JPH079225Y2 - カセットテープレコーダのリール台構造 - Google Patents
カセットテープレコーダのリール台構造Info
- Publication number
- JPH079225Y2 JPH079225Y2 JP6337188U JP6337188U JPH079225Y2 JP H079225 Y2 JPH079225 Y2 JP H079225Y2 JP 6337188 U JP6337188 U JP 6337188U JP 6337188 U JP6337188 U JP 6337188U JP H079225 Y2 JPH079225 Y2 JP H079225Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reel
- drive transmission
- cap
- transmission member
- protrusion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【考案の詳細な説明】 〔概要〕 カセットテープレコーダのリール台構造であって、リー
ルキャップの一部に突起を設け、その突起を受けて係合
する突起受け溝および突起を突起受け溝に案内するガイ
ド溝とを駆動伝達部材に設け、リール台の組立中に、リ
ールキャップの突起をガイド溝に沿って突起受け溝に案
内し、突起受け溝と突起とを係合することにより、リー
ル台の組立における作業性が向上される。
ルキャップの一部に突起を設け、その突起を受けて係合
する突起受け溝および突起を突起受け溝に案内するガイ
ド溝とを駆動伝達部材に設け、リール台の組立中に、リ
ールキャップの突起をガイド溝に沿って突起受け溝に案
内し、突起受け溝と突起とを係合することにより、リー
ル台の組立における作業性が向上される。
本考案はカセットテープの正常送り、早送りおよび巻も
どしを行うカセットテープレコーダのリール台構造に関
する。
どしを行うカセットテープレコーダのリール台構造に関
する。
近年、テープレコーダ用のテープとして、カセットテー
プが、世界共通で互換性があることおよび取扱いが簡単
であることなどにより非常に広く普及してきた。これに
伴なって、カセットテープレコーダにおいて、カセット
テープの正常送り、早送りおよび巻もどしを行うリール
台に対してカセットテープが正しく挿入されることが必
要とされる。
プが、世界共通で互換性があることおよび取扱いが簡単
であることなどにより非常に広く普及してきた。これに
伴なって、カセットテープレコーダにおいて、カセット
テープの正常送り、早送りおよび巻もどしを行うリール
台に対してカセットテープが正しく挿入されることが必
要とされる。
第7図は従来のカセットテープレコーダのリール台の構
造を示す断面図である。本図において、このリール台
は、支柱8に沿って挿入された駆動伝達部材3′と、そ
の駆動伝達部材3′にばね7を挟んで支柱8に沿って駆
動伝達部材3′と係合するリールキャップ1′と、支柱
8に先端に設けた溝に圧入されてばね7の力に抗しリー
ルキャップ1′を所定の位置に保持するワッシャー6と
から構成されている。この駆動伝達部材3′は例えばモ
ータの駆動力をリールキャップ1に伝えるために、互い
に係合する部分は例えば六角形をしている。
造を示す断面図である。本図において、このリール台
は、支柱8に沿って挿入された駆動伝達部材3′と、そ
の駆動伝達部材3′にばね7を挟んで支柱8に沿って駆
動伝達部材3′と係合するリールキャップ1′と、支柱
8に先端に設けた溝に圧入されてばね7の力に抗しリー
ルキャップ1′を所定の位置に保持するワッシャー6と
から構成されている。この駆動伝達部材3′は例えばモ
ータの駆動力をリールキャップ1に伝えるために、互い
に係合する部分は例えば六角形をしている。
上記のカセットテープレコーダのリール台の構造では、
ばね7により上下動できるリールキャップ1′によりカ
セットテープを所定の位置にセットできるが、このリー
ル台を組み立てるときに、最終的にワッシャー6で取り
付けるまで、ばね7の力によって支柱8から外れないよ
うにリールキャップ1′を押さえて置かなければならな
い。そのために、組立の作業性が悪くなるという第1の
問題がある。また、リールキャップ1′を押さえるため
の押え治具を製作することも考えられるが、リールキャ
ップ1′を押さえるスペースがあまり広く取れないの
