JPH07261466A - 電子写真用液体現像剤 - Google Patents
電子写真用液体現像剤Info
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- JPH07261466A JPH07261466A JP6052361A JP5236194A JPH07261466A JP H07261466 A JPH07261466 A JP H07261466A JP 6052361 A JP6052361 A JP 6052361A JP 5236194 A JP5236194 A JP 5236194A JP H07261466 A JPH07261466 A JP H07261466A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 良好な現像能力を有し、空気汚染の問題が無
く、また、現像剤容器の小型化を達成でき、しかも、良
好な画像品質、特に液体現像剤の高固形分濃度に起因す
る非画像部の汚れ(地汚れ)を可及的に防止することが
できる電子写真用液体現像剤を提供する。 【構成】 シリコーンを主成分とする高絶縁性担体液A
と、前記担体液Aに可溶性の樹脂b1 と前記担体液Aに
不溶性の樹脂粒子b2 との組み合わせからなる樹脂B
と、着色剤Cと、電荷調整剤Dとから構成される現像剤
において、前記担体液Aに可溶性の樹脂b1 がシリコー
ンを主成分とする樹脂からなり、前記担体液Aに不溶性
の樹脂粒子b2 がアクリル系、酢酸ビニル系及びスチレ
ン系の樹脂を含むビニル系重合体及びビニル系共重合体
の中から選ばれた少なくとも1種の樹脂からなり、ま
た、前記樹脂Bと着色剤Cとからなる固形分濃度が10
重量%以上である電子写真用液体現像剤である。
く、また、現像剤容器の小型化を達成でき、しかも、良
好な画像品質、特に液体現像剤の高固形分濃度に起因す
る非画像部の汚れ(地汚れ)を可及的に防止することが
できる電子写真用液体現像剤を提供する。 【構成】 シリコーンを主成分とする高絶縁性担体液A
と、前記担体液Aに可溶性の樹脂b1 と前記担体液Aに
不溶性の樹脂粒子b2 との組み合わせからなる樹脂B
と、着色剤Cと、電荷調整剤Dとから構成される現像剤
において、前記担体液Aに可溶性の樹脂b1 がシリコー
ンを主成分とする樹脂からなり、前記担体液Aに不溶性
の樹脂粒子b2 がアクリル系、酢酸ビニル系及びスチレ
ン系の樹脂を含むビニル系重合体及びビニル系共重合体
の中から選ばれた少なくとも1種の樹脂からなり、ま
た、前記樹脂Bと着色剤Cとからなる固形分濃度が10
重量%以上である電子写真用液体現像剤である。
Description
【0001】本発明は、主に静電潜像の現像に供される
電子写真用液体現像剤に係り、特に、デジタルプリンタ
ー等の感光体上に形成された静電潜像を現像するのに適
した液体現像剤に関する。
電子写真用液体現像剤に係り、特に、デジタルプリンタ
ー等の感光体上に形成された静電潜像を現像するのに適
した液体現像剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像形成技術の分野において
は、静電荷による潜像を形成し、得られた静電潜像を着
色剤と定着樹脂からなるトナーで現像して可視化するこ
とが行われており、このような現像工程を含む方法とし
て、電子写真法、静電記録法、静電印刷法等が知られて
いる。
は、静電荷による潜像を形成し、得られた静電潜像を着
色剤と定着樹脂からなるトナーで現像して可視化するこ
とが行われており、このような現像工程を含む方法とし
て、電子写真法、静電記録法、静電印刷法等が知られて
いる。
【0003】また、このような画像形成方法において、
静電潜像を絶縁性の担体液中にトナー粒子を分散した液
体現像剤で現像することも知られている。そして、この
液体現像剤で用いられるトナー粒子は、一般に、熱可塑
性樹脂、着色剤及びその他の添加剤で構成され、現像に
より形成されたトナー像は、その後に紙やフイルム等の
被印刷体に転写された後、熱圧力、溶媒蒸発等の手段で
定着され、また、用途によっては、その後更に、布やフ
イルム等に転写して活用される。
静電潜像を絶縁性の担体液中にトナー粒子を分散した液
体現像剤で現像することも知られている。そして、この
液体現像剤で用いられるトナー粒子は、一般に、熱可塑
性樹脂、着色剤及びその他の添加剤で構成され、現像に
より形成されたトナー像は、その後に紙やフイルム等の
被印刷体に転写された後、熱圧力、溶媒蒸発等の手段で
定着され、また、用途によっては、その後更に、布やフ
イルム等に転写して活用される。
【0004】このような液体現像剤の組成については、
従来より多くの提案があるが、その多くは絶縁性液体の
石油系脂肪族炭化水素溶媒を担体液とするものである。
そして、この担体液として絶縁性液体を用いることは液
体現像剤の現像原理からして当然のことであり、このよ
うな担体としては、例えば、シクロヘキサン、n−ヘキ
サン、n−ヘプタン、n−オクタン、イソオクタン、イ
ソドデカン、リグロイン等の炭化水素や、例えばエクソ
ンケミカル社製のアイソパーE、G、H、L、K、Mあ
るいはシェル石油社製のシェルゾール71、ソルベッソ
150等の石油系脂肪族炭化水素溶媒等であって、電気
的に絶縁性(すなわち、109 Ωcmを超える電気抵抗
と3.0以下の誘電率とを有する)の液体が提案されて
いる。
従来より多くの提案があるが、その多くは絶縁性液体の
石油系脂肪族炭化水素溶媒を担体液とするものである。
そして、この担体液として絶縁性液体を用いることは液
体現像剤の現像原理からして当然のことであり、このよ
うな担体としては、例えば、シクロヘキサン、n−ヘキ
サン、n−ヘプタン、n−オクタン、イソオクタン、イ
ソドデカン、リグロイン等の炭化水素や、例えばエクソ
ンケミカル社製のアイソパーE、G、H、L、K、Mあ
るいはシェル石油社製のシェルゾール71、ソルベッソ
150等の石油系脂肪族炭化水素溶媒等であって、電気
的に絶縁性(すなわち、109 Ωcmを超える電気抵抗
と3.0以下の誘電率とを有する)の液体が提案されて
いる。
【0005】しかしながら、このような炭化水素系の溶
剤を担体液として用いることは、現像して得られたトナ
ー像から担体液を蒸発させることにより画像の定着が可
能である等の利点を有するものの、蒸発する炭化水素系
溶剤に起因する空気汚染(Air Pollution )の問題が発
生する。
剤を担体液として用いることは、現像して得られたトナ
ー像から担体液を蒸発させることにより画像の定着が可
能である等の利点を有するものの、蒸発する炭化水素系
溶剤に起因する空気汚染(Air Pollution )の問題が発
生する。
【0006】そこで、このような問題を解消するため、
担体液としてシリコ−ンを用いることや、感光体上で静
電潜像を現像することが提案されている(米国特許第
3,806,354号、同第3,901,700号、同
第3,954,640号の各明細書や、特公昭49−2
6594号公報等)。しかしながら、このようなシリコ
ーンを主成分とする担体液の場合、トナー粒子の分散性
が悪い、液体現像剤として良好な画像品質が得られない
等の別の問題があった。
担体液としてシリコ−ンを用いることや、感光体上で静
電潜像を現像することが提案されている(米国特許第
3,806,354号、同第3,901,700号、同
第3,954,640号の各明細書や、特公昭49−2
6594号公報等)。しかしながら、このようなシリコ
ーンを主成分とする担体液の場合、トナー粒子の分散性
が悪い、液体現像剤として良好な画像品質が得られない
等の別の問題があった。
【0007】一方、現像部の装置をコンパクトにする目
的や現像液の取扱いの際の汚れを防止する目的で、担体
液としてシリコーンを用い、その担体液のトナー固形分
濃度を高くする試みが必要となってきた。そして、この
担体液としてシリコ−ンを用いる高固形分濃度の現像剤
(トナー)は、印刷インキに類似しており、その取扱い
が容易である等の利点のほか、カートリッジ方式による
少ない量の現像剤で相当量の画像形成が可能であって、
極めて好適な現像剤を提供するものと考えられる。
的や現像液の取扱いの際の汚れを防止する目的で、担体
液としてシリコーンを用い、その担体液のトナー固形分
濃度を高くする試みが必要となってきた。そして、この
担体液としてシリコ−ンを用いる高固形分濃度の現像剤
(トナー)は、印刷インキに類似しており、その取扱い
が容易である等の利点のほか、カートリッジ方式による
少ない量の現像剤で相当量の画像形成が可能であって、
極めて好適な現像剤を提供するものと考えられる。
【0008】しかしながら、このようなシリコーン担体
液からなる高固形分濃度の現像剤を画像形成の現像工程
で用いた場合には、非画像部の汚れ、画像の尾引き、転
写性の悪化等の新たな問題が発生する。
液からなる高固形分濃度の現像剤を画像形成の現像工程
で用いた場合には、非画像部の汚れ、画像の尾引き、転
写性の悪化等の新たな問題が発生する。
【0009】このように、シリコ−ンを主成分とする担
体液を用いる場合には、得られた現像剤が石油系脂肪族
炭化水素溶媒を担体液とした場合に比較的類似している
とはいえ、シリコ−ンの持つ超高絶縁性や樹脂に対する
溶解性の悪さから、液体現像剤の組成を設計する上で極
めて異なる設計思想が要求される。
体液を用いる場合には、得られた現像剤が石油系脂肪族
炭化水素溶媒を担体液とした場合に比較的類似している
とはいえ、シリコ−ンの持つ超高絶縁性や樹脂に対する
溶解性の悪さから、液体現像剤の組成を設計する上で極
めて異なる設計思想が要求される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、このような
