JPH07262703A - 信号2値化回路 - Google Patents

信号2値化回路

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JPH07262703A
JPH07262703A JP4750994A JP4750994A JPH07262703A JP H07262703 A JPH07262703 A JP H07262703A JP 4750994 A JP4750994 A JP 4750994A JP 4750994 A JP4750994 A JP 4750994A JP H07262703 A JPH07262703 A JP H07262703A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力信号のレベル低下によるバーストエラー
が発生した際に、レベルが復帰したときの2値化出力の
回復時間を短縮する。 【構成】 累積DSVが0に制御されているような入力
信号を、電圧比較器2で2値化する。電圧比較器2から
の出力は、減算器3を介し、切換スイッチ21を介して
積分器4に送られ、2値化の閾値電圧として電圧比較器
2に送られる。ディフェクト検出回路10が入力信号の
レベル低下を検出すると、切換スイッチ21が切換制御
されて減算器3から積分器4への入力を遮断し、積分器
4は遮断される前の閾値電圧を保持する。入力信号のレ
ベルが復帰すると、切換スイッチ21が切換制御されて
減算器3からの出力を積分器4に送るから、保持された
閾値電圧から閾値制御が再開される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル音声、ビデ
オ、データ等の信号が記録された記録媒体を再生する再
生系に用いられる2値化回路に関するものであり、例え
ば、光ディスク、磁気ディスク等の再生装置または記録
再生装置において、閾値を自動的に制御しながら再生信
号を2値化する2値化回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】デジタル音声、ビデオ、データなどのデ
ジタル信号を記録媒体に記録する場合において、デジタ
ル信号は、誤り検出訂正符号が付加された後、変調回路
に供給され記録再生系の特性に適した符号に変換(チャ
ネルコーディング)される。
【0003】ここで、例えばいわゆるコンパクトディス
ク(CD)方式の信号フォーマットの概要は、次のよう
になっている。すなわち、 サンプリング周波数 44.1kHz 量子化数 16ビット(直線) 変調方式 EFM チャネルビットレート 4.3218Mb/s 誤り訂正方式 CIRC データ伝送レート 2.034Mb/s であり、変調方式としては8−14変換あるいはEFM
が用いられる。
【0004】EFMは、入力される8ビット符号(以
下、シンボルという)を14チャネルビットの符号に変
換し、24チャネルビットの同期信号と14チャネルビ
ットのサブコードを付加した後、これらの符号間を3チ
ャネルビットのマージンビットで連結し、NRZI記録
する変調方式である。
【0005】図4は上記CD方式のフレーム構成を示す
図である。図4において、1シンクフレーム期間、すな
わち6標本値区間であるLおよびRチャネル各6サンプ
ル(1サンプルは16ビットデータ)の期間に、CIR
C(クロスインターリーブリードソロモンコード)エン
コーダから変調回路(いずれも図示せず)に入力された
24シンボルのデータ(音楽信号)と8シンボルのパリ
ティは、各シンボルがそれぞれ14チャネルビットに変
換され、3チャネルビットのマージンビットで連結され
て、図4に示すようにフレームあたり588チャネルビ
ットとされ、4.3218Mbpsのチャネルビットレ
ートでディスク上にNRZI記録される。
【0006】変調回路に入力する各シンボルは、たとえ
ば、ルックアップテーブルROMを参照して、“1”と
“1”間の“0”の個数が2個以上かつ10個以下のチ
ャネルビットパターンにそれぞれ変換される。フレーム
同期信号Sfのチャネルビットパターンは“10000
0000001000000000010”であり、マ
ージンビットパターンは“000”、“001”、“0
10”および“100”のうちの一つが選択される。1
