JP4357818B2 - 部材締結方法およびこの方法に用いる構造体 - Google Patents

部材締結方法およびこの方法に用いる構造体 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、2つ部材を1つに接合する部材の締結、例えば、ブラインドリベット締結に使用する部材締結方法およびこの方法に用いる構造体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
2つの部材を1つに接合するために両部材をリベットによって接合する技術は広く知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術ではリベット挿入穴の直径を接合する部材の一方側の直径の方を大きくしているので最初に締結する一方の締結部材と他方の締結部材の穴中心がずれている場合にブラインドリベットの特徴により接合する際のリベット充填作用にてずれている接合する側の部材を中心へ戻そうとする力が働き全体の位置がずれてしまう欠点があった。
【0004】
そのためにずれ防止策として一方の締結部材と他方の締結部材の穴をピン等で位置を固定して締結する方法を取っているが、締結した後にピンと両締結部材が噛んでしまいピンが抜けないためにピンの耐久性が悪くなったり、ピンを抜く際に締結部材に傷をつけてしまう不具合が発生していた。
【0005】
また、これを回避するために締結部材のどちらかに凸部を設け対向する穴へ嵌め合わせることで事前に締結部材のずれを止めて締結する方法もあるが、これでは凸部加工時の位置精度を出すことができない(例えば、絞り加工)形状の締結部材の場合には凸部位置ずれが発生しリベット締結穴自体が合わないと言う不具合となるため平面部分のみの活用に限られていた。
【0006】
本発明の目的は、位置決めするために活用していたピン方式や締結部材から直接凸部を設ける方法を実施しても治具の分解性を損なわず、第一締結、第二締結位置を遵守することで一方の締結部材の締結時のずれをなくした高精度の締結ができる部材締結方法およびこの方法に用いる構造体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、本発明では、複数の第一の穴を有する一方の締結部材と前記複数の第一の穴に対応した複数の第二の穴を有する他方の締結部材とを、前記第一の穴から前記第二の穴にブラインドリベットを挿入して締結する部材締結方法において、前記複数の第一の穴が、当該第一の穴に差し込まれた前記ブラインドリベットの外径より大径の第一の小穴と、前記第一の小穴より直径が大きい第一の大穴とからなり、前記複数の第二の穴が、当該第二の穴に差し込まれた前記ブラインドリベットの外径より大径で且つ前記第一の大穴より直径が小さい第二の小穴と、前記第二の小穴より直径が大きく且つ前記第一の小穴より直径が大きい第二の大穴とからなり、前記第二の小穴は前記他方の締結部材の長手方向外側にそれぞれ設けられており、前記第一の大穴と前記第二の小穴とを対応させ、且つ、前記第一の小穴と前記第二の大穴とを対応させ、前記一方の締結部材の側から前記ブラインドリベットを挿入して前記第一の大穴と前記第二の小穴に対する締結を行った後に前記第一の小穴と前記第二の大穴に対する締結を行うことを特徴とする。
【0008】
また、本発明では、複数の第一の穴を有する一方の締結部材と前記複数の第一の穴に対応した複数の第二の穴を有する他方の締結部材とを、前記第一の穴から前記第二の穴にブラインドリベットを挿入して締結された構造体において、前記複数の第一の穴が、当該第一の穴に差し込まれた前記ブラインドリベットの外径より大径の第一の小穴と、前記第一の小穴より直径が大きい第一の大穴とからなり、前記複数の第二の穴が、当該第二の穴に差し込まれた前記ブラインドリベットの外径より大径で且つ前記第一の大穴より直径が小さい第二の小穴と、前記第二の小穴より直径が大きく且つ前記第一の小穴より直径が大きい第二の大穴とからなり、前記第二の小穴は前記他方の締結部材の長手方向外側にそれぞれ設けられており、前記第一の大穴と前記第二の小穴とを対応させ、且つ、前記第一の小穴と前記第二の大穴とを対応させ、前記一方の締結部材の側から前記ブラインドリベットを挿入して前記第一の大穴と前記第二の小穴に対する締結を行った後に前記第一の小穴と前記第二の大穴に対する締結を行うことにより、前記一方の締結部材と前記他方の締結部材とがブラインドリベットにより締結されていることを特徴とする。
【0009】
さらに、本発明では、前記第二の小穴が複数設けられていることを特徴とする。
そして、前記第二の小穴の間に前記第二の大穴が設けられていることを特徴とする
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明による部材締結方法に用いる構造体の実施の形態を示す分解斜視図である。図1には、構造体Aを構成する一方の締結部材1および他方の締結部材10、これらを締結するリベット11,12,13,14が示してある。
【0011】
一方の締結部材1にリベット11,12,13,14の外径より大径の第一の穴2,3,4,5を、他方の締結部材10に前記一方の締結部材1の前記第一の穴2,3,4,5に任意のピッチで合せた第二の穴6,7,8,9を設けている。
【0012】
前記一方の締結部材1の前記第一の穴2,3,4,5および前記他方の締結部材10の前記第二の穴6,7,8,9は、両締結部材1,10の長手方向外側の第一の大穴2,5および第二の小穴6,9に関して、前記一方の締結部材1の前記第一の大穴2,5の直径が前記他方の締結部材10の前記第二の小穴6,9より大きくなっている。
【0013】
両締結部材1,10の長手方向内側の第一の小穴3,4および第二の大穴7,8に関して、前記一方の締結部材1の前記第一の小穴3,4の直径が前記他方の締結部材10の前記第二の大穴7,8より小さくなっている。図1の実施の形態では両方の締結部材1,10が4ケ所で締結される。
【0014】
図2は両方の締結部材の長手方向外側の穴がリベットによって締結された状態を示す断面図である。図3は両方の締結部材の長手方向外側の穴の中心軸がずれている場合を示す概略図である。
【0015】
図3の両方の締結部材1,10の長手方向外側の穴2,5および6,9の中心軸がずれて穴2,6の範囲で合せられている場合に、まず、図2に示すように、両方の締結部材1,10の長手方向外側の穴2,5および6,9を締結する。
【0016】
図4は両方の締結部材の長手方向内側の穴がリベットによって締結された状態を示す断面図である。締結部材1,10の長手方向内側の穴3および7がリベット12によって締結されている。
【0017】
図2において締結された2ヶ所のリベット止め、すなわち、両方の締結部材1,10の長手方向外側の穴2,5および6,9でのリベットによる締結力は、図4で締結されるカシメ充填作用力B,Cより大きいため充填時のずれが発生しない締結が完成する。
【0018】
他の実施の形態は図示しないが、複数方向、部材をコーナーで接触させて強度を保つ構造体の締結も考えられる。また、第一と第二締結以外の締結数が3打点以上ある場合も考えられる。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1および2によれば、本発明の部材締結方法およびこの方法に用いる構造体においては、リベットのカシメ性質で他方の締結部材の穴が小さく、一方の締結部材の穴の方が大きい条件の穴から先に締結することによって構造体を構成している締結部材の位置が正確に得られる構造体を提供できる。
【0020】
請求項3によれば、複数の締結部分を有することでより締結力が増し、剛性の高い構造体が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による部材締結方法に用いる構造体の実施の形態を示す分解斜視図である。
【図2】両方の締結部材の長手方向外側の穴がリベットによって締結された状態を示す断面図である。
【図3】両方の締結部材の長手方向外側の穴の中心軸がずれている場合を示す概略図である。
【図4】両方の締結部材の長手方向内側の穴がリベットによって締結された状態を示す断面図である。
【符号の説明】
A 構造体
1 一方の締結部材
2 一方の締結部材の大径の穴
3 一方の締結部材の小径の穴
4 一方の締結部材の小径の穴
5 一方の締結部材の大径の穴
6 他方の締結部材の大径の穴
7 他方の締結部材の小径の穴
8 他方の締結部材の小径の穴
9 他方の締結部材の大径の穴
10 他方の締結部材
11 リベット
12 リベット
13 リベット
14 リベット

