JPH07257628A - 発音特性を有する王冠 - Google Patents

発音特性を有する王冠

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JPH07257628A
JPH07257628A JP6044609A JP4460994A JPH07257628A JP H07257628 A JPH07257628 A JP H07257628A JP 6044609 A JP6044609 A JP 6044609A JP 4460994 A JP4460994 A JP 4460994A JP H07257628 A JPH07257628 A JP H07257628A
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    • B65D41/10Caps or cap-like covers adapted to be secured in position by permanent deformation of the wall-engaging parts
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 良好な発音特性を有すると共に、容器の口頸
部の内径に相当な成形公差が存在する場合にも充分容易
に口頸部に装着され得るように王冠を改良する。 【構成】 王冠(2)はシェル(4)と合成樹脂製ライ
ナー(6)とを具備する。ライナー(6)には容器の口
頸部(30)内に嵌入される環状密封垂下部(14)が
形成されている。環状密封垂下部(14)の内径D1よ
りも小さい直径D2から環状密封垂下部(14)の外径
D3よりも大きい直径D4までの環状領域において、ラ
イナー(6)はシェル(4)の天面壁(8)の内面に非
接着乃至弱接着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発音特性を有する王
冠、さらに詳しくはビールの如き炭酸ガスを含有した炭
酸飲料を収容した容器に適用され、開封時に「ポン」と
いう心地好い音を発生する王冠に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス瓶又は合成樹脂瓶の如き容器の口
頸部を密封する蓋として、周知の如く古くから王冠が使
用されている。かかる王冠は、天面壁とこの天面壁の周
縁から垂下するスカート壁とを有するシェルと、シェル
の天面壁の内面に配設されたライナーとを具備してい
る。ライナーとしては、天然コルク製のライナーが広く
使用されていたが、近時においては低密度ポリエチレン
の如き合成樹脂製ライナーが好都合に実用されている。
一方、容器内に収容されている内容物が炭酸ガスを含有
した発砲ワイン又はビールの如き炭酸飲料である場合、
容器の口頸部から王冠を離脱せしめて容器の口頸部を開
封する際に、「ポン」という心地好い音が生成されるこ
とが望まれている。かかる発音特性が要求される場合に
は、容器内圧を徐々にではなく瞬間的に開放せしめるこ
とが重要であり、そのために容器の口頸部に嵌入せしめ
られる環状密封垂下部をライナーに形成することが提案
されている。かような環状密封垂下部をライナーに形成
すると、開封の際に王冠がその特定角度部位から漸次上
昇せしめられても、環状密封垂下部が容器の口頸部内周
面に沿って移動することによって特定段階まで口頸部の
密封が維持され続け、特定段階を越える時に瞬間的に口
頸部が開封されて容器内圧が開放され、かくして「ポ
ン」という心地好い音が生成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】而して、本発明者の経
験によれば、ライナーに上記環状密封垂下部を形成する
と、次のとおりの問題が発生することが判明した。即
ち、特に容器がガラス瓶の場合、周知の如く、口頸部の
内径に相当な成形公差が存在し、口頸部に王冠を装着す
る際にライナーに形成されている環状密封垂下部が口頸
部内に所要とおりに嵌入されず、装着不良が多発する。
かかる装着不良を回避するためには、ライナーに形成さ
れる環状密封垂下部の垂下長さを短縮し或いは環状密封
