品種においても、良好
な撥水性と耐久性が得られた。
【0016】
【発明の効果】本発明によればガラス管をあらためて加
熱する必要がなく、従って省エネ、工程長の短縮、設備
投資の縮減等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るシリコーン塗布装置の全
体構成を示す図である。
【符号の説明】
1…管形蛍光ランプ、2…ランプを保持し、かつランプ
を真空に排気するためのヘッド、3、4…シリコーン塗
布液を噴霧するための、スプレー、5…スプレーを上下
させ、ランプ全面にシリコーンを塗布するための、エア
ーシリダーを示す。6、8…スプレー用エアー供給口、
7、9…スプレー用シリコーン塗布液供給口を示す、1
0…シリコーン塗布液の噴霧状態を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蛍光ランプのうち、ガラス管表面に撥水性
    皮膜を被着させ、放電を容易にした蛍光ランプの製造方
    法に関し、ガラス管内部を真空に加熱排気する排気機に
    おいて、前記撥水性皮膜を塗布、焼き付けすることを特
    徴としたラピッドスタート形蛍光ランプの製造方法及び
    その装置。
  2. 【請求項2】特許請求項1記載の被膜が、シリコーンを
    主剤とすることを特徴とする、前記製造方法とその装
    置、及びこれにより作製されたラピッドスタート形蛍光
    ランプ。
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