Claims (4)

  1. 複数の第一の穴を有する一方の締結部材と前記複数の第一の穴に対応した複数の第二の穴を有する他方の締結部材とを、前記第一の穴から前記第二の穴にブラインドリベットを挿入して締結する部材締結方法において、
    前記複数の第一の穴が、当該第一の穴に差し込まれた前記ブラインドリベットの外径より大径の第一の小穴と、前記第一の小穴より直径が大きい第一の大穴とからなり、
    前記複数の第二の穴が、当該第二の穴に差し込まれた前記ブラインドリベットの外径より大径で且つ前記第一の大穴より直径が小さい第二の小穴と、前記第二の小穴より直径が大きく且つ前記第一の小穴より直径が大きい第二の大穴とからなり、前記第二の小穴は前記他方の締結部材の長手方向外側にそれぞれ設けられており、
    前記第一の大穴と前記第二の小穴とを対応させ、且つ、前記第一の小穴と前記第二の大穴とを対応させ、前記一方の締結部材の側から前記ブラインドリベットを挿入して前記第一の大穴と前記第二の小穴に対する締結を行った後に前記第一の小穴と前記第二の大穴に対する締結を行うことを特徴とする部材締結方法。
  2. 複数の第一の穴を有する一方の締結部材と前記複数の第一の穴に対応した複数の第二の穴を有する他方の締結部材とを、前記第一の穴から前記第二の穴にブラインドリベットを挿入して締結された構造体において、
    前記複数の第一の穴が、当該第一の穴に差し込まれた前記ブラインドリベットの外径より大径の第一の小穴と、前記第一の小穴より直径が大きい第一の大穴とからなり、
    前記複数の第二の穴が、当該第二の穴に差し込まれた前記ブラインドリベットの外径より大径で且つ前記第一の大穴より直径が小さい第二の小穴と、前記第二の小穴より直径が大きく且つ前記第一の小穴より直径が大きい第二の大穴とからなり、前記第二の小穴は前記他方の締結部材の長手方向外側にそれぞれ設けられており、
    前記第一の大穴と前記第二の小穴とを対応させ、且つ、前記第一の小穴と前記第二の大穴とを対応させ、前記一方の締結部材の側から前記ブラインドリベットを挿入して前記第一の大穴と前記第二の小穴に対する締結を行った後に前記第一の小穴と前記第二の大穴に対する締結を行うことにより、前記一方の締結部材と前記他方の締結部材とがブラインドリベットにより締結されていることを特徴とする構造体。
  3. 前記第二の小穴が複数設けられていることを特徴とする請求項2記載の構造体。
  4. 前記第二の小穴の間に前記第二の大穴が設けられていることを特徴とする請求項3記載の構造体。
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