JP2896129B1 - 球体搬送磨き装置及び球体搬送磨き装置の磨き部材 - Google Patents

球体搬送磨き装置及び球体搬送磨き装置の磨き部材

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JP2896129B1
JP2896129B1 JP4310698A JP4310698A JP2896129B1 JP 2896129 B1 JP2896129 B1 JP 2896129B1 JP 4310698 A JP4310698 A JP 4310698A JP 4310698 A JP4310698 A JP 4310698A JP 2896129 B1 JP2896129 B1 JP 2896129B1
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Abstract

【要約】 【課題】本発明は、球体搬送磨き装置及び球体搬送磨き
装置の磨き部材に関し、例えばパチンコ玉、ゴルフボー
ル等の球体の表面を磨く球体搬送磨き装置に適用して、
磨き部材を確実に保持して、かつ簡易に交換することが
できるようにする。 【解決手段】本発明は、円柱体の周囲に形成された螺旋
状の溝により球体をガイドしながら、この円柱体の周囲
に配置された磨き部材に球体を押圧することにより、球
体を磨き部材により磨く構成において、円柱体の周囲を
囲む略円弧形状の曲面に、円柱体の軸方向及び円周方向
に変位困難に、かつ着脱可能に、磨き部材を保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、球体搬送磨き装置
及び球体搬送磨き装置の磨き部材に関し、例えばパチン
コ玉、ゴルフボール等の球体の表面を磨く球体搬送磨き
装置に適用することができる。本発明は、円柱体の周囲
に形成された螺旋状の溝により球体をガイドしながら、
この円柱体の周囲に配置された磨き部材に球体を押圧す
ることにより、球体を磨き部材により磨く構成におい
て、円柱体の周囲を囲む略円弧形状の曲面に、円柱体の
軸方向及び円周方向に変位困難に、かつ着脱可能に、磨
き部材を保持することにより、この種の装置において、
磨き部材を確実に保持して、かつ簡易に交換することが
できるようにする。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の球体搬送磨き装置でなる
パチンコ玉の搬送装置においては、パチンコ台から排出
されたパチンコ玉をパチンコ台よりも上方に搬送するよ
うになされたものが提案されており(特開昭56−80
83号公報)、この搬送の際にパチンコ玉を併せて清掃
するようになされている。
【0003】すなわちこの種の搬送装置は、垂直に配置
した筒状部材の内側で、螺旋状の翼を回転させることに
より、この筒状部材の内側に沿って、下方から上方にパ
チンコ玉を搬送するものである。さらにこの種の搬送装
置は、筒状部材の内側にウレタンゴム等の磨き部材が配
置され、螺旋状の翼の回転による遠心力によりパチンコ
玉を磨き部材に摺接させてパチンコ玉を磨くようになさ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、球体磨
き装置においては、螺旋状の翼の回転による遠心力によ
りパチンコ玉を磨き部材に摺接させてパチンコ玉を磨く
ことにより、各パチンコ玉の表面を万遍なく磨すること
が困難な問題があった。
【0005】この問題を解決する1つの方法として、ガ
イド溝により球体を磨き部材に押圧しながら、このガイ
ド溝によりガイドして球体を搬送する方法が考えられ
る。すなわちガイド溝によれば、パチンコ玉を個々に搬
送でき、各パチンコ玉をそれぞれ個々に磨き部材に押圧
することができる。これにより各パチンコ玉をそれぞれ
磨くことができると考えられる。
【0006】またガイド溝のガイドにより、パチンコ玉
を筒状部材の内側、円周方向に転がしながら、筒状部材
の軸方向に徐々に変位させることができることにより、
これによりパチンコ玉の全面を漏れなく磨くことができ
ると考えられる。
【0007】ところがこのようにガイド溝により球体を
磨き部材に押圧しながら搬送する場合、パチンコ玉の移
