JPH0725768Y2 - 架空光ファイバケーブル - Google Patents

架空光ファイバケーブル

Info

Publication number
JPH0725768Y2
JPH0725768Y2 JP1989029547U JP2954789U JPH0725768Y2 JP H0725768 Y2 JPH0725768 Y2 JP H0725768Y2 JP 1989029547 U JP1989029547 U JP 1989029547U JP 2954789 U JP2954789 U JP 2954789U JP H0725768 Y2 JPH0725768 Y2 JP H0725768Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
fiber cable
groove
snow
sheath
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989029547U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02119606U (ja
Inventor
幸男 宮島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Original Assignee
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD. filed Critical THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Priority to JP1989029547U priority Critical patent/JPH0725768Y2/ja
Publication of JPH02119606U publication Critical patent/JPH02119606U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0725768Y2 publication Critical patent/JPH0725768Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は光通信システムの伝送路として使用される架空
光ファイバケーブルに関するものである。
(従来の技術) 光通信システムの活用範囲の拡大に伴い、光ファイバケ
ーブルを送電鉄塔などに架設する必要性が高まってい
る。しかし従来の光ファイバケーブルは空力特性に起因
する風圧荷重に弱いこと、着雪による光ファイバケーブ
ルの重量増に対する耐久力が小さいこと等の点から使用
が遅れている。特に、鉄塔の間隔が広い長径間、強風地
域、豪雪地域への使用或はノンメタリック光ファイバケ
ーブルが必要な場所(例えば送電線、列車の近傍など)
への使用が遅れている。
従来の架空光ファイバケーブルは断面が正円であるた
め、その周囲の気流の剥離点Eが第3図(a)のように
気流方向に対して上下対称となり、その後流域Fにおけ
る乱流が小さく、気流の混合が少なく、光ファイバケー
ブルAの効力係数が高く、風圧加重が大きい。
そこで本件出願人は前記の風圧荷重に弱い、という欠点
を解決する為に、先に、第3図(b)に示すように光フ
ァイバケーブルAのシースの外表面に溝D或は突条(図
示されたものは溝D)のいずれかが設けられてなる低風
圧型架空光ファイバケーブルを開発し、実用新案登録出
願(実願昭63−49837号)した。第3図(b)に示すも
のは光ファイバケーブルAの外周面に溝Dを設けて、そ
の外周面の周囲の気流の剥離点Eを上下非対称にして、
気流に三次元の流れを生じさせ、その流れによって光フ
ァイバケーブルAの後流域Fでの気流の混合を活発化さ
せて効力係数を低下させ、同光ファイバケーブルAの風
圧加重が軽減されるようにしたものである。
また、近年は前記の着雪による重量増に対する耐久力が
小さい、という問題についても活発な開発研究が行なわ
れており、今日では架空光ファイバケーブルへの着雪の
メカニズムは次のように解析されている。先ず、第4図
(a)のように光ファイバケーブルAの外表面に付着し
た雪C1は自重により下方、即ち同図の矢印z方向に周り
込み、更に同図(b)のように先に付着した雪C1に次の
雪C2が付着し、両雪C1,C2が下方(矢印y方向)に回り
込む。これが繰返されて着雪Bが成長し、同図(c)の
ように光ファイバケーブルAの外表面の最下端よりも矢
印x方向に回り込み、同図(d)のように大きな着雪B
となる。
(従来技術の問題点) 前記した架空光ファイバケーブルは雪Cが付着し易く、
また着雪Bが成長し易いため、その加重で同光ファイバ
ケーブルAが破断するといった問題があった。
(考案の目的) 本考案の目的は風圧荷重が少なく、難着雪性の高い架空
光ファイバケーブルを提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案の架空光ファイバケーブルは、第1図(A)に示
すように光ファイバケーブルAのシースの外表面に、そ
の長手方向に沿って一本の溝1と一本の曲線の突条2と
が、光ファイバケーブルAの長手方向任意の箇所で繰り
返し交差するように形成されてなるものである。
(作用) 本考案の架空光ファイバケーブルでは、第1図のように
光ファイバケーブルAのシースの外表面に、その長手方
向に沿って一本の溝1と一本の曲線の突条2とが、光フ
ァイバケーブルAの長手方向任意の箇所で繰り返し交差
するように形成されてなるので、光ファイバケーブルA
の外周面の周囲の気流の剥離点E(第3図)が上下非対
称となり、同光ファイバケーブルAの後流域F(第3
図)での混合が活発化して、低風圧加重が実現される。
また、同光ファイバケーブルAに付着した雪Cは、第1
図(B)(D)(E)の夫々の図に示されるように、溝
1により又は第2図(B)のように突条2によって回り
込みが阻止される。しかも第1図(C)にように、雪C
はその飛来方向にのみ付着するので、付着した雪Cの重
量で着雪Bが第1図(B)(C)(D)の矢印s方向に
或は第2図(B)の矢印k方向に落雪し易くなる。
(実施例1) 第1図は本考案の架空光ファイバケーブルの第1の実施
例である。同図における1は光ファイバケーブルAのシ
ースの外表面に、その長手方向(軸線方向)に真直ぐに
