JPH0725963B2 - 安定化されたポリスチレン系重合体 - Google Patents
安定化されたポリスチレン系重合体Info
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- JPH0725963B2 JPH0725963B2 JP61304826A JP30482686A JPH0725963B2 JP H0725963 B2 JPH0725963 B2 JP H0725963B2 JP 61304826 A JP61304826 A JP 61304826A JP 30482686 A JP30482686 A JP 30482686A JP H0725963 B2 JPH0725963 B2 JP H0725963B2
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- butyl
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- methylphenyl
- polymer
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/16—Nitrogen-containing compounds
- C08K5/34—Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring
- C08K5/3412—Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring having one nitrogen atom in the ring
- C08K5/3432—Six-membered rings
- C08K5/3435—Piperidines
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
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- C08K5/16—Nitrogen-containing compounds
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- C08K5/3467—Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring having more than two nitrogen atoms in the ring
- C08K5/3472—Five-membered rings
- C08K5/3475—Five-membered rings condensed with carbocyclic rings
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- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、安定化された特に耐候性の改良されたポリス
チレン系重合体に関する。
チレン系重合体に関する。
〈従来の技術〉 ポリスチレン系重合体はすぐれた成形加工性、機械的特
性、電気的特性などにより家庭電化製品、OA機器、自動
車部品等の種々の用途に使用されているが、一般に光に
よって劣化し易いすなわち耐候性に劣るという欠点を有
する。
性、電気的特性などにより家庭電化製品、OA機器、自動
車部品等の種々の用途に使用されているが、一般に光に
よって劣化し易いすなわち耐候性に劣るという欠点を有
する。
従来、かかる光による劣化を防止する目的で種々の耐候
安定剤としてベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール
系、ベンゾエート系、ニッケルキレート系、ヒンダード
アミン系などの各種化合物をポリスチレン系重合体に配
合する方法が知られている。
安定剤としてベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール
系、ベンゾエート系、ニッケルキレート系、ヒンダード
アミン系などの各種化合物をポリスチレン系重合体に配
合する方法が知られている。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、これらの耐候剤を含有してなるポリスチ
レン系重合体は未だ十分な耐候性を有しているとは言い
難く、特に最近では成形品の外装、美観の向上のため各
種の顔料を配合することが多いが、顔料を配合すること
により耐候性が低下する傾向がある。
レン系重合体は未だ十分な耐候性を有しているとは言い
難く、特に最近では成形品の外装、美観の向上のため各
種の顔料を配合することが多いが、顔料を配合すること
により耐候性が低下する傾向がある。
このようなことから、本発明者らは顔料を配合しない場
合はもちろん、顔料を配合した場合でもすぐれた耐候性
を有するポリスチレン系重合体を開発すべく検討の結
果、特定の組合わせからなる耐候剤を含有してなるポリ
スチレン系重合体が非常に耐候性にすぐれることを見出
し、本発明に至った。
合はもちろん、顔料を配合した場合でもすぐれた耐候性
を有するポリスチレン系重合体を開発すべく検討の結
果、特定の組合わせからなる耐候剤を含有してなるポリ
スチレン系重合体が非常に耐候性にすぐれることを見出
し、本発明に至った。
〈問題を解決するための手段〉 本発明は、一般式 (式中、R1は水素原子または炭素数1〜3のアルキル基
を、R2は水素原子または炭素数1〜12のアルキル基を、
R3およびR4はそれぞれ独立に炭素数1〜4のアルキル基