問題を解決した提案は今までなく、シリコーンを主成分
とする担体液を用いた液体現像剤であって、良好な現像
能力を有し、空気汚染の問題が無く、また、良好な画像
品質を得ることができ、しかも、現像剤容器の小型化を
達成できる電子写真用液体現像剤を開発することが望ま
れていた。
問題を解決した提案は今までなく、シリコーンを主成分
とする担体液を用いた液体現像剤であって、良好な現像
能力を有し、空気汚染の問題が無く、また、良好な画像
品質を得ることができ、しかも、現像剤容器の小型化を
達成できる電子写真用液体現像剤を開発することが望ま
れていた。
【0011】従って、本発明の目的は、良好な現像能力
を有し、空気汚染の問題が無く、また、良好な画像品質
を得ることができる電子写真用液体現像剤を提供するこ
とにある。また、本発明の他の目的は、良好な現像能力
を有し、しかも、現像剤容器の小型化を達成できる電子
写真用液体現像剤を提供することにある。更に、本発明
の他の目的は、良好な現像能力を有し、しかも、特に液
体現像剤の高固形分濃度に起因する非画像部の汚れ(地
汚れ)を可及的に防止することができる電子写真用液体
現像剤を提供することにある。
を有し、空気汚染の問題が無く、また、良好な画像品質
を得ることができる電子写真用液体現像剤を提供するこ
とにある。また、本発明の他の目的は、良好な現像能力
を有し、しかも、現像剤容器の小型化を達成できる電子
写真用液体現像剤を提供することにある。更に、本発明
の他の目的は、良好な現像能力を有し、しかも、特に液
体現像剤の高固形分濃度に起因する非画像部の汚れ(地
汚れ)を可及的に防止することができる電子写真用液体
現像剤を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、 A:シリコーンを主成分とする高絶縁性担体液と、 B:前記担体液Aに可溶性の樹脂b1 と前記担体液Aに
不溶性の樹脂粒子b2との組み合わせからなる樹脂と、 C:着色剤と、 D:電荷調整剤と、から構成される現像剤において、 前記担体液Aに可溶性の樹脂b1 がシリコーンを主成分
とする樹脂からなり、 前記担体液Aに不溶性の樹脂粒子b2 がアクリル系、酢
酸ビニル系及びスチレン系の樹脂を含むビニル系重合体
及びビニル系共重合体の中から選ばれた少なくとも1種
の樹脂からなり、また、 前記樹脂Bと着色剤Cとからなる固形分濃度が10重量
%以上である電子写真用液体現像剤である。
不溶性の樹脂粒子b2との組み合わせからなる樹脂と、 C:着色剤と、 D:電荷調整剤と、から構成される現像剤において、 前記担体液Aに可溶性の樹脂b1 がシリコーンを主成分
とする樹脂からなり、 前記担体液Aに不溶性の樹脂粒子b2 がアクリル系、酢
酸ビニル系及びスチレン系の樹脂を含むビニル系重合体
及びビニル系共重合体の中から選ばれた少なくとも1種
の樹脂からなり、また、 前記樹脂Bと着色剤Cとからなる固形分濃度が10重量
%以上である電子写真用液体現像剤である。
【0013】本発明で用いる担体液Aはシリコーンを主
成分とする高絶縁性担体液であり、この担体液Aにおけ
るシリコ−ンの含有量についてはそれが50重量%以上
であればどのような割合でもよいが、空気汚染をできる
だけ防止するという観点から、好ましくはシリコ−ンの
含有量が80重量%以上であり、より好ましくはそれが
シリコーンを主成分とする担体液のみで構成されている
ことである。
成分とする高絶縁性担体液であり、この担体液Aにおけ
るシリコ−ンの含有量についてはそれが50重量%以上
であればどのような割合でもよいが、空気汚染をできる
だけ防止するという観点から、好ましくはシリコ−ンの
含有量が80重量%以上であり、より好ましくはそれが
シリコーンを主成分とする担体液のみで構成されている
ことである。
【0014】本発明の担体液Aを構成するために用いら
れるシリコ−ンを主成分とした高絶縁性担体液として
は、ジメチルシリコーン、メチルフェニルシリコーン、
メチル水素シリコーン、環状ポリジメチルシロキサン
(環状シリコーン)、フロロシリコーン、等の各種シリ
コーンオイル、アクリル変性、アルキル変性、アミノ変
性、脂肪酸変性、エポキシ変性、等の変性シリコーンオ
イル、ポリオキシアルキレンとのコポリマー等のシリコ
ーン−ポリエーテル共重合オイル等を挙げることができ
る。
れるシリコ−ンを主成分とした高絶縁性担体液として
は、ジメチルシリコーン、メチルフェニルシリコーン、
メチル水素シリコーン、環状ポリジメチルシロキサン
(環状シリコーン)、フロロシリコーン、等の各種シリ
コーンオイル、アクリル変性、アルキル変性、アミノ変
性、脂肪酸変性、エポキシ変性、等の変性シリコーンオ
イル、ポリオキシアルキレンとのコポリマー等のシリコ
ーン−ポリエーテル共重合オイル等を挙げることができ
る。
【0015】また、このようなシリコ−ンを主成分とし
た高絶縁性担体液と併用して用いる担体液としては、シ
クロヘキサン、n−ヘキサン、n−ヘプタン、n−オク
タン、イソオクタン、イソドデカン、リグロイン等の炭
化水素や、例えばエクソンケミカル社製のアイソパー
E、G、H、L、K、Mあるいはシェル石油社製のシェ
ルゾール71、ソルベッソ150等の石油系脂肪族炭化
水素溶媒や、その他植物油、鉱油、各種合成油等であっ
て、109 Ωcmを超える電気抵抗と3.0以下の誘電
率とを有する電気的に絶縁性の液体が挙げられ、担体液
A中50重量%未満、より好ましくは20重量%未満の
範囲で使用される。なお、用途によっては、前記担体液
が不揮発性のシリコーン(いわゆる、不乾性油)である
のがよく、この場合には、得られた液体現像剤はより好
ましい取扱性を示す。
た高絶縁性担体液と併用して用いる担体液としては、シ
クロヘキサン、n−ヘキサン、n−ヘプタン、n−オク
タン、イソオクタン、イソドデカン、リグロイン等の炭
化水素や、例えばエクソンケミカル社製のアイソパー
E、G、H、L、K、Mあるいはシェル石油社製のシェ
ルゾール71、ソルベッソ150等の石油系脂肪族炭化
水素溶媒や、その他植物油、鉱油、各種合成油等であっ
て、109 Ωcmを超える電気抵抗と3.0以下の誘電
率とを有する電気的に絶縁性の液体が挙げられ、担体液
A中50重量%未満、より好ましくは20重量%未満の
範囲で使用される。なお、用途によっては、前記担体液
が不揮発性のシリコーン(いわゆる、不乾性油)である
のがよく、この場合には、得られた液体現像剤はより好
ましい取扱性を示す。
【0016】本発明において、前記樹脂Bの役割は、主
に着色剤の被印刷体への定着作用であり、この目的に合
う樹脂Bの合成法としては、好ましくはICIの研究者
により精力的に研究が行われた分散重合法であり、この
分散重合法は、微粒子ポリマー生成を絶縁性液体中で合
成可能なため液体現像剤用樹脂製造法にも活用されてい
る(米国特許第3,900,412号明細書)。そし
て、高解像度の描画を得るためには、液体現像剤中の個
々の樹脂粒子が細かい方がよく、この点からもサブミク
ロンの樹脂粒子が得られる分散重合法が好ましい方法と
いえる。なお、この分散重合については、バレット(Ba
rret)の成書、Dispersion Polymerization in Organic
Media (1975) が良く知られている。
に着色剤の被印刷体への定着作用であり、この目的に合
う樹脂Bの合成法としては、好ましくはICIの研究者
により精力的に研究が行われた分散重合法であり、この
分散重合法は、微粒子ポリマー生成を絶縁性液体中で合
成可能なため液体現像剤用樹脂製造法にも活用されてい
る(米国特許第3,900,412号明細書)。そし
て、高解像度の描画を得るためには、液体現像剤中の個
々の樹脂粒子が細かい方がよく、この点からもサブミク
ロンの樹脂粒子が得られる分散重合法が好ましい方法と
いえる。なお、この分散重合については、バレット(Ba
rret)の成書、Dispersion Polymerization in Organic
Media (1975) が良く知られている。
【0017】前記樹脂Bのうちで担体液Aに可溶性の樹
脂b1 の役割は、着色剤及び担体液Aに不溶な樹脂b
2 の分散安定化剤として、沈澱物の再分散性の補助剤
として、及び、装置途中での液体現像剤の凝固防止剤
としての役割が主で有り、現像剤の定着にはほとんど寄
与しない。
脂b1 の役割は、着色剤及び担体液Aに不溶な樹脂b
2 の分散安定化剤として、沈澱物の再分散性の補助剤
として、及び、装置途中での液体現像剤の凝固防止剤
としての役割が主で有り、現像剤の定着にはほとんど寄
与しない。
【0018】この樹脂b1 の種類としては、通常はその
重合の容易さより、アクリル系モノマーの重合体やその
共重合体が用いられるが、本発明においてはシリコーン
を主成分とし、前記担体液Aに可溶化するシリコ−ン系
樹脂が用いられ、具体的には、ジメチルシリコーン、メ
チルフェニルシリコーン、メチル水素シリコーン、フロ
ロシリコーン等のシリコーンオイルやシリコーン系樹
脂、あるいは、アルキル変性、アミノ変性、脂肪酸変
性、エポキシ変性、アクリル変性等の変性シリコーン重
合体やその共重合体、ポリオキシアルキレンとのコポリ
マー等のシリコーン−ポリエーテル共重合体等が挙げら
れる。
重合の容易さより、アクリル系モノマーの重合体やその
共重合体が用いられるが、本発明においてはシリコーン
を主成分とし、前記担体液Aに可溶化するシリコ−ン系
樹脂が用いられ、具体的には、ジメチルシリコーン、メ
チルフェニルシリコーン、メチル水素シリコーン、フロ
ロシリコーン等のシリコーンオイルやシリコーン系樹
脂、あるいは、アルキル変性、アミノ変性、脂肪酸変
性、エポキシ変性、アクリル変性等の変性シリコーン重
