JP2002190164A - 光ディスク装置および光ディスク装置用ラン長制限符号 - Google Patents

光ディスク装置および光ディスク装置用ラン長制限符号

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JP2002190164A
JP2002190164A JP2000404348A JP2000404348A JP2002190164A JP 2002190164 A JP2002190164 A JP 2002190164A JP 2000404348 A JP2000404348 A JP 2000404348A JP 2000404348 A JP2000404348 A JP 2000404348A JP 2002190164 A JP2002190164 A JP 2002190164A
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Yukari Katayama
ゆかり 片山
Takatoshi Kato
崇利 加藤
Takeshi Maeda
武志 前田
Jiichi Miyamoto
治一 宮本
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】信号振幅を低下させることなく、変換レートが
良く、低周波スペクトルの低い、高次のPRML復号に
好適な符号を構成する。 【解決手段】マークの部分の最小の長さを3チャネルビ
ット以上、非マークの部分の最小の長さを2チャネルビ
ットとし、DC成分が一定になるように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DVDなどの光デ
ィスク装置に関し、特に、光ディスク装置において、記
憶媒体へのデータの記録に用いられるラン長制限符号に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から光ディスク装置においては、ユ
ーザデータをラン長制限符号(RLL符号)化し、それ
をNRZI変調で1、−1の2値データに変換し、1、
−1のそれぞれをマーク、非マークに割り当てて媒体に
書き込んでいた。光ディスク装置に用いられるラン長制
限符号としては、CD(Compact Disk)に
使用されているEFM符号、DVDに使用されているE
FMPlus(US Patent 5,696,50
5)符号が有名である。これらの符号については、例え
ば、米国特許第5696505号公報に開示されてい
る。
【0003】EFM符号、EFMPlus符号は、d=
2、k=10の(d、k)RLL符号である。
【0004】ここでd=2、k=10というのは、ラン
長制限符号上での“1”と“1”の間に入る“0”の数
の最小値と最大値である。NRZI変調では、ラン長制
限符号が“1”のとき、“1”→“−1”、“−1”→
“1”のように符号の反転を行い、ラン長制限符号が
“0”のときは符号はそのままという変換を行うので、
d+1が最小のマーク、非マークの長さとなる。すなわ
ちEFM符号やEFMPlus符号において最小のマー
ク、非マークの長さはともに3ビットであった。
【0005】近年、光ディスク装置においても更なる記
録密度の高密度化が要求されている。このため、光ディ
スク装置においてパーシャルレスポンス再尤復号方式
(Partial Response Maximum
Likelihood:以後PRMLと略記する)の
採用が検討されるようになってきた。
【0006】従来から、磁気ディスク装置では、記録密
度を向上させるために通信分野で使われている技術を応
用したPRMLが用いられていた。パーシャルレスポン
ス(PR)は、符号間干渉(隣り合って記録されている
ビットに対応する再生信号同士の干渉)を積極的に利用
して必要な信号帯域を圧縮しつつデータの再生を行う方
法である。また、ビタビ復号方式(ML)は、いわゆる
再尤系列推定方式の1種であって、再生波形のもつ符号
間干渉の規則を有効に利用し、複数時刻にわたる信号振
幅の情報に基づいてデータ再生を行う。PRMLに関し
ては、例えば、“電子情報通信学会論文誌C−Π,vo
l.J75−C−Π,No.11 pp.611−62
3「磁気ディスク用信号処理技術の最近の展開」三田誠
一”に詳細に述べられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ここで、最小のマーク
の大きさdを小さくすると、ユーザデータとラン長制限
符号の変換比m:nが小さくなり検出窓が広がるので、
ジッタの面で有利である。しかし、光ディスク装置で
は、最小のマークの大きさが真円に近くなるように設定
されるので、マークの長さが小さくなるとマークの幅も
小さくなり、マークの最小の大きさの信号振幅は、マー
ク長さの2乗に比例して小さくなるという問題があっ
た。たとえば、同じユーザデータ密度で書き込んだ場
合、d=1の(1,7)符号は変換比が2:3であり、
d=2の(2,7)符号は変換比が1:2である。しか
し、最小のマークの長さは(1,7)符号:(2,7)
符号=8:9と(1,7)符号のほうが8/9だけ小さ
くなる。信号振幅は2乗に比例するので、(1,7)符
号:(2,7)符号=64:81と約3/4になってし
まう。信号振幅が小さくなるとS/N比が下がり、エラ
ーが発生しやすくなる。このため、dを小さくして変換
比を下げ、検出窓を広げることができないという問題が
あった。
【0008】また、光ディスクにおいては、符号のDC
成分(マークと非マークの平均長の差)が大きいと、サ
ーボ制御におけるトラッキングエラーなど、各種のエラ
ー信号に変動が生じ易くなる、ジッタが生じ易くなるな
どという問題があり、DC成分がなるべく抑えられるこ
とが望まれる。
【0009】さらに、光ディスク装置においては、符号
の低周波成分が大きいと、サーボ制御におけるトラッキ
ングエラーを示すエラー信号など、各種のエラー信号に
変動が生じやすくなったり、あるいはジッタが生じ易く
なるので、符号の低周波成分はなるべく低く抑えておく
ことが望まれる。
【0010】また、光ディスク装置に用いられる記憶媒
体として二層媒体のものを用いる場合には、一方の層の
信号を検出する場合に、もう一方の層の信号が1/kの
周波数で示されるノイズとして現れるので、これらのノ
イズをハイパスフィルタで取り除くという方法が取られ
るが、符号の低周波成分が大きいと、このハイパスフィ
ルタによって信号のエネルギーまでが取り除かれること
となるので、良好な復号信号を得ることができない。こ
れらのことからしても、符号に含まれる低周波成分はな
るべく低く抑えられることが望まれる。
【0011】しかし、EFM−PLUSなど現状の光デ
ィスク装置用のラン長制限符号では、ユーザデータによ
り、DC成分が累積して増加するパターンなど、低周波
成分の大きいパターンが存在した。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題を解
決するために、マークの最小の大きさと非マーク部分の
最小の大きさを非対称とし、マークの部分の長さは3ビ
ット以上とするものである。
【0013】また、PRMLにおいて、記録密度を向上
させるためには高次のPRMLを用いるとよい。高次の
PRMLとは、パーシャルレスポンスのインパルス応答
長が3ビット以上であるものを言う。
【0014】
【表1】
【0015】表1に示すように、高次(PR(12
1),PR(1331))のPRMLでは、エラーパタ
ーン(±1)よりもユークリッド距離の小さいエラーパ
ターンが存在する。このようなエラーパターンは±(1
−1)というエラーパターンを含むので、d=1以上で
あれば、このようなパターンのエラーを除くことがで
き、復号性能を向上させることができる。したがって、
非マークの部分の長さは2ビットとするものである。
【0016】このような符号化を行うことにより、符号
に余裕ができるため、符号変換レートを改善することが
できる。また、DC特性を向上させることができる。
【0017】さらに好適には、本発明は、マークの部分
を−1、スペースの部分を1としたときの累積値RDS
(Running Digital Sum)を、一定
期間ごとに所定の値を加えた値に近づくように制御する
ものである。
【0018】このような符号化を行うことにより、符号
に含まれる低周波成分を低く抑えることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】図21は、本発明の一実施形態に
おける光ディスク装置の概略構成を示すブロック図であ
る。本発明は、以下に説明する実施形態に制限されるも
のではない。光ディスク装置は、以下に説明するよう
に、コンピュータシステムの記憶装置として用いられる
場合もあれば、テレビと接続されて据え置き型の画像、
音声記録再生装置として用いられる場合もある。また、
携帯ビデオカメラ、携帯音楽再生装置などの記録再生装
置として用いられる場合もある。
【0020】図21において、ホストインターフェイス
(ホストI/F)2107は、図示しないパーソナルコ
ンピュータなどのホストコンピュータとの間のデータ転
送を制御する。記録符号化回路2105は、ホストI/
