JPH0726253Y2 - 内張材を具備するパーツフィーダ - Google Patents

内張材を具備するパーツフィーダ

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JPH0726253Y2
JPH0726253Y2 JP10416088U JP10416088U JPH0726253Y2 JP H0726253 Y2 JPH0726253 Y2 JP H0726253Y2 JP 10416088 U JP10416088 U JP 10416088U JP 10416088 U JP10416088 U JP 10416088U JP H0726253 Y2 JPH0726253 Y2 JP H0726253Y2
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bowl
lining material
track
outer peripheral
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JP10416088U
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洋一 上嶋
武 増田
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ワイケイケイ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、加工機械、組立機械等へ、自動的に機械部
品,電気部品等を供給する振動型パーツフィーダに関す
る考案である。
(従来の技術) 電磁振動等の振動を利用する振動型パーツフィーダは、
漏斗状のボウル内面に部品を整列させて搬送する螺旋状
の軌道を配備してあり、ボウルに回動円振動を付与する
事によって、ボウル内に収納した被搬送部品を、ボウル
内からボウルの外周上部へ誘導し、更にそこからシュー
トによって、部品を加工機械,組立機械等へ、自動的に
供給する。ところが、上記の際、部品同志及び部品とボ
ウルの軌道面,部品誘導トラック,部品搬送シュート等
との衝突により、騒音を発生したり、部品に損傷を与え
たり,部品同志の絡合いが起きたりする他,ボウル自体
等の金属面を摩耗させる支障があった。そのため、従来
は夫等支障の防止策として、ボウル等の内面にゴム材を
張って対処していたり、例えば実開昭55-129223号公開
実用新案公報記載の考案では、部品の供給通路にダイヤ
モンド又はCBN砥粒を固着し耐摩耗層を形成してある。
(考案の解決しようとする課題) 処が、上記ゴム材の場合、性能面での経年変化が大き
く、耐久性に問題がある上、性能の低下した際の交換に
手間が掛かり、簡単に交換出来ない欠点があった。亦、
ダイヤモンド又はCBN砥粒を固着し、耐摩耗層を形成し
たものは、素材であるダイヤモンド等が硬い為、比較的
軟い素材で造られた部品の場合、表面を傷付ける恐れが
大きく、一方、材料も高価な上、固着作業にも手間が掛
かった。本考案の目的は、前記の騒音及びボウルの摩耗
を防止する他、部品の形状にもよるが、送り速度を高め
たり、下げたりでき、加えて経年変化等による性能劣化
の際の張替えが容易な、内張材を具備するパーツフィー
ダを提供する事に在る。
(課題を解決するための手段) 本考案の必須の構成は、漏斗状のボウルA,上記ボウルA
の内側底面2から、外周壁1の内側壁面1aに沿って、そ
の上縁1bにかけて形成した、部品整列搬送用の螺旋状の
軌道3,上記軌道3の末端に対応し、ボウルAの外周壁1
を貫通又は切欠いた開口としての部品送出口4に接続す
る湾曲部等から成る部品誘導トラック5,付属構成として
上記部品誘導トラック5に接続し、整列した部品を加工
機械等へ搬送する、直線又は曲線状の部品搬送シュート
6から成る振動型パーツフィーダにおいて、ボウルAの
内側底面2及び螺旋状の軌道3の、底面3a及び側面3b
の、部品が接触する部分の全部又は一部を除いた部分
へ、同一太さの一本又は複数本の合成樹脂フィラメント
材で造った、同一高さで同形の、多数のループ群11を形
成したループ集合体から成る内張材Bを張設した、内張
材を具備するパーツフィーダを特徴とする。
(実施例) 以下本考案の構成を、図面に示した本考案の実施例を参
照して説明する。先づ、第4図,第5図で、Aは本考案
の実施対象の振動型パーツフィーダの一例の漏斗状のボ
ウルで、軽合金,鉄板,鋼板等を成型して椀状とし、そ
の内部へ加工機械,組立機械等へ自動的に供給すべき各
種の部品を収納する。1はボウルAの外周壁、1aはその
内側壁面、1bはその上縁、2はボウルAの内側底面、3
はボウルAの上記内側底面2から外周壁1の内側壁面1a
の上縁1bにかけて、螺旋状に形成して配設した、ステン
レススチール薄板等で造り、断面が一の字形状の鰭型突
出片から成る部品送出用の軌道、3aはその底面、3bは仝
じく側面(外周壁1の内側壁面1aの一部)、4は上記軌
道3の末端に対応して、ボウルAの外周壁1を貫通する
か又は切欠いて形成した部品送出口、5は部品送出口4
と次記の部品搬送シュート6とを接続する、軌道3と同
じ素材でコ字状の断面で、適宜の曲率の湾曲部等から成
る部品誘導トラック、6は上記部品誘導トラック5に接
続し、整列した部品を加工機械等へ搬送する直線又は曲
線状で、傾斜させるか又は水平に形成した、付属構成と
しての部品搬送シュートのスタート部分で、その中間部
分では、部品貯蔵の目的で垂直に形成する事もある。7
はボウルAの外周壁1の、部品誘導トラック5の下部に
附設した部品回収用受皿で、部品送出口4において、部
品誘導トラック5に乗らずに落下する部品Cを受けて、
再度ボウルAの外周壁1の底部から、ボウル内へ部品C
を回収する。8はボウルAの支持台、9は振動付加装置
で、電磁振動機構を利用して、パーツフィーダの稼動
中、常時、短い周期の回動円振動をボウルAに賦与し、
