JP2001340613A - パチンコ玉揚送装置 - Google Patents

パチンコ玉揚送装置

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JP2001340613A
JP2001340613A JP2000162205A JP2000162205A JP2001340613A JP 2001340613 A JP2001340613 A JP 2001340613A JP 2000162205 A JP2000162205 A JP 2000162205A JP 2000162205 A JP2000162205 A JP 2000162205A JP 2001340613 A JP2001340613 A JP 2001340613A
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Japan
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ball
pachinko
pachinko ball
pachinko balls
conductive brush
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Fujio Kobayashi
富士夫 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パチンコ玉揚送装置によって揚送されるパチ
ンコ玉の帯電を可及的に防止する。 【解決手段】 パチンコ玉を排出するための玉送出ユニ
ット(51)を上部に備える揚送塔(5)と、揚送塔
(5)内で回転する螺旋体(11)と、を備えるパチン
コ玉揚送装置において、前記玉送出ユニット(51)内
部に、螺旋体(11)によって揚送されたパチンコ玉に
帯電した静電気を除去するための除電手段(71,9
1)が設けられていることを特徴とする。玉送出ユニッ
ト(51)内に揚送されたパチンコ玉に除電手段(7
1,91)が作用してそれを除電する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ玉を低
い位置から高い位置へ持ち上げるための装置、すなわ
ち、パチンコ玉揚送装置(以下、「揚送装置」という)
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】これまでに知られている揚送装置とし
て、特開平11−114199号公報において本出願人
が開示した揚送装置(以下、「従来の揚送装置」とい
う)がある。従来の揚送装置は、パチンコ玉を排出する
ための玉送出ユニットを上部に備える揚送塔と、この揚
送塔内で回転する螺旋体と、螺旋体外周面に形成された
螺旋溝と、螺旋溝に受け入れられたパチンコ玉に摩擦力
を付与するための保持部材と、を備え、螺旋体の回転に
より揚送されたパチンコ玉は、玉送出ユニットが備える
排出口から外部へ排出され、搬送経路を介してパチンコ
機や遊技客の元へ搬送されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の揚送装置に用い
られる保持部材は、金属製のパチンコ玉とは異なる材質
(布や不織布等)によって作られているため、両者間の
接触により静電気が発生し、この静電気によりパチンコ
玉を帯電させる原因となりやすい。パチンコ玉が帯電す
ると、その静電気の吸着力によりパチンコ玉は塵埃を吸
着する。塵埃を吸着したパチンコ玉が揚送装置から排出
されると、パチンコ玉の搬送経路やパチンコ機の盤面等
を汚してしまう恐れがある。さらに、帯電したり汚れた
りしたパチンコ玉が遊技客の元に搬送されると、これに
触れた遊技客の手を汚したり、放電により遊技客に不快
感を覚えさせたりする恐れもある。また、静電気の放電
により発生する電磁ノイズが、パチンコ機を制御する電
子回路等に悪影響を与える恐れもある。本発明が解決し
ようとする技術的課題は、上記したパチンコ玉の帯電を
可及的に排除することにより、パチンコ玉の搬送経路や
