JPH0725660Y2 - 試験片位置決めパレット - Google Patents

試験片位置決めパレット

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JPH0725660Y2
JPH0725660Y2 JP15143189U JP15143189U JPH0725660Y2 JP H0725660 Y2 JPH0725660 Y2 JP H0725660Y2 JP 15143189 U JP15143189 U JP 15143189U JP 15143189 U JP15143189 U JP 15143189U JP H0725660 Y2 JPH0725660 Y2 JP H0725660Y2
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  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は、ダンベル状試験片を位置決めする位置決めパ
レットに関する。
B.従来の技術 従来から、例えばゴム製のダンベル状試験片を油中に浸
漬させて耐油試験を行い、その後、この試験片を位置決
めパレットで位置決めしてから材料試験機に自動搬送
し、オートハンド等で試験片を試験機に装着して強度試
験を行う試験方法が知られている。
従来の位置決めパレットは、例えば第5図に示すよう
に、平板1に1個または複数個の矩形の位置決め用溝部
2を設けたものであり、耐油試験後の試験片TPをこの溝
部2に挿入し、溝部2の側壁2aで試験片TPの最も外側の
幅広部側面を係止して位置決めを行っている。
C.考案が解決しようとする課題 ところで、上記ゴム製の試験片TPは油に浸漬させると約
0〜15%の膨張率で膨張するので、上記位置決めパレッ
トの溝部2は、試験片TPが最も膨張した(膨張率15%)
のとき(図中実線で示す)の形状に合わせて形成されて
いる。このため試験片TPの膨張率が15%に満たない(図
中二点鎖線で示す)場合には、試験片側面のいずれの部
分も溝2の側壁2aに係止されないので正確に位置決めで
きず、自動搬送後にオートハンドで試験機に装着する際
に支障を来していた。
本考案の技術的課題は、試験片の膨張率に拘らず正確に
位置決めできるようにすることにある。
D.課題を解決するための手段 一実施例を示す第1図に対応付けて説明すると、本考案
に係る位置決めパレットは、ダンベル状試験片TP1の中
央平行部21およびその両側に連設されるR部22の側面が
係止させる位置決め用側壁11を備え、これにより上記技
術的課題を達成する。
E.作用 試験片TP1の中央平行部21およびその両側に連設される
R部22を上記側壁11に係止させると、試験片TP1が長手
方向および幅方向に位置決めされる。この中央平行部21
およびR部22は試験片TP1の膨張による変形量が少ない
ので、側壁11を所定の形状とすることにより試験片TP1
の膨張率が異なっても試験片TP1と側壁との間のガタが
最小限に抑えられ、試験片TP1を正確に位置決めでき
る。
なお、本考案の構成を説明する上記D項およびE項で
は、本考案を分かり易くするために実施例の図を用いた
が、これにより本考案が実施例に限定されるものではな
い。
F.実施例 第1図および第2図により本考案の一実施例を説明す
る。
第1図(a)は本考案に係る試験片位置決めパレットの
一部分の要部平面図であり、平板1に設けられた溝部10
に試験片TP1が挿入され位置決めされている状態を示し
ている。図中実線で示すのは膨張率が15%の試験片であ
り、二点鎖線で示すのは膨張率が0%の試験片である。
この試験片TP1は、第1図(b)に示すようなJIS K6301
4号試験片であり、中央平行部21と、その両側に連接さ
れるR部22と、さらにその両側に連接される幅広部23を
有している。ここで、上記溝部10の側壁11の形状は以下
のようにして決定される。
第2図は膨張率15%,10%,5%,0%の試験片TP1を順に積
み重ねた状態を示しており、これから分かるように、試
験片TP1の上記中央平行部21は試験片TP1の膨張による変
形量が他の部分と比べて少ない。また平行部21は、膨張
率の最も大きい(15%)試験片TP1が最も幅が広く外側
に突出しており、一方、R部22は、膨張率の最も小さい
(0%)試験片TP1が最も外側に突出しており、さらに
その外側の幅広部23は膨張率の最も大きい試験片TP1が
最も外側に突出している。
そこで第1図(a)に示すように、側壁11の上記試験片
中央平行部21を係止する部分は、膨張率が15%の試験片
