JPH0210570Y2 - - Google Patents

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JPH0210570Y2
JPH0210570Y2 JP7762381U JP7762381U JPH0210570Y2 JP H0210570 Y2 JPH0210570 Y2 JP H0210570Y2 JP 7762381 U JP7762381 U JP 7762381U JP 7762381 U JP7762381 U JP 7762381U JP H0210570 Y2 JPH0210570 Y2 JP H0210570Y2
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head
cylinder
head support
fan
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JP7762381U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はテープレコーダの回転ヘツド機構の改
良に関する。
録音、再生がフオワード方向とリバース方向の
両方において行えるテープレコーダにあつて、従
来はヘツドをフオワード方向とリバース方向で上
下動させていたが、しかしこの方法にあつてはフ
オワード方向とリバース方向とでアジマスに狂い
が生じ最良の状態で録音、再生が行えなかつた。
そこで近年になつてヘツドを略180度回転させ
アジマスを合わせるようにした回転ヘツドが開発
されている。本出願人もこのような回転ヘツドを
開発しているが、その回転ヘツドはヘツドベース
に固定されるヘツド支持台をヘツド挿入円孔部よ
り2個に分割すると共に円孔に溝又は突条を形成
し、一方ヘツドが取付けられたシリンダに上記溝
や突条と係合される突条や溝を形成し、ヘツド支
持台の円孔にシリンダを挿入し、該ヘツド支持台
の2個を結合ネジ止めすることによつて、シリン
ダをヘツド支持台に回転自在で、しかも円孔から
抜け出ないようにしていた。
しかしこの方法にあつては、ヘツド支持台を2
部材に分割しなければならないため組立作業が面
倒であると共に2部材を結合するに際して寸法誤
差からしてシリンダが円孔内に嵌合できない等の
問題が生じた。
本考案は叙上の点に鑑みて成されたもので、ヘ
ツド支持台を一部材となし、このヘツド支持台の
円孔にシリンダを嵌合した後に押え部材をヘツド
支持台に係合固定することによつてシリンダの抜
けを防止したテープレコーダの回転ヘツド機構を
提供することを目的とする。
次に本考案の一実施例を図面と共に説明する。
1は録音、再生操作により前進するヘツドベー
ス、2は該ヘツドベース1にネジ止めされるヘツ
ド支持台にして、起立片2aに後述するヘツド7
が挿入される円孔2bが形成されている。またこ
の起立片2aの上方両側には後述する押え部材1
0が係合される係合溝2cが形成されると共に起
立片2aの下端中央にはピン6が嵌合される小孔
2dが形成されている。3は上記ヘツド支持台2
における起立片2aの頂部両側にばね4と共に螺
合されたアジマス調整用ネジ、5は外周に歯部5
aが形成された扇状歯車にして、その要部に軸孔
5bが形成されると共に外周中央にスプリング係
合用の突起5cが、また両側に係合突起5d,5
eが形成されている。6は扇状歯車5の軸孔5b
を介して上記ヘツド支持台2の小孔2dに嵌合さ
れるピンにして、該ピン6を小孔2dに嵌合した
状態でヘツド支持台2をヘツドベース1に取付け
ると、該ピンの頭部はヘツドベース1に形成され
た起立片1aによつて押えられて抜け出ないよう
になる。7は録音、再生用のヘツド、8は該ヘツ
ドが挿入固定されたシリンダにして、上記ヘツド
支持台2の円孔2b内に回転自在に挿入される。
またこのシリンダ8の前端にストツパ8aが形成
されていて、シリンダ8が略180度回転する毎に
上記したアジマス調整用ネジ3の何れかに当接す
る。9は上記シリンダ8の後方に嵌着されたリー
ド線ガイド部材にして、前面に歯車9aを有す
る。このガイド部材9はヘツド7のリード線7a
が挿通される挿通孔9bと、該挿通孔9bと連通
するリード線挿通溝9cおよびリード線巻付部9
dが一体に形成されている。10は上記ヘツド支
持台2の起立片2a上面に覆せられる押え部材に
して、上記起立片2aの係合溝2cと係合される
係合片10aが左右に形成されると共に上記シリ
ンダ8の前後縁を押える押え片10bが前後に形
成されている。而してシリンダ8をヘツド支持台
2の円孔2b内に挿入すると共に押え部材10を
ヘツド支持台2の頂部に乗せて押し付けると、係
合片10aが係合溝2cに係合されて固定される
と共に押え片10bがシリンダ8の前後縁に位置
する。従つてヘツド支持台2に固定された押え部
材10の押え片10bによつてシリンダ8は前後
方向への移動を規制され、回転のみ自由となる。
11はヘツドベース1に植設されたピン1bに水
平板部11aの長孔11bがガイドされると共に
ヘツドベース1の上記起立片および他の起立片1
cにガイドされ、フオワード方向、リバース方向
の録音、再生操作毎に左右方向にスライドするス
ライド板にして、垂直板部11cの中央に上記扇
状歯車5の突起5cが臨む溝11dが形成されて
いる。またこの溝11dに沿つてその前面に上記
扇状歯車5の係合突起5d,5eと交互に当接
し、該スライド板11のスライドに伴つて扇状歯
車5を回転させる制御突条11eが形成されてい
る。また垂直板部11cの左右にはヘツド7のリ
ード線7aをガイドし、かつ係止する複数の係止
片11fが形成されている。そして上記リード線
巻付部9dに巻き付かれたリード線7aはさらに
この係止片11fにて係止され、電気回路に導び