垂下部の外径を小さくすることが意図されるが、容易に
理解される如く、環状密封垂下部の垂下長さを短縮し或
いは環状密封垂下部の外径を小さくすると、発音特性が
劣化せしめられてしまう。
【0004】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、その主たる技術的課題は、発音特性を劣化せしめ
ることなく、容器の口頸部の内径に相当な成形公差が存
在する場合にも口頸部に充分に安定して所要とおりに装
着されるように、王冠を改良することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記主たる技術的課題を
達成するために、本発明においては、環状密封垂下部の
内径D1よりも小さい直径D2から環状密封垂下部の外
径D3よりも大きい直径D4までの環状領域においては
ライナーをシェルの天面壁の内面に非接着乃至弱接着状
態にせしめる。
【0006】即ち、本発明によれば、天面壁と該天面壁
の周縁から垂下するスカート壁とを有するシェルと、該
シェルの該天面壁の内面に配設された合成樹脂製ライナ
ーとを具備し、該ライナーには容器の口頸部内に嵌入せ
しめられる環状密封垂下部が形成されている王冠におい
て、該環状密封垂下部の内径D1よりも小さい直径D2
から該環状密封垂下部の外径D3よりも大きい直径D4
までの環状領域においては該ライナーは該シェルの天面
壁の内面に非接着乃至弱接着されている、ことを特徴と
する王冠が提供される。
【0007】該直径D2よりも内側の中央領域において
該ライナーは該シェルの該天面壁の内面に強接着されて
いるのが好都合である。また、該直径D4よりも外側の
外周領域においても該ライナーは該シェルの該天面壁の
内面に強接着されているのが好適である。好ましくは、
該シェルの該天面壁の内面から該環状密封垂下部の下端
までの軸線方向垂下長さL1は2.0乃至4.0mmで
あり、1.0mm≦(該内径D1−該直径D2)≦6.
0mmであり、0mm<(該直径D4−該外径D3)≦
5.0mmである。該ライナーには容器の口頸部の上面
乃至外周面に密接せしめられる環状密封突条部も形成さ
れており、該環状密封突条部の内径D5は該直径D4よ
りも大きいのが好都合であり、該シェルの該天面壁の内
面から該環状密封突条部の下端までの軸線方向垂下長さ
L2は1.5乃至2.5mmであるのが好適である。
【0008】尚、本明細書において使用する語句「非接
着乃至弱接着」は、全く接着されていない或いは容器の
口頸部に王冠を装着する際にシェルとライナーとの間に
両者を半径方向に相対的に移動せしめんとする方向の力
が作用した場合に容易に剥離され得る程度に弱接着され
ていることを意味し、語句「強接着」は、容器の口頸部
に王冠を装着する際にシェルとライナーとの間に両者を
半径方向に相対的に移動せしめんとする方向の力が作用
した場合にも容易に剥離されない程度に強く接着されて
いることを意味する。
【0009】
【作用】本発明の王冠においては、環状密封垂下部が形
成されている領域を含む環状領域においてライナーがシ
ェルの天面壁の内面に対して非接着乃至弱接着状態であ
る故に、上記環状領域における環状密封垂下部の内側部
及び外側部においてライナーが半径方向に充分容易に伸
長及び縮小することが許容され、従って王冠が装着され
る容器の口頸部の内径に対応して環状密封垂下部が半径
方向に変位せしめられ、これによって容器の口頸部の内
径に相当な成形公差が存在する場合でも、ライナーの環
状密封垂下部を口頸部内に充分容易に嵌入せしめること
ができ、かくして容器の口頸部に充分容易に王冠を所要
とおりに装着することができる。
【0010】シェルの天面壁の内面に軟化溶融状態の合
成樹脂素材を供給し、かかる合成樹脂素材に型押工具を
作用せしめて所要形状に圧縮成形することによってライ
ナーを好都合に成形することができるが、かかる成形方
法を採用する場合、上記環状領域と共にこの環状領域よ
りも外側の周縁領域においてもライナーをシェルの天面
壁の内面に対して非接着乃至弱接着にせしめると、圧縮
成形の後に型押工具をライナーから離脱する際にライナ
