JPH07259768A - 回転式圧縮機 - Google Patents

回転式圧縮機

Info

Publication number
JPH07259768A
JPH07259768A JP5703994A JP5703994A JPH07259768A JP H07259768 A JPH07259768 A JP H07259768A JP 5703994 A JP5703994 A JP 5703994A JP 5703994 A JP5703994 A JP 5703994A JP H07259768 A JPH07259768 A JP H07259768A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
rotary compressor
roller
crankshaft
compression mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5703994A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Ishiyama
明彦 石山
Kazunori Tsukui
和則 津久井
Yasuo Ishikawa
▲津▼雄 石川
Tadashi Iizuka
董 飯塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP5703994A priority Critical patent/JPH07259768A/ja
Priority to KR1019950006159A priority patent/KR0169971B1/ko
Publication of JPH07259768A publication Critical patent/JPH07259768A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C18/00Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C18/30Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members
    • F04C18/34Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in group F04C18/08 or F04C18/22 and relative reciprocation between the co-operating members
    • F04C18/356Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in group F04C18/08 or F04C18/22 and relative reciprocation between the co-operating members with vanes reciprocating with respect to the outer member
    • F04C18/3562Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in group F04C18/08 or F04C18/22 and relative reciprocation between the co-operating members with vanes reciprocating with respect to the outer member the inner and outer member being in contact along one line or continuous surfaces substantially parallel to the axis of rotation
    • F04C18/3564Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in group F04C18/08 or F04C18/22 and relative reciprocation between the co-operating members with vanes reciprocating with respect to the outer member the inner and outer member being in contact along one line or continuous surfaces substantially parallel to the axis of rotation the surfaces of the inner and outer member, forming the working space, being surfaces of revolution
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C2210/00Fluid
    • F04C2210/26Refrigerants with particular properties, e.g. HFC-134a

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
  • Lubricants (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷媒としてフロン134aを用い、この冷媒