F2107を介してホストコンピュータから受け取った
記録すべきユーザデータを、あらかじめ定められた規則
に従って変調し、記録媒体2101に記録できるデータ
に変換する(この処理を符号化という)。
【0021】記録再生アンプ2103は、符号化された
データを記録符号化回路2105から受け取り、記録再
生ヘッド2102に好適な電圧波形に変換する。記録再
生ヘッド2102では、受け取った電圧波形を光レーザ
ーに変換し、光のパワーにより媒体上にマークを書き込
む。データの読み出し時には、記録再生ヘッド2102
によりレーザー光を媒体に当て、マークと非マークの光
の反射強度の差を利用して、反射光によりデータを読み
出し、読み出した情報を電気情報に変換する。この電気
信号は、記録再生アンプ2103で適度な増幅が行われ
た後、データ再生回路2106へ出力される。
【0022】データ再生回路2104は、読み出された
信号に対して適切な帯域制限を行った後、この信号をア
ナログ、デジタル変換(サンプリング)して振幅情報に
変換する。データ再生回路2104は、この振幅情報に
基づいてビタビ(ML)復号を行い、もっとも確からし
いデータ系列を生成する。
【0023】得られたデータ列は、復号化回路2106
において、符号化回路2105と逆の復調が行われて
(この処理を復号化という)、元のデータが復元され
る。光ディスク装置では、以上のような手順によってデ
ータの記録再生が行われる。
【0024】本実施形態では、データ再生回路2104
で、PR(121)を用いる。すなわち、1ビットのマ
ーク/非マーク(1/−1)に対して、3ビットのイン
パルス応答(1,2,1/−1,−2,−1)があるも
のとして、データ再生回路内で波形等価し、ビタビ復号
を行う。表1に示したように、PR(121)を用いる
とユークリッド距離4のエラーがもっともユークリッド
距離の小さいエラーとなる。
【0025】エラーの発生頻度はユークリッド距離の関
数であり、ユークリッド距離が大きいエラーほど発生確
率が低くなる。たとえば、ユークリッド距離の2乗が4
のエラーのエラー発生確率が4*10^−3(10^n
は、10のn乗を示す)のとき、ユークリッド距離の2
乗が6のエラーの発生確率は、約6*10^−4であ
る。S/N比、エラーレートが良い場合には、ユークリ
ッド距離の2乗が4のときとユークリッド距離の2乗が
6の時のエラーの発生確率の比は更に広がる傾向にあ
る。したがって、ユークリッド距離の小さいエラー発生
パターンをラン長制限符号により理論的に排除できれ
ば、エラー発生率を小さく抑えることができる。
【0026】表1に示したように、PR(121)を用
いた場合、ユークリッド距離の2乗が4のエラーパター
ンは±(1,−1)または±(1,−1,1(−1、
1)^m)であり、ともに±(1,−1)を含む。ここ
で、エラーパターンは、マーク/非マーク(0/1)に
対して乗ることを前提に示されており、マークの部分0
を非マーク1とエラー判定した場合、エラーパターンは
1、非マークの部分1をマーク0とエラー判定した場
合、エラーパターンは−1となる。符号の最小のマー
ク、非マークの長さが2以上であると、±(1,−1)
のエラーパターンは発生することができず、ユークリッ
ド距離4のエラーを排除できる。したがって、エラーの
発生率を低く抑えることができる。なお、PRクラス
は、3ビット以上のインパルス応答を持つものであれ
ば、他のものであっても良い。
【0027】以下、マーク部分の最小の長さが3で、非
マーク部分の最小の長さが2のラン長制限符号の構成方
法および符号化回路について説明する。
【0028】図2は、本実施形態の符号化回路2105
のブロック図である。符号化回路2105は、図1に示
すように、マーク部分の最小のビット数は3、非マーク
部分の最小のビット数は2となるように作られている。
図1に示すように、符号化回路2105から出力される
符号列の0の部分はマーク、1の部分は非マークになる
ように媒体に書き込まれる。
【0029】ユーザデータは、ホストI/Fから信号線
204を通して送られる。次ステートレジスタ202
は、初期状態では“0”に初期化されている。8−14
変換器201は、次ステートレジスタ202の値と信号
線204を通して与えられたユーザデータから図3乃至
図7に示すテーブルに従った変換を行う。例えば、次ス
テートレジスタ202の値が0のとき、ユーザデータ
“0”が入力されると8−14変換器201の出力に
は、“10000000000001”が出力される。
【0030】8−14変換器201から出力される符号
列の最後の2ビットが“11”で終わっていれば、次ス
テートレジスタ202は、ステート0にセットされ、8
−14変換器201から出力される符号列の最後の2ビ
ットが“01”で終わっていれば、次ステートレジスタ
202はステート1にセットされる。また、8−14変
換器から出力される符号列の最後の1ビットが“0”で
終わっていれば、次ステートレジスタ202はステート
2にセットされる。
【0031】図3から図7に示すテーブルにおいて、前
の符号列が“11”で終了するステート0の出力符号列
には、最初の3ビットが“100”、“110”、“0
00”で始まり、上記の制約(1は必ず2ビット以上続
き、0は必ず3ビット以上続く)を満たす符号列が各ユ
ーザデータにユニークに割り当てられている。前の符号
列が“01”で終了するステート1の出力符号列には最
初の3ビットが“100”、“110”、“111”で
始まり、上記の制約(1は必ず2ビット以上続き、0は
必ず3ビット以上続く)を満たす符号列が各ユーザデー
タにユニークに割り当てられている。前の符号列が
“0”で終了するステート2の出力符号列には最初の3
ビットが“000”、“001”、“011”で始ま
り、上記の制約(1は必ず2ビット以上続き、0は必ず
3ビット以上続く)を満たす符号列が各ユーザデータに
ユニークに割り当てられている。
【0032】このような変換を行うと、前の出力符号列
が“10”で終了し、後の出力符号列が“011”で始
まる場合には、上記制約(1は必ず2ビット以上続き、
0は必ず3ビット以上続く)を満たさなくなる。したが
って、前の出力符号列が“10”で終了し、後の出力符
号列が“011”で始まる場合には、接続部変換器20
3でこの5ビットを“11”と“111”に変換する。
【0033】接続部変換器203は、変換器2034と
レジスタ2032を有している。レジスタ2032に
は、直前に行われた変換処理(以下、「1ステップ前」
と言う。)に使用された8−14変換器201から出力
される出力符号列が格納される。
【0034】変換器2034は、信号線2031から与
えられる8−14変換器201から出力された符号列の
最初の3ビットとレジスタ2032に貯えられた1ステ
ップ前の出力符号列の最後の2ビットに従って符号列の
変換を行う。8−14変換器201から出力された符号
列の最初の3ビットが“011”でない、またはレジス
タ2032に貯えられた1ステップ前の出力符号列の最
後の2ビットが“10”でない場合、変換器2034
は、レジスタ2032に貯えられた1ステップ前の出力
符号列を記録再生アンプ2103に、8−14変換器2
01の出力符号列をレジスタ2032に、それぞれその
まま出力する。8−14変換器201から出力された符
号列の最初の3ビットが“011”で、レジスタ203
2に貯えられた1ステップ前の出力符号列の最後の2ビ
ットが“10”の場合、変換器2034は、レジスタ2
032に貯えられた1ステップ前の出力符号列の最後の
2ビットを“10”から“11”に変換して再生アンプ
2203に出力し、8−14変換器201から出力され
た符号列の最初の3ビットを“011”から“111”
に変換してレジスタ2032に格納する。
【0035】元々、ステート0、“11”で終了した後
の符号列には“111”で始まる符号列は入っていな
い。このため、上述したような変換を行うことにより、
符号化回路2105が出力する符号列は、上記の制約を
満たす符号語になり、ユーザデータをユニークに変換す
ることができる。
【0036】図18は、本実施形態の復号化回路210
6のブロック図である。データ再生回路2104によ
り、マークの部分を0、非マークの部分を1として再生
されたデータ列が14ビットごとに復号化回路2106
に入力される。
【0037】接続部変換器303に信号線305を通し
てデータが入力されると、変換器3031は、入力デー
タの最初の3ビットとレジスタ3032に貯えられた、
1ステップ前に入力された14ビットデータの最後の2
ビットを調べる。入力データの最初の3ビットが“11
1”かつ、レジスタ3032の最後の2ビットが“1
1”であれば、レジスタ3032の最後の2ビットを
“11”から“10”に変換して14−変換器301に
出力する。また、入力データの最初の3ビットは、“1
11”から“011”に変換されてレジスタ3032に
格納される。
【0038】入力データの最初の3ビットが“111”
でない場合、またはレジスタ3032に保持されたデー
タの最後の2ビットが“11”でない場合には、レジス
タ3032に保持された値をそのまま14−8変換器3
01に出力する。入力データは、そのままレジスタ30
32に格納される。
