JPH0725668Y2 - 標本作製装置のガラス板懸吊支持用クリップ - Google Patents

標本作製装置のガラス板懸吊支持用クリップ

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JPH0725668Y2
JPH0725668Y2 JP6114589U JP6114589U JPH0725668Y2 JP H0725668 Y2 JPH0725668 Y2 JP H0725668Y2 JP 6114589 U JP6114589 U JP 6114589U JP 6114589 U JP6114589 U JP 6114589U JP H0725668 Y2 JPH0725668 Y2 JP H0725668Y2
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JP
Japan
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glass plate
clip
plate
holding plate
holding
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JP6114589U
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JPH02150549U (ja
Inventor
賢二 藤
久美子 野島
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Sakura Seiki Co Ltd
Original Assignee
Sakura Seiki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば白血病、感染症、赤血球の異常などの
検査用の血液標本をはじめ、組織、細胞、細菌等の被検
査物の標本を作製するための標本作製装置に係り、特に
標本作製装置のガラス板懸吊支持用クリップに関する。
(従来の技術) 従来、この種の標本作製装置として、被検査物である例
えば、血球の入った1本の試験管から血液を採取して、
これをスライドガラス板の上に点着して塗抹するように
したものは公知であり、この塗抹した血液を乾燥させた
後、このスライドガラス板を所定枚数まとめて、いわゆ
るバッチ式に、染色槽により血液を染色工程に手作業に
より運んで血液標本を作製していた。
上記のように、従来の装置ではスライドガラス板上に血
液を塗抹するまでの作業を1本の試験管単位で行うため
作業性の悪いもので、この場合のスライドガラス板の供
給は例えば一定ピッチで5枚のガラス製のスライド板を
スライドフレームに取り付けまたは貼りつけたものが使
用されていた。
(考案が解決しようとする課題) この場合使用されているスライドガラス板はスライドフ
レーム上に適宜間隔を保持して5枚が一緒に貼り付けら
れたものであり、このためフレームへのガラス板のセッ
トが困難である。
また標本完成後に1枚毎に剥がすことも面倒であり、手
間の掛かる等の問題があった。
本考案はこれに鑑み、スライドガラス板(以下単にガラ
ス板と云う)を例えば、1〜複数枚単独で保持する場合
に用いることのできる自動セットによる標本作製装置の
ガラス板懸吊支持用クリップを提供して従来技術のもつ
欠点の解消を図ることを目的としてなされたものであ
る。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため本考案は、基端側の両端にそれ
ぞれ相手部材に吊り下げられる貼り出し部を有する平板
状の第1保持板と、この第1保持板に基部を一体とし
て、その基部から複数個の爪状に分岐され先端が第1保
持板側に付勢された第2保持板とよりなり、両保持板間
で被検査物が添着されたガラス板の一端を挟持するよう
にしたことを特徴とする。
(作用) 上記構成によりガラス板を第1保持板と第2保持板との
ガラス板の厚さより小さい間隙に挿入すれば、第2保持
板の先端は常時第1保持板側に付勢されているので、ガ
ラス板は差込むだけで圧接保持される。
(実施例) 以下、本考案を第1図乃至第5図に示す実施例を参照し
て説明する。
本考案にかゝる標本作製装置のガラス板懸吊支持用クリ
ップ1は、閉じた側の基端と開いた側の先端とに形成さ
れたもので、そのうち、基端側の両側にそれぞれ相手部
材に吊り下げられる張り出し部3,3および突部4を有す
る平板状の第1保持板2と、この第1保持板2に基部6
を一体として、その基部6から複数個の爪状に分岐され
先端7が第1保持板2側に付設されてガラス板8より小
さい間隙を有する第2保持板5とからなり、両保持板2,
5間で血液の被検査物を例えば添着して塗抹するなどに
より添着されたガラス板8を挟持するようにしたもので
構成されている。
第1保持板2は、第2保持板5が固着される部分が段部