かれる。またスライド板11の中央下端には突起
11gが形成されていて、この突起11gと扇状
歯車5の突起5cとの間にスプリング12が張設
されていて、扇状歯車5を2つの安定状態に維持
している。すなわち図において扇状歯車5が時計
方向に回転させた状態を維持している。またこの
スプリング12はスライド板11をヘツドベース
1の起立片1a,1c側に押し付けて、該スライ
ド板11がヘツドベース1から外れないようにし
ている。
次に上記した構成に基いて動作を説明するに、
図に示す状態はフオワード方向の録音、再生を行
うようにヘツド7は回転されていて、シリンダ8
のストツパ8aは右側のアジマス調整用ネジ3に
当接されている。そしてこの状態において録音、
再生操作を行うとヘツドベース1が前進し、ヘツ
ド7がテープ(図示せず)に当接する。
次にフオワード方向の録音、再生が終了しテー
プ終端を検知した時、あるいはフオワード方向の
録音、再生途中においてリバース方向の録音、再
生状態に切換えると、ヘツドベース1は一度後退
し、次いでスライド板11が左方向に移動する。
このスライド板11が移動すると、該スライド板
11の制御突条11eが扇状歯車5の係合突起5
dと当接しているので、該扇状歯車5をスプリン
グ12のばね力に抗して反時計方向に回転させ
る。そして扇状歯車5が回転されて突起5cが中
心位置を過ぎると、スプリング12のばね力によ
つて一気に回転される。扇状歯車5が回転される
と、歯部5aとガイド部材9の歯車9aとが噛合
されているので、シリンダ8は時計方向に回転さ
れ、ストツパ8aが左側のアジマス調整用ネジ3
に当接して停止する。従つてヘツド7はリバース
方向の録音、再生が行える状態になる。またシリ
ンダ8が停止することによつて扇状歯車5の回転
も停止する。
なおシリンダ8の回転時にヘツド7のリード線
はガイド部材9のリード線巻付部9dおよびスラ
イド板11の係止片11fにガイドされているの
で、該リード線7aが邪魔になるようなことはな
い。
そしてヘツド7の回転が終了すると、ヘツドベ
ース1は再び前進し、ヘツド7がテープに当接さ
れリバース方向の録音、再生を行う。
以下リバース方向からフオワード方向への切換
えも上記したと同様な動作によつて行われるので
説明は省略する。
本考案は上記したように、録音、再生ヘツドが
嵌合されるヘツド支持台を一部材となし、該ヘツ
ド支持台の円孔にヘツドを挿入した後にヘツド支
持台の係合溝に押え部材の係合片を係合固定する
ことにより、ヘツドが固定されたシリンダを軸方
向に対し動けないようにしたことによつて、ヘツ
ドの取付作業が非常に容易となると共にヘツド支
持台は一部材であることよりして、部品として精
度の高いものを製作でき、従つてシリンダのヘツ
ド支持台に対する回転が円滑に行われる等の効果
を有するものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案に係るテープレコーダの回転ヘツド
機構に関し、第1図は分解斜視図、第2図は背面
図、第3図はスライド板の底面図、第4図は平面
図、第5図は一部断面側面図である。 1……ヘツドベース、2……ヘツド支持台、5
……扇状歯車、7……ヘツド、8……シリンダ、
9……ガイド部材、10……押え部材、11……
スライド板、12……スプリング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 録音、再生操作により前進するヘツドベース
    と、該ヘツドベースに固定され後述するシリンダ
    が挿入される円孔が形成されたヘツド支持台と、 該ヘツド支持台の円孔内に回転自在に挿入され
    ると共に一側面に磁気ヘツドが取付けられ、かつ
    該磁気ヘツドが取付けられた面とは反対側の面に
    形成された歯車を有するシリンダと、 前記ヘツド支持台に回動自在に軸支され、かつ
    前記シリンダの歯車と噛合される扇状歯車と、 該扇状歯車と係合されていてフオワード方向、
    リバース方向の録音、再生操作毎に往復移動して
    前記扇状歯車を略180度回転させ前記シリンダを
    回転させるスライド板と、 前記ヘツド支持台に固定され、前記シリンダの
    両側縁と摺接する押え片によつてシリンダの前後
    方向の移動を規制する押え部材と、 を具備したことを特徴とするテープレコーダの回
    転ヘツド機構。
JP7762381U 1981-05-29 1981-05-29 Expired JPH0210570Y2 (ja)

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JP7762381U JPH0210570Y2 (ja) 1981-05-29 1981-05-29

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JP7762381U JPH0210570Y2 (ja) 1981-05-29 1981-05-29

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JPS57191923U JPS57191923U (ja) 1982-12-06
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JPH0433536Y2 (ja) * 1987-03-19 1992-08-11

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JPS57191923U (ja) 1982-12-06

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