JPH07261248A - カメラ - Google Patents
カメラInfo
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- JPH07261248A JPH07261248A JP5055494A JP5055494A JPH07261248A JP H07261248 A JPH07261248 A JP H07261248A JP 5055494 A JP5055494 A JP 5055494A JP 5055494 A JP5055494 A JP 5055494A JP H07261248 A JPH07261248 A JP H07261248A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- film cartridge
- camera
- gear
- film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 遮光ドアを有するフイルムカートリッジを使
用するカメラにおいて、装填されているフイルムカート
リッジを使用者が大きな力を必要とせずに簡単に取り出
せるようにする。 【構成】 フイルムカートリッジ10の装填方向に沿って
移動可能にリフト部材54が設けられる。このリフト部材
54は収容室20a の遮光蓋21のロックが解除された以後に
フイルム給送用のモータの駆動力によって作動し、フイ
ルムカートリッジ10を収容室20a から取り出せる位置ま
で移動させる。
用するカメラにおいて、装填されているフイルムカート
リッジを使用者が大きな力を必要とせずに簡単に取り出
せるようにする。 【構成】 フイルムカートリッジ10の装填方向に沿って
移動可能にリフト部材54が設けられる。このリフト部材
54は収容室20a の遮光蓋21のロックが解除された以後に
フイルム給送用のモータの駆動力によって作動し、フイ
ルムカートリッジ10を収容室20a から取り出せる位置ま
で移動させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカメラ、特にフイルム引
出用開口を遮蔽・開放する遮光ドアを備えたフイルムカ
ートリッジを使用するカメラに関し、詳しくは収容室に
装填されたフイルムカートリッジを取り出す機構の改良
に関するものである。
出用開口を遮蔽・開放する遮光ドアを備えたフイルムカ
ートリッジを使用するカメラに関し、詳しくは収容室に
装填されたフイルムカートリッジを取り出す機構の改良
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カートリッジ本体に形成されたス
リット状のフイルム引出用開口と、上記開口を遮蔽・開
放する遮光ドアとを有してなるフイルムカートリッジが
提案されている。一般にこの種のフイルムカートリッジ
は、カートリッジ本体内に回動可能に支持された、フイ
ルムが巻装されるスプールを有し、遮光ドアが閉じられ
ているときにはフイルムをカートリッジ本体内に全て収
容して遮光状態を保ち、遮光ドアが開けられたときにス
プールを回動させると、フイルムを出入れできるように
構成されている。
リット状のフイルム引出用開口と、上記開口を遮蔽・開
放する遮光ドアとを有してなるフイルムカートリッジが
提案されている。一般にこの種のフイルムカートリッジ
は、カートリッジ本体内に回動可能に支持された、フイ
ルムが巻装されるスプールを有し、遮光ドアが閉じられ
ているときにはフイルムをカートリッジ本体内に全て収
容して遮光状態を保ち、遮光ドアが開けられたときにス
プールを回動させると、フイルムを出入れできるように
構成されている。
【0003】この種のフイルムカートリッジを使用する
カメラとして、例えば特開平4−1624号公報に開示
されているように、カメラ内の収容室へフイルムカート
リッジを装填するための装填口をカメラの背面ではなく
カメラの上面あるいは底面に備えたものが知られている
が、このようなカメラではフイルムカートリッジが取り
出しにくくなるおそれがある。そこで上記公報ではフイ
ルムカートリッジの取出しを容易にするための取出機構
を備えたカメラを提案している。
カメラとして、例えば特開平4−1624号公報に開示
されているように、カメラ内の収容室へフイルムカート
リッジを装填するための装填口をカメラの背面ではなく
カメラの上面あるいは底面に備えたものが知られている
が、このようなカメラではフイルムカートリッジが取り
出しにくくなるおそれがある。そこで上記公報ではフイ
ルムカートリッジの取出しを容易にするための取出機構
を備えたカメラを提案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この取出機構は次のよ
うに構成されている。すなわち、収容室内に収容室の内
方から外方に向って移動し、この移動のときにフイルム
カートリッジを取出し可能な位置まで持ち上げる部材
(以下、このような部材を「リフト部材」という)が設
けられており、また収容室を開閉する蓋(以下「遮光
蓋」という)にこの遮光蓋を開けるときにリフト部材と
係合してリフト部材を外方へ移動させる部材が設けられ
ており、カメラの使用者が遮光蓋を開ける際にこの遮光
蓋の開放動作と連動してフイルムカートリッジがリフト
部材により取出し可能な位置まで移動されるように構成
されている。
うに構成されている。すなわち、収容室内に収容室の内
方から外方に向って移動し、この移動のときにフイルム
カートリッジを取出し可能な位置まで持ち上げる部材
(以下、このような部材を「リフト部材」という)が設
けられており、また収容室を開閉する蓋(以下「遮光
蓋」という)にこの遮光蓋を開けるときにリフト部材と
係合してリフト部材を外方へ移動させる部材が設けられ
ており、カメラの使用者が遮光蓋を開ける際にこの遮光
蓋の開放動作と連動してフイルムカートリッジがリフト
部材により取出し可能な位置まで移動されるように構成
されている。
【0005】このように、この取出機構ではカメラ使用
者が遮光蓋を開ける際の力によりフイルムカートリッジ
が持ち上げられるように構成されているので使用者がフ
イルムカートリッジを取出す際に大きな力を必要とし、
遮光蓋が開けにくくなるという問題がある。また、この
取出機構では遮光蓋を所定以上開けるとリフト部材と遮
光蓋との係合が外れ、リフト部材が内方へ落ち込むよう
になっており、使用者がフイルムカートリッジを取り出
さないうちに遮光蓋を開けすぎるとフイルムカートリッ
ジは再び収容室内に戻ってしまうように構成されてい
た。このため使用者は遮光蓋の開き量に注意しながらフ
イルムカートリッジを取り出さなければならず、取出機
構を設けたのにもかかわらずフイルムカートリッジを簡
単に取り出すことができないという問題もある。
者が遮光蓋を開ける際の力によりフイルムカートリッジ
が持ち上げられるように構成されているので使用者がフ
イルムカートリッジを取出す際に大きな力を必要とし、
遮光蓋が開けにくくなるという問題がある。また、この
取出機構では遮光蓋を所定以上開けるとリフト部材と遮
光蓋との係合が外れ、リフト部材が内方へ落ち込むよう
になっており、使用者がフイルムカートリッジを取り出
さないうちに遮光蓋を開けすぎるとフイルムカートリッ
ジは再び収容室内に戻ってしまうように構成されてい
た。このため使用者は遮光蓋の開き量に注意しながらフ
イルムカートリッジを取り出さなければならず、取出機
構を設けたのにもかかわらずフイルムカートリッジを簡
単に取り出すことができないという問題もある。
【0006】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
り、その目的は、収容室に装填されたフイルムカートリ