動により磨き部材に力が加わり、これにより筒状部材の
内側で磨き部材が偏ったりする等の問題がある。その反
面、この種の磨き部材は、一定の使用による交換する必
要があり、この交換をスムーズに実行できることが求め
られる。
【0008】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、ガイド溝により球体を磨き部材に押圧しながら搬送
する構成において、磨き部材を確実に保持し、かつ確実
に交換することができる球体搬送磨き装置及び球体搬送
磨き装置の磨き部材を提案しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め請求項1に係る発明においては、円柱体の周囲に形成
された螺旋状の溝により球体をガイドしながら、この円
柱体の周囲に配置された磨き部材に球体を押圧して球体
を移動させることにより、球体を磨き部材により磨く球
体搬送磨き装置に適用する。この球体搬送磨き装置にお
いて、所定の保持機構を有し、この保持機構により、円
柱体の周囲を囲む略円弧形状の曲面に、円柱体の軸方向
及び円周方向に変位困難に、かつ着脱可能に、磨き部材
を保持する。
【0010】またこのとき、先の保持機構が、曲面の円
周方向に延長するように、かつ根元側が幅広に形成され
たガイド溝と、このガイド溝の延長する方向への磨き部
材の変位を制限するストッパーとでなるようにし、磨き
部材の裏面に形成された先端が幅広の凸部をガイド溝に
よりガイドして、磨き部材を曲面に保持する。
【0011】また請求項2に係る発明においては、球体
の表面を清掃する球体搬送磨き装置の磨き部材に適用す
る。この球体搬送磨き装置が、円柱体の周囲に形成され
た螺旋状の溝により球体をガイドしながら、円柱体の周
囲に配置された磨き部材に球体を押圧して球体を移動さ
せることにより、球体を前記磨き部材により磨くように
する。球体搬送磨き装置の磨き部材を、円柱体の周囲を
囲む略円弧形状の曲面に、円柱体の軸方向及び円周方向
に変位困難に、かつ着脱可能に保持されるようにする。
【0012】またこのとき、曲面の円周方向に延長する
ように形成されて、かつ根元側が幅広のガイド溝に噛み
合う凸部を裏面に有し、このガイド溝に沿った方向の変
位を制限するストッパーとを有するようにする。
【0013】また請求項3に係る発明においては、請求
項2に係る構成において、曲面に沿って変形する可撓性
を有する部材により形成する。
【0014】円柱体の周囲に形成された螺旋状の溝によ
り球体をガイドしながら、この円柱体の周囲に配置され
た磨き部材に球体を押圧して球体を移動させることによ
り、球体を磨き部材により磨く球体搬送磨き装置におい
ては、螺旋状の溝に沿った螺旋状の軌跡を描いて球体が
移動することになる。これによりこの球体が押圧される
磨き部材は、円柱体の軸方向及び円周方向にそれぞれ変
位するように、球体より力を受けることになる。従って
所定の保持機構により、円柱体の周囲を囲む略円弧形状
の曲面に、円柱体の軸方向及び円周方向に変位困難に、
かつ着脱可能に、磨き部材を保持すれば、磨き部材が偏
ったりする等の現象を有効に回避して、磨き部材を確実
に保持することができ、また必要に応じて磨き部材を簡
易に交換することができる。
【0015】このとき、保持機構が、曲面の円周方向に
延長するように、かつ根元側が幅広に形成されたガイド
溝と、このガイド溝の延長する方向への磨き部材の変位
を制限するストッパーとでなるようにし、磨き部材の裏
面に形成された先端が幅広の凸部をガイド溝によりガイ
ドして、磨き部材を曲面に保持するようにすれば、磨き
部材の凸部をガイド溝に差し込んで押圧するだけの簡易
な作業により磨き部材を装着することができる。また装
着後においては、軸方向の変位をガイド溝により防止で
き、この円周方向の変位をストッパーにより防止するこ
とができる。
【0016】これらによりこの種の球体搬送磨き装置の
磨き部材を、円柱体の周囲を囲む略円弧形状の曲面に、
円柱体の軸方向及び円周方向に変位困難に、かつ着脱可
能に保持されるようにすることにより、磨き部材が偏っ
たりする等の現象を有効に回避して、磨き部材を確実に
保持することができ、また必要に応じて磨き部材を簡易
