JPH09211584A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH09211584A
JPH09211584A JP1605496A JP1605496A JPH09211584A JP H09211584 A JPH09211584 A JP H09211584A JP 1605496 A JP1605496 A JP 1605496A JP 1605496 A JP1605496 A JP 1605496A JP H09211584 A JPH09211584 A JP H09211584A
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JP
Japan
Prior art keywords
cartridge
cartridge chamber
film
shaft
take
Prior art date
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Pending
Application number
JP1605496A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshito Konishi
義人 小西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
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Priority to US08/790,618 priority patent/US5812890A/en
Publication of JPH09211584A publication Critical patent/JPH09211584A/ja
Priority to US09/057,480 priority patent/US6086503A/en
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルムカートリッジの遮光扉開でカートリ
ッジ室は開かれず、カートリッジ室の移動時に巻取り軸
駆動部材と干渉せず、巻取り軸の確実な駆動とを簡単な
機構によって達成できるようにすることを目的とする。 【解決手段】 カートリッジ5を収容したカートリッジ
室21が、カメラ外の突出位置からカメラ内の収納位置
に移動しているとき、カートリッジ5の巻取り軸8と係
合してこれに駆動力を伝達する係合位置と、この位置か
らの退避位置との間を移動できる巻取り軸駆動部材25
を備え、連動駆動手段51が、巻取り軸駆動部材25の
退避位置への移動後にカートリッジ室21を収納位置に
ロックするロック部材43がロック解除位置に移動し、
ロック部材43のロック完了後に巻取り軸駆動部材25
が係合位置に移動するように、巻取り軸駆動部材25と
ロック部材43とを連動して移動させることで、上記の
目的を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、巻取り軸に巻き取
られたフィルムを遮光状態で収納したフィルムカートリ
ッジを使用するカメラであって、特に、カートリッジ室
がフィルムカートリッジを一定の向きに出し入れできる
ように収容し、カメラ本体内の収納位置とフィルムカー
トリッジの出し入れ口が露出するカメラ本体外への突出
位置との間を、収容したフィルムカートリッジの巻取り
軸に交差する方向に移動できるようにしたカメラに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】上記のようなカメラは突出位置にあるカ
ートリッジ室にフィルムカートリッジを収容した後、カ
ートリッジ室を収納位置に移動させるだけで、フィルム
の装填ができそのまま使用できる。この使用のために、
カメラは装填されたフィルムカートリッジのフィルム出
口に設けられた遮光扉をカメラ本体側の駆動系によって
自動的に開けた後、巻取り軸を駆動してフィルムカート
リッジ内のフィルムをフィルム出口から押出してカメラ
側の巻き上げスプールに送りつけておくことにより、シ
ャッターレリーズに伴うフィルムの巻き上げができるよ
うにする。またカメラは、フィルムが取り出されると
き、巻取り軸をフィルム巻取り方向に駆動してフィルム
をフィルムカートリッジ内に完全に巻き込んだ後、フィ
ルムカートリッジの遮光扉を自動的に閉じる。これによ
って、カートリッジ室を突出位置に移動させて開いて
も、フィルムカートリッジ内のフィルムが外光によって
露光されるようなことはない。また、カートリッジ室に
は収納位置にロックするロック部材が働かされ、不用意
に開かれないようになっている。
【0003】一方、特開平4−80735号公報は、カ
ートリッジ室に収容したフィルムカートリッジの巻取り
軸と係合してこれを駆動する巻取り軸駆動部材であるフ
ォークをカメラ本体側に設けたカメラを開示している。
このような構成によって、カートリッジ室の移動体積は
小さくなり、カメラ本体まわりの遮光に有利である。
【0004】また、前記フォークは、カートリッジ室の
前記のような移動に先立って巻取り軸と係合してこれを