形成された溝である。この溝1は例えば、シースを押出
被覆するときにシース押出し機のダイスに形成された突
起(図示されていない)により成形される。この溝1は
前述のように真直ぐであってもよいし、例えば螺旋状の
ものとか、SZ方向に反転したもの等であっても良い。こ
の溝1を螺旋状に形成するためにはシース押出し時に光
ファイバケーブルAを一方向に稔回させるか、ダイスの
口金を一方向に回転させれば良い。SZ方向に反転した形
状にするためにはシース押出し時に光ファイバケーブル
Aを交互に稔回させるか、ダイスの口金を交互に回転さ
せれば良い。
第1図に示す2はシースの外表面に螺旋状に設けて、溝
1と長手方向任意の箇所で適宜間隔毎に繰返し交差する
ようにした突条である。この突条2はシースを押出し被
覆した後に、プラスチック製の帯条体3をシース外表面
に前記溝1と交差するように螺旋状に巻き付けて形成す
ることができる。この他にもシースの押出被覆時に形成
することもできる。この突条2は第1図(A)のf箇所
に付着した雪Cが、同突条2に沿って前記溝1と交点d
まで同図(A)の矢印p方向に降下して、その回り込み
が阻止されるようにするためのものである。
実施例1では落雪効果が溝1と突条2との交点において
特に有効に発揮されるため、溝1と突条2との交差ピッ
チを異ならせて、光ファイバケーブルAの長手方向に形
成される交点が増加するようにするのが望ましい。
(実施例2) 第2図は本考案の架空光ファイバケーブルの第2の実施
例である。第1図の架空光ファイバケーブルでは溝1か
ら離れたa箇所に同図(C)の矢印n方向から雪Cが付
着すると、溝1までの距離が長いので雪Cが落下しにく
く、また、雪Cがシースの下方に回り込み易いので着雪
Bが大きくなってしまう。そこで第2図の架空光ファイ
バケーブルでは同図(A)に示す様に、突条2をSZ方向
に反転させて、溝1と長手方向任意の箇所で適宜間隔毎
に繰返し交差するように形成して、第2図の光ファイバ
ケーブルAの溝1から離れたg箇所、h箇所に付着した
雪Cが、突条2に沿って夫々同図の矢印l方向、m方向
に降下し、同図(B)の矢印k方向に落雪し易くなるよ
うにしてある。
本考案の架空光ファイバケーブルでは、ピッチの異なる
二本以上の溝、或はピッチの異なる二本以上の突条を設
けることも考えられるが、それらは以下の理由により望
ましくない。
.従来の押し出し機ではシース押出し時に同一ピッ
チ、同一位相の溝しか形成できないので、ピッチや位相
の異なる溝を形成するためには、シースに先に任意のピ
ッチ、任意の位相の溝を形成し、後から同シースに機械
加工などによって前記溝とピッチや位相の異なる他の溝
を追加加工しなければならないのでコスト高になる。
.従来の押し出し機ではシースの押出し時に同一ピッ
チ、同一位相の突条しか形成できないので、ピッチや位
相の異なる突条を形成するためには、シースに先に任意
のピッチ、任意の位相の突条2を形成し、後から同シー
スに機械加工などによって前記突条2とピッチや位相の
異なる他の突条を追加加工するか、同シースの外表面に
帯条体を巻き付けるかしなければならない。しかし、前
者の場合はコスト高になり、後者の場合は突条と帯条体
の重なる部分の外径が大きくなるので同部分の風圧加重
が増大する。
(考案の効果) 本考案の架空光ファイバケーブルは次の様な効果があ
る。
シースの外表面の溝1と突条2とがあるため、光フ
ァイバケーブルAの回りの気流が後流域Fで活発に混合
し、低風圧加重を実現できる。
溝1と突条2がシースの外表面に形成されているの
で、溝1、突条2をシースの押出被覆時に加工すること
ができ、そのようにすれば格別コスト高にもならない。
溝1、突条2が1本づつであるため加工が容易であ
り、実用化し易い。
溝1と突条2との交差部分があるので、雪がその交
差部分で特に回り込みにくくなり、光ファイバケーブル
Aに堆積する前に落ち易くなる。
溝1と突条2が光ファイバケーブルAの長手方向任
意の箇所で繰り返し交差するので、夫々の交点で落雪し
易くなり、着雪により重量増になることが殆ど生ぜず、
光ファイバケーブルAが破断しにくくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)は本考案の架空光ファイバケーブルの第1
の実施例を示す説明図、第1図(B)は同図(A)の架
空光ファイバケーブルのb点の着雪状態を示す断面図、
第1図(C)は同図(A)の架空光ファイバケーブルの
a点の着雪状態を示す断面図、第1図(D)は同図
(A)の架空光ファイバケーブルのd点の着雪状態を示
す断面図、第1図(E)は同図(A)の架空光ファイバ
ケーブルのe点の着雪状態を示す断面図、第2図(A)
は本考案の架空光ファイバケーブルの第2の実施例を示
す説明図、第2図(B)は同図(A)の架空光ファイバ
ケーブルのj点の着雪状態を示す断面図、第3図
(a)、(b)は低風圧型架空光ファイバケーブルの説
明図、第4図(a)〜(d)はケーブルへの着雪説明図
である。 1は溝 2は突条 Aは光ファイバケーブル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ファイバケーブルAのシースの外表面
    に、その長手方向に沿って一本の溝1と一本の曲線の突
    条2とが、光ファイバケーブルAの長手方向任意の箇所
    で繰り返し交差するように形成されてなることを特徴と
    する架空光ファイバケーブル。
JP1989029547U 1989-03-15 1989-03-15 架空光ファイバケーブル Expired - Lifetime JPH0725768Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989029547U JPH0725768Y2 (ja) 1989-03-15 1989-03-15 架空光ファイバケーブル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989029547U JPH0725768Y2 (ja) 1989-03-15 1989-03-15 架空光ファイバケーブル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02119606U JPH02119606U (ja) 1990-09-26
JPH0725768Y2 true JPH0725768Y2 (ja) 1995-06-07