と相溶性のある冷凍機油の使用と相俟って、摺動部の摩
耗を低減し、信頼性を高めた回転式圧縮機を提供する。 【構成】 密閉ケース1内に、電動機部と該電動機部に
クランク軸4で連結された圧縮機構部とを収納し、圧縮
機構部は、シリンダ8と、主軸受5および副軸受6と、
クランク軸4の偏心部4aに嵌合されたローラ10と、
このローラ10の偏心回転に追従して往復運動するベー
ン11とからなり、冷媒にフロン134aを用い、冷凍
機油には、粘度グレードが40℃で15cst〜56c
stの範囲内で、かつ、酸捕捉剤を0.1〜1.0%添
加したヒンダード系エステル油を用い、クランク軸4の
表面に、リン酸マンガン皮膜処理の上にさらに摺動部に
二硫化モリブデン吹き付け処理を施すとともに、ベーン
11は、固体潤滑剤を配合したアルミ溶浸カーボン材で
構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転式圧縮機に係り、特
に、規制対象の冷媒を使用することのない、信頼性の高
い回転式圧縮機に関するものであり、前記冷媒にフロン
134aを用いる除湿機および空気調和機等に利用され
る。
【0002】
【従来の技術】近年、環境汚染、特にオゾン層破壊の問
題から、塩素系フロンは使用規制の対象となっている。
規制の対象となっているフロンは、フロン11、フロン
12、フロン113、フロン114、フロン115等
で、例えば、除湿機、空気調和機等の冷凍サイクルに用
いられてきたフロン12も規制の対象となっている。そ
こで、代わりとなる冷媒が必要となり、最近では、塩素
を含まずオゾン破壊能力の無いフロン134aが採用さ
れるようになった。
【0003】さて、除湿機、空気調和機等に用いられる
回転式圧縮機は、従来、冷媒としてフロン12が用いら
れており、冷凍サイクルの使用温度、摺動部品の材料の
組合せ、冷凍機油の種類等は、前記冷媒を考慮して選定
されたものであった。まず、従来の回転式圧縮機につい
て説明する。図9は、従来の回転式圧縮機の構造を示す
縦断面図、図10は、従来の回転式圧縮機における副軸
受、吐出カバーの分解斜視図、図11は、図9の回転式
圧縮機を搭載した除湿機の縦断面図である。
【0004】図9において、1は密閉ケースで電動機部
と圧縮機構部を収納している。2は固定子、3は回転子
であり、電動機部を構成している。4は、偏心部4aを
有するクランク軸であり、回転子3に圧入結合されてい
る。5は主軸受、6は副軸受であり、クランク軸4を回
転可能に支持している。7は溶接点であり、主軸受5を
密閉ケース1に溶着固定している。8はシリンダであ
り、その両端面を前記主軸受5および副軸受6で閉塞さ
れて圧縮室を構成している。10はローラであり、クラ
ンク軸4の偏心部4aに嵌合され、シリンダ8の内壁に
沿って可動するように構成されている。11はベーンで
あり、先端がローラ10の外周に当接し、前記ローラ1
0の偏心回転に追従して往復運動し、シリンダ8内の空
間(圧縮室)を低圧部と高圧部に仕切っている。
【0005】また、図9,10において、12Aは、副
軸受6の吐出側に、吐出カバー13を介して設けた消音
室であり、吐出カバー13は、副軸受6の外周面に嵌め
こまれ反シリンダ面6aに取付けられている。14は、
バルブ装着用の凹部であり、副軸受6の反シリンダ面6
aに形成されている。副軸受6に設けてある吐出孔(図
示せず)は、一方が吐出弁(図示せず)に向かって円錐
形に形成され、他方がシリンダ8の圧縮室に連通してい
る。15は連通穴であり、消音室12Aに吐出された圧
縮ガスを密閉ケ−ス1内に放出するために設けたもので
ある。
【0006】このように構成された従来の回転式圧縮機
は、回転子3の駆動力により、クランク軸4が回転し、
偏心部4aに嵌合したローラ10が偏心回転運動を行
う。ベーン11は、ローラ10の偏心回転に追従して往
復運動し、シリンダ8内の空間(圧縮室)を低圧部と高
圧部に仕切って吸入圧縮行程を順次連続して繰返し、冷
媒ガスは吐出孔(図示せず)から吐出弁(図示せず)を
押し開いて消音室12A内に吐出され、連通穴15を経
て密閉ケース1内に放出される。
【0007】なお、この種の回転式圧縮機としては、例
えば、特開昭61−155693号公報記載の技術が知
られている。また、除湿機および空気調和機等に用いら
れる回転式圧縮機は、圧縮機の外周を防音材17で覆う
構造(図11参照)として、騒音を減衰させる方法がと
られていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の回
転式圧縮機は、冷媒としてフロン12が用いられてお
り、冷媒の使用温度、摺動部品材料の組合せ、冷凍機油
の種類等は、前記冷媒を考慮して選定されたものであっ
た。このため、代替冷媒としてフロン134aを用いた
場合、フロン134aは塩素を含まない冷媒であるため
に、フロン12に較べ、冷媒の潤滑性が落ちるので、摺
動部品の異常摩耗を引き起こす要因がある。また、冷媒
の物性変化により、従来と同等の冷凍サイクルの使用温
度では、冷凍機油の劣化が進み、潤滑性能が低下し、エ
ナメル線材、絶縁材等の安定性が低下し、例えば、オリ
ゴマ抽出性等が悪化するため、信頼性上不利になること
が予測された。
【0009】また、従来の除湿機は、回転式圧縮機から
発生する騒音を低減させるために、圧縮機の外周を、図
11に示すように防音材17で覆う構造としているが、
密閉ケース1から放出される熱が、防音材17によって
