JPH0726087Y2 - フューエルインジェクタの給電コネクタ成型装置 - Google Patents

フューエルインジェクタの給電コネクタ成型装置

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JPH0726087Y2
JPH0726087Y2 JP14088289U JP14088289U JPH0726087Y2 JP H0726087 Y2 JPH0726087 Y2 JP H0726087Y2 JP 14088289 U JP14088289 U JP 14088289U JP 14088289 U JP14088289 U JP 14088289U JP H0726087 Y2 JPH0726087 Y2 JP H0726087Y2
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JP14088289U
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邦治 鈴木
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株式会社ユニシアジェックス
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Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は、フューエルインジェクタの給電コネクタ成型
装置、特にインジェクタ本体に給電コネクタを射出成形
により一体に形成するための給電コネクタ成型装置に関
する。
B.従来の技術 第3図は、一般に知られているフューエルインジェクタ
の一部を切欠いて示す側面図である。同図において、イ
ンジェクタ本体1は、上端部に樹脂モールドにより一体
化された給電コネクタ2を、下端に燃料噴射弁装着部1b
を備えている。給電コネクタ2は、図示しないコントロ
ールユニットから送出される燃料噴射料制御信号(パル
ス信号)をインジェクタ本体内蔵の電磁コイル(図示せ
ず)に供給するためのもので、インジェクタ本体1の上
面部から突出した一対の電磁コイル給電端子3(図面で
は1つのみを示す)と、この給電端子3に接続したプラ
グ端子4とを有し、これら端子は樹脂モールド部5によ
ってインジェクタ本体1に一体化されている。
従来、このような給電コネクタをインジェクタ本体に一
体成形するに際しては、まず樹脂モールド部5に相当す
るキャビティを有する金型(図示せず)内にインジェク
タ本体をセットし、給電コネクタ2のプラグ端子4に
は、その先端側を露出状態に樹脂モールディングするた
めのコアー6を、インジェクタ本体1のアジャストロッ
ド挿入開口1aには、これを閉塞するためのコアー7をそ
れぞれ所定の状態にして金型にセットする。その後、キ
ャビティ内に溶融樹脂材を充填し、固化することで給電
コネクタを形成していた。
C.考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上述のような従来の給電コネクタ成型装
置に使用される樹脂モールディング用コアー6は、プラ
グ端子4の先端部側が挿通される孔6aを単純に形成する
だけの構造のものであるため、コアー6を自動セットし
た場合、プラグ端子4の成形形状にばらつきがあった
り、給電端子3への取り付けに誤差が生じていると、孔
6aがプラグ端子4と強く干渉し合ってプラグ端子4に異
常曲げを生じさせたり、あるいは給電端子接続部との折
曲げ基部の曲げ変形によりプラグ端子4に高さ不足を生
じさせたり、または、プラグ端子4の被覆メッキ層を損
傷したりして、コアーセット不良の発生率が高くなり、
製品の歩留りが悪くなる問題がある。
したがって、従来ではコアー6のセットを手作業で行っ
ているのが現状であるが、これでは多くの手数と人手を
要し、生産性も悪いという問題があった。
本考案は上述のような点に鑑みなされたもので、プラグ
端子に成形形状のばらつきおよび給電端子への取付誤差
があっても樹脂モールディング用コアーのセットの自動
化を容易にしたフューエルインジェクタの給電コネクタ
成型装置を提供することを目的とする。
D.問題点を解決するための手段 一実施例を示す第1図に対応づけて本考案を説明する
と、本考案は、インジェクタ本体1に給電コネクタ2を
樹脂モールディングする金型を備え、前記給電コネクタ
2のプラグ端子4のコネクタ部を樹脂モールディングす
るスライドコアー15をプラグ端子4に対し左右に2分で
きる2分割構造にし、前記2分割のスライドコアー15を
非セット位置で拡開する拡開手段19と前記スライドコア
