JPH095068A - 物品の変形度の評価方法 - Google Patents

物品の変形度の評価方法

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Publication number
JPH095068A
JPH095068A JP15140095A JP15140095A JPH095068A JP H095068 A JPH095068 A JP H095068A JP 15140095 A JP15140095 A JP 15140095A JP 15140095 A JP15140095 A JP 15140095A JP H095068 A JPH095068 A JP H095068A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
regression
plane
deformation
degree
maximum value
Prior art date
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Pending
Application number
JP15140095A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitaka Nakamura
吉孝 中村
Hiroko Kisen
宏子 貴船
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Petrochemical Industries Ltd filed Critical Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Publication of JPH095068A publication Critical patent/JPH095068A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目 的】 変形形状が同じであれば、同じ評価が得ら
れ、しかも変形状態を本質的にかつ容易に把握できるよ
うな変形度の絶対的な評価方法を提供する。 【構 成】 A点、B点及びC点の座標から最小二乗法
により回帰平面の式を求め、ついで各点のA、B、Cか
ら回帰平面までの最短距離δA 、−δB 、δC を求め
る。次にδC >δA とすると、−側の最大値の絶対値δ
B と、+側の最大値δC の和から、和が小さい程平面に
近く、変形度が小さいと評価する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、成形品等の物品の変形
度を評価する方法に関する。
【0002】
【従来技術】成形品を例にとっていえば、成形品は成型
後、冷却されると、各部の収縮の不均一により反ったり
変形したりし易い。こうした変形は見栄えが悪く、製品
価値を損なううえ、他の部品に組付加工することができ
なくなるという不具合を生ずる。こうした問題の対策の
ため、或いは成形品の変形具合を知るため、変形度を評
価することが必要となる。
【0003】変形度の評価は従来、二点間の変位或いは
基準面からの変位量を求めることによって行われてき
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】断面形状が直線の図1
に示すような物品がいま、B点を境として屈折したとす
る。この場合の変位量は、ABを基準にすると、C点で
の変位量δ1 となるが(図2)、BCを基準にすると、
A点での変位量δ2 となり(図3)、変形形状は同じで
も基準のとり方によって変位量が異なり、変形度の評価
が異なることになる。
【0005】本発明は、変形形状が同じであれば、同じ
結果が得られ、しかも変形状態を本質的に、かつ容易に
把握できるような評価方法を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題の解決手段及び作用】本発明の評価方法は、対象
物品の変形度を求めようとする部分から選んだ複数の節
点について、各節点の座標を取出し、これより最小二乗
法にて回帰直線、回帰平面、回帰円又は回帰球面を算出
したのち、回帰直線、回帰平面、回帰円又は回帰球面か
らの各節点の変位量を求め、ついで−側の最大値と+側
の最大値を選び、その絶対値の和から上記物品の変形度
を求めようとする部分の変形度を評価するものである。
【0007】本発明によれば、図2のように変形した物
品の変形度は、次のように評価される。A点、B点及び
C点の座標から最小二乗法により回帰平面の式を求め、
ついで各点のA、B、Cから回帰平面までの最短距離δ
A 、−δB 、δC を求める(図4)。図5はその結果を
作図したものである。
【0008】次にδC >δA とすると、−側の最大値の
絶対値δB と、+側の最大値δC の和から、和が小さい
程平面に近く、変形度が小さいと評価される。図3の場
合も同様にして回帰平面を求めた場合(図6)、各点
A、B及びCから回帰平面までの最短距離δA 、δB
びδC は、図4で求めた回帰平面からの距離と変わらな
い。したがって変形形状が同じであれば、同じ評価が行
われる。
【0009】回帰平面までの最短距離は、回帰平面がx
y平面と平行である場合、z軸方向の距離として求めら
れ、また回帰平面がxz平面或いはyz平面と平行であ