駆動する位置から退避されるようになっていることによ
り、カートリッジ室が収納位置と突出位置の間を巻取り
軸と交差する方向に移動されても、この移動を邪魔する
ことはなく、カートリッジ室を単純な支持構造および移
動形式にて移動させられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のカメラ
は、カートリッジ室のロックをいつでも解除してカート
リッジ室を開くことができる。このため、カメラ内での
フィルムカートリッジの遮光扉が開かれているときに、
カートリッジ室が開かれるのを阻止し切れない。
【0006】カートリッジ室が開かれたときフィルムが
フィルムカートリッジ内に完全に巻き込まれた状態にな
っていたとしても、遮光扉が閉じていないと外光はフィ
ルム出口からフィルムカートリッジ内に入るので、フィ
ルムは外光によって露光されてしまう。未露光のフィル
ムは無駄になるだけであるが、撮影済のフィルムである
と折角の記録が薄れたり、欠損したり、消失してしまっ
たりするので大きな問題である。
【0007】本発明は、このような問題を解消すること
を課題とし、カートリッジ室のロックの解除をカメラ本
体側の駆動系にて行うことにより、フィルムカートリッ
ジの遮光扉が開かれているときにカートリッジ室が開か
れるのを確実に防止でき、併せて、カメラ本体側に設け
る巻取り軸駆動部材のロック部材との連動により、カー
トリッジ室の移動による巻取り軸駆動部材との干渉の防
止と、装填されたフィルムカートリッジの巻取り軸の確
実な駆動とを簡単な機構によって達成できるカメラを提
供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
のような目的を達成するために、巻取り軸に巻き取られ
たフィルムを遮光状態で収納したフィルムカートリッジ
を使用するカメラにおいて、フィルムカートリッジを出
し入れ口を通じて一定の向きに収容でき、かつカメラ本
体の外面内に収納される収納位置と出入り口が露出する
ようにカメラ本体の外面から突出した突出位置との間
を、収容したフィルムカートリッジの巻取り軸に交差す
る方向に移動できるように支持されたカートリッジ室
と、収納位置に移動されてきたカートリッジ室を収納位
置にロックするロック部材と、カメラ本体内に設けら
れ、収納位置に移動されたカートリッジ室に収容されて
いるフィルムカートリッジの巻取り軸と係合してこれに
駆動力を伝達する係合位置と、この位置から退避した退
避位置との間を軸線方向に移動できるように支持された
巻取り軸駆動部材と、カメラ本体内に設けられ、巻取り
軸駆動部材の退避位置への移動後にロック部材がロック
解除位置に移動し、ロック部材のロック完了後に巻取り
軸駆動部材が係合位置に移動するように、巻取り軸駆動
部材とロック部材とを連動して移動させる連動駆動手段
とを備えたことを特徴とするものである。
【0009】このような構成では、ロック部材はカメラ
本体側の連動駆動手段により移動されてカートリッジ室
の収納位置へのロックを解除するので、カメラ本体側で
フィルムカートリッジの遮光扉の開閉を行う動作と関連
して制御することによって、遮光扉が開かれているとき
はロックを解除せず、人によってロックが不用意に解除
されないようにし、フィルムカートリッジの遮光扉が開
かれた状態でカートリッジ室が開かれフィルムが外光に
よって露光してしまうようなことを確実に防止すること
ができる。また、連動駆動手段はカートリッジ室に収容
されたフィルムカートリッジの巻取り軸を駆動する巻取
り軸駆動部材と前記ロック部材とを連動して移動させ
て、巻取り軸駆動部材の退避位置への移動後にロック部
材がロック解除位置に移動し、ロック部材のロック完了
後に巻取り軸駆動部材が係合位置に移動するようにする
ので、1つの連動駆動手段を共用した簡単な機構によっ
て、巻取り軸駆動部材の退避位置および係合位置への移
動がカートリッジ室のロック解除やロックのタイミング
に合わせて的確に行われるので、巻取り軸駆動部材の退
避位置への移動がカートリッジ室のロック解除よりも遅
くなることや、巻取り軸駆動部材の係合位置への移動が
カートリッジ室のロックよりも早くなることによって、
カートリッジ室が巻取り軸駆動部材と干渉するような状
態で移動されてしまうようなことを、確実に回避するこ
とができ、安価で信頼性の高いものとなる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
き添付の図面に基づいて詳細に説明する。本実施の形態
のカメラは一眼レフカメラであって、図1の(a)およ
び(b)に示すように、カメラ本体1の前面に撮影レン
ズ2と出没式のストロボ発光部4が設けられ、上面には
後方から見て右寄りの位置にレリーズ釦10が設けら
れ、中央にはペンタプリズムを用いたファインダ3が設
けられている。カメラ本体1のレリーズ釦10とは反対
の左側の側面にフィルムカートリッジ5を装填する装填
口6が設けられている。
【0011】フィルムカートリッジ5は図1、図3に示
すような樹脂製のカートリッジケース7を持ち、このカ
ートリッジケース7のほぼ中央を縦通して巻取り軸8が
回転自在に支持して設けられている。巻取り軸8はフィ
ルム9の一端を止着しており、巻き取り方向への回転に
