JPH0725567A - 油圧エレベータ - Google Patents

油圧エレベータ

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JPH0725567A
JPH0725567A JP16882993A JP16882993A JPH0725567A JP H0725567 A JPH0725567 A JP H0725567A JP 16882993 A JP16882993 A JP 16882993A JP 16882993 A JP16882993 A JP 16882993A JP H0725567 A JPH0725567 A JP H0725567A
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JP
Japan
Prior art keywords
jack
hydraulic
control valve
pulsation
gas
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JP16882993A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kobayashi
博司 小林
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、ガス密閉式脈動吸振器を用
いて油圧エレベータの配管内の脈動を吸振して乗心地を
良くするとともに安全性を維持し、油圧エレベータシス
テムの小型化を図ることにより、スペース効率及び機器
の搬入作業効率の向上を図ることのできる油圧エレベー
タを提供することにある。 【構成】 本発明では、昇降路にジャッキを設け、この
ジャッキにプランジャ4を係合させ、流量制御弁14及び
油圧ポンプ12を用いてタンク10内の油を前記ジャッキへ
出入させるとともに前記プランジャ4を昇降させ、この
プランジャ4の昇降動作に連動して昇降するかご5を設
けたものにおいて、第1の手段においては、油圧ポンプ
12と流量制御弁14との間に設置したガス密閉式脈動吸振
器17により油圧ポンプ12より発生する圧力脈動を低減さ
せるようにし、第2の手段においては、さらに流量制御
弁14とジャッキとの間の配管に設置された第2のガス密
閉式脈動吸振器により流量制御弁より発生する圧力脈動
を低減させるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パワーユニットからの
油圧脈動を効率的に低減するようにした油圧エレベータ
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に油圧エレベータには、かごをこの
真下から直接油圧ジャッキで昇降させる直接式のもの
と、油圧ジャッキと綱車とロープとを用いてかごを昇降
させる間接式のものとがある。これら両方式のものはい
ずれも油圧ジャッキを駆動するパワーユニットが備えら
れている。
【0003】図3は直接式油圧エレベータの概略構成図
で、建屋内の昇降路1の底部に油圧ジャッキ2がそのシ
リンダ3を一部埋込む状態で立設され、このプランジャ
4に直接かご5が支持されて該昇降路1内をガイドレー
ル6に沿って昇降せしめられるようになっている。その
油圧ジャッキ2の駆動源であるパワーユニット7は一般
には昇降路1に隣接した機械室8に設置されている。
【0004】このパワーユニット7は、図3に示す如
く、架台9上に設置した油タンク10と、この油タンク10
内の油をフィルタ11を介して吸引・吐出する油圧ポンプ
12と、この油圧ポンプ12の駆動用電動機13と、油圧ポン
プ12の吐出側に設けられた流量制御弁14と、これと前記
油圧ジャッキ2のシリンダ3との間を接続する配管15な
どを備えて構成されている。
【0005】そしてかご5を上昇させる時には、油圧ポ
ンプ12の働きで、油タンク10内の油をフィルタ11を介し
て吸引し、これを吐出側の流量制御弁14を介して流量コ
ントロールしながら配管15より昇降路1内の油圧ジャッ
キ2のシリンダ3内に圧送する。これで該ジャッキ2の
プランジャ4が上昇し、その上のかご5が押上げられて
目的階まで上昇する。一方、かご5を下降させる際に
は、流量制御弁14が切替わって、かご5の自重により油
圧ジャッキ2のシリンダ3内の油を配管15から該流量制
御弁14を通して流量コントロールしながら油タンク10内
に戻させる。これでジャッキ2のプランジャ4と共にか
ご5が目的階まで下降する。
【0006】さて、近年では住宅事情の観点から機械室
8や昇降路1の近傍に居室が設けられることが多く、こ
の様な場合には油圧ポンプ12や流量制御弁14より発生す
る圧力脈動等によって騒音問題が起きることがある。こ
の為に従来では油の通路である配管15内の断面積を急増
させて圧力脈動を低減する膨張型のサイレンサ20を設け
ている。
【0007】しかし、このパワーユニットに設けられて
いる膨張型サイレンサ20は体積も大きく、従ってこれを
格納するパワーユニット自体も大きくなり、設置位置の
制約を受けたり、機械室を大型化させる欠点があり、ス
ペース効率の悪い油圧エレベータシステムとなってい
る。そこで、油圧エレベータシステムの分野においても