を示す)で示されるヒンダードピペリジン化合物と、2
−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリ
アゾールおよび2−(2−ヒドロキシ−3−t−ブチル
−5−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾー
ルから選ばれる1種または2種のベンゾトリアゾール化
合物を含有してなることを特徴とする安定化されたポリ
スチレン系重合体組成物を提供するものである。
を、R2は水素原子または炭素数1〜12のアルキル基を、
R3およびR4はそれぞれ独立に炭素数1〜4のアルキル基
を示す)で示されるヒンダードピペリジン化合物と、2
−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリ
アゾールおよび2−(2−ヒドロキシ−3−t−ブチル
−5−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾー
ルから選ばれる1種または2種のベンゾトリアゾール化
合物を含有してなることを特徴とする安定化されたポリ
スチレン系重合体組成物を提供するものである。
本発明において使用される前記一般式で示されるヒンダ
ードピペリジン化合物の具体的化合物としては表−1に
例示されるが、耐候性能上からは前記一般式における置
換基R1およびR2は水素原子であることが好ましく、ま
た、R3およびR4はメチル基であることが好ましい。
ードピペリジン化合物の具体的化合物としては表−1に
例示されるが、耐候性能上からは前記一般式における置
換基R1およびR2は水素原子であることが好ましく、ま
た、R3およびR4はメチル基であることが好ましい。
このようなヒンダードピペリジン化合物は2種以上を混
合して使用することもできる。
合して使用することもできる。
かかるヒンダードピペリジン化合物と組合わせて使用さ
れるベンゾトリアゾール化合物としては2−(2−ヒド
ロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾールおよ
び2−(2−ヒドロキシ−3−t−ブチル−5−メチル
フェニル)−5−クロロベンゾトリアゾールから選ばれ
る1種または2種のベンゾトリアゾール化合物が用いら
れる。
れるベンゾトリアゾール化合物としては2−(2−ヒド
ロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾールおよ
び2−(2−ヒドロキシ−3−t−ブチル−5−メチル
フェニル)−5−クロロベンゾトリアゾールから選ばれ
る1種または2種のベンゾトリアゾール化合物が用いら
れる。
本発明のポリスチレン系重合体組成物はこのようなヒン
ダードピペリジン化合物およびベンゾトリアゾール化合
物を含有するものであるが、その総含有量はポリスチレ
ン系重合体100重量部に対して通常0.01〜5重量部、好
ましくは0.1〜2重量部であり、ヒンダードピペリジン
化合物とベンゾトリアゾール化合物との重量比は通常2
0:80〜95:5、好ましくは40:60〜90:10である。
ダードピペリジン化合物およびベンゾトリアゾール化合
物を含有するものであるが、その総含有量はポリスチレ
ン系重合体100重量部に対して通常0.01〜5重量部、好
ましくは0.1〜2重量部であり、ヒンダードピペリジン
化合物とベンゾトリアゾール化合物との重量比は通常2
0:80〜95:5、好ましくは40:60〜90:10である。
本発明において適用されるポリスチレン系重合体とは、
スチレン系単量体を重合した重合体のみならず、スチレ
ン系単量体を主成分として他の共重合可能なビニル単量
体との共重合体、更にはゴム状重合体の存在下にスチレ
ン系単量体またはスチレン系単量体と他の共重合可能な
単量体とを重合して得られる共重合体を包含する。
スチレン系単量体を重合した重合体のみならず、スチレ
ン系単量体を主成分として他の共重合可能なビニル単量
体との共重合体、更にはゴム状重合体の存在下にスチレ
ン系単量体またはスチレン系単量体と他の共重合可能な
単量体とを重合して得られる共重合体を包含する。
ここで、スチレン系単量体とは、スチレン、α−メチル
スチレン、第三級ブチルスチレンおよびp−メチルスチ
レン等の核置換スチレンの1種または2種以上をいう。
スチレン、第三級ブチルスチレンおよびp−メチルスチ
レン等の核置換スチレンの1種または2種以上をいう。
これら単量体と共重合可能な他のビニル単量体としては
アクリロニトリル、メタクリル酸エステル、アクリル酸
エステル、無水マレイン酸、マレイミド、N−メチルマ
レイミド、N−エチルマレイミド、N−ブチルマレイミ
ド、N−ラウリルマレイミド、N−フェニルマレイミ
ド、N−(o−クロロフェニル)マレイミドなどが例示
され、またゴム状重合体としてはブタジエン、イソプレ
ン、クロロプレンなどの共役1,3−ジエン共重合体、ブ
タジエン−スチレン共重合体、アクリロニトリル−ブタ
ジエン共重合体、ブチルゴム、エチレン−プロピレンタ
ーポリマーなどが例示される。
アクリロニトリル、メタクリル酸エステル、アクリル酸
エステル、無水マレイン酸、マレイミド、N−メチルマ
レイミド、N−エチルマレイミド、N−ブチルマレイミ
ド、N−ラウリルマレイミド、N−フェニルマレイミ
ド、N−(o−クロロフェニル)マレイミドなどが例示
され、またゴム状重合体としてはブタジエン、イソプレ
ン、クロロプレンなどの共役1,3−ジエン共重合体、ブ
タジエン−スチレン共重合体、アクリロニトリル−ブタ
ジエン共重合体、ブチルゴム、エチレン−プロピレンタ
ーポリマーなどが例示される。
また、本発明におけるポリスチレン系重合体は、上記し
