JPH0725884Y2 - テープ引出し部材位置決め装置 - Google Patents

テープ引出し部材位置決め装置

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JPH0725884Y2
JPH0725884Y2 JP1988150907U JP15090788U JPH0725884Y2 JP H0725884 Y2 JPH0725884 Y2 JP H0725884Y2 JP 1988150907 U JP1988150907 U JP 1988150907U JP 15090788 U JP15090788 U JP 15090788U JP H0725884 Y2 JPH0725884 Y2 JP H0725884Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、テープカセツトより引出した磁気テープを回
転ヘツドシリンダに所定角度巻付けて記録再生を行うVT
R,R−DAT等の磁気記録再生装置において、磁気テープを
引出すテープ引出し部材を引出し完了位置に位置決めす
るテープ引出し部材位置決め装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種磁気記録再生装置においては、例えば特公
昭57-23334号公報(G11B15/66)に見られるように、テ
ープカセツトから磁気テープを引出すテープ引出し部材
を基板の案内溝に沿つて移動し、該案内溝の終端位置に
ストッパを設けると共に、磁気テープの回転ヘツドシリ
ンダへの巻付けを完了した引出し部材をストツパにより
位置決めするようにしている。
この場合、ストツパの突出片に形成されたV溝でテープ
引出し部材上のピンを受けることにより引出し部材の位
置を規制し、他の手段により引出し部材の上下,左右の
ずれや傾斜を規制する。
例えば、第5図以下の図面は従来のテープ引出し部材位
置決め装置を示している。
テープカセツトより磁気テープ(1)を引出すテープ引
出し部材(2)は、ベース(3)の先端部に貫設された
ボス(4)の上面に高さ調整用ねじ部を備えたテープガ
イド(5)を取付けると共に,ベース(3)上に傾斜ピ
ン(6)を植設して構成され、回転ヘツドシリンダが設
置された基板上を該基板に形成された案内溝に沿つて移
動するようになつている。
すなわち、ベース(3)の下面の連結ボス(7)に連結
されたレバー(8)が回動することにより、ボス(4)
の下部と連結ボス(7)とが案内溝を走行しながらベー
ス(3)が基板上面を摺動する。
ベース(3)の中央部下面の取付座(9)にねじ(10)
により板ばね(11)が取付けられ、ボス(4),(7)
の案内溝からの抜けが防止される。
一方、案内溝の終端位置には、案内溝に連続したボス規
制溝(12)及び基板上面に連続したベース受け面(13)
を有するストツパ部材(14)が取付けられ、受け面(1
3)上に突設されたストツパ(15)に突出片(16)が設
けられると共に、突出片(16)にV溝(17)が形成され
ている。
前記引出し部材(2)は、案内溝の始端位置から終端位
置まで移動する間に、テープカセツトから磁気テープ
(1)を引出すと共に、該磁気テープ(1)を回転ヘツ
ドシリンダに所定角度だけ巻付けるが、この巻付けが完
了すると、部材ベース(2)のベース(3)が受け面
(13)上に達し、ボス(4)の上端部がV溝(17)に当
接してテープガイド(5)の位置決めが行われる。
同時に、ベース(3)の先端の突片(18)がストツパ
(15)の凹部(19)に入り込み、その内天井の規制面
(20)に当接係合してベース(3)の上下規制が行われ
る。
さらに、ストツパ部材(14)のボス規制溝(12)は、ボ
ス(4),(7)がその移動に支障のない程度に嵌合す
る溝幅に形成されているので、ベース(3)の溝幅方向
の規制が行われる。
なお、(21)はストツパ部材(14)の両側に形設された
耳片であり、耳片(21)に形成された上下方向に開口し
た取付孔(22)にねじを挿通してシヤーシに締着するこ
とによりストツパ部材(14)が取付けられる。
〔考案が解決しようとする課題〕
前述したような従来のテープ引出し部材位置決め装置に
あつては、ストツパ部材(14)において、V溝(17)を
形成する突出片(16)がベース受け面(13)上に重なる
ことになるが、ストツパ部材(14)の取付孔(22)は通
常上下方向に開いているため、ストツパ部材(14)の成
形に際し、金型構造上,突出片(16)はアンダーカツト
の関係にあり、したがつて、ボス規制溝(12)の方向に
スライドコア等が特に必要になり、金型が高価になる問
題がある。