サブコーディングフレームは98フレームで構成され、
第0および第1フレームのサブコードとしてサブコード
シンク信号S0(=“0010000000000
1”)、S1(=“00000000010010”)
が付加される(図5参照)。
【0007】図6は、入力データのサンプル値の1例に
ついて、EFM後のチャネルビットパターンとDSV
(デジタルサムバリエーションあるいはデジタルサムバ
リュー)を示す図である。
【0008】16ビットの1サンプルは、上位8ビット
と下位8ビットに分割され、CIRCエンコーダを介し
て変調回路(いずれも図示せず)に入力され、8−14
変換されてそれぞれ14チャネルビットのインフォメー
ションビットとされる。インフォメーションビットの
“1”と“1”の間には前述のように2個以上かつ10
個以下の“0”が介在する。マージンビットとして“0
00”、“001”、“010”および“100”のう
ちの1種が選ばれ、インフォメーションビット同士の連
結箇所についてもこの規則が常に成立するようにされ、
17チャネルビット(ただし、フレーム同期信号Sfの
場合は27チャネルビット)を単位とするEFM信号が
変調回路から4.3218Mbpsで出力される。
【0009】このように任意のチャネルビット“1”と
次のチャネルビット“1”の間には2個以上10個以下
のチャネルビット“0”が介在するので、NRZI記録
波形のハイレベルまたはローレベルの継続期間(記録波
長)は必ず3T以上11T以下となる(図6参照)。
【0010】この場合、最短記録波長は3T、最長記録
波長は11Tである。Tはチャネルクロック4.321
8MHzの1周期であり、以下、これをEFMの変調規
則の3T〜11Tルールという。
【0011】NRZI記録波形のDCバランスの指標と
してDSVを考える。DSVは記録波形の時間積分とし
て与えられる。すなわち、記録波形のハイレベルが単位
時間Tだけ継続したときのDSVの変化分を+1とし、
ローレベルが単位時間Tだけ継続したときのDSVの変
化分を−1とする。
【0012】時刻t0 におけるDSVの初期値を零と仮
定した場合のDSVの時間に関する変化を図6の最下段
に示す。ここで、期間t1 〜t2 における変調信号は、
17チャネルビットパターン“01000001000
001001”によって一義的に決まるものではなく、
時刻t1 における変調信号レベル、すなわち、期間t 0
〜t1 における変調信号波形の最終レベル(以下、CW
LLという)に依存する。
【0013】従って、図示の変調信号波形は、時刻t0
においてCWLLがローレベル(CWLL=“0”)の
場合であり、時刻t0 においてCWLL=“1”(ハイ
レベル)の場合の変調信号波形はハイレベルとローレベ
ルを置き換えた逆パターンになる。
【0014】同様に、DSVの増減も上記CWLLに依
存し、時刻t0 においてCWLL=“0”の場合、イン
フォメーションビットパターン“0100010010
0010”によるDSVの変化分(以下、14NWDと
いう)、すなわち期間t0 〜t0 +14におけるDSV
の変化分は、図6に示すように+2である。図とは逆
に、時刻t0 においてCWLL=“1”なら14NWD
=−2となる。また、期間t0 +14〜t1 +14にお
けるDSVの変化分を17NWDとしている。
【0015】次に、期間t0 +14〜t1 に挿入される
マージンビットについて説明する。4種類のマージンビ
ット“000”、“001”、“010”および“10
0”のうち、上記変調規則の3T〜11Tルールにより
“001”と“100”は挿入できず、“010”また
は“000”が挿入可能である。すなわち、マージンビ
ットの前に出力される前回のインフォメーションビット
パターンの終端の“0”の個数をBとし、後に出力され
る今回のインフォメーションビットパターンの先端の
“0”の個数をAとすれば、B=1かつA=1であるた
めマージンビットの先端は“0”かつ終端は“0”でな
ければならず、挿入可能なマージンビットパターンは
“0X0”となる。ここで、Xは任意(Don't care)を
表す。
【0016】図6の最下段には、マージンビットとして
“010”を挿入したときのDSVを実線で、また“0
00”を挿入したときのDSVを破線で示している。
【0017】一般に、ある連結点でマージンビットを挿
