JPH0726132B2 - 高炉用水冷金物の目地シール方法 - Google Patents
高炉用水冷金物の目地シール方法Info
- Publication number
- JPH0726132B2 JPH0726132B2 JP3038922A JP3892291A JPH0726132B2 JP H0726132 B2 JPH0726132 B2 JP H0726132B2 JP 3038922 A JP3038922 A JP 3038922A JP 3892291 A JP3892291 A JP 3892291A JP H0726132 B2 JPH0726132 B2 JP H0726132B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- cooled metal
- blast furnace
- metal fittings
- cooled
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Blast Furnaces (AREA)
- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高炉建設、改修及び休
風時の高炉壁補修工事において水冷金物を取り付ける際
の水冷金物相互間の目地のシール方法に関する。
風時の高炉壁補修工事において水冷金物を取り付ける際
の水冷金物相互間の目地のシール方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水冷金物の背面にキャスタブルを
圧入して高炉内の高温が高炉の鉄皮7(図5参照)に伝
導することを防止しているが、例えば、図4に示すよう
に水冷金物1の相互間の目地4にシール金物8を取り付
けて圧入時にキャスタブルが目地4から漏洩することを
防止している。また、図5に示すように水冷金物1を高
炉内面に取り付ける前にシール金物8を水冷金物1の高
炉内面側に溶接9にて固定し、シール金物8の背面に発
砲ポリエチレン等のパッキン材10を張り密着性を高め
て、キャスタブルの漏洩を防止していた。
圧入して高炉内の高温が高炉の鉄皮7(図5参照)に伝
導することを防止しているが、例えば、図4に示すよう
に水冷金物1の相互間の目地4にシール金物8を取り付
けて圧入時にキャスタブルが目地4から漏洩することを
防止している。また、図5に示すように水冷金物1を高
炉内面に取り付ける前にシール金物8を水冷金物1の高
炉内面側に溶接9にて固定し、シール金物8の背面に発
砲ポリエチレン等のパッキン材10を張り密着性を高め
て、キャスタブルの漏洩を防止していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法では、水冷
金物の運搬あるいは高炉内面に取り付ける際、他のもの
との接触等により予め取り付けてあるシール金物が変形
したり、溶接固定の際の取り付け誤差等により、隣接す
る水冷金物の表面にパッキン材が密着せず、目地のシー
ル性が確保できず、 圧入したキャスタブルが目地から
漏洩してしまう。加えて高炉休風時の高炉壁補修工事で
は高炉内に作業者が入ることができないため、漏洩を止
める作業が出来ない欠点があった。本発明の目的は、以
上の欠点を解決するために、 100%の確率で漏洩を
防止し、漏洩を止める作業が不要な目地シール方法を提
供することにある。
金物の運搬あるいは高炉内面に取り付ける際、他のもの
との接触等により予め取り付けてあるシール金物が変形
したり、溶接固定の際の取り付け誤差等により、隣接す
る水冷金物の表面にパッキン材が密着せず、目地のシー
ル性が確保できず、 圧入したキャスタブルが目地から
漏洩してしまう。加えて高炉休風時の高炉壁補修工事で
は高炉内に作業者が入ることができないため、漏洩を止
める作業が出来ない欠点があった。本発明の目的は、以
上の欠点を解決するために、 100%の確率で漏洩を
防止し、漏洩を止める作業が不要な目地シール方法を提
供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、金網を円筒状
に巻き、水冷金物の側面と上面に予め設けたスタッドに
針金で取り付け、水冷金物を高炉内面に取り付ける際、
隣接する水冷金物の側面と下面に前記金網を密着させ、
水冷金物相互間の目地を円筒状の金網で埋め、吹き付け
たキャスタブルを金網に付着させ、前記水冷金物の縦横
の目地を塞ぎ、水冷金物背面に圧入したキャスタブルの
漏洩を防止することを特徴とする高炉用水冷金物の目地
シール方法である。
に巻き、水冷金物の側面と上面に予め設けたスタッドに
針金で取り付け、水冷金物を高炉内面に取り付ける際、
隣接する水冷金物の側面と下面に前記金網を密着させ、
水冷金物相互間の目地を円筒状の金網で埋め、吹き付け
たキャスタブルを金網に付着させ、前記水冷金物の縦横
の目地を塞ぎ、水冷金物背面に圧入したキャスタブルの
漏洩を防止することを特徴とする高炉用水冷金物の目地
シール方法である。
【0005】
【作用】金網の円筒外径を水冷金物相互間の目地幅より
若干大きくし、水冷金物が隣の水冷金物に隣接する際、
金網の円筒外径が目地幅より若干大きいため変形し、金
網の断面が楕円状になり、円筒に復元しようとするため
隣接する水冷金物側面に金網が密着することができ、か
つ金網にキャスタブルを吹き付けた際、キャスタブルは
金網の網目に容易に付着し、 網目を埋めて目地をシー
ルすることができる。
若干大きくし、水冷金物が隣の水冷金物に隣接する際、
金網の円筒外径が目地幅より若干大きいため変形し、金
網の断面が楕円状になり、円筒に復元しようとするため
隣接する水冷金物側面に金網が密着することができ、か
つ金網にキャスタブルを吹き付けた際、キャスタブルは
金網の網目に容易に付着し、 網目を埋めて目地をシー
ルすることができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明による水冷金物の目地シール方
法について図1、図2および図3に示す実施例に基づい
て説明する。水冷金物1の上面と側面片側に予め、例え
ばV型スタッド3を図1に示すように数箇設置し、例え
ば亀甲金網等を円筒状に巻いた、円筒状金網2を針金で
V型スタッド3に結束し、図1に示すように予め水冷金
物1の上面と側面片側に設置する。水冷金物1が取り付
けられた際、円筒状金網2の外径を目地4の幅より若干
大きくしておけば、円筒状金網2は目地4の中で楕円状
に変形して、図2に示すごとく隣接する水冷金物1の側
面に密着する。全ての水冷金物が取り付けられた後、炉
外からノズル12またはキャスタブル吹き付け機を炉内
に挿入し、図3に示すごとく目地4にキャスタブルを吹
き付け、円筒状金網2にキャスタブル5を付着させ、キ
ャスタブル5が硬化した後に、水冷金物1と高炉鉄皮7
との間に圧入孔11からキャスタブル6を圧入するため
目地4からキャスタブル6が漏洩することはなく、 確
実にシールすることができる。
法について図1、図2および図3に示す実施例に基づい
て説明する。水冷金物1の上面と側面片側に予め、例え
ばV型スタッド3を図1に示すように数箇設置し、例え
