JPH07260060A - 離脱防止管継手 - Google Patents

離脱防止管継手

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Publication number
JPH07260060A
JPH07260060A JP4961494A JP4961494A JPH07260060A JP H07260060 A JPH07260060 A JP H07260060A JP 4961494 A JP4961494 A JP 4961494A JP 4961494 A JP4961494 A JP 4961494A JP H07260060 A JPH07260060 A JP H07260060A
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JP
Japan
Prior art keywords
ring
lock ring
receiving
peripheral surface
opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP4961494A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Toshima
敏雄 戸島
Takashi Yokomizo
貴司 横溝
Shigeru Hino
繁 日野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH07260060A publication Critical patent/JPH07260060A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 受口1の内周面に形成されたロックリング収
容溝4に、ロックリング5が据付けられ、先端外周面に
突部29を有しかつ受口1とは異なる接合形式のため突
部29の高さH1がロックリング5への適正高さに対し
て不足している挿口22が受口1に挿入れされて接合さ
れた離脱防止管継手において、軸心方向における突部2
9とロックリング5との間に、上記適正高さを有するよ
うに形成されて突部29とロックリング5とに共に係合
するアタッチメントリング36が挿口22に外嵌めされ
配置される。 【効果】 アタッチメントリング36を設けたことによ
り、受口1とは異なる接合形式の挿口22であっても、
挿口22と受口1とを接合して離脱防止機能を発揮させ
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、受口に、接合形式の異
なった挿口を挿入して、これら受口と挿口とを接合する
ようにした離脱防止管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、離脱防止管継手の一例としては、
図6に示すような接合形式(以下、接合形式Aと記載)
で接合されるダクタイル鋳鉄管の受口1と挿口2とが挙
げられる。すなわち、一方の管3の受口1の内周面には
ロックリング収容溝4が形成され、このロックリング収
容溝4内にはロックリング5が据付けられている。ま
た、他方の管3の挿口2の先端外周面には離脱防止用の
突部7が形成されている。受口1の開口端部の内周面と
挿口2の外周面との間はゴム輪8でシールされ、軸心方
向におけるこれらゴム輪8とロックリング5との間には
バックアップリング9が挿口2に外嵌めされて配置され
ている。上記ゴム輪8は押輪10により受口1の奥側に押
されて受口1の内周面と挿口2の外周面とに圧接されて
いる。
【0003】これによると、上記挿口2が離脱方向Aに
移動しても、突部7がロックリング5に係合するため、
挿口2が受口1から離脱することは防止される。また、
別の離脱防止管継手の一例としては、図7に示すような
スリップオンタイプの接合形式(以下、接合形式Bと記
載)で接合される管の受口21と挿口22とが挙げられる。
すなわち、一方の管23の受口21の先端部内周面にシール
リング収容溝24が形成され、このシールリング収容溝24
内にはゴム製のシールリング25が据付けられている。シ
ールリング収容溝24よりも奥側にはロックリング収容溝
26が形成され、このロックリング収容溝26内にはロック
リング27が据付けられている。ロックリング27とロック
リング収容溝26との間には、ロックリング27の芯出しを
行うための芯出用ゴム28が配置されている。また、他方
の管23の挿口22の先端外周面には突部29が形成されてい
る。
【0004】これによると、上記挿口22が離脱方向Aに
移動しても、突部29がロックリング27に係合するため、
挿口22が受口21から離脱することは防止される。また、
接合形式Bのものは、上記図6に示した接合形式Aのも
のに比べて、バックアップリング9や押輪10を不要にし
得るといった利点がある。
【0005】図6と図7に示した2種類の接合形式A,
Bの離脱防止管継手において、図7に示した接合形式B
の離脱防止管継手の突部29の高さH1は、図6に示した
接合形式Aの離脱防止管継手の突部7の高さH2よりも
低く形成されている。その理由は、図7に示した接合形
式Bの離脱防止管継手では、前以てシールリング25をシ
ールリング収容溝24に装着するとともにロックリング27
をロックリング収容溝26に装着した後、挿口22を受口21
