JPH07262678A - ディスク装置のインデックス発生機構 - Google Patents

ディスク装置のインデックス発生機構

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JPH07262678A
JPH07262678A JP4717594A JP4717594A JPH07262678A JP H07262678 A JPH07262678 A JP H07262678A JP 4717594 A JP4717594 A JP 4717594A JP 4717594 A JP4717594 A JP 4717594A JP H07262678 A JPH07262678 A JP H07262678A
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drive pin
hub
spindle
index
drive
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JP4717594A
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Hideya Yokouchi
秀弥 横内
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Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ディスク装置のインデックス発生機構に於い
て、メディアハブの寸法ばらつきや負荷の変動によるイ
ンデックスの変化を防止する。 【構成】チャッキングレバーの駆動ピンのほぼ真下にイ
ンデックスの被検出手段を設け、これに対向した位置に
インデックス検出手段を構成する。インデックスの検出
方法は磁気センサーおよび、光センサーを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディスク装置のスピンド
ルモーターの回転基準位置信号(インデックス信号と言
う)の発生構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術は、実開昭64−23760
号公報に記載され、図7に示すように、ハードジャケッ
ト9に抱持され、ディスク10の中心に接着したメディ
アハブ7の中心穴7aに係合してディスク10を回転駆
動する主軸モーター5に設けたスピンドル1と、これと
一体に回転するハブ台2の外周下部に回転基準位置信号
発生用のマグネット3を設け、これに対向して磁気セン
サー4を設けたものや、図示して無いが主軸モーター5
の回転駆動用のローターマグネット19を保持するロー
ター6に反射板を設け、反射型光センサーによってイン
デックス信号を発生させるものや、同じく、ローター6
の外周にマグネットを取付け、これを磁気センサーで検
知するものが知られていた。
【0003】図7は従来の主軸モーターの断面図であ
る。図7に於いては、ハブ台2が回転する度にマグネッ
ト3が磁気センサー4に接近し、磁気センサー4はハブ
台2の1回転に1回のインデックス信号を発生させるも
のである。なお、磁気センサーとしては、ホール効果を
利用したホール素子や、ホールIC、磁気抵抗変化を利
用したMRセンサーなどがある。また、この他にコイル
をマグネット3に接近させて設け、この逆起電力を検出
する方法も知られている。
【0004】また、図8に示すごとくメディアハブ7の
中心から偏心した位置にある回転駆動穴7bと係合し、
ディスク10を回転駆動する駆動ピン8はスピンドル1
に設けたハブ台2に取り付けてあり、ローター6の回転
と共にスピンドル1と共に回転しディスク10を回転駆
動するものであった。この時、ハブ台2から発生するイ
ンデックス信号とディスク10に書き込まれている信号
との回転方向の位置関係を正確に出す必要があり、ディ
スク装置の調整時には、インデックス位置の測定用ディ
スクをディスク装置に装着し、測定用のディスクに書き
込まれているインデックス信号10aを記録再生用のヘ
ッドで読む事により得られるインデックス基準信号を利
用して、ハブ台2側から発生するインデックスの発生位
置を微妙に調整していた。
【0005】図8は従来のチャッキング機構の平面図で
あり、チャッキング機構にメディアハブを搭載した図で
ある。なお、ジャケット9は説明の都合上省略して図示
してある。
【0006】インデックスの発生位置の調整方法として