合体やその共重合体、ポリオキシアルキレンとのコポリ
マー等のシリコーン−ポリエーテル共重合体等が挙げら
れる。
【0019】この樹脂b1 として好ましいものは、樹脂
粒子b2 との一体化を期待できるシリコーン系樹脂から
なるマクロモノマーを活用することである。ここで、シ
リコーン系樹脂からなるマクロモノマーとは、重合可能
な官能基を末端に有するシリコーン系高分子のモノマー
であり、例えば、チッソ(株)製のサイラプレーンFM
−0711、サイラプレーンFM−0721、サイラプ
レーンFM−0725や、信越化学工業(株)製のX−
22−174Dや、東亜合成化学工業(株)製のAK−
5、AK−30、AK−31等が挙げられる。このマク
ロモノマーの重合により形成されるくし形のシリコーン
系樹脂についても、前記担体液Aに可溶化するものが使
用でき、良好な分散性と良好な微粒子球状樹脂粒子の製
造を提供する。また、併用する担体液(すなわち、石油
系脂肪族炭化水素溶媒等)に可溶な樹脂もその併用量に
より可溶化できる範囲で使用できる。
粒子b2 との一体化を期待できるシリコーン系樹脂から
なるマクロモノマーを活用することである。ここで、シ
リコーン系樹脂からなるマクロモノマーとは、重合可能
な官能基を末端に有するシリコーン系高分子のモノマー
であり、例えば、チッソ(株)製のサイラプレーンFM
−0711、サイラプレーンFM−0721、サイラプ
レーンFM−0725や、信越化学工業(株)製のX−
22−174Dや、東亜合成化学工業(株)製のAK−
5、AK−30、AK−31等が挙げられる。このマク
ロモノマーの重合により形成されるくし形のシリコーン
系樹脂についても、前記担体液Aに可溶化するものが使
用でき、良好な分散性と良好な微粒子球状樹脂粒子の製
造を提供する。また、併用する担体液(すなわち、石油
系脂肪族炭化水素溶媒等)に可溶な樹脂もその併用量に
より可溶化できる範囲で使用できる。
【0020】また、前記絶縁性担体液Aに不溶性な樹脂
粒子b2 の役割は、主として現像後の画像の定着と
電荷保持機能等であり、液体現像剤の中での役割が大き
く、前記の役割より樹脂粒子b2 を形成する樹脂の最
低造膜温度が定着温度以下であり、また、膜強度の面か
らその樹脂のTgが定着温度近くが好ましい。このよう
な樹脂粒子b2 を形成する樹脂の種類としては、例え
ば、ポリメチルメタクリレート、アクリル−酢酸ビニル
共重合体、アクリル−スチレン共重合体、アクリル−ビ
ニルトルエン共重合体等のアクリル系重合体・共重合体
や、酢酸ビニル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、
スチレン−酢酸ビニル共重合体、ビニルトルエン−酢酸
ビニル共重合体等の酢酸ビニル系重合体・共重合体や、
ポリスチレン、ポリビニルトルエン、スチレンーブタジ
エン共重合体、スチレン−ビニルトルエン共重合体等の
スチレン系重合体・共重合体である。
粒子b2 の役割は、主として現像後の画像の定着と
電荷保持機能等であり、液体現像剤の中での役割が大き
く、前記の役割より樹脂粒子b2 を形成する樹脂の最
低造膜温度が定着温度以下であり、また、膜強度の面か
らその樹脂のTgが定着温度近くが好ましい。このよう
な樹脂粒子b2 を形成する樹脂の種類としては、例え
ば、ポリメチルメタクリレート、アクリル−酢酸ビニル
共重合体、アクリル−スチレン共重合体、アクリル−ビ
ニルトルエン共重合体等のアクリル系重合体・共重合体
や、酢酸ビニル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、
スチレン−酢酸ビニル共重合体、ビニルトルエン−酢酸
ビニル共重合体等の酢酸ビニル系重合体・共重合体や、
ポリスチレン、ポリビニルトルエン、スチレンーブタジ
エン共重合体、スチレン−ビニルトルエン共重合体等の
スチレン系重合体・共重合体である。
【0021】この担体液Aに不溶性な樹脂粒子b2 を形
成する樹脂として、より好ましくは前記樹脂の少なくと
も1種と塩基性樹脂との共重合体である。この塩基性樹
脂としては、代表的にはビニルピロリドン等の含窒素モ
ノマーの重合体が挙げられる。この塩基性樹脂を共重合
させることにより、安定な電荷の付与を容易にさせる。
更にまた、好ましくは二官能性ビニルモノマーを用いて
部分架橋させることである。この部分架橋により定着性
が向上する。
成する樹脂として、より好ましくは前記樹脂の少なくと
も1種と塩基性樹脂との共重合体である。この塩基性樹
脂としては、代表的にはビニルピロリドン等の含窒素モ
ノマーの重合体が挙げられる。この塩基性樹脂を共重合
させることにより、安定な電荷の付与を容易にさせる。
更にまた、好ましくは二官能性ビニルモノマーを用いて
部分架橋させることである。この部分架橋により定着性
が向上する。
【0022】更に、前記の役割の観点からすれば、樹
脂粒子b2 としてはその粒径が小さい方が好ましく、ま
た、均一な電荷を保持するためにはその形状が球状であ
ることが好ましく、従って、この樹脂粒子b2 の製造方
法については、サブミクロン単位の球状微粒子が得られ
ることから、上述したような分散重合法を採用するのが
よい。
脂粒子b2 としてはその粒径が小さい方が好ましく、ま
た、均一な電荷を保持するためにはその形状が球状であ
ることが好ましく、従って、この樹脂粒子b2 の製造方
法については、サブミクロン単位の球状微粒子が得られ
ることから、上述したような分散重合法を採用するのが
よい。
【0023】前記担体液Aに可溶な樹脂b1 と担体液A
に不溶な樹脂粒子b2 との組み合わせからなる樹脂Bの
溶液を調製するための重合法としては、溶媒可溶な樹脂
を溶解し、溶媒可溶なモノマーで溶媒不溶の樹脂となる
モノマーをいわゆるグラフト重合したのち、溶媒可溶な
モノマーで溶媒不溶の樹脂となるモノマーを重合して樹
脂粒子を形成する重合法〔前記バレット(Barret)の成
書〕や、重合反応速度比を利用して、可溶性樹脂となる
モノマーと不溶性樹脂となるモノマーを一段で重合す
る、いわゆるワンポット(One Pot )重合法を採用で
き、特に分散安定性等の観点からは、後者の重合法の方
がより好ましい液体現像剤を得ることができる。なお、
シリコ−ン担体液中で分散重合を行うこともできるが、
ヘキサン等の炭化水素溶媒中で分散重合を行い、シリコ
ーン担体液と混合して製造することもでき、また、蒸留
等の方法で溶媒を完全に除去して担体液Aをシリコ−ン
のみにすることもできる。
に不溶な樹脂粒子b2 との組み合わせからなる樹脂Bの
溶液を調製するための重合法としては、溶媒可溶な樹脂
を溶解し、溶媒可溶なモノマーで溶媒不溶の樹脂となる
モノマーをいわゆるグラフト重合したのち、溶媒可溶な
モノマーで溶媒不溶の樹脂となるモノマーを重合して樹
脂粒子を形成する重合法〔前記バレット(Barret)の成
書〕や、重合反応速度比を利用して、可溶性樹脂となる
モノマーと不溶性樹脂となるモノマーを一段で重合す
る、いわゆるワンポット(One Pot )重合法を採用で
き、特に分散安定性等の観点からは、後者の重合法の方
がより好ましい液体現像剤を得ることができる。なお、
シリコ−ン担体液中で分散重合を行うこともできるが、
ヘキサン等の炭化水素溶媒中で分散重合を行い、シリコ
ーン担体液と混合して製造することもでき、また、蒸留
等の方法で溶媒を完全に除去して担体液Aをシリコ−ン
のみにすることもできる。
【0024】本発明において特に重要な点は、担体液A
に可溶な樹脂b1 としてシリコーン系樹脂を用いること
により、固形分の分散性並びに分散安定性が向上し、し
かも、非画像部の汚れが少なくなるということである。
この理由については現在のところ解明されていない。更
に、担体液Aに可溶な樹脂b1 としてシリコーンマクロ
モノマーを重合してなる樹脂を用いると非画像部の汚れ
が極めて少なくなる理由についてもよく解っていない
が、シリコーンマクロモノマーを用いることにより、く
し形構造の可溶性樹脂となるためと考えられる。
に可溶な樹脂b1 としてシリコーン系樹脂を用いること
により、固形分の分散性並びに分散安定性が向上し、し
かも、非画像部の汚れが少なくなるということである。
この理由については現在のところ解明されていない。更
に、担体液Aに可溶な樹脂b1 としてシリコーンマクロ
モノマーを重合してなる樹脂を用いると非画像部の汚れ
が極めて少なくなる理由についてもよく解っていない
が、シリコーンマクロモノマーを用いることにより、く
し形構造の可溶性樹脂となるためと考えられる。
【0025】本発明に使用する着色剤については、主に
その色相の強さから顔料が用いられ、染料は補助的に用
いられる場合が多い。但し、染料の昇華性を利用して布
等に画像形成を行う用途(例えば捺染染色法)では、着
色剤として染料のみが用いられる。本発明に用いる染料
は主に捺染染色等の用途である。この場合は、担体液A
に不溶な分散染料に属する昇華性染料が選択できる。
その色相の強さから顔料が用いられ、染料は補助的に用
いられる場合が多い。但し、染料の昇華性を利用して布
等に画像形成を行う用途(例えば捺染染色法)では、着
色剤として染料のみが用いられる。本発明に用いる染料
は主に捺染染色等の用途である。この場合は、担体液A
に不溶な分散染料に属する昇華性染料が選択できる。
【0026】本発明で用いる顔料としては、所望の色相
を示すものであれば何でもよいが、多くの場合、カーボ
ンブラックや有機顔料が用いられる。有機顔料として
は、例えば不溶性アゾ系顔料、アゾレーキ系顔料、フタ
ロシアニン系顔料、イソインドリノン系顔料、ローダミ
ン系顔料、キナクリドン系顔料、ペリレン系顔料等を挙
げることができる。また、染料が併用される場合、用い
