JP4374240B2 - 容器蓋及びこれを利用した炭酸ガス飲料を含む製品 - Google Patents

容器蓋及びこれを利用した炭酸ガス飲料を含む製品 Download PDF

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本発明は、炭酸ガスを含有した飲料(以下「炭酸ガス飲料」と略称することもある)を収容した容器に好適である容器蓋、及びかかる容器蓋を炭酸ガス飲料を収容した容器に適用した製品に関する。
炭酸ガスを含有した飲料、特にビールは、周知の如く酸素に晒されると味が劣化せしめられる。そこで、ビールに関しては、従来から、容器にビールを充填した後に、少量の水を加圧注入する等によってフォーミング(泡立て)して容器内の頂部空間(所謂ヘッドスペース)から空気を排出し、しかる後に容器の口頸部に容器蓋を装着している。また、下記特許文献1には、容器内に残存する酸素を除去するために、容器蓋の天面壁内面に、脱酸素剤を含有した合成樹脂から成形した付加部材を配設することが開示されている。
特開2002−19818号公報
而して、本発明者等は、容器内にビールを収容した従来の製品について詳細に検討した結果、従来の製品においては、ビールを収容した容器の口頸部に容器蓋を装着する前にフォーミングして容器内から空気を排出し、しかる後に容器蓋を装着しても、容器蓋内に存在する相当量の空気が容器内に閉じ込められてしまうことを認識した。そして、容器蓋の天面壁内面に脱酸素剤を含有した付加部材を配設しても、容器内に閉じ込められた空気に含有される酸素が脱酸素剤によって完全に除去される前にビールの味が若干ではあるが劣化される虞があることも認識した。
容器蓋内に存在する空気が容器内に閉じ込められる点について更に詳述すると、特に容器が多層構造の合成樹脂から形成されている場合、合成樹脂製容器蓋が好都合に適用される。合成樹脂製容器蓋の典型例は、天面壁及びこの天面壁の周縁から垂下するスカート壁を有する合成樹脂製蓋本体と、かかる蓋本体の天面壁の内面に配設された合成樹脂製ライナー部材とを具備している。ライナー部材は中央薄肉非シール領域と周縁厚肉シール領域とを有し、非シール領域とシール領域との境界には下方に突出する環状突条が形成されている。容器内にビールを充填し、次いでフォーミングして容器内の空気を排出し、しかる後に容器の口頸部に容器蓋を装着する際には、容器蓋が完全に装着される前にライナー部材に形成されている環状突条の下端が容器の口頸部に存在するフォーム(泡)に接触し、環状突条の内周面と非シール領域の下面とによって規定される凹状空間がフォームによって閉ざされ、かかる凹状空間に存在する空気が外部に排出されることなく、容器内に閉じ込められてしまう。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、容器内に閉じ込められてしまう空気を皆無乃至極微量にせしめ、かくしてビールの如き炭酸飲料の味が酸素によって劣化されてしまうことを完全に回避乃至可及的に抑制することである。
本発明者等は、本発明者等が認識した上記事実に基づき、容器蓋におけるライナー部材の環状突条内に脱酸素剤を含有した合成樹脂製付加部材を配設し、環状突条の内周面と非シール領域の下面とによって規定される凹状空間を付加部材で実質上満たすことによって上記主たる技術的課題を達成することができることを見出した。
本発明の第一の局面によれば、天面壁及び該天面壁の周縁から垂下するスカート壁を有する合成樹脂製蓋本体と、該蓋本体の該天面壁の内面に配設された合成樹脂製ライナー部材とを具備し、該ライナー部材は中央薄肉非シール領域と周縁厚肉シール領域とを有し、該シール領域の内側縁には下方に突出する環状突条が形成されている容器蓋において、
該環状突条内には脱酸素剤を含有した合成樹脂製付加部材が配設されており、該付加部材の下面は該環状突条の下端と同一平面をなす或いはこれより下方に突出し、該環状突条の内周面と該非シール領域の下面とによって規定される凹状空間は実質上該付加部材で満たされている、ことを特徴とする容器蓋が提供される。