【0039】14−8変換器301では、8−14変換
器201と逆の変換が行われる。次ステートレジスタ3
02は、最初0に初期化されている。14ビットのデー
タが入力されると、14−8変換器301は、図3から
図7に示した表のステートと入力された14ビットデー
タにしたがって、そのデータを変換し、ユーザデータを
信号線304に出力する。例えば、次ステートレジスタ
302が0のとき、14ビットデータ“1000000
0000001”が入力されると、ユーザデータ0が信
号線304に出力される。
【0040】符号化回路2105の場合と同様、14ビ
ットの入力符号列の最後の2ビットが“11”で終わっ
ていればステート0が、最後の2ビットが“01”で終
わっていればステート1が、最後の1ビットが“0”で
終わっていれば、ステート2が、それぞれ次ステートレ
ジスタ302にセットされる。このような符号化回路2
205の動作により、ユーザデータが復号される。
【0041】本実施形態において、マークの連続する長
さ、非マークの連続する長さは、ともに12である。
【0042】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。本実施形態における光ディスク装置は、図21
に示した第1の実施形態における光ディスク装置と同様
の構成を有する。本実施形態の光ディスク装置は、符号
化回路2105および復号化回路2106の構成が第1
の実施形態におけるものと異なる。
【0043】本実施形態の符号化器は、図1に示すよう
に、マーク部分の最小のビット数が3、非マーク部分の
最小のビット数が2となるような記録信号を生成し、符
号のDC成分を抑制する機能を有する。本実施形態にお
いても、符号化回路2105から出力された符号列の0
の部分はマーク、1の部分は非マークになるように媒体
に書き込まれる。
【0044】図19は、本実施形態の符号化回路210
5のブロック図である。
【0045】ユーザデータは、ホストI/F2107か
ら信号線404を通して符号化回路2105に入力され
る。符号化回路2105は、8−16変換器401、次
ステートレジスタ402、DSVカウンタ406、及び
接続部変換機403を有する。
【0046】次ステートレジスタ402及びDSVカウ
ンタ406は、初期状態では“0”に初期化されてい
る。次ステートレジスタ402及びDSVカウンタ40
6の値と信号線404を通して与えられたユーザデータ
により、図8から図17に示すテーブルに従った変換が
行われる。DSVカウンタ406の値が0または負のと
きは、図8から図12の変換テーブルにしたがった変換
が行われる。一方、DSVカウンタ406の値が正のと
きは、図13から図17の変換テーブルにしたがった変
換が行われる。図8から図12の変換表は0の個数より
1の個数が多い符号のみで構成され、図13から図17
の変換テーブルは1の個数より0の個数が多い符号のみ
で構成されている。このような変換テーブルに従って入
力データを変換することで、DC成分を制御することが
できる。
【0047】次ステートレジスタ402には、DSVカ
ウンタ406の値が0または負のとき用のマイナスステ
ートとプラスステートが保存されている。次ステートレ
ジスタ402のマイナスステートとプラスステートは、
下記のように設定される。8−16変換器401から出
力される符号列の最後の2ビットが“11”で終わって
いれば、次ステートレジスタ402のマイナスステー
ト、プラスステートはともに0にセットされる。8−1
6変換器401から出力される符号列の最後の2ビット
が“01”で終わっていれば、次ステートレジスタ40
2のマイナスステートは1にセットされ、プラスステー
トは0にセットされる。8−16変換器401から出力
される符号列の最後の2ビットが“10”で終わってい
れば、次ステートレジスタ402のマイナスステートは
2にセットされ、プラスステートは1にセットされる。
8−16変換器401から出力される符号列の最後の2
ビットが“00”で終わっていれば、次ステートレジス
タ402のマイナスステートは3にセットされ、プラス
ステートは1にセットされる。
【0048】図8から図12に示すテーブルにおいて、
前の符号列が“11”で終了するステート0の出力符号
列には、最初の3ビットが“100”、“110”、
“000”、“111”で始まり、上記の制約(1は必
ず2ビット以上続き、0は必ず3ビット以上続く)を満
たす符号列が、各ユーザデータにユニークに割り当てら
れている。
【0049】前の符号列が“01”で終了するステート
1の出力符号列には、最初の3ビットが“100”、
“110”、“111”で始まり、上記の制約(1は必
ず2ビット以上続き、0は必ず3ビット以上続く)を満
たす符号列が、各ユーザデータにユニークに割り当てら
れている。
【0050】前の符号列が“10”で終了するステート
2の出力符号列には、最初の3ビットが“000”、
“001”、“110”、“111”で始まり、上記の
制約(1は必ず2ビット以上続き、0は必ず3ビット以
上続く)を満たす符号列が、各ユーザデータにユニーク
に割り当てられている。
【0051】前の符号列が“00”で終了するステート
3の出力符号列には、最初の3ビットが“000”、
“011”、“001”で始まり、上記の制約(1は必
ず2ビット以上続き、0は必ず3ビット以上続く)を満
たす符号列が、各ユーザデータにユニークに割り当てら
れている。
【0052】図13から図17に示すテーブルにおい
て、前の符号列が“1”で終了するステート0の出力符
号列には、最初の3ビットが“100”、“110”、
“111”で始まり、上記の制約(1は必ず2ビット以
上続き、0は必ず3ビット以上続く)を満たす符号列
が、各ユーザデータにユニークに割り当てられている。
前の符号列が“0”で終了するステート1の出力符号列
には、最初の3ビットが“000”、“001”で始ま
り、上記の制約(1は必ず2ビット以上続き、0は必ず
3ビット以上続く)を満たす符号列が、各ユーザデータ
にユニークに割り当てられている。
【0053】このような変換を行うと、DSVカウンタ
406が0または負のとき、前の出力符号列は“10”
で終了し、後の出力符号列が“111”、または、“1
10”で始まる場合には、上記制約(1は必ず2ビット
以上続き、0は必ず3ビット以上続く)を満たさなくな
る。したがって、前の出力符号列が“110”で終了
し、後の出力符号列が“111”、または、“110”
で始まる場合、接続部変換機403により、前の出力符
号列の最後の3ビットを“110”から“000”に変
換する。ここで、前の出力符号列の最後の5ビットが
“01110”である場合、上記の制約(1は必ず2ビ
ット以上続き、0は必ず3ビット以上続く)を満たさな
くなる。このため、図8から図17の変換テーブルで
は、最後の5ビットが“01110”で終了する符号語
は除かれており存在しない。
【0054】接続部変換器403は、変換器4033と
レジスタ4032を有している。変換機4033には、
信号線4031を介して与えられる、8−16変換器4
01から出力された符号列の最初の2ビットと、レジス
タ4032に貯えられた1ステップ前の出力符号列の最
後の3ビットが入力され、8−16変換器401の出力
符号列の最初の2ビットが“11”でない、またはレジ
スタ4032に貯えられた1ステップ前の出力符号列の
最後の3ビットが“110”でない場合には、レジスタ
4032に貯えられた1ステップ前の出力符号列を符号
器出力として、そのまま記録再生アンプ2103に出力
する。そして、8−16変換器401の出力符号列をそ
のままレジスタ4032に格納する。8−16変換器4
01から出力された符号列の最初の2ビットが“11”
で、レジスタ4032に貯えられた1ステップ前の出力
符号列の最後の3ビットが“110”の場合、変換器4
033は、レジスタ4032に貯えられた1ステップ前
の出力符号列の最後の3ビットを“110”から“00
0”に変換して再生アンプ2103に出力し、8−16
変換器401の出力符号列をそのままレジスタ4032
に格納する。
【0055】このような変換を行うことにより、符号化
回路2105が出力する符号列は、上記の制約を満たす
符号語になり、ユーザデータをユニークに変換すること
ができる。本実施形態では、また、1ステップごとにD
SVカウンタ406をチェックし、DSVカウンタ40
6の値が負または0のときには、1の数が0の数より多
い符号語のみが配置された表を使用し、DSVカウンタ
406の値が正のときには、0の数が1の数より多い符
号語のみが配置された表を使用している。これにより、
DSVが累積して増えることはなく、一定以下に抑える
ことができる。
【0056】図20は、本実施形態における復号化回路
2106のブロック図である。復号化回路2106に
は、データ再生回路2104により、マークの部分は
0、非マークの部分は1として再生されたデータ列が1
6ビットごと入力される。
【0057】接続部変換機503に信号線505を通し
てデータが入力されると、変換器5031は、入力され
たデータの最初の2ビットとレジスタ5032に保持さ
れた1ステップ前に入力された16ビットデータの最後
の3ビットを調べる。入力データの最初の2ビットが
