JPH07256857A - 版板の調節可能な整合装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明は輪転印刷機の版胴上に版板を整合さ
せる装置に関する。版胴には少なくとも１つの孔１６が
軸方向に延びている。この孔内に可動の操作軸２６が配
置されている。操作軸には環状の複数のテンション部材
と調節部材とが互いに間隔をおいて配置されている。調
節部材３６は可動の整合部材即ち見当ピンを備えてい
る。本発明によれば、少なくとも１つの調節部材には、
調節部材と見当ピンとの間に偏心ボルトが設けられてい
る。この偏心ボルトは調節部材に沿って見当ピンを移動
させるべく回転可能である。 【効果】 版胴の軸線方向の孔内に軸方向に配置された
調節部材が固定可能である。調節部材が固定されると、
偏心ボルトの運動により整合部材の精密な調節が可能と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は輪転印刷機の版胴上に版
板を整合させる装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】米国特許第４７４８９１１号明細書によ
れば、輪転印刷機の版胴上で版板の側見当を調節するた
めの装置が公知である。版板の前側にターンテーブルセ
ットホイールが配置されており、これにより版板整合ス
トッパがウオームギヤスピンドル上で位置決め可能であ
る。ターンテーブルセットホイールのピンはねじ孔と雄
ねじ山とを備えるか又は雄ねじ山だけを備えることがで
きる。

【０００３】米国特許明細書第４７４８９１１号の第１
番目の実施例では、２つの版板整合ストッパが側方で位
置決め可能である。同特許明細書の第２番目の実施例で
は、カップリングにより結合された２つの操作装置の版
板整合ストッパが側方で位置決め可能である。しかし、
それぞれの版板整合ストッパの感度のよい調節は実施困
難である。版板整合ストッパの位置決め領域はねじピッ
チとねじ部の長さとにより制約されている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は版板の
整合のための装置を最適化することにある。さらに本発
明の課題とするところは、複数の印刷ユニットを帯状紙
が順次通過するにつれてこの帯状紙が伸長するのを補償
することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明の構成によれば、輪転印刷機の版胴上に版板を整合さ
せる装置であって、版胴がその軸線方向に延びる少なく
とも１つの孔を備えている形式のものにおいて、前記孔
内に可動の操作軸が配置されており、この操作軸に沿っ
て間隔をおいて複数の環状のテンション部材と複数の調
節部材とが配置されており、１つの調節部材に可動の整
合部材が配置されており、該調節部材と該整合部材とに
偏心部材が協働しており、この偏心部材が、該調節部材
に対して相対的に該整合部材を運動せしめるべく運動可
能であることにある。

【０００６】本発明の別の構成によれば、調節部材が第
１のウイングと第２のウイングとに分割されている。偏
心ボルトは頭部を備えており、この頭部が、調節部材の
第１のウイングに形成された凹設部に係合する。偏心ボ
ルトの軸線とこれの頭部の軸線との偏心度が、整合部材
を運動させる調節範囲を規定している。

【０００７】本発明のさらに別の構成によれば、整合部
材と調節部材との間の相対運動をガイドする案内機構が
設けられている。この案内機構は版胴の回転軸線に対し
て平行に延びる部分を備えている。この形式で、偏心ボ
ルトの回転運動及び偏心ボルトに結合されたその頭部の
運動が整合部材の軸方向の移動運動に変換される。

【０００８】本発明のさらに別の構成では、調節部材の
第１のウイングと第２のウイングとの間にウイング拡開
ねじが配置されている。第１及び第２のウイングは弾性
的なカバーを備えている。ウイング拡開ねじが回転する
と、調節部材の第１及び第２のウイングが版胴の孔の表
面に圧着される。これにより、工場での調節部材の予備
固定が可能である。精密な調節により得られるべき修正
が不十分な場合には、調節部材の位置が変更可能であ
る。

【０００９】次に本発明の実施例を図面に即して説明す
る。

【００１０】

【実施例】版胴１０（図１）がそのジャーナル１２を介
して印刷機の側壁に回転可能に支承されている。版胴１
０は軸線１３を中心として回転する。版胴１０は外周面
１４と円筒形の複数の軸方向の孔１６とを備えている。
有利な実施例では、版胴１０は２つの孔１６を備える。
各孔１６は版胴１０の内部に位置していて版胴１０の軸
方向全長にわたり延びている。

