JPH0440827A - 芝苗及びその製造方法 - Google Patents

芝苗及びその製造方法

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JPH0440827A
JPH0440827A JP2145949A JP14594990A JPH0440827A JP H0440827 A JPH0440827 A JP H0440827A JP 2145949 A JP2145949 A JP 2145949A JP 14594990 A JP14594990 A JP 14594990A JP H0440827 A JPH0440827 A JP H0440827A
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JP
Japan
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mat
water
grass
lawn
seedbed
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JP2145949A
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Yoshiyuki Hidawa
義行 飛田和
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YOSHIYUKI CORP
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YOSHIYUKI CORP
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は芝苗及びその製造方法、更に詳しくは保水性に
優れ、芝を育成し易いだけでたく、芝を発芽させた苗床
を他の場所に敷積するための移送時の芝枯れをも防止し
た芝苗及びその製造方法に関するものである。
[従来の技術] 従来から一定の場所で芝を育成し、発芽した芝を根がか
らんでいる土ごと他の場所に移送させ、移送先の場所に
その芝を敷積することが行なわれていた。
このような場合に、 芝を効率良く育成させることと、 育成して発芽した芝を枯らすことなく他の場所に移送さ
せることと、 移送させた芝を移送先で枯らさないこと、とが必要とさ
れている。
ここで更に詳しく説明すると、 [芝を効率良く育成させる」ためには、発芽前の種ある
いは発芽後の芝を病虫害から守ると共に、常に一定の水
分を発芽前の種あるいは発芽後の芝に与えておくことが
必要とされていた。
また「育成して発芽した芝を枯らすことなく他の場所に
移送させる」ためには、まず芝を根の回りにある土と共
に地面から剥離させ、かつ移送生芝が枯れないように常
に一定の水分を発芽後の芝に与えておくことが必要とさ
れていた。
更に「移送させた芝を移送先で枯らさない」ためには、
移送先の土に根の回りにある土と共に地面から剥離させ
た芝を馴染ませることが必要であった。
このような種々の必要性から、例えば特開昭53−75
035号公報に記載の発明のように、「破砕された樹皮
で構成された堆肥の薄層に根全体を侵入させ、その自体
を支持組織としてなる植生カーペット」が提供されてい
た。
この植生カーペットは、破砕された樹皮で構成された堆
肥中に種を混入させ、その種を堆肥中で発芽させること
によって、発芽した植物の根が堆肥中に侵入することと
なる。従って、発芽後の芝に関しては、この堆肥ごと地
面から剥離させ、かつ移送先の土の上に移植することに
よって、芝の育成及び移送、移植が極めて容易に行なえ
るものである。
[発明が解決しようとする課題] ただこのような特開昭53−75035号公報に記載の
発明では、発芽前の種あるいは発芽後の芝を病虫害から
守ると共に、常に一定の水分を発芽前の種あるいは発芽
後の乏に与えておくことが極めて困難であり、特に乾燥
期等における水分補給に著しい手間がかかることとなっ
ていた。
また更に、発芽後の芝を堆肥ごと地面から剥離させ、か
つ移送先の土の上に移植するまでの間にも、水分を補給
しないことには芝が枯れてしまうものの、この間の水分
補給にも著しい手間がかかることとなっていた。
そこで本発明は、発芽前の種あるいは発芽後の芝を病虫
害から守ると共に、常に一定の水分を保持することがで
きるようにして、芝を効率良く育成させ、かつ育成して
発芽した芝を枯らすことなく他の場所に移送させること
が容易に行なえ、更には移送させた芝を移送先で枯らさ
ないような芝苗及びその製造方法を提供することを目的
とする。
[課題を解決するための手段] 前述した目的を達成するために、本発明のうち、請求項
1に記載の発明は、破砕されたバージンバークで構成さ
れた堆肥の薄層中に粒状の吸水性樹脂を混入して形成し
たマットを苗床としたことを特徴とする芝苗を提供する
ものであり。
請求項2に記載の発明は、破砕されたバージンバークで
構成された堆肥の薄層中に粒状の吸水性樹脂を混入して
形成したマットを苗床とすると共に、このマットの下面