Family

ID=31253859

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989029547U Expired - Lifetime JPH0725768Y2 (ja) 1989-03-15 1989-03-15 架空光ファイバケーブル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0725768Y2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58162105U (ja) * 1982-01-07 1983-10-28 日立電線株式会社 光フアイバ−ケ−ブル
JPS6144706U (ja) * 1984-08-27 1986-03-25 株式会社フジクラ 架空裸撚線
JPS61227304A (ja) * 1985-04-02 1986-10-09 東北電力株式会社 難着雪型架空電線

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02119606U (ja) 1990-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE59307475D1 (de) Katalytischer konverter mit zwei oder mehr wabenkörpern in einem mantelrohr und verfahren zu seiner herstellung
JP2002516975A (ja) 伸展可能でかつ巻取り可能な部材
NZ218471A (en) Cable vibration dampener
JPH0725768Y2 (ja) 架空光ファイバケーブル
JPS61263004A (ja) 低い抗力を有する導線
WO2018068990A1 (de) Kabelummantelung und kabelbaum
CA2223070A1 (en) Optical cable with tubular metal core
JP3527602B2 (ja) ビニールハウス換気用フィルム巻き上げパイプ
JPS6213386Y2 (ja)
JPH0734328B2 (ja) 架空布設長尺物
JPH0738885Y2 (ja) 光フアイバケ−ブル布設用管路
JPH0333766Y2 (ja)
JPH07302518A (ja) 光ファイバ複合架空地線及びその製造方法
JP3949625B2 (ja) 架空被覆電線
JPH05248122A (ja) 架空線支持構造物の風圧低減方法
CN211689911U (zh) 一种具有防覆冰功能的桥梁拉索
EP0516140A1 (en) Stand for prestressing of concrete components
JPS5841693Y2 (ja) ケ−ブル用可とう管
JPH0378413A (ja) 低コロナ騒音型低風音電線
JP3011636U (ja) 自己支持型ケ−ブル
JP2959884B2 (ja) 低風音型撚線導体
JPH0117767Y2 (ja)
JPS6013227Y2 (ja) 架空ケ−ブル用メツセンジヤ−ワイヤ−
JPH0544408Y2 (ja)
JP2606639Y2 (ja) 難着雪化した低騒音ヒレ付電線