ば亀甲金網等を円筒状に巻いた、円筒状金網2を針金で
V型スタッド3に結束し、図1に示すように予め水冷金
物1の上面と側面片側に設置する。水冷金物1が取り付
けられた際、円筒状金網2の外径を目地4の幅より若干
大きくしておけば、円筒状金網2は目地4の中で楕円状
に変形して、図2に示すごとく隣接する水冷金物1の側
面に密着する。全ての水冷金物が取り付けられた後、炉
外からノズル12またはキャスタブル吹き付け機を炉内
に挿入し、図3に示すごとく目地4にキャスタブルを吹
き付け、円筒状金網2にキャスタブル5を付着させ、キ
ャスタブル5が硬化した後に、水冷金物1と高炉鉄皮7
との間に圧入孔11からキャスタブル6を圧入するため
目地4からキャスタブル6が漏洩することはなく、 確
実にシールすることができる。
【0007】
【発明の効果】本発明の水冷金物の目地シール方法によ
り、水冷金物相互間の目地を100%の確率でシールす
ることができ、水冷金物の背面に圧入したキャスタブル
の漏洩による圧入作業の中断を無くすことができる為、
作業時間の短縮と目地の品質を向上させることができ
る。このため、特に高炉壁補修工事の際は、高炉休風期
間を短縮でき、製鉄所の全体効率を向上できるという効
果がある。
り、水冷金物相互間の目地を100%の確率でシールす
ることができ、水冷金物の背面に圧入したキャスタブル
の漏洩による圧入作業の中断を無くすことができる為、
作業時間の短縮と目地の品質を向上させることができ
る。このため、特に高炉壁補修工事の際は、高炉休風期
間を短縮でき、製鉄所の全体効率を向上できるという効
果がある。
【0008】
【図1】本発明の目地シール方法を示す斜視図、
【図2】同、本発明の目地シール方法を示す断面図、
【図3】同、本発明の目地シール方法の工程を示す断面
図、
図、
【図4】従来の方法による目地シール方法を示す立面
図、
図、
【図5】同、従来の方法による目地シール方法を示す斜
視図である。
視図である。
1 水冷金物 2 円筒状金網 3 V型スタッド 4 目地 5 キャスタブル 6 キャスタブル 7 高炉鉄皮 8 シール金物 9 溶接 10 パッキン材 11 圧入孔 12 ノズル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新沼 伸一 千葉県君津市君津1番地 新日本製鐵株式 会社 君津製鐵所内
Claims (1)
- 【請求項1】 金網を円筒状に巻き、水冷金物の側面と
上面に予め設けたスタッドに針金で取り付け、水冷金物
を高炉内面に取り付ける際、隣接する水冷金物の側面と
下面に前記金網を密着させ、水冷金物相互間の目地を円
筒状の金網で埋め、吹き付けたキャスタブルを金網に付
着させ、前記水冷金物の縦横の目地を塞ぎ、水冷金物背
面に圧入したキャスタブルの漏洩を防止することを特徴
とする高炉用水冷金物の目地シール方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3038922A JPH0726132B2 (ja) | 1991-02-12 | 1991-02-12 | 高炉用水冷金物の目地シール方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3038922A JPH0726132B2 (ja) | 1991-02-12 | 1991-02-12 | 高炉用水冷金物の目地シール方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04259315A JPH04259315A (ja) | 1992-09-14 |
JPH0726132B2 true JPH0726132B2 (ja) | 1995-03-22 |
Family
ID=12538719
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3038922A Expired - Lifetime JPH0726132B2 (ja) | 1991-02-12 | 1991-02-12 | 高炉用水冷金物の目地シール方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0726132B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9375784B2 (en) | 2009-12-10 | 2016-06-28 | Novelis Inc. | Method of forming sealed refractory joints in metal-containment vessels, and vessels containing sealed joints |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ATE205546T1 (de) * | 1995-05-05 | 2001-09-15 | Sms Demag Ag | Kühlplatten für schachtöfen |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6116402A (ja) * | 1984-06-25 | 1986-01-24 | ジーメンス・アクチエンゲゼルシャフト・ベルリン・ウント・ミュンヘン | 空港の滑走路用燈火 |
JPH02170908A (ja) * | 1988-09-01 | 1990-07-02 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 高炉の炉壁補修方法 |
-
1991
- 1991-02-12 JP JP3038922A patent/JPH0726132B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6116402A (ja) * | 1984-06-25 | 1986-01-24 | ジーメンス・アクチエンゲゼルシャフト・ベルリン・ウント・ミュンヘン | 空港の滑走路用燈火 |
JPH02170908A (ja) * | 1988-09-01 | 1990-07-02 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 高炉の炉壁補修方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9375784B2 (en) | 2009-12-10 | 2016-06-28 | Novelis Inc. | Method of forming sealed refractory joints in metal-containment vessels, and vessels containing sealed joints |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04259315A (ja) | 1992-09-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19971216 |