に直径2mm以下の通水孔を多数穿設したシートを設け
ことを特徴とする芝苗を提供するものである。
また請求項3に記載の発明は、バージンバークを粉砕し
て形成した堆肥中に芝の種と粒状の吸水性樹脂を混入し
たものをマーノド状に形成し、このマット中で芝を発芽
させ、発芽した後にはマットと発芽した芝とによって形
成される苗床を剥離することを特徴とする芝苗の製造方
法であり、請求項4に記載の発明は、バージンバークを
粉砕して形成した堆肥中に芝の種と粒状の吸水性樹脂を
混入したものをマット状に形成すると共に、このマット
の下面に直径2mm以下の通水孔を多数穿設したシート
を設け、このマット中で芝を発芽させ、発芽した後には
、マー、トと発芽した芝とによって形成される苗床をシ
ートから剥離することを特徴とする芝苗の製造方法に関
するものである。
[作用] 本発明に係る芝苗のうち請求項1に記載の芝苗は、破砕
されたバージンバークで構成された堆肥の薄層中に粒状
の吸水性樹脂を混入して形成したマットを苗床としたと
したものである。
またこのような苗床は、バージンバークを粉砕して形成
した堆肥中に芝の種と粒状の吸水性樹脂を混入したもの
をマット状に形成し、このマット中で芝を発芽させ、発
芽した後には、マットと発芽した芝とによって形成され
る苗床を剥離することによって得ることができるもので
ある。
ここでバージン八−りを用いるので、パーク中に樹脂が
混入しており、この樹脂によって発芽前の種あるいは発
芽後の芝を病虫害から守ることができるもである。
更に苗床中に粒状の吸水性樹脂を混入であるので、水分
を与えたときに、その水分がこの吸水性樹脂に吸収保持
されるので、仮りに乾燥するようなことがあっても、発
芽前の種あるいは発芽後の芝には吸水性樹脂中の水分が
供給されることなる。従って、苗床中に常に一定の水分
を保持することができるので、芝を効率良く育成させ、
かつ育成して発芽した芝を枯らすことなく他の場所に移
送させることが容易に行なえ、更には移送させた芝を移
送先で枯らさないものである。
また請求項2に記載の発明は、前述した苗床としてのマ
ットの下面に、直径2mm以下の通水孔を多数穿設した
シートを設けたものである。
このように形成すると、通水孔から下部に流れる水があ
るものの、シートによっても水分が保持されるので、よ
り水分保持の効果が向上する。
また更に、マー2トと発芽した芝とによって形成される
苗床をシートから剥離することとすると、芝の根がシー
ト下面に達することがないので剥離が容易に行なえるも
のである。
[実施例] 以下、本発明の実施例を、図示例と共に説明する。
第1図は発芽前の状態を示すマット状の苗床の断面図、
第2図は発芽後の状態を示すマット状の苗床の断面図、
第3図は通水孔を開けたシートを用いた発芽前の状態を
示すマット状の苗床の断面図である。
まず最初に、八−ジン八−り10を、粉末化しないよう
にして、最大直径が10mm程度となるように粉砕する
この直径については、大きくしすぎるとマット状の苗床
を形成しずらくなり、逆に小さくしすぎると通気性が低
下するので、最大直径が10mm程度が望ましいもので
ある。
次いでこのバージンバーク10を1m3に対して、約7
5kgの芝生の種20と、約2kgの吸水性樹脂30と
を混合させて混合物を形成する。
またここで吸水性樹脂30は、乾燥状態のものを混入す
るので、直径が約150〜250pm程度であるものの
、吸水することによって、最大2〜3 m m程度の直
径となるものである。また具体的には、住友化学工業株
式会社製の「イゲタゲルP(商品名、商標)」を用いる
と好適である。
更に必要に応じては、バージン八−りlOの1 m 3
に対して、石灰3kg、硫酸マグネシウム0.5kg、
あるいは複合肥料3kg等の適宜肥料を混入することも
できる。
次いでこの混合物を、混合状態のまま芝生の種20が発
芽する以前に、排水性に優れ、かつ水平状態となってい
る土壌の上に、約2cm程度の厚さに広げ、マット状の
苗床40を形成する(第1図参照)。
なおこのとき、マット状の苗床40を上面からプレスす
ると、散水による種20等の流出を防止することができ
る。
このような状態とした後に、散水と必要に応じて窒素を
含んだ肥料の添加を行なう。
このときに、本発明に係るマー7ト状の苗床40では、
バージンバークlOを用いているので、樹脂あるいは樹
液等を含んだ状態であり、この樹脂あるいは樹液等によ
って、発芽前の種20あるいは発芽後の芝を病虫害から
守ることができるもである、もちろんバーク10を用い
たことの効果として、水分の蒸発を抑えるものの、通気
性が良いという効果もある。
また吸水性樹脂30を混入しであるので、頻繁な散水を
必要とせず、管理の容易化を図ることができるものであ
る。更に特に高温度の地域で栽培すると、高温度によっ
て発育が早くなるものの、散水に要する手間が省け、効
率の良い育成が図れるものである。
このようにマット状の苗床40を形成し、かつ散水と必
要に応じて窒素を含んだ肥料の添加を行なっていると、
約4〜6週間で発芽し、芝50が育つこととなる(第2
図参照)。