に挿入するため、突部29の高さH1を高くするとこの突
部29がシールリング25の内周またはロックリング27の内
周を通過できない恐れがあるからである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示した接合形式Aの管3の受口1と図7に示した接合形
式Bの管23の挿口22とを接合するといった変則的な接合
を行う場合では、接合形式Bの挿口22の突部29の高さH
1が接合形式Aのロックリング5への適正高さ(すなわ
ちH2)に対して不足しているため、突部29がロックリ
ング5に十分に係合できず、接合形式Bの挿口22が接合
形式Aの受口1から離脱するといった問題があった。
【0007】本発明は上記問題を解決するもので、受口
と、この受口とは異なった接合形式のため突部の高さが
ロックリングへの適正高さに対して不足している挿口と
から構成され、さらに離脱防止機能を有する管継手を提
供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明における離脱防止管継手は、内周面に形成され
たロックリング収容溝にロックリングを据付け可能な受
口に、先端外周面に突部を有しかつ上記受口とは異なる
接合形式のため上記突部の高さがロックリングへの適正
高さに対して不足している挿口を挿入して、これら受口
と挿口とを接合するようにした離脱防止管継手におい
て、上記挿口の突部をロックリングより受口の奥側に配
置し、軸心方向におけるこれら突部とロックリングとの
間に、挿口に外嵌めされかつ上記適正高さを有するよう
に形成されて突部とロックリングとに共に係合するアタ
ッチメントリングを配置したものである。
【0009】
【作用】上記構成によると、挿口が受口に対して離脱方
向に移動した場合、突部がアタッチメントリングに係合
するとともにアタッチメントリングがロックリングに係
合するため、挿口が受口から離脱することは防止され
る。このように、アタッチメントリングを使用すること
により、受口とは異なる接合形式のため突部の高さがロ
ックリングへの適正高さに対して不足している挿口であ
っても、挿口と受口とを接合して離脱防止機能を発揮さ
せることが可能である。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図4に基づ
いて説明する。尚、先に述べた従来例のものと同一の部
材は同一符号を付してその説明を省略する。
【0011】図1に示すように、3は従来例で述べた接
合形式Aの管であり、その受口1の内周面にはロックリ
ング収容溝4が形成され、このロックリング収容溝4内
にはロックリング5が据付けられている。このロックリ
ング5は、一箇所が切断された1つ割りに形成されてい
る。また、受口1の先端にはフランジ部35が形成されて
いる。
【0012】23は従来例で述べた接合形式Bの管であ
り、その挿口22の先端外周面には、突部29が形成されて
いる。この突部29の高さH1は、上記受口1と挿口22と
の接合形式が異なるため、上記ロックリング5への適正
高さ(すなわちH2)に対して不足している。
【0013】上記挿口22の突部29はロックリング5より
も受口1の奥側に配置され、軸心方向におけるこれら突
部29とロックリング5との間には、アタッチメントリン
グ36が挿口22に外嵌めされて配置される。図1〜図3に
示すように、このアタッチメントリング36の高さは、上
記接合形式Aのロックリング5への適正高さH2に形成
され、突部29とロックリング5とに共に係合可能となっ
ている。このアタッチメントリング36は、一箇所が切断
された1つ割りに形成されている。また、アタッチメン
トリング36の内周面には、一方の開口端に向かって外周
方に拡がるガイド面38が形成されている。
【0014】上記受口1の開口端部の内周面と挿口22の
外周面との間はゴム輪8でシールされ、軸心方向におけ
るこれらゴム輪8とロックリング5との間にはバックア
ップリング9が挿口22に外嵌めされて配置されている。
このバックアップリング9は、一箇所が切断された1つ
割りに形成されている。また、上記ゴム輪8は、ボル
ト,ナット37を介して受口1のフランジ部35に連結され
た押輪10により受口1の奥側に押されて受口1の内周面
と挿口22の外周面とに圧接されている。上記押輪10は2
つ割りに形成されている。
【0015】以下、上記構成における作用を説明する。
他方の管23の挿口22に、ゴム輪8とバックアップリング
9とロックリング5およびアタッチメントリング36をそ
れぞれ外嵌めする。この際、図4の(a),(b),
(c)に示すように、アタッチメントリング36は、1つ
割り構造であるため拡径するとともにガイド面38が突部
29の先端に当接して案内されるため、突部29を容易に乗
り越えて挿口22に装着される。その後、挿口22を一方の
管3の受口1に挿入する。そして、ロックリング5を絞
った状態でロックリング収容溝4の位置に合わせた後、
このロックリング5をロックリング収容溝4内に張り付
かせる。そして、受口1と挿口22との隙間からバックア
ップリング9を奥へ押し込んでロックリング5に当接さ
せる。その後、ゴム輪8を受口1と挿口22との間に押し
込み、押輪10をセットしてボルト,ナット37を締め付け
る。これにより、受口1と挿口22とが接合される。
【0016】地震などにより挿口22が受口1に対して離
脱方向Aに移動した場合、突部29がアタッチメントリン