“11”、かつ、レジスタ5032の最後の3ビットが
“000”であれば、変換器5031は、レジスタ50
32の最後の3ビットを“111”から“110”に変
換して、16−8変換器501に出力する。入力データ
の最初の2ビットが“11”でない場合、またはレジス
タ5032の最後の3ビットが“000”でない場合、
変換器5031は、レジスタ5032の値をそのまま1
6−8変換器501に出力する。いずれの場合も、入力
データはそのままレジスタ5032に格納される。
【0058】16−8変換器501では、8−16変換
器401と逆の変換が行われる。次ステートレジスタ5
02は、最初プラスステート、マイナスステートともに
0に初期化されている。16ビットのデータが入力され
ると、16−8変換器501は、図8から図17に示す
表のステートと16ビットデータにしたがった変換を行
い、ユーザデータを信号線504に出力する。例えば、
次ステートレジスタ502がプラスステート、マイナス
ステートともに0のとき、16ビットデータ“1110
000011100000”が入力されると、16−8
変換器501は、ユーザデータ“255”を信号線30
4に出力する。
【0059】符号化回路2105の場合と同様、16ビ
ットの入力符号列の最後の2ビットが“11”で終わっ
ていれば、次ステートレジスタ502は、プラスステー
ト、マイナスステートともに0にセットされ、16ビッ
トの入力符号列の最後の2ビットが“01”で終わって
いれば、次ステートレジスタ402のマイナスステート
は1、プラスステートは0にセットされる。16ビット
の入力符号列の最後の2ビットが“10”で終わってい
れば、次ステートレジスタ402のマイナスステートは
2、プラスステートは1にセットされる。16ビットの
入力符号列の最後の2ビットが“00”で終わっていれ
ば、次ステートレジスタ402のマイナスステートは
3、プラスステートは1にセットされる。
【0060】復号化回路2106のこのような動作によ
り、ユーザデータを復号できる。図8から図12の表
と、図13から図17の表のユーザデータは重複するも
のがなく、各ステートの中にも重複するものがないの
で、ユニークに復号できる。
【0061】次に第3の実施形態について説明する。本
実施形態における光ディスク装置も、図21に示した第
1の実施形態における光ディスク装置と同様の構成を有
する。本実施形態の光ディスク装置は、符号化回路21
05および復号化回路2106の構成が第1及び第2の
実施形態におけるものと異なる。
【0062】本実施形態の符号化器も、図1に示すよう
に、マークの部分の最小のビット数は3、非マークの部
分の最小のビット数は2とする機能を有している。本実
施形態においても、符号化回路2105から出力される
符号列の0の部分はマーク、1の部分は非マークになる
ように、媒体に書き込まれる。
【0063】図22は、本実施形態の符号化回路210
5のブロック図である。
【0064】ユーザデータは、ホストI/F2107か
ら信号線2204を介してから符号化回路2105に入
力される。符号化回路2105は、8−15変換器22
01、次ステートレジスタ2202、DSVカウンタ2
206及び接続部変換機2203を有する。
【0065】次ステートレジスタ2202及びDSVカ
ウンタ2206は、初期状態では”0”に初期化されて
いる。
【0066】8−15変換器2201では、次ステート
レジスタ2202及びDSVカウンタ2206の値と信
号線2204を通して符号化回路2105に入力された
ユーザデータにより、図26から図43に示すテーブル
に従った変換が行われる。DSVカウンタ2206の値
が0または負のときは、図26から図34の変換テーブ
ルAにしたがって変換が行われる。一方、DSVカウン
タ2206の値が正のときは、図35から図43の変換
テーブルBにしたがって変換が行われる。
【0067】図26から図34の変換テーブルAは、
【0068】
【数1】(1の個数+1)≧(0の個数)
【0069】を満たす符号語のみで構成され、図35か
ら図43の変換テーブルBは、
【0070】
【数2】(0の個数)≧(1の個数+1)
【0071】を満たす符号語のみで構成されている。し
たがって、マークの部分を−1,非マークの部分を1と
おいたときの累積値RDS(Running Digi
talSum)を制御することができ、低周波成分を制
御できる。
【0072】次ステートレジスタ2202には、変換で
使用されるステートが格納されている。次ステートレジ
スタのステートは、以下のように設定される。
【0073】8−15変換器2201から出力される符
号列の最後の2ビットが”11”で終わっていれば、次
ステートレジスタ2202のステートは0にセットされ
る。8−15変換器2201から出力される符号列の最
後の2ビットが”01”で終わっていれば、ステートは
1にセットされる。8−15変換器2201から出力さ
れる符号列の最後の2ビットが”10”で終わっていれ
ば、ステートは2にセットされる。8−15変換器22
01から出力される符号列の最後の3ビットが”10
0”で終わっていれば、ステートは3にセットされ、8
−15変換器2201から出力される符号列の最後の3
ビットが”000”で終わっていれば、ステートは4に
セットされる。
【0074】また、8−15変換器2201から出力さ
れる符号列に従って、(1の数)*1+(0の数)*
(−1)+1の値がDSVカウンタ2206の値に加え
られる。
【0075】接続部変換機2203は、変換器2233
及びレジスタ2232を有する。接続変換機2203
は、表4に示す変換を行う。
【0076】
【表4】
【0077】ここで、レジスタ2232には、1ステッ
プ前の出力符号列が格納されている。
【0078】変換器2233は、8−15変換器220
1から信号線2231を介して変換器2233に入力さ
れる符号列の最初の6ビット及びレジスタ2232に格
納された1ステップ前の出力符号列の最後の3ビットと
表4に示された変換前のパターンとを比較し、表4にお
いて当該パターンに対応付けられている変換後のパター
ンを、符号器の出力として再生アンプ2103へ出力
し、当該パターンに対応付けられている”DSVの変
化”の値をDSVカウンタ2206の値に加える。さら
に、接続部変換機2203は、入力された8−15変換
器2201の出力符号列をそのままレジスタ2232に
格納する。
【0079】図26から図43に示す変換テーブルA、
Bでは、表2に示すような符号語が各ユーザデータにユ
ニークに割り当てられている。
【0080】
【表2】
【0081】ここで、表2に示す符号語の分類を表3に
示す。
【0082】
【表3】
【0083】たとえば、ステート0には、上記の制約
(1は必ず2ビット以上続き、0は必ず3ビット以上続
く)を満たす、分類A、B−Π、C−Π、Dの符号語す
なわち、000で始まる符号語、100で始まる100
0000000xxxxx,100011000000
xxx、100001100000xxx、10000
0110000xxx、100000011000xx
x以外の符号語、1100000011xxxxx、1
1000000011xxxx、1100000000
11xxx、111で始まる符号語が割り当てられてい
る。
【0084】表2、表3に示すような符号の割り当てを
した場合、符号の接続部で上記の制約(1は必ず2ビッ
ト以上続き、0は必ず3ビット以上続く)を満たさない
場合が発生する。この場合、すでに示した表4に基づく
変換を行い、上記の制約(1は必ず2ビット以上続き、
0は必ず3ビット以上続く)を守るようにする。
【0085】表4の変換aを行うと、1変換前の出力符
号列の最後の5ビットが”01110”である場合、上
記の制約(1は必ず2ビット以上続き、0は必ず3ビッ
ト以上続く)を満たさないが、図26から図43の変換
テーブルでは最後の5ビットが”01110”で終了す
る符号語を除いてあるので、変換テーブルには上記制約
を満たさないパターンは存在しないこととなる。
【0086】このような変換を行うことにより、本符号
化回路2105から出力される符号列は上記の制約を満
たす符号語になり、ユーザデータをユニークに変換する
ことができる。
【0087】また、符号化回路2105は、1つの変換
処理ごとにDSVカウンタ2206の値をチェックし、
DSVカウンタ2206の値が負または0のときには、
数1を満たす符号語のみを配置した図26から図34を
選択し、DSVカウンタ2206の値が正のときには、
数2を満たす符号語のみを配置した図35から図43を
選択して変換を行っているのでDSVが累積して増える
ことはなく、DSVの値を一定以下に抑えることができ
る。
【0088】図23は本実施形態の復号化回路2106
のブロック図である。復号化回路2106は、接続部変
換機2303、次ステートレジスタ2302及び15−
8変換器2301を有する。復号化回路2106には、
データ再生回路2104からマークの部分は0、非マー
クの部分は1として再生されたデータ列が15ビットご
とに入力される。
【0089】接続部変換機2303は、変換器2331
及びレジスタ2332を有する。また、レジスタには1
ステップ前に接続部変換機2303に入力されたデータ
