JPH07256688A - 樹脂モールド装置 - Google Patents

樹脂モールド装置

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Publication number
JPH07256688A
JPH07256688A JP4762394A JP4762394A JPH07256688A JP H07256688 A JPH07256688 A JP H07256688A JP 4762394 A JP4762394 A JP 4762394A JP 4762394 A JP4762394 A JP 4762394A JP H07256688 A JPH07256688 A JP H07256688A
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JP
Japan
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resin
molding
cavity
cavities
mold
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4762394A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Horiuchi
整 堀内
Takayuki Okinaga
隆幸 沖永
Atsushi Honda
厚 本多
Hiroyuki Hozoji
裕之 宝蔵寺
Katsuhiro Tabata
克弘 田畑
Kenji Takatsu
健司 高津
Koji Emata
孝司 江俣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi ULSI Engineering Corp, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi ULSI Engineering Corp
Priority to JP4762394A priority Critical patent/JPH07256688A/ja
Publication of JPH07256688A publication Critical patent/JPH07256688A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 モールド樹脂の充填を安定させ、確実に樹脂
モールドパッケージを成形する。 【構成】 連通孔4aにより所定の数毎に連通したポッ
ト4とキャビティ2とを同一の距離および形状となるよ
うに刻設されたランナ5により連通させる。各々のキャ
ビティ2には、余分な樹脂材料をキャビティ2から流出
させるフローキャビティ2aが設けられ、これらフロー
キャビティ2aは相互に連通している。これらにより、
キャビティ2内の圧力を均一にし、樹脂モールドパッケ
ージを成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂モールド装置に関
し、特に、マルチポット方式の樹脂モールド装置に適用
して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】樹脂モールド装置においては、シングル
ポット方式の樹脂モールド装置と、マルチポット方式の
樹脂モールド装置とがある。
【0003】シングルポット方式の樹脂モールド装置
は、成形樹脂材料を円筒状に圧縮して固めたタブレット
を挿入するためのポットが1個だけ設けられ、このポッ
ト内のタブレットがピストンの役割をするプランジャに
より加圧移動され、モールド用金型内に設けられた複数
のキャビティに注入されることにより樹脂モールドパッ
ケージが成形されている。
【0004】また、シングルポット方式のモールド装置
による半導体装置の品種交換のための金型交換は、ポッ
ト部も含むすべてのモールド用金型を交換することとな
る。
【0005】一方、マルチポット方式の樹脂モールド装
置は、複数のポットが設けられている。また、これらの
ポットはすべて相互に連通されており、所定のポットが
モールド用金型内に設けられた複数のキャビティと連結
されている。
【0006】そして、樹脂モールドパッケージの成形
は、シングルポット方式と同様に、ポット内のタブレッ
トをプランジャにより加圧移動させ、モールド用金型内
の複数のキャビティに注入することにより行われること
となる。
【0007】また、このマルチポット方式の樹脂モール
ド装置は、ポット部分とキャビティ部分とが分離される
ように構成されており、半導体装置の品種交換のための
金型交換は、モールド用金型のキャビティ部だけを交換
することによって行われることとなる。
【0008】さらに、品種交換によって生じるキャビテ
ィの樹脂モールド量の増減は、ポットに挿入するタブレ
ットの数を増減させることにより調整される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
なシングルポット方式の樹脂モールド装置では、半導体
装置の品種交換によるモールド用金型を交換する場合、
すべてのモールド用金型を交換するので、非常に重いモ
ールド用金型を交換しなければならず、作業効率が悪く
なってしまう。
【0010】また、半導体装置の品種数だけポット部分
を含むモールド用金型を製作しなければならないので、
非常にコストが掛かってしまう。
【0011】さらに、マルチポット方式の樹脂モールド
装置では、モールド用金型の交換によりキャビティの形
状が変わることにより、モールド樹脂の流動性のばらつ