ーの周縁部に所謂めくれが生成される傾向が若干存在す
る。然るに、上記環状領域よりも外側の周縁領域におい
てはライナーをシェルの天面壁の内面に強接着せしめる
と、上記めくれの発生を充分確実に防止することができ
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明に従って構成された王冠の好適
実施例を図示している添付図面を参照して、更に詳細に
説明する。
【0012】図1を参照して説明すると、全体を番号2
で示す王冠はシェル4とライナー6とを具備している。
クロム酸処理鋼板又はブリキ板の如き適宜の金属板から
形成することができるシェル4は、円形天面壁8とこの
天面壁8の周縁から垂下するスカート壁10とを有す
る。下方に向かって半径方向外側に傾斜して延びてラッ
パ状をなすスカート壁10には所謂コルゲーション(ひ
だ)12が形成されている。
【0013】ライナー6はシェル4の天面壁8の内面に
配設されている。かかるライナー6は、軟化溶融状態の
合成樹脂素材をシェル4の天面壁8の内面中央部に供給
し、かかる合成樹脂素材に型押工具を作用せしめて所要
形状に圧縮成形する所謂型押成形法によって好都合に形
成することができる。所望ならば、シェル4とは全く別
個に所要形状のライナー6を形成し、かかるライナー6
をシェル4の天面壁8の内面に挿入することもできる。
ライナー6を形成するための好適合成樹脂としては、低
密度ポリエチレン、結晶性エチレン−プロピレン共重合
体等のオレフィン樹脂或いは軟質塩化ビニル樹脂を挙げ
ることができる。
【0014】図示のライナー6は全体として円板形状で
あり、その下面には環状密封垂下部14とその外側に位
置する環状密封突条部16とが形成されている。環状密
封垂下部14は実質上鉛直に延びる内周面14aを有す
る。環状密封垂下部14の外周面14bは実質上鉛直に
延びる主部と円弧をなして半径方向内方に延びる先端部
とを有する。シェル4の天面壁8の内面(環状密封垂下
部14が存在する領域において天面壁8が水平ではなく
て傾斜している場合には、環状密封垂下部14の内径D
1における天面壁8の内面)から環状密封垂下部14の
下端までの軸線方向垂下長さL1は2.0乃至4.0m
mであるのが好適である。後の説明から容易に理解され
る如く、環状密封垂下部14の軸線方向垂下長さL1が
短かくなると容器の口頸部から王冠を除去して容器を開
封する際の発音特性が低下し、逆に長くなると容器の口
頸部に王冠を装着して容器を密封する際の装着操作が困
難になる。環状密封突条部16の内周面16aは、縦断
面図において、80度程度でより比較的大きい傾斜角度
θ1をなして下方に向かって半径方向外方に傾斜して延
び、そして更に円弧をなして半径方向外方に延びてい
る。環状密封突条部16の外周面16bは実質上鉛直に
延びている。シェル4の天面壁8の内面(環状密封突条
部16が存在する領域において天面壁8が水平ではなく
て傾斜している場合には、環状密封突条16の内径D5
における天面壁8の内面)から環状密封突条部16の下
端までの軸線方向垂下長さL2は、密封性等の見地から
1.5乃至2.5mmであるのが好適である。環状密封
垂下部14の内側には、縦断面図において60度程度で
よい傾斜角度θ2をなして半径方向外方に向かって下方
に傾斜して延びる下面を有する傾斜裾部18、薄肉環状
部20、及び極薄肉中央部22が存在せしめられてい
る。環状密封垂下部14と環状密封突出部16との間に
は、縦断面図において40度程度でよい傾斜角度θ3を
なして半径方向外方に向かって上方に傾斜して延びる傾
斜下面を有する傾斜裾部24、薄肉環状部26、及び縦
断面図において40度程度でよい傾斜角度θ4をなして
半径方向外方に向かって下方に傾斜して延びる下面を有
する傾斜裾部28が存在する。
【0015】而して、本発明に従って改良された王冠2
においては、環状密封垂下部14の内径D1よりも小さ
い直径D2から環状密封垂下部14の外径D3よりも大
きい直径D4までの環状領域30において、ライナー6
がシェル4の天面壁8の内面に非接着乃至弱接着されて
いることが重要である。容器の口頸部に王冠2を装着し
て容器を密封する際の王冠装着操作性の見地から、1.
