JP2009000101A - 水稲育苗箱における粒状肥料施用方法 - Google Patents

水稲育苗箱における粒状肥料施用方法 Download PDF

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Abstract

【課題】水稲育苗箱に粒状肥料を施用する方法において、水稲育苗箱を傾けても、育苗箱の表土に施用した粒状肥料が育苗箱からこぼれ落ちることのないようにする。
【解決手段】粒状肥料と、水溶解性が20℃で0.1重量%以上の多糖類系高分子化合物とを水稲育苗箱の表土に施用する、又は粒状肥料と多糖類系高分子化合物とを混合してなる肥料組成物を、水稲育苗箱の表土に施用した後、水稲育苗箱の表土を灌水するようにする。ここで、粒状肥料に対する、水溶解性が20℃で0.1重量%以上の多糖類系高分子化合物の割合としては0.01〜10重量%の範囲が好ましい。
【選択図】なし

Description

本発明は水稲育苗箱(以下、単に「育苗箱」と記すこともある。)における粒状肥料施用方法等に関するものである。
肥料は農作物の生育を促進する栄養源として農作物の栽培には必須の農業資材である。肥効に優れた肥料及び省力化につながる施肥方法の開発は近年、肥料分野の重要な課題となっている。特に省力化は、農業従事者の減少と高齢化、兼業農家の増加等によりその重要性が増しており、更なる技術開発が急務となっている。このような状況下、移植機械の発達と並行して、育苗箱を用いた水稲の育苗技術が発達してきた。育苗箱で所定期間栽培された水稲の苗は、その後本田に移植されて栽培を続行される。水稲の適正な生育のためには、本田移植後に適正な量の肥料成分(主に窒素、燐酸及び加里)が必要である。
そこで省力的な施肥方法として、水稲の育苗箱の培土中に水稲の生育期間に必要な肥料成分を被覆肥料として投与する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、種子と被覆窒素肥料とを培土中に層状に施用覆土し、その覆土層の上に緩効性肥料を施用する方法も提案されている(例えば、特許文献2参照)。更には、育苗箱の表土に被覆肥料を施用する方法も提案されている(例えば、非特許文献1参照)。
特公昭61−58439号公報 特開平8−331983号公報 農林水産研究wwwサーバー、データベース、東北農業試験場、 平成6年度研究成果情報 目次No.50 「水稲不耕起移植における被 覆尿素肥料の育苗箱上乗せ施肥法」(http://www.affrc.go.jp/ seika/data_tnaes/h06/tnaes94050.html)
上記最後の提案の、育苗箱の表土に被覆肥料を施用する方法は、施肥方法が簡便なことに加え、本田移植後に肥料効果を発揮させることが可能なことや、特殊な施肥機の必要性がないこと等多くの利点がある。しかし一方、田植え時に育苗箱を運搬するときや田植え機に設置するとき等に、育苗箱を傾けた際に、育苗箱の表土に施用した肥料が育苗箱からこぼれ落ちるという問題があった。また非特許文献1には、粘土鉱物であるベントナイトを用いて被覆肥料を育苗箱の表土に固着することも記載されているが、ベントナイトの添加量が被覆肥料に対して10%と多く、より少ない添加量で優れた固着性を発揮する固着剤が望まれていた。
本発明はこのような従来の問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、育苗箱を傾けても、育苗箱の表土に施用した粒状肥料が育苗箱からこぼれ落ちることのない粒状肥料の施用方法等を提供することにある。