本発明の他の局面によれば、円筒状の口頸部を有する容器と、該容器内に収容された炭酸ガスを含有した飲料と、該容器の口頸部に装着された容器蓋とから構成され、
該容器蓋は、天面壁及び該天面壁の周縁から垂下するスカート壁を有する合成樹脂製蓋本体と、該蓋本体の該天面壁の内面に配設された合成樹脂製ライナー部材とを具備し、該ライナー部材は中央薄肉非シール領域と周縁厚肉シール領域とを有し、該シール領域の内側縁には下方に突出する環状突条が形成されており、
該容器内に該飲料を充填し、次いで該飲料をフォーミングして該容器内の空気を排出し、しかる後に該容器の口頸部に該容器蓋が装着されている製品において、
該容器蓋における該ライナー部材の該環状突条内には脱酸素剤を含有した合成樹脂製付加部材が配設されており、該付加部材の下面は該環状突条の下端と同一平面をなす或いはこれより下方に突出し、該環状突条の内周面と該非シール領域の下面とによって規定される凹状空間は実質上該付加部材で満たされている、ことを特徴とする製品が提供される。
該付加部材の外周面は該環状突条の内周面に合致せしめられているのが好適である。
本発明においては、容器蓋のライナー部材の下面に存在する凹状空間が付加部材によって実質上満たされており、従って凹状空間に空気が実質上存在せず、容器内に空気が閉じ込められてしまうことが実質上回避される。更に、付加部材は脱酸素剤を含有している故に、極微量の空気が容器内に閉じ込めれた場合、或いは炭酸ガスを含有した飲料自体に溶存されていた酸素が脱気されて容器の頂部空間に移行した場合、かかる酸素は脱酸素剤によって除去される。
以下、本発明の好適実施形態を図示している添付図面を参照して更に詳細に説明する。
図1は本発明に従って構成された容器蓋の好適実施形態を図示している。全体を番号2で示す容器蓋は容器蓋本体4を具備している。ポリプロピレン又はポリエチレンの如き適宜の合成樹脂から圧縮乃至射出成形することができる容器蓋本体4は、円形天面壁6及びこの天面壁6の周縁から垂下する略円筒形状のスカート壁8を有している。スカート壁8には周方向に延びる破断可能ライン10が形成されており、スカート壁8は破断可能ラインよりも上方の主部12と破断可能ライン10よりも下方のタンパーエビデント裾部14とに区画されている。スカート壁8の内周面には下方を向いた環状肩面16が形成されており、そしてかかる肩面16から下方に延びる突条18が周方向に適宜の間隔をおいて複数個形成されている。上記破断可能ライン10は、突条18の軸線方向中間部において、スカート壁8の外周面から切断刃(図示していない)を作用せしめ、突条18の少なくとも一部を残留せしめてスカート壁8を切断することによって形成されている。突条18の各々の切断されることなく残留せしめられた部分が所謂橋絡部を構成し、タンパーエビデント裾部14は橋絡部を介してスカート壁8の主部12に接続されている。スカート壁8の主部12の外周面には、その下端部近傍に、下方に向かって外径が漸次増大する円錐台形状部20が形成されている。タンパーエビデント裾部14の外周面も、下方に向かって外径が漸次増大する円錐台形状にせしめられている。主部12の外周面における円錐台形状部20の上方に位置する部分には、そこに掛けられる指の滑りを防止するための凹凸形状22が形成されている。スカート壁8の主部12の内周面には雌螺条24が形成されている。かかる雌螺条24には、周方向に適宜の間隔をおいて軸線方向に延びる切欠26が形成されている。かかる切欠26は容器の口頸部が開封される際の所謂通気路を構成する。
タンパーエビデント裾部14の内周面には、周方向に等間隔をおいて複数個のフラップ片28が形成されている。フラップ片28の各々は、タンパーエビデント裾部14の内周面に接続された基縁から、容器の口頸部に容器蓋2を装着する際の容器蓋2の閉回転方向、即ち図1において上方から見て時計方向、に対して反対方向に向かって半径方向内方に傾斜して延びている。フラップ片28の各々の基縁自体も、容器蓋2の上記閉回転方向に対して反対方向に向かって下方に傾斜して延びている。タンパーエビデント裾部14の下端には、半径方向内側に向かって弧状に延出せしめられている薄肉カール30が付設されている。かかる薄肉カール30は、圧縮或いは射出成形においては図1に二点鎖線で示す如く実質上鉛直に下方に延出する形態に形成し、しかる後に適宜の加熱カール工具(図示していない)を作用せしめて図1に実線で示す如き形態にカールすることによって好都合に形成することができる。