妨げられるため、圧縮機の温度上昇を引き起こすという
問題があった。さらに、呼称出力が50〜100Wの小
型の回転式圧縮機においては、圧縮機の放熱面積が小さ
く、圧縮機の冷凍機油量が少量であるために、圧縮機の
温度上昇を引き起こす要因となるため、信頼性上、摺動
部の耐力を向上させる必要があった。
【0010】上述のように、従来使用されていたフロン
12は、オゾン破壊係数が高く、環境破壊を起こす要因
の一つであるため、使用が規制されており、オゾンを破
壊しない他の冷媒を用いることは社会的な要請である。
そこで近年、代替冷媒としてフロン134aを採用する
場合の、冷凍機油、摺動部材について開発が進められて
いる。
【0011】例えば、特開平2−176195号公報に
は、クランク軸の摺動面に、例えば二硫化モリブデンな
どの固体潤滑剤を塗布したものが開示されているが、フ
ロン134aを採用する場合の冷凍機油との関係につい
ては配慮されていなかった。
【0012】また、例えば、特開平5−126076号
公報には、冷媒としてフロン134aを採用し、潤滑油
としてグリコール系あるいはエステル系油を用い、ベー
ン、シリンダ等の摺動部にリン酸マンガンなど親水性皮
膜を形成する技術が開示されている。しかし、上記各先
行技術には、クランク軸全長表面に、リン酸マンガン皮
膜を形成し、さらにその上に摺動部に二硫化モリブデン
吹き付けを行なって摺動部の信頼性を高めることについ
ては配慮されていなかった。
【0013】さらに、例えば、特開平4−314988
号公報には、冷媒としてフロン134aを採用し、潤滑
油としてポリオールエステル系油を用い、ベーンあるい
はローラの一方を非鉄金属を溶融含浸してなるカーボン
部材で構成したものが開示されている。しかし、当該公
報に開示されているベーン、ローラの摩耗、表面粗さ等
のデータは試験片の摩耗試験機によるデータであり、冷
媒にフロン134aを用い、冷凍機油にヒンダード系エ
ステル油を用い、冷媒の蒸発温度が−10〜10℃の範
囲にある冷凍サイクルに用いられる回転式圧縮機、すな
わち前記組合せ条件下の除湿機もしくは空気調和機にお
ける摺動部材の摩耗特性等については開示されていなか
った。
【0014】本発明は、上記従来技術の問題点を解決す
るためになされたもので、冷媒としてフロン134aを
用い、この冷媒と相溶性のある冷凍機油の使用と相俟っ
て、摺動部の摩耗を低減し、信頼性を高めた回転式圧縮
機を提供することを目的とする。また、本発明の他の目
的は、規制対象の冷媒を用いることなく、信頼性の高い
圧縮機を搭載し、冷凍サイクルの冷媒としてフロン13
4aを用いた除湿機および空気調和機等を提供すること
にある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の回転式圧縮機に係る第一の発明の構成は、
冷凍機油を貯溜した密閉ケース内に、電動機部と、この
電動機部にクランク軸で連結された、冷媒を圧縮する圧
縮機構部とを収納し、圧縮機構部は、シリンダと該シリ
ンダの両端面を閉塞する主軸受および副軸受とで形成さ
れた圧縮室と、この圧縮室内に前記主軸受および副軸受
に支持されたクランク軸の偏心部に嵌合されたローラ
と、このローラの外周に当接し前記ローラの偏心回転に
追従して往復運動し前記圧縮室を低圧部と高圧部に仕切
るベーンと、前記副軸受に形成された吐出孔および吐出
弁とからなり、前記冷媒にフロン134aを用いる回転
式圧縮機において、前記冷凍機油にヒンダード系エステ
ル油を用い、冷媒の蒸発温度が−10〜10℃の範囲に
ある冷凍サイクルに用いられる回転式圧縮機の、前記ク
ランク軸全長表面に、リン酸マンガン皮膜処理層を形成
し、当該クランク軸の圧縮機構部を構成する摺動部表面
に、前記リン酸マンガン皮膜処理層上にさらに二硫化モ
リブデン吹き付け処理層を形成したものである。
【0016】ここで、冷媒の蒸発温度が−10〜10℃
の範囲にある冷凍サイクルは、除湿機もしくは空気調和
機を構成するものである。
【0017】また、上記目的を達成するために、本発明
の回転式圧縮機に係る第二の発明の構成は、上記第一の
発明の回転式圧縮機において、冷凍機油は、粘度グレー
ドが40℃で15cst〜56cstの範囲内で、か
つ、酸捕捉剤を0.1〜1.0%添加したヒンダード系
エステル油としたものである。
【0018】さらに、上記目的を達成するために、本発
明の回転式圧縮機に係る第三の発明の構成は、上記第一
または第二の発明のいずれかの回転式圧縮機において、
圧縮機構部を構成するベーンは、固体潤滑剤を配合した
アルミ溶浸カーボン材で構成したものである。
【0019】
【作用】上記各技術的手段の働きは次のとおりである。
第一の発明の回転式圧縮機においては、冷凍サイクルの
冷媒としてフロン134aを用い、冷凍機油にヒンダー
ド系エステル油を用い、冷媒の蒸発温度が−10〜10
℃の範囲にある冷凍サイクルに用いられる、特に除湿機
もしくは空気調和機の回転式圧縮機における、前記クラ
ンク軸全長表面に、リン酸マンガン皮膜処理層を形成
し、相手部材に対するなじみ性を良くしている。しか
も、そのクランク軸の圧縮機構部を構成する摺動部表面
に、前記リン酸マンガン皮膜処理層上にさらに固体潤滑
剤である二硫化モリブデンを吹き付け処理することによ
り、皮膜の保持が安定し、摺動面の自己潤滑性が高めら
れ、摺動部の信頼性を確保できる。
【0020】また、第二の発明の回転式圧縮機において
は、冷凍機油は、粘度グレードが40℃で15cst〜
56cstの範囲内で、かつ、酸捕捉剤を0.1〜1.