たようなスチレン系重合体と、他の重合体たとえばポリ
カーボネート、ポリアミド、ポリブチレンテレフタレー
ト、ポリフェニレンオキサイド、ポリ塩化ビニルなどと
の混合物であってもよい。
たようなスチレン系重合体と、他の重合体たとえばポリ
カーボネート、ポリアミド、ポリブチレンテレフタレー
ト、ポリフェニレンオキサイド、ポリ塩化ビニルなどと
の混合物であってもよい。
本発明のポリスチレン系重合体は各種顔料を含有してい
てもよく、このような顔料としては、たとえば酸化チタ
ン、カーボンブラック、黄色酸化鉄、チタン黄、ハンザ
イエロー、ベンジンイエロー、ベンガラ、パーマネント
レッド、チオインジゴレッド、群青、フタロシアニンブ
ルー、フタロシアニングリーン、イソインドリノンイエ
ロー、キノフタロンイエロー、縮合アゾイエロー、ペリ
ノンオレンジ、キナクリドンレッド、キナクリドンスカ
ーレット、ペリレンレッド、ペリレンスカーレット、縮
合アゾレッド、ジオキサジンバイオレット、インダンス
ロンブルー、シンカシアレッドなどが例示され、また顔
料の分散剤としてはカルシウムステアレート、マグネシ
ウムステアレート等の金属石けん類が用いられる。
てもよく、このような顔料としては、たとえば酸化チタ
ン、カーボンブラック、黄色酸化鉄、チタン黄、ハンザ
イエロー、ベンジンイエロー、ベンガラ、パーマネント
レッド、チオインジゴレッド、群青、フタロシアニンブ
ルー、フタロシアニングリーン、イソインドリノンイエ
ロー、キノフタロンイエロー、縮合アゾイエロー、ペリ
ノンオレンジ、キナクリドンレッド、キナクリドンスカ
ーレット、ペリレンレッド、ペリレンスカーレット、縮
合アゾレッド、ジオキサジンバイオレット、インダンス
ロンブルー、シンカシアレッドなどが例示され、また顔
料の分散剤としてはカルシウムステアレート、マグネシ
ウムステアレート等の金属石けん類が用いられる。
また、本発明のポリスチレン系重合体は、フェノール
系、アミン系、リン系などの酸化防止剤を含有していて
もよい。このような酸化防止剤のうち、フェノール系酸
化防止剤としては、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチル
フェノール、n−オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、4,
4′−ブチリデンビス(3−メチル−6−t−ブチルフ
ェノール)、2,2′−メチレンビス(4−メチル−6−
t−ブチルフェノール)、2−t−ブチル−6−(3−
t−ブチル−5−メチル−2−ヒドロキシベンジル)−
4−メチルフェニルアクリレ−ト、4,4′−チオビス
(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2′−
メチレンビス(4−メチル−6−ノニルフェノール)、
テトラキス〔メチレン−3−(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕メタン、1,
3,5−トリス(4−t−ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−
ジメチルベンジル)イソシアヌレート、3,9−ビス〔2
−{3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチ
ルフェニル)プロピオニルオキシ}−1,1−ジメチルエ
チル〕−2,4,8,10−テトラオキサスピロ〔5.5〕ウンデ
カンなどが例示される。アミン系酸化防止剤としては、
ジフェニルアミン、ジブチルジフェニルアミン、ジオク
チルジフェニルアミン、ジノニルジフェニルアミンなど
が例示される。さらにリン系酸化防止剤としては、トリ
ス(ノニルフェニル)ホスファイト、トリス(モノ・ジ
混合ノニルフェニル)ホスファイト、トリス(2−t−
ブチル−4−メチルフェニル)ホスファイト、トリス
(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト、トリ
ス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
ホスファイト、ビス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)
ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,6−ジ
−t−ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリト
ールジホスファイト、ジステアリルペンタエリスリトー
ルジホスファイト、テトラキス(2,4−ジ−t−ブチル
フェニル)−4,4′−ビフェニレンジホスフォナイトな
どが例示される。
系、アミン系、リン系などの酸化防止剤を含有していて
もよい。このような酸化防止剤のうち、フェノール系酸
化防止剤としては、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチル
フェノール、n−オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、4,
4′−ブチリデンビス(3−メチル−6−t−ブチルフ
ェノール)、2,2′−メチレンビス(4−メチル−6−
t−ブチルフェノール)、2−t−ブチル−6−(3−
t−ブチル−5−メチル−2−ヒドロキシベンジル)−
4−メチルフェニルアクリレ−ト、4,4′−チオビス
(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2′−
メチレンビス(4−メチル−6−ノニルフェノール)、