ボウルAへ収納されている部品Cへ、遠心作用に基づく
慣性力を加え、部品CがボウルAの内側底面2から、外
周壁1の内側壁面1aに形成した螺旋状の軌道3に沿って
上縁1bの部品送出口4へ、順次誘導搬送される作用を営
む。次ぎに第3図において、Bは本考案の必須の構成の
要部を形成する内張材で、同一太さの一本又は複数本の
合成樹脂フィラメント材で造った、同一高さで同形の、
多数のループ群を形成したループ集合体で形成する。
尚、内張材Bの構造は、ポリアミド,ポリエステル等の
合成繊維の織布又は上記合成繊維と、接着剤との接着性
の良い天然繊維との交織による織布から成る基布10へ、
同一太さの一本又は複数本のポリアミド等の合成樹脂フ
ィラメント材を、多数のループ群11を形成させて縫込ん
でループ集合体とし、必要に応じ、基布10の裏面に圧着
接着剤等の接着剤層12を塗着し、剥離紙を被覆して置い
たものゝ、剥離紙を剥して、第1図及び第2図に示す様
に、ボウルAの内側底面2及び螺旋状の軌道3の底面3a
及び側面3bの、部品が接触する部分の全部又は一部を除
いた部分へ、接着剤層12の接着面を圧着して、接着して
張設するか、若しくは上記内側底面2等の被接着面へ、
合成ゴム系又はイソシアネート系等の接着剤を塗布し、
前記接着剤層12の無い内張材Bを張着けて接着する。上
記の様に所要の個所に内張材Bを張設する事により、従
来公知のゴム材を張った場合と同等に、騒音の発生と部
品の損傷を防止でき、性能面での経年変化も小さく、尚
且、内張材Bの交換が比較的容易である。そして、搬送
速度については、幅52ミリ,長さ280ミリのアルミニウ
ム製直線軌道と、それに本考案の内張材Bを張設した直
線軌道とを夫々具備する、2種の直進フィーダで、送り
速度の測定を実験した処、寸法が直径7.3ミリと直径15
ミリで、高さ5ミリのジィーンズ用スナップボタン部品
の単体2個について、環状体についてはアルミニウム軌
道の場合26.24及び36.45各ミリメートル/秒、内張材B
を張設した場合37.25及び37.87各ミリメートル/秒と測
定結果が得られ、夫れによると何れも内張材Bを張設し
たものでは、摩擦抵抗が減った事により、搬送速度が増
加している。併し一方、スライドファスナーのスライダ
ーの場合の実験例では、65.57ミリメートル/秒と55.21
ミリメートル/秒の様に、内張材Bを張設した方の搬送
速度が低下した結果に成っているが、これはスライダー
自体が複雑な形状をしている事から、その一部が内張材
Bのループに引掛かる為、その抵抗が摩擦抵抗の低減値
より大きく、差引、抵抗値が増加した結果、搬送速度の
低下を招いたものと推測する。尚、ループ集合体のルー
プの大さ、フィラメントの直径或は本数、若しくは植込
み密度を変える事で、内張材Bの摩擦係数を調整すれ
ば、可成の幅で搬送速度の調節が可能に成る他、軌道3
の一部に内張材Bを張設しない部分を設置する事でも搬
送速度の調節が可能である。亦、内張材の形状として、
直毛のブラシ型集合体及び先端に偏平な小径の円盤体を
形成した、キノコ型集合体のものを試作して、上記仝様
の実験をしたが、本考案のループ型集合体に比べ騒音防
止作用は別として、搬送速度の調整において顕著な差異
があった。
(考案の効果) 上記の構成及び作用を具備する本考案の内張材Bを具備
する振動型パーツフィーダは、ボウルの内側底面や軌道
の底面或は側面の、金属部分の露出した振動型パーツフ
ィーダに比べ騒音防止効果が顕著であり、亦、長期間耐
摩耗性を保持できた上、消耗時の交換もゴム材やダイヤ
モンド砥石等に比較して容易である他、その価格が極め
て安価であり、更には部品の搬送速度の調整効果をも具
備している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の要部の斜視図、第2図は第1
図のII-II線における部品Cを収納した状態の断面図、
第3図は本考案の内張材Bの説明図斜視図、第4図は内
張材Bを張設する前の振動型パーツフィーダの一例の要
部の平面図、第5図は第4図の振動型パーツフィーダの
一部を切欠いて示した側面図である。 図の主要な部分を表す符号の説明 A……ボウル、B……内張材、C……部品、1……外周
壁、1a……内側壁面、1b……上縁、2……内側底面、3
……軌道、5……部品誘導トラック、6……部品搬送シ
ュート、11……ループ群。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】漏斗状のボウルA,上記ボウルAの内側底面
    2から、外周壁1の内側壁面1aに沿って、その上縁1bに
    かけて形成した、部品整列搬送用の螺旋状の軌道3,上記
    軌道3の末端に対応し、ボウルAの外周壁1を貫通又は
    切欠いた開口としての部品送出口4に接続する湾曲部等
    から成る部品誘導トラック5,付属構成として上記部品誘
    導トラック5に接続し、整列した部品を加工機械等へ搬
    送する、直線又は曲線状の部品搬送シュート6から成る
    振動型パーツフィーダにおいて、ボウルAの内側底面2
    及び螺旋状の軌道3の、底面3a及び側面3bの、部品が接
    触する部分の全部又は一部を除いた部分へ、同一太さの
    一本又は複数本の合成樹脂フィラメント材で造った、同
    一高さで同形の、多数のループ群11を形成したループ集
    合体から成る内張材Bを張設した、内張材を具備するパ
    ーツフィーダ。
JP10416088U 1988-08-06 1988-08-06 内張材を具備するパーツフィーダ Expired - Lifetime JPH0726253Y2 (ja)

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JPH0226024U JPH0226024U (ja) 1990-02-20
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