は、磁気センサー4の位置をハブ台2の回転方向に機械
的に調整したり、または図9に示すごとく、磁気センサ
ー4から得られた電気信号を波形成形増幅器21で増幅
した後(図中B点)、トランジスター23のバッファ回
路を通して(図中C点)、抵抗RxとコンデンサーCx
で遅延して(図中D点)、さらに波形成形器22を通す
事により(図中E点)、インデックス信号を図10に示
す如く時間tだけ遅延して時間的に調整を行っていた。
図10は図9の回路のタイミングチャートであり図9の
各点に対応した電圧波形が図中右から左に時間の経過と
共に書いてある。なお、図9の波形成形器22はインデ
ックス信号をCx,Rxで遅延させた後、図10に示す
切り替え電圧Vthで出力が変化するものである。
【0007】図9は従来のインデックス調整回路図であ
り、図10はインデックス調整回路のタイミングチャー
トである。
【0008】また、従来の駆動ピンの保持手段には大き
く分類すると2種類の方法があり、一つは図11、図1
2、図13に示すごとくJIS90mmフレキシブルデ
ィスクの提案者であるソニー(株)社のディスクドライ
ブ推薦仕様書に記載されている如く、駆動ピン8を板バ
ネ11で保持し、該板バネ11をハブ台2に、ネジ14
により取り付ける事により、図13に示すごとく、メデ
ィアハブ7をチャッキング機構にセットした状態に於い
て、スピンドル1側に板バネ11をたわませることによ
り、この反力により駆動ピン8が図13中矢印12方向
にメディアハブ7の中心出しの力を発生させ、メディア
ハブ7のセンターに設けた四角形の中心穴7aの2面7
a1,7a2をスピンドル1に押しつけ、メディアハブ
7の位置決めを行う方法であり、もう一つは図14、図
15、図16に示す如く、駆動ピン8を回動支点15を
持つレバー16で保持する方法でありディスク10と記
録再生用のヘッドと、ディスク10とジャケット9の間
の摩擦力を駆動ピン8で回転駆動する事によりレバー1
6によって図中矢印17の力を発生させこれを前記の板
バネ11で発生させた中心出しの力と同様にメディアハ
ブ7の位置決めを行う物であった。
【0009】図11は従来の板バネによるチャッキング
機構の平面図であり、図12は同じく従来の板バネによ
るチャッキング機構の斜視図であり、図13は従来の板
バネによるチャッキング機構にメディアハブを搭載した
平面図である。
【0010】図14は従来のレバーによるチャッキング
機構の平面図であり、図15は同じく従来のレバーによ
るチャッキング機構の斜視図である。図16は従来のレ
バーによるチャッキング機構にメディアハブを搭載した
平面図である。
【0011】図16に於いてメディアハブ7の回転駆動
穴7bの寸法7cのばらつきがJISに規定されてい
る。
【0012】JISによれば、この寸法のばらつきは
±0.15mmであり、このばらつきにより、回転駆動
穴7bの寸法7cはばらつき、7c’になる事がある。
この様に寸法7cが変化すると、レバータイプのチャッ
キング機構はレバー16の長さも回動支点15の位置も
変化しないため、図16に示すごとく駆動ピン8とメデ
ィアハブ7の回転方向の係合位置が若干変化し、メディ
アハブ7は回転方向に角度18だけ変化してしまう。た
だし、同じレバーの支点位置を持つチャッキング機構ど
うしでは、メディアハブの位置が同じ様に変化するた
め、インデックスの位置は同一に計れるものであり、問
題にはならない。
【0013】一方板バネタイプのチャッキング機構に於
いては、図12に示すごとく駆動ピン8を板バネ11に
搭載して有るため、ディスク10のばらつきや、ジャケ
ット9のばらつきによって回転負荷が変化すると駆動ピ
ン8の位置が図11の回転方向(図中矢印20方向)に
移動してしまい、インデックス位置の変化が発生するも
のである。これは、ディスク装置のばらつきにより、デ
ィスク10の負荷が変化すれば即インデックスの位置の
変化になって現れる事を意味している。ただし、板バネ
方式の場合は、図16に示すような回転駆動穴7bの位
置寸法7cのばらつきによってインデックスの位置が変
化する事は無く、駆動ピン8が図13に示すごくとスピ
ンドル1から離れる方向(矢印12方向)に移動するだ
けである。
【0014】これらのインデックス位置は、ディスクの
互換性が生命であるディスク装置に於いて重要な問題で
あり、初期のディスクへの信号の書き込み基準がインデ
ックスによって規定されているため、ディスク及び、装
置間での互換性を得るためにインデックス位置はディス
ク装置の調整に於いて非常に厳しい規格により管理され