容器蓋本体2の天面壁6の内面周縁近傍には環状拘束突条32が形成されている。この環状拘束突条32は、断面において下方且つ半径方向内方に弧状に突出せしめられている。天面壁6の内面における環状拘束突条32よりも内側の領域には、ライナー部材34が配設されている。軟質ポリエチレンの如き適宜の合成樹脂から形成することができるライナー部材34は、周知の型押成形様式によって、即ち倒立状態に保持した容器蓋本体2の天面壁6の内面中央部に軟化状態の合成樹脂素材を供給し、かかる合成樹脂素材を図示の形態に型押することによって好都合に形成することができる。ライナー部材34は全体として略円板形状であり、中央薄肉非シール領域36と周縁厚肉シール領域38とを有する。シール領域38の内側縁には下方に突出する環状突条40が形成されている。シール領域38の外側縁には上記環状拘束突条32の内周面に沿って下方に突出する環状シール突条42が形成されている。
本発明に従って構成された容器蓋2においては、上記ライナー部材34における、環状突条40の内周面と非シール領域36の下面とによって規定される凹状空間に付加部材44が配設されており、上記凹状空間が付加部材44によって実質上満たされていることが重要である。加えて、付加部材44は亜硫酸ナトリウムの如き適宜の脱酸素剤を含有していることが重要である。
図1と共に図2を参照して説明を続けると、図示の実施形態においては、付加部材44は円板形状であり、その外周面は環状突条40の内周面と合致せしめられており、両者間には間隙が全く存在しない。付加部材44の上面はライナー部材34の非シール領域36の下面に接合されており、付加部材44の下面は環状突条40の下端と同一平面をなしている。従って、上記凹状空間はその全体が付加部材44によって完全に満たされている。所望ならば、付加部材44の下面を環状突条40の下端よりも下方に突出せしめることもできる。一方、付加部材44の下面を環状突条40の下端よりも上方に後退せしめた場合には、上記凹状空間が完全に付加部材44によって満たされることなく部分的に残留せしめられることになるので、付加部材44の下面は環状突条40の下端と同一平面をなす或いはこれより下方に突出することが重要である
上記付加部材44は、天面壁6の内面にライナー部材34が配設された容器蓋本体4を倒立状態に保持し、ライナー部材34の中央部(即ち非シール領域36の中央部)に軟化状態の素材を供給し、次いでかかる素材に型押工具を作用せしめて所要形状に型押成形することによって好都合に形成することができる。図2には付加部材44の型押成形に好適に使用できる型押工具46を二点鎖線で図示している。かかる型押工具46は円柱状の中央パンチ48とこの中央パンチ48を囲繞する円筒状スリーブ50とから構成されている。同様に二点鎖線で図示している素材52を型押成形する際には、最初にスリーブ50が図示の位置に移動せしめられて環状突条40の下端に密接せしめられる。しかる後に中央パンチ48が図示の位置まで移動せしめられて素材52が付加部材44に型押成形される。
図1には容器蓋2と共に容器の口頸部54を二点鎖線で図示している。ポリエチレンテレフタレートの如き適宜の合成樹脂或いはガラスから形成することができる容器の口頸部54は全体として円筒形状であり、その外周面には雄螺条56とこの雄螺条56の下方に位置する環状係止あご部58が形成されている。容器の口頸部54に容器蓋2を装着するのに先立って、容器内には例えばビールである炭酸ガスを含有した飲料が充填される。そして、適宜の様式によって飲料がフォーミング(泡立ち)され、フォームを溢れ出すことによって容器内から空気が排出される。