入する際には、上記変調規則の3T〜11Tルールを満
たすようなものを選択しなければならない。また、マー
ジンビットの挿入によって、フレーム同期パターンと同
じ11Tの2回繰り返しパターンが生じるのも禁止しな
ければならない。
【0018】これらの規則を満たすマージンビットにつ
いて、それぞれを挿入した場合、それまでの累積DSV
に加えてマージンビットおよび次のインフォメーション
ビットパターンの終端までの累積DSVを求め、その絶
対値が最も小さくなるようなものを最適マージンビット
として選択する。
【0019】このようなアルゴリズムにより求められた
マージンビットは、2つの14ビットデータの連結箇所
においても上記変調規則の3T〜11Tルールが成立
し、かつフレームシンク信号の誤発生を防止すると共
に、EFM信号の累積DSVを極力零に近づけるような
ものとなっている。
【0020】このような方式で変調された信号は、実際
のCDにおいては例えば“1”がピットあるいは記録領
域に、“0”がミラーあるいは未記録領域に対応するよ
うに記録される。なお、記録信号は、信号レベルが反転
する位置のみが情報を持つNRZIの形に変調されてい
るため、ピットおよびミラーの長さが重要であり、信号
レベルとピット/ミラーとの対応関係は逆になっていて
もかまわない。すなわち、“0”がピット(記録領域)
に、“1”がミラー(未記録領域)に対応するように記
録されたものも、全く同一に考えることができる。
【0021】次に、このように記録された光ディスクを
再生する際の、再生信号2値化回路について述べる。
【0022】図7は、従来のCDの再生装置に用いられ
ている再生信号2値化回路の一例である。
【0023】図示しない光ピックアップからの信号は、
図示しない増幅器等を通った後、入力端子1に入力され
る。以下この信号を再生RF信号と呼ぶ。この再生RF
信号は、電圧比較器2の正入力端子に供給される。
【0024】ここでは電圧比較器2は、正入力端子と負
入力端子にそれぞれ入力された信号の電圧の大小を比較
し、正入力端子の電圧の方が大きい場合にはハイレベル
として+5Vを、負入力端子の電圧の方が大きい場合に
はローレベルとして0Vを出力するものとする。電圧比
較器2の負入力端子には積分器4の出力信号が入力され
ており、従って電圧比較器2は再生RF信号を、積分器
4の出力を閾値として、+5Vと0Vに2値化している
ことになる。
【0025】電圧比較器2の出力は、減算器3に供給さ
れると共に、出力端子20を介して図示しないクロック
再生回路、復調回路などに供給される。
【0026】減算器3においては、電圧比較器2の出力
から基準電圧を減算する。基準電圧としては、電圧比較
器2の出力のハイレベルとローレベルの中点電位を用い
る。すなわち、本実施例においては+2.5Vとなる。
また、電圧比較器2や後述する積分回路5の入力オフセ
ットを補正するために、上記中点電位から若干のずれを
与える場合もある。
【0027】積分器4は、減算器3の出力を積分し、そ
の出力を電圧比較器2の負入力端子に供給する。
【0028】このように構成された再生信号2値化回路
の動作を以下に説明する。
【0029】例えばCD(コンパクトディスク)に図8
(A)のようなピットが記録されていた場合、再生信号
は例えば図8(B)に示されるような波形となる。図7
の再生信号2値化回路においては、この信号を電圧比較
器2で2値化することによって、NRZIの形の記録波
形を再現することができる。ここではローレベルがピッ
トに、ハイレベルがミラーに対応する。この対応関係は
先の記録時の関係とは逆であるが、先に述べたようにレ
ベルとピット/ミラーの対応関係の反転は問題ではな
く、それぞれの正しい長さが再現されることのみが重要
である。
【0030】図7の例では、2値化のための閾値は積分
器4の出力が用いられるが、その値が図8(B)のa、
b、cで示された値であるとすると、そのときの電圧比
較器2の出力である2値信号は図8(C)に示されたよ
うになる。すなわち、閾値bは最適な閾値であって、ロ
ーレベルおよびハイレベルの長さは正しく再生されるの
に対し、aは最適値より高い閾値であって、ハイレベル
の長さは本来より短く、ローレベルの長さは本来より長
く再生される。また、cは最適値より低い閾値であっ
て、ハイレベルの長さは本来より長く、ローレベルの長
さは本来より短く再生される。
