JP2002334443A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JP2002334443A
JP2002334443A JP2001136822A JP2001136822A JP2002334443A JP 2002334443 A JP2002334443 A JP 2002334443A JP 2001136822 A JP2001136822 A JP 2001136822A JP 2001136822 A JP2001136822 A JP 2001136822A JP 2002334443 A JP2002334443 A JP 2002334443A
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buffer
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nrzi
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JP2001136822A
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Yukari Katayama
ゆかり 片山
Takuji Nishitani
卓史 西谷
Hideyuki Yamakawa
秀之 山川
Takatoshi Kato
崇利 加藤
Takeshi Maeda
武志 前田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】最小マークを三日月型で書込むことを特徴とす
る光ディスク装置において、再生利得を向上することの
できる、好適な記録符号を構成する。 【解決手段】1ビットのマークと1ビットのスペースが隣
り合わないMTR符号であり、かつDC制御特性を持った符
号とPRML信号処理方式を組み合わせて用いることによ
り、再生利得を向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DVDなどの光デ
ィスクを利用可能な光ディスク装置に関する。特に、光
ディスク装置で利用するラン長制限符号に対する制御に
関するものである。なお、光ディスク装置には、光ディ
スクにデータを書き込む機能およびデータを再生する機
能のうち少なくとも一方を有するものが含まれる。ま
た、光ディスクとは、レーザ等でデータの読み取りが可
能な記録媒体で、コンパクトディスク、レーザディス
ク、CD−ROMおよびDVDが含まれる。
【0002】
【従来の技術】従来から光ディスク装置においては、ユ
ーザデータをRLL(ラン長制限)符号化し、それをNRZI変
調で1、-1の2値データに変換し、1、-1のそれぞれをマ
ーク、非マークに割り当てて媒体に書き込んでいた。光
ディスク用ラン長制限符号としては、CD(Compact Dis
k)に使用されているEFM符号(US Patent 4,501,00
0)、DVDに使用されているEFMPlus(US Patent 5,696,50
5)符号が有名である。EFM符号、EFMPlus符号はd=2、k=1
0の(d、k)RLL(ラン長制限)符号である。ここでd=2、k=1
0というのは、ラン長制限符号上での"1"と"1"の間に入
る"0"の数の最小値と最大値である。NRZI変調では、ラ
ン長制限符号が"1"のとき、"1"→"‐1"、"‐1" →"1"の
ように符号の反転を行い、ラン長制限符号が"0"のとき
は符号はそのままという変換を行うので、d+1が最小の
マーク、非マークの長さとなる。すなわちEFM符号やEFM
Plus符号において最小のマーク、非マークの長さはとも
に3ビットであった。また、EFMPlus符号はユーザデータ
8ビットをEFMPlus符号上では、16チャネルビットに変換
する符号化率8/16の符号であった。
【0003】ところで、光ディスクにおいても更なる記
録密度の高密度化が要求されている。そこで、光ディス
クにおいてパーシャルレスポンス再尤復号方式(Partia
l Response Maximum Likelihood:以後PRMLと略記す
る)の採用が検討されるようになってきた。従来から、
磁気ディスクでは記録密度を向上させるために通信分野
の技術を応用したPRMLを用いていた。パーシャルレスポ