パチンコ機を汚すこと、、遊技客の手を汚したり静電気
による不快感を覚えさせること、また、電子回路等に悪
影響を与えることを未然に防止することにある。本発明
は、このような観点からなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決しよ
うとした発明者は、揚送塔上部に設けられた玉送出ユニ
ット内に除電手段を設けることを思いついた。その詳し
い構成については、項を改めて説明する。なお、何れか
の請求項の発明の説明において行う用語の定義等は、そ
の性質上可能な範囲において他の請求項の発明にも適用
されるものとする。
【0005】請求項1に記載した発明の構成 請求項1に記載した発明に係る揚送装置(以下、「請求
項1の揚送装置」という)は、パチンコ玉を排出するた
めの玉送出ユニットを上部に備える揚送塔と、前記揚送
塔内で回転する螺旋体と、を備えている。請求項1の揚
送装置は、前記玉送出ユニット内部に、前記螺旋体によ
って揚送されたパチンコ玉に帯電した静電気を除去する
ための除電手段が設けられていることを特徴とする。請
求項1の揚送装置に設けられた「除電手段」の構造や原
理等には、何ら制限がない。一般的には、直接間接にパ
チンコ玉と電気的に接触し、パチンコ玉に帯電している
静電気をアースへ逃がす方法が採用されるが、パチンコ
玉と接触せずに帯電している静電気を空中放電させる方
法等もある。
【0006】請求項1に記載した発明の作用効果 請求項1の揚送装置を使用すると、螺旋体の回転により
揚送塔内で揚送されたパチンコ玉は静電気を帯びている
が、玉送出ユニット内で除電手段の作用を受け、その静
電気が除去される。したがって、玉送出ユニットから排
出され、搬送経路を通ってパチンコ機や遊技者の手元に
搬送されるパチンコ玉が汚れていたり帯電していたりす
ることがない。これにより、搬送経路やパチンコ機を汚
したり、また、遊技客の手を汚したり放電により遊技客
に不快感を覚えさせることがない。
【0007】請求項2に記載した発明の構成 請求項2に記載した発明に係る揚送装置(以下、「請求
項2の揚送装置」という)は、請求項1の揚送装置の構
成に限定が加わり、前記除電手段が、前記玉送出ユニッ
ト内を通過するパチンコ玉の一部又は全部と接触可能に
設けられ、かつ、アースされた導電性ブラシを含むこと
を特徴とする。「導電性ブラシ」には、たとえば、カー
ボンブラシ、金属ブラシが該当する。導電性ブラシは、
必ずしも大地にアースされている必要はなく、大地の代
わりとなるもの(たとえば、揚送装置本体、建物の鉄
筋)にアースされている場合も含まれる。
【0008】請求項2に記載した発明の作用効果 請求項2の揚送装置を使用すると、帯電して揚送された
パチンコ玉に導電性ブラシが接触し、この導電性ブラシ
を介して静電気がアースに流れて除電される。ブラシの
持つ柔軟性により自在に変形するので、これによりパチ
ンコ玉との接触の機会が増加し、それにより、除電効果
を高めることできる。
【0009】請求項3に記載した発明の構成 請求項3に記載した発明に係る揚送装置(以下、「請求
項3の揚送装置」という)は、請求項2の揚送装置の構
成に限定が加わり、前記玉送出ユニットが前記螺旋体か
ら突出する回転軸を介して当該螺旋体上部を回転自在に
支持するように構成され、前記導電性ブラシが、前記回
転軸に取り付けられていることを特徴とする。
【0010】請求項3に記載した発明の作用効果 請求項3の揚送装置を使用すると、請求項2の揚送装置
の作用効果に加え、導電性ブラシが回転軸と共に回転し
ながらパチンコ玉の一部又は全部と接触する。螺旋体に
より揚送されたパチンコ玉は慣性により所定の速度で運
動しているが、回転軸の回転により導電性ブラシを回転
させることによって、パチンコ玉と導電性ブラシとの間
の相対速度を可及的に小さくすることができる。相対速
度が小さくなれば導電性ブラシをパチンコ玉に接触させ
たときの衝撃を小さくできるので、導電性ブラシの磨耗
を少なくすることができる。
【0011】請求項4に記載した発明の構成 請求項4に記載した発明に係る揚送装置(以下、「請求
項4の揚送装置」という)は、請求項2又は3の揚送装