【0031】図8(A)に戻って、t0 からt1 までの
間にあるピットとミラーのそれぞれの長さの合計は等し
く8Tである。ここで、図7の電圧比較器2の出力波形
から減算器3で基準電圧2.5Vを減算することによ
り、ハイレベルは+2.5V、ローレベルは−2.5V
なる電圧に対応づけられる。この波形を積分器4で積分
する。
【0032】最適な閾値bによって得られた波形に関し
ては、t0 〜t1 区間内の積分値は0であり、従ってt
1 における積分値はt0 での積分値から変化しない。同
様にして、最適値より高い閾値aによって得られた波形
に関しては、t1 での積分値はt0 での積分値から減少
し、最適値より低い閾値cによって得られた波形に関し
ては、t1 での積分値はt0 での積分値から増加する。
【0033】説明の簡単化のために、t0 〜t1 で電圧
比較器2に与えられる閾値は一定である図を示したが、
実際にはこのようにして得られた積分値自体が刻々電圧
比較器2の閾値となる。すなわち、ピットとミラーの長
さの合計が等しくなるような系において、積分器4によ
って電圧比較器2に与えられる閾値は、高すぎる場合は
自動的に減少し、低すぎる場合には自動的に増加する。
このようにして、最終的には最適閾値で2値化が行われ
るようになる。
【0034】一方、すでに説明したように上記EFMで
は、マージンビットの選択によって累積DSVを極力零
に近づくように制御している。従って、上述の「ピット
とミラーの長さの合計が等しくなるような系」は、EF
Mを採用している場合には自動的に成り立つことにな
る。
【0035】なお、制御理論的には、ここで説明した回
路は、閾値のずれを誤差信号とする1次積分型の負帰還
系を形成している。
【0036】CDの場合、記録信号は、たとえばマスタ
リング装置によってマスタに記録され、さらにそこから
メタルマスタ、マザー、スタンパなどを経て実際のディ
スクに成形される。この際、マスタリング装置やマスタ
などの条件によって、ディスク上に成形されるピットの
大きさがばらついてしまうことが起きる。これをアシン
メトリと呼ぶ。多くの場合アシンメトリの影響は、ピッ
トの幅方向には、全ての長さのピットに対し同じように
影響し、ピットの長さ方向には、全ての長さのピットに
対し前後に同じ量だけ影響することが知られている。
【0037】図9にアシンメトリの概念図を示す。この
図9において、(B)はピット長さが標準の状態を示
し、これに対して、(A)はピット長さが上記標準より
もaだけ短い場合を、(C)はピット長さが上記標準よ
りもbだけ長い場合をそれぞれ示している。
【0038】上述の2値化回路は、動作原理からわかる
ように、このようなアシンメトリの存在に対しても正し
い最適閾値を与える。すなわち、アシンメトリによるデ
ィスク上の物理的なピットやミラーの長さのずれまでも
補正し、本来記録しようとしていた信号のハイレベルと
ローレベルの正しい長さが得られるような閾値で2値化
が行われるようになる。
【0039】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した再
生信号2値化回路において、以下のような問題が生じて
いた。
【0040】すなわち、ディスク上に傷、ゴミ、汚れ等
が存在する際には、再生RF信号の最適閾値は、傷、ゴ
ミ、汚れを通過している間とその前後とで大きく変化す
る。一方、先にも述べたように、従来の再生信号2値化
回路における閾値制御は1次積分型の負帰還系を形成し
ており、大きな外乱に対する過渡的な応答は一定の遅れ
を生じる。従って、傷、ゴミ、汚れ等が存在する領域を
再生する際には、従来の再生信号2値化回路が与える閾
値は、過渡的に最適な閾値から大きく外れてしまい、
傷、ゴミ、汚れを通過した後も最適値に収束するまで一
定の時間を要する。この間は再生RF信号の2値化は正
しく行われず、傷、ゴミ、汚れの長さに比してはるかに
大きなバーストエラーを生じてしまう。
【0041】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、ディスク上の傷、ゴミ、汚れ等の外乱要
因により再生信号レベルが変動して最適閾値が大きく変
化する場合の2値化出力への悪影響を抑え、特に、外乱
要因がなくなって信号レベルが元の状態に復帰したとき