ンス(PR)は、符号間干渉(隣り合って記録されている
ビットに対応する再生信号同士の干渉)を積極的に利用
して必要な信号帯域を圧縮しつつデータの再生を行う方
法である。またビタビ復号方式(ML)は、いわゆる再尤系
列推定方式の1種であって、再生波形のもつ符号間干渉
の規則を有効に利用し、複数時刻にわたる信号振幅の情
報に基づいてデータ再生を行う。PRMLに関しては、"電
子情報通信学会論文誌C-II,vol.J75-C-II,No.11 p
p.611-623 「磁気ディスク用信号処理技術の最近の展開」
三田誠一"に詳細に述べられている。
【0004】PRML信号処理方式を用いると、符号の変換
比の大きい符号を用いるほうが有利になる。それは、最
小のマークの大きさdを小さくし、符号の変換比m/n
が小さくなると、検出窓が広がるので、ジッタの面で有
利になり 、符号間干渉も緩くなるからである。そこ
で、特開平11-346154号公報に述べられているように、
最小のマーク、非マークの大きさが2ビットで、符号の
変換比が2/3である(1,7)符号が光ディスク用記録
符号として提案されるようになってきた。
【0005】他方、磁気ディスクにおいては特開平11-1
76108号公報に述べられているように、変換比が6/7
と更に大きく、PRML信号処理において、ユークリッ
ド距離の小さいエラーパターンを排除することのできる
6/7MTR符号をPRML信号処理方式と組み合わせ
て用いる方式が提案されている。
【0006】また、特開2001-56958号公報に述べられて
いるように、光ディスクにおいて小さいマークをかく場
合に、三日月型のマークで書き込みを行うことが出来る
媒体や装置が提案されている。
【0007】また、光ディスクにおいては、符号のDC成
分(マークと非マークの平均長の差)が大きいと、サーボ
制御におけるトラッキングエラーなど、各種のエラー信
号に変動が生じ易くなったり、あるいはジッタが生じ易
くなったりするなどという問題がある。このため、DC成
分がなるべく抑えられることが望まれる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】DVDなど現在一般に使
用されている光ディスクでは、最小のマークの大きさが
真円に近くなるように設定されるので、マークの長さが
小さくなるとマークの幅も小さくなる。このため、マー
クにおける最小の大きさの信号振幅はマーク長さの2乗
に比例して小さくなるという問題があった。
【0009】たとえば、同じユーザデータ密度で書き込
んだ場合、d=0の6/7MTR符号は変換比が6/7であり、d=1
の(1,7)符号は変換比が2/3である。しかし、最小のマ
ークの長さは6/7MTR符号:(1,7)符号=7:8と6/7MTR符
号のほうが7/8だけ小さくなる。信号振幅は2乗に比例
するので、6/7MTR符号:(1,7)符号=49:64と約3/4にな
ってしまう。信号振幅が小さくなるとS/Nが下がり、エ
ラーが発生しやすくなるため、dを小さくして変換比を
下げ、検出窓を広げることができないという問題があっ
た。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題を解
決するために、最小のマークを三日月型で書き込む光デ
ィスク装置において、記録符号として、1ビット長のマ
ークと1ビット長の非マークが隣り合わないMTR符号
をPRML信号処理方式と組み合わせて用いるものであ
る。この光ディスク装置により、データが書き込まれた
光ディスクも本発明に含まれる。また、該MTR符号
は、DC制御特性を持つが含まれる。
【0011】この様に最小のマークを三日月型で書き込
む光ディスク装置において、DC制御特性を持ったMT
R符号をPRML信号処理方式と組み合わせて用いるこ
とにより、符号の再生利得を向上させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図2は、本発明が適用される記録
再生装置の実施例である光ディスク装置の概略構成を示
すブロック図である。本実施例は、本発明に制限を加え
るものではなく、光ディスク装置は本例のようにコンピ
ュータの記憶媒体として用いられる場合もあれば、テレ
ビと接続して据え置き型画像、音声記録再生装置として
用いられる場合もある。また、携帯ビデオカメラ、携帯
音楽再生装置などの記録再生装置として用いられる場合