置の構成に限定が加わり、前記回転軸が導電性部材によ
り構成され、前記導電性ブラシが、前記回転軸と電気的
に接触する導電性支持体を介して前記回転軸に放射状に
り付けられ、前記回転軸が直接的又は間接的にアースさ
れていることを特徴とする。
【0012】請求項4に記載した発明の作用効果 請求項4の揚送装置を使用すると、請求項2又は3の揚
送装置の作用効果に加え、導電性ブラシが回転軸に放射
状に取り付けられているので、パチンコ玉と接触する機
会が増え、接触機会が増えた分だけ除電効果を高めるこ
とができる。
【0013】請求項5に記載した発明の構成 請求項5に記載した発明に係る揚送装置(以下、「請求
項5の揚送装置」という)は、請求項2の揚送装置の構
成に限定が加わり、前記玉送出ユニットがパチンコ玉を
排出するための排出口を備え、前記導電性ブラシが、前
記排出口に臨んで排出されるパチンコ玉の一部又は全部
と接触可能となるように配されていることを特徴とす
る。
【0014】請求項5に記載した発明の作用効果 請求項5の揚送装置を使用すると、請求項2の揚送装置
の作用効果に加え、排出口から排出されるパチンコ玉の
一部又は全部が導電性ブラシと接触し、これにより除電
される。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、各図を参照しながら、本発
明の実施の形態(以下、「本実施形態」という)につい
て説明する。図1は、本実施形態の揚送研磨装置の斜視
図であり、図2は開閉ドアを開いた状態の揚送塔の拡大
図である。図3は保持パネルの構造を示すための斜視図
であり、図4は図3の部分拡大図である。図5は玉送出
ユニットの分解斜視図であり、図6は図1のA−A断面
図である。図7は玉送出ユニットの内部を示す平面図で
ある。なお、図6では、螺旋体の形状を理解しやすくす
るために、この螺旋体は破断せずに示してある。
【0016】揚送研磨装置の基本構造 まず、図1及び2を参照しながら、本実施形態の揚送研
磨装置の基本構造を説明する。揚送研磨装置1は、ベー
ス部3から起立する揚送塔5と、揚送塔5に囲まれた螺
旋体11と、螺旋体11を回転させるための駆動モータ
9と、から基本的に構成されている。螺旋体11の外周
面には、複数の螺旋溝13が切削形成され、その下端部
周囲は短尺筒体7が配されている。なお、図2に示す符
号8は短尺筒体7の周方向に等間隔で貫通形成されたパ
チンコ玉の導入孔であり、同じく符号10は短尺筒体7
にパチンコ玉を転動投入するための周囲ボックスであ
る。
【0017】揚送塔の構成 図1及び2に示すように、揚送塔5は、揚送塔本体21
とこの揚送塔本体21にヒンジ結合された開閉ドア25
から構成され、開閉ドア25の開閉により揚送塔本体2
1内側の開口部23が開閉されるようになっている。製
造や運搬を容易にするために、本実施形態の開閉ドア2
5は、揚送塔5の縦方向に三分割されている。符号27
は、揚送塔本体27に開閉ドア25をロックするための
ロック機構である。符号28は、ロック機構21の取付
位置を上下動させるためのスライド溝である。揚送塔本
体21の開口部23近傍外壁には、取付片29を介して
間接的に係止ピン31がこの開口部23を臨むようにし
て複数個固定されている。揚送塔5の上部には、後述す
る玉送出ユニット51が取り付けられている。
【0018】保持パネルの構成 図2〜4に基づいて、保持パネル(保持部材)15につ
いて説明する。保持パネル15は、弾力性のある不織布
からなる保持シート37と、保持シート37の裏面(保
持面の反対面)、すなわち、非保持面(非研磨面)に貼
り付けられた裏打板39とから構成されている。保持シ
ート37の厚みは、不織布自体の弾力の度合いや、螺旋
体11と揚送塔5の内壁面との距離や、パチンコ玉に与
える押圧力の強さ等を総合的に考慮して設定するとよ
い。本実施形態の保持シート37は、揚送するパチンコ
玉の表面を研磨するための研磨部材としての役割を兼ね
備えており、使用時において6.5ミリメートルの厚み
の不織布を用いているが、たとえば、3.0〜10ミリ
メートル程度の厚みのものを用いることができる。