ッジを使用者が大きな力を必要とせず簡単に取り出すこ
との可能なカメラを提供することにある。
り、その目的は、収容室に装填されたフイルムカートリ
ッジを使用者が大きな力を必要とせず簡単に取り出すこ
との可能なカメラを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のカメラは、上述したようなフイルムカートリッ
ジを使用するカメラにおいて、電動モータと、遮光蓋の
ロックが解除された以後(同時も含む)に電動モータの
駆動力により作動せしめられ、フイルムカートリッジを
収容室から取り出せる位置まで移動させるリフト部材と
を備えていることを特徴とするものである。
本発明のカメラは、上述したようなフイルムカートリッ
ジを使用するカメラにおいて、電動モータと、遮光蓋の
ロックが解除された以後(同時も含む)に電動モータの
駆動力により作動せしめられ、フイルムカートリッジを
収容室から取り出せる位置まで移動させるリフト部材と
を備えていることを特徴とするものである。
【0008】上記遮光蓋のロックは、収容室に装填され
たフイルムカートリッジの遮光ドアが閉じられた以後に
解除されるように構成することが好ましい。
たフイルムカートリッジの遮光ドアが閉じられた以後に
解除されるように構成することが好ましい。
【0009】本発明のカメラの具体的態様として、収容
室に装填されたフイルムカートリッジの遮光ドアと係合
し電動モータの駆動力により作動せしめられることによ
って開いている遮光ドアを閉じる遮光ドア閉鎖部材と、
閉じられた遮光蓋をロックするとともに電動モータの駆
動力により作動せしめられることによって遮光蓋のロッ
クを解除する遮光蓋ロック部材と、電動モータの駆動力
を遮光ドア開閉部材、遮光蓋ロック部材、リフト部材の
順に伝達する駆動力伝達機構とを設けることができる。
室に装填されたフイルムカートリッジの遮光ドアと係合
し電動モータの駆動力により作動せしめられることによ
って開いている遮光ドアを閉じる遮光ドア閉鎖部材と、
閉じられた遮光蓋をロックするとともに電動モータの駆
動力により作動せしめられることによって遮光蓋のロッ
クを解除する遮光蓋ロック部材と、電動モータの駆動力
を遮光ドア開閉部材、遮光蓋ロック部材、リフト部材の
順に伝達する駆動力伝達機構とを設けることができる。
【0010】この場合、遮光蓋の近傍のカメラ表面部分
に遮光蓋のロックを解除するための操作部材を設け、上
記電動モータはこの操作部材が操作されたことに伴って
起動されるように構成することができる。
に遮光蓋のロックを解除するための操作部材を設け、上
記電動モータはこの操作部材が操作されたことに伴って
起動されるように構成することができる。
【0011】また、上記駆動力伝達機構の1つの態様と
して駆動力伝達機構に、電動モータの駆動力により作動
したときにこの駆動力を遮光蓋ロック部材に伝達してか
らリフト部材に伝達するように構成されたピン付歯車を
設けることができる。
して駆動力伝達機構に、電動モータの駆動力により作動
したときにこの駆動力を遮光蓋ロック部材に伝達してか
らリフト部材に伝達するように構成されたピン付歯車を
設けることができる。
【0012】本発明のカメラが備えるリフト部材は、フ
イルムカートリッジの装填方向と略平行に延びる板状の
基部とこの基部の収容室内方側の端部に折り曲げ形成さ
れた爪部とからなり、上記装填方向に沿って移動するよ
うにかつ収容室外方に向って移動するときに上記爪部が
フイルムカートリッジと係合してフイルムカートリッジ
を収容室から取り出せる位置まで移動させるように構成
されたものとすることができる。
イルムカートリッジの装填方向と略平行に延びる板状の
基部とこの基部の収容室内方側の端部に折り曲げ形成さ
れた爪部とからなり、上記装填方向に沿って移動するよ
うにかつ収容室外方に向って移動するときに上記爪部が
フイルムカートリッジと係合してフイルムカートリッジ
を収容室から取り出せる位置まで移動させるように構成
されたものとすることができる。
【0013】このリフト部材は収容室外方へ移動した後
収容室内方へ復帰するように構成することができるが、
その場合には収容室の外方に移動せしめられたフイルム
カートリッジの収容室内方側において収容室内に突出
し、リフト部材が復帰した後のフイルムカートリッジの
再落込みを防止する再落込防止部材を設けることが好ま
しい。
収容室内方へ復帰するように構成することができるが、
その場合には収容室の外方に移動せしめられたフイルム
カートリッジの収容室内方側において収容室内に突出
し、リフト部材が復帰した後のフイルムカートリッジの
再落込みを防止する再落込防止部材を設けることが好ま
しい。
【0014】また、リフト部材が収容室内方に復帰した
ことを直接的にあるいは間接的に検知して、電動モータ
の駆動を停止させる制御手段を設けることもできる。
ことを直接的にあるいは間接的に検知して、電動モータ
の駆動を停止させる制御手段を設けることもできる。
【0015】本発明のカメラが備える電動モータは、フ
イルム給送用モータと兼用することができる。
イルム給送用モータと兼用することができる。
【0016】
【作用および発明の効果】本発明のカメラによれば、収
容室の遮光蓋のロックが解除された以後に電動モータの
駆動力によりリフト部材が作動し、フイルムカートリッ
ジを収容室から取り出せる位置まで移動させるので、カ
メラの使用者は特別な力を要することなくフイルムカー
トリッジを収容室から取り出すことが可能となる。ま
た、前述した従来の取出機構とは異なり、遮光蓋が開け
にくくなるということもない。
容室の遮光蓋のロックが解除された以後に電動モータの
駆動力によりリフト部材が作動し、フイルムカートリッ
ジを収容室から取り出せる位置まで移動させるので、カ
メラの使用者は特別な力を要することなくフイルムカー
トリッジを収容室から取り出すことが可能となる。ま
た、前述した従来の取出機構とは異なり、遮光蓋が開け
にくくなるということもない。
【0017】収容室に装填されたフイルムカートリッジ
の遮光ドアが閉じられた以後に遮光蓋のロックが解除さ
れるように構成した本発明のカメラによれば、フイルム
カートリッジの遮光ドアが開いているときに収容室の遮
光蓋が開けられてフイルムが感光してしまうという事態
が生じることを防止できる。
の遮光ドアが閉じられた以後に遮光蓋のロックが解除さ
れるように構成した本発明のカメラによれば、フイルム
カートリッジの遮光ドアが開いているときに収容室の遮
光蓋が開けられてフイルムが感光してしまうという事態
が生じることを防止できる。
【0018】リフト部材の他に電動モータの駆動力によ
って作動する遮光ドア閉鎖部材、遮光蓋ロック部材およ
び駆動力伝達機構を備えた本発明のカメラでは、駆動力
伝達機構により電動モータの駆動力が遮光ドア開閉部
材、遮光蓋ロック部材、リフト部材の順に伝達され、フ
イルムカートリッジの遮光ドアが閉じられた以後に遮光
蓋のロックが解除され、その以後にリフト部材がフイル
ムカートリッジを取出し可能な位置まで移動させる。こ
のようにフイルムカートリッジの遮光ドアの閉鎖、収容
室の遮光蓋のロック解除、リフト部材の移動の各動作
が、電動モータの駆動力によってしかもこの順序に従っ
て行われるので、カメラの使用者は特別な力を必要とせ
ずに、またフイルムを感光させてしまうことなく収容室
内のフイルムカートリッジを容易に取り出すことが可能
となる。
って作動する遮光ドア閉鎖部材、遮光蓋ロック部材およ
び駆動力伝達機構を備えた本発明のカメラでは、駆動力
伝達機構により電動モータの駆動力が遮光ドア開閉部
材、遮光蓋ロック部材、リフト部材の順に伝達され、フ
イルムカートリッジの遮光ドアが閉じられた以後に遮光
蓋のロックが解除され、その以後にリフト部材がフイル