もある。
【0013】図2において、ホストインターフェイス
(ホストI/F)2107は、光ディスク装置と図示しな
いパーソナルコンピュータなどのホストコンピュータと
のデータ転送を制御する。記録符号化回路2105は、
ホストI/F2107を介してホストコンピュータから
受け取った記録すべきユーザデータをあらかじめ定めら
れた規則に従って変調し、記録媒体2101に記録でき
るデータに変換する(この処理を符号化という)。
【0014】記録再生アンプ2103は、符号化された
データを記録符号化回路2105から受け取り、記録再
生ヘッド2102に好適な電圧波形に変換する。記録再
生ヘッド2102では受け取った電圧波形を光レーザー
に変換し、光のパワーにより媒体2101上にマークを
書き込む。データの読み出し時には記録再生ヘッド21
02ではレーザ光を媒体2101に当て、マークと非マ
ークの光の反射強度の差を利用して、反射光によりデー
タを読み出し、読み出した情報を電気情報に変換する。
記録再生アンプ2103で適度な増幅を行った後、デー
タ再生回路2104へ出力する。データ再生回路210
4は読み出された信号に対して適切な帯域制限を行った
後、この信号をアナログ、デジタル変換(サンプリング)
して振幅情報に変換し、この振幅情報に基づいたデータ
系列を生成する(ビタビ(ML)復号が行われる)。デ
ータ系列は、所定の基準に従って最も確からしいものと
してもよい。
【0015】生成されたデータ列は、復号化回路210
6において、符号化回路2105と逆の復調が行われて
(この処理を復号化という)、元のデータが復元される。
光ディスク装置では、以上のような手順によってデータ
の記録再生が行われる。
【0016】表1に、いろいろなPRクラス(応答の種類)
による、エラーパターンとそのユークリッド距離を示
す。
【0017】
【表1】 エラーの発生頻度はユークリッド距離の関数であり、ユ
ークリッド距離が大きいエラーほど発生確率か低くな
る。たとえば、ユークリッド距離の2乗が4のエラーの
エラー発生確率が4*10^-3のとき、ユークリッド距離の
2乗が6のエラーの発生確率は約6*10^-4である。SNが
良くエラーレートが良い場合にはユークリッド距離の2
乗が4のときとユークリッド距離の2乗が6の時のエラー
の発生確率の比は更に広がる傾向にある。したがって、
ユークリッド距離の小さいエラー発生パターンをラン長
制限符号により理論的に排除できれば、エラー発生率を
小さく抑えることができる。
【0018】表1に示したように、微分系の応答((1-D)
をかけたクラス4と分類される応答)を用いた場合には、
(1,-1,1)というエラーパターンが最小のユークリッド距
離を持つエラーパターンとなる。PRクラス(1,2,2,1)
(1-D)を用いた場合には、(1,-1,1)というエラーパター
ンのユークリッド距離の2乗は2であり、それ以外のエ
ラーパターンは4以上である。したがって、(1,-1,1)と
いうエラーパターンのユークリッド距離がもっともユー
クリッド距離が小さく、(1,-1,1)というエラーパターン
がもっとも発生しやすくなる。
【0019】MTR符号とは、1がNRZI形式の符号上で3
回連続するのを禁止した符号である。NRZ形式の符号
は、図1に示すように、"1"と"0"が媒体上のマークと非
マークに1対1に対応する。NRZI形式の符号では、"0"は
前のビットから変化のないことを示す。"1"は前のビッ
トに対して反転することを示す。すなわち図1に示すよ
うに、(a)の"1"で非マークからマークに反転し、(b)
の"1"でマークから非マークに反転している。NRZI形式
の符号上で1が3回連続するのを禁止するということ
は、1ビットのマークと非マークが隣り合わないように
するということである。言い換えると、1ビットのマー
クと非マーク以外のものが隣り合うようにする。もしく
は、1ビットのマーク以外のものと非マークを隣り合う
ようにする。もしくは、1ビットのマーク以外のものと
非マーク以外のものが隣り合うようにする。
【0020】すなわち、MTR符号においては、NRZ形式で
表現した場合に、"1010"または"0101"という符号のパタ
ーンが発生しない符号である。表2は、MTR符号に発生す
る4ビットの全パターンに(1,-1,1)というエラーパター
ンがのった場合に再生データがどのようになるかを示し
