JPH07256831A - 耐衝撃性透明樹脂積層体 - Google Patents
耐衝撃性透明樹脂積層体Info
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- JPH07256831A JPH07256831A JP4720094A JP4720094A JPH07256831A JP H07256831 A JPH07256831 A JP H07256831A JP 4720094 A JP4720094 A JP 4720094A JP 4720094 A JP4720094 A JP 4720094A JP H07256831 A JPH07256831 A JP H07256831A
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Abstract
板と厚さ3〜15mmのポリカーボネート樹脂板とを、
ビスフェノール型エポキシ樹脂系軟質重合体で接合して
なる透明樹脂積層体。 【効果】本発明の透明樹脂積層体は、限定された領域に
強い衝撃を与える銃弾等に対して十分な防護性能を有
し、しかも60℃を超える高温下で使用しても優れた透
明性を維持できるため、各種車両のグレージング材、防
弾面、防弾楯、金融機関カウンターの仕切り板、防犯ド
アー、公共施設や運動施設等のグレージング材などに利
用することが可能となる。
Description
板とポリカーボネート系樹脂板とを、ビスフェノール型
エポキシ樹脂系軟質重合体で接合してなる耐衝撃性透明
樹脂積層体に関する。
等のグレージング材、銀行カウンターの仕切り板、防犯
ドアーまたは各種車両のグレージング材等に使用されて
おり、既に多種多様のものが知られている。これらの中
で、限定された領域に強い衝撃を与える銃弾等から生命
を保護するために使用される耐衝撃性透明板としては、
シリケートガラス板またはポリカーボネート透明樹脂板
等の単一材料からなる透明板、シリケートガラス板また
はメタクリル透明樹脂板のうち少なくとも1種とポリカ
ーボネート透明樹脂板とをメタクリレート系シロップ状
物を用いて接合してなる透明積層板(特開昭52−10
0515)、ポリイソシアネートとポリエステルジオー
ルとの反応生成物である熱可塑性ポリウレタン樹脂製の
中間接合層を介して複数のポリカーボネート樹脂板を接
合してなる透明積層板(特公昭59−12520、特開
平4−301448、特開平4−361034)などが
代表例として挙げられる。
撃性透明板は、高性能拳銃などに対して十分な防護性能
を有するとは言えず、安全性の点でなお一層の改良が望
まれていた。そこで本発明者らは、上記したような問題
点を解決するために、多層弾性体を含有してなるメタク
リレート系樹脂板とポリカーボネート樹脂板とを軟質重
合体で接合してなる耐衝撃性透明樹脂積層体を提案した
(特願平6−32501号、特願平6−32502
号)。しかしながら、該耐衝撃性透明樹脂積層体は、高
性能拳銃などに対して優れた耐衝撃性能を有するもの
の、温度が60℃を超えるような条件下で使用すると優
れた透明性を維持することが難しい場合があった。
上記したような問題点を解決すべく更に鋭意検討を重ね
た結果、多層弾性体を含有する場合と比べて板厚を若干
厚くした多層弾性体を含まないメタクリレート系樹脂板
を用いて、該メタクリレート系樹脂板とポリカーボネー
ト系樹脂板とをビスフェノール型エポキシ樹脂系軟質重
合体で接合してなる透明樹脂積層体が、優れた防護性能
を維持し、しかも温度が60℃を超えるような条件下で
使用しても優れた透明性を維持できることを見いだし、
本発明を完成した。
〜40mmのメタクリレート系樹脂板と厚さ3〜15m
mのポリカーボネート系樹脂板とを、ビスフェノール型
エポキシ樹脂系軟質重合体で接合してなる耐衝撃性透明
樹脂積層体を提供するものである。
発明に使用されるメタクリレート系樹脂板の原料となる
メタクリレート系樹脂を構成する単量体としては、メチ
ルメタクリレート単量体、またはメチルメタクリレート
単量体と共重合可能な他の単量体との単量体混合物など
が挙げられる。
な他の単量体としては、例えば、エチルメタクリレー