テトラキス〔メチレン−3−(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕メタン、1,
3,5−トリス(4−t−ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−
ジメチルベンジル)イソシアヌレート、3,9−ビス〔2
−{3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチ
ルフェニル)プロピオニルオキシ}−1,1−ジメチルエ
チル〕−2,4,8,10−テトラオキサスピロ〔5.5〕ウンデ
カンなどが例示される。アミン系酸化防止剤としては、
ジフェニルアミン、ジブチルジフェニルアミン、ジオク
チルジフェニルアミン、ジノニルジフェニルアミンなど
が例示される。さらにリン系酸化防止剤としては、トリ
ス(ノニルフェニル)ホスファイト、トリス(モノ・ジ
混合ノニルフェニル)ホスファイト、トリス(2−t−
ブチル−4−メチルフェニル)ホスファイト、トリス
(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト、トリ
ス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
ホスファイト、ビス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)
ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,6−ジ
−t−ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリト
ールジホスファイト、ジステアリルペンタエリスリトー
ルジホスファイト、テトラキス(2,4−ジ−t−ブチル
フェニル)−4,4′−ビフェニレンジホスフォナイトな
どが例示される。
その他ポリスチレン系重合体の特性を害さない限り、他
の添加剤たとえばプロセス油、可塑剤、滑剤、帯電防止
剤、難燃剤、離型剤、防かび剤などを含有していてもよ
い。
の添加剤たとえばプロセス油、可塑剤、滑剤、帯電防止
剤、難燃剤、離型剤、防かび剤などを含有していてもよ
い。
本発明の安定化されたポリスチレン系重合体組成物は、
ポリスチレン系重合体に本発明に特定する耐候剤を配合
し、さらに必要に応じて前記した各種添加剤を配合せし
めることにより得られるが、その配合はポリスチレン系
重合体の製造工程の任意の段階で配合してもよく、ある
いはポリスチレン系重合体に押出機、バンバリーミキサ
ー、ロール、ニーダー等の混練機を用いて配合してもよ
く、その方法は任意である。
ポリスチレン系重合体に本発明に特定する耐候剤を配合
し、さらに必要に応じて前記した各種添加剤を配合せし
めることにより得られるが、その配合はポリスチレン系
重合体の製造工程の任意の段階で配合してもよく、ある
いはポリスチレン系重合体に押出機、バンバリーミキサ
ー、ロール、ニーダー等の混練機を用いて配合してもよ
く、その方法は任意である。
〈発明の効果〉 かくして、本発明のポリスチレン系重合体組成物は顔料
等を配合した場合であっても、従来にない非常にすぐれ
た耐候性を有している。
等を配合した場合であっても、従来にない非常にすぐれ
た耐候性を有している。
〈実施例〉 以下、実施例により本発明を説明する。
実施例1 クララスチックMH(市販ABS樹脂、住友ノーガタック
社)に3重量倍のイソプロピルアルコール/クロロホル
ム(重量比4/1)の混合溶媒を加え、50℃で24時間攪拌
して安定剤を抽出した。同操作を4回繰り返した後、減
圧乾燥して未安定化ABS樹脂を得た。
社)に3重量倍のイソプロピルアルコール/クロロホル
ム(重量比4/1)の混合溶媒を加え、50℃で24時間攪拌
して安定剤を抽出した。同操作を4回繰り返した後、減
圧乾燥して未安定化ABS樹脂を得た。
この未安定化ABS樹脂100重量部に酸化チタン2重量部、
4,4′−ブチリデンビス(3−メチル−6−t−ブチル
フェノール)0.3重量部、トリス(ノニルフェニル)ホ
スファイト0.3重量部および表−2に示す耐候安定剤の
所定量(重量部)をドライブレンドし、30mm押出機を用
いて230℃で押出してペレット化した。
4,4′−ブチリデンビス(3−メチル−6−t−ブチル
フェノール)0.3重量部、トリス(ノニルフェニル)ホ
スファイト0.3重量部および表−2に示す耐候安定剤の
所定量(重量部)をドライブレンドし、30mm押出機を用
いて230℃で押出してペレット化した。
このペレットを5.5オンス射出成形機を用いて240℃で厚
さ3mmの60mm×60mmのシートを作成し、耐候試験の試験
片とした。
さ3mmの60mm×60mmのシートを作成し、耐候試験の試験
片とした。
耐候試験はサンシャインウェザーメーター(ブラックパ
ネル83℃、水スプレー18分/120分)中で照射を行ない、
光沢(グロス)変化を測定し、グロス値が50に低下する
までの時間をグロスライフとして耐候性を評価した。
ネル83℃、水スプレー18分/120分)中で照射を行ない、
光沢(グロス)変化を測定し、グロス値が50に低下する
までの時間をグロスライフとして耐候性を評価した。
結果を表−2に示す。
なお、表−2において耐候剤の記号は表−1および下記
の化合物を示すものである。
の化合物を示すものである。