る場合、y軸方向或いはx軸方向の距離として求められ
る。また、回帰平面がxy平面、xz平面或いはyz平
面のいづれとも平行でない場合、回帰平面への法線方向
の距離で求められる。図示する例は、対象物品の平面の
変形度を評価する例を示すものであるが、真円度や真球
度を評価する場合も、回帰円や回帰球面の式を求め、こ
れからの距離を求めることにより同様にして行うことが
できる。
【0010】回帰平面の式を求めることにより、直角度
など任意の角度を評価することもできる。すなわち図7
に示すように、回帰平面aと回帰平面bの式を上記と同
様にしてそれぞれ求め、ついで両平面a、bが交わる角
度θを求めることにより、所定の角度との差が小さいと
変形度が小さいと評価し、直角の場合、直角度があると
評価するものである。
【0011】したがって別の方法は、交わる二面の回帰
平面の式をそれぞれ上述するようにして求めたのち、両
回帰平面がなす角を求め、ついで所定の角度との差から
変形度を評価するものである。
【0012】
【実施例】図8に示すような物品、すなわちa面中央に
円形の孔1を形成すると共に、一側寄りにa面と直交す
るb面を備え、周囲には縁2を上向きに折曲げて形成し
た浅い箱状の物品について、a面の平面度、孔1の真円
度及びa面とb面の直角度を評価する方法について順に
説明する。
【0013】a面の平面度は、図9に示すようなa面に
おける各節点a1 、a2 ..an のxyzの座標を取出
し、これより最小二乗法にて回帰平面の式を求める。次
に上記各節点a1 、a2 ..an から回帰平面までの法
線方向の距離をそれぞれ算出し、距離の最大差から評価
するものである。a面全体が平面度を保ったまゝ傾いた
ような場合、従来法のように変位量を求める方法では、
a面の平面度を把握することは容易でないが、本方法の
ように回帰平面からの変位量を求めるようにすれば、a
面の平面度や変形の程度を容易に把握することができ
る。
【0014】孔1の真円度は、図9に示すような孔周縁
における各節点ar1、ar2・・arnのxy座標を取出
し、これより最小二乗法にて中心座標o(x、y)と半
径rの回帰円の式を求める。次に上記と同様、各節点a
r1、ar2・・arnから回帰円までの半径方向の距離をそ
れぞれ算出し、半径方向の最大値と最小値の差から評価
するものである。
【0015】a面とb面の直角度は、前述した方法にて
a面及びb面の回帰平面の式を求め、ついで図10にお
ける両平面a、bが交わる角度αを求めて直角との差か
ら評価するものである。
【0016】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され、次のよ
うな効果を奏する。請求項1記載の方法によれば、変形
状態が同じであれば同じ評価が得られ、したがって物品
の変形度の絶対的な評価ができるようになり、また本質
的な変形が容易に把握できるようになる。
【0017】請求項2記載の方法についても同様、交わ
る二面と両面が本来なす角度との差が容易に把握できる
ようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】対象物品の断面図。
【図2】変形後の変位量を示す図。
【図3】基準を異にした変位量を示す図。
【図4】図2の状態における回帰平面からの変位量を示
す図。
【図5】同回帰平面からの変位量を表すグラフ。
【図6】図3の状態における回帰平面からの変位量を示
す図。
【図7】交又する回帰平面の斜視図。
【図8】対象物品の斜視図。
【図9】図8に示す物品の孔周縁の節点を表示した拡大
図。
【図10】対象物品のA面とB面がなす角度を示す図。
【符号の説明】
1・・孔 2・・縁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対象物品の変形度を求めようとする部分か
    ら選んだ複数の節点について、各節点の座標を取出し、
    これより最小二乗法にて回帰直線、回帰平面、回帰円又
    は回帰球面を算出したのち、回帰直線、回帰平面、回帰
    円又は回帰球面からの各節点の変位量を求め、ついで−
    側の最大値と+側の最大値を選び、その絶対値の和から
    上記物品の変形度を求めようとする部分の変形度を評価
    する方法。
  2. 【請求項2】交又する二面の各面ごとに複数の節点を選
    んだのち、それぞれの節点から取出した座標より最小二
    乗法にて各面の回帰平面をそれぞれ算出し、これより両
    回帰平面が交わる角度を求めたのち、両面が交わる本来
    の角度との差から対象物品の二面が交わる角度の変形度
    を評価する方法。
JP15140095A 1995-06-19 1995-06-19 物品の変形度の評価方法 Pending JPH095068A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2489495A (en) * 2011-03-31 2012-10-03 Rolls Royce Plc Checking positional accuracy of features
CN104792296A (zh) * 2015-03-30 2015-07-22 中国电建集团昆明勘测设计研究院有限公司 一种水电站库盘变形对大坝影响的监测方法

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