本発明者等は前記目的を達成すべく鋭意検討を重ねた結果、本発明に至った。即ち、第1の発明に係る粒状肥料の施用方法は、粒状肥料と、水溶解性が20℃で0.1重量%以上の多糖類系高分子化合物とを水稲育苗箱の表土に施用する工程と、水稲育苗箱の表土を灌水する工程とを有することを特徴とする。尚、本明細書における「粒状肥料」としては例えば平均粒径が数mm程度のもの等が挙げられる。
また第2の発明に係る粒状肥料の施用方法は、粒状肥料と、水溶解性が20℃で0.1重量%以上の多糖類系高分子化合物とを混合してなる肥料組成物を、水稲育苗箱の表土に施用する工程と、水稲育苗箱の表土を灌水する工程とを有することを特徴とする。
ここで、粒状肥料に対する前記の多糖類系高分子化合物の好ましい施用割合としては、例えば0.01〜10重量%の範囲が挙げられる。
また水溶解性が20℃で0.1重量%以上の多糖類系高分子化合物としては、キサンタンガム及びヒドロキシプロピルメチルセルロースの少なくとも一方であることが望ましい。また粒状肥料としては、樹脂で被覆されてなる被覆肥料が望ましい。
粒状肥料と、水溶解性が20℃で0.1重量%以上の多糖類系高分子化合物とは、水稲の本田移植20日前から直前までのいずれかの時期に施用することが好ましい。
そしてまた本発明によれば、前記記載の粒状肥料施用方法が施されてなることを特徴とする水稲苗床が提供される。
また本発明によれば、上記の水稲苗床で水稲苗を栽培することを特徴とする水稲栽培方法が提供される。
さらに本発明によれば、粒状肥料と、水溶解性が20℃で0.1重量%以上の多糖類系高分子化合物とを混合してなることを特徴とする水稲育苗箱用の肥料組成物(以下、本発明肥料組成物と記すこともある。)が提供される。粒状肥料に対する前記の多糖類系高分子化合物の混合割合としては、0.01〜10重量%の範囲が好ましい。
また本発明によれば、粒状肥料を水稲育苗箱の表土に定着させるための固着剤としての水溶解性が20℃で0.1重量%以上の多糖類系高分子化合物の使用が提供される。
本発明に係る粒状肥料の施用方法では、粒状肥料と多糖類系高分子化合物とを水稲育苗箱の表土に施用し、水稲育苗箱の表土を灌水することによって、多糖類系高分子化合物で水稲育苗箱の表土に粒状肥料を固着させるので、育苗箱を傾けても粒状肥料がこぼれ落ちることが効果的に防止される。
第1の発明に係る粒状肥料施用方法は、粒状肥料と、水溶解性が20℃で0.1重量%以上の多糖類系高分子化合物とを育苗箱の表土に施用することが大きな特徴の一つである。自然に適合し水稲苗にほとんど影響を与えない前記の多糖類系高分子化合物を用いて、粒状肥料を育苗箱の表土に固着させるので、水稲苗の生育を阻害することなく粒状肥料の育苗箱からの落下を防止できるようになる。また粘土鉱物であるベントナイトを固着剤として用いた場合に比べて少ない添加量で粒状肥料を育苗箱の表土に固着させることができるようになる。粒状肥料と、水溶解性が20℃で0.1重量%以上の多糖類系高分子化合物の水稲育苗箱の表土への施用順序としては、粒状肥料を施用した後に前記の多糖類系高分子化合物を施用してもよいし、逆に前記の多糖類系高分子化合物を施用した後に粒状肥料を施用してもよい。あるいは、粒状肥料と前記の多糖類系高分子化合物とを同時に施用してももちろん構わない。
粒状肥料と、水溶解性が20℃で0.1重量%以上の多糖類系高分子化合物とを水稲育苗箱の表土に施用する際における粒状肥料の施用量としては、例えば、育苗箱当たり20〜1000g、好ましくは50〜500g等を挙げることができる。また前記の多糖類系高分子化合物の施用量としては、例えば、育苗箱当たり0.01〜20g、好ましくは0.1〜10g等が挙げられる。