ムカートリッジを取出し可能な位置まで移動させる。こ
のようにフイルムカートリッジの遮光ドアの閉鎖、収容
室の遮光蓋のロック解除、リフト部材の移動の各動作
が、電動モータの駆動力によってしかもこの順序に従っ
て行われるので、カメラの使用者は特別な力を必要とせ
ずに、またフイルムを感光させてしまうことなく収容室
内のフイルムカートリッジを容易に取り出すことが可能
となる。
【0019】遮光蓋近傍のカメラ表面部分に操作部材を
備え、この操作部材が操作されたことに伴って電動モー
タが起動されるように構成された本発明のカメラによれ
ば、カメラ使用者は遮光蓋のロック解除のために操作部
材を操作するという従来のカメラにおいて一般に必要と
される操作を行うだけでフイルムカートリッジを取りす
ことが可能となるので、フイルムカートリッジを取り出
すためだけの特別な操作を必要とするように構成した場
合に比べ、操作の煩わしさを軽減できる。
備え、この操作部材が操作されたことに伴って電動モー
タが起動されるように構成された本発明のカメラによれ
ば、カメラ使用者は遮光蓋のロック解除のために操作部
材を操作するという従来のカメラにおいて一般に必要と
される操作を行うだけでフイルムカートリッジを取りす
ことが可能となるので、フイルムカートリッジを取り出
すためだけの特別な操作を必要とするように構成した場
合に比べ、操作の煩わしさを軽減できる。
【0020】再落込防止部材を備えた本発明のカメラに
よれば、リフト部材がフイルムカートリッジを収容室の
外方へ移動させた後再び内方に復帰しても、再落込防止
が収容室に突出してフイルムカートリッジの落ち込みを
防止するように構成されていることにより、カメラ使用
者はフイルムカートリッジが取り出せる位置に移動した
ときに慌てて取り出す必要がなくなるので、フイルムカ
ートリッジの取出しが極めて容易に行える。
よれば、リフト部材がフイルムカートリッジを収容室の
外方へ移動させた後再び内方に復帰しても、再落込防止
が収容室に突出してフイルムカートリッジの落ち込みを
防止するように構成されていることにより、カメラ使用
者はフイルムカートリッジが取り出せる位置に移動した
ときに慌てて取り出す必要がなくなるので、フイルムカ
ートリッジの取出しが極めて容易に行える。
【0021】制御手段を備えた本発明のカメラによれ
ば、リフト部材が復帰したことに伴って電動モータの駆
動が自動的に停止されるので、カメラ使用者は電動モー
タの駆動を停止させるための特別な操作を行う必要がな
い。
ば、リフト部材が復帰したことに伴って電動モータの駆
動が自動的に停止されるので、カメラ使用者は電動モー
タの駆動を停止させるための特別な操作を行う必要がな
い。
【0022】電動モータをフイルム給送用モータと兼用
すれば、構成部品の削減が図れ、コストを低減させるこ
とが可能となる。
すれば、構成部品の削減が図れ、コストを低減させるこ
とが可能となる。
【0023】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明のカメラの
実施例を説明する。
実施例を説明する。
【0024】図1は本発明のカメラが使用するフイルム
カートリッジの一例を示す外観斜視図、図2は図1に示
すフイルムカートリッジの内部構造を示す水平断面図
で、同図(a) は遮光ドアが閉じている状態を、同図(b)
は遮光ドアが開いている状態をそれぞれ示している。さ
らに図1には本発明でいう遮光ドア閉鎖部材としての遮
光ドア開閉部材を示している。
カートリッジの一例を示す外観斜視図、図2は図1に示
すフイルムカートリッジの内部構造を示す水平断面図
で、同図(a) は遮光ドアが閉じている状態を、同図(b)
は遮光ドアが開いている状態をそれぞれ示している。さ
らに図1には本発明でいう遮光ドア閉鎖部材としての遮
光ドア開閉部材を示している。
【0025】図示のようにフイルムカートリッジ10は、
カートリッジ本体11と、この本体11内をフイルムカート
リッジ10の軸方向(図1の上下方向)に延び、本体11に
回動可能に支持されたスプール12とを備え、スプール12
に巻装されたフイルム13を内蔵している。カートリッジ
本体11の側面11a には、フイルムカートリッジ10の軸方
向に延びるスリット状のフイルム引出用開口14が形成さ
れ、カートリッジ本体11の内部にはフイルム引出用開口
14を遮蔽・開放する遮光ドア15が回動可能に支持されて
いる。なお、図示していないがフイルムカートリッジ10
は、内蔵しているフイルムが未使用状態にあるか、ある
いは使用済状態にあるかを示すための円盤状のデータデ
ィスクを装備している。このデータディスクは、フイル
ムカートリッジ10がカメラ内に装填され、スプール12が
回転せしめられた際にカメラ側の読取装置により、情報
の読取りが行われるように構成されている。
カートリッジ本体11と、この本体11内をフイルムカート
リッジ10の軸方向(図1の上下方向)に延び、本体11に
回動可能に支持されたスプール12とを備え、スプール12
に巻装されたフイルム13を内蔵している。カートリッジ
本体11の側面11a には、フイルムカートリッジ10の軸方
向に延びるスリット状のフイルム引出用開口14が形成さ
れ、カートリッジ本体11の内部にはフイルム引出用開口
14を遮蔽・開放する遮光ドア15が回動可能に支持されて
いる。なお、図示していないがフイルムカートリッジ10
は、内蔵しているフイルムが未使用状態にあるか、ある
いは使用済状態にあるかを示すための円盤状のデータデ
ィスクを装備している。このデータディスクは、フイル
ムカートリッジ10がカメラ内に装填され、スプール12が
回転せしめられた際にカメラ側の読取装置により、情報
の読取りが行われるように構成されている。
【0026】図3は本発明の一実施例によるカメラの内
部構成を一方向から見た斜視図である。
部構成を一方向から見た斜視図である。
【0027】図示したカメラ20には、フイルムカートリ
ッジ10を収容する収容室20a と、この収容室20a を遮閉
・開放する本発明でいう遮光蓋としての底蓋21が開閉回
動可能に設けられている。
ッジ10を収容する収容室20a と、この収容室20a を遮閉
・開放する本発明でいう遮光蓋としての底蓋21が開閉回
動可能に設けられている。
【0028】収容室20a 内部の上方には、収容室20a に
フイルムカートリッジ10が装填された際にスプール12と
係合するスプールドライバ(図示略)をその下面に備え
ているカートリッジスプールギヤ22が、軸22a を中心に
回動可能に支持されている。カートリッジスプールギヤ
22の少し上方には、カートリッジスプールギヤ22と同じ
大きさに形成されたギヤ23が軸22a を中心に回動可能に
支持されている。このギヤ23はカートリッジスプールギ
ヤ22とは別体に形成されており、ギヤ23とカートリッジ
スプールギヤ22とはそれぞれ別々に回動できるようにな
っている。
フイルムカートリッジ10が装填された際にスプール12と
係合するスプールドライバ(図示略)をその下面に備え
ているカートリッジスプールギヤ22が、軸22a を中心に
回動可能に支持されている。カートリッジスプールギヤ
22の少し上方には、カートリッジスプールギヤ22と同じ
大きさに形成されたギヤ23が軸22a を中心に回動可能に
支持されている。このギヤ23はカートリッジスプールギ
ヤ22とは別体に形成されており、ギヤ23とカートリッジ
スプールギヤ22とはそれぞれ別々に回動できるようにな
っている。
【0029】ギヤ23の上面にはギヤ23と一体に形成され
た小径のギヤ24が設けられており、このギヤ24の上方に
は、ギヤ24と噛合した遊星ギヤ25a とギヤ23と噛合した
遊星ギヤ25b とを備えた遊星アーム25が、軸22a を中心