と、仮に押え治具を用いて取り付けるとしても、ワッシ
ャー6を支柱8に取り付けるための治具がその押え治具
に当たりワッシャー6を支柱8に取り付けることができ
ないという第2の問題がある。さらに、この第2の問題
については、ワッシャー取付けの自動化がし難くくなる
という欠点がある。
ばね7により上下動できるリールキャップ1′によりカ
セットテープを所定の位置にセットできるが、このリー
ル台を組み立てるときに、最終的にワッシャー6で取り
付けるまで、ばね7の力によって支柱8から外れないよ
うにリールキャップ1′を押さえて置かなければならな
い。そのために、組立の作業性が悪くなるという第1の
問題がある。また、リールキャップ1′を押さえるため
の押え治具を製作することも考えられるが、リールキャ
ップ1′を押さえるスペースがあまり広く取れないの
と、仮に押え治具を用いて取り付けるとしても、ワッシ
ャー6を支柱8に取り付けるための治具がその押え治具
に当たりワッシャー6を支柱8に取り付けることができ
ないという第2の問題がある。さらに、この第2の問題
については、ワッシャー取付けの自動化がし難くくなる
という欠点がある。
本考案は、上記の諸問題を解決するためになされたもの
であり、従来のカセットテープレコーダのリール台構造
において、組立の作業性を向上し、自動化への対応が可
能となるカセットテープレコーダのリール台構造を提供
することを目的とするものである。
であり、従来のカセットテープレコーダのリール台構造
において、組立の作業性を向上し、自動化への対応が可
能となるカセットテープレコーダのリール台構造を提供
することを目的とするものである。
第1図は本考案に基づくカセットテープレコーダのリー
ル台構造の原理構成を示す断面図である。本図におい
て、駆動力を伝達する駆動伝達部材(3)にはまり込ん
で駆動されるリールキャプ(1)を有し、該リールキャ
プ(1)は、ばね等により付勢され、ワッシャー等によ
り該駆動伝達部材(3)からの抜け出しが防止される様
に構成されたカセットテープレコーダのリール台構造が
示されており、1はリールキャップであり、カセットテ
ープのリールと係合してそのリールを駆動させる。2は
突起であり、駆動伝達部材3にはまり込むリールキャッ
プ1の一部に設けられる。駆動伝達部材3は図示しない
モータの駆動力をリールキャップ1に伝える。4はガイ
ド溝であり、駆動伝達部材3に沿って突起2を突起受け
溝5に案内する。突起受け溝5は突起2を受けて係合す
る。6はワッシャーであり、駆動伝達部材3に挟まれた
ばね7の力に対してリールキャップ1を所定の位置に保
持するために支柱8に取り付けられる。
ル台構造の原理構成を示す断面図である。本図におい
て、駆動力を伝達する駆動伝達部材(3)にはまり込ん
で駆動されるリールキャプ(1)を有し、該リールキャ
プ(1)は、ばね等により付勢され、ワッシャー等によ
り該駆動伝達部材(3)からの抜け出しが防止される様
に構成されたカセットテープレコーダのリール台構造が
示されており、1はリールキャップであり、カセットテ
ープのリールと係合してそのリールを駆動させる。2は
突起であり、駆動伝達部材3にはまり込むリールキャッ
プ1の一部に設けられる。駆動伝達部材3は図示しない
モータの駆動力をリールキャップ1に伝える。4はガイ
ド溝であり、駆動伝達部材3に沿って突起2を突起受け
溝5に案内する。突起受け溝5は突起2を受けて係合す
る。6はワッシャーであり、駆動伝達部材3に挟まれた
ばね7の力に対してリールキャップ1を所定の位置に保
持するために支柱8に取り付けられる。
本考案は、リール台の組立中に、突起2をガイド部溝4
に沿って突起受け溝5に案内させて突起受け溝5と係合
させることにより、支柱8に対してワッシャー6の取付
け位置より下方にリールキャップ1を駆動伝達部材3に
仮固定するものである。
に沿って突起受け溝5に案内させて突起受け溝5と係合
させることにより、支柱8に対してワッシャー6の取付
け位置より下方にリールキャップ1を駆動伝達部材3に
仮固定するものである。
詳細には、本考案の組立状態を第2図に基づき、以下説
明する。本図において、(a)はリールキャップ1の仮
固定状態を示し、(b)および(c)はワッシャー6の
取付け状態を示し、(d)は完成状態を示す。最初に、
支柱8に沿って駆動伝達部材3を挿入し、その駆動伝達
部材3にばね7を挟んでリールキャップ1を挿入する。
