JPH07255268A - 水稲育苗培土 - Google Patents

水稲育苗培土

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JPH07255268A
JPH07255268A JP6056144A JP5614494A JPH07255268A JP H07255268 A JPH07255268 A JP H07255268A JP 6056144 A JP6056144 A JP 6056144A JP 5614494 A JP5614494 A JP 5614494A JP H07255268 A JPH07255268 A JP H07255268A
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fertilizer
water
coating layer
soil
granular fertilizer
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JP6056144A
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English (en)
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Minoru Takada
穣 高田
Tatsuo Suehiro
太津男 末廣
Taro Fukuda
太郎 福田
Yukio Emoto
幸男 江本
Tamotsu Hayase
保 早瀬
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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    • C05FERTILISERS; MANUFACTURE THEREOF
    • C05GMIXTURES OF FERTILISERS COVERED INDIVIDUALLY BY DIFFERENT SUBCLASSES OF CLASS C05; MIXTURES OF ONE OR MORE FERTILISERS WITH MATERIALS NOT HAVING A SPECIFIC FERTILISING ACTIVITY, e.g. PESTICIDES, SOIL-CONDITIONERS, WETTING AGENTS; FERTILISERS CHARACTERISED BY THEIR FORM
    • C05G5/00Fertilisers characterised by their form
    • C05G5/30Layered or coated, e.g. dust-preventing coatings
    • C05G5/37Layered or coated, e.g. dust-preventing coatings layered or coated with a polymer

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Abstract

(57)【要約】 【目的】水稲の良好な育苗を達成するために使用するこ
とができる水稲育苗培土を提供することである。 【構成】粒状肥料の表面にアルカリ物質を含む第1被覆
層を有し、該第1被覆層の表面に水溶液不溶性重合体と
アルカリ水可溶性重合体の混合物を含む第2被覆層を有
する重層被覆粒状肥料10〜35重量%と育苗に必要な
水分を保持でき、かつ苗を支持できる固体の保水材90
〜65重量%とを含むことを特徴とする水稲育苗培土。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、育苗時の省力施肥栽培
を可能とする水稲育苗培土に関するものである。
【0002】
【従来技術の説明】水稲栽培では、育苗時の施肥,元
肥,つなぎ肥,穂肥,実肥などの施肥作業が行われる。
これらの中でも、特に、苗半作といわれるように健苗を
育てることが重要であることから、水稲苗の養分吸収速
度と栽培期間に合わせて養分を供給できる肥効調節型被
覆肥料を用いて、育苗時の施肥管理による省力施肥栽培
が試みられている。そのような例としては、次のような
ものがある。
【0003】(1) 特公昭61−58439号公報 化学的に溶解度を、あるいは物理的に溶出速度を低下さ
せた緩効性肥料5〜70重量部と、育苗に必要な水分を
保持し、苗を支持する固体の保水材95〜30重量部よ
りなる水稲育苗培土。この水稲育苗培土の特徴は、その
実施例1に記載されているように、特開昭50−998
58号公報(特公昭54−3104号公報)に開示され
た方法に基づいて被覆処理して得られた被覆粒状肥料を
用いた点である。 (2) 特開平1−312933号公報 育苗に必要な水分を保持し苗を支持する固体の保水材と
物理的に成分溶出が調節可能な被覆粒状肥料からなる水
稲育苗培土であって、培土体積100ml当たり、該粒
状肥料が窒素成分として0.1〜1.0gであることを
特徴とする水稲育苗培土。この水稲育苗培土の特徴は、
その実施例に記載されたように、特公昭60−3040
号公報に開示された方法に基づいて被覆処理して得られ
た被覆粒状肥料を、培土体積100ml当たり該粒状肥
料が窒素成分として0.1〜1.0gとなるように用い
た点である。
【0004】しかし、これらの被覆肥料は、いずれも肥
効をその溶出量によって調節することを目的として、単
層の被膜の細孔の大きさや孔数が使用時から固定的に決
められたものである。従って、これらの被覆肥料では、
その溶出は水の透過とともに始まり、肥料の溶出の開始
時期は調節されていない。そのために、前記(1) では、
水稲の育苗時の省力施肥栽培での多量施肥条件下では、
稚苗の根や葉が僅量の肥料の溶出であっても傷んだり,
さらには枯死する危険性がある。そこで、その危険性を
避けるために、前記(2) に示すように、単層被覆粒状肥
料の窒素成分を培土体積100ml当たり0.1〜1.