粒状肥料と多糖類系高分子化合物との水稲育苗箱の表土への施用時期としては、通常、育苗開始直後から移植直前までのいずれの時期であってもよいが、本田移植20日前から直前までのいずれかの時期が好ましい。これは本田移植20日前以降は、本田移植などに備えて育苗箱を運搬等するため、育苗箱が傾けられることが多くなるからである。より好ましい施用時期は移植7日前から直前までのいずれかの時期である。
第1の発明に係る粒状肥料施用方法のもう一つの大きな特徴は、育苗箱の表土を灌水することにある。これによって前記の多糖類系高分子化合物が粘性溶液を形成し、粒状肥料を育苗箱の表土に固着するのである。通常は、粒状肥料と前記の多糖類系高分子化合物とを施用した後に、育苗箱の表土に灌水するのが望ましいが、灌水直後即ち育苗箱の表土に水が存在する状態の時に、粒状肥料と前記の多糖類系高分子化合物とを施用することも可能である。灌水の回数に特に限定はなく、所定期間ごとに複数回灌水しても構わない。灌水量としては、前記の多糖類系高分子化合物の種類及び施用量等に応じて適宜適正な量を選択・決定すればよい。例えば、育苗箱当たり50〜5000mlの範囲が挙げられ、好ましくは100〜1500mlの範囲が挙げられる。あまりに少量では多糖類系高分子化合物による粘性溶液の形成が不十分となる懸念があり、あまりに多量では潅水労力や肥料成分の流亡の面で不利である。具体的には例えば、水稲育苗箱の表土をジョウロ等で軽く灌水すればよい。潅水手段としてはジョウロの他、公知のノズル、パイプ、チューブ、ホース等を使用することができ、育苗箱の表土に対してほぼ均一な潅水が可能であれば種類および自動手動を問わない。また後述する実施例のように、一度灌水した後、数日後に再び灌水すると、育苗箱の表土への粒状肥料の固着強度が一層向上するので複数回の灌水が推奨されることもある。複数回潅水する場合の間隔としては例えば1時間〜7日の範囲が挙げられる。この潅水工程は、水稲苗が生育のため必要とする水分を供給することを目的とした従来の給水行為を兼ねることが出来る。水稲苗の生育段階、天候や植物の蒸散状態に応じて、本発明を完成させる工程としての潅水以外の給水操作を従来の育苗方法に準じ、育苗箱に対して行なっても良い。
本発明で使用する粒状肥料としては特に限定はなく従来公知のものを使用できる。例えば、従来公知の肥料を造粒したものが使用できる。肥料としては例えば、硝酸アンモニウム、尿素、硝酸カリウム、硫酸アンモニウム、硝酸石灰、硝酸アンモニウム石灰、イソブチルアルデヒド縮合尿素、アセトアルデヒド縮合尿素等の窒素質肥料、魚糟、干魚、骨粉、菜種・大豆の油粕、醤油・ビール等の搾り粕、乾燥菌体肥料等の有機質肥料、燐酸第一アンモニウム、燐酸第二アンモニウム、過燐酸石灰、重過燐酸石灰等の燐酸質肥料、生石灰、消石灰、硫酸カルシウム、炭酸カルシウム等の石灰質肥料、珪酸質肥料、苦土質肥料が挙げられる。これらの肥料の1種又は2種以上を混合・造粒して粒状肥料とする。
肥料の造粒方法としては従来公知の方法を用いることができる。例えば、肥料と造粒助剤、結合材、水等とを混合装置で混合した後、転動造粒法、圧縮造粒法、撹拌造粒法、押出造粒法、破砕型造粒法、流動層式造粒法等従来公知の造粒方法を用いて造粒する。ここで使用する造粒助剤としては、例えば、ベントナイトやクレイ、カオリン、セリサイト、タルク、酸性白土軽石、珪砂、ゼオライト、パーライト、バーミキュライト等の鉱物質;籾殻、おがくず、木質粉、パルプフロック、大豆粉などの植物質等が挙げられる。また結合材としては、例えば、アラビアゴム、アルギン酸ナトリウム、グリセリン、ゼラチン、ポリエチレングリコール等が挙げられる。使用する造粒助剤及び結合材は、造粒する肥料の種類や造粒強度等から適宜選択・決定すればよい。造粒された粒状肥料の粒径は、平均粒径で数mm程度であるのがよい。育苗箱の表土に散布する観点からは、好適には例えば、0.5〜4mm、より好適には例えば、2〜3mmである。これらは篩いを用いることにより、前記範囲内で任意の粒径を選択することができる。また粒状肥料の形状は球状、角状、円柱状いずれでもかまわないが、球状に近いものが好ましい。
