JPH07258697A - 粘土状石けんとその製造方法 - Google Patents

粘土状石けんとその製造方法

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JPH07258697A
JPH07258697A JP7775094A JP7775094A JPH07258697A JP H07258697 A JPH07258697 A JP H07258697A JP 7775094 A JP7775094 A JP 7775094A JP 7775094 A JP7775094 A JP 7775094A JP H07258697 A JPH07258697 A JP H07258697A
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JP
Japan
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soap
clay
solid
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kneading
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Pending
Application number
JP7775094A
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English (en)
Inventor
Yoshio Nanba
義雄 難波
Sukehisa Takagi
佑尚 高木
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MEDICAL SUPEESU KK
Tomy Co Ltd
MGC Filsheet Co Ltd
Original Assignee
MEDICAL SUPEESU KK
Tomy Co Ltd
MGC Filsheet Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 任意の形状、匂、色を有する固形石けんを作
ることのできる粘土状石けんを提供する。 【構成】 10〜95重量%の石けん成分を含有し、残
部が実質的に固体増量剤からなる固体成分と、主成分が
水からなる液体成分とを練り合わせて製造される粘土状
石けん。 【効果】 玩具感覚で実用的な固形石けんを作ることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粘土状石けんに関す
る。より詳細には、塑性に富み、任意の形状に成形し固
化することのできる粘土状石けんに関する。
【0002】
【従来の技術】石けんは、ステアリン酸、パルミチン
酸、オレイン酸、ミリスチン酸、ラウリン酸などの高級
脂肪酸のナトリウム塩からなるアニオン界面活性剤であ
り、古くから家庭用洗剤として多量に使用されてきてい
るほか、工業的にも、繊維などの洗浄剤、繊維柔軟剤、
多分野での乳化剤、分散剤、泡立て剤などとして使用さ
れてきている。石けんの中でも、家庭用洗剤としての石
けんには、化粧石けん、洗濯石けんなどとして、固形、
粉末及び液体のものが出まわっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記家庭用洗剤として
用いられている石けんのうち、特に固形石けんは、円
形、楕円形、球形、変形、星形などのほか、動物や特定
物品を型取った変わり形のものも、特に浴室用石けんと
して、またトイレなどに置く装飾用を兼ねた脱臭石けん
などとして市販されている。これら市販の固形石けんと
しては種々の色、香りを持つものがあるが、最近は、例
えば、廃食用油の処理を兼ねて石けんを自家製造して使
用する風潮があるように、製品をみずからの手で作り、
みずから使用する楽しみを消費者が求めているのも事実
である。
【0004】それ故、固形の石けんについても、消費者
が自分の好みに形状、色、匂いを合わせて固形石けんを
つくることのできる材料を提供することは消費者のニー
ズに応えることとなるものであるし、加えて、粘土細工
と同様の遊び感覚で、幼児にも日用品である固形石けん
を作ることができれば入浴の楽しみを倍加させる効果に
つながることも期待できる。従って、本発明は、消費者
が形状、色及び、場合によっては匂いまでも、みずから
の好みのままに自由に選んで、粘土細工感覚で日用品で
ある固形石けんを作ることが可能な、多種多様な色及
び、場合によっては匂いを付与したペースト状の固形石
けん用材料を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、手作り品及び市販品を問わず、固形、粉
末、液体の石けんを原料として適度の塑性を備えた粘土
状の石けん組成物を製造する方法と、該方法によって製
造される粘土状石けん組成物に存するものである。より
詳細には、本発明は、石けん成分を10〜95重量%含
有し、残部を主として固体増量剤が占める固体成分を、
必要量の香料、顔料又は染料と共に水系溶剤からなる液
体成分と混合し、ペースト状に練りあげることによって
粘土状石けん組成物を製造する方法に存し、また、該方
法によって製造された粘土状石けん組成物に存するもの
である。
【0006】本発明の粘土状石けん組成物を製造するた
めの主原料である石けんとしては、廃食用油から自家製
造したものや、市販されている固形、粉末及び液体のい
ずれかの状態のものも使用することができるが、本発明
のためには、ヤシ油を主体に製造された炭素数12〜1
4の脂肪酸塩からなる泡立ちのよい石けんが好ましい。
そして、どのような状態の石けんを使用する場合にも、
石けん成分が全固体成分に占める割合は、固形石けんと
しての機能を果たすに十分な量を占める割合であれば良
く、一般的には10〜95重量%であり、好ましくは3
0〜85重量%である。
【0007】固体成分中で石けん成分と共に使用される
増量剤成分は、人体に無害の成分であれば種類に特に制
限はないが、通常、市販の固形石けんに使用されている
増量剤が好ましい。そのような増量剤の例としては、各
種でん粉類、カルボキシメチルセルロース(CMC)、
各種の金属石けん、各種高分子樹脂パウダーのような有
機質増量剤、ペントナイト、カオリナイト、タルク、チ
タン、雲母チタン、各種ケイ酸化合物、各種軟質炭酸化
合物、各種重質炭酸化合物、各種金属酸化物、セリサイ
ト、マイカ、モンモリロナイト、ゼオライトなどの無機
質増量剤が挙げられる。増量剤は、粘土状石けんの塑性
を維持できる量の液体成分を組成物中に保持できる量で
あれば特に制限はないが、通常は、10重量%程度は含
まれていることが好ましい。
【0008】染料又は顔料としては、通常、固形、粉末
及び液体石けんに使用されているものであれば特に制限
はない。香料としては、通常の石けんに使用されている
もの以外にも、消費者の年齢層を考慮して市販の香料か
