JPH07260076A - 接続器のカバー装置 - Google Patents

接続器のカバー装置

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Publication number
JPH07260076A
JPH07260076A JP4757594A JP4757594A JPH07260076A JP H07260076 A JPH07260076 A JP H07260076A JP 4757594 A JP4757594 A JP 4757594A JP 4757594 A JP4757594 A JP 4757594A JP H07260076 A JPH07260076 A JP H07260076A
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JP
Japan
Prior art keywords
cover
connector
hollow cylinder
protrusion
opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP4757594A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Nakazato
悟 仲里
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 宇宙空間において確実に開動作する接続器の
カバー機構を実現する。 【構成】 接続器4を第1カバー10と第2カバー14
で覆い、第2カバー14は接続器4に対して固定し、接
続器4の直上に第2開口を設け、第1カバー10に第1
開口が設けられ、カバー閉の状態で2つの開口はずれた
位置になる。第1中空円筒2の内側に内筒3が軸方向に
摺動可能で回転を拘束されて嵌合し、外側に第2中空円
筒7が回転可能に嵌合し第1カバー10は第2中空円筒
7に固定される。内筒3外面の第1突起8と第2中空円
筒7内面の第2突起9とは係合し、内筒3が押下される
と係合が外れ、第1カバー10に回転付勢しているばね
により第1カバー10が回動し、第1開口と第2開口が
一致したとき、第2カバー14のストッパー19により
第1カバー10の回動が停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、宇宙空間において使用
されるコネクターやカプラーなどの接続器を宇宙線や宇
宙塵などから保護するカバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】宇宙空間に基地を建設し、軌道上で種々
の実験を行う計画および準備がなされ、実験用の各種装
置が開発されている。このような実験装置の1つにペイ
ロードと呼ばれるものがあり、これは実験装置を箱の中
に入れ、宇宙空間の曝露環境において実験を行うもので
ある。実験には電源、液体、気体などが必要となるの
で、このペイロードをこれら電源、流体を供給する設備
に結合し、これらの供給を受けながら実験が行われる。
【0003】図4は電源、流体の供給を受けるペイロー
ドが、これらを供給する曝露部に接合する状態を表す。
曝露部30は宇宙基地と接続され、実験装置に対し、電
力や流体を供給するものであり、電源コネクタ,光コネ
クタ,流体カプラ,同軸コネクタなどの雌側を配置した
接続部34が設けられている。一方ペイロード32は直
方形の箱の中に目的に応じた実験設備を備え、先端に供
給を受ける電力や流体のコネクタやカプラの雄側を設け
た接続部36が設けられている。これらの接続はオペレ
ータによって操作されたマニプレータによってペイロー
ド32を握み、両接続部34,36を接近させ、曝露部
30の接続部34に設けられた固定用アーム38によっ
てペイロード32の接続部36を引き付けることにより
行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】宇宙空間では宇宙線が
強く、宇宙塵と呼ばれる塵が飛んでくる。また、原子状
の酸素も存在する。これがコネクタ,カプラなどの接続
部34,36に当たると、接続部34,36を破損また
は腐食を生じさせる恐れがある。このため、保護用のカ
バーを設けることが検討されているが、簡単な構造で確
実に動作するカバーの開放機構が得られていない。な
お、上述の実験装置の場合1回テストを行うと地上に実
験装置を持ち帰ることを予定しており、閉機構は要求さ
れていない。
【0005】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
ので、比較的簡単な状態で確実に開動作する接続器のカ
バー装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1発明は中心軸上に同心の第1中空円筒を有する
支持台と、該支持台の中心軸の一方の向きを上方とし、
中心軸より所定半径上に設けられ接続面を上方として配
置された接続器と、前記第1中空円筒の内面と軸方向に
摺動可能に嵌合し、回転を拘束された内筒と、該内筒を
軸方向上方に付勢する第1ばねと、前記第1中空円筒の
外面と内面が回動可能に嵌合した第2中空円筒と、該第
2中空円筒を中心にしてこれに交差して固着され、前記
中心軸より前記所定の半径上に接続器より大きな第1開
口を有し、接続器を覆う第1カバーと、一端を支持台に
固定され、前記第1カバーを前記中心軸まわりに回動す
るように付勢する第2ばねと、前記内筒の外面で軸方向
に所定の長さ設けられた第1突起と、前記第2中空円筒