0%添加したヒンダード系エステル油としたので、この
酸捕捉剤の機能として、(1)油中の水分と反応させ加
水分解が抑えられる、(2)加水分解により発生した酸
性物質が捕捉される、(3)工程中で残存する酸性物質
が捕捉される、ことにより、摺動部の摩耗を抑制でき、
摺動部の信頼性を確保できる。
【0021】さらに、第三の発明の回転式圧縮機におい
ては、圧縮機構部を構成するベーンは、固体潤滑剤を配
合したアルミ溶浸カーボン材で構成したので、耐摩耗性
が優れた鋳鉄材または合金鋳鉄材のローラ材とかね合わ
せて使用することにより、ローラ材、ベーン材の耐力を
上げることにより、摩耗を抑制でき、摺動部の信頼性を
高めることができる。
【0022】本発明は、冷媒としてフロン134aを用
い、この冷媒と相溶性のあるヒンダード系エステル油の
使用と相俟って、上記第一,第二,第三の発明を組み合
わせることにより、摺動部の摩耗を低減し、回転式圧縮
機の信頼性を高めることができる。また、上記信頼性の
高い回転式圧縮機を搭載し、冷凍サイクルの冷媒として
フロン134aを用いた除湿機および空気調和機を提供
することができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図8を
参照して説明する。図1は、本発明の一実施例に係る回
転式圧縮機の縦断面図、図2は、図1のクランク軸の皮
膜処理を説明する説明図、図3は、図1の回転式圧縮機
における副軸受、仕切り板、吐出カバーの分解斜視図で
ある。なお、説明の重複をさけるため、従来例と同一部
分については図9,10と同一符号を付して説明を省略
する。
【0024】図1に示す回転式圧縮機は、密閉ケース1
内に電動機部と、この電動機部にクランク軸4で連結さ
れた、冷媒を圧縮する圧縮機構部とを収納したもので、
密閉ケース1の底部には冷凍機油が貯溜されている。圧
縮機構部は、シリンダ8と該シリンダ8内を偏心回転す
るローラ10と、このローラ10の回転に追従して往復
動するベーン11と、前記シリンダ8の両端を密閉する
とともに前記クランク軸4を支持する主軸受5および副
軸受6と、その副軸受6に形成された吐出孔および吐出
弁とからなり、前記主軸受5を密閉ケース1内周に溶接
固定している。
【0025】この回転式圧縮機に使用される冷媒は、オ
ゾン層破壊の恐れのないフロン134aである。また、
使用される冷凍機油はヒンダード系エステル油である。
特に、このヒンダード系エステル油は、粘度グレードが
40℃で15cst〜56cstの範囲内で、かつ、酸
捕捉剤が0.1〜1.0%添加されている。そして、本
実施例の回転式圧縮機は、冷媒の蒸発温度が−10〜1
0℃の範囲にある冷凍サイクルを構成する除湿機もしく
は空気調和機に適用され、呼称出力が50〜1500W
クラスのものである。
【0026】前記圧縮機構部を構成するローラ10は、
クランク軸4の偏心部4a(クランク部)に嵌入されて
いる。そして、このクランク軸4の表面には、リン酸マ
ンガン皮膜処理層が形成され、そのリン酸マンガン皮膜
処理層の上に、さらに摺動部については二硫化モリブデ
ン吹き付け処理が施されている。図2を参照して、第一
の発明の実施例に係るクランク軸4の表面処理について
説明する。
【0027】クランク軸4は、その全長(図2に示すP
の範囲)を処理液槽に浸してリン酸マンガン皮膜処理を
行う。この処理により、クランク軸4の全長表面は、滑
らかな面が得られ、相手部材に対するなじみ性が良くな
る。次いで、このクランク軸4が圧縮機構部を構成する
摺動部(図2に示すMの範囲)、すなわち、シリンダ8
内のローラ10を嵌入する偏心部4aと主軸受5および
副軸受6を支持する摺動部とからなる範囲の、前記リン
酸マンガン皮膜処理層上にさらに二硫化モリブデン吹き
付け処理を施す。
【0028】この二硫化モリブデン処理層は、MoS2
粒子に樹脂をボンドとして含ませた粉状の固体潤滑剤
を、前記クランク軸4を回しながら吹き付けて形成する
ものである。吹き付け処理後は、鱗状に貼り付いている
MoS2粒子を回転方向にブラシを掛けて処理面を滑ら
かにする。これにより皮膜の保持が安定する。リン酸マ
ンガン皮膜処理層と二硫化モリブデン処理層とを重ねた
皮膜厚みは外径上2〜3μm程度である。実験による
と、クランク軸表面がリン酸マンガン皮膜処理だけのと
きは、摩耗によって面が荒れてくるが、リン酸マンガン
皮膜処理層上に二硫化モリブデンを吹き付けた本実施例
のものは、下地のリン酸マンガン皮膜が傷付かずに残っ
てなじみ性が失われないことが確認された。
【0029】このように、クランク軸4の表面に、リン
酸マンガン皮膜処理層上にさらに二硫化モリブデン吹き
付け処理が施されたことにより、摺動面の自己潤滑性が
高められる。換言すれば、摺動面に無給油潤滑性があ
り、塩素による極圧作用が期待できないフロン134a