また粒状肥料には、殺虫剤や殺菌剤等の病虫害防除に用いられる農薬や植物生長調節剤を含有させてもよく、これら農薬や植物生長調節剤を含む農薬製剤と配合することも可能である。
本発明で使用する粒状肥料は、肥料成分の溶出時期を調整するために、パラフィン類、油脂類、硫黄、各種の樹脂等でその表面を被覆してもよい。被覆方法としては格別の限定はなく、例えば特開平9−208355号に開示されているように、一定の粒径の粒状肥料を撹拌装置自身の回転により転動させながら、未硬化の熱硬化性樹脂を添加し、粒状肥料の表面上にて樹脂を硬化させて被膜を形成する方法、あるいは、特開平10−158084号に開示されているように、一定粒径の粒状肥料を噴流状態とし、熱可塑性樹脂の溶液を噴霧すると同時に、熱風にて乾燥する方法等が挙げられる。
被覆用樹脂としては、特開昭63−147888号、特開平2−275792号、特開平4−202078号、特開平4−202079号、特開平5−201787号、特開平6−56567号、特開平6−87684号、特開平6−191980号、特開平6−191981号、特開平6−87684号等に開示された各種の被覆用の樹脂から適宜選択して使用すればよい。具体的にはワックス、水溶性高分子、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂等が挙げられる。
ワックスとしては、例えば、カーボワックス、ヘキストロウ、蔗糖エステル、脂肪酸エステル等の合成ワックス、カルナウバワックス、ミツロウ、木ロウ等の天然ワックス、パラフィンワックス、ペトロラクタム等の石油ワックス等が挙げられる。
また熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリスチレン等のポリオレフィン、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリル酸、ポリメタアクリル酸、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステル等のビニル重合物、ブタジエン重合物、イソプレン重合物、クロロプレン重合物、ブタジエン−スチレン共重合物、エチレン−プロピレン−ジエン共重合物、スチレン−イソプレン共重合物等のジエン系重合物、エチレン−プロピレン共重合物、ブテン−エチレン共重合物、ブテン−プロピレン共重合物、エチレン−酢酸ビニル共重合物、エチレン−アクリル酸共重合物、エチレン−メタアクリル酸共重合物、エチレン−メタアクリル酸エステル共重合物、エチレン−一酸化炭素共重合物、エチレン−酢酸ビニル−一酸化炭素共重合物等のポリオレフィン共重合物、塩化ビニル−ビニルアセテート共重合物、塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合物等の塩化ビニル共重合物等が挙げられる。
熱硬化性樹脂としては、例えば、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、アルキド樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、ウレア・メラミン樹脂、尿素樹脂、シリコン樹脂等が挙げられる。
粒状肥料を上記被覆用の樹脂で被覆する際には、必要に応じてタルク、炭酸カルシウム、金属酸化物等の無機質粉末、耐候性改良剤、着色剤、結合剤、界面活性剤等を加えることもできる。