列の15ビット分が格納される。
【0090】接続部変換機2303に信号線2305を
通してデータが入力されると、変換器2331は表4に
したがって逆変換を行う。すなわち、変換機2331に
入力されたデータが表4の「分類」に示される符号語で
あり、かつレジスタ2332に格納された15ビットの
データの最後の3ビットが表4に示される変換後の「1
ステップ前の符号語の末尾」に等しいとき、変換器23
31は、対応する表4に示される変換前の「1ステップ
前の符号語の末尾」のデータを、15−8変換器230
1に出力し、入力データおよびレジスタ2332の最後
の3ビットが表4に示される変換後の値でないときは、
レジスタ2332の値をそのまま15−8変換器230
1に出力する。また、いずれの場合も、接続部変換機2
303に入力されたデータは、そのままレジスタ233
2に格納される。
【0091】15−8変換器2301は、8−15変換
器2201と逆の変換を行う。
【0092】次ステートレジスタ2302は、最初は0
に初期化されている。接続部変換機2303から15ビ
ットのデータが15−8変換器2301に入力される
と、15−8変換器2301は、図26から図43に示
す表のステートと入力された15ビットデータにしたが
って、ユーザーデータを信号線2304に出力する。た
とえば次ステートレジスタ2302が0のとき、15ビ
ットデータ”111111110001111”が15
−8変換器2301に入力されると、15−8変換器2
301はユーザデータ255を信号線2304に出力す
る。
【0093】次ステートレジスタ2302は、符号化回
路2205の場合と同様に、15ビットの入力符号列の
最後の2ビットが”11”で終わっていれば、0にセッ
トされ、15ビットの入力符号列の最後の2ビットが”
01”で終わっていれば1、”10”で終わっていれば
2、15ビットの入力符号列の最後の3ビットが”10
0”で終わっていれば3、”000”で終わっていれば
4にセットされる。
【0094】このように動作することにより、本実施形
態の復号化回路2106は、ユーザデータを復号するこ
とができる。
【0095】また、図26から図43の表では、重複す
る符号は同じユーザデータに割り当てられており、各ス
テートの中にも重複するものがないので、復号化回路2
106は入力された符号をユニークに復号することがで
きる。
【0096】またDSVカウンタ2206には、1回変
換する毎に実際のDSV値より1多い値が加算される。
また、符号化回路2105は、DSVカウンタ2206
が0以下ならば数1を満たす符号のみで構成されるテー
ブルA、DSVカウンタが0より大ならば数2を満たす
符号のみで構成されるテーブルBを選択して符号化処理
を行う。これらの構成によって、符号の実際のDSV値
を図24に示されるように15チャネルビット毎に−1
だけ小さくなる線を中心とする一定の範囲内に制御する
ことができる。
【0097】図25に本実施形態を使用した装置の周波
数特性及び従来技術であるEFM−Plusの周波数特
性を示す。本実施形態を採用した場合に、従来技術に比
較して低周波スペクトルが低く抑えられていることがわ
かる。
【0098】次に第4の実施形態について説明する。
【0099】本実施形態における光ディスク装置も、図
21に示した第1の実施形態における光ディスク装置と
同様の構成を有する。本実施形態の光ディスク装置は、
符号化回路2105および復号化回路2106の構成が
他の実施形態におけるものとは異なる。
【0100】第4の実施形態の符号化器も、図1に示す
ように、マークの部分の最小のビット数は3、非マーク
の部分の最小のビット数は2とする機能、したがって、
符号のDC成分を抑制する機能を有している。本実施形
態においても符号化回路2105から出力される符号列
の0の部分はマーク、1の部分は非マークになるよう
に、媒体に書き込まれる。
【0101】図44に符号化回路2105のブロック図
を示す。符号化回路2105は、次ステートレジスタ4
402、DSVカウンタ4406、8−14変換器44
01及び接続部変換機4403を有する。
【0102】ユーザデータは、ホストI/F2107か
ら信号線4404を介して符号化回路2105に入力さ
れる。
【0103】次ステートレジスタ4402及びDSVカ
ウンタ4406は、初期状態では”0”に初期化されて
いる。
【0104】符号化回路2105では、次ステートレジ
スタ4402の値、DSVカウンタ4406の値及び信
号線4404を通して符号化回路2105に入力された
ユーザデータにより、図48から図56に示すテーブル
に基づいた変換が行われる。DSVカウンタ4406の
値が正のときは、図48から図56のtableAを用
いて変換が行われる。一方、DSVカウンタ4406の
値が0または負のときは、図48から図56のtabl
eBにしたがって変換が行われる。図48から図56の
左側の5列がtableAであり、図48から図56の
右側の5列がtableBである。これらのテーブル
は、符号語を10進数で表している。図48から図56
のtableA及びtableBの網掛けがされている
部分はtableA及びtableBで互いに符号語が
異なり、網掛けがされていない部分は同じ符号語で構成
されている。
【0105】図48から図56のtableAの網掛け
がされている部分は、14ビットの符号語中の1の数が
0の数に比べて極端に少ない符号語のみ、すなわち1の
数が5以下の符号語のみで構成されている。一方、図4
8から図56のtableBの網掛けがされている部分
は14ビットの符号語中の1の数が0の数に比べて多い
符号語のみ、すなわち1の数が8以上の符号語のみで構
成されている。したがって、マークの部分を−1,非マ
ークの部分を1とおいたときの累積値RDS(Runn
ing Digital Sum)を、網掛けがなされ
ている符号が選択される場合に制御することができ、低
周波成分を制御できる。
【0106】次ステートレジスタ4402には、0から
4の値をとるステートが格納される。このステートは、
下記のように設定される。
【0107】8−14変換器4401から出力される符
号列の最後の2ビットが”11”で終わっていれば、次
ステートレジスタ4402の示すステートは0にセット
される。8−14変換器4401から出力される符号列
の最後の2ビットが”01”で終わっていれば、ステー
トは1にセットされる。8−14変換器4401から出
力される符号列の最後の2ビットが”10”で終わって
いれば、ステートは2にセットされる。8−14変換器
4401から出力される符号列の最後の3ビットが”1
00”で終わっていれば、ステートは3にセットされ
る。8−14変換器4401から出力される符号列の最
後の3ビットが”000”で終わっていれば、ステート
は4にセットされる。
【0108】また、8−14変換器4401から出力さ
れる符号列に従い、(1の数)*1+(0の数)*(−
1)+2の値がDSVカウンタ4406の値に加えられ
る。
【0109】図48から図56に示す変換テーブルにお
いては、前の符号列が”11”で終了するステート0の
出力符号列には最初の3ビットが”100”、”11
0”、”000”で始まり、上記の制約(1は必ず2ビ
ット以上続き、0は必ず3ビット以上続く)を満たす符
号列が各ユーザデータにユニークに割り当てられてい
る。前の符号列が”01”で終了するステート1の出力
符号列には最初の3ビットが”100”、”11
0”、”111”で始まり、上記の制約(1は必ず2ビ
ット以上続き、0は必ず3ビット以上続く)を満たす符
号列が各ユーザデータにユニークに割り当てられてい
る。前の符号列が”100”で終了するステート2の出
力符号列には最初の3ビットが”000”、”00
1”、”011”で始まり、上記の制約(1は必ず2ビ
ット以上続き、0は必ず3ビット以上続く)を満たす符
号列が各ユーザデータにユニークに割り当てられてい
る。前の符号列が”000”で終了するステート2の出
力符号列には最初の3ビットが”000”、”00
1”、”011”、”11”で始まり、上記の制約(1
は必ず2ビット以上続き、0は必ず3ビット以上続く)
を満たす符号列が各ユーザデータにユニークに割り当て
られている。前の符号列が”10”で終了するステート
2の出力符号列には最初の3ビットが”000”、”0
01”、”011”で始まり、上記の制約(1は必ず2
ビット以上続き、0は必ず3ビット以上続く)を満たす
符号列が各ユーザデータにユニークに割り当てられてい
る。
【0110】このような変換を行うと、前の出力符号列
が”10”で終了し、後の出力符号列が”011”で始
まる場合には、上記制約(1は必ず2ビット以上続き、
0は必ず3ビット以上続く)を満たさなくなる場合が発
生する。これに対処するために、接続部変換機4403
は、前の出力符号列が”10”で終了し、後の出力符号
列が”011”で始まる場合には、この5ビットを”1
1”と”111”に変換する。
【0111】接続部変換機4403は、変換機4433
及びレジスタ4432を有している。接続部変換機44
03は以下のように動作する。
【0112】変換器4433は、信号線4431を介し
て変換器4433に入力される8−14変換器4401
の出力符号列の最初の3ビット及びレジスタ4432に