ー15のセット位置でプラグ端子4を左右から挟圧動作さ
せる手段を設けたものである。
E.作用 2分割のスライドコアー15が給電コネクタ成形用金型に
セットされる時、プラグ端子4は拡開手段19により開か
れたスライドコアー15の両分割体15a,15b間に挿入さ
れ、そしてスライドコアー15が金型に完全にセットされ
る段階になると、挟圧手段21によってプラグ端子4を左
右両面から挟圧する。よって、プラグ端子4に成形上の
ばらつきあるいは取付上の誤差が生じていても、これに
よるスライドコアーのセット不良がなくなり、スライド
コアーのセットの自動化を容易にする。
なお、本考案の構成を説明する上記D項およびE項で
は、本考案を分かり易くするために実施例の図を用いた
が、これにより本考案が実施例に限定されるものではな
い。
F.実施例 以下、本考案の実施例を図面について説明する。
第1図および第2図は、本考案によるフューエルインジ
ェクタの給電コネクタ成型装置の一実施例を示すもので
ある。同図において、10は射出成形用金型の固定側型板
で、プラグ端子4付きのインジェクタ本体1を所定の姿
勢でセットするセット部11を有している。セット部11内
のインジェクタ本体1の上端部側と対向する部分には、
給電コネクタを樹脂モールディングするためのキャビテ
ィ12が形成されている。また、固定側型板10には、キャ
ビティ12内に溶融樹脂を供給するためのランナー13が形
成され、その一端はゲート14を介してキャビティ12に連
通されている。
15はプラグ端子4の先端部分を露出状態にしてコネクタ
部を樹脂モールディングするためのスライドコアーで、
プラグ端子4を左右両面から挟持し得る2つ割り構造に
なっている。このスライドコアー15を構成する分割体15
a,15bは支持部材16に左右方向にスライド可能に取り付
けられ、支持部材16はスライドコアー駆動用エアーシリ
ンダ17のピストンロッド17aに結合されている。
エアーシリンダ17を支持する固定部材18には、スライド
コアー15の分割体15a,15bを拡開動作させる拡開部材19
が水平状態に固着され、この拡開部材19のクサビ状先端
部19aに対応して分割体15a,15bの対向面上部にV字状の
切欠部20が形成されている。この切欠部20は支持部材16
が後退端側へ移動された時に拡開部材19のクサビ状先端
部19aと係合し、分割体15a,15bを拡開動作させる。
また、固定側型板10には、キャビティ12のコネクタ成形
部12aに対向してスライドコアー閉動作用のテーパ壁面2
1がスライドコアー15のスライド方向に沿って形成され
ており、このテーパ壁面21に一致するテーパ面22a,22b
が分割体15a,15bの外側に形成されている。
23はインジェクタ本体1のアジャストロッド挿入開口1a
を閉塞するためのスライドコアーで、このスライドコア
ー23は、固定側型板10に設けたガイドブッシュ24によっ
てアジャストロッド挿入開口1a方向にスライド可能に支
持され、図示しないエアーシリンダによって第1図の矢
印A1,A2方向にスライド動作されるようになっている。
なお、第1図および第2図には、射出成形用の金型を構
成する可動側型板が省略してあるが、固定側型板10とほ
ぼ同様な構造になっているので、その図示説明は省略す
る。
次に、上述のように構成された本実施例による給電コネ
クタの樹脂成形動作について説明する。
まず、インジェクタ本体1を固定側型板10のセット部11
内に第1図の2点鎖線に示す所定の姿勢でセットする。
かかる状態において、エアーシリンダ17を前進動作させ
ることにより、支持部材16を含むスライドコアー15を第
1図の矢印B1方向へ前進させ、スライドコアー15の先端
部がプラグ端子4の先端を僅かに(1〜2mm程度)くわ
えた時点でエアーシリンダ17の前進動作を一旦停止す
る。この時、分割体15a,15bは拡開部材19によって拡開
された状態にあるから、スライドコアー15はプラグ端子
4と何等干渉することなくくわえることができる。
しかる後、スライドコアー23を第1図の矢印A1方向へ前
進させて、その先端部をインジェクタ本体1のアジャス
トロッド挿入開口1aに係合し、インジェクタ本体全体を
金型に固定する。次いで、エアーシリンダ17を再度前進
動作させてスライドコアー15を前進端に達するまで再前
進させる。この時、コアー分割体15a,15bのテーパ面22
a,22bがテーパ壁面21に係合されるため、コアー分割体1
5a,15bは完全に閉じるとともにプラグ端子4を左右両面
から挟圧する。第2図がこの状態を示す。
このようにしてスライドコアー15,21のセットが完了し
たことが確認されると、図示しない可動側型板を固定側