ト、プロピルメタクリレート、ブチルメタクリレート、
オクチルメタクリレート等の炭素数2〜8のアルキル基
を有するアルキルメタクリレート、メチルアクリレー
ト、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、ブチ
ルアクリレート、オクチルアクリレート等の炭素数1〜
8のアルキル基を有するアルキルアクリレート、メタク
リル酸、アクリル酸、メタクリルアミド、アクリルアミ
ド、スチレン、グリシジルメタクリレート、グリシジル
アクリレート、またはこれらの混合物などが挙げられる
が、グリシジルメタクリレート、グリシジルアクリレー
ト、またはこれらの混合物を10%以下の割合でメチル
メタクリレートと混合した単量体混合物が、後述の軟質
重合体との接着強度が向上することから好ましく用いら
れる。
濁重合法、塊状重合法などにより重合される。
ては、例えば、ラウロイルパ−オキサイド、ベンゾイル
パ−オキサイド等の有機過酸化物、2、2’−アゾビス
イソブチロニトリル、2、2’−アゾビス(2、4ジメ
チルバレロニトリル)、2、2’−アゾビス(2、4ジ
メチル−4−メトキシバレロニトリル)等のアゾ系化合
物、有機過酸化物とアミン類とを組み合わせたレドック
ス系の重合開始剤などが挙げられる。重合開始剤の添加
量は、単量体、または単量体混合物に対して、通常、
0.01〜1重量部、好ましくは、0.01〜0.5重
量部である。
際には、その製造時に一般に用いられる各種の添加剤を
添加してもよく、添加剤としては紫外線吸収剤、酸化防
止剤、可塑剤、連鎖移動剤剤、着色剤等が挙げられる。
P(チバガイギー(製))、スミソ−ブ340(住友化
学工業(製)等のベンゾトリアゾ−ル系やシ−ソ−ブ1
01S(シプロ化成(製))、スミソ−ブ110(住友
化学工業(製))等のベンゾフェノン系化合物、チヌビ
ン770(チバガイギー(製))、サノ−ルLS262
6(三共(製))等のヒンダ−トアミン系化合物などが
挙げられる。紫外線吸収剤は、重合体の耐候性向上、重
合時の空気による重合阻害防止などのために添加され、
その添加量は、通常、マトリックス樹脂の1wt%以
下、好ましくは、0.01〜0.2wt%である。
−BP101(住友化学工業(製))、スミライザ−G
M(住友化学工業(製))等のフェノ−ル系化合物、マ
−クPEP−8(アデカ(製))、マ−クPEP−24
(アデカ(製))等のリン系化合物などが挙げられる。
−ト、ジオクチルフタレ−ト等の芳香族カルボン酸、ジ
オクチルアジペ−ト、アセチルトリブチルシトレ−ト等
の脂肪族多塩基酸エステルなどが挙げられる。
カプタン、n−ブチルメルカプタン、n−ドデシルメル
カプタン等の直鎖、または分岐したアルキルメルカプタ
ン化合物などが挙げられる。
reenG、スミプラストBlueOR(いずれも住友
化学工業(製))等のアントラキノン系染料、スミプラ
ストOrangeHRP(住友化学工業(製))等のペ
リノン系染料などが挙げられる。
で上記単量体、または単量体混合物100重量部に対し
て、20重量部以下の範囲で架橋剤を使用することもで
きる。架橋剤としては、分子中に複数個の重合性不飽和
結合を含むものが用いられ、例えば、エチレングリコ−
ルジ(メタ)アクリレ−ト、テトラエチレングリコ−ル
ジ(メタ)アクリレ−ト、ジエチレングリコ−ルジ(メ
タ)アクリレ−ト、トリメチロ−ルタントリ(メタ)ア
クリレ−ト、トリメチロ−ルプロパントリ(メタ)アク
リレ−ト、ペンタエリスリト−ルテトラ(メタ)アクリ
レ−ト、(メタ)アクリル酸アリルなどが挙げられる。
クリレート系樹脂を押出成形機などにより溶融するか、
またはメタクリレート系単量体を公知の鋳込み重合法に
より重合するなどの方法により製造することができる。
重合の際には、前記の重合開始剤、各種添加物などを添
加してもよい。メタクリレート系樹脂板の厚さは、通
常、5〜40mm、好ましくは10〜20mm、更に好
ましくは8〜18mmである。
説明する。ポリカ−ボネ−ト系樹脂板としては、例え
ば、高分子熱可塑性ポリカ−ボネ−トなどが挙げられる
が、特にジヒドロキシジアリールアルカンからなるもの
が耐衝撃性が優れているため好ましく用いられる。ポリ
カ−ボネ−ト系樹脂板の板厚は、通常、3〜15mmで