そこでこの状態で出荷することも可能であるものの、好
ましくはこの最初の発芽時に一旦芝50を刈り、更に1
〜2週間経過した時に芝50を刈り取ると同時に出荷の
準備を行なうこととすると、根60が充分に苗床40中
に張り、苗床40を育成した土壌から剥離し易くなるも
のである。
もちろんこれ以上の期間に渡って最初の育成箇所で育成
を続けると、芝50がより丈夫なものとなる。
なおこのように苗床40を育成した土壌から剥離させる
前には、苗床40に充分散水し、吸水性樹脂30中に充
分水分を吸収させておくと、土壌から剥離させた後、移
送先に植える迄の間の散水が不要となるものである。
またこのような芝50の育成中に、マット状の苗床40
の下面に直径2mm以下の通水孔71を多数穿設したシ
ート70を設けると、散水された水分が土壌中に逃げる
ことを適度に防止できるので、更に保水性が向上すると
共に、土壌からの剥離も行ない易いこととなる(第3図
参照)。
なおここで通水孔71は、3cm〜5cm程度のピッチ
でシート70に穿設すると、大量の水は下部の土壌中に
逃がすものの、必要な保水性が担保できるものである。
またここで通水孔71を2mmよりも大きくすると芝5
0の根60が通水孔71から土壌中に張ってしまうので
、土壌からの剥離が行ないにくくなる0次いでこのよう
にして芝50が発芽したマット状の苗床40は、土壌か
ら剥離した後、平板状のまま、あるいはロール状に巻か
れた状態で、保存し、適宜時期をみて出荷することとな
る。また平板状で保存する場合には、苗床40の芝50
側相互、根60側相互が接触するようにして順次表裏を
逆に積層しておくことによって、水分を逃がさず、効率
的な保存が行なえるものである。更に苗床40をロール
状に巻いた場合には、そのロールの状態で保存すると水
分を逃がさず、効率的な保存が行なえるものである。
またこのようにして土壌から剥離された苗床40は、移
送先に運ばれた後、その移送先の地面の上に並べられ、
その移送先で育つこととなる。
またこのように移送先に植えられた場合であっても、吸
水性樹脂30によって散水回数の低減を図ることができ
るだけでなく、バークlOによって水分の蒸発を低減す
ることができ、管理が極めて容易なものとなる。
また更に数年を経過し、バーク10が分解すると、この
分解した八−り10が腐食士になって土壌の記法化を図
ることともなる。
なお以上の説明において、バージン/ヘーク10とは、
いまだこのような用途に用いられていないバークを指す
ものであって、必ずしも樹木から剥ぎ取った直後を指す
ものではない。
[発明の効果] 以上説明したように1本発明は、発芽前の種あるいは発
芽後の芝を病虫害から守ると共に、常に定の水分を保持
することができるようにして芝を効率良く育成させ、か
つ育成して発芽した芝を枯らすことなく他の場所に移送
させることが容易に行なえ、更には移送させた芝を移送
先で枯らさないような芝苗及びその製造方法を提供した
ものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すものであって、第1図は発
芽前の状態を示すマット状の苗床の断面図、第2図は発
芽後の状態を示すマット状の苗床の断面図、第3図は通
水孔を開けたシートを用いた発芽前の状態を示すマット
状の苗床の断面図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、破砕されたバージンバークで構成された堆肥の薄層
    中に粒状の吸水性樹脂を混入して形成したマットを苗床
    としたことを特徴とする芝苗。 2、破砕されたバージンバークで構成された堆肥の薄層
    中に粒状の吸水性樹脂を混入して形成したマットを苗床
    とすると共に、このマットの下面に直径2mm以下の通
    水孔を多数穿設したシートを設けことを特徴とする芝苗
    。 3、バージンバークを粉砕して形成した堆肥中に芝の種
    と粒状の吸水性樹脂を混入したものをマット状に形成し
    、このマット中で芝を発芽させ、発芽した後には、マッ
    トと発芽した芝とによって形成される苗床を剥離するこ
    とを特徴とする芝苗の製造方法。 4、バージンバークを粉砕して形成した堆肥中に芝の種
    と粒状の吸水性樹脂を混入したものをマット状に形成す
    ると共に、このマットの下面に直径2mm以下の通水孔
    を多数穿設したシートを設け、このマット中で芝を発芽
    させ、発芽した後には、マットと発芽した芝とによって
    形成される苗床をシートから剥離することを特徴とする
    芝苗の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0662655A (ja) * 1992-08-11 1994-03-08 Jiro Umehara 芝マット製造方法
JP2004305203A (ja) * 2003-03-27 2004-11-04 Ishizawa Shoji:Kk 芝草類の植生方法

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