に有効な2値化出力を得るまでの回復時間を短縮するこ
とができるような信号2値化回路の提供を目的とするも
のである。
【0042】
【課題を解決するための手段】本発明に係る信号2値化
回路は、上述した課題を解決するために、入力信号と閾
値とを比較してその大小により2値信号を出力する比較
手段と、上記2値信号が本来持つべき特性と上記比較手
段によって出力された2値信号が実際に持っている特性
とを比較することによって最適な閾値を求め、その閾値
を上記比較手段に供給する閾値生成手段と、入力信号の
異常を検出する手段と、上記検出手段によって検出され
た入力信号の異常に際して上記閾値生成手段を入力信号
の異常が検出される以前の状態に保持する手段とを設け
ている。
【0043】上記2値信号が本来持つべき特性は、累積
デジタルサムバリエーション、いわゆる累積DSVが零
に極力近い値を取ることが挙げられ、これは、上記入力
信号が、累積DSVが零に極力近い値となるように変調
されたものであることに相当する。
【0044】上記閾値生成手段は、上記比較手段からの
出力信号に応じて変化する閾値を生成するものであり、
具体的には、積分回路またはローパスフィルタを用いる
ことができる。
【0045】上記検出手段は、入力信号のレベル検出回
路を用いることができ、例えば、少なくとも片側の包絡
線のレベルの大小を検出する回路を用いることができ
る。
【0046】また、上記閾値生成手段の状態を保持する
保持手段は、該閾値生成手段に入力される信号、例えば
上記比較手段からの出力信号、を遮断するものを用いる
ことができる。
【0047】
【作用】このような構成によれば、入力信号に外的要因
によってレベル変動が生じた場合に、このレベル変動が
生じる前の状態を保持し、レベル変動がなくなったとき
にこの保持を解除して比較出力に応じて閾値を変化させ
ることにより、有効な2値化出力を得るまでの回復時間
を短縮することができる。
【0048】すなわち、ディスク上の傷、ゴミ、汚れ等
によって入力信号に異常、特にレベル低下が生じた際
に、レベル検出回路のような検出手段が入力信号の異常
を検出し、閾値生成手段の状態を、入力信号に異常が生
じる前の状態に保持する。これにより、閾値生成手段の
生成する閾値は異常な入力信号、例えばレベルの低下し
た入力信号の影響を受けることがなくなり、入力信号の
異常が終了した際には、正しい閾値をいち早く生成する
ことができるようになる。従って、信号再生時のバース
トエラーを最小限に抑えることができる。
【0049】また、2値信号が本来持つべき特性が、累
積DSVが零に極力近い値をとる場合に、積分回路やロ
ーパスフィルタ等により2値化のための閾値生成が簡単
に行え、これらの積分回路やローパスフィルタ等に入力
される信号を遮断するだけの簡単な構成で異常検出前の
閾値を保持させることができる。
【0050】
【実施例】以下、本発明に係る信号2値化回路の好まし
い実施例について、図面を参照しながら詳細に説明す
る。
【0051】図1は、例えばコンパクトディスク(C
D)の再生装置に適用可能な本発明に係る信号2値化回
路の一実施例の構成を示す図である。この図1の構成に
おける上記図7の例に示したものと同じ部分には同じ指
示符号を付している。図1の構成においては、ディスク
上の傷、ゴミ、汚れ等のディフェクトを検出するための
ディフェクト検出回路10と、単極双投型の電子スイッ
チである切換スイッチ21とが新たに追加されている。
【0052】図示しない光ピックアップからの信号は、
図示しない増幅器等を通った後、図1の入力端子1に入
力される。以下この信号を再生RF信号と呼ぶ。
【0053】入力信号である上記再生RF信号は、電圧
比較器2の正入力端子および後述するディフェクト検出
回路10に供給される。
【0054】ここでは電圧比較器2は、正入力端子と負
入力端子にそれぞれ入力された信号の電圧の大小を比較
し、正入力端子の電圧の方が大きい場合にはハイレベル
として+5Vを、負入力端子の電圧の方が大きい場合に
はローレベルとして0Vを出力するものとする。電圧比
較器2の負入力端子には積分器4の出力信号が入力され
ている。従って電圧比較器2は、入力信号である再生R
F信号を、積分器4の出力を閾値として、+5Vと0V
に2値化していることになる。この場合積分器4は、閾
値生成手段として機能している。