に交換することができる。
【0017】またこのとき、曲面の円周方向に延長する
ように形成された根元側が幅広のガイド溝に噛み合う凸
部を裏面に有し、このガイド溝に沿った方向の変位を制
限するストッパーとを有するようにすれば、簡易な構成
により、磨き部材を確実に保持し、また簡易に交換する
ことができる。
【0018】またこのとき、曲面に沿って変形する可撓
性を有する部材により形成すれば、未使用時、重ね合わ
せて保管することができ、また保管時における変形等も
防止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
【0020】(1)実施の形態の構成 図2は、本発明の実施の形態に係るパチンコ玉搬送磨き
装置を示す斜視図である。このパチンコ玉搬送磨き装置
1は、パチンコ台よりアウト玉でなるパチンコ玉を玉導
入部分2に受け、このパチンコ玉を搬送部3により上部
に搬送しながら磨き、上部の玉送り出しユニット4より
所定の保管場所に排出する。
【0021】ここで搬送部3は、所定の保持部材により
ベース5に対して垂直に立ち上がるように保持された筒
状部材6と、この筒状部材6の内側に配置された円柱体
とを有する。
【0022】筒状部材6は、内側に円柱形状の空間を形
成するように、図3に示すように、内側半円弧形状の筒
状部材本体6Aと、この筒状部材本体6Aに取り付けら
れた内側半円弧形状の片開きドア6B1〜6B3とによ
り構成される。これにより筒状部材6は、片開きドア6
B1〜6B3を開いて内部を簡易に点検できるように構
成され、磨き部材8を簡易に交換できるようになされて
いる。
【0023】すなわちこれら筒状部材本体6A、片開き
ドア6B1〜6B3は、それぞれ半円弧形状を形成する
内側の曲面に磨き部材8が配置される。これら筒状部材
本体6A、片開きドア6B1〜6B3は、所定間隔で、
円周方向に延長するガイド溝が形成され、隣接するガイ
ド溝間に、それぞれ磨き部材8が密接して配置される。
【0024】ここで筒状部材6の中心軸を通る仮想面に
より断面を切り取って図4に示すように(A−A線で切
り取って示す断面)、このガイド溝6Cは、根元側の幅
が上下方向に階段状に広がるように形成される。これに
対して磨き部材8は、図1に示すように、ポリエチレン
による略平板形状のベース8Aの表面に不織布8Bを貼
り付けて、全体として可撓性を有するように構成され、
裏面の短辺側、縁に沿って、ガイド溝6Cに対応する断
面形状の凸部8Cが延長するように形成される。これに
より筒状部材本体6A、片開きドア6B1〜6B3は、
図5において矢印B及びCにより示すように、凸部8C
をガイド溝6Cに差し込んで磨き部材8を押圧すること
により、円弧形状を形成する内側の曲面に沿って磨き部
材8を変形させて簡易に配置できるようになされてい
る。
【0025】さらにこのようにしてガイド溝6Cにガイ
ドされる凸部8Cは、隣接する磨き部材8と共に、1つ
のガイド溝6Cに差し込まれるようになされ、これによ
り磨き部材8は、一旦筒状部材本体6A、片開きドア6
B1〜6B3に配置されると、容易に脱落しないように
なされ、またガイド溝6Cにより筒状部材6の中心軸に
沿った方向には変位しないようになされている。
【0026】さらに凸部8Cは(図1)、所定ピッチに
より、先端側より切り込み8Dが形成され、これにより
ガイド溝6Cに差し込むと、筒状部材本体6A、片開き
ドア6B1〜6B3の内側の曲面に沿って容易に変形
し、これにより少ない押圧力により配置でき、また取り
外し得るようになされている。
【0027】さらに磨き部材8は(図1)、このように
して筒状部材本体6A、片開きドア6B1〜6B3に差
し込んだ際の手前側にストッパー8Eが形成される。こ
こでストッパー8Eは、裏面の長辺側、縁に沿って、ベ
ース8Aと一体に平板状に形成される。このストッパー
8Eは、磨き部材8を筒状部材本体6A、片開きドア6
B1〜6B3に差し込むと、筒状部材本体6A、片開き
ドア6B1〜6B3の端面に突き当たるように形成され
る。さらに図6に示すように、片開きドア6B1〜6B
3を閉じると、筒状部材本体6A、片開きドア6B1〜
6B3の端面により挟持されるように構成される。これ