内面に設けられ、前記第2ばねによる第1カバーの回動
を拘束するように前記第1突起と当接する第2突起と、
前記第1カバーが回動し、第1開口が接続器の位置にき
たとき回動を停止させるストッパーと、前記第1カバー
の接続器側に設けられ、接続器位置に接続器より大きな
第2開口を有し、前記ストッパーを固定すると共に支持
台に回転を拘束された第2カバーとを備える。
【0007】また、第2発明は前記第2中空円筒を軸方
向にも摺動可能とし、前記第2カバーを軸方向に摺動可
能とすると共に該第2カバーに対し軸方向上方に前記第
1突起と前記第2突起の摩擦力より大きな付勢力を発生
する第3ばねを設けたものである。
【0008】
【作用】第1発明においては、接続器は第1カバーと第
2カバーで覆われており、第2カバーは接続器に対して
位置が固定しており、接続器の直上には接続器よりやや
大きな開口が設けられている。第1カバーにも接続器の
大きさの開口が設けられており、カバー閉の状態ではこ
の2つの開口がずれた位置となるよう第1カバーの位置
が設定されている。内筒に軸方向下方(上方と反対方
向)に相手側の接続装置によって押圧されると、第1ば
ねの押圧力に抗して内筒3は軸方向下方へ移動し、この
移動により第1突起と第2突起の接触が外れ、第2ばね
の付勢により第1カバーは回動する。第1カバーの開口
が接続器の位置にきたとき、ストッパーによって回動が
止まるので、接続器の上方は第2カバーの開口と第1カ
バーの開口が重なってカバーが開放された状態になる。
【0009】第2発明においては、内筒がさらに下方に
押圧されると、第1カバーと第2カバーが接続器の方へ
移動し、接続器の接続面が第1カバーと第2カバーの開
口を突き抜けて上方へ突出する。これにより相手側との
接続を確実に行うことができる。第3ばねが第1突起と
第2突起の摩擦力より大きな付勢力を有することによ
り、まず第1突起と第2突起の接触が外れ、第1カバー
が回動して、第1カバーと第2カバーの両開口が重な
り、次にこの開口を接続面が突き抜けて上方に突出する
動作が確実に行われる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。本実施例は接続器をカバーで覆い、接続時
にカバーの開口位置が接続器の位置にくるようにした接
続器のカバー装置である。図1は本実施例の断面図を示
し、図2は平面図を示す。支持台1には中心軸A上に同
心の第1中空円筒2が設けられ、中心軸Aより所定の半
径上に接続器4が設けられている。接続器4は、電線を
接合するコネクター、管を接続するカプラーなどであ
る。図1では1個の接続器4を示したが、通常電気、
光、液体、気体用など複数個設ける。中心軸Aの軸方向
で図1において上側を上方、下側を下方として以降の説
明に用いる。接続器4は接続面を上方に向けて配置され
ている。
【0011】第1中空円筒2の内面には、内筒3が軸方
向に摺動可能に嵌合されている。内筒3の外面には軸方
向下側にキー6が設けられ、第1中空円筒2の内面に設
けられたキー溝と嵌合し、内筒3の回転を拘束し、軸方
向の移動のみ可能としている。内筒3は第1ばね5によ
り上方に付勢されている。なお、キーとキー溝とせずス
プライン等の他の形式でもよい。第1中空円筒2の外周
には、第2中空円筒7が回動可能に、かつ軸方向摺動可
能に嵌合している。第2中空円筒7の内面上部に第2突
起9が設けられ、内筒3の対応する位置に設けられた第
1突起8と当接し、第2中空円筒7が後述する第1カバ
ー10およびこれを回転付勢している第2ばね13によ
り回動するのを押さえている。
【0012】第2中空円筒7の上端外周には第1カバー
10が中心軸Aに直交して固着されている。第1カバー
10には中心軸Aより接続器4が配置されているのと同
一半径上に、接続器4の接続面よりやや大きな第1開口
11が設けられ、また後述する第2カバー14に設けら
れたストッパー19に拘束されずに第1カバー10が回
動できる範囲を規定する円弧状のストッパー開口12が
設けられている。この円弧の角度θは第1突起8と第2
突起9の接触が外れ、第1開口11が、接続器4の直上
まで回動する角度θと同じになるように決められてい
る。なお、第1開口11は接続器4と同数設けられてい
る。第1カバー10の外周には図2で時計回りに回動す
るように第2ばね13を設ける。この回動力によって第
1突起8に第2突起9が当接するように両突起8,9は
内筒3、第2中空円筒7にそれぞれ取り付けられている
ので、逆回転方向に付勢されると、両突起8,9の関係
位置も逆となる。
【0013】第1カバー10の下側には第2カバー14
が設けられている。第2カバー14は第1カバー10に
対し外径は小さいが、内径は大きく、接続器4の真上に
第1開口11と同じ大きさの第2開口15を有してい
る。第2カバー14は、支持台1に設けられたシリンダ
16を中心軸A方向に摺動するロッド17により支持さ
れ、ロッド17は第3ばね18で軸方向上方に付勢され
ている。付勢力は、第1突起8と第2突起9が第2ばね
13によって当接されるときに生じる摩擦力より大きな
値とする。これにより内筒3が下方に押圧されたときに
第1突起8と第2突起9との接触が外れた後、第1カバ
ー10が回動し、その後内筒がさらに押圧されると第1
カバー10と第2カバー14が軸方向下方に移動するよ
うになる。
【0014】第2カバー14は複数のシリンダ16およ
びロッド17によって軸方向に摺動可能に安定して弾性
支持されている。第2カバー14にはストッパー19が
設けられ、第1カバー10のストッパー開口12に嵌合