あり、特に3〜8mmが好ましい。
クリレート系樹脂板とポリカ−ボネ−ト系樹脂板との間
をビスフェノール型エポキシ樹脂系軟質重合体で接合す
ることにより製造される。
シ基を有するビスフェノール型エポキシ化合物30〜8
0wt%、少なくとも2個以上のアミノ基を有する脂肪
族炭化水素系硬化剤20〜50wt%、非反応性希釈剤
0〜25wt%、反応性希釈剤0〜25wt%からなる
混合物をメタクリレート系樹脂板とポリカ−ボネ−ト系
樹脂板との間に注入し、これを重合して軟質重合体とす
ることにより行われる。
を有するエポキシ化合物としては、例えば、最も汎用性
のあるビスフェノ−ルA型、ビスフェノ−ルF型、ポリ
フェノ−ル系、またはシリコン変性型等とエピクロルヒ
ドリンとの反応により得られるエポキシ化合物、ポリエ
チレングリコール、ポリプロピレングリコール、エチレ
ンオキシド−プロピレンオキシドのブロック状コポリマ
ーのα、ω−グリコール等とエピクロルヒドリンとの反
応により得られるエポキシ化合物、またはこれらの混合
物などが挙げられるが、ビスフェノ−ルA型エポキシ化
合物とビスフェノ−ルF型エポキシ化合物との混合物が
好ましく用いられ、特にビスフェノ−ルF型エポキシ化
合物の含量が高いものが透明性、樹脂粘度の低減化、常
温での可とう性において好ましい。
肪族炭化水素系の硬化剤としては、例えば、ポリメチレ
ン、ジアミン、ポリエ−テルジアミン等の脂肪族ジアミ
ン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、
1,2−置換ジアミン、置換ポリアミン、ジメチルアミ
ノプロピルアミン、アミノエチルエタノ−ルアミン、メ
チルイミノプロピルアミン等の直鎖または分岐した脂肪
族ポリアミン、メンタンジアミン、1,3−ジアミノシ
クロヘキサン等の脂肪族ポリアミンなどが挙げられる
が、特にポリエ−テルジアミンが、低粘度で着色も少な
く、硬化物に可とう性付与せしめるためにも好ましい。
せ、硬化物に可とう性を付与の目的でエポキシ樹脂に添
加されることが好ましい。非反応性希釈剤としては、例
えば、キシレン、グリコ−ル等の高沸点溶剤、フタル酸
エステル等の可塑剤などが挙げられる。
オキサイド、オクチレンオキサイド等のモノエポキシ化
合物、ジグリシジルエ−テル、ブタンジオ−ルグリシジ
ルエ−テル等のポリエポキシ化合物などが挙げられる。
−ル、クロルフェノ−ル、ビスフェノ−ルA、レゾルシ
ノ−ル、フェノ−ル樹脂、サリチル酸、トリフェニルホ
スファイト等の硬化促進剤を上記の硬化剤100重量部
に対して5〜25重量部添加してもよい。
を添加してもよく、添加剤としては、紫外線吸収剤、酸
化防止剤、着色剤等が挙げられる。紫外線吸収剤として
は、例えば、前記のベンゾフェノン系化合物、ヒンダ−
トアミン系化合物などが挙げられる。
ノ−ル系化合物、前記のリン系化合物、亜リン酸水素2
ナトリウム・5水和物、次亜リン酸ナトリウム等の無機
系のリン酸塩などが挙げられる。
キノン系染料、前記のペリノン系染料、フルオレイセ
ン、チオフラビン、エオシン、ローダミン、クマリン、
イミダゾール、オキサゾール、トリアゾール、カルバゾ
ール、ピリジン、ナフタル酸、イミダゾロン、ジアミノ
スチルベンジスルホン酸、およびこれらの誘導体等の蛍
光増白染料などが挙げられる。
50℃で10〜20時間かけて昇温するが、特に、重合
温度20〜80℃で10〜15時間かけて昇温すること
が好ましい。ここで、重合温度が20℃未満では硬化不
十分となる場合があり、重合温度が150℃を超える
と、メチルメタクリレート樹脂板、ポリカ−ボネ−ト樹
脂板が流動する場合がある。
系樹脂板とポリカ−ボネ−ト系樹脂板との間に、軟質重
合体の原料を注入して重合する注型重合などの方法によ
り実施されるが、この注型重合で製造する際に使用され
る鋳型としては、特に限定されるものではなく、例え
ば、2枚の対向する上記透明樹脂板の両方の面の間に軟
質塩化ビニールホ−スやテ−プ等の軟質シール材を挟む
ことにより構成される鋳型などが挙げられる。
メタクリレート樹脂板とポリカ−ボネ−ト樹脂板との両
方の面の間に挟まれた軟質シール材の厚みにより調整す
ることが可能であり、その厚みは、通常、0.1〜4.