グ36に係合するとともにアタッチメントリング36がロッ
クリング5に係合するため、挿口22が受口1から離脱す
ることは防止される。このように、アタッチメントリン
グ36を使用することにより、受口1とは異なる接合形式
のため突部29の高さH1がロックリング5への適正高さ
に対して不足している挿口22であっても、この挿口22と
受口1とを接合して離脱防止機能を発揮させることが可
能である。
【0017】尚、この離脱防止能力は、図6に示した従
来の接合形式Aの受口1と挿口2同士の離脱防止能力と
ほぼ同等であり、0.3・D(Tonf)の引張り力に
耐えることができる。上記Dは管の呼び径(mm)であ
る。
【0018】以下、本発明の他の実施例を図5に基づい
て説明する。接合形式Aの複数本の管3同士がそれぞれ
受口1に挿口2を挿入することにより連結されて、一方
の管路45が形成されている。また、接合形式Bの複数本
の管23同士がそれぞれ受口21に挿口22を挿入することに
より連結されて、他方の管路46が形成されている。上記
一方の管路45と他方の管路46とは継ぎ輪47により接続さ
れている。この継ぎ輪47は管体の両端に接合形式Aの受
口1を有するものである。
【0019】このような場合、継ぎ輪47は接合形式Aの
ものであり、他方の管路46の端部の管23は接合形式Bの
ものであり、互いに接合形式が異なるため、先の実施例
と同様に上記端部の管23の挿口22にアタッチメントリン
グ36が装着されている。これにより、接合形式の異なる
一方の管路45と他方の管路46とを継ぎ輪47を介して接続
し得るとともに、継ぎ輪47と接合形式の異なる管23との
接合において離脱防止機能を発揮させることができる。
【0020】上記実施例では、継ぎ輪47における接合形
式Aの受口1に接合形式Bの挿口22を接合したが、継ぎ
輪47に限らず、十字管やT字管あるいは曲管などにおけ
る接合形式Aの受口に接合形式Bの挿口を接合してもよ
い。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、挿口が受
口に対して離脱方向に移動した場合、突部がアタッチメ
ントリングに係合するとともにアタッチメントリングが
ロックリングに係合するため、挿口が受口から離脱する
ことは防止される。このように、アタッチメントリング
を使用することにより、受口とは異なる接合形式のため
突部の高さがロックリングへの適正高さに対して不足し
ている挿口であっても、挿口と受口とを接合して離脱防
止機能を発揮させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における離脱防止管継手の断
面図である。
【図2】アタッチメントリングの拡大断面図である。
【図3】アタッチメントリングの正面図である。
【図4】アタッチメントリングを挿口に装着する手順を
示す図である。
【図5】本発明の他の実施例であって、離脱防止管継手
を用いて、異なる接合形式の管路を継ぎ輪で接合した場
合の図である。
【図6】従来の離脱防止管継手の断面図である。
【図7】従来の離脱防止管継手の断面図である。
【符号の説明】
1 受口 4 ロックリング収容溝 5 ロックリング 22 挿口 29 突部 36 アタッチメントリング H1,H2 高さ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周面に形成されたロックリング収容溝
    にロックリングを据付け可能な受口に、先端外周面に突
    部を有しかつ上記受口とは異なる接合形式のため上記突
    部の高さがロックリングへの適正高さに対して不足して
    いる挿口を挿入して、これら受口と挿口とを接合するよ
    うにした離脱防止管継手において、上記挿口の突部をロ
    ックリングより受口の奥側に配置し、軸心方向における
    これら突部とロックリングとの間に、挿口に外嵌めされ
    かつ上記適正高さを有するように形成されて突部とロッ
    クリングとに共に係合するアタッチメントリングを配置
    したことを特徴とする離脱防止管継手。
JP4961494A 1994-03-22 1994-03-22 離脱防止管継手 Pending JPH07260060A (ja)

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JP4961494A JPH07260060A (ja) 1994-03-22 1994-03-22 離脱防止管継手

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JP4961494A JPH07260060A (ja) 1994-03-22 1994-03-22 離脱防止管継手

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JPH07260060A true JPH07260060A (ja) 1995-10-13

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JP4961494A Pending JPH07260060A (ja) 1994-03-22 1994-03-22 離脱防止管継手

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