0gと低く抑えるための配慮が必要となってくる。
【0005】
【発明が解決すべき課題】本発明の目的は、水稲の良好
な育苗を達成するために使用することができる製造が容
易な水稲育苗培土を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、肥
料成分の溶出開始時期を調節した重層被覆粒状肥料と育
苗に必要な水分を保持でき、かつ苗を支持できる固体の
保水材とを含むことを特徴とする水稲育苗培土によって
達成される。以下、本発明を詳細に説明する。
【0007】本発明における重層被覆粒状肥料の製造に
用いる粒状肥料は、従来使用されている肥料の粒状物の
いずれであってもよいが、植物の生育上、アンモニア態
窒素を含有しないか又はアンモニア態窒素の含有量が小
さい肥料の粒状物が好ましい。その具体例としては、尿
素,硝酸ソーダ,アセトアルデヒド縮合尿素,イソブチ
ルアルデヒド縮合尿素などの窒素質肥料;熔成りん肥,
焼成りん肥,加工リン酸肥料,混合リン酸肥料,腐植酸
りん肥などのリン酸質肥料;硫酸加里,塩化加里,硫酸
加里苦土,重炭酸加里,ケイ酸加里などの加里肥料;リ
ン酸加里,硝酸加里などの化成肥料;有機質肥料;これ
らの肥料の混合物を挙げることができる。
【0008】その中でも、特に、水稲の育苗では窒素供
給量の制御が重要なので、肥料の粒状物には窒素質肥料
を含むものを用い、育苗過程でさらに必要とされる肥料
成分(例えば、P,K肥料)は育苗培土を調製する際に
添加するのが好ましい。肥料の造粒は、通常の方法によ
って行うことができる。粒状肥料の粒径は、特に限定さ
れないが、従来の施肥の慣習から、1〜4mmが好まし
い。
【0009】本発明における重層被覆粒状肥料は、粒状
肥料の表面にアルカリ物質を含む第1被覆層を有し、該
第1被覆層の表面に水溶液不溶性重合体とアルカリ水可
溶性重合体の混合物を含む第2被覆層を有するものであ
り;好ましくは特開平4−202078号公報の実施例
1〜5に記載された方法によって製造することができ
る。重層被覆粒状肥料は、例えば、回転制御付傾斜皿型
造粒機に粒状肥料を入れて転動させ,30〜70℃の温
風を吹き込みながらアルカリ物質を含む第1被覆層形成
液を少しづつ添加して第1被覆層を形成し、これを減圧
通気型被覆装置に投入して転動させ,温風を吸引しなが
ら水溶液不溶性重合体とアルカリ水可溶性重合体の混合
物を含む第2被覆層形成液をスプレーすることによって
調製することができる。
【0010】アルカリ物質は、水溶液中でアルカリ性を
示す無機化合物又は有機化合物のいずれであってもよい
が、特に、常温で固体であり,水と温和に反応するもの
が好ましい。その具体例としては、炭酸カルシウム,酸
化カルシウム,水酸化カルシウム,炭酸マグネシウム,
酸化マグネシウム,水酸化マグネシウム,炭酸ナトリウ
ム,炭酸カリウム,リン酸三カリウム,ケイ酸ナトリウ
ム;酢酸ナトリウム;アセトアミド,プロピオンアミ
ド,ブチルアミドなどを挙げることができる。
【0011】アルカリ物質の量は、第2被覆層中に含ま
れる後述のアルカリ水可溶性重合体の量の0.2〜10
重量倍、特に、0.4〜7重量倍であることが好まし
い。それは、アルカリ水可溶性重合体の量に対するアル
カリ物質の量が上記範囲よりも少ないと、アルカリ水可
溶性重合体が十分に可溶化されないために肥料の溶出開
始時期が遅くなり,肥料の溶出が始まった後の肥料の溶
出速度が小さくなる;他方、アルカリ水可溶性重合体の
量に対するアルカリ物質の量が上記範囲よりも多いと、
肥料の溶出が始まった後の肥料の溶出速度が大きくなる
が,ある程度より多くしても肥料の溶出速度は大きくな
らず,重層被覆粒状肥料中の肥料成分の含有率が相対的
に低下して好ましくないからである。
【0012】水溶液不溶性重合体としては、酸性,中性
及びアルカリ性を示す水溶液に不溶である重合体であ
り;オレフィンの単独重合体,オレフィンの共重合体,
オレフィンとオレフィン性二重結合を有するその他のモ