0mm、特に1.0〜3.0mmが好ましい。厚みが
0.1mm未満では、軟質重合体の重合時にムラが発生
する場合があり、4mmを超えて厚くすると全体の重量
が増大し、材料の使用量が多くなり、実用上問題を生じ
る場合がある。
型エポキシ樹脂系軟質重合体は、ガラス転移温度が−5
0〜30℃の範囲にあることが好ましく、特に−20〜
20℃の範囲にあることが好ましい。また、軟質重合体
は、引張試験(JIS K 6251)において、5〜150 kgf
/cm2の範囲で100%モジュラスであることが好まし
く、この範囲をはずれると、軟質重合体層を有する透明
樹脂積層体が優れた耐衝撃性を発現することはできない
場合がある。ここで、100%モジュラスとは、ゴム状
弾性を有する材料の物性試験において試験片に100%
の伸びを与えたときの引張応力をいう。
されるものではなく、平板のみならず、予め任意の曲率
半径にて熱成形した2枚の対向する前記透明樹脂板の間
に、軟質重合体の原料を注入して重合する注型重合によ
り製造された曲面板などの種々の形状のものが挙げられ
る。尚、これらの透明樹脂積層体の両面または片面に、
硬度処理、防曇処理などの通常、用いられる一般的な処
理を施してもよく、また、表面に衝撃を受けた際に、該
透明樹脂積層板材の飛散を防止する目的で、例えば、ポ
リカ−ボネ−トやポリエチレンテレフタレ−ト等のフィ
ルムを貼合するなどの処理を施してもよい。また、透明
樹脂積層体を構成するメタクリレート系樹脂板の軟質中
間層の接触面にプライマー処理を施すことによっても該
透明樹脂積層板材の飛散を防止することも可能である。
領域に強い衝撃を与える銃弾等に対して十分な防護性能
を有し、しかも60℃を超える高温下で使用しても優れ
た透明性を維持できるため、各種車両のグレージング
材、防弾面、防弾楯、金融機関カウンターの仕切り板、
防犯ドアー、公共施設や運動施設等のグレージング材な
どに利用することが可能となる。
明するが、本発明が実施例により限定されるものでない
ことは言うまでもない。
定は、以下に説明する耐衝撃試験法を用いて実施した。 〔耐衝撃試験法〕透明樹脂積層板面に衝撃エネルギ−が
掛かる最も厳しい条件は銃弾による衝撃エネルギ−であ
る。銃弾は、その重量が110グレイン、10m離れた
所から発射された場合の弾速は450m/秒である。こ
の銃弾が持つ全運動エネルギ−が、破壊のためのエネル
ギ−となり、そのエネルギーは750(J)である。そ
こで、このレベルのエネルギ−に耐えうる透明樹脂積層
板を開発することを目的とし、その試験機として同レベ
ルのエネルギ−を樹脂板に与えることができる図2に示
すような衝撃試験機を製作した。
ら積層板試験片のメタクリル系樹脂板側に落下させるこ
とにより試験片に衝撃を与えて耐衝撃試験を行った。
尚、この場合のエネルギ−は、いうまでもなく荷重の重
量と高さと重力加速度の積で表現され、衝撃を最初に受
ける面であるメタクリル系樹脂が割れ、刃が中間軟質接
合層を通って、衝撃裏面層のポリカ−ボネ−ト系樹脂板
に到達したとき、このエネルギ−を衝撃破壊エネルギ−
と定義した。この衝撃破壊エネルギ−が750(J)以
上のものが、銃弾による衝撃に耐えうるものと判断し
た。尚、耐衝撃試験に用いる打ち抜き刃は、先端が2m
mRのステンレス製のものを使用した。以下、実施例1
〜2、比較例1〜4においては、試験片は100mm四
方のものを耐衝撃試験に使用した。
料の光学的性質のうち透明性を表わす尺度で、試料に光
を入射させて光が拡散する度合(百分率)をいい、次式
で表わあれる。 ヘイズ=(拡散透過率/全光線透過率)X100
(%) ここでは、試料室の温度調節が可能なヘイズ測定装置
(ヘイズメーター;三菱化成(株)製、温調機;熱電子
工業(株)製 THC17S)を用い、積層体試験片を
20℃、および60℃で3時間加熱したときのヘイズを
測定した。
学工業株式会社製 商品名;スミペックス000)30
0mm四方と板厚6mmのポリカ−ボネ−ト樹脂板(ポ
リカエ−スECK100、筒中プラスチック工業株式会
社製)300mm四方とを対向させ、その面の全周囲に
2mm厚の軟質塩ビホ−スを挟んで中空部分を形成さ
せ、その中空部に、に示した軟質重合体の原料を注入
し、10時間かけて20℃〜80℃まで昇温させて重合