このとき、リールキャップ1は、そのリールキャップ1
の突起2が駆動伝達部材3のガイド溝4に案内されるよ
うに駆動伝達部材3に挿入される。さらに、リールキャ
ップ1を挿入後、リールキャップ1を駆動伝達部材3に
沿って下降すると、突起2がガイド溝4に案内されて突
起受け溝5と係合され、リールキャップ1が支柱8に対
して取り付けられるワッシャー6の位置より下方に仮固
定される((a)の状態)。リールキャップ1が仮固定
されているままで、ワッシャー6の支柱8に圧入して
((b)の状態)、支柱8の溝にワッシャー6を取り付
ける((c)の状態)。突起2を突起受け溝5から外す
と、ばね7の力によりリールキャップ1はガイド溝4に
沿って上昇し、リールキャップ1がワッシャー6に当た
って止まる((d)の状態)。
明する。本図において、(a)はリールキャップ1の仮
固定状態を示し、(b)および(c)はワッシャー6の
取付け状態を示し、(d)は完成状態を示す。最初に、
支柱8に沿って駆動伝達部材3を挿入し、その駆動伝達
部材3にばね7を挟んでリールキャップ1を挿入する。
このとき、リールキャップ1は、そのリールキャップ1
の突起2が駆動伝達部材3のガイド溝4に案内されるよ
うに駆動伝達部材3に挿入される。さらに、リールキャ
ップ1を挿入後、リールキャップ1を駆動伝達部材3に
沿って下降すると、突起2がガイド溝4に案内されて突
起受け溝5と係合され、リールキャップ1が支柱8に対
して取り付けられるワッシャー6の位置より下方に仮固
定される((a)の状態)。リールキャップ1が仮固定
されているままで、ワッシャー6の支柱8に圧入して
((b)の状態)、支柱8の溝にワッシャー6を取り付
ける((c)の状態)。突起2を突起受け溝5から外す
と、ばね7の力によりリールキャップ1はガイド溝4に
沿って上昇し、リールキャップ1がワッシャー6に当た
って止まる((d)の状態)。
これによって、リールキャップ1に仮固定することによ
り、リール台の組立における作業性を向上することがで
きる。
り、リール台の組立における作業性を向上することがで
きる。
第3図は本考案の一実施例を示す分解図である。本図に
おいて、リールキャップ1には爪10が設けられており、
図示しないカセットテープのリールの突起と係合してそ
のリールを駆動させる。駆動伝達部材3は円筒30および
歯車31からなり、円筒30および歯車31は例えば樹脂成形
加工により一体化されている。ガイド溝4および突起受
け溝5として、例えばこの円筒30の側面にL字状の溝45
が設けられている。このL字状の溝45は例えば上記の樹
脂成形加工により円筒30および歯車31とともに形成され
る。また、円筒30にはその側面に沿って順次ばね7およ
びリールキャップ1が挿入され、駆動伝達部材3が支柱
8に沿って挿入される。支柱8の先端には円形のワッシ
ャー6を取り付ける溝80が設けられている。このワッシ
ャー6には、支柱8に圧入する際に容易に入るように、
中心に設けた孔から外側に向かって突き抜ける切込み60
が設けられている。なお、歯車31は図示しないモータに
連結されており、モータの駆動力を円筒30を介してリー
ルキャップ1に伝達する。
おいて、リールキャップ1には爪10が設けられており、
図示しないカセットテープのリールの突起と係合してそ
のリールを駆動させる。駆動伝達部材3は円筒30および
歯車31からなり、円筒30および歯車31は例えば樹脂成形
加工により一体化されている。ガイド溝4および突起受
け溝5として、例えばこの円筒30の側面にL字状の溝45
が設けられている。このL字状の溝45は例えば上記の樹
脂成形加工により円筒30および歯車31とともに形成され
る。また、円筒30にはその側面に沿って順次ばね7およ
びリールキャップ1が挿入され、駆動伝達部材3が支柱
8に沿って挿入される。支柱8の先端には円形のワッシ
ャー6を取り付ける溝80が設けられている。このワッシ
ャー6には、支柱8に圧入する際に容易に入るように、
中心に設けた孔から外側に向かって突き抜ける切込み60
が設けられている。なお、歯車31は図示しないモータに
連結されており、モータの駆動力を円筒30を介してリー
ルキャップ1に伝達する。
第4A図および第4B図はそれぞれリールキャップ1の側断
面図および底面を示す図である。これらの図により、リ
ールキャップ1の底には、突起2として角形の突起20が