き、ポットからキャビティまでの流路であるランナの形
状の変化およびモールド樹脂の充填時間の変化などによ
って、モールド樹脂が完全に充填されないキャビティが
発生してしまう。
【0012】また、充填の遅いキャビティでは、充填中
にモールド樹脂が硬化してしまい、ボンディングワイヤ
を倒したり、断線させてしまうという問題も生じてい
る。
【0013】さらに、モールド用金型のランナは、使用
するモールド樹脂の粘度を計算して長さ形状を変えてい
るので、異なる粘度のモールド樹脂を使用する場合には
モールド用金型すべてを換えなければならなくなってし
まう。
【0014】また、ポットからキャビティまでのランナ
は、使用するモールド樹脂の粘度に合うように設計され
ているために、キャビティの形状や大きさが同じでも異
なった粘度のモールド樹脂を使用する場合、金型すべて
を使用する粘度のモールド樹脂にあった金型に交換しな
ければならない。
【0015】本発明の目的は、モールド樹脂の充填を安
定させ、確実に樹脂モールドパッケージを成形する樹脂
モールド装置を提供することにある。
【0016】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0017】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0018】すなわち、本発明の樹脂モールド装置は、
マルチポット方式の複数のキャビティが設けられたモー
ルド用金型に設けられたモールド樹脂の供給口となる複
数のポットのうちの所定の数のポット毎に連通させる複
数の第1の連通孔と、複数のキャビティの各々と第1の
連通孔の各々により連通された所定の数のポットとをそ
れぞれ連通させる第2の連通孔とを設けたものである。
【0019】また、本発明の樹脂モールド装置は、第2
の連通孔の長さおよび形状が、すべて同一であるもので
ある。
【0020】さらに、本発明の樹脂モールド装置は、複
数のキャビティのそれぞれに設けられた余剰モールド樹
脂の排出口であるフローキャビティが、相互にすべて連
通した構造よりなるものである。
【0021】
【作用】上記した本発明の樹脂モールド装置によれば、
ポットからそれぞれのキャビティまでのモールド樹脂の
流路であるランナの距離および形状を均一にすることが
できる。
【0022】それにより、モールド樹脂の充填中の硬化
によるキャビティ内のモールド樹脂の不足やボンディン
グワイヤのショートおよび断線などをなくすことがで
き、確実に安定したモールド樹脂パッケージを成形する
ことができる。
【0023】また、異なる粘度の樹脂モールドもモール
ド用金型を交換することなく、同じモールド用金型で使
用することができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0025】図1は、本発明の一実施例による樹脂モー
ルド装置に設けられているモールド用上金型の断面図、
図2は、本発明の一実施例による樹脂モールド装置に設
けられているモールド用上金型の底面図である。
【0026】本実施例において、樹脂モールドを行うモ
ールド用金型1は、上金型1aとキャビティ部の下金型
1bおよびポット部の下金型1cとからなっている。
【0027】また、上金型1aおよび下金型1bには、
所望のパッケージ形状に成形するためのキャビティ2が
刻設されている。また、キャビティ2の近傍には、樹脂
材料を一定量円筒状に圧縮して固めたタブレット3を挿
入するポット4が複数個設けられている。
【0028】さらに、タブレット3の下部には、タブレ
ット3を加圧移動させ、下金型1b,1cに刻設された
モールド樹脂に流路であるランナ5(第2の連通孔)を
流れ、キャビティ2内に注入するピストンの役割をする
プランジャ6が設けられている。
【0029】また、このランナ5は、ポット4からそれ
ぞれのキャビティ2まですべて同一の距離および形状と
なるように刻設されている。
【0030】さらに、上金型1aには樹脂モールド時
に、余分な樹脂材料をキャビティ2から流出させるフロ
ーキャビティ2aが刻設されている。このフローキャビ
ティ2aは、すべてのキャビティ2と連通した構造とな
っている。
【0031】また、本実施例の場合、ポット4の数は、
図2に示すように、1つのキャビティ2に対して3個の
ポット4が設けられ、そのキャビティ2が3つ刻設され
ている。
【0032】さらに、1つのキャビティに対応する3個
のポット4はそれぞれ連通孔(第1の連通孔)4aによ
って連通しており、それらはランナ5を介してそれぞれ
のキャビティ2と接続している。
【0033】そして、半導体装置の品種交換による樹脂
材料の増減は、ポット4に挿入するタブレット3の数を
増減させることにより対応する。
【0034】また、これらのキャビティ2の形状は、上
金型1aおよび分離式となっている下金型1bを交換す
ることによって行う。
【0035】次に、本実施例における作用について説明
する。
【0036】まず、ポット4にタブレット3を挿入し、
加熱した上金型1aと下金型1b、1cとを嵌合させ、
プランジャ6によってタブレット3を押し上げることに
よって加圧移動させる。
【0037】そして、液状となった樹脂材料は、ランナ
5を通りキャビティ2に注入充填される。また、初期に
充填された空気などを含んでしまい性能が劣化している
樹脂材料は、フローキャビティ2aに流れ込むことにな
る。
【0038】それにより、本実施例においては、上金型
1aおよび下金型1bを交換しても、ポット4からキャ
ビティ2までのランナ5の距離および形状をすべて均一
にすることができ、それぞれのフローキャビティ2aが
すべて連通しているので、モールド樹脂の充填速度、充