一方、本発明で使用する多糖類系高分子化合物としては水溶解性が20℃で0.1重量%以上のものであれば、特に限定はなく従来公知のものを使用でき、例えばカルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、酢酸セルロース等のセルロース誘導体、キサンタンガム、デキストリン、ペクチン、グアーガム(グァーガム)、タマリンドガム、カラギーナン、グリコーゲン、グルコマンナン、アルギン酸、アガロース等が挙げられる。これらの中でも特にキサンタンガム及びヒドロキシプロピルメチルセルロースの少なくとも一方の使用が推奨される。
多糖類系高分子化合物の、粒状肥料に対する施用割合は、多糖類系高分子化合物によって粒状肥料が育苗箱の表土に固着される範囲であればよく、粒状肥料の種類や大きさ、形状などから適宜決定すればよい。通常、粒状肥料に対する多糖類系高分子化合物の施用割合は0.01〜10重量%の範囲であり、より好ましい多糖類系高分子化合物の施用割合は0.1〜2重量%である。
次に、第2の発明に係る粒状肥料施用方法について説明する。この発明の施用方法が、第1の発明の施用方法と異なる点は、粒状肥料と多糖類系高分子化合物とを個別に施用するのではなく、粒状肥料と多糖類系高分子化合物とを混合して肥料組成物を予め作製し、この肥料組成物を育苗箱の表土に施用する点にある。以下、第1の発明と同じ構成についてはその説明を略し、第1の発明と異なる構成についてのみ説明する。
まず肥料組成物の製造において、粒状肥料と多糖類系高分子化合物との混合割合は、両者を個別に施用する場合と同様に、多糖類系高分子化合物によって粒状肥料が育苗箱の表土に固着される混合割合であればよく、粒状肥料の種類や大きさ、形状などから適宜決定すればよい。通常、粒状肥料に対する多糖類系高分子化合物の混合割合は0.01〜10重量%の範囲であり、より好ましい多糖類系高分子化合物の混合割合は0.1〜2重量%である。その理由および好適範囲は前記第1の発明の場合と同様である。
粒状肥料と多糖類系高分子化合物とを混合する方法としては、特に限定はなく従来公知の混合方法を用いることができる。混合装置としては、例えば、水平円筒型混合機やV型混合機、二重円すい型混合機等の容器回転型混合機;リボン型混合機や円すい型スクリュー混合機、気流撹拌型混合機等の容器固定型混合機等が挙げられ、粒状肥料や多糖類系高分子化合物の粒径や性状等を考慮して適宜選択すればよい。
本発明の水稲苗床は、前述の施用方法によって多糖類系高分子化合物で粒状肥料が表土に固着されていればよく、苗床に使用する培土の種類や層構成に特に限定はないが、一般に底から順に、床土層、肥料層、種籾層、覆土層を有する積層構造のものが好ましい。床土層は、苗を支持すると同時に育苗期間に必要な水分を保持する役割を果たし、例えば、天然土壌、人工培土、あるいは天然物や人工物からなる成形マットを用いることができる。また肥料層は肥料成分が含有されてなる。肥料成分は主として窒素成分であり、例えば、尿素、硝酸アンモニウム、硝酸苦土アンモニウム、塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、硝酸ソーダ、硝酸カルシウム、硝酸カリウム、石灰窒素、ホルムアルデヒド加工尿素肥料(UF)、アセトアルデヒド加工尿素肥料(CDU)、イソブチルアルデヒド加工尿素肥料(IBDU)、グアニール尿素(GU)が挙げられる。また、その他の肥料成分として、リン酸、カリウム、珪酸、マグネシウム、カルシウム、マンガン、ホウ素、鉄等をさらに含有していてもよい。尚、肥料と種籾とを混合して同時に充填し、肥料層と種籾層とを同一層としても構わない。覆土層は、床土層と同じ材質を用いても良いし、異なる材質を使用してもよく、通常、水稲育苗用に用いられている培土、例えば、洪積火山灰土壌等の天然培土の他に、バーミキュライト、ピートモス、椰子がら、パーライト、炭、ロックウール等を覆土として使用できる。市販の培土としては、例えば、くみあい黒粒培土(くみあい協友社製)、クレハ粒状培土D(呉羽化学社製)を用いることができる。