しかる後に、口頸部54に容器蓋2が被嵌され、閉回転方向、即ち図1において上方から見て時計方向、に回転せしめられ、これによって容器蓋2の雌螺条24が口頸部54の雄螺条56に螺合せしめられ、容器蓋2は回転と共に下降せしめられる。容器蓋2のフラップ片28は口頚部54の係止あご部58を弾性的に乗り越えて係止あご部58に係止せしめられる。容器蓋2が口頸部54に所要とおりに装着されると、容器蓋2のライナー部材34のシール領域38が口頸部54の頂部に密接され、これによって口頸部54が密封される。かくして、容器内には飲料が収容され、容器の口頸部54は容器蓋2によって密封されている製品が完成される。ライナー部材34における環状突条40の内周面と非シール領域36の下面との間に規定される凹状空間は付加部材44によって実質上満たされているので、凹状空間に空気が存在することは実質上なく、容器内に空気が閉じ込められることが実質上回避される。
飲料を消費するために口頸部54を開封する際には、容器蓋2を開回転方向、即ち図1において上方から見て反時計方向、に回転せしめる。かくすると、容器蓋2の雌螺条24が口頸部54の雄螺条56に沿って移動せしめられ、容器蓋2は回転と共に上昇せしめられる。容器蓋本体4のタンパーエビデント裾部14はフラップ片28が口頸部54の係止あご部58に係止されている故に上昇が阻止され、従って破断可能ライン10が破断、更に詳しくはその橋絡部が破断され、タンパーエビデント裾部14がスカート壁8の主部12から分離される。しかる後に、タンパーエビデント裾部14を口頸部54に残留せしめて容器蓋2が口頸部54から離脱され、かくして口頸部54が開封される。
図3乃至図5は、本発明に従って構成された容器蓋の他の実施形態を図示している。図3乃至図5に図示する容器蓋102においては、ライナー部材134の環状突条140の内周面と付加部材144の外周面との間には若干の隙間が存在する。また、付加部材144の下面には、下面の表面積を増大せしめて脱酸素剤の酸素除去作用を増大せしめるために、弧状に延びる多数の溝145が形成されている。図3乃至図5に図示する容器蓋102のその他の構成は図1及び図2に図示する容器蓋2と実質上同一である。
図3乃至図5に図示する容器蓋102における付加部材144は図4に二点鎖線で示すとおりの型押工具146を使用して好都合に型押成形することができる。型押工具146は円柱状の中央パンチ148とこの中央パンチ148を囲繞する薄肉円筒形状のスリーブ150とから構成されている。スリーブ150の下端部外周面は下方に向かって外径が漸次減少せしめられているのが好適である。二点鎖線で示す素材152を型押成形する際には、最初にスリーブ150を図示の位置まで移動せしめてその下端をライナー部材134の非シール領域36の下面に当接せしめ、しかる後に中央パンチ148を図示の位置まで移動せしめ、かくして付加部材144を型押成形する。
図3乃至図5に図示する容器蓋102においては、ライナー部材134の環状突条140の内周面と非シール領域136の下面とによって規定される凹状空間は付加部材144によって殆ど満たされる、換言すれば実質上満たされるが、完全ではなく環状突条140の内周面と付加部材144の外周面との間には若干の間隙が存在し、そしてまた付加部材144の下面には多数の溝145が存在する。従って、口頸部に容器蓋102を装着する際には、上記間隙及び溝145内に存在する若干の空気が排出されることなく容器内に閉じ込められることになるが、かかる空気の量は微小である。
次に、本発明の実験例及び比較実験例について説明する。
実験例1
日本クラウンコルク株式会社から商品名「28フィンロックAP3BT」として販売されている容器蓋(かかる容器蓋は図1及び図2に図示するとおりの形態の容器蓋本体とライナー部材とから構成されている)に、図1に示すとおりの形態の付加部材を配設して、ライナー部材における環状突条と非シール領域の下面とによって規定される凹状空間を完全に満たした容器蓋を5個製作した。付加部材はポリエチレン及びポリプロピレンと共に脱酸素剤である亜硫酸ナトリウムを含有した素材を型押成形して形成した。