【0019】裏打板39は、揚送塔5内へ差込み取出し
が可能な程度の可撓性と保持シート37を揚送塔5内へ
案内できるだけの剛性とを有する合成樹脂板によって構
成されている。好ましくは、0.5〜1.5ミリメート
ル程度のポリプロピレン等を用いるとよい。本実施形態
においては、0.8ミリメートルの透明又は半透明なポ
リプロピレン板を、保持シート37を貼り付けるための
部分である裏打板本体41と、この裏打板本体41の両
側端から突出する一方の突出片43と他方の突出片45
とから構成し、両者間にはプレス加工により折り目40
を形成して一方の突出片43と他方の突出片45とを裏
打板本体41に対して折り曲げられるようにしている。
なお、裏打板本体41に保持シート37を設ける方法と
しては、上述した貼り付けの他に、溶着、縫い付け、圧
着等があるが、素材の種類に応じて選択するとよい。
【0020】図2及び3に示すように、裏打板本体41
は螺旋体11との間に必要な間隔の空間部を形成しつつ
これを囲むのに充分な大きさに形成され、一方の突出片
43と他方の突出片45とは、装着時に両者が合わさる
ように両者ほぼ対称に形成されている。一方の突出片4
3と他方の突出片45は、図2に示すように、装着時に
揚送塔5外へ突出しうる長さ(形状)に形成され、その
突出する部分(先端部)の両者対応位置にそれぞれ係止
孔47が厚み方向に貫通形成されている。この係止孔4
7は、先に説明した係止ピン31に掛合できる位置に設
けられ、この掛合によって保持パネル15の位置ズレを
防止する役割を担っている(図4に示す拡大図参照)。
係止孔47と係止ピン31とによって、本実施形態にお
ける保持パネル15の位置決めを行うための係止構造が
構成されている。
【0021】上述したようにして位置決めされる保持パ
ネル15は、その上端(保持部材上端)17が、図6に
示すように、玉送出ユニット51の排出口61の下端よ
り上方に突き出る位置になるように設定されている。こ
の設定は、上述した係止孔47と係止ピン31との相対
位置を調整することによって定めることができる。本実
施形態におけるパネル上端面17の突出長さL(図6参
照)は、保持部材の性質にもよるが、たとえば、5〜1
5ミリメートルの範囲の寸法に設定するのが好ましい
が、2〜30ミリメートルの範囲の寸法に設定すること
もできる。また、パネル上端面と排出口61の下端を同
じ高さ(この場合の突出長さLはほぼゼロとなる)とな
るようにパネル上端面17を配してもよい。この場合
も、上記同様に理由により排出口61付近にパチンコ玉
を停滞させることを防ぐことができるからである。すな
わち、図5又は6に示すように、螺旋体11、保持パネ
ル(保持部材)17上端及び排出口61下端の三者間の
高さ関係が、螺旋体上端<保持部材上端≧排出口下端と
なるように配されている。
【0022】玉送出ユニットの構成 図5乃至7を参照しながら、玉送出ユニット51の構成
について説明する。玉送出ユニット51は合成樹脂又は
金属によって構成されており、揚送塔5上端を閉鎖し、
揚送されたパチンコ玉を側方に突き出る排出ノズル53
から排出するように構成されている。玉送出ユニット5
1内には周囲壁52とカバー部材55とにより囲まれた
貯留室59が形成されている。貯留室59は、一時的に
貯留したパチンコ玉を、排出口61を介して排出ノズル
53から外部へ排出するように構成されている。また、
玉送出ユニット51のカバー部材55には螺旋体11の
金属製(導電性)回転軸12を回転自在に支持するため
の軸受57が設けられている。軸受57は、図6に示す
ようにアースされており、これにより、回転軸12が間
接的にアースされるようになっている。なお、符号62
は排出ノズル52を閉鎖するためのノズル天板を、ま
た、符号63は貯留室59内に発生する塵埃を集塵する
ためにノズル天板62に設けられた排気ノズルを、それ
ぞれ示している。
【0023】導電性ブラシの構成 図5乃至7を参照しながら、導電性ブラシ71について
説明する。導電性ブラシ71は、金属製の取付リング
(導電性支持体)73に放射状に植え付けられた導電性