る染料としては、担体液可溶化変性物や油溶性染料に分
類される染料であって担体液Aに溶解可能なもの等が電
荷付与機能も有して好ましい。
を示すものであれば何でもよいが、多くの場合、カーボ
ンブラックや有機顔料が用いられる。有機顔料として
は、例えば不溶性アゾ系顔料、アゾレーキ系顔料、フタ
ロシアニン系顔料、イソインドリノン系顔料、ローダミ
ン系顔料、キナクリドン系顔料、ペリレン系顔料等を挙
げることができる。また、染料が併用される場合、用い
る染料としては、担体液可溶化変性物や油溶性染料に分
類される染料であって担体液Aに溶解可能なもの等が電
荷付与機能も有して好ましい。
【0027】このような着色剤は、そのまま分散させて
使用することもできるが、前記担体液Aに不溶性の樹脂
でカプセル化処理することにより、非画像部の汚れのよ
り少ない画像が得られる。更に、塩基性樹脂でカプセル
化処理することにより非画像部の汚れが更に改良され
る。この理由については、今のところ解っていないが、
着色剤の電荷保持能力が樹脂カプセル化処理により向上
することと、均一な電荷保持が可能になることが関与し
ているものと考えられる。
使用することもできるが、前記担体液Aに不溶性の樹脂
でカプセル化処理することにより、非画像部の汚れのよ
り少ない画像が得られる。更に、塩基性樹脂でカプセル
化処理することにより非画像部の汚れが更に改良され
る。この理由については、今のところ解っていないが、
着色剤の電荷保持能力が樹脂カプセル化処理により向上
することと、均一な電荷保持が可能になることが関与し
ているものと考えられる。
【0028】また、着色剤の極性は、電荷を付与する場
合、極めて大きな影響を及ぼすが、担体液Aに不溶な樹
脂で処理することにより、着色剤の極性は弱くなり、所
望の電荷を付与し易い。特に、分散性及び分散安定性の
向上、色重ね性の向上、尾引き防止、等に顕著な効果が
現れる。この着色剤を担体液Aに不溶性の樹脂でカプセ
ル化する方法としては、従来より一般に知られている各
種の方法を挙げることができ、例えば、界面重合法、in
situ 重合法、液中硬化被覆法、水溶液からの相分離
法、有機溶液からの相分離法、融解分散冷却法等が知ら
れている。より好ましくは塩基性を示す樹脂でカプセル
化する方法である。
合、極めて大きな影響を及ぼすが、担体液Aに不溶な樹
脂で処理することにより、着色剤の極性は弱くなり、所
望の電荷を付与し易い。特に、分散性及び分散安定性の
向上、色重ね性の向上、尾引き防止、等に顕著な効果が
現れる。この着色剤を担体液Aに不溶性の樹脂でカプセ
ル化する方法としては、従来より一般に知られている各
種の方法を挙げることができ、例えば、界面重合法、in
situ 重合法、液中硬化被覆法、水溶液からの相分離
法、有機溶液からの相分離法、融解分散冷却法等が知ら
れている。より好ましくは塩基性を示す樹脂でカプセル
化する方法である。
【0029】本発明で用いる電荷調整剤は、十分な電荷
を付与するために、前記担体液Aに一部可溶性のものが
よく、この観点から特に2価、3価、4価のいづれかの
金属を含む有機化合物が好適である。2価、3価、4価
の金属としては、具体的には、Mn、Ca、Al、Z
n、Zr、Cu、Fe、Cr、Ba、Ce、Ni、T
i、Si、Sn、Mg等が該当し、ナフテン酸金属塩
や、オクチル酸金属塩や、ラウリル酸、ミリスチン酸、
ステアリン酸、オレイン酸等の脂肪酸金属塩や、アビエ
チン酸金属塩や、エチレンジアミン四酢酸金属錯塩や、
アルキルベンゼンスルホン酸金属塩等の前記金属の塩の
ほか、チタンカップリング剤、シランカップリング剤、
アルミ系カップリング剤等を挙げることができる。ま
た、アクリル酸金属塩、メタクリル酸金属塩、マレイン
酸金属塩、イタコン酸金属塩、フマル酸金属塩、スチレ
ンスルホン酸金属塩等の前記金属の塩は、本発明で用い
る担体液Aに不溶性の樹脂b2 と共重合体として用いる
こともでき、更に、電荷を高める目的で担体液Aに可溶
性の染料と併用することもできる。なお、染料が併用さ
れる場合、用いる染料としては担体液可溶化変性物や油
溶性染料に分類される染料であって担体液Aに溶解可能
なもの等がよく、このような染料は電荷付与機能も有し
て好ましい。
を付与するために、前記担体液Aに一部可溶性のものが
よく、この観点から特に2価、3価、4価のいづれかの
金属を含む有機化合物が好適である。2価、3価、4価
の金属としては、具体的には、Mn、Ca、Al、Z
n、Zr、Cu、Fe、Cr、Ba、Ce、Ni、T
i、Si、Sn、Mg等が該当し、ナフテン酸金属塩
や、オクチル酸金属塩や、ラウリル酸、ミリスチン酸、
ステアリン酸、オレイン酸等の脂肪酸金属塩や、アビエ
チン酸金属塩や、エチレンジアミン四酢酸金属錯塩や、
アルキルベンゼンスルホン酸金属塩等の前記金属の塩の
ほか、チタンカップリング剤、シランカップリング剤、
アルミ系カップリング剤等を挙げることができる。ま
た、アクリル酸金属塩、メタクリル酸金属塩、マレイン
酸金属塩、イタコン酸金属塩、フマル酸金属塩、スチレ
ンスルホン酸金属塩等の前記金属の塩は、本発明で用い
る担体液Aに不溶性の樹脂b2 と共重合体として用いる
こともでき、更に、電荷を高める目的で担体液Aに可溶
性の染料と併用することもできる。なお、染料が併用さ
れる場合、用いる染料としては担体液可溶化変性物や油
溶性染料に分類される染料であって担体液Aに溶解可能
なもの等がよく、このような染料は電荷付与機能も有し
て好ましい。
【0030】
【作用】本発明の液体現像剤は、シリコ−ンを主成分と
する担体液Aが用いられ、しかも、高固形分濃度であ
り、このために空気汚染がなく、しかも、現像機構をコ
ンパクトにすることが可能であるほか、担体液Aに可溶
性の樹脂b1 としてシリコ−ン系樹脂を用いているため
に、固形分の分散性や分散安定性が向上し、同時に高固
形分濃度トナーに起因する非画像部の汚れが可及的に防
止されて、汚れの少ない極めて綺麗な高品質の画像を得
ることができるものと考えられる。
する担体液Aが用いられ、しかも、高固形分濃度であ
り、このために空気汚染がなく、しかも、現像機構をコ
ンパクトにすることが可能であるほか、担体液Aに可溶
性の樹脂b1 としてシリコ−ン系樹脂を用いているため
に、固形分の分散性や分散安定性が向上し、同時に高固
形分濃度トナーに起因する非画像部の汚れが可及的に防
止されて、汚れの少ない極めて綺麗な高品質の画像を得
ることができるものと考えられる。
【0031】
【実施例】以下、実施例及び比較例に基づいて、本発明
を具体的に説明する。なお、以下の実施例及び比較例に
おいて、粘度の値は、温度20℃及びずり速度1 sec-1
での粘度をE形粘度計で測定されたものである。
を具体的に説明する。なお、以下の実施例及び比較例に
おいて、粘度の値は、温度20℃及びずり速度1 sec-1
での粘度をE形粘度計で測定されたものである。
【0032】実施例1(樹脂溶液の製造) 溶媒として鎖状ジメチルシリコーン(東レ・ダウコーニ
ング社製SH200−0.65)100重量部を用い、
モノマーとして片末端メタクリロキシ基変性シリコーン
樹脂(チッソ社製FM0711)20重量部、酢酸ビニ
ル80重量部、窒素雰囲気下80℃に保持し、開始剤と
して過酸化ベンゾイル(BPO)1.2重量部添加し、
4時間重合し、重合率98重量%、樹脂濃度49重量%
の溶液を製造し、その後溶媒を環状シリコーン(東レ・
ダウコーニング社製DC345)に置換し、樹脂濃度5
0重量%の溶液を得た。
ング社製SH200−0.65)100重量部を用い、
モノマーとして片末端メタクリロキシ基変性シリコーン
樹脂(チッソ社製FM0711)20重量部、酢酸ビニ
ル80重量部、窒素雰囲気下80℃に保持し、開始剤と
して過酸化ベンゾイル(BPO)1.2重量部添加し、
4時間重合し、重合率98重量%、樹脂濃度49重量%
の溶液を製造し、その後溶媒を環状シリコーン(東レ・
ダウコーニング社製DC345)に置換し、樹脂濃度5
0重量%の溶液を得た。
【0033】実施例2(樹脂溶液の製造) 溶媒として鎖状ジメチルシリコーン(東レ・ダウコーニ
ング社製SH200−50)100重量部を用い、モノ
マーとして片末端メタクリロキシ基変性シリコーン樹脂
(チッソ社製FM0725)20重量部、スチレン80
重量部を添加し、窒素雰囲気下80℃に保持し、開始剤
としてアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)1.5
重量部添加し、4時間重合し、重合率95重量%、樹脂
濃度47.5重量%の溶液を製造した。
ング社製SH200−50)100重量部を用い、モノ
マーとして片末端メタクリロキシ基変性シリコーン樹脂
(チッソ社製FM0725)20重量部、スチレン80
重量部を添加し、窒素雰囲気下80℃に保持し、開始剤
としてアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)1.5
重量部添加し、4時間重合し、重合率95重量%、樹脂
濃度47.5重量%の溶液を製造した。
【0034】実施例3(樹脂溶液の製造) 溶媒として鎖状ジメチルシリコーン(東レ・ダウコーニ
ング社製SH200−0.65)100重量部を用い、
モノマーとして片末端メタクリロキシ基変性シリコーン
樹脂(チッソ社製FM0725)20重量部、メチルメ
タアクリレート80重量部を添加し、窒素雰囲気下80
℃に保持し、開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル
(AIBN)1.5重量部添加し、4時間重合し、重合
率95重量%、樹脂濃度47.5重量%の溶液を製造し
た。その後溶媒を鎖状ジメチルシリコーン(東レ・ダウ
コーニング社製SH200−50)に置換し、樹脂濃度