よってフィルム9をカートリッジケース7内に巻き込め
るし、逆方向に回転することによってフィルム9をカー
トリッジケース7のフィルム出口7aからフィルム9を
押し出せる。フィルム出口7aには遮光扉11が図3の
(c)に示す仮想線の開き状態と破線で示す閉じ状態と
の間で開閉できるように設けられ、この開閉のために遮
光扉11は軸11a部を図3の(a)、(b)、(c)
に示すように軸受されている。カートリッジケース7は
フィルム出口7a部が側周面の一部から接線方向に若干
突出した異形な横断面形状をしている。
【0012】巻取り軸8には図3の(a)、(b)、
(c)に示すように円周方向にバーコード12等を設け
た情報盤13が取付けられており、フィルム9の種類や
品質、残量に関するデータの読みだしができるようにな
っている。このような読みだしのためにカートリッジケ
ース7の端面壁には読みだし用の窓7b、7cが設けら
れ、これらがカートリッジ室21内に設けられる読みだ
しのためのフォトセンサ14a、14b等と図3の
(b)や図3の(c)、図4に示すように対向する。
【0013】もっとも、情報盤13等を利用して巻取り
軸8を所定の位置に止めることで、図3の(a)に示し
たフィルムカートリッジ5の図示しなし端面に設けられ
た表示部にフィルムの使用状態(未使用、途中使用、露
光済み、現像済み)の表示を行うことができる。カート
リッジ室21内のフォトセンサ14a、14bは、カメ
ラ本体1内の底部から軸22によるカートリッジ室21
の枢支部を経由してカートリッジ室21内の底部に臨む
図4に示すそうなハーネス93によりカメラ本体1側の
図示しない制御回路に結線されるようにし、簡単な結線
構造にてカートリッジ室21の収納位置と突出位置との
間の移動によってもハーネス93の経路に大きな変化は
ないので、前記カートリッジ室21の移動の影響なしに
信号の授受ができる。
【0014】カメラ本体1の装填口6には、図1、図2
の(a)に示すようなカートリッジ室21が設けられて
いる。このカートリッジ室21は、カートリッジケース
7の横断面形状に若干の余裕を持って整合する上向きの
凹部をなし、フィルムカートリッジ5が巻取り軸8の軸
線方向に沿い上向きに開放した出入り口21aから挿入
されることにより、フィルムカートリッジ5を常に一定
の向きに収容することができる。カートリッジ室21は
これの上下左右に若干張出して、最外面の装填口6を開
閉する蓋部21bを有し、この蓋部21bの下端部が装
填口6の開口縁の下部両側に軸22によって開閉できる
ように枢支されている。
【0015】カートリッジ室21は両側壁の上端にフィ
ルムカートリッジ5を手指で摘んで出し入れしやすくす
るためのえぐり部21cが設けられる一方、受入れたフ
ィルムカートリッジ5の巻取り軸8の下端と係合し合う
巻取り軸8を駆動するときの中間駆動伝達部材となるフ
ォーク23と、遮光扉11の軸11aの下端と係合し合
って遮光扉11を開閉駆動する中間駆動伝達部材として
の扉駆動部材24とが底部に設けられている。もっと
も、これらフォーク23や扉駆動部材24は省略するこ
とができる。省略するときは、巻取り軸8や遮光扉11
の軸11aをカメラ本体1の側の駆動部材と直接係合し
て駆動されるようにする。
【0016】蓋部21bは図1の(a)、図2の(a)
に示すように装填口6を閉じる状態でカメラ本体1の外
面と面一になり、カートリッジ室21がカメラ本体1内
に収納された収納位置となる。カートリッジ室21は蓋
部21bが図1の(b)、図2の(b)に示すように装
填口6を開く状態のとき、カメラ本体1の外面から突出
する突出位置となり出入り口21aが露出する。この突
出位置でフィルムカートリッジ5がカートリッジ室21
に出し入れされる。
【0017】ここで、カートリッジ室21は、これに一
体的に形成された開き方向のストッパ21zがカメラ本
体1内に設けられた図示しない係止部に当接することで
最大突出位置を規制されている。これによって、カート
リッジ室21が軸22回りに過度に回動し、ハーネス9
3等に損傷を与えることを防止している。
【0018】カートリッジ室21は、図1の(b)、図
2の(b)に示す突出位置でフィルムカートリッジ5を
収容した後、図1の(a)、図2の(a)に示す収納位
置に移動されると、一定の向きに収容したフィルムカー
トリッジ5を図4の(a)に示すようにカメラ本体1内
に設定された所定の装填位置Iに所定の姿勢で位置させ
る。
【0019】このカメラ本体1内の装填位置Iには、カ
ートリッジ室21が図4の(a)に示す収納位置とされ
たとき、フォーク23と係合して巻取り軸8を駆動する
巻取り軸駆動部材としてのフォークギヤ25と、扉駆動
部材24と噛み合って遮光扉11を開閉する扉駆動ギヤ
26が設けられている。これらは、カートリッジ室21
に収容されたフィルムカートリッジ5の巻取り軸8や遮
光扉11の軸11aとの駆動伝達形式や、カメラ本体1
内に設けられる図12、図13に示すような駆動系27
との駆動力伝達形式によって、種々の形態を採ることが
できる。
【0020】本実施の形態では、フォーク23および扉
駆動部材24はカートリッジ室21の底部壁に軸受さ
れ、底部壁の上面および下面の双方に臨んでいる。フォ