冷媒を用いる冷凍サイクルの運転断続時においても、特
に起動時の給油遅れのときも潤滑部の信頼性が確保され
る。
【0030】なお、ここで、塩素による極圧作用につい
て説明する。従来のフロン12など塩素を含む冷媒で
は、摺動部材とフロン12とが接触する微小間隙に、鉄
(Fe)と塩素(Cl)とで酸化鉄の皮膜を形成し、摺
動部材同士の金属接触を防ぐ作用をしている。これが、
塩素による極圧作用であるが、塩素を含まないフロン1
34a冷媒では、塩素による極圧作用は期待できない。
しかし、本実施例によれば、上述のとおり摺動面の自己
潤滑性により潤滑部の信頼性が確保されるものである。
【0031】本実施例の効果を確認するために、除湿機
の実機に従来のリン酸マンガン皮膜処理だけのクランク
軸を組み込んだ回転式圧縮機を搭載したものと、本実施
例のリン酸マンガン皮膜処理層上にさらに二硫化モリブ
デン吹き付け処理が施されたクランク軸を組み込んだ回
転式圧縮機を搭載したものとを、冷媒にフロン134a
を用い、冷凍機油にヒンダード系エステル油を用い、異
常高圧条件で比較実験を行った。この異常高圧条件は、
吐出圧力が定格の約2.5倍の28kg/cm2Gであ
り、連続96時間(4日間)運転してクランク軸外径の
摩耗を比較した。5台の試験結果を比較したものを図4
に示す。
【0032】図4は、本発明におけるクランク軸の皮膜
処理の効果を示す線図である。図4において、縦軸はク
ランク軸の外径摩耗比(%)、横軸は試験対象である。
従来のリン酸マンガン皮膜処理だけのクランク軸の摩耗
を100とすると、リン酸マンガン皮膜処理層上にさら
に二硫化モリブデン吹き付け処理が施された本実施例
(本発明)のクランク軸の摩耗はほとんど0であった。
5台(n=5)の外径摩耗値の平均値をとると、従来は
1.05μm、本実施例は0.0μmであった。
【0033】次に、第二の発明に係る冷凍機油について
説明する。冷媒としてフロン134aを用いる回転式圧
縮機では、相溶性のある冷凍機油が望まれる。その要請
に応えるものとして、例えば、特開平4−220496
号公報には、低温での流動性に優れ、高温での粘度が高
く(100℃で20cst)、使用時の粘度低下(摺動
面での剪断、加水分解、熱分解に起因する)の小さい冷
凍機用潤滑剤が開示されている。当該公報記載の実験例
では、動粘度が40℃で185cst〜444cstの
範囲のものが実験され、フロン134aが−60℃〜5
0℃で完全溶解している。
【0034】本実施例の回転式圧縮機が使用する冷凍機
油は、粘度グレードが40℃で15cst〜56cst
の範囲内で、かつ、酸捕捉剤が0.1〜1.0%添加さ
れたヒンダード系エステル油である。前記の従来例にく
らべ動粘度が低いものである。このヒンダード系エステ
ル油を用い、冷媒にフロン134aを用い、冷媒の蒸発
温度が−10〜10℃の範囲にある冷凍サイクルの除湿
機実機により、実使用条件20年に相当する寿命試験を
行なったところ、このエステル油の全酸価(mgKOH
/g)は、圧縮機に封入する前の初期値が0.01以下
であり、試験後の値は0.001〜0.02であった。
このように、ほとんど全酸価の上昇が見られず、エステ
ル油の加水分解が進まないことが確認された。
【0035】なお、全酸価(mgKOH/g)とは、脂
肪1g中に含まれる遊離脂肪酸を中和するのに要する水
酸化カリウム(KOH)のミリグラム数であり、ここで
はエステル油が加水分解する程度を調べたものである。
本実施例の冷凍機油によれば、圧縮機温度を低減でき、
さらに酸捕捉剤は、冷凍機油の加水分解による酸生成を
抑制でき、さらには、加水分解により生成された酸性物
質を捕捉する効果があるので、冷凍機油の劣化を抑制で
き、信頼性を向上することができる。
【0036】次に第三の発明の実施例に係る摺動部材に
ついて説明する。一般に、冷媒に塩素系フロンを用いて
いた従来の回転式圧縮機においては、圧縮機構部を構成
するベーンには高速度工具鋼(SKH51)に酸窒化酸
化処理を施したもの、ローラには共晶黒鉛鋳鉄(FCC
250)が採用されていた。フロン134aを用いる本
実施例の回転式圧縮機においては、ベーン11には、耐
摩耗性が優れ、摩擦抵抗、摩耗量を低減するような、固
体潤滑剤を配合したアルミ溶浸カーボン材や焼結合金材
を用い、ローラ10には、耐摩耗性が優れ、摩擦抵抗、
摩耗量を低減するような、鋳鉄材または合金鋳鉄材を用
いている。
【0037】すなわち、本実施例では、ベーン11には
アルミ含浸カーボン、ローラ10には、ボロンを配合し
た共晶黒鉛鋳鉄を用いている。これにより、従来機で使
用していたベーン材、ローラ材に較べ、著しく耐力が向
上されるので、摩耗を低減することができ、圧縮機構部
の信頼性を向上することができる。
【0038】前記従来のベーン材、ローラ材を組み込ん
だ回転式圧縮機を搭載した除湿機実機(従来機)と、前