50重量%の溶液を得た。
ング社製SH200−0.65)100重量部を用い、
モノマーとして片末端メタクリロキシ基変性シリコーン
樹脂(チッソ社製FM0725)20重量部、メチルメ
タアクリレート80重量部を添加し、窒素雰囲気下80
℃に保持し、開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル
(AIBN)1.5重量部添加し、4時間重合し、重合
率95重量%、樹脂濃度47.5重量%の溶液を製造し
た。その後溶媒を鎖状ジメチルシリコーン(東レ・ダウ
コーニング社製SH200−50)に置換し、樹脂濃度
50重量%の溶液を得た。
【0035】実施例4(樹脂溶液の製造) 溶媒として鎖状ジメチルシリコーン(東レ・ダウコーニ
ング社製SH200−0.65)100重量部を用い、
モノマーとして片末端メタクリロキシ基変性シリコーン
樹脂(チッソ社製FM0711)30重量部、酢酸ビニ
ル65.5重量部、N−ビニル−2−ピロリドン3.5
重量部、エチレングリコールメタアクリレート1.0重
量部を添加し、窒素雰囲気下80℃に保持し、開始剤と
してアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)1.7重
量部添加し、4時間重合し、重合率98重量%、樹脂濃
度49重量%の溶液を製造し、その後溶媒を環状シリコ
ーン(東レ・ダウコーニング社製DC345)に置換
し、樹脂濃度50重量%の溶液を得た。
ング社製SH200−0.65)100重量部を用い、
モノマーとして片末端メタクリロキシ基変性シリコーン
樹脂(チッソ社製FM0711)30重量部、酢酸ビニ
ル65.5重量部、N−ビニル−2−ピロリドン3.5
重量部、エチレングリコールメタアクリレート1.0重
量部を添加し、窒素雰囲気下80℃に保持し、開始剤と
してアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)1.7重
量部添加し、4時間重合し、重合率98重量%、樹脂濃
度49重量%の溶液を製造し、その後溶媒を環状シリコ
ーン(東レ・ダウコーニング社製DC345)に置換
し、樹脂濃度50重量%の溶液を得た。
【0036】実施例5(樹脂溶液の製造) 溶媒として鎖状ジメチルシリコーン(東レ・ダウコーニ
ング社製SH200−20)100重量部を用い、モノ
マーとして片末端メタクリロキシ基変性シリコーン樹脂
(チッソ社製FM0725)30重量部、スチレン6
6.5重量部、N−ビニル−2−ピロリドン3.5重量
部を添加し、窒素雰囲気下80℃に保持し、開始剤とし
てアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)1.5重量
部添加し、4時間重合し、重合率96重量%、樹脂濃度
48重量%の溶液を製造した。
ング社製SH200−20)100重量部を用い、モノ
マーとして片末端メタクリロキシ基変性シリコーン樹脂
(チッソ社製FM0725)30重量部、スチレン6
6.5重量部、N−ビニル−2−ピロリドン3.5重量
部を添加し、窒素雰囲気下80℃に保持し、開始剤とし
てアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)1.5重量
部添加し、4時間重合し、重合率96重量%、樹脂濃度
48重量%の溶液を製造した。
【0037】実施例6(樹脂溶液の製造) 溶媒として鎖状ジメチルシリコーン(東レ・ダウコーニ
ング社製SH200−20)100重量部を用い、モノ
マーとして片末端メタクリロキシ基変性シリコーン樹脂
(チッソ社製FM0725)30重量部、スチレン44
重量部、エチルメタアクリレート26重量部を添加し、
窒素雰囲気下80℃に保持し、開始剤としてアゾビスイ
ソブチロニトリル(AIBN)1.5重量部添加し、4
時間重合し、重合率95重量%、樹脂濃度47.5重量
%の溶液を製造した。
ング社製SH200−20)100重量部を用い、モノ
マーとして片末端メタクリロキシ基変性シリコーン樹脂
(チッソ社製FM0725)30重量部、スチレン44
重量部、エチルメタアクリレート26重量部を添加し、
窒素雰囲気下80℃に保持し、開始剤としてアゾビスイ
ソブチロニトリル(AIBN)1.5重量部添加し、4
時間重合し、重合率95重量%、樹脂濃度47.5重量
%の溶液を製造した。
【0038】実施例7(樹脂溶液の製造) 溶媒として石油系脂肪族炭化水素(エクソンケミカル社
製アイソパーE)100重量部を用い、モノマーとして
片末端メタクリロキシ基変性シリコーン樹脂(チッソ社
製FM0711)30重量部、酢酸ビニル65.5重量
部、N−ビニル−2−ピロリドン3.5重量部、エチレ
ングリコールメタアクリレート1.0重量部を添加し、
窒素雰囲気下80℃に保持し、開始剤としてアゾビスイ
ソブチロニトリル(AIBN)1.7重量部添加し、4
時間重合し、重合率98重量%、樹脂濃度49重量%の
溶液を製造し、その後溶媒を環状シリコーン(東レ・ダ
ウコーニング社製DC345)に置換し、樹脂濃度50
重量%の溶液を得た。
製アイソパーE)100重量部を用い、モノマーとして
片末端メタクリロキシ基変性シリコーン樹脂(チッソ社
製FM0711)30重量部、酢酸ビニル65.5重量
部、N−ビニル−2−ピロリドン3.5重量部、エチレ
ングリコールメタアクリレート1.0重量部を添加し、
窒素雰囲気下80℃に保持し、開始剤としてアゾビスイ
ソブチロニトリル(AIBN)1.7重量部添加し、4
時間重合し、重合率98重量%、樹脂濃度49重量%の
溶液を製造し、その後溶媒を環状シリコーン(東レ・ダ
ウコーニング社製DC345)に置換し、樹脂濃度50
重量%の溶液を得た。
【0039】実施例8(樹脂溶液の製造) 溶媒として鎖状ジメチルシリコーン(東レ・ダウコーニ
ング社製SH200−0.65)100重量部を用い、
モノマーとして片末端メタクリロキシ基変性シリコーン
樹脂(チッソ社製FM0725)40重量部を添加し、
窒素雰囲気下80℃に保持し、開始剤としてアゾビスイ
ソブチロニトリル(AIBN)0.3重量部添加し、1
2時間重合し、重合率80重量%、樹脂濃度32重量%
の担体液に可溶な樹脂溶液を製造した。次に、溶媒とし
て鎖状ジメチルシリコーン(東レ・ダウコーニング社製
SH200−50)57重量部を用い、上記の担体液に
可溶な樹脂溶液63重量部、モノマーとして、スチレン
80重量部を添加し、窒素雰囲気下80℃に保持し、開
始剤としてアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)
1.5重量部添加し、4時間重合し、重合率95重量
%、樹脂濃度47.5重量%の溶液を製造した。
ング社製SH200−0.65)100重量部を用い、
モノマーとして片末端メタクリロキシ基変性シリコーン
樹脂(チッソ社製FM0725)40重量部を添加し、
窒素雰囲気下80℃に保持し、開始剤としてアゾビスイ
ソブチロニトリル(AIBN)0.3重量部添加し、1
2時間重合し、重合率80重量%、樹脂濃度32重量%
の担体液に可溶な樹脂溶液を製造した。次に、溶媒とし
て鎖状ジメチルシリコーン(東レ・ダウコーニング社製
SH200−50)57重量部を用い、上記の担体液に
可溶な樹脂溶液63重量部、モノマーとして、スチレン
80重量部を添加し、窒素雰囲気下80℃に保持し、開
始剤としてアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)
1.5重量部添加し、4時間重合し、重合率95重量
%、樹脂濃度47.5重量%の溶液を製造した。
【0040】実施例9(樹脂溶液の製造) 溶媒として鎖状ジメチルシリコーン(東レ・ダウコーニ
ング社製SH200−0.65)100重量部を用い、
担体液に可溶な樹脂として鎖状ジメチルシリコーン(東
レ・ダウコーニング社製SH200−500)20重量
部と、モノマーとしてスチレン80重量部を添加し、窒
素雰囲気下80℃に保持し、開始剤としてアゾビスイソ
ブチロニトリル(AIBN)1.2重量部添加し、4時
間重合し、重合率95重量%、樹脂濃度47.5重量%
の溶液を製造した。
ング社製SH200−0.65)100重量部を用い、
担体液に可溶な樹脂として鎖状ジメチルシリコーン(東
レ・ダウコーニング社製SH200−500)20重量
部と、モノマーとしてスチレン80重量部を添加し、窒
素雰囲気下80℃に保持し、開始剤としてアゾビスイソ
ブチロニトリル(AIBN)1.2重量部添加し、4時
間重合し、重合率95重量%、樹脂濃度47.5重量%
の溶液を製造した。
【0041】実施例10(樹脂カプセル化ブラック着色
剤粉体の製造) 着色剤として、カーボンブラック(キャボット社製 Reg
al250R)100重量部をアミノアルキド樹脂30重量部
で処理して樹脂カプセル化ブラック着色剤を得た。
剤粉体の製造) 着色剤として、カーボンブラック(キャボット社製 Reg
al250R)100重量部をアミノアルキド樹脂30重量部
で処理して樹脂カプセル化ブラック着色剤を得た。
【0042】実施例11(樹脂カプセル化シアン着色剤
粉体の製造) 着色剤として、β型銅フタロシアニンブルー(C. I. Pi
gment, Blue. 15.3 )100重量部をアミノアルキド樹
脂30重量部で処理して樹脂カプセル化シアン着色剤を
得た。
粉体の製造) 着色剤として、β型銅フタロシアニンブルー(C. I. Pi
gment, Blue. 15.3 )100重量部をアミノアルキド樹
脂30重量部で処理して樹脂カプセル化シアン着色剤を
得た。
【0043】実施例12(樹脂カプセル化マゼンタ着色
剤粉体の製造) 着色剤として、ローダミン(C. I. Pigment, Red. 81.