ところで、ストツパ部材(14)の受け面(13)は、通
常,切削加工により精度を確保するようになつている
が、前記突出片(16)により上方からの加工が行えない
部分が生じ、加工作業が繁雑になる欠点がある。
また、回転ヘツドシリンダを取付けるシリンダベースに
左右のストツパ部材を一体に成形する場合には、2つの
ストツパ部材のそれぞれのボス規制溝の方向によつては
スライドコアの使用も困難になる場合が生じ、さらに、
このシリンダベースに案内溝まで一体化して成形しよう
とすると、金型構造は非常に複雑なものになつてしま
う。
なお、金型構造の簡略化のために、前記突出片(16)及
びV溝(17)を削除しようとすると、テープガイド
(5)の位置決めが行えなくなるため、引出し部材
(2)の位置決め精度の低下は避けられないことにな
る。
本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に留意
してなされたものであり、その目的とするところは、複
雑な金型構造を必要とすることなく所定の位置決め精度
を確保できるテープ引出し部材位置決め装置を提供しよ
うとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するための本考案の構成を、実施例に対
応する第1図を参照して説明する。
本考案のテープ引出し部材位置決め装置においては、基
板上を該基板に形成された案内溝に沿つて移動するテー
プ引出し部材(2)のベース(3)上のテープガイド
(5)を取付けたボス(4)に該ベース(3)の先端部
より突出する外径を有する円形当接板(23)を設け、前
記案内溝の終端位置に設けられたストツパ(15)の前記
テープ引出し部材(2)側に、前記当接板(23)が当接
する2つの当接面(24a),(24b)よりなるV溝(24)
を形成し、前記両当接面(24a),(24b)を前記基板上
面に連続したベース受面に対し直交する方向に前記ベー
ス受面から連続して立上らせたことを特徴とするもので
ある。
〔作用〕
前述のように構成された本考案のテープ引出し部材位置
決め装置にあつては、テープ引出し部材(2)が案内溝
の終端位置に達すると、ベース(3)の先端部より突出
した当接板(23)がストツパ(15)のV溝(24)に当接
し、引出し部材(2)が従来と同等の位置決め精度が位
置決めされる。
前記ストツパ(15)のV溝(24)は、基板上面より連続
して立上つた2つの当接面(24a),(24b)により形成
されるので、従来の突出片のような基板上面(受け面)
上に重なる部分がなく、金型構造上アンダーカツトが皆
無となる。
〔実施例〕
本考案の実施例につき、第1図ないし第4図を用いて説
明する。
まず、第1図ないし第3図は1実施例を示し、これらの
図面において、前記と同一記号は同一もしくは相当する
ものを示すものとし、従来と異なる点は、テープ引出し
部材(2)のテープガイド(5)を取付けたボス(4)
の上端部に、ベース(3)の先端部より突出する外径を
有する円形の当接板(23)を一体に設ける一方、ストツ
パ部材(14)に突設されたストツパ(15)に、ベース受
け面(13)に対し直交すると共に該ベース受け面(13)
より連続して立上つた2つの当接面(24a),(24b)よ
りなるV溝(24)を形成した点である。
したがつて、案内溝の始端位置から終端位置までテープ
引出し部材(2)が移動することにより、テープカセツ
トから磁気テープ(1)が引出されて回転ヘツドシリン
ダに所定角だけ巻付けられるが、この巻付けが完了する
と、ベース(3)が受け面(13)上に達し、当接板(2
3)の外周面がV溝(24)の両当接面(24a),(24b)
に当接してテープガイド(5)の位置決めが行われる。
同時に、ベース(3)の先端の突片(18)がストツパ
(15)の凹部(19)に入り込んで規制面(20)に当接係
合し、ベース(3)の上下規制が行われる。
勿論、ストツパ部材(14)のボス規制溝(12)において
両ボス(4),(7)の溝幅方向のずれが抑制され、引
出し部材(2)の溝幅方向の規制が行われる。
この結果、従来と同等の位置決め精度が得られる。
さらに、前記ストツパ(15)には従来のような突出片を
設けることなくV溝(24)が形成され、両当接面(24
a),(24b)が受け面(13)よりまつすぐ直立したかた
ちとなるため、ストツパ部材(14)の成形に際し、アン
ダーカツトが生じず、取付孔(22)の開口方向である上
下方向に金型を割ることができる。
しかも、受け面(13)には何ら障害となるものがないた
め、該受け面(13)の切削加工も上方からだけで行える
ことになり、加工が容易で高精度な加工面が得られる。