たものである。
【0021】
【表2】 実際の媒体上には1(マーク)、0(非マーク)という符号パ
ターンしか存在しないので、エラーパターンがのった後
のパターンに"2"や"-1"が出てくるパターンには、実際
は(1,-1,1)というエラーパターンは発生しないというこ
とになる。また、エラーパターンがのった後のパターン
が"1010"や"0101"など、元々存在しないパターンになる
場合も、"1010"や"0101"と復号するのは間違いであると
判定できるので、実際は(1,-1,1)というエラーパターン
は発生しないということになる。表2において、実際は
(1,-1,1)というエラーパターンは発生しないパターンを
×で判定した。 表2に示すように、各パターンにおい
て、MTR符号を用いると、(1,-1,1)というエラーパター
ンは発生しなくなる。したがって、もっとも短いユーク
リッド距離を持つ(1,-1,1)というエラーパターンは発生
しないことになり、復号特性を改善することができる。
【0022】本実施例では、データ再生回路2206
で、PR(1,2,2,1)(1-D)を用いることとする。すな
わち、1ビットのマーク/非マーク(1/−1)に対して、5
ビットのインパルス応答(1,1,0,-1,-1/-1,-1,0,1,1)
があるものとして、データ再生回路内にて波形等価を行
いて、ビタビ復号を行う。
【0023】以下、本発明のラン長制限符号の構成方法
および符号化回路について詳細に説明する。実施例のラ
ン長制限符号は符号化率8/10で図3に示すように、NRZI
形式で表現する場合には1が3ビット以上連続しないよう
に作られており、1Tマークと1Tスペースが隣り合うこ
とがないように作られている。また、符号のDC成分を抑
制する機能がついている。
【0024】表3と共に後に示す表4に、1が3ビット以上
連続しない10ビットの符号列を示す。また、表4の符号
列は、接続部でも1が3ビット以上連続しないように、
両端において1が2ビット以上連続しないようにしてあ
る。このような条件で、表4に示すように355個の符
号語が存在する。最長マーク長および最長非マーク長を
9ビット(0の連続の最長が8ビット)とするために、表4
から、端から0が5ビット以上連続する符号語を除くと
符号語の数は316個になる。最長マーク長および最長
非マーク長を8ビット(0の連続の最長が7ビット)とす
るために、表4から、開始ビットから0が4ビット以上
または最終ビットから0が5ビット以上連続する符号語
を除くと符号語の数は299個になる。
【0025】最長マーク長および最長非マーク長を7ビ
ット(0の連続の最長が6ビット)とするために、表4か
ら、端から0が4ビット以上連続する符号語を除くと符
号語の数は282個になる。最長マーク長および最長非
マーク長を6ビット(0の連続の最長が5ビット)とする
ために、表4から、開始ビットから0が3ビット以上ま
たは最終ビットから0が4ビット以上連続する符号語を
除くと符号語の数は249個になる。本実施例において
は、最長マーク長および最長非マーク長を7ビット(0の
連続の最長が6ビット)とし、表4から、端から0が4
ビット以上連続する符号語を除いた282個の符号語を
用いて、符号語のメインテーブルを構成した。このよう
にして構成した符号語のメインテーブルを表3に示す。
また、前述した表4もあわせて示す。
【0026】
【表3】
【表4】 次に、DC制御方式について述べる。NRZI形式で表した符
号は、図4に示すように符号の一部の"1"の数を奇数ま
たは偶数とすることにより、その後の符号列が同じで
も、NRZ形式で表したときの"1"の数の比率と、"0"の数
の比率を大きく変えることができる。すなわち図4にお
いて、上の図はNRZI形式で表現した符号の最初の区切ら
れた一部分が奇数であり、下の図はNRZI形式で表現した
符号の最初の区切られた一部分が偶数である。それによ
り、その後の符号列は図4の上の図と下の図で同一であ
るが、図4の上の図では、NRZ形式で表現したとき
に"1"の占める割合が大きくなり、図4の下の図ではN
RZ形式で表現したときに"0"の占める割合が大きくな
っている。このことを利用して、図5に示すようにDCを
制御することができる。すなわち、補助テーブルを用意
して、同じユーザデータに対応するNRZI形式で表現され