膨張型サイレンサ20の替わりに図4に示すようなガス密
閉式の脈動吸振器を設けて小型化を図るようにすること
も考えられている。図4に示したガス密閉式脈動吸振器
21は、配管15に対して、例えば配管用継手、ネジ込み接
続もしくは溶接接続等で接続された円筒状の容器22から
成っており、この容器22の内部には図面上、上下方向に
伸縮可能な同じく円筒状の金属製のベローズ23が設けら
れており、金属製のベローズ23の内部には、ガス室24が
設けられていて、このガス室24には封入口25より所望の
量及び圧力(吸振周波数による)のガスが封入されるよ
うになっている。このように構成されたガス密閉式脈動
吸振器21は、配管15から流入する油の脈動をベローズ23
の作用により低減させることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、油圧エ
レベータシステムの分野においてサイレンサの小型化を
図るために、ガス密閉式脈動吸振器21を配管15へ用いた
場合には、かご5の乗客乗込時の積載荷重の変化による
負荷圧力の変動によってガス室24内のガスが収縮し、そ
の容積の変動によりかごが上下に振動したり、床沈みを
起こし、またかごの起動・停止時にはかごが大きく振動
したりするという欠点が生じ、乗心地や安全面からも油
圧エレベータシステムへのガス密閉式脈動吸振器の適用
は非常に困難なものとなっている。
【0009】そこで、本発明の目的は、ガス密閉式脈動
吸振器を用いて油圧エレベータの配管内の脈動を吸振し
て乗心地を良くするとともに安全性を維持し、油圧エレ
ベータシステムの小型化を図ることにより、スペース効
率及び機器の搬入作業効率の向上を図ることのできる油
圧エレベータを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の目的を達
成するために、昇降路にジャッキを設け、このジャッキ
にプランジャを係合させ、流量制御弁及び油圧ポンプを
用いてタンク内の油を前記ジャッキへ出入させるととも
に前記プランジャを昇降させ、このプランジャの昇降動
作に連動して昇降するかごを設けたものにおいて、前記
油圧ポンプと前記流量制御弁との間に前記油圧ポンプよ
り発生する圧力脈動を低減させるガス密閉式脈動吸振器
を備えたことを特徴とする油圧エレベータを提供する。
また第2の手段として、さらに前記流量制御弁と前記ジ
ャッキとの間の配管に前記流量制御弁より発生する圧力
脈動を低減させる第2のガス密閉式脈動吸振器を備えた
油圧エレベータを提供する。
【0011】
【作用】以上の構成により本発明では、昇降路にジャッ
キを設け、このジャッキにプランジャを係合させ、流量
制御弁及び油圧ポンプを用いてタンク内の油を前記ジャ
ッキへ出入させるとともに前記プランジャを昇降させ、
このプランジャの昇降動作に連動して昇降するかごを設
けたものにおいて、第1の手段においては、油圧ポンプ
と流量制御弁との間に設置したガス密閉式脈動吸振器に
より油圧ポンプより発生する圧力脈動を低減させるよう
にし、第2の手段においては、さらに流量制御弁とジャ
ッキとの間の配管に設置された第2のガス密閉式脈動吸
振器により流量制御弁より発生する圧力脈動を低減させ
るようにする。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例について図面を用いて
説明する。図1は本発明の油圧エレベータの構成を簡略
化して表した図であり、図3の構成と対応する部分には
同じ符号を付して表している。
【0013】図1における油圧エレベータは、乗客を乗
せるかご5と、かご5を昇降させるためのシリンダ3、
プランジャ4と、シリンダ3へ配管15を介して油圧を供
給するための油圧パワーユニット7とから構成されてい
る。そして、油圧パワーユニット7は、シリンダ3へ供
給する油を溜める油タンク10と、油タンク10の油をフィ
ルタ11を介して吸入するための油圧ポンプ12と、油圧ポ
ンプ12を回転駆動させるための駆動用電動機13と、油圧
ポンプ12より配管16を介して送られてくる油もしくは、
シリンダ3より配管15を介して送られてくる油の流量を
制御するための流量制御弁14と、油圧ポンプ12と流量制
御弁14との間の配管16に設置されるガス密閉式脈動吸振
器17とから構成されている。
【0014】ここで、油圧エレベータ全体の動作につい
ては、従来の技術で説明済みであるので、油圧エレベー
タの脈動吸振の動作について説明する。まず、シリンダ
3へ圧油を供給する際に油タンク10の油をフィルタ11を
介して油圧ポンプ12により配管16側へ流入させ、この配
管16へ流入された油を流量制御弁14により配管15へ送る
油流量を制御してシリンダ3へ供給するようにしてい
る。ここで油圧ポンプ12より発生する 100Hz程度の圧
力脈動(かご5の乗心地に大きく影響する)が吸振周波
数を 100Hz前後に設定されたガス密閉式脈動吸振器17
により効率的に低減される。そして流量制御弁14より発
生する 500Hz程度の高周波の圧力脈動については、か
ご5の乗心地にさほど影響を与えることがないので、配
管15にはサイレンサを介在させないようにしている。こ
のような構成にて油圧エレベータを動作させた場合に