ていた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術では、
スピンドル1に設けたハブ台2にインデックス発生用の
マグネット3が設けてあるため、前述のごとくレバータ
イプのチャッキング機構ではメディアハブ7の回転駆動
穴7bの寸法7cばらつきによりインデックスが変化す
る。しかし、板バネタイプのチャッキング機構ではメデ
ィア負荷の変化によってインデックスが変化するが前述
の寸法7cのばらつきには無関係である。
【0016】そして、現状ではこれら2種類のチャッキ
ング機構が製造されており、これらの方式の異なるチャ
ッキング機構間でのインデックスの差が発生するため、
ディスク装置の調整段階での規格を厳しくし、ディスク
装置の差による互換性不良が発生しないようにしてい
た。
【0017】そこで、本発明は従来のこの様な問題点を
解決るもので、メディアハブの回転駆動穴の位置ばらつ
きがあっても、インデックスのばらつきの少ないインデ
ックス発生機構を得る事を目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のディスク装置のインデックス発生機構は 1)ジャケットに収納されたディスクの中心部に固定さ
れた金属性のメディアハブの中心穴に係合するスピンド
ルと、前記スピンドルに固定されたメディアハブの受け
面を一部に構成した回転板と、前記回転板に設けられ、
前記メディアハブの中心から偏心した位置に設けた略四
角形の駆動穴内に突出係合する駆動ピンとからなり、該
スピンドルの1回転に1発の回転基準検出のための被検
出手段を、該駆動ピンもしくは駆動ピン保持手段の一部
に設けた事。 2)前記回転板は、ディスクを回転駆動するスピンドル
モーターのローターとすること。 3)前記被検出手段は、マグネットである事。 4)前記被検出手段は、光センサーの検出のための光の
反射板である事。 5)前記被検出手段は、光センサー検出のための光を遮
断するシャッターである事。 6)前記駆動ピンと前記駆動ピン保持機構を一体に構成
した事。 7)前記駆動ピン保持機構をマグネットで構成した事。 8)前記駆動ピン保持機構は一端に駆動ピンを構成し、
他端は前記回転板に回動支点により係合してある事。 9)前記駆動ピンおよび駆動ピン保持手段は、駆動ピン
がスピンドル軸方向の移動することを規制する手段を構
成してある事。 10)前記被検出手段を検知する手段として、磁気検出
素子を用いる事。 11)前記磁気検出素子として、ホール素子もしくはホ
ールICもしくはMRセンサを用いる事。 12)前記被検出手段を検知する手段として、反射式の
光センサーを用いる事。 13)前記被検出手段を検知する手段として、透過式の
光センサー用いる事。 以上を特徴とする。
【0019】
【作用】上記のごとく構成されたディスク装置のインデ
ックス発生機構は、駆動ピンが負荷やメディアハブの回
転駆動穴の寸法ばらつきによって移動しても、駆動ピン
の移動によってインデックス位置も変化するため、いつ
も一定のインデックス位置を発生させる事ができるので
ある。
【0020】
【実施例】以下図面に基づき本発明を説明する。図1は
本発明におけるスピンドルモーターのディスクチャッキ
ング機構の分解斜視図である。また、図2は本発明にお
けるディスクチャッキング機構にメディアハブを搭載し
た平面図である。
【0021】スピンドル101と一体に回転するスピン
ドルモーター102のローター103の上面には、メデ
ィアハブ7(図2に図示)吸着のためのチャッキングマ
グネット104を貼り付けてあるが、一部ローター10
3面が見える穴部104aを構成してある。この穴内に
は、メディアハブ7の駆動穴7bと係合してディスク1
0(図2に図示)を回転駆動および中心出しするための
チャッキングレバー105がローター103に設けた支
点ピン103aにチャッキングレバー105の支点穴1
05aをはめ込み、回動可能に取り付けてある。
【0022】チャッキングレバー105はローター10
3に設けた外れ防止フック103bとチャッキングレバ
ー105の外れ防止爪105bがと係合しており、また
駆動ピン部105cに設けた溝105dがローター10
3の一部からなる回動ガイド部103cとも係合し、ロ
ーター103から外れる事なく、また、チャッキングレ
バー105は支点ピン103aを中心にスピンドル10
1の軸方向に対して直角方向に回動可能に構成してある
が、スピンドル101の軸方向には移動しないよう規制
している。