た符号語がメインテーブルでは奇数のものに、補助テー
ブルでは偶数のものが割り振られるように構成する。
【0027】補助テーブルは全ユーザデータに対応する
分は必要ではないが、多いほうがよい。そして、補助テ
ーブルが使えるユーザデータが図5中、(c)と(d)
の部分で出てきたとすると、(d)が来た時点で、
(c)の2つの候補のそれぞれから(d)のワンステッ
プ前までのDSV値を計算し、DSV値の絶対値が小さ
くなるように(c)の候補の1つを選択するという方法
を用いる。
【0028】DC制御を行うためには、DC制御用の補助テ
ーブルが必要である。その補助テーブルを以下の2つの
方法で構成した。 (1)メインテーブル用符号のあまりの符号を用いる。 (2)開始ビットにおいて、1が2ビット連続し、3ビッ
ト以上連続しない符号語を用いる。
【0029】これら、2つの方法で補助テーブル用符号
を作ったが、DCを制御するためには、メインテーブルに
おいて、1の数が奇数個の符号語が割り当てられている
ユーザデータには補助テーブルでは1の数が偶数個の符
号を割り当て、メインテーブルで1の数が偶数個の符号
が割り当てられているユーザデータには、補助テーブル
では1の数が奇数個の符号を割り当てる必要がある。こ
のようにして構成した符号の補助テーブルを表5に示
す。符号語は2進で表現してある。
【0030】
【表5】 符号化回路2105の詳細ブロック図を、図6に示す。
符号化回路2105は、以下のように動作する。 (1)信号線7302を通して、ユーザデータはホストI/
Fから送られる。バッファAおよびバッファBのDSVカウン
タ7309、7310は、初期状態では"0"に初期化さ
れている。DSV大小判定部7318はバッファA7313
及びバッファB7314のDSVカウンタ7309、7310の値の
絶対値の大小を比較し、バッファAのDSVカウンタ73
09の値の絶対値がバッファBのDSVカウンタ7310の値
の絶対値以下の場合"0"を、バッファBのDSVカウン
タ7310の値の絶対値がバッファAのDSVカウンタ7309
の値の絶対値より小さい場合"1"を出力する。セレクタ7
319は、DSV大小判定部7318の出力が"0"ならば、メイ
ンテーブル7303の出力(前のステップでバッファAに入
力された符号のNRZI表現の下位1ビット)をDC制御可能
バイト判定部7301に対して出力する。DSV大小判
定部7318の出力が"1"ならば、セレクタ7306の出力(前
のステップでバッファBに入力された符号のNRZI表現の
下位1ビット)をDC制御可能バイト判定部7301に対
して出力する。信号線7302を通して与えられたユー
ザデータおよびセレクタ7319の出力により、まずDC制御
可能バイト判定部7301において、DC制御が可能かどうか
を判断する。DC制御が可能なのは以下の場合である。 (A)入力されたユーザバイトが25以下である。 (B)入力されたユーザバイトが26以上、85以下
で、セレクタ7319により与えられた1ステップ前のLSB1
ビットが0のとき。
【0031】DC制御が可能な場合、下記(2)へ行き、
DC制御が不能な場合、下記(4)へ行く。 (2)DC制御が可能な場合、バッファAおよびバッファBの
DSVカウンター7309、7310に格納されているDSV
値にしたがって符号を出力する。
【0032】|バッファAのDSVカウンタの値|≦|バッ
ファBのDSVカウンタの値|のとき(DSV大小判定部73
18の出力が"0"のとき)、バッファA7313の内容をすべて
書き込み符号としてセレクタ7315を通して出力する。バ
ッファAのDSVカウンタ7309の値をバッファBのDSVカ
ウンタ7310に移す。NRZI-NRZ変換部7308のバッファ
A最終極性レジスタ7316の値を、NRZI-NRZ変換部7307の
バッファB最終極性レジスタ7317に移す。
【0033】|バッファBのDSVカウンタの値|<|バッ
ファAのDSVカウンタの値|のとき(DSV大小判定部73
18の出力が"1"のとき)、バッファB7314の内容をすべて
書き込み符号としてセレクタ7315を通して出力する。バ
ッファBのDSVカウンタ7310の値をバッファAのDSVカ
ウンタ7309に移す。NRZI-NRZ変換部7307のバッファ
B最終極性レジスタ7317の値を、NRZI-NRZ変換部7308の
バッファA最終極性レジスタ7316に移す。