ーク23は図4、図10、図11に示すように、カート
リッジ室21内に臨む部分に巻取り軸8の下端と軸線方
向に嵌まり合う駆動軸23aを有し、この駆動軸23a
に巻取り軸8の下端のキー溝8aと軸線方向に係合し合
って回転を伝達するキー23bを有している。キー23
bは駆動軸23aに対して軸線方向に進退できるように
設けられ、ばね28の付勢によってキー溝8aとの係合
位置に保たれている。なお、キー23bは、フォーク2
3の半径方向に進退する構成とすることもできる。カー
トリッジ室21にフィルムカートリッジ5が収容された
とき、キー溝8aの向きとキー23bの向きとが一致し
ていないとき、フォーク23が回転駆動されて双方の向
きが一致するまでキー23bがばね28の付勢に抗して
後退する。これによって、向きの一致しない双方が干渉
し合って損傷するようなことを防止し、キー溝8aおよ
びキー23bの向きが一致したときキー23bがばね2
8によって進出させられて双方が係合し合い、フォーク
23の回転を巻取り軸8に伝達できるようにする。フォ
ーク23の前記底部壁の下に臨んでいる部分には二股状
のフォーク部23cが設けられ、フォークギヤ25の上
面に設けられたフォーク部25aと軸線方向に係合し合
ってフォークギヤ25からの回転がフォーク23を介し
て巻取り軸8に伝達でき、巻取り軸8を回転駆動でき
る。
【0021】扉駆動部材24のカートリッジ室21内に
臨む部分に、遮光扉11の軸11aの下端のキー溝11
bと軸線方向に係合し合うキー24aが設けられ、前記
底部壁の下に臨む部分には扉駆動ギヤ26と噛み合う従
動ギヤ24bが設けられている。カートリッジ室21に
収容されるフィルムカートリッジ5の向きは一定してい
るし、カートリッジ室21に収容されるとき遮光扉11
は必ず閉じられている。これによって、カートリッジ室
21に収容されるフィルムカートリッジ5の遮光扉11
の軸11aの位置および回転向きは一義的に決まってい
る。これに対応して、扉駆動部材24とカートリッジ室
21との間に図6〜図8に示すようなばね29を働かせ
て、扉駆動部材24を常に図6の(a)、(e)、図7
の(a)に示す初期回転位置に保つように付勢し、扉駆
動部材24のキー24aが、カートリッジ室21に収容
されてくるフィルムカートリッジ5における軸11aの
キー溝11bと軸線方向に係合し合う向きで安定して待
機するようにする。従って、フィルムカートリッジ5を
カートリッジ室21に収容すると遮光扉11の軸11a
のキー溝11bは扉駆動部材24のキー24aに軸線方
向に必ず係合する。
【0022】しかし、過負荷時の安全のために、キー2
4aと従動ギヤ24bとは、上下に2分された別部材と
し、双方間に働かせた図示しないばね等を介した伝動等
によって従動ギヤ24b側の回転をキー24aに伝達す
るようにし、過負荷時にこれを吸収するようにしてあ
る。
【0023】カートリッジ室21は軸22を中心とした
一軸回転方式の単純な動作で、前記収納位置と突出位置
との間を、カートリッジ室21に収容したフィルムカー
トリッジ5の巻取り軸8の軸線方向と交差する方向に移
動する。このため、カートリッジ室21の側のフォーク
23とカメラ本体1側のフォークギヤ25とのフォーク
部23c、25aどうしが軸線方向に係合し合った状態
のまま、カートリッジ室21が収納位置と突出位置の間
で移動すると、フォーク部23c、25aが干渉し合っ
て損傷する。これは、軸22が垂直に設けられるなど、
巻取り軸8の軸線に直角であるとか、平行であるとかを
問わずに生じる。要するに本発明は、フィルムカートリ
ッジ5が巻取り軸8の軸線に交差する方向に移動される
どんな構成の場合をも対象とする。
【0024】このような干渉を回避するため、フォーク
ギヤ25は図4の(a)、(b)に示す係合位置から下
方に一時的に退避できるようにしてある。フォークギヤ
25はカメラ本体1の底部壁に立設した軸31によって
上下移動と回転とができるように支持され、前記底部壁
との間に働かせたばね32の付勢によって通常にはフォ
ーク23との係合により巻取り軸8を回転駆動できる状
態に保ち、カートリッジ室21の移動に際して下動させ
る。
【0025】扉駆動部材24の従動ギヤ24bもカート
リッジ室21の移動に伴って軸線方向に交差する方向に
移動される。しかし、カートリッジ室21側の従動ギヤ
24bはカートリッジ室21の移動中心である軸22に
対し、カメラ本体1側の扉駆動ギヤ26とは異なった距
離にあることと、双方の軸22に対する噛み合い高さの
関係の少なくとも一方を利用することによって、従動ギ
ヤ24bが扉駆動ギヤ26に対する図5の(a)と
(b)との間の位置変化が示すように、径方向の移動を
伴って離接するようにでき、従動ギヤ24bは扉駆動ギ
ヤ26と干渉しないでスムーズに噛み合い、また、噛み
合いを解除できる。しかも、従動ギヤ24bおよび扉駆
動ギヤ26は共に図5〜図8に示すような欠歯ギヤであ
るとともに、カートリッジ室21が移動されるときは図
6の(e)に示すように欠歯部分で対向し合うように制
御するので、カートリッジ室21の移動の際の従動ギヤ
24bと扉駆動ギヤ26との干渉の問題は起こらず、特
別な干渉防止の対策は不要である。
【0026】カートリッジ室21が収納位置に移動し