型板10に結合させ、さらに図示しない射出成形機が動作
して溶融樹脂25をランナー13,ゲート14を通してキャビ
ティ12内に充填し、樹脂モールドする。インジェクタ本
体に対する樹脂モールドが終了したならば、図示しない
可動側型板を固定側型板10から離間し、エアーシリンダ
17を後退動作させることにより、スライドコアー15を第
2図の矢印B2方向へ後退させ、さらにスライドコアー23
を第2図の矢印A2方向へ後退させて第1図に示す状態に
復帰させる。その後、樹脂モールド品を固定側型板10か
ら取り出す。
スライドコアー15が後退動作される時、スライイドコア
ー15はテーパ壁面21の拡大方向へ移動するから、プラグ
端子4に対するコアー分割体15a,15bの挟圧力は解除さ
れる。したがって、スライドコアー15がプラグ端子4に
損傷を与えるなどの問題が生じることがない。また、ス
ライドコアー15が後退端に達する段階になると、そのV
字状切欠部20が拡開部材19のクサビ状先端部19aに係合
するため、コアー分割体15a,15bは第1図の矢印C方向
に拡開され、コアー分割体15a,15b間に隙間を生じさせ
た状態に保持する。
このような本実施例にあっては、プラグ端子4のコネク
タ部を樹脂モールディングするためのスライドコアー15
を2分割構造にし、この分割体15a,15bを拡開部材19と
テーパ壁面21により開閉できる方式にしてプラグ端子4
を左右両面から挟持するようになっているから、プラグ
端子4に成形形状のばらつきがあったり、給電端子への
取り付けに誤差があったり、あるいは強度が不足してい
ても、スライドコアー15のセット時にプラグ端子4が異
常曲げされたり、メッキ層が損傷されたりすることがな
く、スライドコアーの自動セットが容易になるとともに
省人力化も可能になり、生産性も向上できる。
また、スライドコアー15が前進端に位置された時は、分
割体15a,15bがプラグ端子4を両面から挟圧するため、
プラグ端子4に多少の変形があっても、これを修正でき
る作用がある。
なお、上記実施例では、分割スライドコアーの開閉操作
をクサビ状の拡開部材19とテーパ壁面21によって行う場
合について述べたが、これに限定されるものではない。
G.考案の効果 以上説明したように本考案によれば、プラグ端子のコネ
クタ部を樹脂モールディングするためのスライドコアー
を分割構造にしてプラグ端子に対し開閉できる方式にし
たので、プラグ端子の成形形状にばらつきがあったり、
あるいは取付誤差などがあっても、スライドコアーのセ
ット不良がなくなり、セットの自動化を容易にするとと
もに省人力化も可能になる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す要部の平面図、第2図
は本実施例におけるインジェクタ本体のセット状態を示
す平面図、第3図は従来のコアーとインジェクタ本体と
の関係を示す一部切欠きの側面図である。 1:インジェクタ本体、2:給電コネクタ 10:固定側型板、11:セット部 12:キャビティ、15:スライドコアー 15a,15b:分割体、16:支持部材 19:拡開部材、21:テーパ壁面 23:スライドコアー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】インジェクタ本体に給電コネクタを樹脂モ
    ールディングする金型を備えた給電コネクタ成型装置に
    おいて、 前記給電コネクタのプラグ端子コネクタ部を樹脂モール
    ディングするスライドコアーをプラグ端子に対し左右に
    2分できる2分割構造にし、この2分割のスライドコア
    ーを非セット位置で拡開する拡開手段と前記スライドコ
    アーのセット位置でプラグ端子を左右から挟圧動作させ
    る手段を設けたことを特徴とするフューエルインジェク
    タの給電コネクタ成型装置。
JP14088289U 1989-12-05 1989-12-05 フューエルインジェクタの給電コネクタ成型装置 Expired - Lifetime JPH0726087Y2 (ja)

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JPH0379913U JPH0379913U (ja) 1991-08-15
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KR101145139B1 (ko) * 2010-06-07 2012-05-14 한일튜브 주식회사 자동차용 연료레일의 인젝터 컵의 제조방법

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