【0034】バッファA、バッファBのポインタ7311,731
2を0にする。(3)に行く。 (3)メインテーブルから得たNRZIコードと最終極性レジ
スタ7316の値をもとにNRZ-NRZI変換部7308にてNRZコー
ドを生成し、バッファA7313の位置0に格納する。生成し
たNRZコードをもとに最終極性レジスタ7316の値を更新
する。補助テーブルから得たNRZIコードと最終極性レジ
スタ7317の値をもとにNRZ-NRZI変換部7307にてNRZコー
ドを生成し、バッファB7314の位置0に格納する。生成し
たNRZコードをもとに最終極性レジスタ7317の値を更新
する。バッファA 7313の位置0に格納した値をもとにバ
ッファAのDSVカウンタ7309にてバッファAのDSVを計算
し、バッファB 7314の位置0に格納した値をもとに、バ
ッファBのDSVカウンタ7310にてバッファBのDSVを計算す
る。バッファA,Bのポインタ7311,7312に1加算する。
(1)に戻る。
【0035】(4)メインテーブルから得たNRZIコードと
最終極性レジスタ7316の値をもとにNRZ-NRZI変換部7308
にてNRZコードを生成し、バッファA7313のポインタ7311
の示す位置に格納する。生成したNRZコードをもとに最
終極性レジスタ7316の値を更新する。メインテーブルか
ら得たNRZIコードと最終極性レジスタ7317の値をもとに
NRZ-NRZI変換部7307にてNRZコードを生成し、バッファB
7314のポインタ7312の示す位置に格納する。生成したNR
Zコードをもとに最終極性レジスタ7317の値を更新す
る。バッファA 7313のポインタ7311の示す位置に格納し
た値をもとにバッファAのDSVカウンタ7309にてバッファ
AのDSVを計算し、バッファB 7314のポインタ7312の示す
位置に格納した値をもとに、バッファBのDSVカウンタ73
10にてバッファBのDSVを計算する。バッファA,Bのポイ
ンタ7311,7312に1加算する。(1)に戻る。上記に示し
たように制御することによりDCを図5に示すように、効
果的に制御できる。
【0036】復号回路2106の詳細ブロック図を、図
7に示す。復号回路2106は以下のように動作する。
まず、読み出し符号列がデータ再生回路2104から信号線
7405を通して入力されると、NRZ‐NRZI変換部7401でNRZ
I形式に変換される。NRZI形式に変換された符号は、メ
イン&補助テーブル7403に入力される。メイン&補助テ
ーブル7403では、NRZ‐NRZI変換部7401から出力された
符号語により、ユーザデータを1意に決定できる。この
様に復号できる。
【0037】本実施例のようにNRZI形式で構成し、DCを
制御するための複数の符号を選択可能なユーザバイトが
入力されたときに、それ以前のDCを制御するための複数
の符号を選択可能な部分で選択する符号語を、1ステッ
プ前までのDSV値を選択しうる複数の符号のそれぞれに
対して計算し、DSV値の絶対値が一番小さくなるものを
選ぶことにより、低周波域のパワースペクトル密度特性
を抑えることができる。本実施例の符号語の周波数特性
を図8に示す。
【0038】このような符号を用いることにより、最小
のマークを三日月型で書込むことを特徴とする光ディス
クにおいて、PRML信号処理方式による最小のユークリッ
ド距離を持ったエラーを除くことが出来、再生利得を向
上することができる。また、本実施例の記録符号および
PRMLシステムは、図9に示すようにトラック方向に対し
て縦長のマークを書く事のできるシステムにおいても応
用できる。このような縦長のマークの生成は記録再生を
行うシステムにおいては書き込みを行うことが難しい
が、再生専用のシステムにおいては、比較的容易であ
る。
【0039】以上の実施例によれば、上記に示したよう
に、最小のマークを三日月型または縦長のマークで書込
むことを特徴とする光ディスクにおいて、DC制御特性を
もったMTR符号をPRML信号処理方式と組み合わせて
用いる。最小のマークを三日月型または縦長のマークで
書込むので、d=0(1Tマーク)の符号を用いても、大
きく信号の再生振幅を落とすことなく再生できる。ま
た、MTR符号により、最小ユークリッド距離を持つエ
ラーを排除できるので、再生利得を向上させることがで
きる。また本実施例により、好適なDC制御特性を得られ