て、これが図示しないカメラ本体1側のマイクロスイッ
チ等よりなるセンサが検出すると、カメラ本体1側の図
12、図13に示すような駆動系27は、扉駆動ギヤ2
6を駆動して、図6の(a)から(c)の状態まで回転
させて停止する。なお、(c)〜(d)の間ならば、駆
動ギヤ26をどこで停止してもよい。これによって、遮
光扉11を閉じ状態から開き状態にするとともに、扉駆
動ギヤ26のカム部26aが従動ギヤ24bの欠歯・有
歯境界部24cに係合して、前記遮光扉11を開き状態
に保持した後、巻取り軸8を回転駆動してフィルムカー
トリッジ5内のフィルム9をフィルムカートリッジ5か
ら押出し、図12、図13に示す巻き上げスプール35
に送りつけて、以降レリーズ釦10の操作によってシャ
ッタレリーズが行われる都度、巻き上げスプール35を
駆動することによりフィルム9を巻き上げ、撮影が順次
に達成されるようにする。フィルム9の使い切り、ある
いは撮影の中止等によってフィルムカートリッジ5が取
り出される時点では、図6の(c)に示す状態からフィ
ルム9を巻き戻した後、扉駆動ギヤ26をさらに回転さ
せて遮光扉11の開き状態への保持を解除して従動ギヤ
24bから遮光扉11までをフリーとし、ばね29によ
って図6の(e)に示す初期回動位置に復動されるよう
にする。
【0027】カートリッジ室21は図1、図2、図4に
示すように、カートリッジ室21が形成している上向き
の凹部を上方から閉じる蓋板33を有している。この蓋
板33はカートリッジ室21の蓋部21bとは反対の側
の内側壁21dの上縁に前記の軸22にほぼ平行な今1
つの軸38によって開閉できるように枢支して設けられ
ている。蓋板33はばね39によって開き方向に付勢さ
れ、カートリッジ室21が収納位置と突出位置との間で
移動されるときに、カメラ本体1の一部と係合すること
により、カートリッジ室21の収納位置への移動に連動
して閉じ状態とされ、突出位置への移動に連動して開き
状態とされるようにしてある。
【0028】カートリッジ室21の収納されているカメ
ラ本体1の内面側には、図1の(b)、図4の(a)に
示すような板ばね等よりなる付勢ばねAがあり、蓋板3
3を下方に押しつける。ばねAは、ばね39よりも強
く、カートリッジ室21が開き状態では両者の合力は下
方押付け力として働き、カートリッジ室21はこの下方
押付け力とばね32によってサンドイッチ状態に挟持さ
れる。カートリッジ室21が開きときは、ばねAに上方
を押えられながら蓋板33は移動するので、カメラ本体
1の天井でつかえることなない。完全に開いてしまえ
ば、ばねAはフリーとなり、蓋板33はばね39によっ
て上方に退避する。
【0029】蓋板33には、カートリッジ室21に収容
されたフィルムカートリッジ5の巻取り軸8の上端に嵌
まり合う支持軸42が設けられ、前記フォーク23およ
び扉駆動部材24との間で巻取り軸8を上下から挟持
し、フィルムカートリッジ5をカートリッジ室21内に
浮かせた状態で位置決め支持し、フォークギヤ25によ
る回転駆動が確実に行われるようにしている。前記支持
軸42は比較的短く形成して、蓋板33が軸38を中心
に開閉されるのに伴って巻取り軸8の上端にスムーズに
出入りできるようにしてある。しかし、フォーク23の
駆動軸23aと巻取り軸8との嵌合長、および扉駆動部
材24のキー24aと遮光扉11の軸11aのキー溝1
1bとの嵌合長を共に長く設定して、前記フィルムカー
トリッジ5の位置決めが安定して適正に行われるように
してある。これらフォーク23および扉駆動部材24と
巻取り軸8および軸11aとの嵌合方向はフィルムカー
トリッジ5がカートリッジ室21に出し入れされる方向
と一致しているので、それらの嵌合長を長くてもこれら
の嵌合に無理はない。
【0030】カメラ本体1内には、図7、図8、図1
0、図11に示すように収納位置に移動されてきたカー
トリッジ室21を収納位置にロックするロック部材43
が設けられている。ロック部材43は図7、図8に示す
ようにガイド44によって上下動できるように支持され
たもので、一縁に切り込みをもつフック部43aを有し
ている。ロック部材43はばね45によって下動した係
合位置に常時あるように付勢され、カートリッジ室21
が収納位置に移動したとき、フック部43aがカートリ
ッジ室21の一部に一体形成された係合部21eと当接
し合うことによってばね45に抗し一時的に持ち上げら
れた後、カートリッジ室21が完全に収納位置まで移動
したときばね45の付勢による係合位置への復帰によっ
てフック部43aが係合部21eに係合し、カートリッ
ジ室21を収納位置にロックする。
【0031】これによって、カートリッジ室21が不用
意に開かれるのを防止することができる。
【0032】しかし、カートリッジ室21のロックが従
来のようにいつでも解除してカートリッジ室21を開け
られるのでは、カメラ本体1内でのフィルムカートリッ
ジ5の遮光扉11が開かれているときに、カートリッジ
室21が開かれることがときとして生じ、外光がフィル
ムカートリッジ5内に入って問題となる。
【0033】これを解消するのに、カメラ本体1内に、
巻取り軸駆動部材である前記フォークギヤ25の退避位
置への移動後にロック部材43がロック解除位置に移動