によりストッパー8Eは、筒状部材本体6A、片開きド
ア6B1〜6B3の端面と共に、磨き部材8の円周方向
への変位を制限するようになされている。
【0028】このようにして磨き部材8を配置してなる
筒状部材6の内側、円柱形状の空間には、円柱体が配置
される。ここで円柱体10は、図7に示すように、外周
面に等間隔に並んだ例えば12条の螺旋状の溝12を有
し、筒状部材6の上下端にて軸支されて所定の回転速度
により回転するようになされている。
【0029】この円柱体10は、下端が玉導入部分2に
まで延長し、この玉導入部分2において、円柱体10を
囲むように所定の角間隔により配置された長穴を介し
て、玉導入部分2より螺旋状の溝12にパチンコ玉の供
給を受け、このパチンコ玉を螺旋状の溝12により上部
に搬送する。
【0030】すなわち図8に示すように、螺旋状の溝1
2は、パチンコ玉Pの直径Dとほぼ等しい略半円状の断
面形状を有し、円柱体10を囲む磨き部材8との間で形
成される空間にパチンコ玉Pを挟持できるようになされ
ている。円柱体10は、一定の回転速度により回転する
ことにより、回転による螺旋状の溝12の変位に応じて
このパチンコ玉Pの位置を変位させる。このときパチン
コ玉Pが磨き部材8により摩擦を受けることにより、円
柱体10は、螺旋状の溝12の変位に応じて磨き部材8
上にてパチンコ玉Pを転がらせながら、パチンコ玉Pの
表面を研磨清掃するようになされている。
【0031】(2)実施の形態の動作 以上の構成において、パチンコ台より排出されるアウト
玉でなるパチンコ玉は(図2)、玉導入部分2に集めら
れ、この玉導入部分2において、円柱体10を囲むよう
に所定の角間隔により配置された長穴を介して螺旋状の
溝12に供給され、螺旋状の溝12と円柱体10を囲む
磨き部材8との間で形成される空間に挟持される(図7
及び図8)。
【0032】これによりパチンコ玉Pは、1個1個のパ
チンコ玉Pが、それぞれ螺旋状の溝12と磨き部材8と
により挟持された状態で、円柱体10が一定の速度によ
り回転することにより、螺旋状の溝12の変位に伴っ
て、筒状部材6の内側を螺旋状に周回して徐々に上方に
移動し、上部の玉送り出しユニット4より所定の保管場
所に排出される。
【0033】この筒状部材6の内側を螺旋状に周回する
際に、パチンコ玉Pは、螺旋状の溝12により磨き部材
8に押し付けられて、磨き部材8上を転がるようにして
移動する。これによりパチンコ玉Pは、磨き部材8によ
り周囲が磨かれて清掃される。このときパチンコ玉P
は、螺旋状の溝12により1個1個がそれぞれ磨き部材
8上を転がるようにして移動することにより、個々のパ
チンコ玉Pがそれぞれ磨かれる。また磨き部材8上を転
がるようにして移動して、筒状部材6の内側を螺旋状に
周回することにより、全面が漏れなく磨かれることにな
る。
【0034】これに対して、このようにしてパチンコ玉
Pを磨く磨き部材8においては、このようにパチンコ玉
Pが押し付けられて移動することにより、パチンコ玉P
の移動方向に力を受ける。すなわちパチンコ玉Pが筒状
部材6の内側を螺旋状に周回することにより、筒状部材
6の円周方向に変位するように力を受け、またこのよう
に螺旋状に周回してパチンコ玉Pが上方に移動すること
により、上方に変位するように力を受ける。
【0035】しかしながら磨き部材8は、筒状部材本体
6A、片開きドア6B1〜6B3の内側に円周方向に延
長するように形成されたガイド溝6Cにより凸部8Cが
ガイドされて、筒状部材本体6A、片開きドア6B1〜
6B3の内側に配置されることにより、この上下方向の
変位がガイド溝6C、凸部8Cにより制限され、これに
より上下方向の偏り等が防止される(図1、図3〜図
5)。
【0036】またストッパー8Eが筒状部材本体6A、
片開きドア6B1〜6B3の端面により挟持されること
により、円周方向への変位が防止される。これらにより
磨き部材8は、ガイド溝6C、凸部8C、ストッパー8
E、筒状部材本体6A、片開きドア6B1〜6B3の端
面により構成される保持機構により、確実に保持され
る。
【0037】このようにしてパチンコ玉搬送磨き装置1
を長期間使用すると、パチンコ玉搬送磨き装置1におい
ては、磨き部材8を交換することが必要になる。この交