UVA-1:2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル) ベンゾトリアゾール UVA-2:2−(2−ヒドロキシ−3−t−ブチル−5−メ チルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール UVA-3:2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチル フェニル)ベンゾトリアゾール UVA-4:2−ヒドロキシ−4−オクトキシ ベンゾフェノン 実施例2 クララスチックUB-700(市販AES樹脂,住友ノーガタッ
ク社)を使用し、実施例1で示したと同様の処理を行っ
て未安定化AES樹脂を得た。
ク社)を使用し、実施例1で示したと同様の処理を行っ
て未安定化AES樹脂を得た。
得られた未安定化AES樹脂100重量部にフタロシアニンブ
ルー1.0重量部、n−オクタデシル−3−(3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート0.
3重量部、2−t−ブチル−6−(3−t−ブチル−5
−メチル−2−ヒドロキシベンジル)−4−メチルフェ
ニルアクリレート0.3重量部、トリス(2,4−ジ−t−ブ
チルフェニル)ホスファイト0.3重量部および表−3に
示す耐候安定剤の所定量(重量部)をドライブレンド
し、30mm押出機を用いて230℃で押出してペレット化し
た。
ルー1.0重量部、n−オクタデシル−3−(3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート0.
3重量部、2−t−ブチル−6−(3−t−ブチル−5
−メチル−2−ヒドロキシベンジル)−4−メチルフェ
ニルアクリレート0.3重量部、トリス(2,4−ジ−t−ブ
チルフェニル)ホスファイト0.3重量部および表−3に
示す耐候安定剤の所定量(重量部)をドライブレンド
し、30mm押出機を用いて230℃で押出してペレット化し
た。
以下、実施例1と同様にして試験片を作成し、同様に耐
候性試験を行った。
候性試験を行った。
その結果を表−3に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉村 正克 大阪府大阪市此花区春日出中3丁目1番98 号 住友化学工業株式会社内 (72)発明者 高橋 祐幸 大阪府大阪市此花区春日出中3丁目1番98 号 住友化学工業株式会社内 (72)発明者 山本 浩喜 大阪府大阪市此花区春日出中3丁目1番98 号 住友化学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−37769(JP,A) 特開 昭61−31466(JP,A) 特開 昭62−7752(JP,A) 特開 昭55−161838(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】一般式 (式中、R1は水素原子または炭素数1〜3のアルキル基
を、R2は水素原子または炭素数1〜12のアルキル基を、
R3およびR4はそれぞれ独立に炭素数1〜4のアルキル基
を示す) で示されるヒンダードピペリジン化合物と、2−(2−
ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール
および2−(2−ヒドロキシ−3−t−ブチル−5−メ
チルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾールから選
ばれる1種または2種のベンゾトリアゾール化合物を含
有してなることを特徴とする安定化されたポリスチレン
系重合体組成物。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61304826A JPH0725963B2 (ja) | 1986-12-19 | 1986-12-19 | 安定化されたポリスチレン系重合体 |
US07/128,874 US4812494A (en) | 1986-12-19 | 1987-12-04 | Stabilized styrene polymer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61304826A JPH0725963B2 (ja) | 1986-12-19 | 1986-12-19 | 安定化されたポリスチレン系重合体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63156844A JPS63156844A (ja) | 1988-06-29 |
JPH0725963B2 true JPH0725963B2 (ja) | 1995-03-22 |
Family
ID=17937718
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61304826A Expired - Lifetime JPH0725963B2 (ja) | 1986-12-19 | 1986-12-19 | 安定化されたポリスチレン系重合体 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4812494A (ja) |
JP (1) | JPH0725963B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
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Family Cites Families (7)
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Also Published As
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