の繊維により構成されている。放射状に植え付けられた
のは、図5に示すように、回転したときの広がりを利用
してパチンコ玉との接触の機会をなるべく多くするため
である。導電性ブラシ71を構成する導電性繊維として
本実施形態では、カーボン(炭素)繊維が用いられてい
る。カーボン繊維が用いられているのは、それが適度な
柔軟性を持ちパチンコ玉を傷つけず、また、それ自身の
磨耗が少ないからである。カーボン繊維以外にも、たと
えば、ステンレス繊維等の金属製繊維や、合成樹脂繊維
に金属繊維等を混合させた混合繊維等を用いることがで
きる。導電性ブラシ71を構成する各繊維の長さは一定
でもよいが、パチンコ玉との接触機会を増加させるため
に変化させてもよい。
【0024】取付リング73は、アースされた回転軸1
2と電気的に接触するように構成されている。導電性繊
維の植付けは、取付リング73と導電性ブラシ71とが
導通するように行われており、これにより、回転軸12
に取り付けられた取付リング73を介して導電性ブラシ
71が間接的にアースされるようになっている。取付リ
ング73の回転軸12への取付は、ネジ(図示を省略)
等により着脱自在となるように行うとよい。着脱自在に
構成しておけば、導電性ブラシ71が磨耗したり汚れた
り等したときに、これを簡単に交換することができるか
らである。なお、回転軸12等のアースは、可能であれ
ば大地に行うことが効率よく除電する上で好ましいが、
静電気を吸収するに充分であれば建物の鉄筋等に行って
もよい。
【0025】他の導電性ブラシの構成 図5及び6に基づいて、他の導電性ブラシ91について
説明する。導電性ブラシ91は、金属製(導電性)取付
板93に植え付けられており、形状が異なる点を除いて
先に説明した導電性ブラシ71と構造及び除電原理を共
通にする。先に説明したように玉送出ユニット51内の
貯留室59は、一時的に貯留したパチンコ玉を排出口6
1を介して排出ノズル53から外部へ排出するように構
成されており、導電性ブラシ91はこの排出口61に臨
み、排出されるパチンコ玉の一部又は全部と接触するよ
うに排出ノズル53を閉鎖するノズル天板62下面に配
されている。図6に示すように、取付板93はアースさ
れており、これにより、導電性ブラシ91が間接的にア
ースされるようになっている。本実施形態においては、
除電作用をより確実にするために導電性ブラシ91が先
に述べた導電性ブラシ71と併設されているが、除電効
果が充分であるなら何れか一方を省略し他方だけを設け
るようにしてもよい。さらに、導電性ブラシ91の取り
付け場所や大きさを変更することもできる。
【0026】本実施形態の作用効果 図1、2及び5乃至6を参照しながら、本実施形態の作
用効果について説明する。周囲ボックス10に供給され
たパチンコ玉は、導入孔群8から導入され短尺筒体7を
介して螺旋体11の螺旋溝群13によって部分的に受け
入れられる。受け入れられたパチンコ玉は、保持パネル
15から押圧力を受けつつ螺旋体11の回転によって揚
送されつつ研磨される。このときパチンコ玉と摩擦接触
している保持パネル15には、押上力が作用して位置ズ
レし易い状態になるが、係止孔47と係止ピン31とに
よる係止構造の働きによってそのズレが防止される。こ
うして揚送されたパチンコ玉は玉送出ユニット51の貯
留室59内に送られ、図6に示すように保持パネル15
の押圧力から開放され、螺旋体11の回転による遠心力
を受けて排出口61を通り排出ノズル53から排出され
る。
【0027】他方、貯留室59内に送られたパチンコ玉
の一部又は全部には、螺旋体11の回転軸12と共に回
転する導電性ブラシ71が回転接触する。この接触によ
りパチンコ玉に帯電している静電気が導電性ブラシ71
から取付リング73へ、取付リング73から回転軸12
を抜けてアースされる(除電される)。導電性ブラシ7
1と接触しなかったパチンコ玉は、接触した他のパチン
コ玉と接触して間接的に除電される。これに加え、排出
ノズル53から排出されるパチンコ玉は導電性ブラシ9
1と接触し、残余の静電気が存在する場合は、その静電
気が除電される。