1)100重量部をアミノアルキド樹脂15重量部で処
理して樹脂カプセル化マゼンタ着色剤を得た。
剤粉体の製造) 着色剤として、ローダミン(C. I. Pigment, Red. 81.
1)100重量部をアミノアルキド樹脂15重量部で処
理して樹脂カプセル化マゼンタ着色剤を得た。
【0044】実施例13(樹脂カプセル化イエロー着色
剤粉体の製造) 着色剤として、不溶性ジスアゾ系アセト酢酸アリリド
(C. I. Pigment, Yellow 13)100重量部をアミノア
ルキド樹脂5重量部で処理して樹脂カプセル化イエロー
着色剤を得た。
剤粉体の製造) 着色剤として、不溶性ジスアゾ系アセト酢酸アリリド
(C. I. Pigment, Yellow 13)100重量部をアミノア
ルキド樹脂5重量部で処理して樹脂カプセル化イエロー
着色剤を得た。
【0045】実施例14(液体現像剤ブラックの製造) 担体液として環状シリコーン(東レ・ダウコーニィング
社製DC345)6重量部、実施例4の樹脂溶液75重
量部、実施例10の樹脂カプセル化ブラック着色剤19
重量部、イソプロピルトリイソステアロイルチタネート
(味の素社製TTS)0.3重量部を三本ロールで混練
分散し、液体現像剤ブラックを製造し、固形分濃度56
重量%、粘度=53000mPa.sの液体トナー溶液
を得た。
社製DC345)6重量部、実施例4の樹脂溶液75重
量部、実施例10の樹脂カプセル化ブラック着色剤19
重量部、イソプロピルトリイソステアロイルチタネート
(味の素社製TTS)0.3重量部を三本ロールで混練
分散し、液体現像剤ブラックを製造し、固形分濃度56
重量%、粘度=53000mPa.sの液体トナー溶液
を得た。
【0046】実施例15(液体現像剤ブラックの製造) 担体液として鎖状ジメチルシリコーン(東レ・ダウコー
ニィング社製SH200−20)36重量部、実施例4
の樹脂溶液51重量部、実施例10の樹脂カプセル化ブ
ラック着色剤13重量部、オクチル酸ジルコニウム0.
02重量部を三本ロールで混練分散し、液体現像剤ブラ
ックを製造し、固形分濃度38重量%、粘度=2300
0mPa.sの液体トナー溶液を得た。
ニィング社製SH200−20)36重量部、実施例4
の樹脂溶液51重量部、実施例10の樹脂カプセル化ブ
ラック着色剤13重量部、オクチル酸ジルコニウム0.
02重量部を三本ロールで混練分散し、液体現像剤ブラ
ックを製造し、固形分濃度38重量%、粘度=2300
0mPa.sの液体トナー溶液を得た。
【0047】実施例16(液体現像剤ブラックの製造) 担体液として鎖状ジメチルシリコーン(東レ・ダウコー
ニィング社製SH200−50)重量部58、実施例4
の樹脂溶液34重量部、実施例10の樹脂カプセル化ブ
ラック着色剤8重量部、テトラオクチルビス(ジトリデ
シルホスファイト)チタネート(味の素社製46B)
0.25重量部を三本ロールで混練分散し、液体現像剤
ブラックを製造し、固形分濃度25重量%、粘度=20
000mPa.sの液体トナー溶液を得た。
ニィング社製SH200−50)重量部58、実施例4
の樹脂溶液34重量部、実施例10の樹脂カプセル化ブ
ラック着色剤8重量部、テトラオクチルビス(ジトリデ
シルホスファイト)チタネート(味の素社製46B)
0.25重量部を三本ロールで混練分散し、液体現像剤
ブラックを製造し、固形分濃度25重量%、粘度=20
000mPa.sの液体トナー溶液を得た。
【0048】実施例17(液体現像剤シアンの製造) 担体液として環状シリコーン(東レ・ダウコーニィング
社製DC345)36重量部、実施例4の樹脂溶液51
重量部、実施例11の樹脂カプセル化シアン着色剤13
重量部、イソプロピルトリイソステアロイルチタネート
(味の素社製TTS)0.08重量部を三本ロールで混
練分散し、液体現像剤シアンを製造し、固形分濃度38
重量%、粘度=9600mPa.sの液体トナー溶液を
得た。
社製DC345)36重量部、実施例4の樹脂溶液51
重量部、実施例11の樹脂カプセル化シアン着色剤13
重量部、イソプロピルトリイソステアロイルチタネート
(味の素社製TTS)0.08重量部を三本ロールで混
練分散し、液体現像剤シアンを製造し、固形分濃度38
重量%、粘度=9600mPa.sの液体トナー溶液を
得た。
【0049】実施例18(液体現像剤マゼンタの製造) 担体液として環状シリコーン(東レ・ダウコーニィング
社製DC345)16重量部、実施例4の樹脂溶液67
重量部、実施例12の樹脂カプセル化マゼンタ着色剤1
7重量部、イソプロピルトリイソステアロイルチタネー
ト(味の素社製TTS)0.01重量部を三本ロールで
混練分散し、液体現像剤マゼンタを製造し、固形分濃度
50重量%、粘度=6000mPa.sの液体トナー溶
液を得た。
社製DC345)16重量部、実施例4の樹脂溶液67
重量部、実施例12の樹脂カプセル化マゼンタ着色剤1
7重量部、イソプロピルトリイソステアロイルチタネー
ト(味の素社製TTS)0.01重量部を三本ロールで
混練分散し、液体現像剤マゼンタを製造し、固形分濃度
50重量%、粘度=6000mPa.sの液体トナー溶
液を得た。
【0050】実施例19(液体現像剤イエローの製造) 担体液として環状シリコーン(東レ・ダウコーニィング
社製DC345)16重量部、実施例4の樹脂溶液67
重量部、実施例13の樹脂カプセル化イエロー着色剤1
7重量部、イソプロピルトリイソステアロイルチタネー
ト(味の素社製TTS)0.5重量部を三本ロールで混
練分散し、液体現像剤イエローを製造し、固形分濃度5
0重量%、粘度=13000mPa.sの液体トナー溶
液を得た。
社製DC345)16重量部、実施例4の樹脂溶液67
重量部、実施例13の樹脂カプセル化イエロー着色剤1
7重量部、イソプロピルトリイソステアロイルチタネー
ト(味の素社製TTS)0.5重量部を三本ロールで混
練分散し、液体現像剤イエローを製造し、固形分濃度5
0重量%、粘度=13000mPa.sの液体トナー溶
液を得た。
【0051】実施例20(液体現像剤ブラックの製造) 実施例1の樹脂溶液80重量部、実施例10の樹脂カプ
セル化ブラック着色剤20重量部、イソプロピルトリイ
ソステアロイルチタネート(味の素社製TTS)0.3
重量部を三本ロールで混練分散し、液体現像剤ブラック
を製造し、固形分濃度60重量%、粘度=65000m
Pa.sの液体トナー溶液を得た。
セル化ブラック着色剤20重量部、イソプロピルトリイ
ソステアロイルチタネート(味の素社製TTS)0.3
重量部を三本ロールで混練分散し、液体現像剤ブラック
を製造し、固形分濃度60重量%、粘度=65000m
Pa.sの液体トナー溶液を得た。
【0052】実施例21(液体現像剤ブラックの製造) 担体液として鎖状ジメチルシリコーン(東レ・ダウコー
ニィング社製SH200−50)重量部57、実施例2
の樹脂溶液35重量部、実施例10の樹脂カプセル化ブ
ラック着色剤8重量部、テトラオクチルビス(ジトリデ
シルホスファイト)チタネート(味の素社製46B)
0.25重量部を三本ロールで混練分散し、液体現像剤
ブラックを製造し、固形分濃度25重量%、粘度=50
0mPa.sの液体トナー溶液を得た。
ニィング社製SH200−50)重量部57、実施例2
の樹脂溶液35重量部、実施例10の樹脂カプセル化ブ
ラック着色剤8重量部、テトラオクチルビス(ジトリデ
シルホスファイト)チタネート(味の素社製46B)
0.25重量部を三本ロールで混練分散し、液体現像剤
ブラックを製造し、固形分濃度25重量%、粘度=50
0mPa.sの液体トナー溶液を得た。
【0053】実施例22(液体現像剤ブラックの製造) 担体液として鎖状ジメチルシリコーン(東レ・ダウコー
ニィング社製SH200−20)50重量部、実施例3
の樹脂溶液40重量部、実施例10の樹脂カプセル化ブ
ラック着色剤10重量部、オクチル酸ジルコニウム0.
02重量部を三本ロールで混練分散し、液体現像剤ブラ
ックを製造し、固形分濃度30重量%、粘度=700m
Pa.sの液体トナー溶液を得た。
ニィング社製SH200−20)50重量部、実施例3
の樹脂溶液40重量部、実施例10の樹脂カプセル化ブ
ラック着色剤10重量部、オクチル酸ジルコニウム0.