記本実施例のベーン材、ローラ材を組み込んだ回転式圧
縮機を搭載した除湿機実機(発明機)とを、冷媒にフロ
ン134aを用い、冷凍機油にヒンダード系エステル油
を用い、冷媒の蒸発温度が−10〜10℃の範囲にある
冷凍サイクルにおいて、実使用条件20年に相当する寿
命試験を行なった。その結果を図5,6に示す。
【0039】図5は、ベーン先端摩耗量を従来機と発明
機とで比較した線図、図6は、ローラ面粗さ量を比較し
た線図である。図5,6において、横軸は運転日数、縦
軸はそれぞれベーン先端摩耗量、ローラ面粗さ量をと
り、従来機のデータを破線、発明機のデータを実線で示
した。図5から明らかなように、従来のベーン材、ロー
ラ材の組合せでは、ベーン先端摩耗量は運転時間経過と
ともに増加したが、本実施例のベーン材、ローラ材の組
合せでは摩耗の増加は少なくなっている。また、図6に
示すように、本実施例のベーン材、ローラ材の組合せで
はローラ面粗さは格別の悪化が認められない。
【0040】また、本実施例の回転式圧縮機では、図1
および図3に示すように、副軸受6の外周部に装着した
吐出カバー13と、前記副軸受6と前記吐出カバー13
との間に介在する仕切り板16とを備えて、二重構造の
消音空間である消音室12(二重空洞拡張型消音器)が
構成されている。
【0041】このように、副軸受6の反シリンダ面6a
側に二重空洞拡張型消音器を形成したことによる騒音低
減効果を図7および図8に示す。図7は、従来機と発明
機との騒音を比較した結果を示す線図、図8は、従来機
の防音材使用,未使用の場合と、本発明機との騒音を比
較した結果を示す線図である。これら各図においては、
横軸に周波数帯域(Hz)、縦軸に音圧レベル(dB)
をとり、発明機のデータを実線、従来機のデータを破線
あるいは一点鎖線で示している。
【0042】図7から明らかなように、本発明機は従来
機に対し、500Hz、800〜2000Hz、400
0〜8000Hzの帯域において、3〜7dBの騒音が
低減される。また、図8から明らかなように、二重空洞
拡張型消音器を有する本発明機の騒音(実線)は、図1
1に示した従来の圧縮機搭載の除湿機において、圧縮機
の外周を覆っている防音材17を用いた圧縮機の騒音
(一点鎖線)と同等以下に低減されている。
【0043】すなわち、圧縮機構部を構成する副軸受6
の反シリンダ面6a側に二重空洞拡張型消音器を形成し
た構造とすることにより、圧縮機の騒音が低減でき、従
来の除湿機に使用していた防音材17を除去しても、従
来と同等以下の騒音が確保できる。その結果、防音材1
7を除去することで、圧縮機表面、密閉ケース1からの
放熱効果が向上し、かつ、圧縮機の冷却手段として、フ
ァン等が装備できることにより、圧縮機温度を低減でき
ることになる。したがって、冷凍機油の劣化を防止する
ことができ、信頼性を確保できるという効果がある。
【0044】また、冷凍機油は、上述のように、粘度グ
レードが40℃で15cst〜56cstの範囲内で、
かつ、酸捕捉剤を0.1〜1.0%添加したものである
ことから、上記結果と相俟って、圧縮機温度を低減でき
る。酸捕捉剤は、冷凍機油の加水分解による酸生成を抑
制でき、さらには、加水分解により生成された酸性物質
を捕捉する効果があるので、冷凍機油の劣化を抑制で
き、信頼性を向上することができる。
【0045】さらに、図1に示す回転式圧縮機では、上
述のように、ベーン11には、耐摩耗性が優れ、摩擦抵
抗、摩耗量を低減するような、固体潤滑剤を配合したア
ルミ溶浸カーボン材や焼結合金材を用い、ローラ10に
は、耐摩耗性が優れ、摩擦抵抗、摩耗量を低減するよう
な、鋳鉄材または合金鋳鉄材を用いている。これによ
り、従来機で使用していたローラ材、ベーン材に較べ、
著しく耐力が向上されるので、摩耗を低減することがで
き、圧縮機構部の信頼性を向上することができる。
【0046】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、冷媒としてフロン134aを用い、この冷媒と相
溶性のある冷凍機油の使用と相俟って、摺動部の摩耗を
低減し、信頼性を高めた回転式圧縮機を提供することが
できる。また、本発明によれば、規制対象の冷媒を用い
ることなく、信頼性の高い圧縮機を搭載し、冷凍サイク
ルの冷媒としてフロン134aを用いた除湿機および空
気調和機等を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る回転式圧縮機の構造を
示す縦断面図である。
【図2】図1のクランク軸の皮膜処理を説明する説明図
である。
【図3】図1の回転式圧縮機における副軸受、仕切り
板、吐出カバーの分解斜視図である。
【図4】本発明におけるクランク軸の皮膜処理の効果を
示す線図である。
【図5】ベーン先端摩耗量を従来機と発明機とで比較し