【0055】電圧比較器2の出力は、減算器3に供給さ
れると共に、出力端子20を通じて図示しないクロック
再生回路、復調回路などに供給される。
【0056】減算器3においては、電圧比較器2の出力
電圧から基準電圧を減算する。基準電圧としては、電圧
比較器2の出力のハイレベルとローレベルの中点電位を
用いる。すなわち、本実施例においては+2.5Vとな
る。また、電圧比較器2や後述する積分回路5の入力オ
フセットを補正するために、上記中点電位から若干のず
れを与える場合もある。
【0057】減算器3の出力は、単極双投型の電子スイ
ッチである切換スイッチ21の一方の端子に供給され
る。切換スイッチ21の他方の端子は接地されており、
減算器3の出力と接地レベルとが選択されて積分器4に
供給されるように接続されている。また、切換スイッチ
21は、後述するディフェクト検出回路10から供給さ
れる制御信号によって制御される。制御信号がローレベ
ル“L”の時は減算器3側の接点が閉じ、制御信号がハ
イレベル“H”の時は接地側の接点が閉じるものとす
る。
【0058】積分器4は、切換スイッチ21を通じて選
択的に入力される減算器3の出力または接地レベルの信
号を積分し、その出力をを電圧比較器2の負入力端子に
供給する。
【0059】ディフェクト検出回路10は、再生RF信
号から欠陥、傷、ゴミ等による信号の劣化(以下ディフ
ェクトとする)を検出し、例えばディフェクトがある場
合にハイレベル“H”を、ない場合にローレベル“L”
を出力するものである。
【0060】ディフェクト検出回路10には、例えば信
号レベル検出回路を用いることができる。このディフェ
クト検出回路10の具体的な構成の一例を図2に示す。
【0061】図2において、入力された再生RF信号
は、ピークホールド回路11に供給される。ピークホー
ルド回路11によって、入力された再生RF信号のミラ
ーレベルが得られる。得られたミラーレベルの信号は、
電圧比較器12の負入力端子に入力される。電圧比較器
12の正入力端子には、一定の基準電圧が入力される。
この図2に示すディフェクト検出回路の動作について
は、図3と共に後で説明する。
【0062】次に、図1に示した再生信号2値化回路の
動作を説明する。
【0063】まず、ディフェクトが存在しない場合を考
える。この場合、ディフェクト検出回路は常にローレベ
ル“L”を出力しており、積分器4へは切換スイッチ2
1によって常に減算器3の出力が選択されて供給されて
いる。この場合は、本実施例の回路の動作は、上記図7
の従来例として示したものと全く同一であるため、説明
を省略する。
【0064】次に、ディフェクトが存在する場合を考え
る。例えば、ディフェクトのモデルとして、CDのディ
スク面上に1mmの光を透過しない領域(以下遮光帯と
呼ぶ)が存在した場合を考える。再生時の線速度を1.
2m/sとすると、1mmの遮光帯を通過するのに要す
る時間は833μsである。再生RF信号の波形は、図
3(A)に示すように、ミラーレベルがピットレベル側
に大きく偏る形となる。この場合、最適とされる閾値
は、図3(B)の破線で示されるようなものとなる。仮
に最適の閾値で2値化が行われた場合でも、図3(B)
中で概略tC 〜tD の範囲は、連続的な読み取りエラ
ー、いわゆるバーストエラーとなる。なおここでは、再
生信号2値化回路の応答時間によって生じるバーストエ
ラー長のみを考えることとする。実際の回路において
は、さらにサーボ回路やクロック再生回路などの応答時
間もバーストエラー長に関係する。
【0065】一方、ディフェクト検出回路10は再生R
F信号からディフェクトを検出し、例えば図3(C)に
示すようなディフェクト検出信号を出力する。このよう
な検出は、例えば図2の回路によって以下のように実現
される。
【0066】図2のピークホールド回路11は、再生R
F信号のミラーレベルを検出し、図3(D)のような波
形を出力する。これに対し、電圧比較器12の正入力端
子に与える基準電圧を、例えばディフェクトの影響のな
い再生RF信号のミラーレベルの2/3の電圧として図
3(D)の破線のような値dに設定する。これらの入力
によって、電圧比較器12から図3(C)のようなディ
フェクト検出信号が得られる。
【0067】図1の回路に戻って、このような場合の積
分回路4への入力は、図3中の時刻td0以前およびtd1