【0023】チャッキングレバー105の支点穴105
aの近辺に設けた外れ防止爪105bがローター103
の外れ防止フック103bの下部に回り込んでおり、外
部からの衝撃等により回動支点部の外れを防止してい
る。チャッキングレバー105はプラスチックの一体構
造をしており、外れ防止爪105bは外れ防止フック1
03bの下に組立時に変形させてもぐり込ませる構造に
してある。
【0024】チャッキングレバー105は支点ピン10
3aを中心に所定量回動可能に構成してある。しかし、
チャッキングレバー105は全く任意の位置に回動でき
るのではなく、メディアハブ7をディスクチャッキング
機構に搭載した場合に於いて、メディアハブ7の中心穴
7aがスピンドル101と係合した状態で、メディアハ
ブ7の回転駆動穴7bの中に駆動ピン部105cが必ず
突出できる範囲になっている。このためのストッパーと
しては、ローター103に設けたチャッキングレバー1
05の挿入穴103dの内側がチャッキングレバー10
5と当接する事によってチャッキングレバー105の回
動範囲を規制している。
【0025】また、チャッキングレバー105の支点ピ
ン103aは駆動ピン部105cに対してスピンドル1
01の回転方向(図中矢印106方向)の後部およそ9
0度位置に設けて有る。この位置はヘッド等によるメデ
ィア10の負荷によって若干異なるが、およそ90度±
10度の位置が最も安定したチャッキング機構を構成で
きる。
【0026】さらに図1に於いては、スピンドル101
は前記ローター103に圧入固定してあり、ローター1
03の中心付近にはメディアハブ7を受け、メディアハ
ブ7をスピンドル101の軸方向に位置決めするための
ハブ台103e部を構成して有る。このハブ台103e
部は磁性ステンレス鋼で造られたメディアハブ7との摺
動抵抗を低くするため、フッソ樹脂をコーティングして
ある。(もちろん、他の樹脂例えばポリアミド樹脂等で
も同様の効果が得られる物であり、従来はフッソ樹脂の
テープを張り付けていた例もある。)また、ローター1
03はスピンドル101に直接圧入しても良いが、ハブ
台103e部分を別部材にして、ハブ台103e部分を
スピンドル101に圧入し、ローター103をハブ台1
03eにカシメ等の手段で取り付ける事もできる。さら
に、ハブ台103eをプラスチックマグネットで構成
し、スピンドル101とローター103を一体に成形す
ることもできる。また、同様にチャッキングマグネット
104まで一体に構成する事もできる。
【0027】ハブ台103eの周囲には前述した如くN
−S多極に着磁したチャッキングマグネット104が取
り付けてあり、このマグネットはゴムに磁性粉を混入し
たゴムマグネットで構成してある。もちろん、ゴムマグ
ネットだけではなく、ポリアミド系のプラスチックに磁
性粉を混入したプラスチックマグネットでも同様の性能
が得られる物である。
【0028】この様なチャッキング機構に於いて、メデ
ィアハブ7のチャッキング動作を説明すると、メディア
ハブ7をディスクチャッキング機構に搭載すると、チャ
ッキングマグネット104によってメディアハブ7が吸
引されるがこの時点ではメディアハブの回転駆動穴7b
と駆動ピン部105cの位置が一致する事は確率的に少
なく、メディアハブ7は駆動ピン部105cの上面に乗
り傾く(この状態は図6に示して有る。)が、スピンド
ル101の回転により駆動ピン部105cとメディアハ
ブ7の回転駆動穴7bが一致してメディアハブ7がハブ
台103e上にセットされる。
【0029】さらに駆動ピン部105cが回転し、メデ
ィアハブ7の回転駆動穴7bの隅まで移動した後、図2
に示すごとく、メディア10の回転トルクを駆動ピン部
105cが駆動するが、メディア10の駆動力107を
チャッキングレバー105が支点ピン103aを中心に
回動する事によりによって図中矢印108方向に変換
し、メディアハブ7の中心穴7aの2面7a1,7a2
をスピンドル101に押しつけメディアハブ7の位置決
めを完了する。
【0030】さらに図3,図4,図5により本実施例の
インデックス発生機構についてより詳しく説明する。図
3は本発明のスピンドルモーターの斜視図であり、図4
は本発明のチャッキング機構の平面図であり、図5はメ
ディアハブの平面図である。
【0031】スピンドルモーター102は図1で前述の
如くローター103に回転中心となるスピンドル101
が取り付けてあり、ローター103にはスピンドルモー
ター102の回転力発生の為のローターマグネット10
9が取り付けて有る。さらにチャッキングレバー105