TP1(実線で示す)の平行部21が係止可能な形状とし、
また側壁11のR部22を係止する部分は、膨張率が0%の
試験片TP1(二点鎖線で示す)のR部22が係止可能な形
状とし、さらに幅広部23を係止する部分は、膨張率が15
%の試験片TP1の幅広部23が係止される形状とする。
これによれば、いかなる膨張率の試験片TP1も溝部10に
挿入することができ、かつ上述の如く中央平行部21とR
部22は試験片膨張による変形量が少ないので試験片TP1
と側壁11との間のガタが最小限に抑えられ、試験片TP1
を正確に位置決めできる。さらに本実施例では、側壁11
の幅広部23を係止する部分を膨張率15%の試験片TP1に
対応する形状としたので、最大膨張率の試験片TP1の位
置決め精度を更に向上させることができる。
また第3図はJIS K6301 3号試験片TP2に適用した別実施
例を示している。
この試験片TP2は、中央平行部31と、その外側に連設さ
れる第1のR部32と、更にその外側に連設される第2の
R部33と、更にその外側に連設される幅広部34を有して
いる。第4図は上述と同様に膨張率15%,10%,5%,0%
の試験片TP2を順に積み重ねた状態を示しており、平行
部31は、膨張率の最も大きい試験片TP2が最も幅が広く
外側に突出し、第1のR部32は、膨張率の最も小さい試
験片TP2が最も外側に突出し、また第2のR部33および
幅広部34は、膨張率の最も大きい試験片TP2が最も外側
に突出している。
したがって第3図に示すように、溝部40における側壁41
の上記試験片中央平行部31,第2のR部33および幅広部3
4を係止する部分は、膨張率15%の試験片TP2(第3図
(a))に応じた形状とし、また第1のR部32を係止す
る部分は、膨張率が0%の試験片TP2(第3図(b))
に応じた形状とする。これにより上述と同様に、いかな
る膨張率の試験片TP2も溝部10に挿入することができ、
かつ試験片TP2と側壁41との間のガタが最小限に抑えら
れ、試験片TP2を正確に位置決めすることができる。
なお以上では、油中に浸漬させることにより膨張するゴ
ム製の試験片を位置決めするものについて示したが、ゴ
ム製以外でも種々の条件で膨張する試験片を位置決めす
るものにも本考案を実施できる。また試験片の形状も上
記2例に限定されず、ダンベル状試験片であれば他の形
状でもよい。
G.考案の効果 本考案は以上のように構成したから、試験片の膨張率に
拘らず正確に位置決めでき、自動搬送後にオートハンド
で試験機に装着する際に支障を来すことがなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例を示し、第1図
(a)は本考案に係る位置決めパレットを示す要部平面
図、第1図(b)は試験片を示す図、第2図は各膨張率
の試験片を重ね合わせた状態を示す図である。 第3図(a),(b)は別実施例を示す位置決めパレッ
トの要部平面図、第4図は各膨張率の試験片を重ね合わ
せた状態を示す図である。 第5図は従来の位置決めパレットを示す部分平面図であ
る。 10,40:溝部、11,41:側壁 21,31:中央平行部 22:R部、23,34:幅広部 32:第1のR部、33:第2のR部 TP1,TP2:試験片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダンベル状試験片の中央平行部およびその
    両側に連設されるR部の側面が係止される位置決め用側
    壁を備えることを特徴とする試験片位置決めパレット。
JP15143189U 1989-12-29 1989-12-29 試験片位置決めパレット Expired - Fee Related JPH0725660Y2 (ja)

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JP15143189U JPH0725660Y2 (ja) 1989-12-29 1989-12-29 試験片位置決めパレット

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JPH0390054U JPH0390054U (ja) 1991-09-13
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JP2007098531A (ja) * 2005-10-06 2007-04-19 Murata Mach Ltd 主軸移動型旋盤

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