に回動可能に支持されている。また、遊星ギヤ25b の下
方には遊星ギヤ25b と一体に形成されたギヤ26が形成さ
れている。なお、このギヤ26はギヤ22よりも下方に位置
しており、ギヤ22とは噛合していない。
た小径のギヤ24が設けられており、このギヤ24の上方に
は、ギヤ24と噛合した遊星ギヤ25a とギヤ23と噛合した
遊星ギヤ25b とを備えた遊星アーム25が、軸22a を中心
に回動可能に支持されている。また、遊星ギヤ25b の下
方には遊星ギヤ25b と一体に形成されたギヤ26が形成さ
れている。なお、このギヤ26はギヤ22よりも下方に位置
しており、ギヤ22とは噛合していない。
【0030】カートリッジスプールギヤ22の近傍には、
遊星アーム25が図示した位置にあるときにギヤ26と噛合
するギヤ27が軸支されており、このギヤ27の下面にはギ
ヤ27と一体にウォーム28が形成されている。さらに、こ
のウォーム28の下方にはカムギヤ29が回動可能に支持さ
れている。このカムギヤ29の上方にはギヤ29と噛合した
ギヤ30が軸支されており、ギヤ30の片面にはウォーム28
と噛合したハスバギヤ31がギヤ30と一体に形成されてい
る。
遊星アーム25が図示した位置にあるときにギヤ26と噛合
するギヤ27が軸支されており、このギヤ27の下面にはギ
ヤ27と一体にウォーム28が形成されている。さらに、こ
のウォーム28の下方にはカムギヤ29が回動可能に支持さ
れている。このカムギヤ29の上方にはギヤ29と噛合した
ギヤ30が軸支されており、ギヤ30の片面にはウォーム28
と噛合したハスバギヤ31がギヤ30と一体に形成されてい
る。
【0031】上記カムギヤ29は本発明でいうピン付歯車
を構成するものであり、背面にはピン29a が、前面には
ピン32a がそれぞれ突設されている。また、カムギヤ29
の前面にはカム板32が一体に形成されている。カムギヤ
29の近傍にはカムレバー33およびアーム34が、それぞれ
軸33a を中心に回動可能に支持されている。
を構成するものであり、背面にはピン29a が、前面には
ピン32a がそれぞれ突設されている。また、カムギヤ29
の前面にはカム板32が一体に形成されている。カムギヤ
29の近傍にはカムレバー33およびアーム34が、それぞれ
軸33a を中心に回動可能に支持されている。
【0032】また、カムギヤ29の近傍には上下方向に延
びるリフト部材54が上下方向に沿って移動可能に設けら
れている。このリフト部材54はフイルムカートリッジ10
の装填方向と略平行に延びる板状の基部54a と、この基
部54a の収容室20a の内方側端部に折り曲げ形成された
爪部54b とを備え、後述するように底蓋21が開けられた
ときにカムギヤ29のピン29a によって図中下方へ移動せ
しめられ、このとき爪部54b によりフイルムカートリッ
ジ10を取り出し可能な位置まで持ち上げ、その後バネ54
c の付勢力により元の位置まで復帰するように構成され
ている。
びるリフト部材54が上下方向に沿って移動可能に設けら
れている。このリフト部材54はフイルムカートリッジ10
の装填方向と略平行に延びる板状の基部54a と、この基
部54a の収容室20a の内方側端部に折り曲げ形成された
爪部54b とを備え、後述するように底蓋21が開けられた
ときにカムギヤ29のピン29a によって図中下方へ移動せ
しめられ、このとき爪部54b によりフイルムカートリッ
ジ10を取り出し可能な位置まで持ち上げ、その後バネ54
c の付勢力により元の位置まで復帰するように構成され
ている。
【0033】上記カートリッジスプールギヤ22の近傍に
は、カートリッジスプールギヤ22とギヤ23とを連結する
クラッチギヤ36が軸支されているクラッチアーム35が設
けられている。このクラッチアーム35は軸35a を中心に
回動可能に支持されており、回動することによりクラッ
チギヤ36がギヤ22,23と噛合してこれらを連結する位置
と、クラッチギヤ36がギヤ22,23から離れてこれらの連
結を解除する位置との間を移動するようになっている。
なお、クラッチアーム35はバネ36b によって、常時時計
方向(クラッチギヤ36をギヤ22,23に押し付ける方向)
に付勢されている。このクラッチアーム35は、クラッチ
ギヤがギヤ22,23と噛合するときに上記遊星アーム25を
押圧して上記遊星ギヤ25a ,25b の公転方向への移動を
阻止するように構成されている。
は、カートリッジスプールギヤ22とギヤ23とを連結する
クラッチギヤ36が軸支されているクラッチアーム35が設
けられている。このクラッチアーム35は軸35a を中心に
回動可能に支持されており、回動することによりクラッ
チギヤ36がギヤ22,23と噛合してこれらを連結する位置
と、クラッチギヤ36がギヤ22,23から離れてこれらの連
結を解除する位置との間を移動するようになっている。
なお、クラッチアーム35はバネ36b によって、常時時計
方向(クラッチギヤ36をギヤ22,23に押し付ける方向)
に付勢されている。このクラッチアーム35は、クラッチ
ギヤがギヤ22,23と噛合するときに上記遊星アーム25を
押圧して上記遊星ギヤ25a ,25b の公転方向への移動を
阻止するように構成されている。
【0034】カートリッジスプールギヤ22を挟んでクラ
ッチギヤ36と略対向する位置には、装填されたフイルム
カートリッジ10の遮光ドア15と係合する図1に示す遮光
ドアドライバ37d を備えた遮光ドア開閉部材37が、軸37
a を中心に回動可能に支持されている。この遮光ドア開
閉部材37には、遊星ギヤ25a と噛合する(図示の状態で
は噛合しない)扇形状のギヤ37b が一体に設けられてい
る。また、遮光ドア開閉部材37の一端にはトグルバネ38
の一端が取り付けられており、このトグルバネ38の他端
は固定ピン39に取り付けられている。
ッチギヤ36と略対向する位置には、装填されたフイルム
カートリッジ10の遮光ドア15と係合する図1に示す遮光
ドアドライバ37d を備えた遮光ドア開閉部材37が、軸37
a を中心に回動可能に支持されている。この遮光ドア開
閉部材37には、遊星ギヤ25a と噛合する(図示の状態で
は噛合しない)扇形状のギヤ37b が一体に設けられてい
る。また、遮光ドア開閉部材37の一端にはトグルバネ38
の一端が取り付けられており、このトグルバネ38の他端
は固定ピン39に取り付けられている。
【0035】図4はカメラ20の内部構成を図3における
A方向から見た斜視図である。図示のように底蓋21の近
傍のカメラ20の底面部には本発明でいう操作部材として
の底蓋ロック解除操作ツマミ40が図中BC方向にスライ
ド移動可能に設けられている。この底蓋ロック解除操作
ツマミ40は収容室20a (図4では省略)側へ突出したピ
ン40a を備えており、このピン40a はレバー41の切欠部
41a と係合している。レバー41は軸41b を中心に軸支さ
れ、また捩りバネ41c により反時計方向に付勢されてい
る。
A方向から見た斜視図である。図示のように底蓋21の近
傍のカメラ20の底面部には本発明でいう操作部材として
の底蓋ロック解除操作ツマミ40が図中BC方向にスライ
ド移動可能に設けられている。この底蓋ロック解除操作
ツマミ40は収容室20a (図4では省略)側へ突出したピ
ン40a を備えており、このピン40a はレバー41の切欠部
41a と係合している。レバー41は軸41b を中心に軸支さ
れ、また捩りバネ41c により反時計方向に付勢されてい
る。
【0036】レバー41の近傍には他の5つのレバー43,
44,45,46,47がそれぞれ回動可能に配設されている。
レバー41の図中右横方向へ延びるアーム41d の先端部と
係合した段部43c を有するレバー43は軸43a を中心に軸