【００１１】有利な実施例では、版胴１０は２つのスロ
ット２０（図２）を備えている。各スロット２０は版胴
１０の軸方向全長にわたり延びている。第１のスロット
２０は外周面１４を貫通して延びていて第１の孔１６と
交差している。第２のスロット２０は外周面１４を貫通
して延びていて第２の孔１６と交差している。

【００１２】操作軸２６（図１に１つだけ図示)がそれ
ぞれ孔１６内に位置しており、かつ版胴１０の軸線１３
に対して平行な軸線２７に沿って延びている。各操作軸
２６は版胴１０の端部に配置された軸受け２８を介して
回転可能に支持されている。各操作軸２６は長手方向に
延びる溝３０を備えている。各操作軸２６を孔１６内に
保持するために、図示されていないロック機構が各操作
軸２６に配置されている。

【００１３】各操作軸２６には環状の複数のテンション
部材３４及びほぼ環状の複数の調節部材３６が協働して
いる。テンション部材３４及び調節部材３６は交互に間
隔をおいて操作軸２６に沿って配置されている。各テン
ション部材３４は中央孔３７（図２）を備えており、こ
の中央孔をそれぞれ操作軸２６が貫通している。各テン
ション部材３４は各操作軸２６の溝３０に係合するキー
３８を備えている。各テンション部材３４は各操作軸２
６に沿って軸方向に運動可能である。

【００１４】各テンション部材３４が各操作軸２６に沿
って運動させられると、キー３８は溝３０に沿って滑動
する。各テンション部材３４は各操作軸２６の回転に応
じてキー３８と溝３０とによる連結により回転させられ
る。テンション部材３４は弾性及び摩擦の増大のために
弾性的なカバー３９を備えることができる。

【００１５】各調節部材３６（図３）は孔４１を備えて
おり、この孔４１を各操作軸２６が貫通している。

【００１６】各調節部材３６（図４及び図５）は叉状に
形成されていて第１のウイング４０及び第２のウイング
４２を形成している。第１のウイング４０と第２のウイ
ング４２との間に分割カット４３及びスロット４４が設
けられている。分割カット４３は孔４１と交差して第１
のウイング４０及び第２のウイング４２を規定してい
る。要するに、調節部材３６はほぼＣ字形を有してい
る。スロット４４は孔４１から半径方向に延びていて、
第１のウイング４０と第２のウイング４２との相対的な
運動性を増大せしめている。

【００１７】第１のウイング４０はねじ孔４５（図５）
及び円形の凹設部４７を備えている。第１のウイング４
０はさらに平面４８と、この平面に設けた溝４９とを備
えており、この溝は軸線２７（図４）に対して平行に延
びている。第２のウイング４２はめくら孔５０を備えて
いる。

【００１８】ウイング拡開ねじ５１は第１のウイング４
０と第２のウイング４２との間の分割カット４３を架橋
している。ウイング拡開ねじはねじ孔４６（図５）を貫
通して延びており、かつめくら孔５０内に受容されてい
る。ウイング拡開ねじ５１は回転のために頭５２を備え
ている。ウイング拡開ねじ５１が回転すると、第１のウ
イング４０及び第２のウイング４２が互いに相対的に運
動する。クリップ５３がウイング拡開ねじ５１を第１の
ウイング４０に保持している。

【００１９】各調節部材３６は各操作軸２６に沿って軸
方向に運動することができる。各調節部材３６が操作軸
２６と孔１６とに対して相対的な所望位置に位置したな
らば、ウイング拡開ねじ５１（図４及び図５）が回転さ
せられ、これにより第１のウイングと第２のウイング４
２とが、孔１６（図３）により形成された面に締め付け
られる。操作軸２６及び版胴１０に対する調節部材３６
の位置決めは進路調節を生じる。各調節部材３６は弾性
及び摩擦の増大のために弾性的なカバー（図示せず）を
有することができる。