せしめて、樹脂積層板を製造した。この樹脂積層板につ
いて耐衝撃試験およびヘイズ測定試験を実施した。結果
を表2に示す。
とする以外は、実施例1に準拠して樹脂積層板を製造し
た。この樹脂積層板について耐衝撃試験およびヘイズ測
定試験を実施した。結果を表2に示す。
板の製造 第一段階でブチルアクリレ−ト76.0wt%、スチレ
ン20.0wt%、トリエチレングリコ−ル2.0wt
%、アリルメタクリレ−ト2.0wt%の単量体混合物
を重合させ、第二段階でメチルメタクリレ−ト単量体を
重合させる乳化重合で多層構造弾性体を得たのち、この
アクリル系多層弾性体10wt%をメチルメタクリレ−
ト90wt%に溶解させ、2、2’−アゾビスイソブチ
ロニトリル0.1重量部添加し、公知のメタクリル樹脂
板鋳込み製造法にて80℃で10時間重合させ、さらに
110℃で1時間熱処理して10mm厚のメチルメタク
リレ−ト系鋳込み板を製造した。
含有したメチルメタクリレ−ト鋳込み板を用いる以外
は、実施例1に準拠して樹脂積層板を製造した。この樹
脂積層板について耐衝撃試験およびヘイズ測定試験を実
施した。結果を表2に示す。
−ト系板状鋳込み板を用いること以外は、実施例1に準
拠して樹脂積層板を製造した。この樹脂積層板について
耐衝撃試験およびヘイズ測定試験を実施した。結果を表
2に示す。
いること以外は、実施例1に準拠して樹脂積層板を製造
した。この樹脂積層板について耐衝撃試験およびヘイズ
測定試験を実施した。結果を表2に示す。
ク工業株式会社製 商品名ポリカエ−スECK100)
3枚と板厚5mmのポリカ−ボネ−ト樹脂板(筒中プラ
スチック工業株式会社製 商品名ポリカエ−スECK1
00)1枚とを溶剤(ジクロロメタン)で接着して板厚
23mmのポリカ−ボネ−ト樹脂板を製造した。この樹
脂積層板について耐衝撃試験を実施した。結果を表2に
示す。
実施した。結果を表2に示す。
衝撃性能の評価を実施した。実施例1〜2の透明樹脂積
層板は、750(J)以上の衝撃破壊エネルギ−に耐え
うるので、銃弾による破壊に対して十分耐えることがで
きる。これに対し比較例3の透明樹脂積層板及び比較例
5のシリケ−トガラス単一板では、衝撃破壊エネルギ−
は750(J)以下となるため銃弾による破壊に対して
耐えることはできない。比較例1および2の多層弾性体
を含有する透明樹脂積層板は、750(J)以上の衝撃
破壊エネルギ−に耐えうるが、60℃ではヘイズ値が増
大して透明性が低下する。また、比較例4のポリカ−ボ
ネ−ト単一板では、750(J)以上の衝撃破壊エネル
ギ−に耐えうるが、衝撃により板自身に大きな変形が発
生するため、繰り返し使用が出来ないなどの問題があ
る。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】厚さ5〜40mmのメタクリレート系樹脂
板と厚さ3〜15mmのポリカーボネート系樹脂板と
を、ビスフェノール型エポキシ樹脂系軟質重合体で接合
してなる耐衝撃性透明樹脂積層体。 - 【請求項2】ビスフェノール型エポキシ樹脂系軟質重合
体が、少なくとも2個以上のエポキシ基を有するビスフ
ェノール型エポキシ化合物30〜80wt%、少なくと
も2個以上のアミノ基を有する脂肪族炭化水素系硬化剤
20〜50wt%、非反応性希釈剤0〜25wt%、反
応性希釈剤0〜25wt%からなる混合物の重合体であ
る請求項1記載の耐衝撃性透明樹脂積層体。
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WO2020013003A1 (ja) * | 2018-07-10 | 2020-01-16 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡用接着剤及びその硬化物、並びに内視鏡及びその製造方法 |
-
1994
- 1994-03-17 JP JP04720094A patent/JP3412237B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3412237B2 (ja) | 2003-06-03 |
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