02重量部を三本ロールで混練分散し、液体現像剤ブラ
ックを製造し、固形分濃度30重量%、粘度=700m
Pa.sの液体トナー溶液を得た。
【0054】実施例23(液体現像剤ブラックの製造) 担体液として鎖状ジメチルシリコーン(東レ・ダウコー
ニィング社製SH200−20)48重量部、実施例5
の樹脂溶液42重量部、実施例10の樹脂カプセル化ブ
ラック着色剤10重量部、イソプロピルトリイソステア
ロイルチタネート(味の素社製TTS)0.1重量部を
三本ロールで混練分散し、液体現像剤ブラックを製造
し、固形分濃度30重量%、粘度=600mPa.sの
液体トナー溶液を得た。
ニィング社製SH200−20)48重量部、実施例5
の樹脂溶液42重量部、実施例10の樹脂カプセル化ブ
ラック着色剤10重量部、イソプロピルトリイソステア
ロイルチタネート(味の素社製TTS)0.1重量部を
三本ロールで混練分散し、液体現像剤ブラックを製造
し、固形分濃度30重量%、粘度=600mPa.sの
液体トナー溶液を得た。
【0055】実施例24(液体現像剤ブラックの製造) 担体液として鎖状ジメチルシリコーン(東レ・ダウコー
ニィング社製SH200−20)48重量部、実施例6
の樹脂溶液42重量部、実施例10の樹脂カプセル化ブ
ラック着色剤10重量部、イソプロピルトリイソステア
ロイルチタネート(味の素社製TTS)0.1重量部を
三本ロールで混練分散し、液体現像剤ブラックを製造
し、固形分濃度30重量%、粘度=650mPa.sの
液体トナー溶液を得た。
ニィング社製SH200−20)48重量部、実施例6
の樹脂溶液42重量部、実施例10の樹脂カプセル化ブ
ラック着色剤10重量部、イソプロピルトリイソステア
ロイルチタネート(味の素社製TTS)0.1重量部を
三本ロールで混練分散し、液体現像剤ブラックを製造
し、固形分濃度30重量%、粘度=650mPa.sの
液体トナー溶液を得た。
【0056】実施例25(液体現像剤マゼンタの製造) 担体液として環状シリコーン(東レ・ダウコーニィング
社製DC345)16重量部、実施例7の樹脂溶液67
重量部、実施例12の樹脂カプセル化マゼンタ着色剤1
7重量部、イソプロピルトリイソステアロイルチタネー
ト(味の素社製TTS)0.01重量部を三本ロールで
混練分散し、液体現像剤マゼンタを製造し、固形分濃度
50重量%、粘度=6000mPa.sの液体トナー溶
液を得た。
社製DC345)16重量部、実施例7の樹脂溶液67
重量部、実施例12の樹脂カプセル化マゼンタ着色剤1
7重量部、イソプロピルトリイソステアロイルチタネー
ト(味の素社製TTS)0.01重量部を三本ロールで
混練分散し、液体現像剤マゼンタを製造し、固形分濃度
50重量%、粘度=6000mPa.sの液体トナー溶
液を得た。
【0057】実施例26(液体現像剤ブラックの製造) 担体液として鎖状ジメチルシリコーン(東レ・ダウコー
ニィング社製SH200−50)重量部57、実施例8
の樹脂溶液35重量部、実施例10の樹脂カプセル化ブ
ラック着色剤8重量部、テトラオクチルビス(ジトリデ
シルホスファイト)チタネート(味の素社製46B)
0.25重量部を三本ロールで混練分散し、液体現像剤
ブラックを製造し、固形分濃度25重量%、粘度=55
0mPa.sの液体トナー溶液を得た。
ニィング社製SH200−50)重量部57、実施例8
の樹脂溶液35重量部、実施例10の樹脂カプセル化ブ
ラック着色剤8重量部、テトラオクチルビス(ジトリデ
シルホスファイト)チタネート(味の素社製46B)
0.25重量部を三本ロールで混練分散し、液体現像剤
ブラックを製造し、固形分濃度25重量%、粘度=55
0mPa.sの液体トナー溶液を得た。
【0058】実施例27(液体現像剤ブラックの製造) 担体液として環状シリコーン(東レ・ダウコーニィング
社製DC345)1.0重量部、石油系脂肪族炭化水素
(エクソンケミカル社製アイソパーG)5.0重量部、
実施例4の樹脂溶液75重量部、実施例10の樹脂カプ
セル化ブラック着色剤19重量部、イソプロピルトリイ
ソステアロイルチタネート(味の素社製TTS)0.3
重量部を三本ロールで混練分散し、液体現像剤ブラック
を製造し、固形分濃度56重量%、粘度=43000m
Pa.sの液体トナー溶液を得た。
社製DC345)1.0重量部、石油系脂肪族炭化水素
(エクソンケミカル社製アイソパーG)5.0重量部、
実施例4の樹脂溶液75重量部、実施例10の樹脂カプ
セル化ブラック着色剤19重量部、イソプロピルトリイ
ソステアロイルチタネート(味の素社製TTS)0.3
重量部を三本ロールで混練分散し、液体現像剤ブラック
を製造し、固形分濃度56重量%、粘度=43000m
Pa.sの液体トナー溶液を得た。
【0059】実施例28(液体現像剤ブラックの製造) 担体液として環状シリコーン(東レ・ダウコーニィング
社製DC345)重量部48、実施例9の樹脂溶液42
重量部、実施例10の樹脂カプセル化ブラック着色剤1
0重量部、テトラオクチルビス(ジトリデシルホスファ
イト)チタネート(味の素社製46B)0.25重量部
を三本ロールで混練分散し、液体現像剤ブラックを製造
し、固形分濃度30重量%、粘度=650mPa.sの
液体トナー溶液を得た。
社製DC345)重量部48、実施例9の樹脂溶液42
重量部、実施例10の樹脂カプセル化ブラック着色剤1
0重量部、テトラオクチルビス(ジトリデシルホスファ
イト)チタネート(味の素社製46B)0.25重量部
を三本ロールで混練分散し、液体現像剤ブラックを製造
し、固形分濃度30重量%、粘度=650mPa.sの
液体トナー溶液を得た。
【0060】実施例29(液体現像剤ブラックの製造) 担体液として環状シリコーン(東レ・ダウコーニィング
社製DC345)34重量部、実施例4の樹脂溶液53
重量部、カーボンブラック着色剤(キャボット社製Re
gal250R)13重量部、イソプロピルトリイソス
テアロイルチタネート(味の素社製TTS)0.3重量
部を三本ロールで混練分散し、液体現像剤ブラックを製
造し、固形分濃度40重量%、粘度=60000mP
a.sの液体トナー溶液を得た。
社製DC345)34重量部、実施例4の樹脂溶液53
重量部、カーボンブラック着色剤(キャボット社製Re
gal250R)13重量部、イソプロピルトリイソス
テアロイルチタネート(味の素社製TTS)0.3重量
部を三本ロールで混練分散し、液体現像剤ブラックを製
造し、固形分濃度40重量%、粘度=60000mP
a.sの液体トナー溶液を得た。
【0061】実施例30(液体現像剤シアンの製造) 担体液として環状シリコーン(東レ・ダウコーニィング
社製DC345)55重量部、実施例4の樹脂溶液36
重量部、β型銅フタロシアニンブルー(C. I.Pigment,
Blue. 15.3 )9重量部、イソプロピルトリイソステア
ロイルチタネート(味の素社製TTS)0.05重量部
を三本ロールで混練分散し、液体現像剤シアンを製造
し、固形分濃度27重量%、粘度=12000mPa.
sの液体トナー溶液を得た。
社製DC345)55重量部、実施例4の樹脂溶液36
重量部、β型銅フタロシアニンブルー(C. I.Pigment,
Blue. 15.3 )9重量部、イソプロピルトリイソステア
ロイルチタネート(味の素社製TTS)0.05重量部
を三本ロールで混練分散し、液体現像剤シアンを製造
し、固形分濃度27重量%、粘度=12000mPa.
sの液体トナー溶液を得た。
【0062】実施例31(液体現像剤マゼンタの製造) 担体液として環状シリコーン(東レ・ダウコーニィング
社製DC345)41重量部、実施例4の樹脂溶液47
重量部、ローダミン(C. I. Pigment, Red. 81.1)12
重量部、イソプロピルトリイソステアロイルチタネート
(味の素社製TTS)0.01重量部を三本ロールで混
練分散し、液体現像剤マゼンタを製造し、固形分濃度3
5重量%、粘度=8000mPa.sの液体トナー溶液
を得た。
社製DC345)41重量部、実施例4の樹脂溶液47
重量部、ローダミン(C. I. Pigment, Red. 81.1)12
重量部、イソプロピルトリイソステアロイルチタネート
(味の素社製TTS)0.01重量部を三本ロールで混
練分散し、液体現像剤マゼンタを製造し、固形分濃度3
5重量%、粘度=8000mPa.sの液体トナー溶液
を得た。
【0063】実施例32(液体現像剤イエローの製造) 担体液として環状シリコーン(東レ・ダウコーニィング
社製DC345)16重量部、実施例4の樹脂溶液67
重量部、不溶性ジスアゾ系アセト酢酸アリリド(C. I.
Pigment, Yellow 13)17重量部、イソプロピルトリイ
ソステアロイルチタネート(味の素社製TTS)0.5
重量部を三本ロールで混練分散し、液体現像剤イエロー
を製造し、固形分濃度50重量%、粘度=15000m
Pa.sの液体トナー溶液を得た。
社製DC345)16重量部、実施例4の樹脂溶液67
重量部、不溶性ジスアゾ系アセト酢酸アリリド(C. I.