9を形成して一段高くなっており、この段部9の高さを
ガラス板8の厚さより厚くしてあり、段部9から下の部
分の長さは保持に必要な長さであればよい。
第2保持板5は基部6から複数個(実施例では4個)の
爪状に分岐した先端7を有して、この先端7が第1保持
板2に対して前記段部9の高さ分だけ傾斜して常時第1
保持板2方向にばね作用が与えられている。しかし実際
に第2保持板2に近接する位置は末端ではなく、末端10
から少し基部6寄りの位置とされている。そして末端10
はガラス板8を差し込み易くするために、上向きに反ら
せてある。
したがって標本作製装置において血液等の被検査物を添
着したガラス板8をクリップするには、第1保持板2と
第2保持板5の間に第2図に示すように2枚並列させて
圧接するように挟み、相手部材に張り出し部2により懸
吊りさせて搬送や保管することができ、また取り出す時
は突部4を摘んで引き上げることができる。
しかして本考案のクリップ1を自動セットする標本作製
装置11は、被検査物が血液である場合第3図に示すよう
に、上部にスライドガラス収納部12、印字部13、スミア
ー部14、分注部15、風乾部16、フレーム収納部17および
テーブル18が設けられ、テーブル18には採血管ラックが
載置されている。
また下部に染色槽および洗浄槽取り出し部19と完成品取
り出し部20が設けられている。
これにより標本作製の場合、第4図に示すように、まず
aの工程でスライドガラス収納部12内のガラス板群のう
ち、最下段に位置するガラス板8の並列した2枚を前進
させる搬送具21が受け取り、その上面に載置してつぎの
b工程でガラス板8に印字する。そしてc工程で分取・
滴下、スミアーののちd工程で本考案のクリップ1にく
わえ込みを第5図に示す矢印の順に行ない、ファン22に
より風乾して、この風乾中にクリップ1にくわえ込まれ
たガラス板8を水平状態から垂直状態に姿勢を変更す
る。
この間にガラス板8をくわえ込むクリップ1は積層され
たものの中から1個づつ前進する搬送具21の方向に送ら
れ、後続のガラス板8のくわえ込みに使用される。
クリップ1とともに垂直状態となったガラス板8は下降
してつぎのe工程でハンガー23にクリップ1の両端の張
り出し部3,3が支持されて吊り下げられ、別のファン24
により吊り下げ状態のまま風乾される。そしてハンガー
23の矢印方向への移動により先行した複数個のクリップ
1とともに、上昇した染色槽25によりガラス板8が染色
され、染色槽25が下降して、つぎの染色槽26の上下動に
より染色を行い、数種の染色を順に繰り返えし、f工程
で風乾を行ってg工程まで移動したとき、ガラス板8を
クリップ1とともに収納部17に収納して標本作製装置に
おける標本が完成する。
(考案の効果) 本考案は以上説明したように構成したから、標本用ガラ
ス板の保持および保管はガラス板を傷めることなく行わ
れ、また取り出しも容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかゝる標本作製装置のガラス板懸吊支
持用クリップの斜視図、第2図は第1図のガラス板2枚
を挟持した状態を示す斜視図、第3図は本考案が適用さ
れる標本作製装置の斜視図、第4図は第3図の装置によ
る標本作製の工程図、第5図は第4図の工程図のうち、
ガラス板くわえ部分の詳細工程図である。 1……クリップ、2……第1保持板、3,4……張り出し
部、5……第2保持板、6……基部、7……先端、8…
…ガラス板、9……段部、10……末端。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−142436(JP,A) 特開 昭61−235734(JP,A) 特開 平1−257261(JP,A) 実開 昭63−13804(JP,U) 実開 昭62−49251(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基端側の両端にそれぞれ相手部材に吊り下
    げられる張り出し部を有する平板状の第1保持板と、こ
    の第1保持板に基部を一体として、その基部から複数個
    の爪状に分岐され先端が第1保持板側に付勢された第2
    保持板とよりなり、両保持板間で被検査物が添着された
    ガラス板の一端を挟持するようにしたことを特徴とする
    標本作製装置のガラス板懸吊支持用クリップ。
JP6114589U 1989-05-26 1989-05-26 標本作製装置のガラス板懸吊支持用クリップ Expired - Lifetime JPH0725668Y2 (ja)

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JPH02150549U JPH02150549U (ja) 1990-12-26
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