た線図である。
【図6】ローラ面粗さ量を従来機と発明機とで比較した
線図である。
【図7】従来機と本発明機との騒音を比較した結果を示
す線図である。
【図8】従来機の防音材使用,未使用の場合と、本発明
機との騒音を比較した結果を示す線図である。
【図9】従来の回転式圧縮機の構造を示す縦断面図であ
る。
【図10】従来の回転式圧縮機における副軸受、吐出カ
バーの分解斜視図である。
【図11】図9の回転式圧縮機を除湿機に搭載した例を
示す縦断面図である。
【符号の説明】
1…密閉ケース、2…固定子、3…回転子、4…クラン
ク軸、4a…偏心部、5…主軸受、6…副軸受、8…シ
リンダ、10…ローラ、11…ベーン、12…消音室、
13…吐出カバー、16…仕切り板。
フロントページの続き (72)発明者 石川 ▲津▼雄 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所リビング機器事業部冷 熱本部内 (72)発明者 飯塚 董 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所リビング機器事業部冷 熱本部内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍機油を貯溜した密閉ケース内に、電
    動機部と、この電動機部にクランク軸で連結された、冷
    媒を圧縮する圧縮機構部とを収納し、 圧縮機構部は、シリンダと該シリンダの両端面を閉塞す
    る主軸受および副軸受とで形成された圧縮室と、この圧
    縮室内に前記主軸受および副軸受に支持されたクランク
    軸の偏心部に嵌合されたローラと、このローラの外周に
    当接し前記ローラの偏心回転に追従して往復運動し前記
    圧縮室を低圧部と高圧部に仕切るベーンと、前記副軸受
    に形成された吐出孔および吐出弁とからなり、 前記冷媒にフロン134aを用いる回転式圧縮機におい
    て、 前記冷凍機油にヒンダード系エステル油を用い、 冷媒の蒸発温度が−10〜10℃の範囲にある冷凍サイ
    クルに用いられる回転式圧縮機の、前記クランク軸全長
    表面に、リン酸マンガン皮膜処理層を形成し、 当該クランク軸の圧縮機構部を構成する摺動部表面に、
    前記リン酸マンガン皮膜処理層上にさらに二硫化モリブ
    デン吹き付け処理層を形成したことを特徴とする回転式
    圧縮機。
  2. 【請求項2】 冷媒の蒸発温度が−10〜10℃の範囲
    にある冷凍サイクルは、除湿機もしくは空気調和機を構
    成するものであることを特徴とする請求項1記載の回転
    式圧縮機。
  3. 【請求項3】 冷凍機油は、粘度グレードが40℃で1
    5cst〜56cstの範囲内のもので、かつ、酸捕捉
    剤を0.1〜1.0%添加したヒンダード系エステル油
    としたことを特徴とする請求項1または2記載のいずれ
    かの回転式圧縮機。
  4. 【請求項4】 圧縮機構部を構成するベーンは、固体潤
    滑剤を配合したアルミ溶浸カーボン材で構成したことを
    特徴とする請求項1ないし3記載のいずれかの回転式圧
    縮機。
JP5703994A 1994-03-28 1994-03-28 回転式圧縮機 Pending JPH07259768A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5703994A JPH07259768A (ja) 1994-03-28 1994-03-28 回転式圧縮機
KR1019950006159A KR0169971B1 (ko) 1994-03-28 1995-03-23 회전식 압축기

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5703994A JPH07259768A (ja) 1994-03-28 1994-03-28 回転式圧縮機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07259768A true JPH07259768A (ja) 1995-10-09

Family

ID=13044310

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5703994A Pending JPH07259768A (ja) 1994-03-28 1994-03-28 回転式圧縮機

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPH07259768A (ja)