設けられており、この突起20は上記のL字形の溝45には
まってその溝45に沿って移動する。
面図および底面を示す図である。これらの図により、リ
ールキャップ1の底には、突起2として角形の突起20が
設けられており、この突起20は上記のL字形の溝45には
まってその溝45に沿って移動する。
第5A図および第5B図はそれぞれ駆動伝達部材3の平面図
および側面図を示す。これらの図により、L字状の溝45
は、円筒30の縦軸に沿って設けられた縦溝40と、円筒30
の円周に沿って設けられ、縦溝と接続する横溝50とから
なる。リールキャップ1は、この縦溝40の側壁とリール
キャップ1の突起20とが当接することによって駆動伝達
部材3の駆動力が伝達されて回動される。なお、図面で
は、L字状の溝45を2箇所に設けているが、1箇所に設
けてもよい。
および側面図を示す。これらの図により、L字状の溝45
は、円筒30の縦軸に沿って設けられた縦溝40と、円筒30
の円周に沿って設けられ、縦溝と接続する横溝50とから
なる。リールキャップ1は、この縦溝40の側壁とリール
キャップ1の突起20とが当接することによって駆動伝達
部材3の駆動力が伝達されて回動される。なお、図面で
は、L字状の溝45を2箇所に設けているが、1箇所に設
けてもよい。
本実施例は、ワッシャー6を取り付けるときに、リール
キャップ1の突起20をL字状の溝45に沿って移動するこ
とにより、支柱8に対してワッシャー6の取り付ける位
置より下方にリールキャップ1を仮固定し、ワッシャー
6の取り付け後はリールキャップ1の突起20をL字状の
溝45に沿って戻すものである。
キャップ1の突起20をL字状の溝45に沿って移動するこ
とにより、支柱8に対してワッシャー6の取り付ける位
置より下方にリールキャップ1を仮固定し、ワッシャー
6の取り付け後はリールキャップ1の突起20をL字状の
溝45に沿って戻すものである。
第6図に基づいて以下詳細に説明する。本図において、
(a)は、リールキャップ1の仮固定状態を示し、
(b),(c)はワッシャー6の取付け状態を示し、
(d)はリール台の完成状態を示す。最初に、例えばケ
ースに設けられた固定板(図示しない)に例えばかしめ
られた支柱8に沿って、駆動伝達部材3の歯車31から下
にして挿入する。次に、ばね7を駆動伝達部材3の円筒
30に挿入し、リールキャップ1の突起20が円筒30に設け
られたL字状の溝45に合うように、リールキャップ1が
円筒30に挿入される。さらに、リールキャップ1がばね
7の力に抗して下降する(矢印A方向)により、突起20
をL字状の溝45に縦溝40に沿って下方に移動する。突起
2が縦溝40の下壁に突き当たったときに、リールキャッ
プ1を右方向(矢印B方向)に回転すると、突起2がL
字状の溝45の横軸50に沿って移動する。突起2が横溝50
の側壁に突き当たることにより、リールキャップ1が駆
動伝達部3の円筒30に仮固定される((a)の状態)。
このとき、リールキャップ1の頭部は、支柱8に対して
ワッシャーの取り付ける位置より下方にある。
(a)は、リールキャップ1の仮固定状態を示し、
(b),(c)はワッシャー6の取付け状態を示し、
(d)はリール台の完成状態を示す。最初に、例えばケ
ースに設けられた固定板(図示しない)に例えばかしめ
られた支柱8に沿って、駆動伝達部材3の歯車31から下
にして挿入する。次に、ばね7を駆動伝達部材3の円筒
30に挿入し、リールキャップ1の突起20が円筒30に設け
られたL字状の溝45に合うように、リールキャップ1が
円筒30に挿入される。さらに、リールキャップ1がばね
7の力に抗して下降する(矢印A方向)により、突起20
をL字状の溝45に縦溝40に沿って下方に移動する。突起
2が縦溝40の下壁に突き当たったときに、リールキャッ
プ1を右方向(矢印B方向)に回転すると、突起2がL
字状の溝45の横軸50に沿って移動する。突起2が横溝50
の側壁に突き当たることにより、リールキャップ1が駆
動伝達部3の円筒30に仮固定される((a)の状態)。
このとき、リールキャップ1の頭部は、支柱8に対して
ワッシャーの取り付ける位置より下方にある。
次に、リールキャップ1を仮固定した状態で、ワッシャ
ー6を支柱8に対して切込み60を押し広げながら圧入す
ることにより、ワッシャー6は支柱8の溝80に取り付け
られる((b)および(c)の状態)。
ー6を支柱8に対して切込み60を押し広げながら圧入す