次いで、市販されている500mlのポリエチレンテレフタレート製容器に水を完全に満たし、しかる後に上記容器蓋を容器の口頸部に手操作で装着して口頸部を密封した。
水で満たされ且つ口頸部が容器蓋によって密封された容器を倒立状態で水中に完全に浸漬せしめて容器の底壁に穴を開け、容器内から排出される空気を捕獲した。5個の容器蓋を使用して繰り返し実験して捕獲空気の総量を測定したが0.00cc(即ち実質上零)であった。即ち、いずれの容器蓋を使用した場合も容器から排出される空気は実質上零であった。
実験例2
形成した付加部材が図3乃至5に図示するとおりの形態であり、ライナー部材の環状突条の内周面と付加部材の外周面との間には幅が0.50mmで深さが0.93mmである環状隙間が存在し、付加部材の下面には深さが0.30mmである弧状溝が40本存在する点を除いて、実験例1と実質上同一の様式で容器から排出される空気を捕獲した。5個の容器蓋について繰り返し実験して捕獲空気の総量を測定した結果、総捕獲空気量は0.15ccであり、従って容器1個当たりの平均捕獲空気量は0.03ccであった。
比較実験例
付加部材を配設しなかった点を除いて、実験例1と実質上同一の様式で容器から排出される空気を捕獲した。5個の容器蓋について繰り返し実験して捕獲空気の総量を測定した結果、総捕獲空気量は1.60ccであり、従って容器1個当たりの平均捕獲空気量は0.32ccであった。
本発明に従って構成された容器蓋の好適実施形態を、一部を断面で示す正面図。 図1の容器蓋の一部を示す断面図。 本発明に従って構成された容器蓋の他の実施形態を、一部を断面で示す正面図。 図3の容器蓋の一部を示す断面図。 図3の容器蓋の底面図。
符号の説明
2:容器蓋
4:容器蓋本体
6:天面壁
8:スカート壁
34:ライナー部材
36:ライナー部材の非シール領域
38:ライナー部材のシール領域
40:環状突条
44:付加部材
54:容器の口頸部
102:容器蓋
134:ライナー部材
140:環状突条
144:付加部材
145:溝

Claims (4)

  1. 天面壁及び該天面壁の周縁から垂下するスカート壁を有する合成樹脂製蓋本体と、該蓋本体の該天面壁の内面に配設された合成樹脂製ライナー部材とを具備し、該ライナー部材は中央薄肉非シール領域と周縁厚肉シール領域とを有し、該シール領域の内側縁には下方に突出する環状突条が形成されている容器蓋において、
    該環状突条内には脱酸素剤を含有した合成樹脂製付加部材が配設されており、該付加部材の下面は該環状突条の下端と同一平面をなす或いはこれより下方に突出し、該環状突条の内周面と該非シール領域の下面とによって規定される凹状空間は実質上該付加部材で満たされている、ことを特徴とする容器蓋。
  2. 該付加部材の外周面は該環状突条の内周面に合致せしめられている、請求項1記載の容器蓋。
  3. 円筒状の口頸部を有する容器と、該容器内に収容された炭酸ガスを含有した飲料と、該容器の口頸部に装着された容器蓋とから構成され、
    該容器蓋は、天面壁及び該天面壁の周縁から垂下するスカート壁を有する合成樹脂製蓋本体と、該蓋本体の該天面壁の内面に配設された合成樹脂製ライナー部材とを具備し、該ライナー部材は中央薄肉非シール領域と周縁厚肉シール領域とを有し、該シール領域の内側縁には下方に突出する環状突条が形成されており、
    該容器内に該飲料を充填し、次いで該飲料をフォーミングして該容器内の空気を排出し、しかる後に該容器の口頸部に該容器蓋が装着されている製品において、
    該容器蓋における該ライナー部材の該環状突条内には脱酸素剤を含有した合成樹脂製付加部材が配設されており、該付加部材の下面は該環状突条の下端と同一平面をなす或いはこれより下方に突出し、該環状突条の内周面と該非シール領域の下面とによって規定される凹状空間は実質上該付加部材で満たされている、ことを特徴とする製品。
  4. 該付加部材の外周面は該環状突条の内周面に合致せしめられている、請求項3記載の製品。
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