【0028】このように、玉送出ユニット51から排出
されるパチンコ玉は除電されているので、塵埃等を吸着
することが極めて少ない。したがって、排出されたパチ
ンコ玉が搬送経路やパチンコ機の盤面に塵埃等を運ばな
いのでこれらを汚すことがない。また、遊技者の手を汚
すこともない。他方、パチンコ玉が静電気を放電するこ
ともなくなるので、遊技者に不快感を覚えさせたり放電
ノイズにより電子回路等に悪影響を与えることを未然に
防ぐことができる。
【0029】
【発明の効果】各請求項に記載した発明に係る揚送装置
を使用すると、パチンコ玉の帯電を可及的に防止するこ
とにより、パチンコ玉の搬送経路やパチンコ機を汚すこ
と、遊技客の手を汚したり静電気による不快感を覚えさ
せること、また、電子回路等に悪影響を与えることを未
然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態の揚送研磨装置の斜視図であ
る。
【図2】 開閉ドアを開いた状態の揚送塔の拡大図
である。
【図3】 保持パネルの構造を示すための斜視図で
ある。
【図4】 図3の部分拡大図である。
【図5】 玉送出ユニットの分解斜視図である。
【図6】 図1のA−A断面図である。
【図7】 玉送出ユニットの内部を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1 揚送装置 3 ベース部 5 揚送塔 7 短尺筒体 8 導入孔 9 駆動モータ 10 周囲ボックス 11 螺旋体 13 螺旋溝 15 保持パネル(保持部材) 17 パネル上端面 21 揚送塔本体 25 開閉ドア 27 ロック機構 28 スライド溝 31 係止ピン 37 保持シート 39 裏打板 41 裏打板本体 43 突出片 45 突出片 47 係止孔 53 排出ノズル 55 カバー部材 59 貯留室 61 排出口 62 ノズル天板 71 導電性ブラシ 73 取付リング 91 導電性ブラシ 93 取付板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ玉を排出するための玉送出ユニ
    ットを上部に備える揚送塔と、 前記揚送塔内で回転する螺旋体と、を備えるパチンコ玉
    揚送装置において、 前記玉送出ユニット内部に、前記螺旋体によって揚送さ
    れたパチンコ玉に帯電した静電気を除去するための除電
    手段が設けられていることを特徴とするパチンコ玉揚送
    装置。
  2. 【請求項2】 前記除電手段が、前記玉送出ユニット内
    を通過するパチンコ玉の一部又は全部と接触可能に設け
    られ、かつ、アースされた導電性ブラシを含むことを特
    徴とする請求項1に記載したパチンコ玉揚送装置。
  3. 【請求項3】 前記玉送出ユニットが前記螺旋体から突
    出する回転軸を介して当該螺旋体上部を回転自在に支持
    するように構成され、 前記導電性ブラシが、前記回転軸に取り付けられている
    ことを特徴とする請求項2に記載したパチンコ玉揚送装
    置。
  4. 【請求項4】 前記回転軸が導電性部材により構成さ
    れ、 前記導電性ブラシが、前記回転軸と電気的に接触する導
    電性支持体を介して前記回転軸に放射状に取り付けら
    れ、 前記回転軸が直接的又は間接的にアースされていること
    を特徴とする請求項2又な3に記載したパチンコ玉揚送
    装置。
  5. 【請求項5】 前記玉送出ユニットがパチンコ玉を排出
    するための排出口を備え、 前記導電性ブラシが、前記排出口に臨んで排出されるパ
    チンコ玉の一部又は全部と接触可能となるように配され
    ていることを特徴とする請求項2に記載したパチンコ玉
    揚送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009039161A (ja) * 2007-08-06 2009-02-26 Sophia Co Ltd 封入球式遊技機
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