ることにより、ワッシャー6は支柱8の溝80に取り付け
られる((b)および(c)の状態)。
最後に、リールキャップ1を左方向(矢印B′)に回転
することにより、突起20が溝50に沿って左方向に移動す
る。突起20が縦溝40に到達すると、ばね7の力により、
リールキャップ1が支柱8に取り付けられたワッシャー
6方向に押し上げられ、ワッシャー6に突き当たって保
持される((d)の状態)。
することにより、突起20が溝50に沿って左方向に移動す
る。突起20が縦溝40に到達すると、ばね7の力により、
リールキャップ1が支柱8に取り付けられたワッシャー
6方向に押し上げられ、ワッシャー6に突き当たって保
持される((d)の状態)。
なお、カセットテープのリールの突起がリールキャップ
1の爪に当たり、リールキャップ1が下方に押し込まれ
たときに、突起20が横溝50に入り込んでしまっても、モ
ータにより駆動伝達部材3を介してリールキャップ1が
駆動されるために、突起20は横溝50から抜け出ることが
できるので、カセットテープのリールと係合してそのリ
ールを駆動することができる。この場合のリール台構造
は、カセットテープレコーダにおいて、早送りおよび再
生用のリール台構造として適応される。
1の爪に当たり、リールキャップ1が下方に押し込まれ
たときに、突起20が横溝50に入り込んでしまっても、モ
ータにより駆動伝達部材3を介してリールキャップ1が
駆動されるために、突起20は横溝50から抜け出ることが
できるので、カセットテープのリールと係合してそのリ
ールを駆動することができる。この場合のリール台構造
は、カセットテープレコーダにおいて、早送りおよび再
生用のリール台構造として適応される。
これにより、ワッシャー6を取り付けるとき、わざわざ
リールキャップ1を押さえておく必要がなくなるため
に、組立の作業性が向上することができる。
リールキャップ1を押さえておく必要がなくなるため
に、組立の作業性が向上することができる。
本実施例は早送りおよび再生用のリール台構造について
示したが、巻戻し用リール台構造に対してはガイド部お
よび突起受け部として逆L字形の溝を円筒30に設けるこ
とにより対応が可能である。
示したが、巻戻し用リール台構造に対してはガイド部お
よび突起受け部として逆L字形の溝を円筒30に設けるこ
とにより対応が可能である。
以上説明したように本考案によれば、リールキャップに
突起を設け、駆動伝達部材にその突起と係合する突起受
け溝と突起をその突起受け溝に案内するガイド溝とを設
けることにより、リールキャップが駆動伝達部材に仮固
定されるので、リール台の組立における作業性が向上さ
れる。また、予めリール台をリールキャップの仮固定ま
で組み立てておくことができるので、リール台の組立を
自動化することへの対応が可能となる。
突起を設け、駆動伝達部材にその突起と係合する突起受
け溝と突起をその突起受け溝に案内するガイド溝とを設
けることにより、リールキャップが駆動伝達部材に仮固
定されるので、リール台の組立における作業性が向上さ
れる。また、予めリール台をリールキャップの仮固定ま
で組み立てておくことができるので、リール台の組立を
自動化することへの対応が可能となる。
第1図は本考案に基づくカセットテープレコーダのリー
ル台構造の原理構成を示す図、 第2図はリール台の組込み状態を示す図、 第3図は本考案の一実施例を示す分解図、 第4A図はリールキャップの側断面図、 第4B図はリールキャップの底面を示す図、 第5A図は駆動伝達部材の平面図、 第5B図は駆動伝達部材の側面図、 第6図は本実施例の組込み状態を示す図、 第7図は従来のカセットテープレコーダのリール台構造
を示す断面図である。 1……リールキャップ、2……突起、3……駆動伝達部
材、4……ガイド溝、5……突起受け溝。
ル台構造の原理構成を示す図、 第2図はリール台の組込み状態を示す図、 第3図は本考案の一実施例を示す分解図、 第4A図はリールキャップの側断面図、 第4B図はリールキャップの底面を示す図、 第5A図は駆動伝達部材の平面図、 第5B図は駆動伝達部材の側面図、 第6図は本実施例の組込み状態を示す図、 第7図は従来のカセットテープレコーダのリール台構造
を示す断面図である。 1……リールキャップ、2……突起、3……駆動伝達部
材、4……ガイド溝、5……突起受け溝。
Claims (1)
- 【請求項1】駆動力を伝達する駆動伝達部材(3)には