以後では切換スイッチ21によって減算器3の出力が選
択され、時刻td0〜td1では接地電位が選択される。従
って、積分器4が与える閾値は、図3(B)の実線で示
されるような軌跡となる。すなわち、本実施例における
閾値は、以下のようになる。
【0068】1.時刻td0以前では、従来の再生信号2
値化回路と同じように、制御帯域に応じた過渡応答によ
る閾値となる。 2.時刻td0〜td1では、時刻td0での閾値をそのまま
保持する。 3.時刻td1以降では、再び制御帯域に応じた過渡応答
となる。ただし、この時刻td1での初期値がディフェク
トによる影響のない領域での最適閾値に比較的近い値で
あり、最適の閾値への収束時間は従来の再生信号2値化
回路によるものよりもはるかに短い。
【0069】このような閾値によって再生RF信号を2
値化した場合には、概略図3(B)のtA 〜tE の範囲
がバーストエラーとなる。これは、最適閾値で2値化を
行った場合のバーストエラーの範囲tC 〜tD よりは若
干大きいものの、従来の構成の再生信号2値化回路で2
値化を行った場合のバーストエラーの範囲よりははるか
に小さい。
【0070】ここで、従来の再生信号2値化回路で2値
化を行った場合のバーストエラーの範囲を比較例として
挙げるために、図3(A)の再生RF信号に対して、図
1の再生信号2値化回路の切換スイッチ21の制御入力
が、仮にローレベルに固定されていた場合、すなわち従
来の図6の構成と同じ動作をする場合を考える。
【0071】この従来の構成の再生信号2値化回路は、
前述のように1次積分型の負帰還系であるため、応答に
は遅れが生じる。例えば制御帯域を200Hzとした場
合、1次積分型の負帰還系の時定数は 1/(2π・200)=0.80×10-3 すなわち約800μsである。これは、ステップ状の外
乱に対して、誤差が外乱の大きさの1/e(eは自然対
数の底)まで小さくなるのに要する時間である。ディス
ク上の遮光帯による再生RF信号のミラーレベルの変化
は完全にはステップ状ではないが、応答時間の参考値と
してステップ応答を考えると、再生信号2値化回路の与
える閾値は、概略図3(B)の一点鎖線のような軌跡を
取る。このような閾値で2値化を行った場合、概略tA
〜tB の範囲はバーストエラーとなる。これは、上記実
施例により2値化が行われた場合のバーストエラー範囲
A〜tE よりもはるかに大きな範囲であり、ディスク
上例えば約2mm程度の長さに相当する。
【0072】従って、上述したような実施例によれば、
上記従来の構成を用いた場合の比較例との対比からも明
らかなように、本実施例の回路の出力を復調し、誤り訂
正を行う際に、従来と同じバーストエラー訂正能力を用
いても、従来の再生装置よりもバーストエラー訂正能力
に余裕ができ、より大きなディフェクトに対しても再生
が可能な再生装置が実現できるようになる。
【0073】なお、ここでは本発明をCDの再生装置に
適用した場合の実施例を述べたが、累積DSVが零に近
づくような手法で変調を施されたRF信号が入力される
ような系であれば、CD以外の光ディスクの再生装置あ
るいは記録再生装置、磁気ディスクの記録再生装置など
様々な系に本発明を適用することができる。
【0074】また、図1のような回路を実施例として挙
げたが、本発明を実現するための構成はこの構成に限定
されるものではない。
【0075】例えば、積分器4の代わりに、低域に第1
の極を持つ不完全積分回路、すなわち1次のローパスフ
ィルタを用いることができる。この場合、系の直流分に
対する利得が有限の値に制限され、得られる閾値は定常
偏差を持つ代わりに、積分値の飽和の可能性が減少す
る。
【0076】また、再生RF信号を電圧比較器2に入力
する前に、ハイパスフィルタによってある程度低域成分
の変動を除去することも可能である。この場合ディフェ
クトに対する応答は、ハイパスフィルタのカットオフと
閾値制御の制御帯域の組み合わせによって複雑なものと
なるが、このような場合でも本発明の適用は一定の効果
を上げることができる。
【0077】さらに、ディフェクト検出回路の構成とし
ては、図2の構成例以外にも種々のものが考えられる。
【0078】例えば、電圧比較器12に供給される基準
電圧のかわりに、再生RF信号を長い時定数でピークホ
ールドした信号を、分圧あるいはレベルシフトして供給