るので、サーボなどにノイズとなって外乱を与えること
を避けられる。また、符号化率8/10の符号を用いる
ことにより、検出窓を広げることが出来、良好なジッタ
ー特性を得ることができると同時に、波形間干渉が緩く
なることにより、良好なPRML再生特性を得ることができ
る。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、再生利得を向上するこ
とのできる、好適な記録符号を構成することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】NRZI形式とNRZ形式の説明図である。
【図2】本発明の実施例の光ディスク装置のブロック図
である。
【図3】MTR符号の説明図である。
【図4】NRZI形式で表した符号のDC制御方式の説明を行
う図である。
【図5】NRZ形式で表した符号とNRZI形式で表した符号
のDC制御方式の特徴を表す図である。
【図6】本発明の実施例の符号化器のブロック図であ
る。
【図7】本発明の実施例の復号器のブロック図である。
【図8】本発明の実施例の符号の周波数特性を示すグラ
フである。
【図9】本発明の実施例の再生専用システムにおける記
録マークの形状を示す図である。
【符号の説明】
2101:光ディスク 2102:光学記録再生ヘッド 2103:記録再生アンプ 2104:データ再生回路 2105:符号化回路 2106:復号化回路 2107:ホストインターフェイス 7301:DC制御可能バイト判定部 7302:信号線 7303:メインテーブル 7304:補助テーブル 7306:セレクタ 7307:NRZI-NRZ変換部 7308:NRZI-NRZ変換部 7309:バッファAのDSVカウンタ 7310:バッファBのDSVカウンタ 7311:バッファAのポインタ 7312:バッファBのポインタ 7313:バッファA 7314:バッファB 7315:セレクタ 7316:最終極性レジスタ 7317:最終極性レジスタ 7318:DSV大小判定部 7319:セレクタ 7401:NRZ-NRZI変換部 7402:出力信号線 7403:メイン&補助テーブル 7405:入力信号線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山川 秀之 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 加藤 崇利 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 前田 武志 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 Fターム(参考) 5D090 AA01 BB02 BB20 CC01 CC04 DD03 EE11 EE17 FF11

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ディスク上に光レーザーを用いてマーク
    を作ることにより、前記マークに応じたデジタルデータ
    を記録する光ディスク装置において、 前記マークを作る手段が、 前記マークのうち、所定のマークを三日月型の形状にて
    媒体上に作成することにより、前記デジタルデータを記
    録し、 前記光ディスク上に、1ビットのマークである第1の領
    域と1ビットの非マークの領域である第2の領域間に、
    第3の領域が存在するよう前記デジタルデータの記録を
    制御することを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の光ディスク装置におい
    て、 前記光ディスクには、DVD、CD、CD−ROMおよ
    びレーザディスクのうち少なくとも1つが含まれること
    を特徴とする光ディスク装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の光ディスク装置
    において、 当該光ディスク装置は、前記マークからの反射光の強度
    による再生信号からパーシャルレスポンス方式を用いて
    前記デジタルデータを再生する手段を有することを特徴
    とする光ディスク装置。
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