ノマーとの共重合体などのオレフィン系重合体;ポリア
ミド,ポリイミド,ポリエステル,ポリエーテルなどの
熱可塑性の縮合系重合体などの有機溶剤に可溶な熱可塑
性樹脂;それらの混合物などを挙げることができる。
【0013】オレフィン系重合体の具体例としては、エ
チレン−アクリル酸エステル共重合体(例えば、アクリ
ル酸メチル,アクリル酸エチルなど);エチレン−メタ
クリル酸エステル共重合体(例えば、メタクリル酸メチ
ル,メタクリル酸エチルなど);低密度ポリエチレン;
エチレン−プロピレン共重合体;エチレン−酢酸ビニル
共重合体などを挙げることができる。
【0014】ポリアミドの具体例としては、ナイロン
6,ナイロン11,ナイロン12などのポリラクタム
類;ナイロン66,ナイロン610,ナイロン612な
どのジカルボン酸とジアミンとから得られるポリアミド
類;ナイロン6/66,ナイロン6/610,ナイロン
6/12,ナイロン6/612,ナイロン6/66/6
10,ナイロン6/66/12などの共重合ポリアミド
類;ナイロン6/6T(:テレフタル酸成分),イソフ
タル酸のような芳香族ジカルボン酸とメタキシレンジア
ミンもしくは脂環族ジアミンから得られる半芳香族ポリ
アミド類;ポリエステルアミド;ポリエーテルアミド;
ポリエステルエーテルアミド;その混合物などを挙げる
ことができる。
【0015】これらのポリアミドは、その末端基の種
類,濃度及び分子量などによって制限されることなく種
々のものを使用することができる。また、ポリアミドの
重合時に残存または生成するモノマー,オリゴマーなど
の低分子量物が混在しているポリアミドも用いることが
できる。ポリエスルの具体例としては、ジカルボン酸と
グリコールとを主原料とする熱可塑性の飽和ポリエステ
ル;オキシ酸の重縮合;ラクトン環の開環重合によって
得られる熱可塑性ポリエステルなどを挙げることができ
る。
【0016】ポリエーテルの具体例としては、ポリオキ
シメチレン(ポリアセタール),ポリフェニレンオキシ
ド,フェノキシ樹脂,塩素化ポリエーテル,ポリエチレ
ングリコール,ポリプロピレングリコールなどのような
グリコール重縮合体;ビスフェノールAとジフェニルス
ルホンから得られるポリエーテルスルホンなどを挙げる
ことができる。
【0017】アルカリ水可溶性重合体としては、水には
不溶性又は難溶性であるがアルカリ水には可溶性である
重合体であればいかなる重合体であってもよい。アルカ
リ水可溶性重合体の具体例としては、イソブチレン−無
水マレイン酸共重合体;スチレン−無水マレイン酸共重
合体;そのマレイミド化変性体;これらのアルコール変
性体;アクリル酸−アクリル酸エステル共重合体;カル
ボキシメチルセルロースなどを挙げることができる。こ
れらの中でも、イソブチレン−無水マレイン酸共重合
体;イソブチレン−無水マレイン酸共重合体のマレイミ
ド化変性体;スチレン−無水マレイン酸共重合体スチレ
ン−無水マレイン酸共重合体スチレン−無水マレイン酸
共重合体スチレン−無水マレイン酸共重合体のマレイミ
ド重合体;これらのアルコール変性体が好ましい。
【0018】ただし、イソブチレン−無水マレイン酸共
重合体の酸無水物を加水分解したカルボン酸及びカルボ
ン酸塩を含む共重合体は、水に可溶性であるので単独で
用いるのは好ましくない。イソブチレン−無水マレイン
酸共重合体は、水に極めて難溶性であるが(例えば、2
5℃の水に、2週間後には10重量%以下の量しか溶解
しない。)、アルカリ水溶液には可溶性であり(例え
ば、25℃の炭酸カリウム水溶液に、2週間後には80
重量%以上溶解する。)、ジメチルホルムアミド,ジメ
チルスルホキシドなどの有機溶剤にも溶解する。また、
イソブチレン−無水マレイン酸共重合体のマレイミド化
変性体は、水に不溶性であるが(例えば、25℃の水に
浸漬して、2週間後でも溶解度は0重量%である。)、
アルカリ水溶液には可溶性であり(例えば、25℃の炭
酸カリウム水溶液に、2週間後には80重量%以上溶解