KR (1) KR0169971B1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009275645A (ja) * 2008-05-16 2009-11-26 Mitsubishi Electric Corp ロータリ圧縮機
WO2018042507A1 (ja) * 2016-08-30 2018-03-08 三菱電機株式会社 圧縮機および冷凍サイクル装置
EP3376035A1 (en) * 2017-03-15 2018-09-19 LG Electronics Inc. Rotary compressor

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4864572B2 (ja) * 2006-07-03 2012-02-01 東芝キヤリア株式会社 回転式圧縮機及びこれを用いた冷凍サイクル装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009275645A (ja) * 2008-05-16 2009-11-26 Mitsubishi Electric Corp ロータリ圧縮機
WO2018042507A1 (ja) * 2016-08-30 2018-03-08 三菱電機株式会社 圧縮機および冷凍サイクル装置
JPWO2018042507A1 (ja) * 2016-08-30 2018-10-25 三菱電機株式会社 圧縮機および冷凍サイクル装置
CN109642561A (zh) * 2016-08-30 2019-04-16 三菱电机株式会社 压缩机和制冷循环装置
CN109642561B (zh) * 2016-08-30 2020-11-27 三菱电机株式会社 压缩机和制冷循环装置
CN109642561B9 (zh) * 2016-08-30 2021-01-01 三菱电机株式会社 压缩机和制冷循环装置
CZ309090B6 (cs) * 2016-08-30 2022-01-26 Mitsubishi Electric Corporation Kompresor a zařízení chladicího cyklu
EP3376035A1 (en) * 2017-03-15 2018-09-19 LG Electronics Inc. Rotary compressor
CN108626125A (zh) * 2017-03-15 2018-10-09 Lg电子株式会社 旋转式压缩机
US10731650B2 (en) 2017-03-15 2020-08-04 Lg Electronics Inc. Rotary compressor

Also Published As

Publication number Publication date
KR0169971B1 (ko) 1999-03-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3473776B2 (ja) 密閉形コンプレッサ
US10895408B2 (en) Refrigerant compressor and freezing apparatus using same
KR100224325B1 (ko) 스크롤압축기 및 그 제조방법
EP0715079A2 (en) Refrigerating apparatus and lubricating oil composition
JP3941815B2 (ja) 摺動部材用組成物、摺動部材及び流体機械
JPH07293468A (ja) 密閉形コンプレッサ
JP2011001897A (ja) 圧縮機
WO2000032934A1 (fr) Compresseur lineaire
JP2002242867A (ja) 回転圧縮機
JPH03281991A (ja) 冷媒圧縮機
KR20080042124A (ko) 냉매 압축기, 냉각 시스템 및 냉장고
JP2001289169A (ja) 圧縮機
JPH07259768A (ja) 回転式圧縮機
US6142756A (en) Rotary compressor
JP3476970B2 (ja) スクロール圧縮機
JP3130704B2 (ja) 密閉形圧縮機
CN112567133B (zh) 制冷剂压缩机和使用了其的制冷装置
JPH09189453A (ja) 冷凍装置
JP2007120342A (ja) 摺動部材及び圧縮機及び冷凍サイクル装置
JPH10196562A (ja) スクロール圧縮機
JP6041177B1 (ja) 冷媒圧縮機およびそれを用いた冷凍装置
JP6761978B2 (ja) 冷媒圧縮機およびそれを用いた冷凍装置
WO2017043036A1 (ja) 冷媒圧縮機およびそれを用いた冷凍装置
JPWO2018092853A1 (ja) 冷媒圧縮機及びそれを備えた冷凍装置
JPH1113667A (ja) ロータリ圧縮機および冷媒回収機