の駆動ピン部105cの真下にはインデックス発生の為
のインデックスマグネット110が取り付けてある。こ
の実施例ではローターマグネット109は焼結フェライ
ト磁石を使用し、インデックスマグネット110はネオ
ジ鉄系の希土類マグネットを使用しているが、ローター
マグネット110には希土類マグネットの他にゴムフェ
ライトマグネットやプラスチックフェライトマグネット
などが使用可能であり、インデックスマグネットとして
はサマリウムコバルト系の希土類マグネットや、焼結フ
ェライトマグネット、プラスチックフェライトマグネッ
ト、ゴムフェライトマグネットなども使用可能である。
【0032】図3に於いて、モーター基板111には前
述のスピンドル101の支持の為の軸受け部112が構
成してある。この軸受け部はラジアルボールベアリング
112aと焼結メタル軸受け112bおよびこれらを支
持するハウジング112cから構成している。そしてこ
れらの軸受け部112はモーター基板111に取り付け
てある。
【0033】モーター基板111にはローターマグネッ
ト109と対向して複数の駆動コイル114が取り付け
てある。図1に示すローターマグネット109から発生
した磁界の中に駆動コイル114を置き、これらのコイ
ル114に電流を流す事により、スピンドルモーター1
02の駆動力を得ているものである。
【0034】さらにモーター基板111には、インデッ
クス信号発生の為のホールセンサ115が実装してあ
る。このホールセンサ115は前述のインデックスマグ
ネット110の回転移動軌跡の真下付近に取り付けてあ
る。スピンドルモーター102が回転する事により、イ
ンデックスマグネット110がホールセンサ115の上
を一回転に一回横切り、インデックス信号を発生させる
ものである。
【0035】この状態に於いて、図5に示すごとく、メ
ディアハブ7の駆動穴7bの寸法Aの位置がばらついて
寸法Aの異なるメディアハブ7をチャッキングした場合
は、前述の従来例で説明した如く、図16に示す様にメ
ディアハブ7のチャッキング位置が角度18だけずれる
事になるが、本発明では駆動ピン部105cの真下にチ
ャッキングマグネット110が取り付けて有るため、駆
動ピン部105cの位置変化と共にインデックスマグネ
ット110も角度18だけ移動し、結果的にインデック
スの位置は変化しない物である。
【0036】また、本実施例ではインデックスマグネッ
ト110を駆動ピン部105cの真下に取り付けた例を
説明したが、図4に示すごとく、チャッキングレバー1
05の駆動ピン部105cより支点ピン103aに近い
部分にインデックスマグネット110’を取り付ける事
もできる。この場合はメディアハブ7の駆動穴7bの寸
法7cのばらつきにより、駆動ピン部105cの位置が
変化してもインデックスの位置変化は小さくなる。逆に
インデックスマグネット110’’を駆動ピン部105
cより支点ピン103aに対して遠い位置に配置する
と、駆動ピン部105cの位置変化よりインデックスの
変化を大きくする事ができる。このように、インデック
スマグネット110の取付位置をチャッキングレバー1
05の駆動ピン部105cに対して変える事により、イ
ンデックスの変化量の補正を行う事もできる。
【0037】さらに、チャッキングマグネット110は
チャッキングレバー105と別体に構成する例を説明し
たが、チャッキングレバー105をプラスチックフェラ
イトマグネットまたは、プラスチック希土類マグネット
で造り、インデックスマグネット110も一体に造る事
により、部品点数の削減と共に、インデックスマグネッ
トとチャッキングレバーの取付が不要になるため、部品
取付精度の向上が計れ、コストダウンができると共に、
よりインデックスの精度を増す事ができる。
【0038】以上説明した実施例では、駆動ピン部10
5cはプラスチックまたは、マグネットで構成して有る
ため、ステンレス鋼で造られたメディアハブ7と係合
し、これを回転駆動する部分は摩耗する事がある。その
ため、図4に示すごとく、駆動ピン部105cのメディ
アハブ7との接触部分105c1,105c2は平面状
に構成してありメディアハブ7との接触面積を広くする
事により耐摩耗性を向上している。
【0039】図6は本発明のディスクチャッキング機構
の断面図である。ディスクチャッキング機構の上面には
メディアハブ7が搭載されているが、駆動穴107a
(図示なし)と駆動ピン部105cの位置が合っておら
ず、メディアハブ7が駆動ピン部105cの上面に斜め
に搭載されている状態を示している。