支され、また捩りバネ43b により常時時計方向に付勢さ
れている。略十字形のレバー44は軸44a を中心に軸支さ
れ、常時時計方向に付勢されている。このレバー44は、
本発明でいう遮光蓋ロック部材を構成するものであり、
底蓋21に形成された係合爪21a と係合可能な係合部44b
を備えている。またレバー44の図中右横方向へ延びるア
ーム44c の先端部はレバー47の段部47c と係合してい
る。略L字形のレバー45は軸45a を中心に軸支され、常
時反時計方向に付勢されている。またレバー45は底蓋21
の開閉の際、係合爪21a と摺接するピン45b を備えてい
る。さらにレバー45の上端部には折り曲げ形成された爪
部45c が設けられ、この爪部45c と係合するようにレバ
ー46が設けられている。このレバー46はレバー45に対し
て軸46a を中心に軸支され、常時反時計方向に付勢され
ている。レバー43の下端部と係合したレバー47は軸47a
を中心に軸支され、また捩りバネ47b により常時反時計
方向に付勢されている。
44,45,46,47がそれぞれ回動可能に配設されている。
レバー41の図中右横方向へ延びるアーム41d の先端部と
係合した段部43c を有するレバー43は軸43a を中心に軸
支され、また捩りバネ43b により常時時計方向に付勢さ
れている。略十字形のレバー44は軸44a を中心に軸支さ
れ、常時時計方向に付勢されている。このレバー44は、
本発明でいう遮光蓋ロック部材を構成するものであり、
底蓋21に形成された係合爪21a と係合可能な係合部44b
を備えている。またレバー44の図中右横方向へ延びるア
ーム44c の先端部はレバー47の段部47c と係合してい
る。略L字形のレバー45は軸45a を中心に軸支され、常
時反時計方向に付勢されている。またレバー45は底蓋21
の開閉の際、係合爪21a と摺接するピン45b を備えてい
る。さらにレバー45の上端部には折り曲げ形成された爪
部45c が設けられ、この爪部45c と係合するようにレバ
ー46が設けられている。このレバー46はレバー45に対し
て軸46a を中心に軸支され、常時反時計方向に付勢され
ている。レバー43の下端部と係合したレバー47は軸47a
を中心に軸支され、また捩りバネ47b により常時反時計
方向に付勢されている。
【0037】上述した各要素(底蓋ロック解除操作ツマ
ミ40、レバー41等は除く)は本発明でいう駆動力伝達機
構の主要部を構成するもので、カメラ20のフイルム給送
用モータの駆動力により作動する。図5に駆動力伝達機
構の一部を構成する、カメラ20のフイルム給送機構の概
略を示す。モータ48は図5の右端部に配置された巻取り
スプールギヤ49a の下方に位置する巻取りスプール60の
内側に配置され、その駆動力は駆動軸48a からギヤ列49
を介して、巻取りスプールギヤ49a やカートリッジスプ
ールギヤ22へと伝達される。
ミ40、レバー41等は除く)は本発明でいう駆動力伝達機
構の主要部を構成するもので、カメラ20のフイルム給送
用モータの駆動力により作動する。図5に駆動力伝達機
構の一部を構成する、カメラ20のフイルム給送機構の概
略を示す。モータ48は図5の右端部に配置された巻取り
スプールギヤ49a の下方に位置する巻取りスプール60の
内側に配置され、その駆動力は駆動軸48a からギヤ列49
を介して、巻取りスプールギヤ49a やカートリッジスプ
ールギヤ22へと伝達される。
【0038】図6にモータの制御回路の概略構成を示
す。モータ48はモータドライバ50により駆動され、モー
タドライバ50は本発明でいう制御手段としてのCPU51
からの制御信号によって制御されている。詳しくは、モ
ータ48はモータドライバ50からの駆動電流により、時計
方向(本実施例ではフイルム巻戻方向)へ回転する状
態、反時計方向(同フイルム送出方向)へ回転する状態
または停止状態のいずれかに切替えられるように構成さ
れている。またCPUはカメラ20内に配設された3つの
スイッチSW1,SW2,SW3のオン・オフ状態に基
づき、モータドライバに対し制御信号を出力するように
なっている。
す。モータ48はモータドライバ50により駆動され、モー
タドライバ50は本発明でいう制御手段としてのCPU51
からの制御信号によって制御されている。詳しくは、モ
ータ48はモータドライバ50からの駆動電流により、時計
方向(本実施例ではフイルム巻戻方向)へ回転する状
態、反時計方向(同フイルム送出方向)へ回転する状態
または停止状態のいずれかに切替えられるように構成さ
れている。またCPUはカメラ20内に配設された3つの
スイッチSW1,SW2,SW3のオン・オフ状態に基
づき、モータドライバに対し制御信号を出力するように
なっている。
【0039】スイッチSW1は図4に示すように、レバ
ー43の回動によりオン・オフ切替えされるように配され
たスイッチで、レバー43が時計方向へ回転したとき(図
示の状態のとき)にオン状態となり、反時計方向に回転
したときにオフ状態となる。スイッチSW2は同図に示
すように、底蓋ロック解除操作ツマミ40の移動によりオ
ン・オフ切替えされるように配されたスイッチで、底蓋
ロック解除操作ツマミ40が図中B方向に移動したときに
オン状態となり、C方向に移動したとき(図示の状態の
とき)にオフ状態となる。スイッチSW3は図3に示す
ように、カムレバー33の回動によりオン・オフ切替えさ
れるように配されたスイッチで、カムレバー33が時計方
向に回転したときにオン状態となり、反時計方向に回転
したとき(図示の状態のとき)にオフ状態となる。
ー43の回動によりオン・オフ切替えされるように配され
たスイッチで、レバー43が時計方向へ回転したとき(図
示の状態のとき)にオン状態となり、反時計方向に回転
したときにオフ状態となる。スイッチSW2は同図に示
すように、底蓋ロック解除操作ツマミ40の移動によりオ
ン・オフ切替えされるように配されたスイッチで、底蓋
ロック解除操作ツマミ40が図中B方向に移動したときに
オン状態となり、C方向に移動したとき(図示の状態の
とき)にオフ状態となる。スイッチSW3は図3に示す
ように、カムレバー33の回動によりオン・オフ切替えさ
れるように配されたスイッチで、カムレバー33が時計方
向に回転したときにオン状態となり、反時計方向に回転
したとき(図示の状態のとき)にオフ状態となる。
【0040】図7にカメラ20の作動のタイムチャートを
示す。以下、このタイムチャートを参照しながらカメラ
20の作用を説明する。図8および図9はカメラ20の作用
を説明するための図である。
示す。以下、このタイムチャートを参照しながらカメラ
20の作用を説明する。図8および図9はカメラ20の作用
を説明するための図である。
【0041】まず図3に示す状態すなわち底蓋21が開い
ていて、フイルムカートリッジ10をこれから装填しよう
とする状態から説明する。この状態では図4,図5およ
び図9(a) は図3に示す状態と対応し、スイッチSW1
がオン、スイッチSW2がオフ、スイッチSW3がオフ
状態で、モータ48は停止している。
ていて、フイルムカートリッジ10をこれから装填しよう
とする状態から説明する。この状態では図4,図5およ
び図9(a) は図3に示す状態と対応し、スイッチSW1
がオン、スイッチSW2がオフ、スイッチSW3がオフ
状態で、モータ48は停止している。
【0042】フイルムカートリッジ10をスプール12の軸
方向に向けて装填し、底蓋21を閉じていくと、底蓋21の
係合爪21a が図4および図9に示すレバー45のピン45b
と摺接しながらレバー45を時計方向に回転させる。この
レバー45の回転によりレバー46が、レバー43を介してレ
バー47を押圧し、レバー43を反時計方向にレバー47を時