格納された1ステップ前の出力符号列の最後の2ビット
をチェックする。8−14変換器4401の出力符号列
の最初の3ビットが”011”でないか、またはレジス
タ4432に貯えられた1ステップ前の出力符号列の最
後の2ビットが”10”でない場合には、レジスタ44
32に格納された1ステップ前の出力符号列を符号器出
力としてそのまま記録再生アンプ2103に出力する。
また、接続部変換器4403は、8−14変換器440
1の出力符号列をそのままレジスタ4432に格納す
る。
【0113】変換機4433は、8−14変換器440
1の出力符号列の最初の3ビットが”011”で、レジ
スタ4432に格納された1ステップ前の出力符号列の
最後の2ビットが”10”の場合には、レジスタ443
2に格納された1ステップ前の出力符号列の最後の2ビ
ットを”10”→”11”に変換して、符号器出力とし
て再生アンプ2103に出力する。また、接続部変換器
4403は、8−14変換器4401の出力符号列の最
初の3ビットを”011”→”111”に変換してレジ
スタ4432に格納する。
【0114】元々、ステートの値が0であり、前の符号
列の末尾が”11”で終了した後の符号列には”11
1”で始まる符号列は入っていないため、このような変
換を行うことにより、本符号化回路2105が出力する
符号列は上記の制約を満たす符号語になり、符号化回路
2105は、ユーザデータをユニークに変換することが
できる。
【0115】符号化回路2105は、1回の変換処理ご
とにDSVカウンタ4406の値をチェックし、DSV
カウンタ4406の値が正のときには、”0”の数が”
1”の数+2より多い符号語をなるべく配置している図
48から図56のTableAを、DSVカウンタ44
06の値が負または0のときには、”1”の数+2が”
0”の数より多い符号語をできる限り配置している図4
8から図56のTableBを選択して変換処理を行う
ので、符号語のDC成分を制御することができる。
【0116】図45は本実施形態の復号化回路2106
のブロック図である。復号化回路2106には、データ
再生回路2104から、マークの部分は0、非マークの
部分は1として再生されたデータ列が14ビットごとに
入力される。
【0117】復号化回路2106は、接続部変換機45
03、次ステートレジスタ4502及び14−8変換器
4501を有する。
【0118】さらに、接続部変換機4503は、変換器
4531及びレジスタ4532を有する。
【0119】レジスタ4532には、信号線4505か
ら入力された1ステップ前の符号列が格納されている。
【0120】復号化回路2106における復号化処理
は、以下のようにして行われる。
【0121】接続部変換器4503に信号線4505を
介してデータが入力されると、変換器4531は、レジ
スタ4532に格納された1ステップ前の信号線450
5から入力された符号列の最後の2ビットが”11”
で、信号線4505から入力された符号列の最初の3ビ
ットが”111”の場合には、レジスタ4532に格納
された1ステップ前の出力符号列の最後の2ビットを”
10”に変換して、14−8変換器4501に出力す
る。又、接続部変換機4503は、信号線4505から
入力された符号列を最初の3ビットを”011”に変換
してレジスタ4532に格納する。接続部変換機450
3に入力されるデータの最初の3ビットおよびレジスタ
4532に格納された符号列の最後の2ビットが”1
1””111”でないときは、変換器4531は、レジ
スタ4532の値をそのまま14−8変換器4501に
出力し、接続部変換機4503は入力データの値をその
ままレジスタ4532に格納する。
【0122】14−8変換器4501では、8−14変
換器4401と逆の変換が行われる。
【0123】次ステートレジスタ4502は最初0に初
期化されている。14−8変換器4501に14ビット
のデータが入力されると、14−8変換器4501は、
第48図から第56図に示す表のステートと14ビット
データにしたがって、ユーザーデータを信号線4504
に出力する。
【0124】次ステートレジスタ4502は、符号化回
路4405の場合と同様、14ビットの入力符号列の最
後の2ビットが”11”で終わっていれば、0にセット
され、14ビットの入力符号列の最後の2ビットが”0
1”で終わっていれば1、”10”で終わっていれば
2、14ビットの入力符号列の最後の3ビットが”10
0”で終わっていれば3、”000”で終わっていれば
4にセットされる。
【0125】このように動作することにより、復号化回
路2106は、ユーザデータを復号することができる。
図48から図56に示されたTableAとTable
Bでは、重複する符号は同じユーザデータに割り当てら
れており、各ステートの中にも重複するものがないの
で、復号化回路2106は、ユーザデータをユニークに
復号することができる。
【0126】またDSVカウンタ4406では、1回変
換が行われる毎に実際のDSV値よりも2多い値が加算
される。
【0127】符号化回路2105は、DSVカウンタ4
406の値が0以下ならば、比較的、”1”の数+2
が”0”の数よりも多い符号で構成した図48から図5
6に示されたTableBを選択し、DSVカウンタ4
406の値が0より大ならば、比較的、”1”の数+2
が”0”の数よりも少ない符号を満たす符号で構成され
る図48から図56に示されたTableAを選択して
変換を行う。これらの構成により、符号化回路2105
は、図46に示されるように14チャネルビット毎に−
2だけ小さくなる線を中心として符号の実際のDSV値
が一定の範囲に収まるように制御することができる。
【0128】図47に本実施形態を採用した光ディスク
装置の周波数特性と、従来技術であるEFM−Plus
を用いた光ディスク装置の周波数特性を示す。本実施形
態を採用したほうが、従来技術に比較して低周波スペク
トルが低く抑えられていることがわかる。
【0129】本実施形態においては、ユーザデータの1
バイト毎に、現在のDSV値から、次に選ぶテーブルを
決定したが、図48から図56に示されたTableA
とTableBの値が異なるところでのみDSV値を計
算する方法を取っても良い。すなわち、ある時刻1でユ
ーザデータおよびステートに対するTableAとTa
bleBの値が異なっているとする。その後、時刻2に
到達したとき、初めてユーザデータおよびステートに対
するTableAとTableBの値が異なったとする
と、時刻2の1変換時刻前までの累積DSV値を時刻1
でTableAの値を用いた場合と時刻1でTable
Bの値を用いた場合でそれぞれ計算し、時刻2の1変換
時刻前までの累積DSV値が小さくなるように時刻1で
用いるテーブルを決定するという方法である。この方法
を採用すると、本実施形態を採用するよりも回路規模な
どは大きくなるが、低周波数特性についてはより低く抑
えることができる。
【0130】次に第5の実施形態について説明する。
【0131】本実施形態における光ディスク装置も、図
21に示した第1の実施形態における光ディスク装置と
同様の構成を有する。本実施形態の光ディスク装置は、
符号化回路2105および復号化回路2106の構成が
他の実施形態におけるものとは異なる。
【0132】本実施形態の符号化器も、図1に示すよう
にマークの部分の最小のビット数は3、非マークの部分
の最小のビット数は2とする機能、すなわち、符号のD
C成分を抑制する機能を有する。本実施形態において
も、本符号化回路2105から出力される符号列の0の
部分はマーク、1の部分は非マークになるように、媒体
に書き込まれる。
【0133】図54に符号化回路2105のブロック図
を示す。符号化回路2105は、次ステートレジスタ5
402、DSVカウンタ5406、接続部変換機540
3、8:14の符号変換を行う8−14変換器540
1、8:15の符号変換を行う8−15変換器540
6、マルチプレクサ5407及びコントローラ(図示し
ない)を有する。
【0134】ユーザデータはホストI/F2107から
信号線5404を通して符号化器2105に入力され
る。
【0135】次ステートレジスタ5402及びDSVカ
ウンタ5406は、初期状態では”0”に初期化されて
いる。
【0136】符号化回路2105では、次ステートレジ
スタ5402の値、DSVカウンタ5406の値及び信
号線5404を介して与えられたユーザデータにより、
図26から図43又は図57から図62に示すテーブル
に基づいて変換が行われる。
【0137】8−14変換器5401は、図57から図
62のテーブルに基づいて変換を行う。一方、8−15
変換器5406は、第3の実施形態にて用いた、図26
から図43に示したテーブルに基づいて変換を行う。
【0138】図57から図62のテーブルは、第4の実
施形態で用いたように、10進数で表示され、左の5列
がtableAであり、右の5列がtableBであ
る。tableAとtableBの網掛けがされている
部分は互いに異なる符号語で構成されおり、網掛けがさ
れていない部分は互いに同じ符号語で構成されている。
TableAにおいて網掛けがなされている部分は、1
4ビットの符号語中の1の数が0の数に比べて極端に少