している。第2カバー14はロッド17により回転を拘
束されているので、第1カバー10はストッパー開口1
2の円弧角θの範囲のみ回動する。
【0015】次に動作について説明する。図2は動作前
の状態を示す。第1カバー10の第1開口11は第2開
口および接続器4より反時計回りにθの位置にあり、ス
トッパー開口12もストッパー19の位置より反時計回
りにθの範囲に位置している。また、第1突起8は第2
突起9が時計回りに回動するのを阻止した状態となって
いる。図1に1点鎖線で示す接続相手側の突出部20が
接近し、内筒3の頂部を押圧すると、内筒3は中心軸A
下方に移動する。この移動により第1突起8と第2突起
9との接触が外れ、第1カバー10が第2ばね13によ
って付勢された向き(図面では時計回り)に回動する。
角度θ回動するとストッパー開口12の端部Bがストッ
パー19に当接し、第1カバー10の回動は停止する。
このとき、第1開口11も角度θ回動し第2開口12と
重なり、接続器4の真上にくる。
【0016】次に内筒3の頂部がさらに下方に押圧され
ると、接続相手側の突出部20が第2中空円筒7に当た
り、第3ばね18が縮み、第1カバー10と第2カバー
14を下方に押し下げる。これにより接続器4の接続面
は第1カバー10から突出した状態となり接続相手側の
接続器21と接続する。図3は接続した状態を示す。
【0017】実施例では接続器4は雄型として表してい
るが雌型でもよい。また、第1カバー10は時計回りに
回るよう付勢されているとしたが、反時計回りでもよ
く、これに応じて第1開口11、ストッパー開口12、
第1突起8と第2突起9との関係を変更すればよい。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は第1内筒の内側に内筒の回転を拘束して軸方向に摺動
可能とし、第1中空円筒の外側に軸方向の移動および回
転可能に第2中空円筒を嵌合させ、第2中空円筒の外周
に第1カバーを設け、内筒を押圧することにより第2中
空円筒および第1カバーが回動し、第1カバーの開口が
接続器の真上にきたとき回動が停止するようにしたの
で、接続器の上部を覆うカバーが開放され接続可能とな
る。また、さらに押圧すると第1カバーと第2カバーが
下り、相対的に接続器が突出することにより、相手の接
続器と確実に接続できるようになる。このように比較的
簡単な構成により接続器上面のカバーを除去し、接続を
確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成を示す断面図である。
【図2】実施例の平面図である。
【図3】接続相手と接続した状態を示す図である。
【図4】宇宙空間において、接続器が使用される例を説
明する図である。
【符号の説明】
1 支持台 2 第1中空円筒 3 内筒 4 接続器 5 第1ばね 6 キー 7 第2中空円筒 8 第1突起 9 第2突起 10 第1カバー 11 第1開口 12 ストッパー開口 13 第2ばね 14 第2カバー 15 第2開口 16 シリンダ 17 ロッド 18 第3ばね 19 ストッパー 20 接続相手側の突出部 21 相手側の接続器 A 中心軸 B 端部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心軸上に同心の第1中空円筒を有する
    支持台と、該支持台の中心軸の一方の向きを上方とし、
    中心軸より所定半径上に設けられ接続面を上方として配
    置された接続器と、前記第1中空円筒の内面と軸方向に
    摺動可能に嵌合し、回転を拘束された内筒と、該内筒を
    軸方向上方に付勢する第1ばねと、前記第1中空円筒の
    外面と内面が回動可能に嵌合した第2中空円筒と、該第
    2中空円筒を中心にしてこれに交差して固着され、前記
    中心軸より前記所定の半径上に接続器より大きな第1開
    口を有し、接続器を覆う第1カバーと、一端を支持台に
    固定され、前記第1カバーを前記中心軸まわりに回動す
    るように付勢する第2ばねと、前記内筒の外面で軸方向
    に所定の長さ設けられた第1突起と、前記第2中空円筒
    内面に設けられ、前記第2ばねによる第1カバーの回動
    を拘束するように前記第1突起と当接する第2突起と、
    前記第1カバーが回動し、第1開口が接続器の位置にき
    たとき回動を停止させるストッパーと、前記第1カバー
    の接続器側に設けられ、接続器位置に接続器より大きな
    第2開口を有し、前記ストッパーを固定すると共に支持
    台に回転を拘束された第2カバーとを備えたことを特徴
    とする接続器のカバー装置。
  2. 【請求項2】 前記第2中空円筒を軸方向にも摺動可能
    とし、前記第2カバーを軸方向に摺動可能とすると共に
    該第2カバーに対し軸方向上方に前記第1突起と前記第
    2突起の摩擦力より大きな付勢力を発生する第3ばねを
    設けたことを特徴とする請求項1記載の接続器のカバー
    装置。
JP4757594A 1994-03-18 1994-03-18 接続器のカバー装置 Pending JPH07260076A (ja)

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JP4757594A JPH07260076A (ja) 1994-03-18 1994-03-18 接続器のカバー装置

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