ら任意に選択して使用することができる。例えば、ブー
ケ、ラベンダー、ジャスミンなどの植物原料や、ムス
ク、アンバーなどの動物原料から抽出した香料の他に、
ゲラニオール、ミントなどの合成香料も使用できる。
【0009】使用できる染料としては、黄色4号、赤色
106号、青色1号、黄色203号、紫色401号など
の法定色素がある。また、使用できる顔料としては、酸
化チタン、酸化鉄、ベンガラなどを挙げることができ
る。これら、染料、顔料、香料のそれぞれの使用量は、
消費者の好みに合わせて任意に設定される。
【0010】固体成分に配合される液体成分は、主とし
て水から構成される。製品としての粘土状石けんの塑性
を調整するだけであれば液体成分は水のみで十分であ
る。しかし、包装されている粘土状石けん製品を開封し
て成形する際に必要な時間中、十分な塑性を維持する
(乾燥固化することを防ぐ)ためには多価アルコール類
を水と併用することが好ましい。
【0011】使用できる多価アルコールの例としては、
グリセリン、ポリエチレングリコール、1,3−ブチレ
ングリコール、イソプレングリコール、ヘキシレングリ
コール、ポリプロピレングリコールなどが挙げられる。
これらの多価アルコール類は、液体成分中、80重量%
までの量で使用できるが、経済的な観点からは通常、2
0重量%以下である。
【0012】本発明では、前記した固体成分と液体成分
をそれぞれ所定量混合して調製した原料混合物を混練り
して最終的に所定の塑性を有する粘土状石けんが製造さ
れる。原料混合物の混練りは、ニーダーのように、通常
粘土調製に使用されている混練り機を使用して原料混合
物をペースト状に練りあげることによっておこなわれ
る。
【0013】
【作用】上記構成の本発明の粘土状石けんは、どのよう
な形状にも簡単に成型できる十分な塑性があり、チュー
ブ、箱型容器、プラスチックフィルムによる密封包装な
どの任意の包装手段によって製品とされる。
【0014】
【実施例】以下に、実施例を示して本発明を具体的に説
明するが、むろん、本発明はこれらの実施例のものに限
定されるものではない。以下の各実施例では、市販の化
粧石けん等を使用して下記組成の原料混合物を調製し、
混練り機により練り合わせて粘土状石けん組成物を製造
した。
【0015】(配合例1) 化粧石けんパウダー 85g グリセリン 5g 香料(ラベンダー) 0.3g 染料(赤色 106号) 微量 精製水を添加して全体を100gとする。
【0016】(配合例2) 固形化粧石けん 55g ベントナイト 30g 香料(ジャスミン) 0.3g 染料(青色 1号) 微量 精製水を添加して全体を100gとする。
【0017】(配合例3) 化粧石けんパウダー 55g 軽質炭酸カルシウム 10g チタン 3g プロピレングリコール 5g 香料(ローズマリー) 0.3g 染料(赤色 106号) 微量 精製水を添加して全体を100gとする。
【0018】(配合例4) 液体石けん(50%濃度) 40g カルボキシメチルセルロース 10g コーンスターチ 40g 香料(ムゲット) 0.3g 染料(黄色 203号) 微量 精製水を添加して全体を100gとする。
【0019】(配合例5) 液体石けん(50%濃度) 40g ベントナイト 10g 雲母チタン 10g カオリン 10g 1,3−ブチレングリコール 5g 香料(フローラルブーケ) 0.3g 染料(黄色 4号) 微量 精製水を添加して全体を100gとする。
【0020】(配合例6) 液体石けん(50%濃度) 20g 化粧石けんパウダー 20g ポリエチレンパウダー 40g ポリプロピレングリコール 5g 香料(アンバー) 0.3g 染料(紫色 401号) 微量
【0021】上記の各配合物を混練り機でペースト状に
十分に練り合わせて粘土状石けんを調製した。各原料配
合物から調製したいずれの粘土状石けんも十分な塑性を
有しており、押し型を使用して簡単に種々の形状の固形
石けんを製造することができた。各配合物は香料、染料
を変えるだけで、好みの色、匂いを有する粘土状石けん
を調製することができた。
【0022】
【発明の効果】上記によって調製した粘土状石けんは、
型押しするだけで成型できるので幼児にも簡単に固形石
けんが作ることができるし、また、本発明の製造方法を
一般家庭で製造され、そのまま固化して使用されていた
廃食用油利用の石けんに適用すると幼児用の粘土玩具の
代替品として家庭用の必需品である石けんをつくること
ができる。
フロントページの続き (72)発明者 高木 佑尚 東京都江戸川区鹿骨5−157−3

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 10〜95重量%の石けん成分を含有し
    残部が実質的に固体増量剤からなる固体成分と、主成分
    が水からなる液体成分とを練り合わせてなる粘土状石け
    ん。
  2. 【請求項2】 石けん成分と固体増量剤を主成分とする
    固体成分と、水を主成分とする液体成分とをペースト状
    に練り合わせることを特徴とする粘土状石けんの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記液体成分は多価アルコール類を含有
    する水溶剤であることを特徴とする請求項1記載の粘土
    状石けんの製造方法。
JP7775094A 1994-03-25 1994-03-25 粘土状石けんとその製造方法 Pending JPH07258697A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8357271B2 (en) 2008-06-09 2013-01-22 The Doshisha Anode for use in zinc and cobalt electrowinning and electrowinning method
US8729137B2 (en) 2009-12-23 2014-05-20 Colgate-Palmolive Company Cleansing bar

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8357271B2 (en) 2008-06-09 2013-01-22 The Doshisha Anode for use in zinc and cobalt electrowinning and electrowinning method
US8729137B2 (en) 2009-12-23 2014-05-20 Colgate-Palmolive Company Cleansing bar
US9750667B2 (en) 2009-12-23 2017-09-05 Colgate-Palmolive Company Cleansing bar

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