【0040】駆動ピン部105cの下側には透過型の光
センサー116がモーター基板111に実装してある。
図中矢印117は光センサー116の光の通路を示して
いる。チャッキングレバー105の駆動ピン部105c
の下部には光センサー116を遮光するための遮光板1
05eが一体的に設けて有る。
【0041】この状態で、スピンドル101が回転する
事により遮光板105eも回転し、一回転に一度光セン
サー116を遮光し、インデックス信号を発生させる。
特に光センサーの場合は信号の出力が大きく取れるた
め、専用のアンプ回路を必要とせず、回路構成が簡素化
できるメリットがある。また、磁気センサーを使用した
場合と異なり、スピンドルモーターのローターマグネッ
ト19の影響を受けにくく、ローターマグネット19の
近くに配置しても問題なく、光センサー116の配置の
自由度が大きくなるメリットもある。
【0042】なお、図6に於いては、前述した如く、ロ
ーター103はチャッキングレバー105の支点ピン1
03aをローター103からプレス加工による絞り出し
によって構成してある。また、ハブ台103eをロータ
ー103とは別部材で構成し、スピンドル101に圧入
すると共に、ローター103をカシメ固定している。
【0043】また、前述の遮光板105eはチャッキン
グレバー105と別体に構成して、取付位置を調整する
事によりメディアハブ7の駆動穴7bの寸法ばらつきに
よるインデックスのばらつきの補正も行う事が容易にな
る。
【0044】さらに図示しては無いが、光センサーは反
射式の物も使用可能であり、チャッキングレバー105
に反射板を取り付ける事により、光の反射でインデック
ス信号を発生させる事もできる。
【0045】
【発明の効果】本発明のディスクチャッキング機構は、
以上説明したようにジャケットに収納されたディスクの
中心部に固定された金属性のメディアハブの中心穴に係
合するスピンドルと、前記スピンドルに固定された回転
板と、前記回転板に設けられ、前記メディアハブの中心
から偏心した位置に設けた略四角形の駆動穴内に突出係
合する駆動ピンとからなり、該スピンドルの1回転に1
発の回転基準検出のための被検出手段を、該駆動ピンも
しくは駆動ピン保持手段の一部に設けた事により、メデ
ィアハブの駆動穴の位置がばらつく事によりメディアハ
ブの回転方向の位置が変化してもインデックスの発生位
置も同時に変化し、インデックスの発生位置の変化を防
止できると共に、インデックスの被検知手段の位置によ
っては補正量の加減もでき、メディア互換性が必要なデ
ィスク装置のインデックス位置を正確に得る事ができる
物である。
【0046】前記被検出手段は、光センサー検出のため
の光を遮断するシャッターとした事により、シャターを
チャッキングレバーと一体に構成でき、特別な部品を必
要とせず、機構の簡素化と部品点数の削減を行う事がで
きる。
【0047】前記駆動ピンと前記駆動ピン保持機構を一
体に構成する事により、部品点数の削減と、機構の簡素
化を達成できる。
【0048】前記駆動ピン保持機構をマグネットで構成
した事により、駆動ピン保持機構とインデックスマグネ
ットを一体に構成でき、インデックスのための特別なマ
グネットを設ける必要がなく、また、マグネットを駆動
ピン保持機構に取り付ける必要もないため、構成が簡単
であると共に信頼性の高いインデックス発生機構を提供
できる。
【0049】前記駆動ピン保持機構は一端に駆動ピンを
構成し、他端は前記回転板に回動支点により係合してあ
る事により、駆動ピンがメディアハブを駆動する場合に
位置が安定し、インデックスの発生位置を安定させる事
ができる。
【0050】前記駆動ピンおよび駆動ピン保持手段は、
駆動ピンがスピンドル軸方向の移動することを規制する
手段を構成してある事により、駆動ピン保持手段にイン
デックスマグネットを取り付けた場合に、インデックス
マグネットと、検出素子の間隔がいつも一定にでき、メ
ディアハブをチャッキングした際のインデックス位置の
ばらつきを押さえる事ができる。
【0051】さらに、本発明は駆動ピンを板バネで支持
する方式のディスクチャッキング機構にも応用でき、デ
ィスクの負荷の変化によりインデックスの発生位置がば
らつく事を補正する事もでき、応用範囲は広いものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるスピンドルモーターのディスク
チャッキング機構の分解斜視図である。
【図2】本発明におけるディスクチャッキング機構にメ