0mm≦(内径D1−直径D2)≦6.0mmであり、
そしてまた0mm<(直径D4−外径D3)≦5.0m
mであるのが好適である。更に、上記直径D4は環状密
封突条部16の内径D5よりも小さいのが好都合であ
る。上記環状領域30よりも内側の中央領域32におい
ては、ライナー6はシェル4の天面壁8の内面に強接着
されているのが好都合である。また、上記環状領域30
よりも外側の外周領域34においても、ライナー6はシ
ェル4の天面壁8の内面に強接着されているのが好適で
ある。外周領域34においてライナー6をシェル4の天
面壁8の内面に対して非接着乃至弱接着する場合には、
ライナー6を上述した型押成形法によって成形する工程
の最終段階においてライナー6から型押工具を離隔せし
める際に、ライナー6の周縁部が型押工具に付随して持
ち上げられてめくれが生成される傾向が発生する。環状
領域30においてライナー6を選択的にシェル4の天面
壁8の内面に非接着乃至弱接着せしめ、中央領域32及
び外周領域34においてはライナー6をシェル4の天面
壁8の内面に強接着せしめるためには、シェル4を金属
板から形成するのに先立って、金属板の片面(シェル4
の内面になる側の片面)の全体に、ライナー6に対して
強接着特性を有する接着層を塗布し、しかる後に環状領
域30の部位において選択的にライナー6に対して非接
着乃至弱接着特性を有する非接着乃至弱接着層を上記接
着層上に積層する、等のそれ自体は公知の種々の方式を
採用することができる。
【0016】図2を参照して説明を続けると、上述した
とおりの王冠2は、ガラス又はポリエチレンテレフタレ
ートの如き適宜の合成樹脂から形成することができる、
それ自体は周知の形態でよい容器の口頸部36に適用さ
れる。口頸部36は略円筒形状であり、その外周面の上
端部には環状あご部38が形成されている。かかる口頸
部36に王冠2を装着して容器を密封する際には、口頸
部36に王冠を被嵌して下方に押圧する。かくすると、
図2に明確に図示する如く、環状密封垂下部14が口頸
部36内に嵌入され、ライナー6の環状密封突条部16
が口頸部36の上端面乃至外周面に密接せしめられ、こ
れによって口頸部36が密封される。そして、かかる状
態を維持しながらシェル4のスカート壁6の下部を半径
方向内方に変形せしめて、口頸部36の環状あご部38
に係止せしめる。
【0017】上述したとおりの王冠装着操作において、
容器の口頸部36の内径が充分精密に、王冠2における
ライナー6の環状密封垂下部14の外径に対して所要値
に設定されている場合には、ライナー6の環状密封垂下
部14は充分容易に口頸部36内に嵌入され得る。然る
に、当業者には周知の如く、特に容器がガラス製の場
合、口頸部36の内径には相当な成形公差が存在し、例
えばライナー6の環状密封垂下部14の外径に対して口
頸部36の内径が過剰に小さいことも少なくない。この
場合、本発明に従って改良された王冠2においては、環
状密封垂下部14の内径D1よりも小さい直径D2から
環状密封垂下部14の外径D3よりも大きい直径D4ま
での環状領域30において、ライナー6がシェル4の天
面壁8の内面に非接着乃至弱接着されている故に、口頸
部36に被嵌した王冠2を下方に押圧する際に、例えば
環状密封垂下部14の外側に位置する傾斜裾部24にお
いてライナー材料が半径方向に弾性的に引き延ばされる
と共に、環状密封垂下部14の内側に位置する傾斜裾部
18及び薄肉環状部20に若干の弛みが生成され、これ
によって環状密封垂下部14の外径が若干小さくせしめ
られ、かくして特に装着不良等の問題を発生せしめるこ
となく、ライナー6の環状密封垂下部14が口頸部36
内に所要とおりに嵌入される。本発明に従って改良され
た王冠2におけるライナー6の上述したとおりの挙動
は、図1及び図2に図示するとおりの形態の王冠2を市
販されている多数のガラス製ビール瓶に装着し、ビール
瓶の口頸部を適宜切断してライナー6の形態を顕微鏡検
査した、本発明者の実験においても確認された。
【0018】容器の口頸部36から王冠2を除去して容