換作業において、パチンコ玉搬送磨き装置1は、筒状部
材本体6Aに取り付けられた内側半円弧形状の片開きド
ア6B1〜6B3を開いた後(図5)、ストッパー8E
に指等を引っ掛けて磨き部材8を引き出すことにより、
磨き部材8がガイド溝6Cに沿ってスライドし、これに
より簡易に磨き部材8を取り外すことができる。
【0038】またその後磨き部材8を取り付ける場合に
は、凸部8Cをガイド溝6Cに差し込んで押圧すること
により、筒状部材本体6A、片開きドア6B1〜6B3
の内側円弧形状の曲面に沿ってスライドさせて、磨き部
材8を簡易に取り付けることができる。
【0039】このとき磨き部材8においては、可撓性を
有する平板状に形成されていることにより、変形等を考
慮することなく、簡易に保管することができる。またこ
れらに加えて、凸部8Cに形成された切り欠き8Cによ
り、小さな押圧力により押圧して、筒状部材本体6A、
片開きドア6B1〜6B3の内側円弧形状の曲面に沿っ
て配置することができる。
【0040】(3)実施の形態の効果 以上の構成によれば、円柱体10の周囲に形成された螺
旋状の溝12によりパチンコ玉Pをガイドしながら、こ
の円柱体10の周囲に配置された磨き部材8にパチンコ
玉Pを押圧することにより、パチンコ玉Pを磨き部材8
により磨く構成において、円柱体10の周囲を囲む略円
弧形状の曲面に、円柱体10の軸方向及び円周方向に変
位困難に、かつ着脱可能に、磨き部材8を保持すること
により、この種の装置において、磨き部材8を確実に保
持して、かつ簡易に交換することができる。
【0041】またこのときこの保持機構を、根元側が幅
広に形成されたガイド溝6Cと、ガイド溝の延長する方
向への磨き部材8の変位を制限するストッパーとにより
構成し、磨き部材8の裏面に形成された先端が幅広の凸
部8Cをガイド溝6Cによりガイドして磨き部材8を保
持することにより、簡易な構成で、磨き部材8を確実に
保持して、かつ簡易に交換することができる。
【0042】(4)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、1のガイド溝を隣接
する磨き部材で共用する場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、図9に示すように、各磨き部材にガイ
ド溝をそれぞれ割り当ててもよい。
【0043】また上述の実施の形態においては、磨き部
材の短辺側、縁部に沿って延長するように凸部を形成す
る場合について述べたが、本発明はこれに限らず、断続
的に凸部を形成してもよい。
【0044】さらに上述の実施の形態においては、ガイ
ド溝及び凸部により軸方向の変位を防止し、ストッパー
により円周方向の変位を防止する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、要は、球体の移動による磨
き部材の変位を防止できれば良く、種々の保持機構を広
く適用することができる。
【0045】また上述の実施の形態においては、磨き部
材の凸部に切り欠きを形成する場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、実用上十分に配置可能な場合、
切り欠きを省略してもよい。
【0046】また上述の実施の形態においては、可撓性
を有する平板状に磨き部材を形成する場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、筒状部材の内面形状に沿
った円弧形状により構成してもよい。
【0047】また上述の実施の形態においては、ポリエ
チレンによる略平板形状のベース8Aの表面に不織布8
Bを貼り付けて磨き部材を構成する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、ベース材としては塩化ビニ
ール等、種々の樹脂材料を広く適用することができ、ま
た不織布に代えて、一般の布、紙、ブラシ等を適用する
ことができ、さらには発砲ポリウレタン等により全体を
一体に形成してもよい。
【0048】さらに上述の実施の形態においては、本発