Pigment, Yellow 13)17重量部、イソプロピルトリイ
ソステアロイルチタネート(味の素社製TTS)0.5
重量部を三本ロールで混練分散し、液体現像剤イエロー
を製造し、固形分濃度50重量%、粘度=15000m
Pa.sの液体トナー溶液を得た。
【0064】実施例33(性能評価) 実施例14、17〜19及び、25の液体現像剤を用
い、カラー画像を得たところ、いづれも非画像部の汚れ
の少ない、色重ね性の良好なカラー画像が得られた。ま
た、実施例29〜32の液体現像剤を用い、カラー画像
を得たところ、転写効率、非画像部の汚れ性、色重ね性
において、実施例14、17〜19及び25の液体現像
剤を用いて得られたカラー画像よりは、若干劣るものの
良好なカラー画像が得られた。次に実施例14〜16、
20〜24、26〜28の液体現像剤を用い、モノクロ
画像を得たところ、いづれも非画像部の汚れの少ない画
像が得られた。
い、カラー画像を得たところ、いづれも非画像部の汚れ
の少ない、色重ね性の良好なカラー画像が得られた。ま
た、実施例29〜32の液体現像剤を用い、カラー画像
を得たところ、転写効率、非画像部の汚れ性、色重ね性
において、実施例14、17〜19及び25の液体現像
剤を用いて得られたカラー画像よりは、若干劣るものの
良好なカラー画像が得られた。次に実施例14〜16、
20〜24、26〜28の液体現像剤を用い、モノクロ
画像を得たところ、いづれも非画像部の汚れの少ない画
像が得られた。
【0065】比較例1(樹脂溶液の製造) 溶媒として鎖状ジメチルシリコーン(東レ・ダウコーニ
ング社製SH200−0.65)100重量部を用い、
モノマーとして2−エチルヘキシルメタクリレート40
重量部を用い、窒素雰囲気下80℃に保持し、開始剤と
してベンゾイルパーオキサイド(BPO)0.3重量部
添加して4時間重合し、更にBPOを0.4重量部添加
し80℃2時間熟成後、酢酸ビニル5重量部、BPO1
重量部添加し、70℃18時間重合し、重合率96重量
%、樹脂濃度43重量%の酢酸ビニルグラフトアクリル
系樹脂溶液を合成した。次に溶媒として環状シリコーン
(東レ・ダウコーニング社製DC345)60重量部を
用い、上記の樹脂溶液70重量部を添加し、窒素雰囲気
下80℃に保持し、酢酸ビニルモノマー65.5重量
部、N−ビニル−2−ピロリドンモノマー3.5重量
部、エチレングリコールジメタクリレート1重量部開始
剤BPO0.1重量部添加し、80℃で5時間重合し、
重合率94重量%、樹脂濃度47重量%の樹脂溶液を合
成した。
ング社製SH200−0.65)100重量部を用い、
モノマーとして2−エチルヘキシルメタクリレート40
重量部を用い、窒素雰囲気下80℃に保持し、開始剤と
してベンゾイルパーオキサイド(BPO)0.3重量部
添加して4時間重合し、更にBPOを0.4重量部添加
し80℃2時間熟成後、酢酸ビニル5重量部、BPO1
重量部添加し、70℃18時間重合し、重合率96重量
%、樹脂濃度43重量%の酢酸ビニルグラフトアクリル
系樹脂溶液を合成した。次に溶媒として環状シリコーン
(東レ・ダウコーニング社製DC345)60重量部を
用い、上記の樹脂溶液70重量部を添加し、窒素雰囲気
下80℃に保持し、酢酸ビニルモノマー65.5重量
部、N−ビニル−2−ピロリドンモノマー3.5重量
部、エチレングリコールジメタクリレート1重量部開始
剤BPO0.1重量部添加し、80℃で5時間重合し、
重合率94重量%、樹脂濃度47重量%の樹脂溶液を合
成した。
【0066】比較例2(液体現像剤ブラックの製造) 担体液として環状シリコーン(東レ・ダウコーニィング
社製DC345)1.0重量部、比較例1の樹脂溶液8
0重量部、実施例9の樹脂カプセル化ブラック着色剤1
9重量部、イソプロピルトリイソステアロイルチタネー
ト(味の素社製TTS)0.3重量部を三本ロールで混
練分散し、液体現像剤ブラックを製造し、固形分濃度5
6重量%、粘度=80000mPa.sの液体トナー溶
液を得た。
社製DC345)1.0重量部、比較例1の樹脂溶液8
0重量部、実施例9の樹脂カプセル化ブラック着色剤1
9重量部、イソプロピルトリイソステアロイルチタネー
ト(味の素社製TTS)0.3重量部を三本ロールで混
練分散し、液体現像剤ブラックを製造し、固形分濃度5
6重量%、粘度=80000mPa.sの液体トナー溶
液を得た。
【0067】比較例3(評価) 比較例2の液体トナーは分散性が悪く、転写効率、並び
に非画像部の地汚れ性においても好ましい画像は得られ
なかった。
に非画像部の地汚れ性においても好ましい画像は得られ
なかった。
【0068】
【発明の効果】本発明の液体現像剤は、シリコ−ンを主
成分とする担体液が用いられ、しかも、高固形分濃度で
あり、このために空気汚染がなく、しかも、現像機構を
コンパクトにすることが可能である。また、担体液に可
溶性の樹脂としてシリコ−ン系樹脂を用いているため
に、固形分の分散性や分散安定性が向上し、同時に高固
形分濃度トナーに起因する非画像部の汚れ(地汚れ)が
可及的に防止されて、汚れの少ない極めて綺麗な高品質
の画像を得ることができる。
成分とする担体液が用いられ、しかも、高固形分濃度で
あり、このために空気汚染がなく、しかも、現像機構を
コンパクトにすることが可能である。また、担体液に可
溶性の樹脂としてシリコ−ン系樹脂を用いているため
に、固形分の分散性や分散安定性が向上し、同時に高固
形分濃度トナーに起因する非画像部の汚れ(地汚れ)が
可及的に防止されて、汚れの少ない極めて綺麗な高品質
の画像を得ることができる。
Claims (11)
- 【請求項1】A:シリコーンを主成分とする高絶縁性担
体液と、 B:前記担体液Aに可溶性の樹脂b1 と前記担体液Aに
不溶性の樹脂粒子b2との組み合わせからなる樹脂と、 C:着色剤と、 D:電荷調整剤と、から構成される現像剤において、 前記担体液Aに可溶性の樹脂b1 がシリコーンを主成分
とする樹脂からなり、 前記担体液Aに不溶性の樹脂粒子b2 がアクリル系、酢
酸ビニル系及びスチレン系の樹脂を含むビニル系重合体
及びビニル系共重合体の中から選ばれた少なくとも1種
の樹脂からなり、また、 前記樹脂Bと着色剤Cとからなる固形分濃度が10重量
%以上であることを特徴とする電子写真用液体現像剤。 - 【請求項2】 液体現像剤が、100mPa・s以上
(20℃、ずり速度1sec-1)の粘度を有する請求項1
記載の電子写真用液体現像剤。 - 【請求項3】 着色剤Cが、担体液Aに不溶性の樹脂で
カプセル化処理された着色剤である請求項1記載の電子
写真用液体現像剤。 - 【請求項4】 担体液Aに可溶性の樹脂b1 が、シリコ
−ン系マクロモノマーの重合体を主成分とする樹脂であ
る請求項1記載の電子写真用液体現像剤。 - 【請求項5】 担体液Aに可溶性の樹脂b1 が、担体液
Aと同じ成分である請求項1記載の電子写真用液体現像
剤。 - 【請求項6】 担体液Aに不溶性の樹脂粒子b2 が、シ
リコーン系樹脂とアクリル系、酢酸ビニル系及びスチレ
ン系の樹脂のいずれかとの共重合体樹脂を含むことを特
徴とする請求項1記載の電子写真用液体現像剤。 - 【請求項7】 担体液Aに不溶性の樹脂粒子b2 が、ア
クリル系、酢酸ビニル系及びスチレン系の樹脂のいづれ
かと塩基性樹脂との共重合体樹脂を含むことを特徴とす
る請求項1記載の電子写真用液体現像剤。 - 【請求項8】 担体液Aに不溶性の樹脂粒子b2 が、シ
リコーン系樹脂とアクリル系、酢酸ビニル系及びスチレ
ン系の樹脂のいずれかとの共重合体、又は、アクリル
系、酢酸ビニル系及びスチレン系の樹脂のいづれかと塩
基性樹脂との共重合体に、二官能性モノマーを部分架橋
させて得られた共重合体樹脂を含むことを特徴とする請
求項6又は7記載の電子写真用液体現像剤。 - 【請求項9】 電荷調整剤Dが、担体液Aに一部可溶化
する2価、3価又は4価のいづれかの金属を含む有機化
合物である請求項1記載の電子写真用液体現像剤。 - 【請求項10】 着色剤Cが、塩基性樹脂でカプセル化
処理した着色剤である請求項3記載の電子写真用液体現
像剤。 - 【請求項11】 担体液Aが、不揮発性のシリコーンを
主成分とする高絶縁性担体液である請求項1記載の電子
写真用液体現像剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6052361A JPH07261466A (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | 電子写真用液体現像剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6052361A JPH07261466A (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | 電子写真用液体現像剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07261466A true JPH07261466A (ja) | 1995-10-13 |
Family
ID=12912674
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6052361A Withdrawn JPH07261466A (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | 電子写真用液体現像剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07261466A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6132922A (en) * | 1999-01-06 | 2000-10-17 | Advanced Color Technology, Inc. | Liquid developer for electrophotographic printing apparatus |
JP2010508558A (ja) * | 2006-10-31 | 2010-03-18 | ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. | 高固体分の液体トナー濃縮液及びその製法 |
JP2014071370A (ja) * | 2012-09-28 | 2014-04-21 | Seiko Epson Corp | 液体現像剤および液体現像剤の製造方法 |
-
1994
- 1994-03-23 JP JP6052361A patent/JPH07261466A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6132922A (en) * | 1999-01-06 | 2000-10-17 | Advanced Color Technology, Inc. | Liquid developer for electrophotographic printing apparatus |
JP2010508558A (ja) * | 2006-10-31 | 2010-03-18 | ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. | 高固体分の液体トナー濃縮液及びその製法 |
JP2014071370A (ja) * | 2012-09-28 | 2014-04-21 | Seiko Epson Corp | 液体現像剤および液体現像剤の製造方法 |
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---|---|---|---|
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