器を開封する際には、通常の栓抜を使用して王冠2を特
定の角度部位から漸次上昇せしめる。この際には、王冠
2の上昇に付随してライナー6の環状密封垂下部14が
口頸部36の内周面に沿って移動することに起因して、
王冠2の上昇の特定段階までは密封が維持され続け、特
定段階を越える時に瞬間的に口頸部36が開封されて容
器内圧が開放され、かくして「ポン」という心地好い音
が発生される。
【0019】
【発明の効果】本発明に従って改良された王冠は、充分
な発音特性を保有すると共に、容器の口頸部の内径に相
当な成形公差が存在する場合でも口頸部に充分容易に所
要とおりに装着され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って改良された王冠の好適実施例
を、一部を断面で示す側面図。
【図2】図1に示す王冠を容器の口頸部に装着した状態
を、一部を断面で示す側面図。
【符号の説明】
2:王冠 4:シェル 6:ライナー 8:シェルの天面壁 10:シェルのスカート壁 14:ライナーの環状密封垂下部 16:ライナーの環状密封突条部 24:(非接着乃至弱接着)環状領域 26:(強接着)中央領域 28:(強接着)外周領域 36:容器の口頸部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天面壁と該天面壁の周縁から垂下するス
    カート壁とを有するシェルと、該シェルの該天面壁の内
    面に配設された合成樹脂製ライナーとを具備し、該ライ
    ナーには容器の口頸部内に嵌入せしめられる環状密封垂
    下部が形成されている王冠において、 該環状密封垂下部の内径D1よりも小さい直径D2から
    該環状密封垂下部の外径D3よりも大きい直径D4まで
    の環状領域においては該ライナーは該シェルの天面壁の
    内面に非接着乃至弱接着されている、ことを特徴とする
    王冠。
  2. 【請求項2】 該直径D2よりも内側の中央領域におい
    て該ライナーは該シェルの該天面壁の内面に強接着され
    ている、請求項1記載の王冠。
  3. 【請求項3】 該直径D4よりも外側の外周領域におい
    ても該ライナーは該シェルの該天面壁の内面に強接着さ
    れている、請求項1又は2記載の王冠。
  4. 【請求項4】 該シェルの該天面壁の内面から該環状密
    封垂下部の下端までの軸線方向垂下長さL1は2.0乃
    至4.0mmである、請求項1から3までのいずれかに
    記載の王冠。
  5. 【請求項5】 1.0mm≦(該内径D1−該直径D
    2)≦6.0mmである、請求項1から4までのいずれ
    かに記載の王冠。
  6. 【請求項6】 0mm<(該直径D4−該外径D3)≦
    5.0mmである、請求項1から5までのいずれかに記
    載の王冠。
  7. 【請求項7】 該ライナーには容器の口頸部の上面乃至
    外周面に密接せしめられる環状密封突条部も形成されて
    おり、該環状密封突条部の内径D5は該直径D4よりも
    大きい、請求項1から6までのいずれかに記載の王冠。
  8. 【請求項8】 該シェルの該天面壁の内面から該環状密
    封突条部の下端までの軸線方向垂下長さL2は1.5乃
    至2.5mmである、請求項7記載の王冠。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102007050397B4 (de) * 2006-10-18 2009-01-15 D'angelico, Angelo Behälterverschluss mit Mittel zur Geräuscherzeugung
JP2019112148A (ja) * 2019-04-22 2019-07-11 日本クロージャー株式会社 金属薄板製シェルと合成樹脂製ライナーとを具備する容器蓋

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