明をパチンコ玉の搬送磨き装置に適用する場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、例えばゴルフボール
等の、種々の球体搬送磨き装置に広く適用することがで
きる。
【0049】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、円柱体の
周囲に形成された螺旋状の溝により球体をガイドしなが
ら、この円柱体の周囲に配置された磨き部材に球体を押
圧することにより、球体を磨き部材により磨く構成にお
いて、円柱体の周囲を囲む略円弧形状の曲面に、円柱体
の軸方向及び円周方向に変位困難に、かつ着脱可能に、
磨き部材を保持することにより、この種の装置におい
て、磨き部材を確実に保持して、かつ簡易に交換するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るパチンコ玉搬送磨き
装置に適用される磨き部材を示す斜視図である。
【図2】図1の磨き部材を適用するパチンコ玉搬送磨き
装置の全体構成を示す斜視図である。
【図3】図2の筒状部材6を示す斜視図である。
【図4】図3をA−A線により切り取って示す断面図で
ある。
【図5】磨き部材の装着の説明に供する斜視図である。
【図6】磨き部材の保持の説明に供する断面図である。
【図7】円柱体を示す斜視図である。
【図8】円柱体に形成された螺旋状の溝によるパチンコ
玉の搬送の説明に供する断面図である。
【図9】他の実施の形態に係るパチンコ玉搬送磨き装置
に適用される磨き部材を示す断面図である。
【符号の説明】
1……パチンコ玉搬送磨き装置、2……玉導入部、3…
…搬送部、4……玉送り出しユニット、6……筒状部
材、6A……筒状部材本体、6B1〜6B3……片開き
ドア、6C……ガイド溝、8……磨き部材、8C……凸
部、8E……ストッパー、12……螺旋状の溝

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円柱体の周囲に形成された螺旋状の溝によ
    り球体をガイドしながら、前記円柱体の周囲に配置され
    た磨き部材に前記球体を押圧して前記球体を移動させる
    ことにより、前記球体を前記磨き部材により磨く球体搬
    送磨き装置であって、 所定の保持機構を有し、 前記保持機構により、前記円柱体の周囲を囲む略円弧形
    状の曲面に、前記円柱体の軸方向及び前記円周方向に変
    位困難に、かつ着脱可能に、前記磨き部材を保持し、 前記保持機構は、 前記曲面の円周方向に延長するように、かつ根元側が幅
    広に形成されたガイド溝と、前記ガイド溝の延長する方
    向への前記磨き部材の変位を制限するストッパーとでな
    り、 前記磨き部材の裏面に形成された先端が幅広の凸部を前
    記ガイド溝によりガイドして、前記磨き部材を前記曲面
    に保持することを特徴とする球体搬送磨き装置。
  2. 【請求項2】球体の表面を清掃する球体搬送磨き装置の
    磨き部材であって、 前記球体搬送磨き装置は、 円柱体の周囲に形成された螺旋状の溝により球体をガイ
    ドしながら、前記円柱体の周囲に配置された磨き部材に
    前記球体を押圧して前記球体を移動させることにより、
    前記球体を前記磨き部材により磨き、 前記球体搬送磨き装置の磨き部材は、 前記円柱体の周囲を囲む略円弧形状の曲面に、前記円柱
    体の軸方向及び前記円周方向に変位困難に、かつ着脱可
    能に保持され、 前記曲面の円周方向に延長するように形成されて、かつ
    根元側が幅広のガイド溝に噛み合う凸部を裏面に有し、 前記ガイド溝に沿った方向の変位を制限するストッパー
    を有することを特徴とする球体搬送磨き装置の磨き部
    材。
  3. 【請求項3】前記曲面に沿って変形する可撓性を有する
    部材により形成されたことを特徴とする請求項2に記載
    の球体搬送磨き装置の磨き部材。
JP4310698A 1998-02-25 1998-02-25 球体搬送磨き装置及び球体搬送磨き装置の磨き部材 Expired - Lifetime JP2896129B1 (ja)

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