加えて、床土層や覆土層等に、病害虫や徒長抑止等への対応や、苗床の物理性や化学性を改善する等の目的で、殺菌剤や殺虫剤、植物成長調整剤、界面活性剤、pH調整剤等を本発明の効果を阻害しない範囲において更に添加してもよい。
市販の水稲用育苗箱(内寸で縦28cm×横58cm×深さ3cm)の場合を例にとると、育苗箱の底に厚さ2.7cm以下の床土層を設け、その上層に厚さ0.2〜1.5cmの肥料層を設け、催芽したイネ種籾を育苗箱あたり50〜200g播き、その上に厚さ0.1cm以上の覆土層を設け、覆土層の表面に粒状肥料を多糖類系高分子化合物で固着させることによって本発明の水稲苗床となる。種籾層の形成前には、その床土層に対して灌水を行うことが望ましい。ここでの潅水は、従来の育苗箱を用いた水稲栽培方法の中で水稲の生育に必要な水分供給および生育揃い向上を目的として床土層に対して行なわれ、水稲苗の生育に支障の無いよう従来の方法に従う。
前述の水稲用苗床を用いた本発明に係る水稲栽培方法は、従来の育苗箱における栽培方法に準じて栽培すればよい。これにより従来と同様の水稲の育苗が可能となると同時に、育苗箱の表土から粒状肥料がこぼれ落ちるのが効果的に防止され、本田移植後の水稲の順調な生育が達成できる。
本発明は、勿論水稲育苗箱の表土に粒状肥料を定着させるための多糖類系高分子化合物の使用(即ち、本発明使用)を含む。
以下、本発明を実施例によりさらに詳しく説明するが本発明はこれらの例に何ら限定されるものではない。
まず本発明肥料組成物の製造例を示す。
製造例1
粒状尿素(粒径2.0〜4.0mm)を、熱風発生機を付設した温度制御可能な転動型のコート装置に仕込み、転動させながら、約70℃に加熱する。次いで、ポリメリックMDI(住化バイエルウレタン(株)製、商品名:スミジュール44V10)、ポリエーテル型ポリオール(住化バイエルウレタン(株)製、商品名:スミフェンTM)、ポリエーテル型ポリオール(住化バイエルウレタン(株)製、商品名:スミフェン1600U)及び2,4,6トリス(ジメチルアミノメチル)フェノール(重量比47:28:24:1)の混合して得る未硬化ウレタン樹脂を、速やかに67℃で転動状態にある該粒状尿素に添加し、粒状尿素の重量に対して6.0重量%相当のポリウレタン樹脂被膜を当該粒状尿素の表面に形成させる。このように製造した粒状尿素に、キサンタンガム(CPkelco社製、商品名:ケルザンS)を重量%で1%になるように添加・混合することにより本発明肥料組成物を得る。
製造例2
硫安、硫酸加里、燐酸1アンモン、石膏、天然ドロマイトを重量比で428:323:76の割合で肥料原料を皿型造粒機へ投入し転動させ、次いで、燐酸液を使用して得たP濃度45%の0.5燐酸アンモニウムスラリーを肥料原料1000部に対して141部、67.5%の硝酸液195部をスプレーして添加する。次いで、アンモニアガス43部をガス管を使用して転動物内に添加させながら造粒する。乾燥、篩別して粒径2〜4mmの硝燐安系粒状複合肥料(肥料成分N:P:KO=13:10:12の粒状化成肥料)を得た後、キサンタンガム(CPkelco社製、商品名:ケルザンS)を重量%で1%になるように添加・混合することにより本発明肥料組成物を得る。
実施例1,2及び比較例1〜3