まり込んで駆動されるリールキャプ(1)を有し、該リ
ールキャプ(1)は、ばね等により付勢され、ワッシャ
ー等により該駆動伝達部材(3)からの抜け出しが防止
される様に構成されたカセットテープレコーダのリール
台構造において、前記駆動伝達部材(3)にはまり込む
前記リールキャプ(1)の一部に設けられた突起(2)
と、前記駆動伝達部材(3)に設けられ、リール台の組
立中に前記突起(2)を受けて係合する突起受け溝
(5)と、前記駆動伝達部材(3)に前記突起(2)を
前記突起受け溝(5)に案内するガイド溝(4)とを設
けてなることを特徴とするカセットテープレコーダのリ
ール台構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6337188U JPH079225Y2 (ja) | 1988-05-16 | 1988-05-16 | カセットテープレコーダのリール台構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6337188U JPH079225Y2 (ja) | 1988-05-16 | 1988-05-16 | カセットテープレコーダのリール台構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01165934U JPH01165934U (ja) | 1989-11-21 |
JPH079225Y2 true JPH079225Y2 (ja) | 1995-03-06 |
Family
ID=31288877
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6337188U Expired - Lifetime JPH079225Y2 (ja) | 1988-05-16 | 1988-05-16 | カセットテープレコーダのリール台構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH079225Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-05-16 JP JP6337188U patent/JPH079225Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01165934U (ja) | 1989-11-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS6312451Y2 (ja) | ||
US4496118A (en) | Magnetic tape cassette | |
JPH079225Y2 (ja) | カセットテープレコーダのリール台構造 | |
JPS6331269Y2 (ja) | ||
US4487649A (en) | Apparatus and method for assembling component parts | |
JPS6034131Y2 (ja) | リ−ル台装置 | |
JPH042446Y2 (ja) | ||
JPS6037716Y2 (ja) | 記録再生装置 | |
JPH02270154A (ja) | カセットローディング装置 | |
JPS6030840Y2 (ja) | フライホイ−ル軸のスラスト受け装置 | |
JPH0227434Y2 (ja) | ||
JPS633020Y2 (ja) | ||
JPS6316037Y2 (ja) | ||
JPH0596973U (ja) | テープカセット | |
JPH0725884Y2 (ja) | テープ引出し部材位置決め装置 | |
JPS6331268Y2 (ja) | ||
JPH0237184Y2 (ja) | ||
JPS6316038Y2 (ja) | ||
JPH079276Y2 (ja) | テーププレーヤ | |
JPH0142834Y2 (ja) | ||
EP1607956A2 (en) | Reel cover for tape deck chassis | |
JPH0747358Y2 (ja) | テープカートリッジ | |
JPH0584586B2 (ja) | ||
JPS5917078U (ja) | 磁気テ−プカセツト | |
JPH079226Y2 (ja) | 磁気記録再生装置のリール台構造 |