【００２０】見当ピン５６（図４及び図５）が各調節部
材３６と協働している。各調節部材３６及び各見当ピン
５６ごとに、見当ピン５６は第１のウイング４０に係合
する。見当ピン５６は突起５８を備えており、この突起
は軸線２７に対して平行に延びていて、第１のウイング
４０の溝４９内に係合する。見当ピン５６は軸線２７の
方向に溝４９に沿って移動可能である。見当ピン５６の
この突起５８は溝４９に沿って滑動可能である。このよ
うにして、操作軸２６及び版胴１０に対する各見当ピン
５６の精密な調節が行われる。

【００２１】各見当ピン５６（図５）は孔６０，６２を
備えている。見当ピン５６の孔６０及び調節部材３６の
円形の凹設部４７内には偏心ボルト６４が受容される。
この偏心ボルト６４は、孔６０内に位置させられる円形
の軸部６６と、円形の凹設部４７内に位置させられる頭
部６８とを備えている。頭部６８は円形の軸部６６の回
転と共に回転する。偏心した頭部６８の回転が円形の凹
設部４７内で行われると、軸部６６が偏心的に運動して
見当ピンを押圧し、これを調節部材３６に対して相対的
に運動せしめる。しかし、見当ピン５６は突起５８と溝
５２との連結により軸線方向の運動だけに制限される。

【００２２】ねじ７２が見当ピン５６の孔６２を貫通し
て調節部材３６のねじ孔４５内に係合する。ねじ７２は
軸部７３と頭部７４とを備えている。孔６２は、ねじ７
２に対する見当ピン５６の運動を許容するために軸部７
６に比して大径に形成されている。ねじ７２はその上端
に位置する頭部７４により回転させられる。ねじ７２は
調節部材３６に対して見当ピン５６をロックするために
回転させられる。クリップ７５がねじ７２ひいては見当
ピン５６を調節部材３６に保持せしめる。

【００２３】複数の版板７８（図２及び図３に１つだけ
図示）が版胴１０上に配置されている。各版板７８は前
縁８０と後縁８２とを備えている。有利な実施例では版
胴１０の周囲に２つの版板７８と、版胴１０の軸線１３
に沿って互いに隣合って位置する４つの版板とが配置さ
れる。

【００２４】各版板７８の前縁８０は版胴１０の第１の
スロット２０内に受容されて固定される。版板７８は版
胴１０の外周面１４の一部にわたり巻き掛けられてい
る。後縁８２は第２のスロット２０内に位置している。
後縁８２はテンション部材３４と調整部材３６とに隣合
った第２のスロット２０内へ延びている。

【００２５】テンション部材３４は後縁８２に係合す
る。版胴の周囲に版板７８を固定するために、第２のス
ロット２０内に位置する操作軸２６が、テンション部材
３４の回転のために（図２で見て逆時計回りに）回転さ
せられる。テンション部材３４の回転により、後縁８２
は第２のスロット２０内へさらに引き込まれる。

【００２６】各版板７８は（図示しない）開口を備えて
おり、この開口を各見当ピン５６が貫通する。このよう
にして、見当ピン５６は各版板７８のための整合部材を
成している。版板７８は、見当ピン５６の面が版板７８
の開口の縁に係合するように調節部材３８と見当ピン５
６とをそれぞれの位置へ固定することにより固定され
る。各調節部材３６の固定は、ウイング拡開ねじ５１を
回転させ、第１のウイング４０と第２のウイング４２を
拡開して調節部材３６を各孔１６内に締め付けることに
より行われる。見当ピン５６の固定はねじ７２の回転に
より行われる。

【００２７】印刷されるべき帯状紙が相次ぐ印刷ユニッ
トを通過する間に著しい量の湿りとインキとを吸収する
という事実に基づき、帯状紙は特に軸線に沿った方向に
伸長する傾向を有する。このフアンアウト現象は見当ピ
ン５６の運動に応じて補償することができる。この目的
のために、各偏心ボルト６４は各見当ピン５６に沿って
ある範囲内で側方向に調節可能である。この調節は、版
胴１０が停止している際に、ねじ７２を緩めて偏心ボル
ト６４を回転させることにより実施される。