する。)、ジメチルホルムアミド,ジメチルスルホキシ
ドなどの有機溶剤にも溶解する。
【0019】重層被覆粒状肥料の第2被覆層におけるア
ルカリ水可溶性重合体の量は、所望する肥料成分の放出
速度に応じて任意に変えることができるが、通常、水溶
液不溶性重合体とアルカリ水可溶性重合体との合計量に
対して、2〜80重量%、特に、4〜50重量%の範囲
内にすることが好ましい。それは、第2被覆層における
アルカリ水可溶性重合体の量が上記範囲よりも多いと、
第2被覆層の機械的な強度が低下し(一般に脆くな
る。)、水稲育苗培土の取扱,輸送,保管中に重層被覆
粒状肥料の第2被覆層に亀裂が生じ、そのために透水性
が高く成り過ぎ、肥料成分の放出開始時期を設計通りに
調節することが困難になる場合があり;他方、アルカリ
水可溶性重合体の量が上記範囲よりも少ないと、肥料の
放出速度が極めて遅いか、全く放出できなくなる場合が
あるからである。
【0020】第2被覆層の被覆量は、重層被覆粒状肥料
の量の2〜50重量%、特に、4〜20重量%が好まし
い。それは、第2被覆層の被覆量が上記範囲よりも少な
いと、重層被覆粒状肥料の製造時に第2被覆層の被覆量
を設計値通りに制御することが困難であり(第2被覆層
の被覆量が小さくなる程,誤差の許容範囲が狭くな
る。)、第2被覆層の機械的強度が低下して輸送,保管
中に第2被覆層が損傷を受け、前記のような問題を生じ
るおそれがあり;他方、第2被覆層の被覆量が上記範囲
より多くても、肥料の放出制御効果はさらに高まること
もなく、肥料成分の含有率が相対的に低下し、さらに、
肥料が放出された後に土壌中に残留する被覆材料の量が
増大するからである。重層被覆粒状肥料の粒径は、特に
限定されないが施肥の慣習から、2〜5mmが好まし
い。
【0021】重層被覆粒状肥料は、含水培地又は水中で
下記のように機能すると考えられる。先ず、第2被覆層
を徐々に透過した水によって第1被覆層のアルカリ物質
が溶解し;生じたアルカリ水溶液によって第2被覆層の
アルカリ水可溶性重合体が溶解して除去され、第2被覆
層のポーラス化(多孔質化)が起こり;生じた通路を通
じて水が肥料外部から第2被覆層を通過して肥料内部に
入り、肥料成分を溶解・分散し;この肥料成分が第2被
覆層を通過して外部に放出されると考えられる。
【0022】従って、重層被覆粒状肥料は、第2被覆層
の水溶液不溶性重合体とアルカリ水可溶性重合体との種
類,両者の混合比率、第2被覆層の被覆量(膜厚)を選
択することによって、最初の水(環境水)が第2被覆層
を透過する量を制御することができ;第1被覆層のアル
カリ物質の種類及び量、第2被覆層のアルカリ水可溶性
重合体の種類及び量(水溶液不溶性重合体に対する混合
比率)を選択することによって、第2被覆層に形成され
るポーラス化の度合い及びこのポーラス化が起こる時間
を制御することができるものである。
【0023】このように、重層被覆粒状肥料は、稲の育
苗において、任意の必要な時期に肥料成分の放出を開始
させることができるものであり;肥料成分の放出の開始
時期が異なる重層被覆粒状肥料を組み合わせたもの(異
種の重層被覆粒状肥料の混合物)を用いることもでき
る。そして、その異なる組み合わせとしては、水稲の収
量に影響する穂数を確保できるように、「施肥後20〜
60日間溶出して肥効を発揮するという特徴を有するも
の」と「施肥後50〜100日間溶出して肥効を発揮す
るという特徴を有するもの」とを混合して使用するのが
好ましい。それは、茎の発育増加時期(発芽後20〜5
0日)及び穂の発育時期から玄米の肥大時期(発芽後5
0〜100日)に養分(特に窒素成分)の吸収量が多い
からである。
【0024】本発明における保水材としては、稲の育苗
に必要な水分を保持することができ、かつ苗を支持する
ことができるものであれば特に限定されない。その具体
例としては、粉状又は粒状の土壌;木屑,バーク堆肥,
パルプ粕,稲わら堆肥,ピートモス,水ごけなどの天然