次に、第4図は他の実施例を示し、回転ヘツドシリンダ
を取付けるシリンダベースとストツパ部材とを一体化し
たサブシヤーシ(25)を示したものである。
このサブシヤーシ(25)には、シリンダ取付孔(26)の
周縁にシリンダ取付面(27a),(27b),(27c)及び
シリンダ取付用ねじ孔(28a),(28b)が形成されると
共に、取付孔(26)の両側にテープ引出し部材の1対の
案内溝(29)が形成され、該両案内溝(29)の終端位置
にそれぞれストツパ(15)が突設されると共に、両スト
ツパ(15)にそれぞれサブシヤーシ(25)の上面のベー
ス受け面(13)に対し直交しかつ連続して立上つた2つ
の当接面よりなるV溝(24)が形成されており、アルミ
ダイカスト等の成形時に、サブシヤーシ(25)に取付孔
(26),取付面(27a)〜(27c),ねじ孔(26a),(2
6b)用透孔,ストツパ(15)及び案内溝(29)が一体成
形されている。
このようにシリンダベース,ストツパ部材さらには案内
溝(29)まで一体化したサブシヤーシ(25)において
は、ストツパ(15)のV溝(24)がベース受け面(1
3),すなわちサブシヤーシ(25)の上面よりまつすぐ
立つた2つの当接面により形成されるため、上下方向の
型割りで金型を構成することができ、金型構造が簡単に
なるばかりではなく、各部品の位置精度も良好なものに
なる効果が得られる。
〔考案の効果〕
本考案は、以上説明したように構成されているので、次
に記載するような効果を奏する。
テープ引出し部材のベース上のテープガイドを取付けた
ボスに、ベースの先端より突出する外径を有する当接板
を設けると共に、引出し部材のストツパに基板上面に連
続したベース受面に対し直交する方向にベース受面から
連続して立上つた2つの当接面よりなるV溝を形成し、
当接板をV溝に当接して引出し部材を案内溝の終端位置
に位置決めできるようにしたので、引出し部材を従来と
同等の位置決め精度で位置決めできるうえ、ストツパの
成形に複雑な金型構造を必要とせず、一方向の型開きで
一体成形でき、金型費を低減できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案におけるテープ引出し部材
位置決め装置の実施例を示し、第1図ないし第3図は1
実施例を示し、第1図及び第2図はそれぞれテープ引出
し部材位置決め時の平面図及び切断側面図、第3図はス
トツパ部材の斜視図、第4図は他の実施例を示すサブシ
ヤーシの平面図、第5図以下は従来例を示し、第5図及
び第6図はそれぞれ平面図及び切断側面図、第7図はス
トツパ部材の斜視図である。 (1)…磁気テープ、(2)…テープ引出し部材、
(3)…ベース、(13)…ベース受け面、(15)…スト
ツパ、(23)…当接板、(24)…V溝、(24a),(24
b)…当接面、(25)…サブシヤーシ、(29)…案内
溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上を該基板に形成された案内溝に沿つ
    て移動しテープカセツトから磁気テープを引出して回転
    ヘツドシリンダに巻付けるテープ引出し部材を,前記案
    内溝の終端位置に設けられたストツパに当接して位置決
    めするテープ引出し部材位置決め装置において、 前記テープ引出し部材のベース上のテープガイドを取付
    けたボスに該ベースの先端部より突出する外径を有する
    円形当接板を設け、前記ストツパの前記テープ引出し部
    材側に、前記当接板が当接する2つの当接面よりなるV
    溝を形成し、前記両当接面を前記基板上面に連続したベ
    ース受面に対し直交する方向に前記ベース受面から連続
    して立上らせてなるテープ引出し部材位置決め装置。
JP1988150907U 1988-11-19 1988-11-19 テープ引出し部材位置決め装置 Expired - Lifetime JPH0725884Y2 (ja)

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JPH0272440U JPH0272440U (ja) 1990-06-01
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6226662A (ja) * 1985-07-29 1987-02-04 Hitachi Ltd 磁気記録再生装置のテ−プ案内体位置決め装置
JPS63113230U (ja) * 1987-01-16 1988-07-21

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