【００２８】この側方向の調節は、帯状紙が複数の印刷
ユニットを通過する際に伸長するのを補償するために行
われる。最後の印刷ユニットでは帯状紙が大量の湿りと
インキとを吸収しており、かつそのために側方向に著し
く伸長しているためこの最後の印刷ユニットでの側方向
の調節量が大きいのは当然である。比較的始めの方に位
置する印刷ユニットでの帯状紙の伸長に基づく側方向の
この調節の量は著しくわずかである。見当ピン５６は精
密な調節を必要とする方向に依存して、換言すれば版板
７８の右側の縁又は左側の縁のどちらを運動させる必要
があるかに依存して、右又は左に側方向で運動させるこ
とができる。版板１０に受容された版板７８のすべてが
このように処理される。見当ピン５６の正確な位置は、
頻繁に印刷する必要のある若干の版形のために各スロッ
ト２０の縁のところにマークされる。このようにして、
調節部材３６の粗いセッティングがこのマークとの整合
により効果的に行われる。精密な調節が軸線方向での見
当ピン５６の運動により行われ、この結果、調節を迅速
に行うことができる。

【００２９】本発明の上述の説明から、当業者は改良、
変化及び実施例を推測することができる。このような改
良、変化及び実施例は記載の請求項によりカバーされ
る。

【００３０】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
一面では環状の調節部材により、かつ他面では位置決め
可能な整合部材により受容された偏心ボルトが、整合部
材を相対運動させるための操作部材として機能する。こ
の解決手段の利点は、版胴の軸方向の孔内に軸方向に配
置された調節部材が固定可能であることにある。調節部
材が固定されると、偏心ボルトの運動により整合部材の
精密な調節が可能となる。調節部材に対して相対的な整
合部材の精密な調節は、版板の予めあけられた受容開口
の縁に整合部材が位置することにより可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】版胴の軸線方向の孔内に配置された操作軸を備
えた版胴の部分縦断面図である。

【図２】図１の２−２線に沿って断面した図である。

【図３】図１の３−３線に沿って断面した図である。

【図４】調節部材の拡大図である。

【図５】図４の５−５線に沿った断面図である。

【符号の説明】

１０ 版胴、 １２ ジャーナル、 １３ 軸線、 １
４ 外周面、 １６孔、 ２０ スロット、 ２６ 操
作軸、 ２７ 軸線、 ２８ 軸受け、 ３０ 溝、
３２ ロック機構、 ３４ テンション部材、 ３６
調節部材、３７ 中央孔、 ３８ キー、 ３９ カバ
ー、 ４０，４２ ウイング、 ４１ 孔、 ４３ 分
割カット、 ４４ スロット、 ４５，４６ ねじ孔、
４７ 凹設部、 ４８ 平面、 ４９ 溝、 ５０
めくら孔、 ５１ ウイング拡開ねじ、 ５２ 頭部、
５３ クリップ、 ５６ 見当ピン、 ５８ 突起、
６０，６２ 孔、 ６４ 偏心ボルト、 ６６ 軸
部、 ６８ 頭部、 ７２ ねじ、 ７４ 頭部、 ７
５ クリップ、 ７６ 軸部、 ７８ 版板、８０ 前
縁、 ８２ 後縁

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 チャールス エイチ デュフォー アメリカ合衆国 ニューハンプシャー ダ ラム モーガン ウェイ 15