有機物;スポンジ状の有機ポリマー;ベントナイト,パ
ーライト,バーミキュライトなどの無機多孔物質;それ
らの混合物などを挙げることができる。
【0025】その中でも、後述の水稲育苗培土のベース
として使用した、水稲の育苗用に市販されている粒状の
土壌(粒径1〜4mm)を用いるのがよく;好ましくは
「くみあい宇部粒状培土(宇部興産株式会社製)」を用
いるのがよい。このような製品は、水稲育苗において、
多湿であるときには発芽が抑制され、少湿であるときに
は好気的なために根の発育が著しくなって根上がりする
ので、最大容水量を60〜120(乾燥保水材100重
量%に対して、最大時の水分保持量が60〜120重量
%。)で管理し易すく開発されたものである。
【0026】水稲育苗培土は、前記の重層被覆粒状肥料
と保水材とを、混合又は層状に配合することによって調
製することができる。水稲育苗培土中における保水材に
対する重層被覆粒状肥料は、10〜35重量%、好まし
くは15〜25重量%である。他方、保水材は、90〜
65重量%である。水稲育苗培土は、培土体積100m
l当たりの該重層被覆粒状肥料の窒素成分が4〜13
g、さらに好ましくは6〜9gである重層被覆粒状肥料
の量が上記範囲よりも多いと、水稲が窒素分過多,軟
弱,過繁茂となる。そのため、耐病性が低下し、病害虫
の被害を受けやすくなり、さらに草丈が伸長し過ぎて倒
伏しやすくなり、収穫量の低下の原因となる。他方、重
層被覆粒状肥料の量が上記範囲よりも少ないと、養分不
足となり、茎数不足や穂の発育不良を起こす原因とな
る。
【0027】保水材の量が上記範囲よりも多いと、水稲
の生育期間中の養分供給量が不足して生育を悪くし、収
穫量の低下の原因となる。他方、保水材の量が上記範囲
よりも少ないと、育苗期間中に養水分不足となり、苗の
生育不良の原因となる。重層被覆粒状肥料と保水材との
配合時期は、水稲の良好な育苗を達成できる限り特に限
定されないが;水稲育苗に先立つ長期保存中に湿気,水
濡れなどで肥料成分が溶出し易く又は溶出し始めると、
その溶出開始時期を推定しにくくなり、稚苗の養分吸収
速度と栽培期間に合わせた養分の適切な供給が困難にな
るので、播種直前が好ましい。
【0028】重層被覆粒状肥料及び保水材が水稲育苗培
土のベースであるが、水稲の良好な育苗を達成するため
には、さらに必要とされる肥料,農薬(除草剤,殺虫
剤,殺菌剤など),植物調節剤,微量養分などの適当量
を追加混入することができる。これらを追加混入する必
要がある場合には、前記ベースの各成分に前もって配合
しておくか,ベースの各成分を配合するときに添加して
もよい。
【0029】
【実施例】以下、本発明を参考例,実施例及び比較例に
よって具体的に説明する。なお、これらの実施例は、本
発明の範囲を限定するものではない。 参考例1〔重層被覆粒状肥料(A)の製造〕 水酸化カルシウム(12g)とポリエチレングリコール
(接着剤として使用。日本油脂株式会社製。平均分子量
20,000。)(3.6g)とを、トルエン(40
g)に添加して分散・溶解することによって第1被覆層
形成液を調製した。エチレン−エチルアクリレート共重
合体〔エチルアクリレート単位含有量8モル%,メルト
インデックス(MI)13の日本ユニカー製:商品名D
PDJ−8026。以下、EEA−1樹脂と略称す
る。〕(29.2g)をトルエン(380g)に90〜
100℃で溶解させた溶液と、イソブチレン−無水マレ
イン酸共重合体のマレイミド化変性体(クラレ株式会社
製:商品名BM−30。以下、BM−30樹脂と略称す
る。)(10.8g)をメチルエチルケトン(380
g)に60〜70℃で溶解させた溶液とを混合して、第
2被覆層形成液を調製した。第2被覆層形成液を、調製
直後から第2被覆層形成が終了するまで、80±5℃で
保温した。
【0030】ステンレス製回転制御付傾斜皿型造粒機
(直径50mm、深さ100mm)に、粒径2〜4mm
の粒状尿素(500g)を入れ、造粒機を15r.p.