は、かご積載荷重の変化による負荷圧力の変動が流量制
御弁14により遮られ、配管16に設けられたガス密閉式脈
動吸振器17に影響を与えることがない。従って、ガス密
閉式脈動吸振器17は、油圧ポンプ12からのかご5の乗心
地に影響する比較的低周波( 100Hz程度)の圧力脈動
を配管16にて低減させるようにし、また、かごへの乗客
乗込時に発生するかご積載荷重の変化による負荷圧力の
変動の影響を受けないので、ガス収縮による吸振の欠点
を解消することができ、乗心地も良く、かつ安全な油圧
エレベータシステムとなる。
【0015】次に、本発明の他の実施例について図2を
用いて説明する。図2における構成において、図1と異
なる点は、配管15にガス密閉式脈動吸振器18を設けたこ
とである。
【0016】ここで、ガス密閉式脈動吸振器18は、配管
15に設けられ、流量制御弁14により発生する比較的高周
波( 500Hz程度)の圧力脈動を低減させるものであ
る。つまり、ガス密閉式脈動吸振器17の吸振周波数より
高い吸振周波数(例えば 500Hz)に設定されている。
ガス密閉式脈動吸振器18は、高い吸振周波数に設定され
るため、ガス室24内のガス容積を小さくかつガス圧力を
大きく設定される。このため、かご積載荷重の変化によ
る負荷圧力変動によるガス室容積の収縮は小さく、ガス
収縮によるかご5の上下動や床沈みに対して影響を及ぼ
すことはない。従って低周波( 100Hz前後)吸振用の
ガス密閉式脈動吸振器17を配管16に設けて油圧ポンプ12
から発生する低周波の圧力脈動を低減させるとともに、
圧力変動に強い、高周波( 500Hz程度)吸振用のガス
密閉式脈動吸振器18を配管15に設けて、主に流量制御弁
14から発生する高周波の圧力脈動を低減させるようにで
きるので、パワーユニット7における圧力脈動を効率的
に除去することができる。又、乗心地や安全性の面で
も、かごへの乗客乗込時におけるかごの上下振動や床沈
み及びかご走行中(特に起動・停止時)のかごの振動を
抑えることができる。
【0017】
【発明の効果】以上本発明によれば、油圧エレベータの
パワーユニット内で生じる油圧脈動をガス密閉式脈動吸
振器の配置構成により効率的に低減させるようにしたの
で、安全で乗心地も良く、かつ油圧エレベータシステム
の小型化によりスペース効率及び機械室機器の搬入作業
効率の向上を図れる油圧エレベータを提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である油圧エレベータの概略
構成図である。
【図2】本発明の他の実施例である油圧エレベータの概
略構成図である。
【図3】従来の油圧エレベータの全体構成図である。
【図4】ガス密閉式脈動吸振器の構成を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1…昇降路、2…ジャッキ、4…プランジャ、5…か
ご、10…油タンク、12…油圧ポンプ、14…流量制御弁、
15,16…配管、17,18…ガス密閉式脈動吸振器。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降路にジャッキを設け、このジャッキ
    にプランジャを係合させ、流量制御弁及び油圧ポンプを
    用いてタンク内の油を前記ジャッキへ出入させるととも
    に前記プランジャを昇降させ、このプランジャの昇降動
    作に連動して昇降するかごを設けたものにおいて、前記
    油圧ポンプと前記流量制御弁との間に前記油圧ポンプよ
    り発生する圧力脈動を低減させるガス密閉式脈動吸振器
    を備えたことを特徴とする油圧エレベータ。
  2. 【請求項2】 昇降路にジャッキを設け、このジャッキ
    にプランジャを係合させ、流量制御弁及び油圧ポンプを
    用いてタンク内の油を前記ジャッキへ入出させるととも
    に前記プランジャを昇降させ、このプランジャの昇降動
    作に連動して昇降するかごを設けたものにおいて、前記
    油圧ポンプと前記流量制御弁との間に前記油圧ポンプよ
    り発生する圧力脈動を低減させる第1のガス密閉式脈動
    吸振器を備え、かつ前記流量制御弁と前記ジャッキとの
    間の配管に前記流量制御弁より発生する圧力脈動を低減
    させる第2のガス密閉式脈動吸振器を備えたことを特徴
    とする油圧エレベータ。
JP16882993A 1993-07-08 1993-07-08 油圧エレベータ Pending JPH0725567A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6784128B2 (en) 2001-07-13 2004-08-31 Sumita Optical Glass, Inc. Optical glass for molding

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6784128B2 (en) 2001-07-13 2004-08-31 Sumita Optical Glass, Inc. Optical glass for molding

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