計方向にそれぞれ回転させる。このときレバー43がスイ
ッチSW1から離れスイッチSW1がオフ状態となり、
またレバー43の段部43c とレバー41のアーム41d との係
合が外れレバー41が付勢力により反時計方向へ回転す
る。このレバー41の回転により底蓋ロック解除操作ツマ
ミ40が図9中右方向(図4のB方向)へ移動し、この移
動によりスイッチSW2がオン状態となる。
方向に向けて装填し、底蓋21を閉じていくと、底蓋21の
係合爪21a が図4および図9に示すレバー45のピン45b
と摺接しながらレバー45を時計方向に回転させる。この
レバー45の回転によりレバー46が、レバー43を介してレ
バー47を押圧し、レバー43を反時計方向にレバー47を時
計方向にそれぞれ回転させる。このときレバー43がスイ
ッチSW1から離れスイッチSW1がオフ状態となり、
またレバー43の段部43c とレバー41のアーム41d との係
合が外れレバー41が付勢力により反時計方向へ回転す
る。このレバー41の回転により底蓋ロック解除操作ツマ
ミ40が図9中右方向(図4のB方向)へ移動し、この移
動によりスイッチSW2がオン状態となる。
【0043】一方、上記レバー47の回転によりレバー47
の段部47c とレバー44のアーム44cとの係合が外れ、レ
バー44は付勢力により時計方向に回転する。底蓋21を完
全に閉じた状態では、図9(b) に示すように底蓋21の係
合爪21a がレバー44の係合部44b と係合し、底蓋21はロ
ックされる。
の段部47c とレバー44のアーム44cとの係合が外れ、レ
バー44は付勢力により時計方向に回転する。底蓋21を完
全に閉じた状態では、図9(b) に示すように底蓋21の係
合爪21a がレバー44の係合部44b と係合し、底蓋21はロ
ックされる。
【0044】また、上記したレバー41の反時計方向への
回転により、レバー41によって押圧されていたクラッチ
アーム35が解放され、クラッチアーム35は図5に示す位
置から付勢力により時計方向に揺動して、クラッチギヤ
36をギヤ23およびカートリッジスプールギヤ22(図3参
照)に噛合させる。このクラッチアーム35の揺動の際、
クラッチアーム35の先端が遊星アーム25のピン25c を押
圧して遊星アーム25を時計方向に回転させ、遊星ギヤ25
a ,25b の公転方向への移動を阻止する。
回転により、レバー41によって押圧されていたクラッチ
アーム35が解放され、クラッチアーム35は図5に示す位
置から付勢力により時計方向に揺動して、クラッチギヤ
36をギヤ23およびカートリッジスプールギヤ22(図3参
照)に噛合させる。このクラッチアーム35の揺動の際、
クラッチアーム35の先端が遊星アーム25のピン25c を押
圧して遊星アーム25を時計方向に回転させ、遊星ギヤ25
a ,25b の公転方向への移動を阻止する。
【0045】さらに、上記スイッチSW1がオフ、スイ
ッチSW2がオン状態となったことをCPU51が検知し
てモータ48を時計方向(フイルム巻戻方向)に回転させ
る。このモータ48の回転駆動力はギヤ列49の一部を構成
するギヤ23に伝達され、ギヤ23を反時計方向に回転させ
る。このとき、ギヤ23はクラッチギヤ36によりカートリ
ッジスプールギヤ22に連結されているので、カートリッ
ジスプールギヤ22がギヤ23と共に反時計方向に回転し
て、装填されたフイルムカートリッジ10のスプール12を
フイルム巻締方向へ回転させる。なお、このときにフイ
ルムカートリッジ10に装填されているデータディスクの
情報の読取り等が行われる。
ッチSW2がオン状態となったことをCPU51が検知し
てモータ48を時計方向(フイルム巻戻方向)に回転させ
る。このモータ48の回転駆動力はギヤ列49の一部を構成
するギヤ23に伝達され、ギヤ23を反時計方向に回転させ
る。このとき、ギヤ23はクラッチギヤ36によりカートリ
ッジスプールギヤ22に連結されているので、カートリッ
ジスプールギヤ22がギヤ23と共に反時計方向に回転し
て、装填されたフイルムカートリッジ10のスプール12を
フイルム巻締方向へ回転させる。なお、このときにフイ
ルムカートリッジ10に装填されているデータディスクの
情報の読取り等が行われる。
【0046】上記カートリッジスプールギヤ22の下面に
は、図5に示すように突部22a が形成されている。この
突部22a はカートリッジスプールギヤ22が一定角度回転
した時点で遮光ドア開閉部材37の突部37c (図5に示す
状態ではカートリッジスプールギヤ22の下に位置してい
る)と当接し、さらに回転することにより遮光ドア開閉
部材37を時計方向に一定角度回転させる。遮光ドア開閉
部材37が一定角度回転すると、トグルバネ38が反転しこ
のときの付勢力により遮光ドア開閉部材37は図8(a) に
示す位置に保持される(このとき、トグルバネ38により
遮光ドア開閉部材37はストッパ52に押し付けられてい
る)。この遮光ドア開閉部材37の時計方向への回転によ
り、フイルムカートリッジ10の遮光ドア15が開けられ、
フイルム引出用開口14が開放されてフイルム13を送り出
すことが可能となる。
は、図5に示すように突部22a が形成されている。この
突部22a はカートリッジスプールギヤ22が一定角度回転
した時点で遮光ドア開閉部材37の突部37c (図5に示す
状態ではカートリッジスプールギヤ22の下に位置してい
る)と当接し、さらに回転することにより遮光ドア開閉
部材37を時計方向に一定角度回転させる。遮光ドア開閉
部材37が一定角度回転すると、トグルバネ38が反転しこ
のときの付勢力により遮光ドア開閉部材37は図8(a) に
示す位置に保持される(このとき、トグルバネ38により
遮光ドア開閉部材37はストッパ52に押し付けられてい
る)。この遮光ドア開閉部材37の時計方向への回転によ
り、フイルムカートリッジ10の遮光ドア15が開けられ、
フイルム引出用開口14が開放されてフイルム13を送り出
すことが可能となる。
【0047】図7に示すようにモータ48は所定回転数時
計方向へ回転した後、CPU51の指令により反時計方向
(フイルム送出方向)に回転し、フイルム13を1駒ずつ
送り出す。撮影終了後CPU51の指令によりモータ48が
時計方向に回転し、フイルム13がカートリッジ本体11内
に完全に収容されるとモータ48は停止される。
計方向へ回転した後、CPU51の指令により反時計方向
(フイルム送出方向)に回転し、フイルム13を1駒ずつ
送り出す。撮影終了後CPU51の指令によりモータ48が
時計方向に回転し、フイルム13がカートリッジ本体11内
に完全に収容されるとモータ48は停止される。
【0048】次に、完全にフイルムの巻戻しが終了した
フイルムカートリッジ10を取り出す際の動作を述べる。
フイルムカートリッジ10を取り出す際の動作を述べる。
【0049】フイルムカートリッジ10を取り出す場合に
は、まず底蓋ロック解除操作ツマミ40を図9(b) に示す
位置から図中左方向へスライドさせる。この底蓋ロック
解除操作ツマミ40の移動により、スイッチSW2がオフ
状態になるとともに、レバー41が時計方向に回転する。
レバー41が所定角度回転するとレバー41のアーム41dと
レバー43の段部43c との係合が外れ、レバー43は付勢力
により時計方向に回転してスイッチSW1をオン状態と
する。またレバー41は回転の際クラッチアーム35を押圧
して、クラッチアーム35を図8(b) に示すように反時計
方向に回転させる。この状態ではクラッチギヤ36による
ギヤ23とカートリッジスプールギヤ22との連結は解除さ
れる。
は、まず底蓋ロック解除操作ツマミ40を図9(b) に示す
位置から図中左方向へスライドさせる。この底蓋ロック
解除操作ツマミ40の移動により、スイッチSW2がオフ