Claims (17)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 輪転印刷機の版胴上に版板を整合させる
   装置であって、版胴がその軸線方向に延びる少なくとも
   １つの孔を備えている形式のものにおいて、前記孔内に
   可動の操作軸が配置されており、この操作軸に沿って間
   隔をおいて複数の環状のテンション部材と複数の調節部
   材とが配置されており、１つの調節部材に可動の整合部
   材が配置されており、該調節部材と該整合部材とに偏心
   部材が協働しており、この偏心部材が、該調節部材に対
   して相対的に該整合部材を運動せしめるべく運動可能で
   あることを特徴とする版板の調節可能な整合装置。
2. 【請求項２】 前記整合部材が見当ピンを含んでいる請
   求項１記載の装置。
3. 【請求項３】 前記偏心部材が、前記見当ピンに設けた
   孔内に位置させられる軸部と、前記調節部材に設けた凹
   設部内に位置させられる偏心した頭部とを備えているこ
   とを特徴とする請求項２記載の装置。
4. 【請求項４】 前記調節部材が叉状に形成されていて第
   １のウイングと第２のウイングとを備えている請求項１
   記載の装置。
5. 【請求項５】 前記偏心部材が前記調節部材の第１のウ
   イングに設けた凹設部内に位置させられる頭部を備えて
   いる請求項４記載の装置。
6. 【請求項６】 第１のウイングと第２のウイングとの間
   にウイング拡開ねじが設けられている請求項４記載の装
   置。
7. 【請求項７】 前記１つの調節部材に対する前記整合部
   材の、版胴の軸線方向に対して平行な相対運動をガイド
   するための案内部材が設けられている請求項１記載の装
   置。
8. 【請求項８】 前記偏心部材が前記調節部材の第１のウ
   イングに設けた凹設部内に位置させられる頭部と、前記
   整合部材に設けた孔内に位置させられる軸部とを備えて
   おり、偏心部材の回転により、前記整合部材が、前記１
   つの調節部材に対して相対的に、前記案内部材によりガ
   イドされた方向に運動させられるように構成されている
   請求項７記載の装置。
9. 【請求項９】 版胴上に複数の版板が配置されており、
   これらの版板が部分的に版胴の受容スロット内に受容さ
   れている請求項７記載の装置。
10. 【請求項１０】 輪転印刷機の版胴上に版板を整合させ
    る装置であって、版胴が軸方向のチャンネルを備えてい
    る形式のものにおいて、調節部材と版胴との相対運動を
    阻止するために軸方向のチャンネルのところで版胴の表
    面にロック係合する調節部材が設けられており、版板の
    表面に係合するための見当部材が設けられており、この
    見当部材が前記調節部材に対して相対的に運動可能であ
    り、前記調節部材に前記見当部材を結合させ、かつ該結
    合部材を前記調節部材に対する所定位置でロックするた
    めのファスナが設けられており、前記調節部材に対して
    前記見当部材を相対的に運動させるための位置決め部材
    が設けられており、この位置決め部材が、前記見当部材
    から前記調節部材へ延びているボルトを備えており、こ
    のボルトが偏心面を備えていることを特徴とする輪転印
    刷機の版胴上に版板を整合させる装置。
11. 【請求項１１】 前記調節部材が凹設部を備えており、
    前記見当部材が孔を備えており、前記ボルトが軸部と頭
    部とを備えており、前記偏心面がこの頭部に位置してお
    り、前記軸部が前記孔内に位置しており、前記頭部が前
    記凹設部内に位置しており、前記軸部が、頭部の偏心面
    に前記調節部材をトレースさせるべく前記見当部材に対
    して相対的に回転可能である請求項１０記載の装置。
12. 【請求項１２】 前記調節部材が版胴とロック係合しか
    つボルトの軸部が見当部材に対して相対的に回転した際
    に、前記見当部材が版胴の軸線に対して平行な方向に運
    動可能である請求項１１記載の装置。
13. 【請求項１３】 前記１つの調節部材及び前記見当部材
    が溝を備えており、他の前記調節部材及び前記見当部材
    が突起を備えており、この突起が前記溝内に位置してお
    り、前記突起が前記調節部材に対する見当部材の運動に
    依存して該溝に沿って運動可能である請求項１０記載の
    装置。
14. 【請求項１４】 前記調節部材が、２つのウイングを備
    えたＣ字形部材と、このウイングを拡開して軸方向のチ
    ャンネルのところで版胴の表面に締め付け係合せしめる
    部材とを備えている請求項１０記載の装置。
15. 【請求項１５】 前記ファスナが一方のウイングのとこ
    ろで前記調節部材に前記見当部材を結合せしめる請求項
    １４記載の装置。
16. 【請求項１６】 版胴の軸線に対して平行な方向で行わ
    れる前記調節部材に対する前記見当部材の運動を案内す
    るための案内部材が設けられている請求項１０記載の装
    置。
17. 【請求項１７】 前記調節部材がねじ孔を備えており、
    前記見当部材が孔を備えており、前記ファスナが、見当
    部材に設けた孔を貫通して前記ねじ孔内に達するねじ部
    材を含んでいる請求項１０記載の装置。