ディアハブを搭載した平面図である。
【図3】本発明のスピンドルモーターの斜視図である。
【図4】本発明のチャッキング機構の平面図である。
【図5】メディアハブの平面図である。
【図6】本発明のディスクチャッキング機構の断面図で
ある。
【図7】従来の主軸モーターの断面図である。
【図8】従来のチャッキング機構の平面図である。
【図9】従来のインデックス調整回路図である。
【図10】従来のインデックス調整回路のタイミングチ
ャートである。
【図11】従来の板バネによるチャッキング機構の平面
図である。
【図12】従来の板バネによるチャッキング機構の斜視
図である。
【図13】従来の板バネによるチャッキング機構にメデ
ィアハブを搭載した平面図である。
【図14】従来のレバーによるチャッキング機構の平面
図である。
【図15】従来のレバーによるチャッキング機構の斜視
図である。
【図16】従来のレバーによるチャッキング機構にメデ
ィアハブを搭載した平面図である。
【符号の説明】
7 メディアハブ 101 スピンドル 102 スピンドルモーター 103 ローター 103a 支点ピン 105 チャッキングレバー 105a 支点穴 105c 駆動ピン部 105e 遮光板 110 インデックスマグネット 116 光センサー

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジャケットに収納されたディスクの中心
    部に固定された金属性のメディアハブの中心穴に係合す
    るスピンドルと、前記スピンドルに固定した回転板と、
    前記回転板に設けられ、前記メディアハブの中心から偏
    心した位置に設けた略四角形の駆動穴内に突出係合する
    駆動ピンとからなり、該スピンドルの1回転に1発の回
    転基準検出のための被検出手段を、該駆動ピンもしくは
    駆動ピン保持手段の一部に設けた事を特徴とするディス
    ク装置のインデックス発生機構。
  2. 【請求項2】 前記回転板は、ディスクを回転駆動する
    スピンドルモーターのローターとすることを特徴とする
    請求項1記載のディスク装置のインデックス発生機構。
  3. 【請求項3】 前記被検出手段は、マグネットである事
    を特徴とする請求項1記載のディスク装置のインデック
    ス発生機構。
  4. 【請求項4】 前記被検出手段は、光センサーの検出の
    ための光の反射板である事を特徴とする請求項1記載の
    ディスク装置のインデックス発生機構。
  5. 【請求項5】 前記被検出手段は、光センサー検出のた
    めの光を遮断するシャッターである事を特徴とする請求
    項1記載のディスク装置のインデックス発生機構。
  6. 【請求項6】 前記駆動ピンと前記駆動ピン保持手段を
    一体に構成した事を特徴とする請求項1記載のディスク
    装置のインデックス発生機構。
  7. 【請求項7】 前記駆動ピン保持手段をマグネットで構
    成した事を特徴とする請求項3記載のディスク装置のイ
    ンデックス発生機構。
  8. 【請求項8】 前記駆動ピン保持手段は一端に駆動ピン
    を構成し、他端は前記回転板に回動支点により係合して
    ある事を特徴とする請求項1記載のディスク装置のイン
    デックス発生機構。
  9. 【請求項9】 前記駆動ピンおよび駆動ピン保持手段
    は、駆動ピンがスピンドル軸方向の移動することを規制
    する手段を構成してある事を特徴とする請求項8記載の
    ディスク装置のインデックス発生機構。
  10. 【請求項10】 前記被検出手段を検知する手段とし
    て、磁気検出素子を用いる事を特徴とする請求項3記載
    のディスク装置のインデックス発生機構。
  11. 【請求項11】 前記磁気検出素子として、ホール素子
    もしくはホールICもしくはMRセンサを用いる事を特
    徴とする請求項10記載のディスク装置のインデックス
    発生機構。
  12. 【請求項12】 前記被検出手段を検知する手段とし
    て、反射式の光センサーを用いる事を特徴とする請求項
    4記載のディスク装置のインデックス発生機構。
  13. 【請求項13】 前記被検出手段を検知する手段とし
    て、透過式の光センサー用いる事を特徴とする請求項5
    記載のディスク装置のインデックス発生機構。
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