製造例1に記載される製造方法と基本的には同様な方法に準じて、下記の表1に示す各供試物質を、粒状被覆肥料に対して、表1に示す量を添加した後よく混合し肥料組成物を製造した。この肥料組成物を、育苗培土(住友化学製の「ノバテロン」)を詰めた育苗箱の表面に施用し、十分に灌水した。そして室内に2日間静置した後更に2回目の灌水を行った。翌日に育苗箱を垂直に立て落下する粒状肥料の粒を数え、各供試物質による粒状肥料の落下防止効果を調べた。結果を表1に合わせて示す。
「ケルザンS」:CPkelco社製のキサンタンガム(水溶解性:95重量%以上(20℃))
「メトローズ60SH-600」:信越化学工業社製のヒドロキシプロピルメチルセルロース
(水溶解性:95重量%以上(20℃))
「ベントナイト富士」:豊順洋行社製のナトリウムモンモリロナイト
表1から明らかなように、「ケルザンS」、「メトローズ60SH-600」といった多糖類系高分子化合物を用いて粒状肥料を育苗培土に固着させた実施例1及び実施例2では、添加量が1%と少ない量で、育苗箱を垂直に立てたときに育苗培土から落下する粒状肥料を0.1%,0.5%と非常に少なく抑えることができた。
これに対して、何らの固着剤を用いなかった比較例3では、40.0%もの粒状肥料が、垂直に立てた育苗箱の育苗培土から落下した。また粘土鉱物である「ベントナイト富士」を用いて粒状肥料を育苗培土に固着させた比較例1,2では、固着剤を用いない場合に比べて粒状肥料の落下防止効果は認められたものの、添加量が3%である比較例1では25.0%もの粒状肥料が落下し、比較例2では粒状肥料の落下割合は1.0%であったもののベントナイト富士の添加量が10%と多かった。
実施例3及び比較例4〜6
製造例2に記載される製造方法と基本的には同様な方法に準じて、下記の表2に示す各供試物質を、粒状肥料(N:P:K:苦土=13:8:10:4)に対して、表2に示す量を添加した後よく混合し肥料組成物を製造した。この肥料組成物を、前記実施例と同様にして、育苗培土(住友化学製の「ノバテロン」)を詰めた育苗箱の表面に施用し、十分灌水した。そして室内に2日間静置した後更に2回目の灌水を行った。翌日に育苗箱を垂直に立て落下する粒状肥料の粒を数え、各供試物質による粒状肥料の落下防止効果を調べた。結果を表2に合わせて示す。
表2から明らかなように、多糖類系高分子化合物である「ケルザンS」を用いて粒状肥料を育苗培土に固着させた実施例3では、添加量が1%と少ない量で、育苗箱を垂直に立てたときに育苗培土から落下する粒状肥料を0.1%と非常に少なく抑えることができた。
これに対して、粘土鉱物である「ベントナイト富士」を用いて粒状肥料を育苗培土に固着させた比較例4と比較例5、及び何らの固着剤を用いなかった比較例6では、垂直に立てた育苗箱の育苗培土から2.0,1.1,1.4%と、実施例3に比べて多くの粒状肥料が落下した。
実施例4〜11
製造例1に記載される製造方法と基本的には同様な方法に準じて、下記の表3に示す各供試物質を粒状被覆肥料に対して、表3に示す量を添加した後よく混合し肥料組成物を製造した。この肥料組成物を、育苗培土(住友化学製の「ノバテロン」)を詰めた育苗箱の表面に施用し、表3の灌水量・灌水方法で7日間継続し灌水した。7日目の灌水後、1時間静置し育苗箱を垂直に立て落下する粒状肥料の粒を数え、各供試物質による粒状肥料の落下防止効果を調べた。結果を表3に合わせて示す。
表3から明らかなように「ケルザンS」、「メトローズ60SH-600」といった多糖類系高分子化合物を用いて粒状肥料を育苗培土に固着させた実施例4〜11では、添加量が0.1%〜1%と少ない量で、灌水量が育苗箱当たり1000mlの7日間継続灌水でも固着効果が減退することなく、育苗箱を垂直に立てたときに育苗箱培土から落下する粒状肥料を0%〜0.49%と非常に少なく抑えることができた。