状態になるとともに、レバー41が時計方向に回転する。
レバー41が所定角度回転するとレバー41のアーム41dと
レバー43の段部43c との係合が外れ、レバー43は付勢力
により時計方向に回転してスイッチSW1をオン状態と
する。またレバー41は回転の際クラッチアーム35を押圧
して、クラッチアーム35を図8(b) に示すように反時計
方向に回転させる。この状態ではクラッチギヤ36による
ギヤ23とカートリッジスプールギヤ22との連結は解除さ
れる。
【0050】スイッチSW2がオフ、スイッチSW1が
オン状態となったことを検知したCPU51の指令により
モータ48は時計方向に回転する。このモータ48の回転に
よりギヤ23は反時計方向に回転するが、カートリッジス
プールギヤ22はギヤ23との連結が解除されているので回
転せず、したがってフイルムカートリッジ10のスプール
12も回転しない。ギヤ23が反時計方向に回転する際、遊
星アーム25は、クラッチアーム35による押圧が解除され
ているため、ギヤ23と一体に形成された太陽ギヤ24の回
転と共に反時計方向に移動していき、図3および8(c)
に示すようにギヤ26をギヤ27と噛合させる。なお、図8
(c) に示すようにギヤ26とギヤ27との噛合状態を適正に
保つため、遊星アーム25はストッパ溝53により所定角度
以上の回転が阻止されるようになっている。
オン状態となったことを検知したCPU51の指令により
モータ48は時計方向に回転する。このモータ48の回転に
よりギヤ23は反時計方向に回転するが、カートリッジス
プールギヤ22はギヤ23との連結が解除されているので回
転せず、したがってフイルムカートリッジ10のスプール
12も回転しない。ギヤ23が反時計方向に回転する際、遊
星アーム25は、クラッチアーム35による押圧が解除され
ているため、ギヤ23と一体に形成された太陽ギヤ24の回
転と共に反時計方向に移動していき、図3および8(c)
に示すようにギヤ26をギヤ27と噛合させる。なお、図8
(c) に示すようにギヤ26とギヤ27との噛合状態を適正に
保つため、遊星アーム25はストッパ溝53により所定角度
以上の回転が阻止されるようになっている。
【0051】遊星アーム25が回転する際、遊星ギヤ25a
が遮光ドア開閉部材37の扇状のギヤ37b と噛合し、時計
方向に自転しながら遮光ドア開閉部材37を図8(b) に示
す状態から反時計方向へ所定角度回転させる。遮光ドア
開閉部材37が所定角度回転するとトグルバネ38が反転
し、遮光ドア開閉部材37を図8(c) に示す位置に保持す
る。遮光ドア開閉部材37の回転により、フイルムカート
リッジ10の遮光ドア15が閉じられ、フイルム引出用開口
14は光密に遮蔽される。
が遮光ドア開閉部材37の扇状のギヤ37b と噛合し、時計
方向に自転しながら遮光ドア開閉部材37を図8(b) に示
す状態から反時計方向へ所定角度回転させる。遮光ドア
開閉部材37が所定角度回転するとトグルバネ38が反転
し、遮光ドア開閉部材37を図8(c) に示す位置に保持す
る。遮光ドア開閉部材37の回転により、フイルムカート
リッジ10の遮光ドア15が閉じられ、フイルム引出用開口
14は光密に遮蔽される。
【0052】ギヤ26がギヤ27と噛合した状態でギヤ23が
さらに反時計方向に回転すると、その回転駆動力はギヤ
26,27、ウォーム28、ハスバギヤ31およびギヤ30を介し
てカムギヤ29に伝達され、これにより図3に示す状態か
らカムギヤ29が時計方向へと回転する。カムギヤ29が所
定角度回転するとカム板32がカムレバー33を時計方向へ
揺動させ、このときカムレバー33はスイッチSW3をオ
ン状態にする。
さらに反時計方向に回転すると、その回転駆動力はギヤ
26,27、ウォーム28、ハスバギヤ31およびギヤ30を介し
てカムギヤ29に伝達され、これにより図3に示す状態か
らカムギヤ29が時計方向へと回転する。カムギヤ29が所
定角度回転するとカム板32がカムレバー33を時計方向へ
揺動させ、このときカムレバー33はスイッチSW3をオ
ン状態にする。
【0053】さらにカムギヤ29が回転すると、カムギヤ
29のピン32a がアーム34と摺接して、アーム34を時計方
向に揺動させる。揺動したアーム34はレバー44と当接し
てレバー44を図9(d) に示すように反時計方向に回転さ
せる。このレバー44の回転により底蓋21の係合爪21a と
レバー44の係合部44b との係合が外れて底蓋21のロック
が解除され、底蓋21を開けることが可能となる。レバー
44は回転した際、アーム44c がレバー47の段部47c と係
合することにより係止されるが、アーム34はカムギヤ29
がさらに所定角回転した際に、バネ等の付勢力により元
の位置まで復帰する。
29のピン32a がアーム34と摺接して、アーム34を時計方
向に揺動させる。揺動したアーム34はレバー44と当接し
てレバー44を図9(d) に示すように反時計方向に回転さ
せる。このレバー44の回転により底蓋21の係合爪21a と
レバー44の係合部44b との係合が外れて底蓋21のロック
が解除され、底蓋21を開けることが可能となる。レバー
44は回転した際、アーム44c がレバー47の段部47c と係
合することにより係止されるが、アーム34はカムギヤ29
がさらに所定角回転した際に、バネ等の付勢力により元
の位置まで復帰する。
【0054】また、カムギヤ29の回動により前述したリ
フト部材54もアーム34の作動開始から少し送れて作動す
る。前述したようにこのリフト部材54はバネ54c により
常時図中上方に付勢されており、カムギヤ29が時計方向
に回転する際に、リフト部材54の図中左横方向に突出し
た係合部54d と係合するカムギヤ29のピン29a に押圧さ
れて図中下方へと移動し、このとき爪部54b によりフイ
ルムカートリッジ10を収容室20a から取出せる位置まで
リフトアップする。カムギヤ29がさらに回転するとリフ
ト部材54は係合部54d とピン29a との係合が外れること
によりカムギヤ29の押圧から解放され、バネ54c の付勢
力により元の位置に復帰する。また、本実施例では図10
に示すようにリフト部材54が復帰した後もフイルムカー
トリッジ10をリフトアップ状態に保持する再落込防止部
材55を設けている。この再落込防止部材55はカメラ20内
部の側壁部20b に対し起伏回動可能に取り付けられ、ま
た捩りバネ55a により常時起立方向(側壁20b から突出
する方向)に付勢されている。なお、フイルムカートリ
ッジ10を装填する際には、この再落込防止部材55はフイ
ルムカートリッジ10により押圧されて伏倒するようにな
っており、フイルムカートリッジ10の装填の際に障害に
はならない。
フト部材54もアーム34の作動開始から少し送れて作動す
る。前述したようにこのリフト部材54はバネ54c により
常時図中上方に付勢されており、カムギヤ29が時計方向
に回転する際に、リフト部材54の図中左横方向に突出し
た係合部54d と係合するカムギヤ29のピン29a に押圧さ
れて図中下方へと移動し、このとき爪部54b によりフイ
ルムカートリッジ10を収容室20a から取出せる位置まで
リフトアップする。カムギヤ29がさらに回転するとリフ
ト部材54は係合部54d とピン29a との係合が外れること
によりカムギヤ29の押圧から解放され、バネ54c の付勢
力により元の位置に復帰する。また、本実施例では図10
に示すようにリフト部材54が復帰した後もフイルムカー
トリッジ10をリフトアップ状態に保持する再落込防止部
材55を設けている。この再落込防止部材55はカメラ20内
部の側壁部20b に対し起伏回動可能に取り付けられ、ま
た捩りバネ55a により常時起立方向(側壁20b から突出
する方向)に付勢されている。なお、フイルムカートリ