ない符号語のみで構成されている。一方、tableB
において網掛けがなされている部分は、14ビットの符
号語中の1の数が0の数に比べて多い符号語のみで構成
されている。
【0139】8−14変換器5401は、ときは、図5
7から図62のtableAを用いて変換を行う。一
方、DSVカウンタ5406の値が0または負のとき
は、図57から図62のtableBにしたがって変換
を行う。このような構成とすることによって、符号化器
2501は、マークの部分を−1,非マークの部分を1
とおいたときの累積値RDS(Running Dig
ital Sum)を制御することができ、低周波成分
を制御できる。
【0140】8−15変換器5406は、DSVカウン
タ5406の値が0または負のときは、図26から図3
4の変換テーブルにしたがって変換を行う。一方、DS
Vカウンタ5406の値が正のときは、図35から図4
3の変換テーブルにしたがって変換を行う。
【0141】図26から図34の変換テーブルは、0の
個数より1の個数が多い符号のみで構成されている。一
方、図35から図43の変換テーブルは、1の個数より
0の個数が多い符号のみで構成されている。8−14変
換より8−15変換のほうが符号の冗長度が大きいの
で、その分だけ強力にDC成分を制御できる。
【0142】本実施形態においては、符号化器2105
は、コントローラ(図示せず)を使用して、8−14変
換器5401と8−15変換器5406での変換を一定
周期で切り替えて変換を行う。
【0143】たとえば、符号化器2105は、N回の変
換中M回は8−14変換器5401を用い、N回中(N
−M)回は8−15変換器5406を用いる。図56に
N=4、M=3である場合の例を示す。図56では、符
号化器2105は、4回中3回は8−14変換器540
1を用いて8−14変換を行い、4回中1回は8−15
変換器5406を用いて、8−15変換を行う。上記の
変換結果を、マルチプレクサ5407を用いて接続部変
換機5403に出力する。
【0144】接続部変換機5403は、マルチプレクサ
5407からの出力が8−14変換器の出力である時は
以下の2通りの変換を行う。
【0145】(1)前の出力符号列が”10”で終了
し、後の出力符号列が”011”で始まる場合には、こ
の5ビットを”11”と”111”に変換する。これ
は、第4の実施形態と同じ変換である。
【0146】(2)前の出力符号列が”01”で終了
し、後の出力符号列が”011111”で始まる場合に
は、前の出力符号列の最後の2ビットを”00”に変換
する。
【0147】マルチプレクサ5407からの出力が8−
15変換器5406の出力である時は第3の実施形態と
同じ変換を行う。
【0148】次ステートレジスタ5402には0〜4の
値をとるステートが格納される。ステートは下記のよう
に設定される。マルチプレクサ5408から出力される
符号列の最後の2ビットが”11”で終わっていれば、
次ステートレジスタ5402の示すステートは0にセッ
トされる。マルチプレクサ5408から出力される符号
列の最後の2ビットが”01”で終わっていれば、ステ
ートは1にセットされる。マルチプレクサ5408から
出力される符号列の最後の2ビットが”10”で終わっ
ていれば、ステートは2にセットされる。マルチプレク
サ5408から出力される符号列の最後の3ビットが”
100”で終わっていれば、ステートは3にセットされ
る。マルチプレクサ5408から出力される符号列の最
後の3ビットが”000”で終わっていれば、ステート
は4にセットされる。
【0149】また、変換された符号が8−14変換器5
401から出力されるタイミングでは、マルチプレクサ
5408から出力される符号列に従い、(1の数)*1
+(0の数)*(−1)+2の値がDSVカウンタ54
06の値に加えられる。変換された符号が8−15変換
器5406から出力されるタイミングでは、マルチプレ
クサ5408から出力される符号列に従い、(1の数)
*1+(0の数)*(−1)+1の値がDSVカウンタ
5406の値に加えられる。
【0150】このような変換を行うことにより、符号化
回路2105が出力する符号列は上記の制約を満たす符
号語になり、符号化回路2105はユーザデータをユニ
ークに変換することができる。
【0151】また、変換の1ステップごとに符号化回路
2105はDSVカウンタ5406の値をチェックし、
変換に使用する表を使い分ける。この構成によって、符
号化回路2105は、符号語のDC成分を制御すること
ができる。
【0152】更に、符号化回路2105が冗長度が少な
くDC制御機能の小さい変換テーブルを使用する8−1
4変換器5401と、冗長度が大きくDC制御機能の大
きい変換テーブルを使用する8−15変換器5406を
使い分ける構成となっている。この構成により、本実施
形態の符号化回路2105は、DC制御を第4の実施形
態における符号化器より強力に行いかつ第3の実施形態
における符号化器より冗長度の低い(本実施形態では
8:14.25)符号列を生成することができる。
【0153】図55は本実施形態の復号化回路2106
のブロック図である。復号化回路2106は、接続部変
換機5503、次ステートレジスタ5502、14−8
変換器5501及び15−8変換器5506を有する。
【0154】さらに、接続部変換機5503は、変換器
5531、レジスタ5532及びコントローラ(図示し
ない)を有する。レジスタ5532には、信号線550
5から入力された1ステップ前の符号列が格納されてい
る。
【0155】復号化回路2106における復号化処理
は、符号化の時と逆の処理を行うことによって行われ
る。
【0156】復号化回路2106には、データ再生回路
2104から、マークの部分は0、非マークの部分は1
として再生されたデータ列がタイミングにより15ビッ
トまたは14ビット単位に入力される。まず、接続部変
換器5503が、符号化時と逆の変換を行う。次に、復
号化回路2106はコントローラを用いて、14−8変
換器5501及び15−8変換器5507をデータ再生
回路2104から入力されるデータ列の種類によって使
い分けて変換を行う。このような構成を有することによ
って、復号化回路2106はユーザデータを復元するこ
とができる。
【0157】以上説明した実施形態によれば、光ディス
ク装置において、媒体から取得される信号の振幅を下げ
ることなく、PRML信号処理を用いた場合に最適なラ
ン長制限符号を生成することができる。
【0158】特に、第1の実施形態によれば、変換レー
トの良いラン長制限符号を生成することができる。ま
た、第2の実施形態によれば、DCフリー特性の良いラ
ン長制限符号を生成することができる。
【0159】また、第3の実施形態によれば、信号振幅
を下げることなく、低周波スペクトルを抑えることによ
り、2層媒体に適し、またPRML信号処理を用いた場
合に最適な、ラン長制限符号を、8:15という低い変
換レートにより、生成することができる。
【0160】さらに、第4の実施形態によれば、8:1
4という低い変換レートにより、DCフリー特性をおさ
えたラン長制限符号を生成することができる。
【0161】また、第5の実施形態によれば、第3の実
施形態よりも小さい変換レートで第4の実施形態よりも
DCフリー特性をおさえたラン長制限符号を生成するこ
とができる。
【0162】
【発明の効果】本発明によれば、信号振幅を下げること
なく、PRML信号処理を用いた場合に最適なラン長制
限符号を生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された光ディスク装置による媒体
上へのマークの形成の様子を示す概要図である。
【図2】第1の実施形態における符号器のブロック図で
ある。
【図3】第1の実施形態における符号変換表(一部)を
示す図である。
【図4】第1の実施形態における符号変換表(一部)を
示す図である。
【図5】第1の実施形態における符号変換表(一部)を
示す図である。
【図6】第1の実施形態における符号変換表(一部)を
示す図である。
【図7】第2の実施形態における符号変換表(一部)を
示す図である。
【図8】第2の実施形態における符号変換表(一部)を
示す図である。
【図9】第2の実施形態における符号変換表(一部)を
示す図である。
【図10】第2の実施形態における符号変換表(一部)
を示す図である。
【図11】第2の実施形態における符号変換表(一部)
を示す図である。
【図12】第2の実施形態における符号変換表(一部)
を示す図である。
【図13】第2の実施形態における符号変換表(一部)
を示す図である。
【図14】第2の実施形態における符号変換表(一部)
を示す図である。
【図15】第2の実施形態における符号変換表(一部)
を示す図である。
【図16】第2の実施形態における符号変換表(一部)
を示す図である。
【図17】第2の実施形態における符号変換表(一部)
を示す図である。
【図18】第1の実施形態における復号器のブロック図
である。
【図19】第2の実施形態における符号器のブロック図
である。
【図20】第2の実施形態における復号器のブロック図
である。
【図21】本発明の一実施形態における光ディスク装置
の簡略なブロック図である。
【図22】第3の実施形態の符号器のブロック図であ
る.