m.の回転速度で転動させ、約30℃の温風を吹き込み
ながら、前記の第1被覆層形成液を10分間にわたって
少しずつ添加し、粒状尿素の表面に第1被覆層を形成し
た。前記の工程で得られた第1被覆層を有する粒状尿素
(410g。この内の400gが尿素。)を、減圧通気
型被覆装置(フロイント産業株式会社製:コーティング
装置ハイコーター・ミニ。コーティングパン容量は0.
65リッター)に投入し、コーティングパンを30r.
p.mの回転速度で転動させ、約30℃の温風を吸引し
ながら、前記の第2被覆形成液を10ml/分の供給速
度でスプレーし、第1被覆層形成粒状尿素の表面に第2
被覆層を形成して重層被覆粒状肥料を製造した。
【0031】得られた重層被覆粒状肥料において、第1
被覆層の量は尿素100重量%当たり2.6重量%であ
り、第2被覆層の量は尿素100重量%当たり9.5重
量%であり、アルカリ物質/アルカリ水可溶性重合体の
重量割合は78/100であった。製造した重層被覆粒
状肥料について、農林水産省農業環境技術研究所発行
(昭和62年12月25日発行)の肥料分析法、中5.
31溶出率(被覆肥料の)に準じて尿素の溶出試験を行
った(但し、測定温度は25℃±1である。)。得られ
た溶出曲線を点線で図1に示す〔横軸:溶出日数(週単
位)、縦軸:累積溶出率(%)〕。
【0032】参考例2〔重層被覆粒状肥料(B)の製
造〕 EEA−1樹脂の使用量を20gに,トルエンの使用量
を380gに,BM−30樹脂の使用量を20gに,メ
チルエチルケトンの使用量を380gに,それぞれ変え
た以外は、前記(1) におけると同様にして調製した第2
被覆層形成液を使用した他は、前記(1) におけると同様
にして重層被覆粒状肥料を調製した。得られた重層被覆
粒状肥料において、第1被覆層の量は尿素100重量%
当たり2.6重量%であり、第2被覆層の量は尿素10
0重量%当たり9.2重量%であり、アルカリ物質/ア
ルカリ水可溶性重合体の重量割合は43/100であっ
た。製造した重層被覆粒状肥料について、前記(1) にお
けると同様にして尿素の溶出試験を行い、得られた溶出
曲線を実線で図1に示す。
【0033】参考例3〔異種の重層被覆粒状肥料の混合
物の調製〕 前記の重層被覆粒状肥料(A)を437.5gと重層被
覆粒状肥料(B)を312.5gの割合で、手で均一に
混合することによって異種の重層被覆粒状肥料の混合物
を得た。
【0034】実施例1〔水稲育苗培土の製造と水稲の育
苗栽培〕 (1) 重層被覆粒状肥料と保水材とを混合して使用した場
合 (混合区)育苗箱(縦58cm×横28cm×深さ3c
m)の底に新聞紙を一枚敷いて、この中に参考例3で得
た異種の重層被覆粒状肥料の混合物(750g)と保水
材〔くみあい宇部粒状培土1号(宇部興産株式会社
製)。〕(3,400g)とを手で均一に混合したもの
を2,950g入れ、表面を均一にならした。この上
に、種籾(180g。品種:中生新千本。)を均等に分
散して播き、灌水し、その上に、さらに前記の割合で混
合した肥料と保水材との混合物(1,200g)を覆土
し、表面を均一にした。このようにして得られた水稲育
苗培土では、培土体積100ml当たりの該重層被覆粒
状肥料の窒素成分は6.7gである。
【0035】このように育苗培土を充填播種された育苗
箱をビニールハウス内に設置し、培土が乾燥しない程度
に灌水しながら21日間にわたって栽培を管理し、慣行
の田植え機による移植に支障のない苗を得た。その後、
得られた苗を現地圃場(広島県双三郡吉舎町の水田)に
慣行の田植機で植え付け、144日間栽培した。本田へ
の施肥は、本発明の水稲育苗培土に含まれる基肥(重層
被覆粒状肥料が15kg/10a,重焼燐が20kg/
10a,珪酸加里が40kg/10a)だけである(本
田10a当たりの肥料成分量は、N:6.0kg,P2
5 :7.0kg,K2 O:8.0kgである)。 (標準区)なお、比較例(標準区)としては、育苗箱
(縦58cm×横28cm×深さ3cm)の底に新聞紙
を一枚敷いて、この中に保水材〔くみあい宇部粒状培土
1号(宇部興産株式会社製)。〕(2,200g)を入