ッジ10を装填する際には、この再落込防止部材55はフイ
ルムカートリッジ10により押圧されて伏倒するようにな
っており、フイルムカートリッジ10の装填の際に障害に
はならない。
【0055】リフト部材54が収容室20a の内方へ復帰し
た後もカムギヤ29は回転を続けるが、カムギヤ29が1回
転して図3に示す位置に戻るとカムギヤ29の回転は停止
する。すなわち、カムギヤ29が1回転するとカムレバー
33がカム板32の凹部32b 内に入り込み、このときカムレ
バー33がスイッチSW3から離れてスイッチSW3がオ
フ状態となる。このスイッチSW3がオフ状態となった
ことはCPU51により検知され、このときのCPU51の
指令によりモータ48は直ちに停止され、これによりカム
ギヤの回転も停止するのである。
た後もカムギヤ29は回転を続けるが、カムギヤ29が1回
転して図3に示す位置に戻るとカムギヤ29の回転は停止
する。すなわち、カムギヤ29が1回転するとカムレバー
33がカム板32の凹部32b 内に入り込み、このときカムレ
バー33がスイッチSW3から離れてスイッチSW3がオ
フ状態となる。このスイッチSW3がオフ状態となった
ことはCPU51により検知され、このときのCPU51の
指令によりモータ48は直ちに停止され、これによりカム
ギヤの回転も停止するのである。
【0056】以上、本発明のカメラの実施例を説明した
が、本発明のカメラがかかる実施例の具体的態様に限定
されないことは勿論である。
が、本発明のカメラがかかる実施例の具体的態様に限定
されないことは勿論である。
【図1】本発明のカメラが使用するフイルムカートリッ
ジの一例を示す外観斜視図
ジの一例を示す外観斜視図
【図2】図1に示すフイルムカートリッジの内部構造の
概略を示す水平断面図
概略を示す水平断面図
【図3】本発明の一実施例によるカメラの内部構成を一
方向から見た斜視図
方向から見た斜視図
【図4】カメラの内部構成を図3におけるA方向から見
た斜視図
た斜視図
【図5】カメラのフイルム給送機構の概略を示す図
【図6】給送用モータの制御回路の概略構成を示す図
【図7】カメラの作動タイミングを示すタイムチャート
【図8】カメラの内部機構の作用を示す図
【図9】カメラの内部機構の作用を示す図
【図10】フイルムカートリッジリフトアップ時の再落
込防止部材の概略構成を示す斜視図
込防止部材の概略構成を示す斜視図
10 フイルムカートリッジ 11 カートリッジ本体 12 スプール 13 フイルム 14 フイルム引出用開口 15 遮光ドア 20 カメラ 21 底蓋 22 カートリッジスプールギヤ 22a 突部 23,24 太陽ギヤ 25 遊星アーム 25a ,25b 遊星ギヤ 28 ウォーム 29 カムギヤ 31 ハスバギヤ 32 カム板 33 カムレバー 35 クラッチアーム 36 クラッチギヤ 37 遮光ドア開閉部材 38 トグルバネ 40 底蓋ロック解除操作ツマミ 41,43,44,45,46,47 レバー 48 フイルム給送用モータ 49 給送ギヤ列 50 モータドライバ 51 CPU 54 リフト部材 54a 基部 54b 爪部 55 再落込防止部材 60 巻取りスプール
Claims (9)
- 【請求項1】 スリット状のフイルム引出用開口と該開
口を遮蔽・開放する遮光ドアとを有してなるフイルムカ
ートリッジを、遮光蓋により開閉される収容室に装填し
て使用するカメラにおいて、 電動モータと、 前記遮光蓋のロックが解除された以後に前記電動モータ
の駆動力により作動せしめられ、前記フイルムカートリ
ッジを前記収容室から取り出せる位置まで移動させるリ
フト部材とを備えていることを特徴とするカメラ。 - 【請求項2】 前記遮光蓋のロックは前記収容室に装填
された前記フイルムカートリッジの前記遮光ドアが閉じ
られた以後に解除されるように構成されていることを特
徴とする請求項1記載のカメラ。 - 【請求項3】 前記収容室に装填された前記フイルムカ
ートリッジの前記遮光ドアと係合し前記電動モータの駆
動力により作動せしめられることによって開いている前
記遮光ドアを閉じる遮光ドア閉鎖部材と、 閉じられた前記遮光蓋をロックするとともに前記電動モ
ータの駆動力により作動せしめられることによって前記
遮光蓋のロックを解除する遮光蓋ロック部材と、 前記電動モータの駆動力を前記遮光ドア開閉部材、前記
遮光蓋ロック部材、前記リフト部材の順に伝達する駆動
力伝達機構とが設けられていることを特徴とする請求項
2記載のカメラ。 - 【請求項4】 前記遮光蓋の近傍のカメラ表面部分に該
遮光蓋のロックを解除するための操作部材が設けられ、 前記電動モータは前記操作部材が操作されたことに伴っ
て起動されるように構成されていることを特徴とする請
求項3記載のカメラ。 - 【請求項5】 前記駆動力伝達機構がピン付歯車を有し
てなり、該ピン付歯車は前記電動モータの駆動力により
作動したときに該駆動力を前記遮光蓋ロック部材に伝達
してから前記リフト部材に伝達するように構成されてい
ることを特徴とする請求項3記載のカメラ。 - 【請求項6】 前記リフト部材は、前記フイルムカート
リッジの装填方向と略平行に延びる板状の基部と該基部
の前記収容室の内方側の端部に折り曲げ形成された爪部
とからなり、前記装填方向に沿って移動するようにかつ
前記収容室の外方へ向って移動するときに前記爪部が前
記フイルムカートリッジと係合して該フイルムカートリ
ッジを前記収容室から取り出せる位置まで移動させるよ
うに構成されていることを特徴とする請求項1乃至5の
いずれか1項に記載のカメラ。 - 【請求項7】 前記リフト部材は前記収容室の外方へ移
動した後該収容室の内方へ復帰するように構成され、 前記収容室の外方に移動せしめられた前記フイルムカー
トリッジの収容室内方側において該収容室内に突出し前
記リフト部材が復帰した後の前記フイルムカートリッジ
の再落込みを防止する再落込防止部材が設けられている
ことを特徴とする請求項6記載のカメラ。 - 【請求項8】 前記リフト部材が前記収容室の内方に復
帰したことを検知して前記電動モータの駆動を停止させ
る制御手段が設けられていることを特徴とする請求項6
または7記載のカメラ。 - 【請求項9】 前記電動モータがフイルム給送用モータ
と兼用されていることを特徴とする請求項1乃至8のい
ずれか1項に記載のカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5055494A JPH07261248A (ja) | 1994-03-22 | 1994-03-22 | カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5055494A JPH07261248A (ja) | 1994-03-22 | 1994-03-22 | カメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07261248A true JPH07261248A (ja) | 1995-10-13 |
Family
ID=12862242
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5055494A Pending JPH07261248A (ja) | 1994-03-22 | 1994-03-22 | カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07261248A (ja) |
-
1994
- 1994-03-22 JP JP5055494A patent/JPH07261248A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030610 |