JPH0726036B2 - 液晶表示用緑色フィルター - Google Patents

液晶表示用緑色フィルター

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JPH0726036B2
JPH0726036B2 JP61076685A JP7668586A JPH0726036B2 JP H0726036 B2 JPH0726036 B2 JP H0726036B2 JP 61076685 A JP61076685 A JP 61076685A JP 7668586 A JP7668586 A JP 7668586A JP H0726036 B2 JPH0726036 B2 JP H0726036B2
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dye
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green filter
parts
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JP61076685A
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尚登 伊藤
民雄 三小田
宏 相賀
昭夫 唐沢
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三井東圧化学株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は液晶表示用緑色フィルターに関する。
〔従来の技術〕
現在、液晶表示用フイルターの多くはゼラチン類を基材
としているため、耐久性が充分でなかった。そこで基材
として、耐久性の良好な樹脂あるいは無機の透明な物質
の利用が検討されている。(特開昭59−127036) 〔発明が解決しようとする問題点〕 樹脂あるいは無機物質の透明着色材としては、油溶性染
料あるいは、分散染料が知られている。
(染料便覧 丸善刊) しかしこれらの色素の中では、充分な着色性、耐久性
(特に耐光,耐熱性)を有し、かつ分光特性に優れた色
素がなかった。
又、新しいフイルターの製造方法として検討されている
昇華蒸着法(特開昭59−127036)などの方法に適する色
素もなかった。
〔問題を解決するための手段〕
本発明者らは鋭意検討の結果、耐光・耐熱性のよい色素
を見出し、更にこの色素を含有する液晶表示用フィルタ
ーが優れた性能を持つことを見出し、本発明を完成し
た。
即ち、本発明は下式(I) 式(I)中、R1,R2,R3,R4,R5,R6,R7,R8,R9,及
びR10は、各々独立に水素原子、アルキル基、シクロア
ルキル基、ハロゲン原子、アルコキシ基、又はヒドロキ
シアルキル基を表す。〕 で示される色素を含有する液晶表示用緑色フィルターに
関する。
本発明の色素は、ジニトロージヒドロキシアントラキノ
ン及びそのロイコ体とアニリン誘導体をホウ酸存在下に
反応させることにより得られる。
(The Chemistry of Synthetic Dyes VolIII K.Venkata
raman著Academic Press刊) 又、この色素を用いて着色する基材としては、ポリエス
テル樹脂、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂、ポリメチル
メタアクリレート樹脂、アルミナ膜などが挙げられ、そ
の着色方法は練り込み,転写,印刷,染色,昇華蒸着な
どがある。
又、R1〜R10で表わされるアルキル基としては、炭素数
1〜20の直鎖、又は分岐のアルキル基、シクロアルキル
基としては、シクロヘキシル基、又アルコキシ基として
は、メトキシ,エトキシ,プロポキシ,ブトキシ,ヘキ
シルオキシ基などを意味し、ハロゲン原子としてはフツ
素,塩素,臭素又は沃素を意味し、ヒドロキシアルキル
基としては、ヒドロキシメチル基、ヒドロキシエチル
基、ヒドロキシプロピル基、ヒドロキシブチル基などを
意味する。
〔発明の効果〕
本発明により、充分な着色性、耐久性(耐光、耐熱性)
を有し、かつ分光性に優れた色素を得ることができる。
本発明フイルター用緑色色素の式(I)の性能は、次の
表−1の様であった。
1)着色性 PET(ポリエチレンテレフタレート):フイルムと色素
原体とエチレングリコールを入れ、130℃にて1時間染
色した時の着色性 PS(ポリスチレン):樹脂と色素を混合し成型した時の
着色性 Al:アルミナゲルをガラスに塗布,焼成し、得た基材
(γ−アルミナ)に色素を転写した時の着色性 2)耐熱性 着色をした各基材(PET,PS,Al)での大気中180℃で4時
間加熱後の透過スペクトル変化量が 変化なし◎10%以下○ 30%以内△30%以上× 3)耐光性 着色をした各基材(PET,PS,Al)のフエードメーター20
時間後のスペクトル変化量が 変化なし◎10%以下○ 30%以内△30%以上× 4)昇華性 1Torr、200℃以下で昇華する場合を○、昇華しない時を
×とした。
5)フイルター性能 630nmの透過率が5%以下となる様な濃度で着色した基
材の550nmの透過率が45%以上なら○、45%以下なら× 〔実施例〕 以下、実施例にて本発明を詳しく説明する。
ただし、「部」は重量部を表す。
〔実施例−1〕 表−1中、染料番号1の色素10部を、ポリプロピレング
リコール100部と混合し、微粒子化後、紙に塗布,乾燥
し転写紙をつくり、アルミナゲルを塗布,焼成した厚さ
3mmガラス版に200℃にて転写し、緑色フイルターをつく
った。このフイルターの分光特性(透過性)を分光光度
計で測定したチヤートを図−1に示す。
染料番号1の色素の合成は下記の様に行なった。
4,5−ジニトロ−1,8−ジヒドロキシアントラキノン10
部、アニリン100部とホウ酸2部を混合し、150℃にて7
時間反応した。
反応液をメタノールに排出し、析出した結晶を別後、
カラムにて分離し、下記色素10部を得た。
λmax(クロロホルム中)675,625nm IR(cm-1)3050,1580,1210,1185 NMR(ppm)7〜8ppm(m,16H) 〔実施例−2〕 ポリエステルフイルム10g、エチレングリコール2000gと
表−1中染料番号2の色素2gを入れ、130℃1時間で染
色し、緑色フイルターをつくった。
このフイルターの分光特性(透過率)を分光光度計で測
定したチヤートを図−2に示す。
染料番号2の色素の合成は下記にて行なった。
1,8−ジヒドロキシ−4,5−ジニトロアントラキノン33
部、p−トルイジン775部とホウ酸10部を混合し、170℃
8時間反応した。p−トルイジンを水蒸気蒸留にて留去
した。カラムにて分離し、下記の色素を10部得た。
λmax(クロロホルム中)675,625nm 〔実施例−3〕 ポリメチルメタアクリレート樹脂板に、表中9の色素1
部とパイロナールMD−1200(東洋紡績社製品)10部と、
シリカゲル1部より調製,作成した転写紙(フイルター
用に色素を配置)をのせ、200℃でカレンダーを通した
ところ、緑色のフイルターが得られた。
このフイルターの分光特性(透過率)を分光光度計で測
定したチヤートを図−3に示す。
染料番号9の色素の合成は、実施例1及び2と同様に行
った。
〔実施例−4〕 実施例−1〜−3の方法に準じて、一般式(I)で示さ
れる表−2の色素をフイルターとした時、フイルターと
しての性能が良好であった。
【図面の簡単な説明】
図−1,−2,及び図−3は、本発明に係る色素を用いて、
実施例−1,−2,及び実施例−3にて作製したフイルター
の各波長での分光光度計での透過率を示す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式(I) 〔一般式(I)中、R1,R2,R3,R4,R5,R6,R7,R8
    R9,及びR10,は各々独立に水素原子、アルキル基、シ
    クロアルキル基、ハロゲン原子、アルコキシ基、又はヒ
    ドロキシアルキル基を表す。〕 で表される色素を含有する液晶表示用緑色フィルター。
JP61076685A 1986-04-04 1986-04-04 液晶表示用緑色フィルター Expired - Lifetime JPH0726036B2 (ja)

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JPS62235366A JPS62235366A (ja) 1987-10-15
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