【図23】第3の実施形態の復号器のブロック図であ
る。
【図24】第3の実施形態のDSV値を示す図である。
【図25】第3の実施形態の周波数スペクトルを示す図
である。
【図26】第3の実施形態における符号変換表(一部)
を示す図である。
【図27】第3の実施形態における符号変換表(一部)
を示す図である。
【図28】第3の実施形態における符号変換表(一部)
を示す図である。
【図29】第3の実施形態における符号変換表(一部)
を示す図である。
【図30】第3の実施形態における符号変換表(一部)
を示す図である。
【図31】第3の実施形態における符号変換表(一部)
を示す図である。
【図32】第3の実施形態における符号変換表(一部)
を示す図である。
【図33】第3の実施形態における符号変換表(一部)
を示す図である。
【図34】第3の実施形態における符号変換表(一部)
を示す図である。
【図35】第3の実施形態における符号変換表(一部)
を示す図である。
【図36】第3の実施形態における符号変換表(一部)
を示す図である。
【図37】第3の実施形態における符号変換表(一部)
を示す図である。
【図38】第3の実施形態における符号変換表(一部)
を示す図である。
【図39】第3の実施形態における符号変換表(一部)
を示す図である。
【図40】第3の実施形態における符号変換表(一部)
を示す図である。
【図41】第3の実施形態における符号変換表(一部)
を示す図である。
【図42】第3の実施形態における符号変換表(一部)
を示す図である。
【図43】第3の実施形態における符号変換表(一部)
を示す図である。
【図44】第4の実施形態の符号器のブロック図であ
る。
【図45】第4の実施形態の復号器のブロック図であ
る。
【図46】第4の実施形態のDSV値を示す図である。
【図47】第4の実施形態における符号変換表(一部)
を示す図である。
【図48】第4の実施形態における符号変換表(一部)
を示す図である。
【図49】第4の実施形態における符号変換表(一部)
を示す図である。
【図50】第4の実施形態における符号変換表(一部)
を示す図である。
【図51】第4の実施形態における符号変換表(一部)
を示す図である。
【図52】第4の実施形態における符号変換表(一部)
を示す図である。
【図53】第4の実施形態における符号変換表(一部)
を示す図である。
【図54】第4の実施形態における符号変換表(一部)
を示す図である。
【図55】第5の実施形態の復号器のブロック図であ
る。
【図56】第5の実施形態の概念図である。
【図57】第5の実施形態における符号変換表(一部)
を示す図である。
【図58】第5の実施形態における符号変換表(一部)
を示す図である。
【図59】第5の実施形態における符号変換表(一部)
を示す図である。
【図60】第5の実施形態における符号変換表(一部)
を示す図である。
【図61】第5の実施形態における符号変換表(一部)
を示す図である。
【図62】第5の実施形態における符号変換表(一部)
を示す図である。
【符号の説明】
201…8−14変換器、 202、302、402、502…次ステートレジス
タ、 203、303、403、503…接続部変換器、 2032、4032、5032…レジスタ、 2034、3031、4033、5031…変換器、 301…14−8変換器、 401…8−16変換器、 406…DSVカウンタ、 501…16−8変換器、 2101…光ディスク、 2102…光学記録再生ヘッド、 2103…記録再生アンプ、 2104…データ再生回路、 2105…符号化回路、 2106…復号化回路、 2107…ホストインターフェイス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 武志 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 宮本 治一 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 Fターム(参考) 5D044 BC06 CC06 GL01 GL02 GL21 GL22 GL32 GL50

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】媒体上に光レーザーを用いてマークを書く
    ことにより、データを記録し、書かれたマークの反射光
    の強度による再生信号からパーシャルレスポンス方式を
    用いてデジタルデータを再生するデータ記録再生装置に
    おいて、パーシャルレスポンスのインパルス応答長は3
    ビット以上であり、かつ、前記マークの記録方向の最小
    の長さは3ビット以上の長さであり、前記マークとマー
    クの間の最小の長さは媒体に書かれる2ビットの長さで
    あることを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】媒体上に書かれたマークの反射光の強度に
    よる再生信号からパーシャルレスポンス方式を用いてデ
    ジタルデータを再生するデータ再生装置において、パー
    シャルレスポンスのインパルス応答長は3ビット以上で
    あり、かつ、前記マークの記録方向の最小の長さは3ビ
    ット以上の長さであり、該マークとマークの間の最小の
    長さは媒体に書かれる2ビットの長さであることを特徴
    とする光ディスク再生装置。
  3. 【請求項3】媒体上に光レーザーを用いてマークを書く
    ことにより、データを記録し、書かれたマークの反射光
    の強度による再生信号からパーシャルレスポンスのイン
    パルス応答長が3ビット以上であるパーシャルレスポン
    ス方式を用いてデジタルデータを再生する光ディスク装
    置において用いられるラン長制限符号であって、 該マークの記録方向の最小の長さは媒体に書かれる3ビ
    ット以上の長さであり、該マークとマークの間の最小の
    長さは媒体に書かれる2ビットの長さであることを特徴
    とするラン長制限符号。
  4. 【請求項4】媒体上に光レーザーを用いてマークを書く
    ことにより、データを記録し、書かれたマークの反射光
    の強度による再生信号からパーシャルレスポンスのイン
    パルス応答長が3ビット以上であるパーシャルレスポン
    ス方式を用いてデジタルデータを再生する光ディスク装
    置において用いられる光ディスク媒体であって、 該マークの記録方向の最小の長さは媒体に書かれる3ビ
    ット以上の長さであり、該マークとマークの間の最小の
    長さは媒体に書かれる2ビットの長さであるラン長制限
    符号を用いて記録されていることを特徴とする光ディス
    ク媒体。
  5. 【請求項5】所定の値が格納されるカウンタと、 前記カウンタの値に基づいて、符号変換のパターンを変
    更する符号変換器とを有する符号化回路を有することを
    特徴とする、媒体上に光レーザーを用いてマークを書く
    ことにより、データを記録し、書かれたマークの反射光
    の強度による再生信号からパーシャルレスポンス方式を
    用いてデジタルデータを再生するデータ記録再生装置
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