し、ロック部材43のロック完了後にフォークギヤ25
が係合位置に移動するように、フォークギヤ25とロッ
ク部材43とを連動して移動させる連動駆動手段51を
前記駆動系27に設けてある。連動駆動手段51は、図
7、図8、図10、図11に示すように、扉駆動ギヤ2
6の回転とロック部材43の上下動とを連動させる連動
駆動レバー53と、ロック部材43の上下動とフォーク
ギヤ25の上下動とを連動させる連動レバー91とを備
えている。
【0034】連動駆動レバー53は中央部を軸52によ
って枢支され、かつ、一端53aがロック部材43上に
設けられた一対のピン43bの間に挟み込まれて、ロッ
ク部材43の上下動に連動して回動し、他端53bが扉
駆動ギヤ26と同体回転するように設けられたカム55
に対向し、扉駆動ギヤ26が遮光扉11を開閉する回転
動作にカム55を介して従動するようにしてある。連動
レバー91は、中央を軸92によって枢支され、かつ一
端91aがロック部材43の下端の折曲片43cに上方
から当接し、他端91bがフォークギヤ25の上面に当
接している。
【0035】これによって、ロック部材43は、カメラ
本体1側の連動駆動手段51の一部である扉駆動ギヤ2
6、カム55および連動駆動レバー53を通じた駆動系
27の動作制御によって、図8の(a)、(b)に示し
たカートリッジ室21の収納位置へのロック状態からば
ね45に抗して上方へ移動されて、図9の(a)、
(b)に示すようにロックを解除する状態とされること
ができ、この動作制御が、カメラ本体1側でフィルムカ
ートリッジ5の遮光扉11の開閉を行う動作制御と関連
して行われることによって、図8の(a)、(b)に示
すように遮光扉11が閉じているときのみロックを解除
し、遮光扉11が開かれている状態のときはロックを解
除せず、人によってロックが不用意に解除されるのを阻
止し、フィルムカートリッジ5の遮光扉11が開かれた
状態でカートリッジ室21が開かれフィルムが外光によ
って露光してしまうようなことを確実に防止することが
できる。
【0036】また、カートリッジ室21が収納位置にさ
れて駆動系27によって遮光扉11が閉じられるとき、
カメラ本体1側の連動駆動手段51の一部である扉駆動
ギヤ26、カム55および駆動連動レバー53が、図8
に示すようにロック部材43がカートリッジ室21をロ
ックするようにする際、カメラ本体1側の連動駆動手段
51の一部である連動レバー91は、ロック部材43と
の連動によって、遮光扉11が閉じられ、かつカートリ
ッジ室21のロック部材43によるロックが完了した後
に、フォークギヤ25がばね32の付勢によって上動し
て図8の(a)、(b)、図9に示すフォーク23と係
合する係合位置となるようにしてある。
【0037】さらに、フィルム9の使い切りや撮影の終
了によってフィルム9が取り出される時点で、制御系が
これを可能にするために駆動系27によってロック部材
43によるカートリッジ室21の収納位置へのロックを
図7の(a)、(b)、図9に示すように解除する際、
カメラ本体1側の連動駆動手段51の一部である連動レ
バー91は、ロック部材43との連動によって、ロック
が解除される前にフォークギヤ25をばね32に抗して
退避位置に下動させ、フォーク23との係合を解除す
る。これによって、カートリッジ室21は図9に矢印で
示すようにフォーク23とフォークギヤ25との干渉の
問題なく軸22を中心に自由に移動できるようになる。
【0038】要するに、連動駆動手段51である扉駆動
ギヤ26、カム55、連動駆動レバー53および連動レ
バー91は、カートリッジ室21に収容されたフィルム
カートリッジ5の巻取り軸8を駆動する巻取り軸駆動部
材であるフォークギヤ25と前記ロック部材43とを連
動して移動させて、巻取りフォークギヤ25の退避位置
への移動後にロック部材43がロック解除位置に移動
し、ロック部材43のロック完了後にフォークギヤ25
が係合位置に移動するようにするので、1つの駆動手段
を共用した簡単な機構によって、フォークギヤ25の退
避位置および係合位置への移動がカートリッジ室21の
ロック解除やロックのタイミングに合わせて的確に行わ
れるので、フォークギヤ25の退避位置への移動がカー
トリッジ室21のロック解除よりも遅くなることや、フ
ォークギヤ25の係合位置への移動がカートリッジ室2
1のロックよりも早くなることによって、カートリッジ
室21がフォークギヤ25と干渉するような状態で移動
されてしまうようなことを、確実に回避することがで
き、安価で信頼性の高いものとなる。
【0039】扉駆動ギヤ26、カム55、連動駆動レバ
ー53および連動レバー91がなす連動駆動手段51の
具体的な構成は、このような安全機能を満足するかぎ
り、本実施の形態に限定されるものではなく種々に設計
できることは勿論である。
【0040】本実施の形態のカメラは、図12、図13
に示す1つのモータ61によって全ての動作を行う。モ
ータ61はカメラ本体1内のフィルムカートリッジ5が
装填される位置に対して、ミラーボックス63を挟む真
反対の側に設けられるフィルム9の巻き上げ側に位置
し、前記巻き上げスプール35内に同軸で格納されてい
る。これによって、モータ61単独の設置スペースは不