実施例12〜23
製造例1に記載される製造方法と基本的には同様な方法に準じて、下記の表4に示す各供試物質を粒状被覆肥料に対して、表4に示す量を添加した後よく混合し肥料組成物を製造した。
この肥料組成物を、育苗培土(住友化学製の「ノバテロン」)を詰めた育苗箱の表面に施用し、表4の灌水量・灌水方法で7日間継続し灌水した。7日目の灌水後、1時間静置し育苗箱を垂直に立て落下する粒状肥料の粒を数え、各供試物質による粒状肥料の落下防止効果を調べた。結果を表4に合わせて示す。
表4から明らかなように「ケルザンS」、「メトローズ60SH-600」といった多糖類系高分子化合物を用いて粒状肥料を育苗培土に固着させた実施例12〜23では、添加量が0.25%ないし1%で、1回の灌水量が育苗箱当たり500ml〜2000ml程度でも固着効果が減退することなく、育苗箱を垂直に立てたときに育苗箱培土から落下する粒状肥料を0%〜0.23%と非常に少なく抑えることができた。
本発明により、水稲育苗箱を運搬する際や田植え機に設置する際に育苗箱を傾けても、育苗箱の表土から粒状肥料が落下するのを抑えることが可能となる。

Claims (11)

  1. 水稲育苗箱における粒状肥料施用方法であって、
    粒状肥料と、水溶解性が20℃で0.1重量%以上の多糖類系高分子化合物とを水稲育苗箱の表土に施用する工程と、
    水稲育苗箱の表土を灌水する工程と
    を有することを特徴とする粒状肥料施用方法。
  2. 水稲育苗箱における粒状肥料施用方法であって、
    粒状肥料と、水溶解性が20℃で0.1重量%以上の多糖類系高分子化合物とを混合してなる肥料組成物を、水稲育苗箱の表土に施用する工程と、
    水稲育苗箱の表土を灌水する工程と
    を有することを特徴とする粒状肥料施用方法。
  3. 粒状肥料に対する、水溶解性が20℃で0.1重量%以上の多糖類系高分子化合物の割合が、0.01〜10重量%であることを特徴とする請求項1又は2記載の粒状肥料施用方法。
  4. 水溶解性が20℃で0.1重量%以上の多糖類系高分子化合物が、キサンタンガム及びヒドロキシプロピルメチルセルロースの少なくとも一方であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの請求項記載の粒状肥料施用方法。
  5. 粒状肥料が、樹脂で被覆されてなる被覆肥料であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかの請求項記載の粒状肥料施用方法。
  6. 粒状肥料と、水溶解性が20℃で0.1重量%以上の多糖類系高分子化合物とを、水稲の本田移植20日前から直前までのいずれかの時期に施用することを特徴とする請求項1〜5のいずれかの請求項記載の粒状肥料施用方法。
  7. 請求項1〜6のいずれかの請求項記載の粒状肥料施用方法が施されてなることを特徴とする水稲苗床。
  8. 請求項7記載の水稲苗床で水稲苗を栽培することを特徴とする水稲栽培方法。
  9. 粒状肥料と、水溶解性が20℃で0.1重量%以上の多糖類系高分子化合物とを混合してなることを特徴とする水稲育苗箱用の肥料組成物。
  10. 粒状肥料に対する、水溶解性が20℃で0.1重量%以上の多糖類系高分子化合物の混合割合が、0.01〜10重量%であることを特徴とする請求項9記載の肥料組成物。
  11. 粒状肥料を水稲育苗箱の表土に定着させるための固着剤としての、水溶解性が20℃で0.1重量%以上の多糖類系高分子化合物の使用。
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