することもできる。この場合、再生RF信号を長い時定
数でピークホールドしたものは、ディフェクトがない部
分のミラーレベルを与える。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る信号
2値化回路によれば、ディフェクトなどによって入力信
号に該乱要因によるレベル変動がある際には、入力信号
を2値化するための閾値レベルをその前の状態に保持す
るため、入力信号のレベル変動がなくなってからの閾値
レベルの最適値への回復時間が、系の制御帯域のみで決
まる応答時間よりも短くなる。
【0080】従って、ディスク上の傷、ゴミ、汚れ等に
よる同じ大きさのディフェクトが存在する場合でも、従
来と比較してバーストエラーの長さが短くなる。また、
同じ長さのバーストエラーが生じるようなディスク上の
ディフェクトの大きさは、従来よりも大きくなる。さら
にこれらによって、ディスク上の傷、ゴミ、汚れなどに
関して従来よりも劣悪な条件でも、従来並みの再生安定
度を得ることができるようになる。
【0081】ここで、入力信号として、累積DSVが零
に近い値をとるようなものである場合に、積分回路やロ
ーパスフィルタ等により容易に2値化のための閾値生成
が行え、これらの積分回路やローパスフィルタ等に入力
される信号を遮断するだけでレベル変動の前の閾値を保
持させることができ、回路構成が簡単で安価な供給が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック回路図
である。
【図2】ディフェクト検出回路の構成の一例を示す図で
ある。
【図3】ディフェクトがある際の、再生RF信号、閾値
レベル、ディフェクト検出信号波形、ピークホールドに
よるミラーレベル波形を示す図である。
【図4】変調出力信号のフレーム構成を示す図である。
【図5】変調出力信号のサブコーディングフレーム構造
を示す図である。
【図6】サンプル値の一例に対するEFM変調波形とデ
ジタルサムバリエーション(DSV)を示す図である。
【図7】信号2値化回路の従来例を示す図である。
【図8】ディスク上のピットの一例について、再生信号
波形とその2値信号の波形を示す図である。
【図9】アシンメトリの概念を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1…入力端子 2…電圧比較器 3…減算器 4…積分器 10…ディフェクト検出回路 11…ピークホールド回路 12…電圧比較器 20…出力端子 21…切換スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 20/18 550 Z 8940−5D

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号を閾値で比較し2値の信号に変換
    して出力する信号2値化回路において、 上記入力信号と上記閾値とを比較してその大小により2
    値信号を出力する比較手段と、 上記比較手段からの出力信号に応じて変化する閾値を求
    め、その閾値を上記比較手段に供給する閾値生成手段
    と、 上記入力信号の外部要因によるレベル変動を検出する検
    出手段と、 上記検出手段からのレベル変動検出出力に応じて、上記
    閾値生成手段を上記レベル変動が検出される以前の状態
    に保持する保持手段とを有することを特徴とする信号2
    値化回路。
  2. 【請求項2】上記入力信号は、累積デジタルサムバリエ
    ーションが零に近い値となるように変調された信号であ
    ることを特徴とする請求項1記載の信号2値化回路。
  3. 【請求項3】上記閾値生成手段は、積分回路またはロー
    パスフィルタであることを特徴とする請求項1記載の信
    号2値化回路。
  4. 【請求項4】上記検出手段は、入力信号の少なくとも片
    側の包絡線のレベルの大小を検出する回路であることを
    特徴とする請求項1記載の信号2値化回路。
  5. 【請求項5】上記閾値生成手段の状態を保持する保持手
    段は、該閾値生成手段に入力される信号を遮断するもの
    であることを特徴とする請求項1記載の信号2値化回
    路。
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