れ、表面を均一にならした。この上に、種籾(180
g。品種:中生新千本。)を均等に分散して播き、灌水
し、その上に、さらに保水材(1,200g)を覆土
し、表面を均一にした。このように育苗培土を充填播種
された育苗箱をビニールハウス内に設置し、苗が水分不
足にならない程度に灌水しながら21日間にわたって栽
培管理し、慣行の田植え機による移植に支障のない苗を
得た。その後、得られた苗を現地圃場(広島県双三郡吉
舎町の水田)に慣行の田植機で植え付け、144日間栽
培した。本田への施肥は、基肥(硫安が20kg/10
a,重焼燐が20kg/10a,珪酸加里が40kg/
10a使用)の他に、基肥施肥から20日後に中間追肥
(硫安のみを7.5kg/10a使用)、50日後に穂
肥(硫安7.5kg/10a)、60日後に穂肥(硫安
5.0kg/10a)を与えた(本田10a当たりの肥
料成分量は、N:8.0kg,P2 5 :7.0kg,
2 O:8.0kgである)。これらの栽培における施
肥の概要を、混合区として表1に示す。
【0036】
【表1】
【0037】また、本栽培における生育(わらの重
量),収量(精籾と玄米の収穫量)は、表2の混合区に
示すように、標準区よりもよかった。
【0038】
【表2】
【0039】(2) 重層被覆粒状肥料と保水材とを層状に
配合して使用した場合 育苗箱(縦58cm×横28cm×深さ3cm)の底に
新聞紙を一枚敷いて、この中に保水材(1,200g)
を入れ、次に、参考例3で示した異種の重層被覆粒状肥
料の混合物(750g)を入れて表面を均一にした。こ
の上に、前記の保水材(1,000g)を入れて表面を
均一にし、種籾(180g。品種:中生新千本。)を均
等に分散して播き、灌水し、その上に、さらに前記の保
水材(1,200g)を覆土し、表面を均一にした。こ
のようにして得られた水稲育苗培土では、培土体積10
0ml当たりの該重層被覆粒状肥料の窒素成分は6.7
gである。
【0040】このように育苗培土を充填播種された育苗
箱をビニールハウス内に設置し、苗が水分不足にならな
い程度に灌水しながら21日間にわたって栽培を管理
し、慣行の田植え機による移植に支障のない苗を得た。
その後、得られた苗を現地圃場(広島県双三郡吉舎町の
水田)に慣行の田植機で植え付け、144日間栽培し
た。本田への施肥は、前記(1) と同じである。この栽培
における施肥の概要を、混合区として表1に示す。ま
た、栽培における収量の結果は、表2の混合区に示すよ
うに、層状区と同等であり、標準区よりもよかった。そ
の栽培における施肥の概要を表1に示し、収量の結果を
表2に示す。
【0041】
【発明の効果】本発明の水稲育苗培土を用いれば、含有
された重層被覆粒状肥料による肥料成分の適度な溶出と
保水材による適度な水分補給ができるだけでなく、田植
えに際しても苗といっしょに水稲栽培期間中に必要な肥
料が本田に施用されるので、水稲の良好な育苗が容易で
あるとともに施肥の省力化を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例の(1) 及び(2) で得られた各重層被覆粒
状肥料について、尿素の溶出試験で得られた溶出曲線を
示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江本 幸男 広島県広島市中区紙屋町2−1−22 広島 興銀ビル 宇部興産株式会社内 (72)発明者 早瀬 保 山口県宇部市相生町8−1 宇部興産ビル 宇部興産株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粒状肥料の表面にアルカリ物質を含む第
    1被覆層を有し、該第1被覆層の表面に水溶液不溶性重
    合体とアルカリ水可溶性重合体の混合物を含む第2被覆
    層を有する重層被覆粒状肥料10〜35重量%と育苗に
    必要な水分を保持でき、かつ苗を支持できる固体の保水
    材90〜65重量%とを含むことを特徴とする水稲育苗
    培土。
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