填時間にばらつきがなくなり、確実にすべてのキャビテ
ィにモールド樹脂を充填することができる。
【0039】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。
【0040】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0041】(1)本発明によれば、形成金型が交換さ
れても、それぞれのポットから各キャビティまでのラン
ナの距離および形状を均一にすることができ、フローキ
ャビティを連通させることで、キャビティ内の圧力を一
定にすることができるのでモールド樹脂の充填速度およ
び充填時間にばらつきがなくなる。
【0042】(2)また、本発明では、モールド樹脂の
充填中の硬化によるキャビティ内のモールド樹脂の不足
やボンディングワイヤを倒すなどによるショートおよび
断線などをなくすことができる。
【0043】(3)さらに、本発明においては、上記
(1)、(2)により、確実に安定したモールド樹脂パ
ッケージを成形することができる。
【0044】(4)また、本発明によれば、異なる粘度
の樹脂モールドを使用する場合でもモールド用金型を交
換することなく樹脂モールドの成形を行うことができ、
工数およびコストを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による樹脂モールド装置に設
けられているモールド用上金型の断面図である。
【図2】本発明の一実施例による樹脂モールド装置に設
けられているモールド用上金型の底面図である。
【符号の説明】
1 モールド用金型 1a 上金型 1b 下金型 1c 下金型 2 キャビティ 2a フローキャビティ 3 タブレット 4 ポット 4a 連通孔(第1の連通孔) 5 ランナ(第2の連通孔) 6 プランジャ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 沖永 隆幸 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 本多 厚 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 宝蔵寺 裕之 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 田畑 克弘 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 高津 健司 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 江俣 孝司 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モールド用金型に複数のキャビティが設
    けられたマルチポット方式の樹脂モールド装置であっ
    て、前記モールド用金型に設けられたモールド樹脂の供
    給口となる複数のポットのうちの所定の数のポット毎に
    連通させる複数の第1の連通孔と、前記複数のキャビテ
    ィの各々と前記第1の連通孔の各々により連通された所
    定の数のポットとをそれぞれ連通させる第2の連通孔と
    を設けたことを特徴とする樹脂モールド装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の連通孔の長さおよび形状が、
    すべて同一であることを特徴とする請求項1記載の樹脂
    モールド装置。
  3. 【請求項3】 前記複数のキャビティのそれぞれに設け
    られた余剰モールド樹脂の排出口であるフローキャビテ
    ィが、相互にすべて連通した構造よりなることを特徴と
    する請求項1または2記載の樹脂モールド装置。
JP4762394A 1994-03-18 1994-03-18 樹脂モールド装置 Withdrawn JPH07256688A (ja)

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JP4762394A JPH07256688A (ja) 1994-03-18 1994-03-18 樹脂モールド装置

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JP4762394A JPH07256688A (ja) 1994-03-18 1994-03-18 樹脂モールド装置

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JPH07256688A true JPH07256688A (ja) 1995-10-09

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ID=12780348

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JP4762394A Withdrawn JPH07256688A (ja) 1994-03-18 1994-03-18 樹脂モールド装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003044850A1 (en) * 2001-10-05 2003-05-30 Advanced Systems Automation Ltd Apparatus for molding a semiconductor wafer and process therefor

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010605