要となる。モータ61の回転は、ミラーボックス63の
フィルム巻き上げ側に設けられた巻き上げ側の割り出し
機構64に有する太陽ギヤ65に、減速系62aを介し
て駆動力を伝達する一方、ミラーボックス63に対して
フィルムカートリッジ5が装填される側に設けられた巻
き戻し側の割り出し機構67に有する駆動ギヤ68に減
速系62aおよび62bを介して駆動力を伝達する。
【0041】モータ61の正転によって、各割り出し機
構64および67を必要に応じて働かせて、モータ61
の駆動力をどの被駆動系に伝達するかを選択し、モータ
61の逆転によってモータ61の駆動力を割り出しによ
って選択された被駆動系に伝達できるように後述する方
法によって切換えを行う。
【0042】巻き上げ側の割り出し機構64は、巻き上
げ側制御レバー71の位置制御によって、巻き上げ側太
陽ギヤ65との時計回りの同体回転が選択的に邪魔され
る、巻き上げ遊星キャリア72とレリーズ・チャージ遊
星キャリア73とを備え、巻き上げ側遊星キャリア72
は太陽ギヤ65と同体回転されることによって、自身が
保持している巻き上げ遊星ギヤ74を巻き上げスプール
35に噛み合わせたり、この噛み合わせを解除したりし
て、巻き上げスプール35にモータ61の回転を伝達で
きる巻き上げ可能状態と、これができない状態とに切換
え、レリーズ・チャージ遊星キャリア73が太陽ギヤ6
5と同体回転されることによって、自身が保持している
レリーズ・チャージ遊星ギヤ75をアイドルギヤ76に
噛み合わせたり、この噛み合わせを解除したりして、遊
星制御カム77にモータ61の駆動力を伝達して、前記
した巻き上げ側制御レバー71および今1つの巻き戻し
側制御レバー82を介して、巻き上げ側および巻き戻し
側の被駆動系の選択が行われるようにしたり、選択状態
が保たれるようにしたりする。各制御レバー71および
82にはばね81a、81bを働かせてこれらが遊星制
御カム77の各カム部77a、77bに従動するように
してある。
【0043】レリーズ・チャージ遊星キャリア73はま
た、レリーズ・チャージ遊星ギヤ75をレリーズ・チャ
ージカム78に噛み合わせたり、この噛み合わせを解除
したりして、レリーズ・チャージカム78にモータ61
の駆動力を伝達して、シャンタレリーズおよびシャッタ
チャージや、ミラーボックス63ミラーを上げ下げでき
る状態にしたり、これをしない状態にしたりする。
【0044】巻き戻し側の割り出し機構67は、駆動ギ
ヤ68にモータ61の駆動力が伝達されるとき、巻き戻
し遊星キャリア83が駆動ギヤ68と噛み合う太陽ギヤ
84と同体回転されるが、前記巻き戻し側制御レバー8
2の設定位置によって、図14の(a)〜(e)に示す
ようにどこまで回転できるかが規制され、この規制によ
って巻き戻し側遊星キャリア83が保持している巻き戻
し遊星ギヤ85がフィルムカートリッジ関連カム86、
フォークギヤ25、フィルム押出しギヤ87のいずれか
に噛み合ったり、この噛合いを解除したりして、フィル
ムカートリッジ関連カム86、フォークギヤ25、フィ
ルム押出しギヤ87のいずれかにモータ61の駆動力を
伝達できるようにしたり、いずれにも伝達しない状態に
したりする。巻き戻し側の割り出し機構67には、巻き
戻し制御レバー82が働かない位置で巻き戻し遊星キャ
リア83の回転位置を規制するストッパ88および89
が設けられている。
【0045】図14の(a)は図12、図13に示す遊
星制御カム77が駆動中であるときの、巻き戻し側の割
り出し機構67の状態を示している。図14の(b)は
図12、図13に示す巻き上げ側割り出し機構64によ
ってフィルム9の巻き上げ、またはシャッタレリーズや
シャッターチャージか、あるいはミラーの上げ下げが行
われているときの、巻き戻し側の割り出し機構67の状
態を示している。図14の(c)は巻き戻し側の割り出
し機構67のフィルムカートリッジ関連カム86の駆動
中の状態を示している。図14の(d)は巻き戻し側の
割り出し機構67の巻き戻し駆動中の状態を示してい
る。図14の(e)は巻き戻し側の割り出し機構67の
フィルム押出し動作状態を示している。
【0046】図15は遊星制御カム77のカム部77a
および77bの各カム面の半径の変化と、このカム部7
7a、77bの各回転位置に対応して行われる本実施の
形態のカメラの各種動作との関連を示している。
【0047】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ロック部材は
カメラ本体側の駆動手段により移動されてカートリッジ
室の収納位置へのロックを解除するので、カメラ本体側
でフィルムカートリッジの遮光扉の開閉を行う動作と関
連して制御することによって、遮光扉が開かれていると
きはロックを解除せず、人が不用意にロックを解除でき
ないようにし、フィルムカートリッジの遮光扉が開かれ
た状態でカートリッジ室が開かれフィルムが外光によっ
て露光してしまうようなことを確実に防止することがで
きる。また、駆動手段はカートリッジ室に収容されたフ
ィルムカートリッジの巻取り軸を駆動する巻取り軸駆動
部材と前記ロック部材とを連動して移動させて、巻取り
軸駆動部材の退避位置への移動後にロック部材がロック
解除位置に移動し、ロック部材のロック完了後に巻取り
軸駆動部材が係合位置に移動するようにするので、1つ
の駆動手段を共用した簡単な機構によって、巻取り軸駆
動部材の退避位置および係合位置への移動がカートリッ
ジ室のロック解除やロックのタイミングに合わせて的確
に行われるので、巻取り軸駆動部材の退避位置への移動
がカートリッジ室のロック解除よりも遅くなることや、
巻取り軸駆動部材の係合位置への移動がカートリッジ室
のロックよりも早くなることによって、カートリッジ室
が巻取り軸駆動部材と干渉するような状態で移動されて
しまうようなことを、確実に回避することができ、安価
で信頼性の高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態としてのカメラのフィル
ム装填状態および出し入れ状態を示す斜視図である。
【図2】図1のカメラのカートリッジ室を収納状態と突
出状態とで示す斜視図である。
【図3】図1のカメラに用いるフィルムカートリッジを
示す斜視図、断面図および底面図である。
【図4】図1のカメラのカートリッジ室の収納状態と、
フォークギヤおよび巻取り軸間の駆動力伝達機構を示す
断面図である。
【図5】カートリッジ室が収納位置および突出位置とさ
れたときの、フィルムカートリッジの遮光扉を開閉する
駆動機構部の駆動力の伝達および切断の各状態を示す斜
視図である。
【図6】フィルムカートリッジの遮光扉の開閉動作の駆
動の各状態を示す平面図である。
【図7】カートリッジ室のロック解除とフォークギヤの
退避の状態を示す側面図および正面図である。
【図8】カートリッジ室のロックとフォークギヤの係合
状態を示す側面図および正面図である。
【図9】フォークギヤの動作位置とカートリッジ室の移
動できる状態との関係を示す断面図である。
【図10】カートリッジ室とロック部材との関係をカー
トリッジ室の突出状態で示す斜視図である。
【図11】図10のカートリッジ室を取り除いて違った
角度から見た斜視図である。
【図12】本実施の形態のカメラの駆動系を示す平面図
である。
【図13】図12の駆動系の正面図である。
【図14】駆動系の巻き戻し側の割り出し機構による各
動作状態を示す平面図である。
【図15】駆動系の遊星制御カムの半径の変化状態と、
これの各回転位置に対応した本実施の形態のカメラの各
種動作状態を示すグラフである。
【符号の説明】
1 カメラ本体 5 フィルムカートリッジ 6 装填口 8 巻取り軸 9 フィルム 11 遮光扉 21 カートリッジ室 21e 係合部 22 軸 23 フォーク 24 扉駆動部材 25 フォークギヤ 26 扉駆動ギヤ 27 駆動系 32 ばね 43 ロック部材 45 ばね 51 連動駆動手段 53 連動駆動レバー 55 カム 91 連動レバー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻取り軸に巻き取られたフィルムを遮光
    状態で収納したフィルムカートリッジを使用するカメラ
    において、 フィルムカートリッジを出し入れ口を通じて一定の向き
    に収容でき、かつカメラ本体の外面内に収納される収納
    位置と出入り口が露出するようにカメラ本体の外面から
    突出した突出位置との間を、収容したフィルムカートリ
    ッジの巻取り軸に交差する方向に移動できるように支持
    されたカートリッジ室と、 収納位置に移動されてきたカートリッジ室を収納位置に
    ロックするロック部材と、 カメラ本体内に設けられ、収納位置に移動されたカート
    リッジ室に収容されているフィルムカートリッジの巻取
    り軸と係合してこれに駆動力を伝達する係合位置と、こ
    の位置から退避した退避位置との間を軸線方向に移動で
    きるように支持された巻取り軸駆動部材と、 カメラ本体内に設けられ、巻取り軸駆動部材の退避位置
    への移動後にロック部材がロック解除位置に移動し、ロ
    ック部材のロック完了後に巻取り軸駆動部材が係合位置
    に移動するように、巻取り軸駆動部材とロック部材とを
    連動して移動させる連動駆動手段と、 を備えたことを特徴とするカメラ。
JP1605496A 1996-01-31 1996-01-31 カメラ Pending JPH09211584A (ja)

Priority Applications (3)

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JP1605496A JPH09211584A (ja) 1996-01-31 1996-01-31 カメラ
US08/790,618 US5812890A (en) 1996-01-31 1997-01-29 Camera
US09/057,480 US6086503A (en) 1996-01-31 1998-04-09 Camera

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1605496A JPH09211584A (ja) 1996-01-31 1996-01-31 カメラ

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